JP6858354B1 - 切削インサート - Google Patents

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Abstract

【課題】経済性に優れた多コーナに形成されていても、切りくず排出性に優れた切削インサートを提供する。【解決手段】上面5と周側面7とが交差する第1稜線R1は、等間隔に配置された複数のコーナA,B,C,D,E,F,G,Hと、隣り合う該コーナの間に一つずつ配置された複数の主切れ刃50と、を含んでいる。隣り合うコーナの間隔は、稜線の内接円の直径の60%以下である。各々の主切れ刃50は、直線状に形成された第1切れ刃51と、直線状に形成された第2切れ刃52と、を含んでいる。第2切れ刃52の長さL2は、第1切れ刃51の長さL2の半分以下であり、かつ第1切れ刃51の延長線よりも切削インサート2の中心側に位置している。周側面7は、第1切れ刃51に臨む第1側面71と、第2切れ刃52に臨む第2側面72と、を含んでいる。第1側面71は、第2側面72よりも逃げ角が小さい。【選択図】図10

Description

本発明は、正面フライス工具等の転削工具に用いる切削インサートに関する。
正面フライス工具等の転削工具は、工作機械の主軸に装着されて回転駆動される円盤状の工具本体と、該工具本体の外周部に設けられたポケットに装着されて被削材を切削する複数の切削インサートと、を備えている。正方形や正三角形の切削インサートは、ねじ孔を軸に回転対称に形成され、複数の切れ刃を交換して使用できる。切れ刃の数が多い正八角形や正六角形の切削インサートは、正方形や正三角形の切削インサートよりもさらに経済性に優れている。
しかるに、内接円が同径であればコーナが増えるほど各々の切れ刃の長さが短くなるため、切れ刃の数が多い切削インサートでは、切れ刃の形状が単調になる傾向にある。例えば、引用文献1に開示された正八角形の切削インサートは、左右対称の単調な直線である。
国際公開第2009/096516号
被削材を切削する際に発生する切りくずを、転削工具から外部へスムーズに排出できるか否かは、切れ刃の形状に左右される。大部分の切りくずは、すくい面から工具本体の回転中心へ向かって流出し、ポケットの壁面に反射してポケット外へ排出される。しかしながら、被削材の形状によってはまれに、一部分の切りくずが、工具本体の回転中心ではなく切削インサートの逃げ面に向かうことがある。切削インサートの逃げ面と被削材の仕上げ面との間のスペースが小さいと、当該スペースに切りくずが噛み込んでしまうおそれがある。
そこで、本発明は、経済性に優れた多コーナに形成されていても、切りくず排出性に優れた切削インサートを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る切削インサートは、上面と、該上面とは反対側の下面と、上面及び下面を繋ぐ周側面と、を有している。上面と周側面とが交差する稜線は、等間隔に配置された複数のコーナと、隣り合う該コーナの間に一つずつ配置された複数の切れ刃と、を含んでいる。隣り合うコーナの間隔は、稜線の内接円の直径の60%以下である。各々の切れ刃は、直線状に形成された第1切れ刃と、直線状に形成された第2切れ刃と、を含んでいる。第2切れ刃は、第1切れ刃の半分以下の長さであり、かつ第1切れ刃の延長線よりも切削インサートの中心側に位置している。周側面は、第1切れ刃に臨む第1側面と、第2切れ刃に臨む第2側面と、を含んでいる。第1側面は、第2側面よりも逃げ角が小さい。
この態様によれば、逃げ面側に向かう切りくずを第2切れ刃の逃げ面と仕上げ面との間のスペースから排出できる。第2切れ刃は、すくい面において第1切れ刃よりも中心側に退避し、逃げ面において第1切れ刃よりも逃げ角が大きくなるように構成されている。第2切れ刃の逃げ面と仕上げ面との間のスペースを大きく確保できるため、経済性に優れた多コーナの切削インサートであっても、切りくず排出性を向上させることができる。
