JP6857016B2 - 換気システム - Google Patents

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Description

この発明は、換気システムに関し、特に、室内を換気するように換気手段を制御する制御手段を備える換気システムに関する。
従来、室内の空気状態に基づいて、室内を換気するように換気手段を制御する制御手段を備える換気システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、室内と室外とを連通させる送風機(換気手段)と、湿度に感応して導電特性が変化する結露検知回路(検知部)と、結露検知回路からの検知信号に基づいて、湿度環境が高湿度であることを判断する結露判定手段と、結露判定手段により湿度環境が高湿度であると判断された際に、送風機の駆動を開始する切替手段および駆動回路と、を備える換気扇が開示されている。これにより、湿度環境が高湿度である際に、送風機により室内の高湿度の空気が室外に排出されるので、室内の湿度が低くなり、室内での結露の発生が抑制される。
特開平10−122614号公報
ここで、室内の温度が十分に高い場合には、湿度環境が高湿度であったとしても、結露するまでに室内の空気中に保持可能な水分量が十分に大きくなるため、結露は発生しにくい。しかしながら、上記特許文献1に記載の換気扇では、湿度環境が高湿度である場合に送風機の駆動が開始されてしまうため、結露は発生しにくい場合であっても送風機の駆動が開始されてしまうという不都合があると考えられる。つまり、上記特許文献1に記載の換気扇では、結露の発生を抑制することができるものの、不必要な換気手段の駆動が行われるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制することが可能な換気システムを提供することである。
この発明の一の局面による換気システムは、室内の空気状態を検知する検知部と、室内の空気を換気する換気手段と、室内の空気状態が第1条件を満たす場合に、所定時間結露判定モードに切り替わるように構成される制御手段とを備え、制御手段は、結露判定モードの実行中において、室内の空気状態が第1条件とは異なり、かつ第1条件よりも結露発生可能性が高い第2条件を満たした際に、室内の換気を開始するように換気手段を制御するように構成されている。
この発明の一の局面による換気システムでは、制御手段を、室内の空気状態が第1条件を満たす場合に、結露判定モードに切り替わるとともに、結露判定モードの実行中において、室内の空気状態が第1条件とは異なる第2条件を満たす場合に、室内を換気するように換気手段を制御するように構成する。これにより、たとえば、第1条件を結露が発生し得る状態であるか否かを判別可能な条件に設定し、第2条件を結露が実際に発生する可能性が高いか否かを判別可能な条件に設定することによって、第1条件においてある程度結露の発生し得る状態であることが予め判断された状態で、第2条件を結露が実際に発生する可能性が高いか否かが判断される。この結果、結露が発生しにくい状態で結露が発生する可能性が高いと判断されて、室内の換気が開始されてしまうのを抑制することができる。したがって、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制することができる。
上記一の局面による換気システムにおいて、好ましくは、第2条件は、第1条件を満たさない条件により構成されている。このように構成すれば、たとえば、第1条件を、現時点では結露が発生しにくいものの、状況が変化すれば容易に結露が発生してしまうような結露の発生し得る条件に設定し、第2条件を、第1条件から状況が変化して、結露が容易に発生する可能性が高い状態になったか否かを判別可能な条件(第1条件とは異なる条件)に設定することができる。これにより、第1条件と第2条件とにより、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制することが可能であると判別可能な範囲をより狭めることができる。この結果、より確実に、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制することができる。
上記一の局面による換気システムにおいて、好ましくは、第1条件および第2条件は、絶対湿度に関する絶対湿度条件または相対湿度に関する相対湿度条件の少なくとも一方を含む。このように構成すれば、結露が発生し得るか否かおよび結露の実際の発生可能性を判別しやすい絶対湿度条件または相対湿度条件の少なくとも一方に基づいて、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制するように換気手段を容易に駆動させることができる。
この場合、好ましくは、第1条件は、絶対湿度条件を含み、第2条件は、相対湿度条件を含む。このように構成すれば、たとえば、室内の空気状態としての絶対湿度が所定の絶対湿度以下であることを第1条件の絶対湿度条件にすることにより、室内の空気状態が低温状態(空気中に保持可能な水分量(飽和水蒸気量)が小さくなる状態)である場合に、容易に第1条件を満たすことが可能なように第1条件を設定することができる。これにより、第1条件を結露が発生し得る状態であるか否かを判別可能な条件にすることができる。また、結露判定モードの実行中であり室内が低温である状態において、たとえば、室内の空気状態としての相対湿度が所定の相対湿度以上であることを第2条件の相対湿度条件にすることにより、室内の空気状態が空気中に保持可能な水分量に余裕がない状態であり、空気中に保持できない水分が結露しやすい場合に、容易に第2条件を満たすことが可能なように第2条件を設定することができる。これにより、第2条件を結露が実際に発生する可能性が高いか否かを判別可能な条件にすることができる。これらのように、第1条件が絶対湿度条件を含み、第2条件が相対湿度条件を含むことによって、容易に結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制することができる。
上記第2条件が相対湿度条件を含む構成において、好ましくは、第2条件は、相対湿度条件および絶対湿度条件を含む。このように構成すれば、第2条件が、相対湿度条件だけでなく、第1条件と同様に絶対湿度に関する絶対湿度条件も含むことにより、第1条件と第2条件とを絶対湿度に基づいて関連付けることができる。これにより、第1条件と第2条件とを絶対湿度に基づいて明確に設定することができるので、第1条件と第2条件とに基づいて、一層確実に、容易に結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制することができる。
上記一の局面による換気システムにおいて、好ましくは、第2条件は、複数の異なる条件を含み、制御手段は、結露判定モードの実行中において、室内の空気状態が複数の異なる条件のいずれか1つを満たした際に、室内の換気を開始するように換気手段を制御するように構成されている。ここで、結露が発生している可能性が非常に高い室内の空気状態になった場合だけでなく、結露が発生している可能性がある程度高い室内の空気状態が継続した場合にも、結露が発生しやすいと考えられる。つまり、結露が発生している可能性が高い状態である条件として、複数の条件が存在し得る。そこで、本発明では、結露が実際に発生する可能性のある複数の条件を含むように第2条件を設定することによって、より確実に、結露の発生を抑制することができる。
