JP6856981B2 - Led発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指向性及び出射効率が良好なLED発光装置に関する。
近年、省電力、高効率、及び長寿命という特徴を持つLEDを用いたLED発光装置が、白熱灯や蛍光灯のような従来型光源に置き換わり急速に普及し始めている。LED発光装置は、出射効率の改善が継続的な課題となっており、さらに指向性が重視されることがある。これに対しLED発光装置の指向性を改善し、かつ出射効率を高める方式として、LED光源と内部全反射型の集光レンズを組み合わせる構成が提案されている(例えば特許文献1)。
以下、図面により特許文献1に記載された従来技術について説明する。
図9は特許文献1に記載されたLED発光装置の断面図である。図9に示されるようにLED発光装置100では、発光素子101が金属ステム102にダイボンディングされている。金属ステム102は、封止ガラス105の上面及び側面を覆い、上面が平坦な砲台形状となっている。また、この金属ステム102には一方のリード103が一体的に設けられている。もう一方のリード104は、上端面が金属ステム102に設けた孔102aから露出するように配設され、側面が封止ガラス105によって固定されている。このリード104の上端面は、発光素子101の電極とワイヤー106によって接続されている。
金属ステム102の側面には筒形状の金属キャップ107が固着されている。金属キャップ107の内面と金属ステム102の上面からなる空間に集光レンズ109が配設されている。この集光レンズ109は、上面109aの周囲が金属キャップ107に固定され、下面が金属ステム102の上面に固定されている。
また、この集光レンズ109は、その側面に反射面109b(内部全反射型)を備え、下部に断面凹形状の陥没部109cが設けられている。この陥没部109cの上面は下方に凸な放物曲面109dとなっている。発光素子101は陥没部109c内に配置されている。
次にLED発光装置100の出射光特性を説明する。
図9に示す如く、発光素子101を出射した光のうち放物曲面109dに入射する光線Paは、放物曲面109dによって屈折し上方へ向かう。
また、発光素子101を出射した光のうち陥没部109bの側壁に向かう光線Pbは、この側壁で屈折した後に反射面109bで全反射し上方へ向かう。
上記の如く、特許文献1におけるLED発光装置100は、集光レンズ109の全体形状を椀型形状とすることで側面を反射面とし、さらに底部に断面凹形状の陥没部109cを設け、陥没部109cの上面を放物曲面109dとしている。この結果、LED発光装置100では、発光素子101から出射される光のほとんど全てが上方へ向かう。
特開昭61−147585号公報 (図1)
前述のように特許文献1に記載されたLED発光装置100は、集光レンズの形状を工夫することによって、指向性及び出射効率を改善していた。しかしながら、発光素子101を出射した光は、陥没部109c内において、空気層と集光レンズ109との界面で反射し、LED発光装置100は充分な出射効率が得られないという問題を抱えている。
(発明の目的)
そこで本発明は、上記問題点を解決しようとするものであり、指向性を維持したまま出射効率を改善するLED発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明におけるLED発光装置は下記の構成となる。
底部に入射面、上部に出射面と、前記出射面の周辺にフランジ部を有する集光レンズと、前記入射面に対向するように配置されたLED光源と、前記入射面と前記LED光源の間に挟持され、透光性を有し、かつ圧力により反発力を生ずる柔軟な柔軟性樹脂と、前記集光レンズと前記LED光源とを収納する支持部材とを備えるLED発光装置であって、前記支持部材に前記集光レンズと前記柔軟性樹脂と前記LED光源とを積層配置すると共に、前記集光レンズのフランジ部に前記支持部材を嵌合させて光学系を固定したものであって、前記支持部材は、箱型のケースと断面コ字状のフレームよりなり、前記フレームを前記ケースと前記集光レンズのフランジ部に嵌合させて、前記支持部材に積層配置した集光レンズと前記柔軟性樹脂と前記LED光源とに必要な圧力を加えて固定したことを特徴とする。