上記態様において、第2側面は、第1側面を挟んで切れ刃とは反対側まで延在していてもよい。周側面は、切れ刃とは反対側から第2側面に臨む第3側面をさらに含んでいてもよい。第3側面は、切削インサートの中心側に向かって窪んだ湾曲面に形成されていてもよい。
この態様によれば、第3側面が第2側面よりもさらに窪んでいるため、逃げ面である周側面と仕上げ面との間のスペースをより大きく確保できる。
上記態様において、周側面は、第3側面と下面とを繋ぐ第4側面をさらに含んでいてもよい。第4側面は、第1側及び第2側面よりも逃げ角が小さくてもよい。
この態様によれば、第4側面の逃げ角が小さいため、下面の輪郭が明確になる。切削インサートの取付けミスを未然に防ぐことができる。切削インサートは、転削工具のポケットに設けられたチップ座に装着される。切削インサートの下面及び周側面は、チップ座の座面及び拘束面にそれぞれ当接する。切削インサートの下面の輪郭が不明瞭であると、作業者が切削インサートを誤って取り付けて、下面がチップ座の拘束面に乗り上げてしまうことがある。
上記態様において、全てのコーナは、下面からの高さが互いに同一であってもよい。
コーナの数が増えるほど、下面から切れ刃までの高さに変化をつけにくくなる。この態様によれば、隣り合うコーナの高さが同一で、切れ刃の高さに変化をつける必要がないため、多コーナであっても製造性に優れている。
上記態様において、第1側面は、隣接するコーナから遠ざかるに従って幅狭になるように形成されていてもよい。
この態様によれば、コーナに近い領域では、逃げ角が小さい第1側面が幅広であるため第1切れ刃が肉厚になって欠損しにくい。コーナから遠い領域では、第1切れ刃と第2側面との間に位置した第1側面が幅狭であるため、第2側面が第1切れ刃に近づいて切りくずを排出しやすい。切れ刃の耐久性と切りくず排出性とを両立できる。
本発明によれば、経済性に優れた多コーナに形成されていても、切りくず排出性に優れた切削インサートを提供することができる。
図1は、本発明の各実施形態の切削インサートが装着される転削工具の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態の切削インサートの一例を示す斜視図である。 図3は、図2に示された切削インサートの上面を示す平面図である。 図4は、図2に示された切削インサートの下面を示す底面図である。 図5は、図3に示された第1切れ刃及び第2切れ刃を拡大して示す平面図である。 図6は、図2に示された切削インサートの周側面を示す側面図である。 図7は、図3中のI−I線及びII−II線に沿う輪郭を重ねて示す図である。 図8は、本発明の第2実施形態の切削インサートの一例を示す斜視図である。 図9は、図8に示された切削インサートの周側面を示す側面図である。 図10は、図8に示された第1切れ刃及び第2切れ刃を拡大して示す平面図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本発明の各実施形態の切削インサート2は、主切れ刃50が第1切れ刃51と第2切れ刃52とを含んでいる。第2切れ刃52は、第1切れ刃51よりも切削インサート2の中心側に位置し、逃げ面の逃げ角が第1切れ刃51よりも逃げ角が大きいことが特徴の一つである。第2切れ刃52において、逃げ面と仕上げ面との間のスペースを大きく確保することができるため、多コーナであっても切りくず排出性に優れている。以下、図1から図10を参照して各構成について詳しく説明する。
図1は、本発明の各実施形態の切削インサートが装着される転削工具1の一例を示す斜視図である。転削工具1は、例えば正面フライス工具であって、円盤状に形成された工具本体(カッタボディ)3と、工具本体3の外周部に装着される複数の切削インサート2と、を備えている。転削工具1は、正面フライスに限定されず、他種の転削工具であってもよい。
図1に示すように、工具本体3の外周部には、等間隔にポケット(凹部)4が設けられている。各々のポケット4には、切削インサート2を装着するためのチップ座40が設けられている。チップ座40は、座面41と、座面41から起立した拘束面42と、を有している。座面41は、後述する切削インサート2の下面6に当接し、拘束面42は、後述する切削インサート2の周側面7に当接する。切削インサート2は、締付けねじS等でチップ座40に固定されている。