上記一の局面による換気システムにおいて、好ましくは、制御手段は、室内の空気状態が第1条件を最後に満たしてから第1の期間、結露判定モードを実行し続けるように構成されている。すなわち、結露判定モードの実行中に新たに室内の空気状態が第1条件を満たす場合には、その時点から第1の期間、結露判定モードの実行を延長させる。このように構成すれば、たとえば第1条件を満たすことで、冬の時期などの室内に結露が発生しやすい環境と判断して結露判定モードを実行した後に、室内の湿度や温度が上昇して第1条件を満たさなくなっても、第1の期間以内に再度第1条件が満たされれば引き続き冬の時期であると判断することができる。これにより、冬の時期などの室内に結露が発生しやすい環境下において、長期間に亘って結露判定モードを実行し続けることができる。
上記一の局面による換気システムにおいて、好ましくは、制御手段は、室内の換気終了後に、室内の空気状態が第1条件および第2条件とは異なる第3条件を満たす場合に、第2の期間、結露判定モードを実行しないように構成されている。このように構成すれば、たとえば、換気手段による室内の換気では十分に換気できなかったことを判別可能なように第3条件を設定することによって、第3条件を満たす場合には、連続的に換気手段が駆動され続けるのを抑制することができる。
上記一の局面による換気システムにおいて、好ましくは、室内に配置され、熱源を有する加熱手段をさらに備え、制御手段は、加熱手段の駆動状態に基づく換気手段の制御を、結露判定モードの実行中における換気手段の制御よりも優先して行うように構成されている。このように構成すれば、加熱手段が駆動している際には、結露判定モードの実行中における換気手段の制御に拘わらず、換気手段を駆動させて加熱手段の熱を室内から室外に逃がすとともに、新たな空気を室外から室内に取り込むことができる。これにより、加熱手段における加熱を安全に行うことができる。
上記一の局面による換気システムにおいて、好ましくは、検知部と制御手段とを含み、換気手段とは別個に設けられた検知器をさらに備え、検知器の制御手段は、結露判定モードの実行中において、室内の空気状態が第2条件を満たした際に、検知器から換気手段に対して通信を行うことによって、室内の換気を開始するように換気手段を制御するように構成されている。このように構成すれば、換気手段を有する1つの機器内に検知部と制御手段とを配置する場合と異なり、検知部を換気手段から離れた位置に別個に配置することができるので、室内の空気状態を適切に判断可能な位置に検知部を配置することができる。また、検知部と制御手段とを検知器に共に設けることによって、検知部により検知された室内の空気状態を外部への通信なしに制御手段に送信することができる。
本発明によれば、上記のように、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気手段の駆動を抑制することができる。
本発明の一実施形態による換気システムの模式図である。 本発明の一実施形態による換気システムのブロック図である。 本発明の一実施形態による換気システムの制御フローである。 本発明の一実施形態による換気システムの制御フローである。 本発明の効果を確認するために行った換気実験の結果を示したグラフである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(換気システムの構成)
図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態による換気システム1の全体構成について説明する。
図1に示す換気システム1は、検知器2を備えている。換気システム1は、調理器3を備えている。換気システム1は、換気機器4を備えている。検知器2と、調理器3と、換気機器4とは、室内500に配置されている。検知器2は、室内500の空気の状態を検知するように構成されている。具体的には、検知器2は、ガス警報器である。調理器3は、熱源から発せられる熱により調理を行うように構成されている。換気機器4は、室内500の空気を換気するように構成されている。なお、調理器3は、特許請求の範囲の「加熱手段」の一例である。
(検知機器の構成)
図2に示すように、検知器2は、各種センサ21を備えている。検知器2は、表示部22を備えている。検知器2は、音声スピーカ23を備えている。検知器2は、通信部24を備えている。検知器2は、マイコン25を備えている。検知器2は、操作部26を備えている。検知器2は、制御手段27を備えている。検知器2は、記憶手段28を備えている。
各種センサ21は、煙を検知する煙センサ211、可燃性ガスを検知するガスセンサ212、COガスを検知するCO(一酸化炭素)センサ213、および、室内500の空気質を検知する空気質センサ214とを含んでいる。
各種センサ21は、さらに、室内500の温度を検知する温度センサ215と、室内500の湿度を検知する湿度センサ216とを含んでいる。温度センサ215は、室内500の乾球温度(気温)を検知するように構成されている。湿度センサ216は、室内500の相対湿度を検知するように構成されている。なお、温度センサ215および湿度センサ216は、特許請求の範囲の「検知部」の一例である。
表示部22は、複数の発光部(たとえば、LED)を含んでいる。表示部22は、煙センサ211による検知状態を報知する発光部221を含んでいる。表示部22は、ガスセンサ212による検知状態を報知する発光部222を含んでいる。表示部22は、COセンサ213による検知状態を報知する発光部223を含んでいる。表示部22は、空気質センサ214による検知状態を報知する発光部224を含んでいる。また、表示部22は、検知器2の電源の状態を報知する発光部225を含んでいる。
音声スピーカ23は、検知器2の状態(警告など)を、音声によりユーザに報知するために設けられている。
通信部24は、調理器3の後述する通信部32と通信可能に構成されている。通信部24は、換気機器4の後述する通信部42と通信可能に構成されている。通信部24を用いることにより、検知器2は調理器3および換気機器4の各々と通信可能である。また、通信部24は、種々の通信規格の通信モジュールを用いることができる。通信部24は、たとえば、Bluetooth(登録商標)通信モジュールを採用することができる。
マイコン25は、通信部24を制御するように構成されている。マイコン25は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。
操作部26は、検知器2に対して、ユーザが各種の入力操作を行えるように設けられている。操作部26は、たとえば、スイッチにより構成されている。
制御手段27は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御手段27は、主として、検知器2の各種制御を行うように構成されている。また、制御手段27は、制御手段36および46の少なくとも一方と連動して動作可能に構成されている。制御手段27の詳細については、後述する。
記憶手段28には、気温と相対湿度とに基づいて絶対湿度を取得するための絶対湿度取得マップと、WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)を取得するためのWBGT取得マップとが記憶されている。なお、WBGTとは、JIS Z8504に規格化された暑さ指数である。絶対湿度取得マップでは、気温と相対湿度とに基づいて絶対湿度を取得することが可能なように、所定の気温および相対湿度の場合の絶対湿度(g/m3)が記載されている。WBGT取得マップでは、気温と相対湿度とに基づいてWBGTを取得することが可能なように、所定の気温および相対湿度の場合のWBGT(℃)が記載されている。
(調理器の構成)
