JP5188077B2 - 光方向変換素子及び面状発光装置 - Google Patents

光方向変換素子及び面状発光装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディスプレイのバックライトや照明機器等の光源に用いられる光方向変換素子及び面状発光装置に関する。
従来、看板、テレビ等のバックライト、照明機器等は、電球や蛍光灯を光源にしていたが、小型で省エネルギーが図れ且つ環境負荷物質を含まないという特徴を有するLED(発光ダイオード)の高出力化が可能になったことから、LEDが電球や蛍光灯に代替することが可能になってきた。
一方、市場からは、大型かつ薄型の面状光源が要求されている。光源を薄型にできれば、光源の省スペース化が可能になり、従来設置できなかった場所にも設置できるようになる。例えば、従来、外光により照明するしかなかったポスターを、内側から照明することが可能になる。
LEDを用いた面状光源として、上面にじょうご部を有すると共に側周面に鋸歯状の襞を有するレンズをLEDチップに被せ、LEDチップからの光がパッケージ軸に対してほぼ垂直になるようにしたLEDパッケージ及び発光ダイオードが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特願2003−8068号公報 特願2003−8081号公報
しかし、従来のLEDパッケージによると、レンズがLEDチップからの光をLEDチップの搭載面に対して平行光になるように出射させる構成であるため、LEDチップの中心部から上方へ出射した光に比べ、斜め方向からの光は光量が低下する。このため、レンズからの出射光に発光むら(色むら)を生じる。
従って、本発明の目的は、出射光に発光むら及び色むらを生じないようにした光方向変換素子及び面状発光装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、透光性を有する柱状体と、前状体の一方の面に設けられ、光が入射する入射面と、前記柱状体の他方の面の中央に設けられると共に前記入射面からの入射光を前記柱状体の側面方向に反射させる中央反射面と、前記中央反射面の周縁部に設けられると共に前記中央反射面からの反射光を反射または透過させる傾斜反射面と、前記入射面を除く前記状体の一方の面に設けられて前記中央反射面及び前記傾斜反射面からの反射光を反射する平面反射面とを備えたことを特徴とする光方向変換素子を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、基板と、前記基板上に設けられた光源と、
前記光源と前記入射面との間に隙間を設けて前記基板上に固定された上記光方向変換素子とを備えた面状発光装置を提供する。
このような構成によれば、光源から凹部を通して入射した入射光は、朝顔形状反射面(中央反射面)で反射或いは透過し、朝顔形状反射による反射光及び朝顔形状反射面から傾斜反射面を経た反射光は、光源の光軸に対して略鉛直な360°の方向へ出射する。また、朝顔形状反射面及び傾斜反射面からの平面反射面による反射光は、朝顔形状反射面に向けて反射する。
本発明の光方向変換素子によれば、出射光に発光むら及び色むらを生じないようにすることができる。
[第1の実施の形態]
(面状発光装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線の断面図である。
面状発光装置1は、基板10と、基板10上の所定位置に設けられた光源としてのLED11と、LED11を覆うようにして基板10上に接着剤等により固定された光方向変換素子12とを備えて構成されている。
LED11は、混色光により白色系を生成することから、蛍光体からの発光波長との補色関係や透光性樹脂の劣化等を考慮して発光波長を400nm以上530nm以下にするのが好ましい。例えば、450〜460nmの発光波長のGaN系化合物半導体からなる素子を用いることができる。
光方向変換素子12は、上面に、LED11を中心にして円錐形の回転放物面12aによるB面を有している。更に、光方向変換素子12の上面の周辺は、斜めにカットされることにより、傾斜反射面(E面)が形成されている。
更に、光方向変換素子12は、下面にLED11に対向する平坦なA面を有する凹部12bが形成され、更に、側面は、基板10に対して鉛直面に加工されることによりC面を構成している。凹部12bの下面とLED11の上面との間には、隙間gが設けられている。
また、光方向変換素子12は、凹部12bを除く下面に反射膜等による平面反射面(D面)が形成されており、B面からの反射光を反射できるように構成されている。なお、平面反射面(D面)は、光方向変換素子12に代えて、基板10の表面に形成されていてもよい。上記のような形状を有する光方向変換素子12は、透明な材質であって、アクリル樹脂、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、シリコーン等の樹脂や、ガラスを用いることができる。
(LEDの構成)
図2は、LEDの詳細構成を示す。LED11は、樹脂製で中心部に凹部110aが設けられたパッケージ110と、凹部110aの底面に設けられた青色LED素子111と、蛍光体112が混合されていると共に凹部110a内を埋めるようにして充填された封止樹脂113と、一端が青色LED素子111の電極パッド(図示せず)に接続され、他端がパッケージ110の外に引き出されたリード114A,114Bとを備えて構成されている。
蛍光体112は、青色LED素子111との組合せにより白色光を得るため、粉末状にして封止樹脂113に混合したものであり、無機蛍光物質や有機蛍光物質を用いることができる。無機蛍光物質として、例えば、希土類元素を含有する物質がある。