[第1実施形態]
図2は、本発明の第1実施形態の切削インサート2の一例を示す斜視図である。図2に示すように、切削インサート2は、上面5と、上面5とは反対側の下面6と、上面5及び下面6を繋ぐ周側面7と、を有し、上面5及び下面6を貫通するねじ孔が形成されている。
上面5及び下面6は、ねじ孔の中心を軸にして回転対称に形成されている(図示した例では、45°対称)。以下の説明において、ねじ孔の中心を通る直線を切削インサート2の中心軸Oと呼び、中心軸Oに近い側を切削インサート2の中心側と呼び、中心軸Oから遠い側を切削インサート2の外周側と呼ぶ。
図3は、図2に示された切削インサート2の上面5を示す平面図である。図示した例では、上面5と周側面7とが交差する第1稜線R1が、等間隔に配置された複数のコーナA,B,C,D,E,F,G,Hを含む略正八角形に形成されている。なお、第1稜線R1の形状は図示した例に限定されず、六角形であってもよいし、十角形であってもよい。第1稜線R1の形状については、後で詳しく説明する。
図3に示すように、隣り合うコーナの間すなわち各辺AB,BC,CD,DE,EF,FG,GH,HAには、切れ刃の一例である主切れ刃50が一つずつ配置されている。図示した例では、各々のコーナA,B,C,D,E,F,G,Hにコーナ刃53が形成されている。コーナ刃53は、円弧状に形成され、隣り合う主切れ刃50と主切れ刃50とを滑らかに繋いでいる。図4は、図2に示された切削インサート2の下面6を示す底面図である。図4に示すように、下面6と周側面7とが交差する第2稜線R2は、第1稜線R1と同様に、略正八角形に形成されている。以下の説明において第2稜線R2の一辺に平行な仮想線をR2´とする。
図5は、図3に示された第1切れ刃及び第2切れ刃を拡大して示す平面図である。図5に示すように、主切れ刃50は、直線状に形成された第1切れ刃51と、同じく直線状に形成された第2切れ刃52と、を含んでいる。第1切れ刃51と第2切れ刃52との間の隙間を円弧状の切れ刃で繋いでもよい。
第2切れ刃52は、第1切れ刃51に対して僅かに傾斜し、第1切れ刃51の延長線よりも切削インサート2の中心側に位置している。詳しく述べると、第2稜線R2に平行な仮想線R2´と第1切れ刃51とがなす角θ1は、仮想線R2´と第2切れ刃52とがなす角θ2よりも大きい。図示した例では、θ1が3°であり、θ2が0.4°である。
第1切れ刃51は、第2切れ刃52よりも長い。詳しく述べると、コーナ刃53の曲線から直線に切り替わる変曲点を第1切れ刃51の起点かつ第2切れ刃52の終点とし、第1切れ刃と第2切れ刃とを繋ぐ微小な曲線の中点を第1切れ刃51の終点かつ第2切れ刃52の起点とする。このとき、第2切れ刃52の長さL2は、第1切れ刃51の長さL1の半分以下である。
図6は、図2に示された切削インサート2の周側面7を示す側面図である。図6に示すように、全てのコーナA,B,C…は、下面6からの高さZが互いに同一である。図示した例では、周側面7が、第1側面71、第2側面72、第3側面73及び第4側面74を含んでいる。
第1側面71は、第1切れ刃51に臨むように形成されている。第2側面72は、第2切れ刃52に臨むように形成されている。第2側面72は、第1側面71を挟んで主切れ刃50(第1切れ刃51)とは反対側まで延在している。換言すると、第2側面72は、第1側面71の下側(上面5から下面6へ向かう側)の領域にも広がっている。
第3側面73は、上面5及び下面6に平行な帯状であり、切削インサート2の中心側に向かって窪んだ湾曲面に形成されている。第3側面73は、下側(主切れ刃50とは反対側)から第2側面72に臨むように形成されている。第4側面74は、第3側面73と下面6とを繋いでいる。
つまり、上面5から下面6に向かって、第2側面72、第3側面73及び第4側面74が順に並んでいる。第2側面72の一部は、第1切れ刃51に沿って形成された第1側面71に置換されている。第1側面71の幅Wは、隣接するコーナ(例えば、コーナC)から遠ざかるに従って幅狭になるように形成されている。