調理器3は、たとえば、ガスコンロである。なお、調理器3は、ガスコンロに限らず、ガス式の炊飯器や、電磁調理器など、熱により調理を行うための調理器を示す概念である。
調理器3は、加熱部31を含んでいる。調理器3は、通信部32を含んでいる。調理器3は、通信部32とは異なる通信部33を含んでいる。調理器3は、操作部34を含んでいる。調理器3は、表示部35を含んでいる。調理器3は、制御手段36を含んでいる。調理器3は、発光部37(図1参照)を含んでいる。
加熱部31は、右コンロ311と、後コンロ312と、左コンロ313と、グリル314とを含んでいる。右コンロ311、後コンロ312、左コンロ313、および、グリル314は、各々熱源として機能するものであり、可燃性ガスの燃焼により発熱するように構成されている。
通信部32は、通信部24と同一規格または互換性がある規格の通信部である。通信部32を用いることにより、調理器3は検知器2と通信可能である。
通信部33は、通信部32と異なる規格の通信部である。通信部33を用いることにより、調理器3は換気機器4と通信可能である。
操作部34は、ユーザが調理器3に対する各種操作を行うための操作部である。操作部34は、たとえば、スイッチにより構成されている。
表示部35は、調理器3に関する各種情報を表示するように構成されている。
制御手段36は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御手段36は、主として、調理器3の各種制御を行うように構成されている。
図1に示す発光部(LED)37は、調理器3の電源入切状態をユーザに報知するように構成されている。
(換気機器の構成)
換気機器4は、室内500の空気を室外に排気するためのレンジフードである。換気機器4は、ファンユニット41を含んでいる。換気機器4は、通信部42を含んでいる。換気機器4は、通信部43を含んでいる。換気機器4は、操作部44を含んでいる。換気機器4は、表示部45を含んでいる。換気機器4は、制御手段46を含んでいる。なお、換気機器4は、特許請求の範囲の「換気手段」の一例である。
ファンユニット41は、室内500の空気の入れ替えを行うために回転駆動されるファンである。ファンユニット41は、制御手段46により回転数が制御されるように構成されている。ファンユニット41は、4段階(OFF、弱、中および強)で回転駆動するように構成されている。「OFF」は、ファンユニット41が回転駆動しない状態(換気機器4の風量がない状態)を示している。「弱」、「中」、「強」では、この順に、ファンユニット41の回転数が大きくなり、換気機器4の風量が大きくなる。この結果、換気機器4の風量は、風量の大きさに応じた4段階のいずれかに設定可能である。
通信部42は、通信部24と同一規格または互換性がある規格の通信部である。通信部42を用いることにより、換気機器4は検知器2と通信可能である。
通信部43は、通信部42と異なる規格の通信部である。通信部43を用いることにより、換気機器4は調理器3と通信可能である。
操作部44は、ユーザが換気機器4に対する各種操作を行うための操作部である。
表示部45は、換気機器4に関する各種情報を表示するように構成されている。表示部45は、複数の発光部(たとえば、LED)を含んでいる。表示部45は、電源状態や、換気機器4の風量などの各種情報を報知するように構成されている。
制御手段46は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御手段46は、主として、換気機器4の各種制御を行うように構成されている。
(検知機器の制御手段の詳細な制御内容)
次に、検知器2の制御手段27の詳細な制御内容について説明する。
検知器2の制御手段27は、室内500において結露の発生の虞がある際に、室内500の換気を行わせるように換気機器4を制御するように構成されている。具体的には、制御手段27は、結露判定モードの実行中に、室内500の湿度(空気状態)が換気判定条件を満たす場合に、室内500の換気を行わせるように換気機器4を制御するように構成されている。以下より具体的に説明する。
(結露判定モード)
制御手段27は、室内500の湿度(空気状態)が結露判定条件を満たす場合に、結露判定モードに切り替わり、24時間、結露判定モードを実行し続けるように構成されている。この結露判定条件は、現時点では結露が発生しにくいが、状況の変化によっては結露が発生し得る条件である。結露判定条件は、たとえば、湿度が低くなりやすい日本の冬の季節などに満たされやすい条件である。ここで、結露判定条件を比較的空気中の水分量の少ない絶対湿度条件とすることにより、空気中の水分量が多くなる(絶対湿度が大きくなる)場合や、気温が低くなる場合には容易に水分量が飽和水蒸気量に到達しやすい条件にすることができる。つまり、結露判定条件は、状況が変化すれば容易に結露が発生し得る条件でもあり、前述の日本の冬のように室内外の温度差が比較的大きく、加湿などによって空気中の水分量が変化し易い状況では、結露が発生し得る条件である。具体的には、結露判定条件は、室内500の絶対湿度が7g/m3以下であるという第1絶対湿度条件である。
また、絶対湿度は、温度センサ215における気温の検知結果と、湿度センサ216における相対湿度の検知結果と、記憶手段28に記憶され、気温と相対湿度(%RH(relative humidity))との関係が示された絶対湿度取得マップとに基づいて、所定時間毎に制御手段27により取得される。なお、結露判定条件および24時間は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1条件」および「第1の期間」の一例である。
また、制御手段27は、結露判定モードの実行中において、室内500の湿度(空気状態)が結露判定条件(絶対湿度が7g/m3以下)を再度満たした場合には、再度満たした時点から、24時間、結露判定モードを実行し続けるように構成されている。この結果、制御手段27は、室内500の湿度(空気状態)が結露判定条件を最後に満たしてから24時間、結露判定モードを実行し続けるように構成されている。
(換気判定)
ここで、本実施形態では、制御手段27は、結露判定モードの実行中において、室内500の湿度(空気状態)が第1換気判定条件または第2換気判定条件のいずれか1つを満たした際に、室内500の換気を開始するように換気機器4を制御するように構成されている。この第1換気判定条件および第2換気判定条件は、結露が実際に発生する可能性が高い条件であり、室内500を加湿した際などに満たされやすい条件である。具体的には、第1換気判定条件は、室内500の絶対湿度が7g/m3より大きいという第2絶対湿度条件と、相対湿度が70%RH以上であるという第1相対湿度条件とを両方とも満たす条件である。また、第2換気判定条件は、室内500の空気状態としての絶対湿度が7g/m3より大きいという第2絶対湿度条件と、相対湿度が65%RH以上である状態が5分間継続したという第2相対湿度条件とを両方とも満たす条件である。なお、第1換気判定条件および第2換気判定条件は、共に特許請求の範囲の「第2条件」の一例である。
また、第1換気判定条件と第2換気判定条件とは、相対湿度に関する第1相対湿度条件および第2相対湿度条件をそれぞれ有している。また、第1換気判定条件と第2換気判定条件とでは、絶対湿度に関する第2絶対湿度条件は同一である一方、相対湿度に関する条件(第1相対湿度条件および第2相対湿度条件)は異なっている。なお、相対湿度が70%RH以上であるという第1相対湿度条件は、第2相対湿度条件とは異なり、継続的に相対湿度が70%RH以上である必要はない。つまり、一度でも相対湿度が70%RH以上に室内500の湿度が満たせば、第1相対湿度条件を満たしたと判断される。