上記構成によれば、本発明のLED発光装置は、集光レンズの入射面とLED光源との間に柔軟性樹脂を挟持させている。すなわちLED光源から集光レンズに至るまでの光路において空気層が介在しない。このためLED光源の出射面及び集光レンズの入射面における反射が減少する。この結果、指向性が維持されたまま出射効率が改善されたLED発光装置を提供できる。
更に、集光レンズはフランジ部で箱型のケースと断面コ字状のフレームよりなる支持部材に固定される。この結果、集光レンズの出射面を遮るものがなくなり高い発光効率を維持できる。さらに箱型のケースと断面コ字状のフレームよりなる支持部材は、LED発光装置を他の装置へ取り付けるとき、その取り付けを容易にできる。

前記集光レンズは、透光性の樹脂からなると良い。
前記集光レンズの屈折率は、前記柔軟性樹脂の屈折率より大きいと良い。
上記構成によれば、LED光源を発し柔軟性樹脂を通り集光レンズに向かう光は、柔軟性樹脂と集光レンズの界面で全反射しない。このため反射による損失が減り、出射効率はいっそう向上する。
前記集光レンズは、内部全反射型レンズであると良い。
上記構成によれば、集光レンズは内部全反射型レンズを用いる。すなわち集光レンズに対し斜めに入射した光は、集光レンズの側面で反射し上方に向かう。この結果、指向性と出射効率の高いLED発光装置を提供できる。
前記集光レンズは、凹部を備え、前記凹部は、前記入射面を含み、前記柔軟性樹脂は、前記凹部内に配置されていると良い。
上記構成によれば、柔軟性樹脂の側方から外部へ漏れ出そうとする光は、凹部の側壁から集光レンズに入射する。このため出射効率をいっそう高くできる。また、凹部にLED光源の少なくとも一部を収納すると、集光レンズとLED光源との位置決めが高い精度で安定するうえ、LED発光装置30の高さを小さくできる。
前記支持部材は、箱型のケースと断面コ字状のフレームよりなり、前記フレームを前記ケースと前記集光レンズのフランジ部に嵌合させて、前記支持部材に積層配置した集光レンズと前記柔軟性樹脂と前記LED光源とに必要な圧力を加えて固定するとよい
上記構成によれば、支持部材として箱型のケースと断面コ字状のフレームを用い、前記断面コ字状フレームを前記箱型のケースと前記集光レンズのフランジ部に嵌合させて、必要な圧力を加えて固定することにより、LED発光装置としての組み立て性をさらに良くすることができる。
前記出射面は、粗面化されていると良い。
上記構成によれば、集光レンズの出射光が拡散する。この結果、柔らかな照明を行うことができる。
前記LED光源は、LEDダイと、前記LEDダイを被覆する透光性樹脂と、前記透光性樹脂の周囲に設けられた反射性樹脂枠とを備え、前記反射性樹脂枠は、上部に柔軟性樹脂が配置されていると良い。
前記柔軟性樹脂は、蛍光体が混入されていると良い。
本発明の構成によれば、集光レンズの入射面とLED光源との間に、透光性を有し柔軟な柔軟性樹脂が挟持される。すなわちLED光源から集光レンズに至る光路において空気層が介在しない。この結果、本発明のLED発光装置は、集光レンズの入射面における反射が無くなり、指向性が維持されたまま出射効率が改善する。