第4側面74は、上面5及び下面6に平行な帯状に形成されている。切削インサート2の中心軸Oに対して第4側面74が傾斜した角度Δは、第1側面71の逃げ角α(図7に示す)及び第2側面72の逃げ角β(図7に示す)よりも小さく形成されている。第4側面74の傾斜角Δが小さいと、下面6の輪郭である第2稜線R2が明確になるため、切削インサート2を取付けやすい。
図7は、図3中のI−I線及びII−II線に沿う輪郭を重ねて示す図である。図7に示すように、第1側面71の逃げ角αは、第2側面72の逃げ角βよりも小さく形成されている。隣接するコーナに近い領域では、逃げ角αが小さい第1側面71が幅広であるため第1切れ刃51が肉厚になって欠損しにくい。隣接するコーナから遠い領域では、第1切れ刃51と第2側面72との間に位置した第1側面71が幅狭であるため、第2側面72が第1切れ刃51に近づいて切りくずを排出しやすい。
第1側面71の逃げ角αが第2側面72の逃げ角βよりも小さいため、第1側面71と第2側面72とが交差する第3稜線R3は、切削インサート2の外方に向かって凸になっている。第1切れ刃51から発生した切りくずは、第3稜線R3を越えなければ、第2側面72と仕上げ面との間のスペースに移動できない。外方への第3稜線R3の突出量は、第1側面71の幅Wに比例する。前述したように、第1側面71の幅Wは、隣接するコーナから遠ざかるに従って幅狭になる。第2切れ刃52の近傍では、第3稜線R3の突出量が小さくなるため、切りくずを排出しやすい。
以上のように構成された本発明の第1実施形態の切削インサート2及び該切削インサート2を備えた転削工具1は、すくい面である上面5から見たとき、第2切れ刃52が、第1切れ刃51よりも中心側に退避している。逃げ面である周側面7から見たとき、第2切れ刃52の第2側面72が、第1切れ刃51の逃げ面である第1側面71よりも逃げ角が大きくなるように構成されている。
第2側面72と仕上げ面との間のスペースを大きく確保できるため、経済性に優れた多コーナの切削インサート2であっても、切りくず排出性を向上させることができる。第2側面72よりもさらに窪んだ第3側面73において、逃げ面と仕上げ面との間のスペースをより大きく確保できる。
しかるに、コーナA,B,C…の数が増えるほど、隣り合うコーナAB,BC…の間に形成される主切れ刃50の長さが短くなる。例えば、正方形ABCDの切削インサートでは、隣り合うコーナの間隔すなわち各辺AB,BC,CD,DAの長さは、内接円の直径の100%になる。正五角形ABCDEの切削インサートでは、隣り合うコーナの間隔AB,BC…は、内接円の直径の72.7%になる。正六角形ABCDEFの切削インサートでは、隣り合うコーナの間隔AB,BC…は、内接円の直径の57.7%になる。
正七角形ABCDEFGの切削インサートでは、隣り合うコーナの間隔AB,BC…は、内接円の直径の48.2%になる。正八角形の切削インサートABCDEFGHでは、隣り合うコーナの間隔AB,BC…は、内接円の直径の41.4%になる。正九角形ABCDEFGHIの切削インサートでは、隣り合うコーナの間隔AB,BC…は、内接円の直径の36.4%になる。正十角形ABCDEFGHIJの切削インサートでは、隣り合うコーナの間隔AB,BC…は、内接円の直径の32.5%になる。
第1実施形態によれば、隣り合うコーナとコーナとの間隔AB,BC…が狭くても切りくず排出性に優れた切削インサート2を構成できるため、コーナ間AB,BC…が、内接円の直径の60%以下であってもよい。換言すると、本発明の切削インサート2は、正六角形以上の正多角形であってもよい。本発明は、経済性に優れた正六角形から正十角形の切削インサート2に好適である。
[第2実施形態]