また、結露判定条件の第1絶対湿度条件である「絶対湿度が7g/m3以下」と、第1換気判定条件および第2換気判定条件の第2絶対湿度条件である「絶対湿度が7g/m3より大きい」とは相反する条件になっている。つまり、第2絶対湿度条件は、第1絶対湿度条件を満たさない。この結果、第1換気判定条件および第2換気判定条件は、共に、結露判定条件を満たさない条件により構成されている。また、第1換気判定条件および第2換気判定条件は、共に、結露判定条件から状況が変化して、結露が容易に発生する可能性が高い状態になった場合である。
また、制御手段27は、換気機器4の制御を行う際には、通信部24および42を介した無線通信により、換気機器4のファンユニット41を駆動を開始させるとともに、駆動を1時間連続して行うような信号を送信する。これにより、換気機器4の制御手段46は、制御手段27の指示に基づいて、ファンユニット41を駆動を開始させるとともに、駆動を1時間連続して行う。また、この際、ファンユニット41は「弱」の風量で1時間駆動される。なお、ファンユニット41の風量は、「弱」以外の風量(つまり、「中」または「強」)でもよい。
この結果、室内500の高湿度の空気が室外に排出されて、室外の低湿度の空気が室内500に導入されるので、室内500の窓などにおいて結露が発生するのが抑制される。この際、結露判定条件を満たす、たとえば冬の季節などに限定して、結露抑制のための換気が行われるので、夏の季節など、結露の発生しにくい時期にも結露抑制のための換気が行われるのが抑制される。
(結露判定停止)
また、制御手段27は、結露判定モードの実行中において、換気機器4の駆動が1時間連続して行われた後に、換気機器4の駆動を終了させるとともに、結露判定モードを終了するように構成されている。そして、制御手段27は、換気機器4の駆動終了後(結露判定モード終了後)において、結露判定停止条件を満たす場合には、換気機器4の駆動終了後から3時間、結露判定モードを実行しない状態(結露判定停止状態)になるように構成されている。ここで、換気機器4の駆動終了後においても、室内500の湿度(水分量)が十分に下がりきらなかった場合に結露判定モードが実行されると、すぐに換気機器4が駆動されてしまう虞がある。つまり、換気機器4が連続的に駆動される虞がある。したがって、換気機器4が連続的に駆動されるのを抑制するために、結露判定停止条件を、換気機器4が連続的に駆動される可能性の高い条件に設定する。具体的には、結露判定停止条件は、相対湿度が63%RH以上であるという条件である。なお、結露判定停止条件は、特許請求の範囲の「第3条件」の一例である。
一方、換気機器4の駆動終了後(結露判定モード終了後)において、結露判定停止条件を満たさない場合には、換気機器4の駆動により室内500の湿度(水分量)を十分に下げることができたと考えられるので、制御手段27は、通常通りに、結露判定モードに切り替わるか否かの判断を行うように構成されている。
(熱籠り判定)
また、制御手段27は、結露判定モードとは別に熱籠り判定を行うように構成されている。つまり、制御手段27は、室内500の湿度(空気状態)が熱籠り判定条件を満たす場合に、熱籠りモードに切り替えて、室内500の換気を開始するように換気機器4を制御するように構成されている。この熱籠り判定条件は、室内500において熱中症が発症する可能性が高い条件である。具体的には、熱籠り判定条件は、室内500のWBGTが29℃以上であるという条件である。つまり、熱籠り判定条件は、室内500が主に高温かつ高湿度の状態の場合に満たす条件である。
これにより、熱中症が発生する可能性の高い場合に、制御手段27は換気機器4の制御を行う。具体的には、制御手段27は、通信部24および42を介した無線通信により、換気機器4のファンユニット41を駆動を開始させるような信号を送信する。これにより、換気機器4の制御手段46は、制御手段27の指示に基づいて、ファンユニット41を駆動を開始させる。なお、この際、ファンユニット41は「中」の風量で駆動される。なお、ファンユニット41の風量は、「中」以外の風量(つまり、「弱」または「強」)でもよい。
この結果、室内500の高温かつ高湿度の空気が室外に排出されて、室外の低温かつ低湿度の空気が室内500に導入されるので、室内500において熱中症が発症する可能性が低下する。
(熱籠りモード停止判定)
また、制御手段27は、熱籠りモードにおいて換気機器4を駆動させている状態において、室内500の湿度(空気状態)が熱籠りモード解除条件を満たす場合に、熱籠りモードを解除して、室内500の換気を終了させるように換気機器4を制御するように構成されている。この熱籠りモード解除条件は、室内500において熱中症が発症する可能性が低くなったと判断可能な条件である。具体的には、熱籠りモード解除条件は、室内500のWBGTが28℃未満であるという条件である。これにより、熱中症が発症する可能性が低い状態において、換気機器4が不必要に駆動されるのを防止することが可能である。
また、制御手段27は、熱籠りモードにおいて換気機器4を駆動させている状態において、熱籠りモードが解消されない場合には、換気機器4の駆動を1時間連続して行うように、換気機器4を制御するように構成されている。そして、制御手段27は、換気機器4の駆動が1時間連続して行った際に、換気機器4の駆動を終了させるとともに、熱籠りモードを終了するように構成されている。
その後、制御手段27は、換気機器4の駆動終了後(熱籠りモード終了後)において、室内500のWBGTが熱籠りモード解除条件を満たさない場合には、換気機器4の駆動終了後から3時間、熱籠りモードを実行しないように構成されている。ここで、換気機器4の駆動終了後においても、室内500が高温および高湿度の状態であった場合には、すぐに熱籠りモードが実行されて換気機器4が駆動されてしまう虞がある。つまり、換気機器4が連続的に駆動される虞がある。したがって、換気機器4が連続的に駆動されるのを抑制するために、熱籠りモード解除条件を満たさない場合には、所定の期間(3時間)熱籠りモードが実行されるのが抑制される。
一方、換気機器4の駆動終了後(熱籠りモード終了後)において、室内500のWBGTが熱籠りモード解除条件を満たす場合には、制御手段27は、通常通りに、熱籠りモードに切り替わるか否かの判断を行うように構成されている。
また、熱籠りモードに基づく換気機器4の駆動は、上記したように、室内500だけでなく室外も高温である場合に行われる。一方、結露判定モードの実行中における換気機器4の駆動は、室内500が低温になり得る場合(室内500がある程度高温でも、室外が低温である場合)に行われる。つまり、熱籠りモードに基づく換気機器4の駆動は、結露判定モードの実行中における換気機器4の駆動と重なる可能性は十分に低い。
(調理器駆動時の換気機器の制御)
また、制御手段27は、通信部24および32を介して、調理器3の制御手段36から加熱部31の駆動(調理器3の駆動状態)が通知されると、結露判定モードおよび熱籠りモードに基づく換気機器4の制御よりも優先して、調理器3の駆動状態に基づいて、調理器3の駆動状態に応じた風量になるように換気機器4を制御するように構成されている。なお、調理器3の加熱部31において駆動しているコンロ等の数が多い場合、および、加熱部31のコンロ等における火力が大きい場合に、換気機器4の風量は、調理器3の駆動状態に応じて大きな風量である「強」または「中」に設定される。
(制御フロー)
次に、図2〜図4を参照して、本発明の一実施形態による換気システム1の制御フローについて説明する。なお、本制御フローは、検知器2の制御手段27(図2参照)により実行される。