具体的には、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体があり、これは、Y、Lu、Sc、La、Gd及びSmからなる群から選ばれた少なくとも1つの元素と、Al、Ga及びInからなる群から選ばれた少なくとも1つの元素とを含んでなるセリウムで付活されたガーネット系蛍光体である。一例を示せば、YAl12:Ceである。
(面状発光装置の動作)
図2において、青色LED素子111の極性に合わせて直流電圧をリード114A,114B間に印加すると、青色LED素子111に駆動電流が流れる。青色LED素子111は、駆動電流が流れると青色光を発光し、これを封止樹脂113内へ出射する。封止樹脂113に入射した青色光は、一部が蛍光体112に吸収され、残りは封止樹脂113をそのまま透過する。
蛍光体112は、青色光を吸収して黄色光に変換する。この黄色光と封止樹脂113を透過した青色光は、進行する過程で混色して白色光となり、図1に示す光方向変換素子12のA面に入射する。
その後、B面、C面及びE面に入射して反射し、或いは各面を通過し、光方向変換素子12から外部へ出射する。また、B面及びE面からの反射光は、D面で反射してB面へ到達し、B面から外部へ出射する。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(イ)LED11からの光は、光方向変換素子12のB面(回転放物面12a)で多様な方向へ反射するため、青色光や黄色光に偏った出射領域は生じず、出射光に発光むらが生じないようにすることができる。
(ロ)光方向変換素子12の凹部12bの内面とLED11との間に隙間gが設けられているため、光方向変換素子12に圧力が加わっても、LED11に凹部12bの内面が接触しないので、LED11を損傷しないようにすることができる。
(ハ)光方向変換素子12によりLED11(光源)からの光を水平方向のほか、D面で反射させて上方へも出射できることにより、LED11の斜め方向からの光を効率的に出射させることができる。
(ニ)光方向変換素子12の上面からも光を出射させることができるため、面状発光装置1の薄型化を図っても、出射光が均一な面光源を得ることができる。因みに、光を全面的に面状発光装置1の側面から出射させた場合、光源の真上が暗くなる。
(ホ)光方向変換素子12は、LED11ごとに基板10に実装できるため、生産性を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線の断面図である。この面状発光装置1は、第1の実施の形態において、光方向変換素子12の形状を変えた光方向変換素子13を用いると共に、透明で円筒状の固定具14によって光方向変換素子13を基板10に固定するようにしたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
光方向変換素子13は、上面が平坦で、下面が回転放物面(B面)を有し、その断面形状は逆富士山形を成している。回転放物面(B面)の中心は、LED11の中心に合致するように設定されている。回転放物面(B面)には、反射面となるめっき膜15が蒸着等により設けられている。光方向変換素子13は、めっき膜15が被着されているため、透明な材質でなくてもよく、ポリカーボネート等の樹脂を用いることができる。なお、光方向変換素子13の上面は、平坦でなくてもよい。
本実施の形態における面状発光装置1の動作を説明すると、LED11は、駆動電流が流されると発光し、図2に示したLED11の蛍光体112及び封止樹脂113からの黄色光及び青色光が光方向変換素子13に向けて出射する。
青色光と黄色光は、進行する過程で混色して白色光となり、この白色光が光方向変換素子13の回転放物面(B面)に入射し、LED11の光軸に略鉛直な方向、すなわち水平方向の360度の方向へ反射する。光方向変換素子13のB面に入射した白色光は、B面で1または複数回反射した後、固定具14を通過して外部へ出射する。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(イ)第1の実施の形態における(イ)の効果を有すると共に、LED11からの光を、側面方向(水平方向)の全域へ均一に光を出射させることができる。
(ロ)LED11からの光を光方向変換素子13によって側面方向へ変換しているため、上方に光スポットが生じないようにすることができる。
(ハ)光方向変換が全反射を用いていないため、任意の形状にできることにより小型化できるとともに、光の出射方向を変えることが可能となる。
(ニ)LED11の上方向に向かう光は強力で、距離が小さい真上部に光スポットを作ってしまうが、本実施の形態によれば、光を側方に反射させることにより、光スポットを無くし、均一な面光源を作ることができる。
[第3の実施の形態]
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線の断面図である。
この面状発光装置1は、第2の実施の形態において、LED11に代えて赤色LED16、緑色LED17及び青色LED18の3つを用いると共に、光方向変換素子13に代えて中心部を基板10に固定する構成の光方向変換素子20にし、更に固定具14を除去したものであり、その他の構成は第2の実施の形態と同様である。なお、基板10は、2枚を貼り合わせた構成にしているが、1枚でも多層構造でもよい。
光方向変換素子20は、樹脂等により作られており、回転放物面(B面)の表面にめっき膜15が設けられており、このめっき膜15が基板10側を向くようにして基板10に固定される。
