JPH0921548A - 結露防止自動換気装置 - Google Patents

結露防止自動換気装置

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Publication number
JPH0921548A
JPH0921548A JP16735295A JP16735295A JPH0921548A JP H0921548 A JPH0921548 A JP H0921548A JP 16735295 A JP16735295 A JP 16735295A JP 16735295 A JP16735295 A JP 16735295A JP H0921548 A JPH0921548 A JP H0921548A
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JP
Japan
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humidity
indoor
absolute humidity
detection level
ventilation
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Application number
JP16735295A
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English (en)
Inventor
Shinya Fukuda
慎也 福田
Shota Uenishi
章太 上西
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギーロスのない効率的な換気が確実に
できる結露防止自動換気装置を提供する。 【構成】 換気手段9と、屋内外に配設され、屋内外の
温度および湿度を測定する温度/湿度センサ1,2と、
屋内外の温度および湿度からその時点での屋内外の水蒸
気量を表す絶対湿度を演算する絶対湿度計算手段3と、
屋外の過去24時間中の絶対湿度の最低値を記憶する2
4時間最低湿度記憶手段4と、所定時間当たりの屋内の
絶対湿度の変化より屋内の水蒸気発生量を算出する水蒸
気発生量算出手段5と、屋外の絶対湿度の最低値に基づ
いて、自動運転開始を決定する検出レベルを設定する検
出レベル設定手段6と、水蒸気発生量と検出レベルとを
比較して、水蒸気発生量が検出レベルを越えたとき、換
気手段9の換気風量を多くする信号を出力する自動運転
判定手段7とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の居室などの換気
を自動的に行ない、結露の発生を防止する結露防止自動
換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の結露防止自動換気装置は、屋内
に結露が発生した場合、屋内および屋外に設置された湿
度センサにより屋内外の湿度を測定し、屋内湿度が屋外
湿度より高い場合は、湿度判定手段より駆動手段に信号
を送り、換気装置を運転させて、熱交換換気を行ない、
屋外湿度が屋内湿度より高い場合は、湿度判定手段より
駆動手段に信号を送り、換気装置を停止するものが、た
とえば特開平5−106891号公報に開示されてい
る。
【0003】また、屋内に設置された夏/冬検知回路が
屋内温度により、夏モードを検知した場合、結露検知素
子が屋内に結露を検知すると、夏モード運転開始手段に
よって、直ちに換気扇を運転させ、運転後、結露検知が
停止すると、夏モード運転停止手段によって結露検知素
子がそれまで検知していた結露時間に対応して予め設定
した所定時間、換気扇を運転し、その後、停止し、夏/
冬検知回路が屋内温度により、冬モードを検知した場
合、結露検知素子が屋内に結露を検知すると、冬モード
運転開始手段によって、結露を検知した時点から一定時
間経過後に換気扇を運転させ、運転後、結露検知が停止
すると、冬モード運転停止手段によって一定時間経過後
に換気扇を停止するものが、たとえば特開平3−174
53号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した結
露防止自動換気装置においては、次のような問題点があ