換気システム1の制御フローでは、図3に示すように、ステップS1において、制御手段27により、調理器3が駆動状態であるか否かが判断される。調理器3が駆動状態である場合には、ステップS2において、制御手段27により、調理器3の駆動状態に応じた風量になるように換気機器4が制御される。そして、ステップS1に戻る。つまり、調理器3が駆動している場合には、調理器3の駆動状態に応じた風量になるように常に換気機器4が制御される。
ステップS1において、調理器3が駆動状態でない場合には、ステップS3において、制御手段27により、温度センサ215および湿度センサ216からそれぞれ室内500の乾球温度(気温)および相対湿度が取得される。そして、ステップS4において、制御手段27により、室内500の気温および相対湿度と、記憶手段28に記憶された絶対湿度取得マップとに基づいて、室内500の絶対湿度が取得される。
ステップS5において、制御手段27により、結露判定停止状態か否かが判断される。制御手段27が結露判定停止状態でない場合には、ステップS6において、制御手段27により、室内500の湿度(空気状態)が結露判定条件(室内500の絶対湿度が7g/m3以下)を満たすか否かが判断される。制御手段27が結露判定停止状態である場合、または、室内500が結露判定条件を満たさない場合には、図4の後述するステップS20に進む。結露判定停止状態でなく、かつ、室内500が結露判定条件を満たす場合には、ステップS7において、制御手段27により、結露判定モードに切り替えられるとともに、結露判定モードのタイマーによる時間計測が開始される。
ステップS8において、ステップS1と同様に、制御手段27により、調理器3が駆動状態であるか否かが判断される。調理器3が駆動状態である場合には、ステップS2に進む。調理器3が駆動状態でない場合には、ステップS9において、制御手段27により、室内500の気温および相対湿度が取得される。そして、ステップS10において、制御手段27により、室内500の絶対湿度が取得される。
ステップS11およびステップS12において、制御手段27は、結露判定モードの実行中において、室内500の湿度(空気状態)が第1換気判定条件(室内500の絶対湿度が7g/m3より大きく、かつ、相対湿度が70%RH以上)または第2換気判定条件(室内500の絶対湿度が7g/m3より大きく、かつ、相対湿度が65%RH以上である状態が5分間継続)のいずれかを満たすか否かが判断される。室内500が第1換気判定条件または第2換気判定条件のいずれかを満たした場合には、ステップS13において、制御手段27により、換気機器4の駆動が開始される。これにより、室内500の換気が開始される。
そして、ステップS14において、ステップS1およびS8と同様に、制御手段27により、調理器3が駆動状態であるか否かが判断される。調理器3が駆動状態である場合には、ステップS2に進む。つまり、ステップS8およびステップS14によって、結露判定モードの実行中において、調理器3の駆動に基づく換気機器4の駆動が優先される。
調理器3が駆動状態でない場合には、ステップS15において、制御手段27により、換気機器4の駆動が開始されてから1時間経過したか否かが判断される。換気機器4の駆動開始から1時間経過していない場合には、ステップS14に戻る。つまり、換気機器4の駆動が継続される。換気機器4の駆動開始から1時間経過した場合には、ステップS16において、制御手段27により、換気機器4の駆動が終了されるとともに、結露判定モードが終了される。この後、結露判定停止条件(相対湿度が63%RH以上)を満たすか否かが判断されて、ステップS1に戻る。
また、ステップS11およびS12において、それぞれ、室内500が第1換気判定条件および第2換気判定条件を満たさない場合には、ステップS17において、制御手段27により、室内500の湿度(空気状態)が結露判定条件を満たすか否かが再度判断される。室内500の湿度が結露判定条件を満たす場合には、ステップS18において、制御手段27により、結露判定モードのタイマーがリセットされる。そして、ステップS19に進む。ステップS17において、室内500の湿度が結露判定条件を満たさない場合には、ステップS19に進む。
ステップS19において、制御手段27により、結露判定モードのタイマーが24時間を越えたか否かが判断される。タイマーが24時間を越えていない場合には、ステップS8に戻り、結露判定モードの実行が継続される。タイマーが24時間を越えた場合には、制御手段27により、結露判定モードが終了される。そして、ステップS1に戻る。
ステップS5において結露判定停止状態である場合、または、ステップS6において室内500が結露判定条件を満たさない場合には、図4に示すステップS20において、制御手段27により、熱籠り判定停止状態か否かが判断される。制御手段27が熱籠り判定停止状態である場合には、ステップS1(図3参照)に戻る。制御手段27が熱籠り判定停止状態でない場合には、ステップS21において、制御手段27により、室内500の気温および相対湿度と、記憶手段28に記憶されたWBGT取得マップとに基づいて、室内500のWBGTが取得される。
ステップS22において、制御手段27により、室内500の湿度(空気状態)が熱籠り判定条件(室内500のWBGTが29℃以上)を満たすか否かが判断される。室内500が熱籠り判定条件を満たさない場合には、ステップS1に戻る。室内500が熱籠り判定条件を満たす場合には、ステップS23において、制御手段27により、熱籠りモードに切り替えられて、換気機器4の駆動が開始される。ステップS23において、ステップS1、S8およびS14と同様に、制御手段27により、調理器3が駆動状態であるか否かが判断される。調理器3が駆動状態である場合には、ステップS25において、ステップS2と同様に、制御手段27により、調理器3の駆動状態に応じた風量になるように換気機器4が制御される。そして、ステップS1に戻る。これにより、熱籠りモードの実行中において、調理器3の駆動に基づく換気機器4の駆動が優先される。
調理器3が駆動状態でない場合には、ステップS26において、制御手段27により、室内500の気温および相対湿度が取得される。そして、ステップS27において、制御手段27により、室内500のWBGTが取得される。
ステップS28において、制御手段27により、熱籠りモードの実行中において、室内500の湿度(空気状態)が熱籠りモード解除条件(室内500のWBGTが28℃未満)を満たすか否かが判断される。室内500が熱籠りモード解除条件を満たさない場合には、ステップS29において、制御手段27により、熱籠りモード開始から1時間経過したか否かが判断される。熱籠りモード開始から1時間経過していない場合には、ステップS24に戻る。つまり、換気機器4の駆動が継続される。室内500が熱籠りモード解除条件を満たした場合、または、熱籠りモード開始から1時間経過した場合には、ステップS30において、制御手段27により、換気機器4の駆動が終了されるとともに、熱籠りモードが終了される。この後、熱籠り判定停止条件(熱籠りモード解除条件)を満たすか否かが判断されて、ステップS1(図3参照)に戻る。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、制御手段27を、室内500の空気状態が結露判定条件を満たす場合に、結露判定モードに切り替わるように構成する。そして、制御手段27を、結露判定モードの実行中において、室内500の空気状態が結露判定条件とは異なる第1換気判定条件または第2換気判定条件を満たす場合に、室内500を換気するように換気機器4を制御するように構成する。