本発明の第1実施形態におけるLED発光装置の斜視図である。 図1に示すLED発光装置の断面図である。 図1に示すLED発光装置の出射光特性を示す断面図である。 本発明の第2実施形態におけるLED発光装置の断面図である。 図4に示すLED発光装置の出射光特性を示す断面図である。 本発明の第3実施形態におけるLED発光装置の断面図である。 本発明の第4実施形態におけるLED発光装置の断面図である。 本発明の第5実施形態におけるLED発光装置の断面図である。 従来技術におけるLED発光装置の断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の思想を具体化するためのLED発光装置を例示するものであって、本発明は以下の構成に特定されない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また、各図面が示す部材の大きさや位置関係、光路等は、説明を明確にするために誇張していることがある。LEDの発光や蛍光粒子の励起光については、代表的な光線により説明している。
(第1実施形態)
以下、図1〜3を用いて第1実施形態のLED発光装置について説明する。
図1は本発明の第1実施形態として示すLED発光装置10を底部から眺めた斜視図、図2はLED発光装置10の構成を示す断面図、図3は図2に出射光特性を書き加えた断面図である。図1に示すように、集光レンズ2は、回転対称軸(図示せず)と底部に形成された平坦な入射面2aとを有する。また集光レンズ2は、その側面が回転対称軸から離れる方向に凸であり、上方ほど水平断面が大きくなる。底面2aには柔軟性樹脂3が貼り付けられている。柔軟性樹脂3の底部にはLED光源1が密着している。なお図1では、集光レンズ2やLED光源1等を保持固定する支持部材を描いていない。
次に図2によりLED発光装置10の構成についてさらに詳しく説明する。図2に示すようにLED発光装置10では、集光レンズ2の入射面とLED光源1との間に、透光性を有し柔軟な柔軟性樹脂3が挟持されている。集光レンズ2は、底部に入射面2a、上部に出射面2b、側部に反射面2cを備えている。反射面2cは内部全反射面となっており、集光レンズ2は全体として断面椀型の内部全反射型レンズを構成している。集光レンズ2は、アクリル、ポリカーボネイト、シリコン等の透光性樹脂によって構成すると良い。
LED光源1は、モジュール基板4と、モジュール基板4に実装されたLED素子5(以後LEDダイ5とする)と、LEDダイ5を被覆する透光性樹脂6と、透光性樹脂6の周囲に設けられた反射性樹脂枠7とを備えている。反射性樹脂枠7の上部には柔軟性樹脂3が配設され、柔軟性樹脂3が集光レンズ2の入射面2aとLED光源1の上面との間に挟持される。
モジュール基板4は、上面にLEDダイ5の電極と接続する配線パターンが形成されている。またモジュール基板4は、放熱特性の良い基板の材料が好ましく、例えば、アルミナなどのセラミックや表面に絶縁層を備えた金属板等が使用される。さらにその表面の反射率が高いことが好ましい。
反射性樹脂枠7は、モジュール基板4及び透光性樹脂6に対し固定されている。反射性樹脂枠7の内側に充填された透光性樹脂6は、蛍光粒子を含有し、LEDダイ5を封止している。反射性樹脂枠7を構成する材料は、酸化チタンやアルミナなど光を反射する微粒子を含有した白色樹脂である。
なお本実施形態において、透光性樹脂6は黄色系蛍光粒子を混入した蛍光樹脂を採用し、LEDダイ5として青色LEDダイを採用している。この構成によりLED発光装置10は白色発光を行う。しかしながら蛍光体及びLEDダイの選択はこれに限定されない。
次に本発明の特徴である柔軟性樹脂3の特性と作用について説明する。
図2に示す如く柔軟性樹脂3は集光レンズ2の入射面2aとLED光源1の透光性樹脂6との間に挟持されている。このとき柔軟性樹脂3は、LED光源1から集光レンズ2の入射面2aへの光伝達特性を向上させる(反射損失を小さくする)。すなわち集光レンズ2の入射面2aとLED光源1の透光性樹脂6との間に柔軟性樹脂3を配し、集光レンズ2の入射面2aとLED光源1の透光性樹脂6とを光学的に密着させている。
良く知られているように、屈折率n1の媒質から屈折率n2の媒質に光が進入しようとすると、
R={(n1−n2)/(n1+n2)}
で示される反射が発生する(Rは反射率。以下、フレネル損失という。)。