ることが本発明者により見い出された。すなわち、特開
平5−106891号公報に開示された結露防止自動換
気装置では、湿度センサを使って、かび繁殖温室度の範
囲か否かを判断しているため、十分な換気が確実にでき
ない。
【0005】また、特開平3−17453号公報に開示
された結露防止自動換気装置では、屋内温度により、夏
/冬モードを判定している。ところが、夏/冬検知回路
により、屋内温度を検知する場合、夏/冬検知回路が屋
内に設置されているので、屋内温度は、屋内の採暖状況
や断熱性能に依存し、夏/冬モードの判定が正確にでき
ない。このため、夏期および冬期に応じた効率的な換気
ができない。
【0006】本発明の目的は、前述した問題点に鑑み、
エネルギーロスのない効率的な換気が確実にできる結露
防止自動換気装置を提供することにある。本発明の前記
ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述
および添付図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。 (1)本発明の結露防止自動換気装置は、換気手段と、
屋内外に配設され、前記屋内外の温度を測定する温度セ
ンサおよび前記屋内外の湿度を測定する湿度センサと、
前記屋内外の温度および湿度の測定値からその時点での
前記屋内外の水蒸気量を表す絶対湿度を演算する絶対湿
度計算手段と、前記屋外の少なくとも過去1日の前記絶
対湿度の最低値を記憶する最低湿度記憶手段と、所定時
間当たりの前記屋内の前記絶対湿度の変化より前記屋内
の水蒸気発生量を算出する水蒸気発生量算出手段と、前
記屋外の前記絶対湿度の最低値に基づいて、自動運転開
始を決定する検出レベルを設定する検出レベル設定手段
と、前記水蒸気発生量と前記検出レベルとを比較して、
前記水蒸気発生量が前記検出レベルを越えたとき、前記
換気手段の換気風量を多くする信号を出力する自動運転
判定手段とを具備した具備したものである。
【0008】(2)本発明の結露防止自動換気装置は、
換気手段と、屋内外に配設され、前記屋内外の温度を測
定する温度センサおよび前記屋内外の湿度を測定する湿
度センサと、前記屋内外の温度および湿度の測定値から
その時点での前記屋内外の水蒸気量を表す絶対湿度を演
算する絶対湿度計算手段と、所定時間当たりの前記屋内
の前記絶対湿度の変化より前記屋内の水蒸気発生量を算
出する水蒸気発生量算出手段と、前記屋外の前記絶対湿
度より自動運転開始を決定する検出レベルを設定する検
出レベル設定手段と、前記水蒸気発生量と前記検出レベ
ルとを比較して、前記水蒸気発生量が前記検出レベルを
越えたとき、前記換気手段の換気風量を多くする信号を
出力する自動運転判定手段とを具備したものである。
【0009】(3)本発明の結露防止自動換気装置は、
換気手段と、屋内外に配設され、前記屋内外の温度を測
定する温度センサおよび前記屋内外の湿度を測定する湿
度センサとが、マイクロコンピュータに接続され、前記
マイクロコンピュータは、前記屋内外の温度および湿度
の測定値からその時点での前記屋内外の水蒸気量を表す
絶対湿度を演算する絶対湿度計算部と、前記屋外の少な
くとも過去1日の前記絶対湿度の最低値を記憶する最低
湿度記憶部と、所定時間当たりの前記屋内の前記絶対湿
度の変化より前記屋内の水蒸気発生量を算出する水蒸気
発生量算出部と、前記屋外の前記絶対湿度の最低値に基
づいて、自動運転開始を決定する検出レベルを設定する
検出レベル設定部と、前記水蒸気発生量と前記検出レベ
ルとを比較して、前記水蒸気発生量が前記検出レベルを
越えたとき、前記換気手段の換気風量を多くする信号を
出力する自動運転判定部とを有するものである。
【0010】
【作 用】前述した手段によれば、絶対湿度計算手段
(部)は、屋内外の温度および湿度からその時点での屋
内外の絶対湿度を演算し、最低湿度記憶手段(部)は、
屋外の絶対湿度の最低値を記憶するので、屋外の絶対湿
度は24時間監視され、絶対湿度の最低値により、結露
の危険性が判定される。
【0011】水蒸気発生量算出手段(部)は、屋内の所
定時間当たりの絶対湿度の変化より屋内の水蒸気発生量
を算出し、検出レベル設定手段(部)は、屋外の絶対湿
度あるいはその最低値に基づいて、自動運転開始を決定