これにより、結露判定条件を結露が発生し得る状態であるか否かを判別可能な条件に設定し、第1換気判定条件または第2換気判定条件を結露が実際に発生する可能性が高いか否かを判別可能な条件に設定することによって、結露判定条件においてある程度結露の発生し得る状態であることが予め判断された状態で、第1換気判定条件または第2換気判定条件を結露が実際に発生する可能性が高いか否かが判断される。この結果、結露が発生しにくい状態で結露が発生する可能性が高いと判断されて、室内500の換気が開始されてしまうのを抑制することができる。したがって、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気機器4の駆動を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1換気判定条件および第2換気判定条件を、共に、結露判定条件を満たさない条件により構成する。これにより、結露判定条件を、現時点では結露が発生しにくいものの、状況が変化すれば容易に結露が発生してしまうような結露の発生し得る条件に設定し、第1換気判定条件および第2換気判定条件を、結露判定条件から状況が変化して、結露が容易に発生する可能性が高い状態になったか否かを判別可能な条件(結露判定条件とは異なる条件)に設定することができる。この結果、結露判定条件と第1換気判定条件または第2換気判定条件とにより、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気機器4の駆動を抑制することが可能であると判別可能な範囲をより狭めることができる。したがって、より確実に、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気機器4の駆動を抑制することができる。
また、本実施形態では、結露判定条件と第1換気判定条件および第2換気判定条件とを、相反する条件により構成する。これにより、第1換気判定条件および第2換気判定条件を結露判定条件とは状況が変化した状態を確実に設定することができるので、より効果的に、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気機器4の駆動を抑制することができる。
また、本実施形態では、結露判定条件は、絶対湿度に関する第1絶対湿度条件を含む。また、第1換気判定条件および第2換気判定条件は、絶対湿度に関する第2絶対湿度条件と、相対湿度に関する相対湿度条件(第1相対湿度条件および第2相対湿度条件)とを含む。これにより、結露が発生し得るか否かおよび結露の実際の発生可能性を判別しやすい絶対湿度条件および相対湿度条件に基づいて、結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気機器4の駆動を抑制するように換気機器4を容易に駆動させることができる。
また、本実施形態では、室内500の空気状態としての絶対湿度が所定の絶対湿度以下(7g/m3)であることを結露判定条件の絶対湿度条件にすることにより、室内500の空気状態が低温状態(空気中に保持可能な水分量(飽和水蒸気量)が小さくなる状態)である場合に、容易に結露判定条件を満たすことが可能なように結露判定条件を設定することができる。この結果、結露判定条件を結露が発生し得る状態であるか否かを判別可能な条件にすることができる。
また、本実施形態では、室内500の空気状態としての相対湿度が所定の相対湿度以上(70%RH以上)であることを第1換気判定条件の相対湿度条件にする。また、室内500の空気状態としての相対湿度が所定の相対湿度以上(65%RH以上)であることを第2換気判定条件の相対湿度条件にする。これにより、結露判定モードの実行中であり室内500が低温である状態において、室内500の空気状態が空気中に保持可能な水分量に余裕がない状態であり、空気中に保持できない水分が結露しやすい場合に、容易に第1換気判定条件または第2換気判定条件を満たすことが可能なように第1換気判定条件および第2換気判定条件を設定することができる。この結果、第1換気判定条件および第2換気判定条件を結露が実際に発生する可能性が高いか否かを判別可能な条件にすることができる。
また、本実施形態では、第1換気判定条件および第2換気判定条件が、相対湿度条件だけでなく、結露判定条件と同様に絶対湿度に関する第2絶対湿度条件も含む。これにより、結露判定条件と第1換気判定条件および第2換気判定条件とを絶対湿度に基づいて密接に関連付けることができる。この結果、密接に関連付けられた結露判定条件と第1換気判定条件および第2換気判定条件とに基づいて、一層確実に、容易に結露の発生を抑制しつつ、不必要な換気機器4の駆動を抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27を、結露判定モードの実行中において、室内500の空気状態が第1相対湿度条件または第2相対湿度条件のいずれか1つを満たした際に、室内500の換気を開始するように換気機器4を制御するように構成する。これにより、より確実に、結露の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27を、室内500の空気状態が結露判定条件を最後に満たしてから24時間、結露判定モードを実行し続けるように構成する。すなわち、結露判定モードの実行中に新たに室内500の空気状態が結露判定条件を満たす場合には、その時点から24時間、結露判定モードの実行を延長させる。これにより、結露判定条件を満たすことで、冬の時期などの室内500に結露が発生しやすい環境と判断して結露判定モードを実行した後に、室内500の湿度や温度が上昇して結露判定条件を満たさなくなっても、24時間以内に再度結露判定条件が満たされれば引き続き冬の時期であると判断することができる。この結果、冬の時期などの室内500に結露が発生しやすい環境下において、長期間に亘って結露判定モードを実行し続けることができる。
また、本実施形態では、制御手段27を、調理器3の駆動状態に基づく換気機器4の制御を、結露判定モードの実行中における換気機器4の制御よりも優先して行うように構成する。これにより、調理器3が駆動している際には、結露判定モードの実行中における換気機器4の制御に拘わらず、換気機器4を駆動させて調理器3の熱を室内500から室外に逃がすとともに、新たな空気を室外から室内500に取り込むことができる。これにより、調理器3における加熱を安全に行うことができる。
また、本実施形態では、温度センサ215および湿度センサ216と制御手段27とを含む検知器2を換気機器4とは別個に設ける。そして、検知器2の制御手段27を、結露判定モードの実行中において、室内500の空気状態が第1換気判定条件または第2換気判定条件を満たした際に、検知器2から換気機器4に対して通信を行うことによって、室内500の換気を開始するように換気機器4を制御するように構成する。これにより、換気機器4を有する1つの機器内に温度センサ215および湿度センサ216と制御手段27とを配置する場合と異なり、温度センサ215および湿度センサ216を換気機器4から離れた位置に別個に配置することができるので、室内500の空気状態を適切に判断可能な位置に温度センサ215および湿度センサ216を配置することができる。また、温度センサ215および湿度センサ216と制御手段27とを検知器2に共に設けることによって、温度センサ215および湿度センサ216より検知された室内500の空気状態を外部への通信なしに制御手段27に送信することができる。
また、本実施形態では、換気システム1では、結露判定モードの実行中において、第1換気判定条件または第2換気判定条件を満たす場合に、室内500の換気を行う。また、換気システム1では、熱籠りモードにおいて室内500の換気を行う。これにより、調理器3の駆動状態に基づく換気機器4の駆動を行っていない時間帯に、結露の発生の抑制と熱籠り状態の抑制とを行うことができるので、換気機器4を有効に活用することができる。