集光レンズ2及びLED光源1に含まれる透光性樹脂6の屈折率が1.5程度であるため、柔軟性樹脂3の屈折率を1.4〜1.6にすれば、透光性樹脂6、柔軟性樹脂3及び集光レンズ2の屈折率が近似し、集光レンズ2とLED光源1との間の反射損失が無視できるようになる。とくに集光レンズ2の屈折率を柔軟性樹脂3の屈折率より大きくすると、柔軟性樹脂3と集光レンズ2の界面で全反射が発生しないため、出射効率はいっそう向上する。
次に図3により、LED発光装置10の出射光特性について説明する。
図3に示す如く、LEDダイ5から出射される光のうち集光レンズ2の入射面2aに直接出射された光線Psは、出射面2bで屈折して上方へ出射される。また、集光レンズ2の入射面2aから入射した後に反射面2c(内部反射面)に向かう光線Phは、反射面2cで反射され、上方に出射する。
LEDダイ5から出射される光のうち側方に向かう光線Pmは、反射性樹脂枠7で反射された後、集光レンズ2の入射面2aから入射し、反射面2cで反射され、上方に出射する。
図3に示すように、集光レンズ2の入射面2aとLED光源1の透光性樹脂6とは柔軟性樹脂3によって密着されている。しかも集光レンズ2、透光性樹脂6、柔軟性樹脂3の各屈折率を近似させている。このため透光性樹脂6と柔軟性樹脂3との間の界面及び柔軟性樹脂3と集光レンズ2との間の界面における反射損失が無視できるようになるので、極めて良好な光伝達が達成される。
この結果、LED発光装置10は、内部全反射型の集光レンズ2とLED光源1とを柔軟性樹脂3で密着させることによって、LED光源1から発光されるほとんどの光線を上方へ向かう略平行光線として効率良く出射する。
(第2実施形態)
次に図4、図5を用いて本発明の第2実施形態として示すLED発光装置20について説明する。
図4は発光装置20の断面図、図5は図4に出射光特性を書き加えた断面図である。なお図4、図5におけるLED発光装置20の基本的構成及び動作は、図2、図3に示すLED発光装置10の構成及び動作と同じであり、同一要素及び対応する要素に付いては同一番号を付し、重複する説明を省略する。
LED発光装置20が、図2に示すLED発光装置10と異なるところは、図4に示すように集光レンズ22の底部にLED光源1の一部分を収納する凹部22dが設けられていることである。凹部22dは上面が入射面22aとなっている。そして凹部22dは柔軟性樹脂3の厚みよりやや深い。凹部22dには柔軟性樹脂3が嵌めこまれる。この状態で集光レンズ22とLED光源1とが配設されている。このとき入射面22aに柔軟性樹脂3が密着している。またLED発光装置20において柔軟性樹脂3は、樹脂中に蛍光粒子を混入した蛍光樹脂となっている。一方、透光性樹脂6は単に透明な樹脂で構成されている。
前述したようにLED発光装置20は、集光レンズ22の底部に凹部22dを設け、この凹部22dに柔軟性樹脂3を配設している。このため、集光レンズ22に対する柔軟性樹脂3の光学的及び機械的な位置決めが安定する。また、柔軟性樹脂3に対する加圧も安定する。
次に図5により、LED発光装置20の出射光特性について説明する。
図5に示す如く、LEDダイ5から出射される光のうち集光レンズの入射面22aからに向かって出射された光線Psは、出射面22bで屈折して上方へ出射する。また、集光レンズ2の入射面22aから入射した後、反射面22c(内部全反射面)に向かう光線Phは、反射面22cで反射されて上方に出射する。
また、LEDダイ5から出射される光線のうち側方に向かう光線Pmは、反射性樹脂枠7で反射された後、集光レンズの入射面22aから入射し、反射面22cで反射し上方に出射する。
光線Ps、光線Ph、光線Pmに付いての出射光特性は、図3に示すLED発光装置10とほとんど同じである。しかしながら、LED発光装置20では、柔軟性樹脂3が集光レンズ22の凹部22dの内部に配設されているため、側方に向かう光線Pmのうち一部の光線Pm´は、反射性樹脂枠7で反射された後、柔軟性樹脂3の側面から集光レンズ22の凹部22dの側壁を経て集光レンズ22に入射する。さらに光線Pm´は反射面22cの内部全反射面で反射されて上方に出射する。すなわち柔軟性樹脂3の側面を通過する光線Pm´も有効に上方に出射する。柔軟性樹脂3に含有された蛍光体が発する光のうち柔軟性樹脂3の側面を通過する光も同様に集光レンズ2の上方に出射する。