する検出レベルを設定し、自動運転判定手段(部)は、
水蒸気発生量と検出レベルとを比較して、換気手段の換
気風量を制御するので、結露の危険性に応じて自動換気
が行なわれる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。また、実施例を説明するための全図におい
て同一の機能を有するものは同一の符号を付け、その繰
り返しの説明は省略する。 〔実施例1〕図1は本発明の第1実施例に係る結露防止
自動換気装置の概略構成を示すブロック図、図2および
図3は第1実施例に係る結露防止自動換気装置の動作タ
イミングチャートである。
【0013】図1において、結露防止自動換気装置で
は、湿度および温度を測定する相対湿度センサ1および
温度センサ2が屋内外に配置され、相対湿度センサ1お
よび温度センサ2は、湿度と温度とから絶対湿度を演算
する絶対湿度計算手段3にそれぞれ接続されている。ま
た、絶対湿度計算手段3には、過去24時間の絶対湿度
の最低値を記憶する24時間最低湿度記憶手段4と屋内
の水蒸気発生量を算出する水蒸気発生量算出手段5とが
接続されている。
【0014】また、24時間最低湿度記憶手段4には、
後述する換気手段の自動運転開始を決定する検出レベル
を設定する検出レベル設定手段6が接続され、検出レベ
ル設定手段6および水蒸気発生量算出手段5は、後述す
る換気手段駆動部に換気風量を多くする信号を出力する
自動運転判定手段7にそれぞれ接続されている。さら
に、自動運転判定手段7には、換気手段駆動部8,10
0Vの交流電源が供給される換気扇などの換気手段9が
順次接続されている。
【0015】次に、かかる結露防止自動換気装置の動作
を図2および図3により説明する。まず、屋内の空気
は、換気手段9によって、2時間以内で入れ替わる程度
の弱い風量で常時換気され、外気が屋内に導入されてい
る。ここで、屋内外の温度および湿度を温度センサ2お
よび相対湿度センサ1により測定し(図2(a)
(b),図3(a)(b))、屋内外の温度および湿度
を絶対湿度計算手段3に入力する。絶対湿度計算手段3
は、非線形の変換が行なわれ、屋内外の温度および湿度
に基づいて、その時点での屋内外の水蒸気量を表す絶対
湿度を算出した(図2(c),図3(c))後、屋外の
絶対湿度を24時間最低湿度記憶手段4に出力する。
【0016】24時間最低湿度記憶手段4は、過去24
時間中の屋外の絶対湿度の最低値を記憶し、この最低絶
対湿度を検出レベル設定手段6に出力する。検出レベル
設定手段6は、屋外の最低絶対湿度を参照して、換気手
段9の自動運転開始を決定する検出レベルを設定し、こ
の検出レベルを自動運転判定手段7に出力する。水蒸気
発生量算出手段5は、屋内の所定時間当たりの絶対湿度
の変化から、水蒸気発生量を算出し、自動運転判定手段
7に出力する。自動運転判定手段7は、水蒸気発生量と
検出レベルとを比較し(図2(d),図3(d))、水
蒸気発生量が検出レベルを越えた場合に、換気手段駆動
部8に換気風量を多くする信号を出力して、換気手段9
の自動運転を開始し、強い換気を行なう(図2(e),
図3(e))。かくして、屋内の水蒸気が排出され、結
露の発生が抑えられる。
【0017】ところで、日本の気象では、冬期のように
屋外気温が低く、結露の危険性が高い場合(結露危険
期)は、絶対湿度が低く7g/m3以下となり、夏期の
ように屋外気温が高く、結露が起こり難い場合(結露安
全期)は、絶対湿度が高く10g/m3以上となる。従
って、絶対湿度が低い冬期の場合は、結露の危険性が高
いので、少量の水蒸気発生で自動運転を速やかに行なう
ように、検出レベルを低くして結露の発生を防止し、絶
対湿度が高い夏期の場合は、結露の危険性が低いので、
少量の水蒸気発生では自動運転を行なわないように、検
出レベルを高くして、無駄な換気によるエネルギーロス
を低減することができる。このとき、絶対湿度が、たと
えば9g/m3以上であり、結露しないと判断される場
合は、検出レベルを上限一杯にして、自動換気を停止す
ることで、エネルギーロスをさらに低減することができ
る。
【0018】また、水蒸気発生量の低下が見られない
(結露危険期)ときには、換気風量を、結露の危険性に
応じて、リニアに増加することができる(図2(f),