[実施例]
次に、本発明の効果を確認するために行った換気実験について説明する。
換気実験では、上記実施形態の換気システム1を用いた。ここで、制御手段27の結露判定条件を、室内500の絶対湿度が7g/m3以下であるという第1絶対湿度条件にした。また、制御手段27の第1換気判定条件を、室内500の絶対湿度が7g/m3より大きいという第2絶対湿度条件と、相対湿度が70%RH以上であるという第1相対湿度条件とを両方とも満たす条件にした。また、制御手段27の第2換気判定条件を、室内500の絶対湿度が7g/m3より大きいという第2絶対湿度条件と、相対湿度が65%RH以上である状態が5分間継続したという第2相対湿度条件とを両方とも満たす条件にした。また、室内500内には、室内500の乾球温度(気温)を調整するためのヒータと、室内500の相対湿度を調整するための加湿器とを配置した。
また、換気実験では、室外の温度を5℃に設定し、室内500の温度を20℃に設定した。つまり、室外の温度を冬の季節の温度に設定した。ここで、室内500の温度が室外の温度に近づくと、室内500の絶対湿度が7g/m3以下であるという第1絶対湿度条件(結露判定条件を満たす)ので、本実験では、結露判定条件を既に満たしており、制御手段27が結露判定モードを実行中であるとして、換気実験を行った。また、室内500の温度を20℃に設定することによって、第1相対湿度条件(70%RH)および第2相対湿度条件(65%RH)を満たす場合には、第2絶対湿度条件(室内500の絶対湿度が7g/m3よりも大きい)も必然的に満たすようにして、換気実験を行った。
そして、ヒータを用いて室内500の温度を20℃よりも上昇させた状態で、ヒータを停止させるとともに、加湿器を駆動させた。そして、第1換気判定条件または第2換気判定条件を満たす(第1相対湿度条件または第2相対湿度条件)を満たして、換気機器4が駆動された際の、室内500の湿度の変化を観察した。換気実験の結果を図5に示す。
換気実験の結果としては、図5に示すように、第2換気判定条件(第2相対湿度条件)を満たして、換気機器4が駆動されている間は、室内500の相対湿度が60%RH以下になった。また、換気機器4が1時間駆動させた後に換気機器4の駆動を終了させた後においても、1時間以上、室内500の相対湿度が60%RH以下に保たれた。この結果、換気機器4を駆動させることによって、室内500の相対湿度を小さくすることができるとともに、換気機器4の駆動終了後においても、ある程度安定的に相対湿度を小さく保つことができることが確認できた。なお、第1換気判定条件(第1相対湿度条件)が満たされた場合であっても、図5に示す第2換気判定条件(第2相対湿度条件)を満たす場合と同様に、室内500の相対湿度を小さくすることが可能であると考えられる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、結露判定条件(第1条件)を「絶対湿度が7g/m3以下である」とした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、「絶対湿度が7g/m3以下である」という数値はあくまで一例であり、室内および室外の環境に応じて、第1条件の絶対湿度の数値を適宜変更してもよい。また、第1条件は、絶対湿度に関する絶対湿度条件でなくてもよい。たとえば、第1条件を「絶対湿度が50%RH以下である」というような相対湿度に関する相対湿度条件を含むように構成してもよいし、「気温が10℃以下である」というような気温に関する気温条件を含むように構成してもよい。また、第1条件は、絶対湿度に関する絶対湿度条件のみにより構成しなくてもよい。つまり、第1条件を、絶対湿度条件と、他の条件(たとえば、相対湿度条件および気温条件など)とを共に満たす条件から構成してもよい。さらに、制御手段を、第1条件を複数の条件のいずれかを満たす場合に、第1条件を満たすと判断するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1換気判定条件(第2条件)を「絶対湿度が7g/m3より大きい」という第2絶対湿度条件と、「相対湿度が70%RH以上である」という第1相対湿度条件とから構成した例を示した。また、第2換気判定条件(第2条件)を「絶対湿度が7g/m3より大きい」という第2絶対湿度条件と、「相対湿度が65%RH以上である状態が5分間継続した」という第2相対湿度条件とから構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、「絶対湿度が7g/m3より大きい」という数値、「相対湿度が70%RH以上である」という数値、および、「相対湿度が65%RH以上である状態が5分間継続した」という数値はあくまで一例であり、室内および室外の環境に応じて、第2条件の絶対湿度の数値、相対湿度の数値、相対湿度の継続時間を適宜変更してもよい。また、第2条件は、絶対湿度に関する絶対湿度条件または相対湿度に関する相対湿度条件のいずれか一方のみから構成されてもよい。また、第2条件を、絶対湿度条件および相対湿度条件に加えて、たとえば、気温条件なども含むように構成してもよい。
また、上記実施形態では、制御手段27が、第1換気判定条件または第2換気判定条件のいずれかを満たす場合(2個の条件のうちのいずれかを満たす場合)に、室内500の換気を行うように換気機器4(換気手段)を制御する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御手段を、3個以上の条件の内のいずれか1つを満たす場合に、室内の換気を行うように換気手段を制御してもよいし、1個の条件を満たす場合に、室内の換気を行うように換気手段を制御してもよい。
また、上記実施形態では、第1条件および第2条件の数値を予め設定した値から変更しない例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1条件および第2条件の数値を予め設定した値から変更可能なように構成してもよい。たとえば、第1条件および第2条件の数値をユーザまたは換気システムの設置業者が変更可能なように換気システムを構成してもよい。また、たとえば、制御手段に学習機能を設けてもよい。この場合、ユーザが結露の発生の有無などを制御手段に入力することなどによって、第1条件および第2条件の数値が学習により適宜変更されるように換気システムを構成してもよい。
また、上記実施形態では、最後に結露判定モードを満たしてから24時間(第1の期間)結露判定モードが継続する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、「24時間」という時間はあくまで一例であり、第1の期間を適宜変更してもよい。また、最後に結露判定モードを満たしてからではなく、初めに結露判定条件を満たしてから第1の期間、結露判定モードが継続するように換気システムを構成してもよい。