(第3実施形態)
次に図6を用いて第3実施形態として示すLED発光装置30について説明する。
図6はLED発光装置30の構成を示す断面図であり、基本的構成は図4に示すLED発光装置20と同じである。LED発光装置30が、図4に示すLED発光装置20と異なるところは、図6に示すように集光レンズ32の底部側に設けられた凹部32dの深さが異なること、及びLED光源1が反射性樹脂枠7を備えていないことだけである。なお、図示していないが、蛍光体は透光性樹脂6中に含有されている。
すなわち、図4に示したようにLED発光装置20における凹部22dが柔軟性樹脂3を収納するだけの深さであったのに対し、図6に示すようにLED発光装置30における凹部32dは、LED光源1のモジュール基板4を除く部分全体を収納する深さに形成されている。
前述したようにLED光源1は、反射性樹脂枠7が設けられておらず、透光性樹脂6の上に柔軟性樹脂3が直接配設されている。すなわち透光性樹脂6と柔軟性樹脂3の積層体が集光レンズ32の凹部32dに収納されている。
なお前述の通り、LED発光装置30では透光性樹脂6が蛍光樹脂となっており、柔軟性樹脂3は透明な樹脂である。
LED発光装置30は、集光レンズ32に設けられた凹部32dに、LED光源1のモジュール基板4を除く部分全体を収納している。このため反射性樹脂枠7を設けなくても、LEDダイ5からの側面方向へ向かう光を凹部32dの側壁を通して、全て上方へ出射させることができる。蛍光体の発光のうち側方に向かう光も同様である。
また、LED光源1全体を集光レンズ32の凹部32dに収納することにより、LED発光装置30の高さを小さくすることができる。蛍光体の配置については任意性があり、例えば蛍光体をLEDダイ5の周辺部だけに配置したり、透光性樹脂6を取り囲むようにしたりしても良い(このとき柔軟性樹脂を蛍光樹脂としても良い)。
(第4実施形態)
次に図7を用いて第4実施形態として示すLED発光装置40について説明する。
図7はLED発光装置40の断面図であり、基本的構成は図2に示すLED発光装置10と同じである。LED発光装置40が、図2に示すLED発光装置10と異なるところは、図7に示すように集光レンズ42の出射面42bの形状である。
すなわち、LED発光装置10における集光レンズ2の出射面2bが平坦であったのに対し、LED発光装置40における集光レンズ42の出射面42bは凹凸形状42eが設けられ粗面化されている。
LED発光装置40は、集光レンズ42の出射面42bを粗面化することによって出射光が拡散し、柔らかな印象を与える照明を行うことができる。
(第5実施形態)
次に図8を用いて第5実施形態として示すLED発光装置50について説明する。
図8はLED発光装置50の断面図である。LED発光装置50は、LED光源1、柔軟性樹脂3及び集光レンズ52を支持部材60に収納したものである。LED発光装置50において、LED光源1、柔軟性樹脂3及び集光レンズ52に係る基本的構成(以下、光学系とよぶ)は、図2に示すLED発光装置10と同じである。
すなわち、LED発光装置10とLED発光装置50の光学系とが異なるところは、図8に示すようにLED発光装置50が集光レンズ52の上面の周辺にフランジ部52fを設けていることだけである。LED発光装置50では、フランジ部52fを用いて光学系を支持部材60に固定している。
支持部材60は、断面が箱型のケース61と、断面がコ字形状のフレーム62よりなる。また支持部材60は、フレーム62をケース61の顎部61a及び集光レンズ52のフランジ部52fに嵌合させ、必要な圧力を加えて光学系を固定している。なお、この圧力は柔軟性部材3の反発力によって発生する。また、この圧力によって、LED光源1と柔軟性樹脂3及び柔軟性樹脂3と集光レンズ52の入射面52aとが密着する。