図3(f))。さらに、常時行なう換気、つまりベース
換気の風量も結露の危険性に応じて、リニアに変化させ
ることもできる(図2(g),図3(g))。このよう
に、本実施例では、屋外の絶対湿度を24時間監視し、
24時間中の最低絶対湿度により、結露の危険性を判定
すると共に、屋内の水蒸気発生量を、屋内に設置された
温度センサ2および相対湿度センサ1で測定される屋内
の温度および湿度より算出し、結露の危険性に応じて自
動換気を行なう。これにより、必要最小限の換気量を換
気手段9により常に確保することができる。
【0019】〔実施例2〕図4は本発明の第2実施例に
係る結露防止自動換気装置の概略構成を示すブロック
図、図5および図6は第2実施例に係る結露防止自動換
気装置の動作タイミングチャートを示す。図4におい
て、結露防止自動換気装置では、屋内外の湿度および温
度を測定する相対湿度センサ1および温度センサ2が屋
内外に配置され、相対湿度センサ1および温度センサ2
は、屋内外の湿度と温度とから絶対湿度を演算する絶対
湿度計算手段3にそれぞれ接続されている。また、絶対
湿度計算手段3には、屋内の水蒸気発生量を算出する水
蒸気発生量算出手段5と換気手段9の自動運転開始を決
定する検出レベルを設定する検出レベル設定手段6とが
接続され、検出レベル設定手段6および水蒸気発生量算
出手段5は、換気手段駆動部8に換気風量を多くする信
号を出力する自動運転判定手段7にそれぞれ接続されて
いる。さらに、自動運転判定手段7には、換気手段駆動
部8,換気手段9が順次接続されている。
【0020】次に、かかる結露防止自動換気装置の動作
を図5および図6により説明する。まず、屋内の空気
は、換気手段9によって、2時間以内で入れ替わる程度
の弱い換気が行なわれ、外気が屋内に導入されている。
ここで、屋内外の温度および湿度を温度センサ2および
相対湿度センサ1により測定し(図5(a)(b),図
6(a)(b))、屋内外の温度および湿度を絶対湿度
計算手段3に入力する。絶対湿度計算手段3は、非線形
の変換が行なわれ、屋内外の温度および湿度に基づい
て、その時点での屋内外の水蒸気量を表す絶対湿度を算
出した(図5(c),図6(c))後、屋外の絶対湿度
を検出レベル設定手段6に出力する。検出レベル設定手
段6は、屋外の絶対湿度により換気手段9の自動運転開
始を決定する検出レベルを設定し、この検出レベルを自
動運転判定手段7に出力する。
【0021】水蒸気発生量算出手段5は、屋内の所定時
間当たりの絶対湿度の変化から、水蒸気発生量を算出
し、自動運転判定手段7に出力する。自動運転判定手段
7は、水蒸気発生量と検出レベルとを比較し(図5
(d),図6(d))、水蒸気発生量が検出レベルを越
えた場合に、換気手段駆動部8に換気風量を多くする信
号を出力して、換気手段9の自動運転を開始し、強い換
気を行なう(図5(e),図6(e))。よって、屋内
の水蒸気が排出され、結露の発生が抑えられる。
【0022】このように、本実施例では、屋外の絶対湿
度を24時間監視し、この絶対湿度により、結露の危険
性を判定する。また、屋内の水蒸気発生量を、屋内に設
置された温度センサ2および相対湿度センサ1で測定さ
れる屋内の温度および湿度より算出し、結露の危険性に
応じて自動換気を行なう。これにより、必要最小限の換
気量が換気手段9により常に確保される。
【0023】〔実施例3〕図7は本発明の第3実施例に
係る結露防止自動換気装置の概略構成を示すブロック図
である。図7において、結露防止自動換気装置は、湿度
および温度を測定する相対湿度センサ1および温度セン
サ2が屋内外に配置され、相対湿度センサ1および温度
センサ2は、マイクロコンピュータ10にそれぞれ接続
され、マイクロコンピュータ10には、換気手段駆動部
8,換気手段9が順次接続されている。
【0024】マイクロコンピュータ10は、屋内外の湿
度と温度とから絶対湿度を演算する絶対湿度計算部、屋
外の過去24時間中の絶対湿度の最低値を記憶する24
時間最低湿度記憶部、屋内の水蒸気発生量を算出する水
蒸気発生量算出部、換気手段9の自動運転開始を決定す
る検出レベルを設定する検出レベル設定部、換気手段駆
動部8に換気風量を多くする信号を出力する自動運転判
定部を有している。
【0025】次に、かかる結露防止自動換気装置の動作