続いて、図8から図10を参照して本発明の第2実施形態の転削工具1について説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。図8は、本発明の第2実施形態の切削インサート2の一例を示す斜視図であり、図9は、図8に示された切削インサート2の周側面7を示す側面図である。第2実施形態は、周側面7が研削加工されている点が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、図9に示すように、第1側面71と第2側面72とが交差する第3稜線R3が直線状になる。図8に示すように、コーナA,B,C,D,E,F,G,Hには、直線状のチャンファ(面取り)54が形成されている。隣り合う主切れ刃50と主切れ刃50との隙間は、直線状のチャンファ54が繋いでいる。
図10は、図8に示された第1切れ刃51及び第2切れ刃52を拡大して示す平面図である。第1実施形態と同様に、第2切れ刃52は、第1切れ刃51の延長線よりも中心側に退避している。第2切れ刃52の長さL2は、第1切れ刃51の長さL1の半分以下である。なお、図示した例では、第1切れ刃51と第2切れ刃52との間に隙間がない。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、多コーナに形成されていても、切りくず排出性に優れた切削インサート2を提供することができる。第2実施形態では、周側面7を研削するため、第1実施形態よりも寸法精度に優れている。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…転削工具、2…切削インサート、3…工具本体、4…ポケット、5…上面、6…下面、7…周側面、40…チップ座、41…座面、42…拘束面、50…主切れ刃(切れ刃の一例)、51…第1切れ刃、52…第2切れ刃、53…コーナ刃、54…チャンファ、71…第1側面、72…第2側面、73…第3側面、74…第4側面、A,B,C,D,E,F,G,H…コーナ、AB,BC,CD,DE,EF,FG,GH,HA…辺、L1…第1切れ刃の長さ、L2…第2切れ刃の長さ、O…中心軸、R1…第1稜線、R2…第2稜線、R2´…第2稜線の平行線、R3…第3稜線、S…締結ねじ、Z…コーナの高さ、α…第1側面の逃げ角、β…第2側面の逃げ角、Δ…第4側面の傾斜角、θ1…第1切れ刃の角度、θ2…第2切れ刃の角度。

Claims (4)

  1. 上面と、該上面とは反対側の下面と、前記上面及び前記下面を繋ぐ周側面と、を有し、
    前記上面と前記周側面とが交差する稜線は、等間隔に配置された複数のコーナと、隣り合う該コーナの間に一つずつ配置された複数の切れ刃と、を含み、
    隣り合う前記コーナの間隔は、前記稜線の内接円の直径の60%以下であり、
    各々の前記切れ刃は、直線状に形成された第1切れ刃と、直線状に形成された第2切れ刃と、を含み、
    前記第2切れ刃は、前記第1切れ刃の半分以下の長さであり、かつ前記第1切れ刃の延長線よりも切削インサートの中心側に位置し、
    前記周側面は、前記第1切れ刃に臨む第1側面と、前記第2切れ刃に臨む第2側面と、を含み、
    前記第1側面は、前記第2側面よりも逃げ角が小さく、
    前記第2側面は、前記第1側面を挟んで前記切れ刃とは反対側まで延在し、
    前記周側面は、前記切れ刃とは反対側から前記第2側面に臨む第3側面をさらに含み、
    前記第3側面は、前記切削インサートの中心側に向かって窪んだ湾曲面に形成されている
    切削インサート。
  2. 前記周側面は、前記第3側面と前記下面とを繋ぐ第4側面をさらに含み、
    前記第4側面は、前記第1側面及び前記第2側面よりも逃げ角が小さい、
    請求項に記載の切削インサート。
  3. 全ての前記コーナは、前記下面からの高さが互いに同一である、
    請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1側面は、隣接する前記コーナから遠ざかるに従って幅狭になるように形成され
    ている、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の切削インサート。
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