また、上記実施形態では、制御手段27を、結露判定モードの実行中において、換気機器4(換気手段)の駆動が1時間連続して行われた後に、換気機器4の駆動を終了させるとともに、結露判定モードを終了するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、「1時間」という時間はあくまで一例であり、適宜変更してもよい。また、結露判定モードの実行中において、任意の換気中断条件を満たす場合に、換気手段の駆動を中断させ、再度第2条件を満たす場合に、中断させた換気手段の駆動を再開させてもよい。また、結露判定モードの実行中において、任意の換気中断条件を満たす場合に、換気手段の駆動を終了させるとともに、結露判定モードを終了するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、制御手段27を、換気機器4(換気手段)の駆動終了後(結露判定モード終了後)において、結露判定停止条件を満たす場合には、換気機器4の駆動終了後から3時間、結露判定モードを実行しない状態(結露判定停止状態)になるように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御手段を、換気手段の駆動終了後から3時間未満または3時間より長時間、結露判定停止状態にしてもよい。また、制御手段を、結露判定停止状態に切り替わらないように構成してもよい。
また、上記実施形態では、結露判定条件(第1条件)と、第1換気判定条件および第2換気判定条件(第2条件)とを相反する条件により構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1条件と第2条件とを相反する条件により構成しなくてもよい。この場合、第2条件を第1条件を満たさない条件により構成するのが好ましい。また、第2条件を第1条件を満たす条件により構成してもよい。この場合、第2条件を第1条件よりも条件を狭める必要がある。
また、上記実施形態では、結露判定モードとは別に、熱籠りモードを制御手段27に設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、熱籠りモードを制御手段に設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、換気システム1を、制御手段27を含む検知器2と、調理器3(加熱手段)と、換気機器4(換気手段)とから構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、換気システムを、検知部および制御手段を含む検知器と換気手段との2個の機器のみから構成してもよい。また、換気システムを、検知部、制御手段および換気手段を含む1個の機器のみから構成してもよい。さらに、換気システムを、検知器、加熱手段、および、換気手段以外の機器を含む4個以上の機器から構成してもよい。
また、上記実施形態では、結露に関する制御を行う制御手段27を検知器2に設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、結露に関する制御を換気手段(換気機器4)の制御手段において行ってもよいし、検知器および換気手段以外の制御手段により行ってもよい。
また、上記実施形態では、各種センサ21として、温度センサ215および湿度センサ216以外に、煙センサ211、ガスセンサ212、COセンサ213および空気質センサ214を換気システム1(検知器2)に設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、温度と湿度とが検知可能なセンサが換気システムに設けられていればよく、その他のセンサを換気システムに設けなくてもよい。また、たとえば、相対湿度のみに基づいて結露判定モードへの切り替え判定および換気判定を行う場合には、温度を検知可能なセンサも換気システムに設ける必要はなく、湿度を検知可能なセンサのみを換気システムに設けてもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、特許請求の範囲の制御手段27の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフロー図を用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御手段の処理動作を、イベント毎に処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。また、図3および図4に示すフロー図自体は一例であり、本発明は図3および図4に示すフローに限定されない。
1 換気システム
2 検知器
3 調理器(加熱手段)
4 換気機器(換気手段)
27 制御手段
215 温度センサ(検知部)
216 湿度センサ(検知部)
500 室内

Claims (10)

  1. 室内の空気状態を検知する検知部と、
    前記室内の空気を換気する換気手段と、
    前記室内の空気状態が第1条件を満たす場合に、所定時間結露判定モードに切り替わるように構成される制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記結露判定モードの実行中において、前記室内の空気状態が前記第1条件とは異なり、かつ前記第1条件よりも結露発生可能性が高い第2条件を満たした際に、前記室内の換気を開始するように前記換気手段を制御するように構成されている、換気システム。
  2. 前記第2条件は、前記第1条件を満たさない条件により構成されている、請求項1に記載の換気システム。
  3. 前記第1条件および前記第2条件は、絶対湿度に関する絶対湿度条件または相対湿度に関する相対湿度条件の少なくとも一方を含む、請求項1または2に記載の換気システム。
  4. 前記第1条件は、前記絶対湿度条件を含み、
    前記第2条件は、前記相対湿度条件を含む、請求項3に記載の換気システム。
  5. 前記第2条件は、前記相対湿度条件および前記絶対湿度条件を含む、請求項4に記載の換気システム。
  6. 前記第2条件は、複数の異なる条件を含み、
    前記制御手段は、前記結露判定モードの実行中において、前記室内の空気状態が前記複数の異なる条件のいずれか1つを満たした際に、前記室内の換気を開始するように前記換気手段を制御するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の換気システム。
  7. 前記制御手段は、前記室内の空気状態が前記第1条件を最後に満たしてから第1の期間、前記結露判定モードを実行し続けるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の換気システム。
  8. 前記制御手段は、前記室内の換気終了後に、前記室内の空気状態が前記第1条件および前記第2条件とは異なる第3条件を満たす場合に、第2の期間、前記結露判定モードを実行しないように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の換気システム。
  9. 前記室内に配置され、熱源を有する加熱手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記加熱手段の駆動状態に基づく前記換気手段の制御を、前記結露判定モードの実行中における前記換気手段の制御よりも優先して行うように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の換気システム。
  10. 前記検知部と前記制御手段とを含み、前記換気手段とは別個に設けられた検知器をさらに備え、
    前記検知器の前記制御手段は、前記結露判定モードの実行中において、前記室内の空気状態が前記第2条件を満たした際に、前記検知器から前記換気手段に対して通信を行うことによって、前記室内の換気を開始するように前記換気手段を制御するように構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の換気システム。
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