を説明する。まず、屋内の空気は、換気手段9によっ
て、2時間で1回入れ替わる程度の弱風量で常時換気さ
れ、外気が屋内に導入されている。ここで、屋内外の温
度および湿度を温度センサ2および相対湿度センサ1に
より測定し、これをマイクロコンピュータ10に入力す
る。
【0026】マイクロコンピュータ10では、絶対湿度
計算部が、屋内外の温度および湿度に基づいて、その時
点での屋内外の絶対湿度を算出した後、屋外の絶対湿度
を24時間最低湿度記憶部に出力する。24時間最低湿
度記憶部は、屋外の過去24時間中の絶対湿度の最低値
を記憶し、この最低絶対湿度を検出レベル設定部に出力
する。検出レベル設定部は、屋外の最低絶対湿度を参照
して、換気手段9の自動運転開始を決定する検出レベル
を設定し、この検出レベルを自動運転判定部に出力す
る。
【0027】水蒸気発生量算出部は、屋内の所定時間当
たりの絶対湿度の変化から、水蒸気発生量を算出し、自
動運転判定部に出力する。自動運転判定部は、水蒸気発
生量と検出レベルとを比較し、水蒸気発生量が検出レベ
ルを越えた場合に、換気手段駆動部8に換気風量を多く
する信号を出力して、換気手段9の自動運転を開始し、
強い換気を行なう。こうして、屋内の水蒸気が排出さ
れ、結露の発生が抑えられる。
【0028】このように、本実施例では、屋外の絶対湿
度を24時間監視し、24時間中の絶対湿度の最低値に
より、結露の危険性を判定する。また、屋内の水蒸気発
生量を、屋内に設置された温度センサ2および相対湿度
センサ1により測定される屋内の温度および湿度より算
出し、結露の危険性に応じて自動換気を行なう。これに
より、必要最小限の換気量を換気手段9により常に確保
することができる。
【0029】以上、本発明者によってなされた発明を、
実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変更可能であることは、言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】本願によって開示される発明により得ら
れる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。 (1)本発明の結露防止自動換気装置によれば、屋内外
の絶対湿度を演算する絶対湿度計算手段と、屋外の絶対
湿度の最低値を記憶する最低湿度記憶手段と、屋内の絶
対湿度の変化より水蒸気発生量を算出する水蒸気発生量
算出手段と、屋外の絶対湿度の最低値に基づいて、自動
運転開始を決定する検出レベルを設定する検出レベル設
定手段と、水蒸気発生量と検出レベルとを比較して、換
気手段の換気風量を多くする信号を出力する自動運転判
定手段とを備えたので、結露の危険性に応じて自動換気
が行なわれ、エネルギーロスのない効率的な換気を確実
に行なうことができる。
【0031】(2)本発明の結露防止自動換気装置によ
れば、屋内外の絶対湿度を演算する絶対湿度計算手段
と、屋内の絶対湿度の変化より水蒸気発生量を算出する
水蒸気発生量算出手段と、屋外の絶対湿度より自動運転
開始を決定する検出レベルを設定する検出レベル設定手
段と、水蒸気発生量と検出レベルとを比較して、換気手
段の換気風量を多くする信号を出力する自動運転判定手
段とを備えたので、結露の危険性に応じて自動換気が行
なわれ、エネルギーロスのない効率的な換気を確実に行
なうことができる。
【0032】(3)本発明の結露防止自動換気装置によ
れば、マイクロコンピュータは、屋内外の絶対湿度を演
算する絶対湿度計算部と、絶対湿度の最低値を記憶する
最低湿度記憶部と、屋内の絶対湿度の変化より水蒸気発
生量を算出する水蒸気発生量算出部と、屋外の絶対湿度
の最低値に基づいて、自動運転開始を決定する検出レベ
ルを設定する検出レベル設定部と、水蒸気発生量と検出
レベルとを比較して、換気手段の換気風量を多くする信
号を出力する自動運転判定部とを有するので、結露の危
険性に応じて自動換気が行なわれ、エネルギーロスのな
い効率的な換気を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である結露防止自動換気装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例である結露防止自動換気装