LED発光装置50は、光学系が支持部材60に収納されることによって形状が安定し、他の装置への組み込み性が良くなる。さらに支持部材60を熱伝導性の良い金属製すれば、LED光源1の発熱を効率よく放熱させることができる。
上記の如く本発明におけるLED発光装置は、LED光源と集光レンズとを柔軟性樹脂を介して密着させることにより、LED光源から集光レンズへの光伝達効率を高めることができる。さらにLED光源の封止樹脂と、集光レンズと、柔軟性樹脂の屈折率を近似させることによって光伝達効率を高めることがでる。
また、各実施形態1〜5において集光レンズ2等として内部全反射型レンズを用いた。しかしながら指向性と出射効率の高いLED発光装置の提供に際し、集光レンズは、内部反射型レンズに限られず、例えば、凸レンズ、レンチキュラーレンズ、さらに円錐台、角錐台等の集光レンズに適応可能である。
1 LED光源
2,22,32,42,52、109 集光レンズ
2a、22a、32a、42a、52a 入射面
2b、22b、32b、42b、52b 出射面
2c、22c、32c、42c、52c 反射面
22d、32d 凹部
42e 凹凸形状
52f フランジ部
3 柔軟性樹脂
4 モジュール基板
5 LEDダイ
6 透光性樹脂
7 反射性樹脂枠
10、20,30,40,50、100 LED発光装置
60 支持部材
61 ケース
62 フレーム
101 発光素子

Claims (8)

  1. 底部に入射面、上部に出射面と、前記出射面の周辺にフランジ部を有する集光レンズと、前記入射面に対向するように配置されたLED光源と、前記入射面と前記LED光源の間に挟持され、透光性を有し、かつ圧力により反発力を生ずる柔軟な柔軟性樹脂と、前記集光レンズと前記LED光源とを収納する支持部材とを備えるLED発光装置であって、前記支持部材に前記集光レンズと前記柔軟性樹脂と前記LED光源とを積層配置すると共に、前記集光レンズのフランジ部に前記支持部材を嵌合させて光学系を固定したものであって、前記支持部材は、箱型のケースと断面コ字状のフレームよりなり、前記フレームを前記ケースと前記集光レンズのフランジ部に嵌合させて、前記支持部材に積層配置した集光レンズと前記柔軟性樹脂と前記LED光源とに必要な圧力を加えて固定したことを特徴とするLED発光装置。
  2. 前記LED光源は、LEDダイと、前記LEDダイを被覆する透光性樹脂と、前記透光性樹脂の周囲に設けられた反射性樹脂枠とを備え、前記反射性樹脂枠は、上部に前記柔軟性樹脂が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のLED発光装置。
  3. 前記集光レンズは、透光性の樹脂からなることを特徴とする請求項1または2項に記載のLED発光装置。
  4. 前記集光レンズの屈折率は、前記柔軟性樹脂の屈折率より大きいことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のLED発光装置。
  5. 前記集光レンズは、内部全反射型レンズであることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のLED発光装置。
  6. 前記集光レンズは、凹部を備え、前記凹部は、前記入射面を含み、前記柔軟性樹脂は、前記凹部内に配置されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のLED発光装置。
  7. 前記出射面は、粗面化されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のLED発光装置。
  8. 前記柔軟性樹脂は、蛍光体が混入されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のLED発光装置。
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