置の結露危険期の動作タイミングチャートである。
【図3】本発明の第1実施例である結露防止自動換気装
置の結露安全期の動作タイミングチャートである。
【図4】本発明の第2実施例である結露防止自動換気装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例である結露防止自動換気装
置の結露危険期の動作タイミングチャートである。
【図6】本発明の第2実施例である結露防止自動換気装
置の結露安全期の動作タイミングチャートである。
【図7】本発明の第3実施例である結露防止自動換気装
置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 相対湿度センサ 2 温度センサ 3 絶対湿度計算手段 4 24時間最低湿度記憶手段 5 水蒸気発生量算出手段 6 検出レベル設定手段 7 自動運転判定手段 8 換気手段駆動部 9 換気手段 10 マイクロコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気手段と、屋内外に配設され、前記屋
    内外の温度を測定する温度センサおよび前記屋内外の湿
    度を測定する湿度センサと、前記屋内外の温度および湿
    度の測定値からその時点での前記屋内外の水蒸気量を表
    す絶対湿度を演算する絶対湿度計算手段と、前記屋外の
    少なくとも過去1日の前記絶対湿度の最低値を記憶する
    最低湿度記憶手段と、所定時間当たりの前記屋内の前記
    絶対湿度の変化より前記屋内の水蒸気発生量を算出する
    水蒸気発生量算出手段と、前記屋外の前記絶対湿度の最
    低値に基づいて、自動運転開始を決定する検出レベルを
    設定する検出レベル設定手段と、前記水蒸気発生量と前
    記検出レベルとを比較して、前記水蒸気発生量が前記検
    出レベルを越えたとき、前記換気手段の換気風量を多く
    する信号を出力する自動運転判定手段とを具備したこと
    を特徴とする結露防止自動換気装置。
  2. 【請求項2】 換気手段と、屋内外に配設され、前記屋
    内外の温度を測定する温度センサおよび前記屋内外の湿
    度を測定する湿度センサと、前記屋内外の温度および湿
    度の測定値からその時点での前記屋内外の水蒸気量を表
    す絶対湿度を演算する絶対湿度計算手段と、所定時間当
    たりの前記屋内の前記絶対湿度の変化より前記屋内の水
    蒸気発生量を算出する水蒸気発生量算出手段と、前記屋
    外の前記絶対湿度より自動運転開始を決定する検出レベ
    ルを設定する検出レベル設定手段と、前記水蒸気発生量
    と前記検出レベルとを比較して、前記水蒸気発生量が前
    記検出レベルを越えたとき、前記換気手段の換気風量を
    多くする信号を出力する自動運転判定手段とを具備した
    ことを特徴とする結露防止自動換気装置。
  3. 【請求項3】 換気手段と、屋内外に配設され、前記屋
    内外の温度を測定する温度センサおよび前記屋内外の湿
    度を測定する湿度センサとが、マイクロコンピュータに
    接続され、前記マイクロコンピュータは、前記屋内外の
    温度および湿度の測定値からその時点での前記屋内外の
    水蒸気量を表す絶対湿度を演算する絶対湿度計算部と、
    前記屋外の少なくとも過去1日の前記絶対湿度の最低値
    を記憶する最低湿度記憶部と、所定時間当たりの前記屋
    内の前記絶対湿度の変化より前記屋内の水蒸気発生量を
    算出する水蒸気発生量算出部と、前記屋外の前記絶対湿
    度の最低値に基づいて、自動運転開始を決定する検出レ
    ベルを設定する検出レベル設定部と、前記水蒸気発生量
    と前記検出レベルとを比較して、前記水蒸気発生量が前
    記検出レベルを越えたとき、前記換気手段の換気風量を
    多くする信号を出力する自動運転判定部とを有すること
    を特徴とする結露防止自動換気装置。
JP16735295A 1995-07-03 1995-07-03 結露防止自動換気装置 Pending JPH0921548A (ja)

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