更に、光方向変換素子20は、B面の中心部の先端の所定部分をカットして先端面が形成されており、その先端面がネジ19により基板10に固定される。基板10には、ネジ19を挿通できるように、ネジ孔10aが設けられている。光方向変換素子20は、めっき膜15が被着されているため、透明な材質でなくてもよく、ポリカーボネート等の樹脂を用いることができる。
赤色LED16、緑色LED17及び青色LED18は、ほぼ同一の光出力を有し、図4の(b)に示すように、光方向変換素子20の先端の周囲に等間隔に配設されている。
なお、本実施の形態においては、赤色LED16、緑色LED17及び青色LED18に代えて、図2に示した構成のLED11の3つ(同一発光色)を用いる構成にすることもできる。
次に、本実施の形態における面状発光装置1の動作を説明する。LED16〜18は、駆動電流が流されることにより発光し、LED16〜18による3色の光は光方向変換素子20に向けて出射し、それぞれの光は空間を経て光方向変換素子20のめっき膜15の表面(B面)に入射し、めっき膜15で反射して外部方向へ出射する過程、または多数の面状発光装置の光の合成で他の2色と混色されて白色光になる。
(第3の実施の形態の効果)
第3の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(イ)RGBの3色のLEDを光源にして面状発光装置1が構成されているので、面状発光装置1が蛍光体を有しない構成にすることができる。また、面状発光装置1内に3つのLEDが搭載されることにより、第1,第2の実施の形態に比べて面状発光装置1のハイパワー化を図ることができる。RGBの混色が良くなるとともに、RGBの3色のLEDの光出力比を変えることにより、バックライドの色を外部からコントロールすることができる。
(ロ)光方向変換素子20は、富士山型の形状にできるため、第1の実施の形態に比べて重量を軽減することができる。また、第2の実施の形態に比べ、固定具14を用いる必要が無いと共に、光方向変換素子20と光源を位置合わせする必要が無いので、面状発光装置1の組み立てが容易になる。
(ハ)光方向変換素子20は、RGBの3色のLED16,17,18との間に空間を持たせることができるため、LED16〜18に外力が加わる状態を生じないようにすることができる。
[第4の実施の形態]
図5は、本発明の第4の実施の形態に係る面状発光装置を示す。本実施の形態は、図4に示した第3の実施の形態において、光方向変換素子20に代えて、上面(外面)に回転放物面(B面)を有する光方向変換素子30を用い、この光方向変換素子30を遮光部材31で基板10に固定するようにしたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
光方向変換素子30は、回転放物面(B面)にめっき膜15が施されて入射光に対する反射面となり、外周面(C面)が反射光に対する光出射面になっている。
また、光方向変換素子30は、中心に遮光部材31の軸部31aが嵌入する貫通孔30aが設けられており、その周囲の下面には、RGBのLED16,17,18のそれぞれを収容する凹部30bが設けられている。光方向変換素子30は、透明な材質であって、アクリル樹脂、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、シリコーン等の樹脂や、ガラスを用いることができる。なお、LED16〜18の配置は、図4の(b)と同様である。
凹部30bは、その下面がLED16,17,18の上面に接触しない深さを有している。凹部30bは、LED16〜18ごとに設けることも、1つのリング状の溝による構成であってもよい。
なお、本実施の形態においては、赤色LED16、緑色LED17及び青色LED18に代えて、図2に示した構成のLED11による単一色のLEDを3つ、或いは4つ以上を用いた構成にすることもできる。
遮光部材31は、金属、樹脂等をT字形断面を成すように加工して作られており、その直径は光方向変換素子30の直径に等しくされている。また、軸部31aの下部は、ネジ切り加工が施されており、ネジ孔10aにねじ込まれる。
次に、本実施の形態における面状発光装置1の動作を説明する。LED16〜18は、駆動電流が流されると発光し、LED16〜18による3色の光は光方向変換素子30のA面から光方向変換素子30内に入射し、それぞれの光は光方向変換素子30のめっき膜15の表面でC面方向へ反射し、外部へ出射する過程で他の2色と混色されて白色光になる。この白色光は、光方向変換素子30のC面を通して光方向変換素子30の外へ出射する。
一方、面状発光装置1に他の面状発光装置等から光が到達したとき、その光は遮光部材31の上面で反射し、面状発光装置1内に侵入することはない。
(第4の実施の形態の効果)
第4の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(イ)RGBのLED16〜18の光は、空間を通してA面から光方向変換素子30内に入射する際、A面での屈折により入射角が狭められるため、各LEDから直接斜め光が出射されることが無く、光をより遠くへ導くことができる。
(ロ)光方向変換素子30の凹部30a以外の部分が基板10に接触し、かつ光方向変換素子30の上縁が遮光部材31によって保持されるため、B面の周端の上下変動が防止され、反射光を安定に得ることができる。
(ハ)LED16〜18の3つが光源になるため、面状発光装置1のハイパワー化を図ることができる。
(ニ)遮光部材31が設けられていることにより、外部からの光が遮られ、面状発光装置1内に取り込まれることがないので、面照度ばらつきを抑えることができる。
[第5の実施の形態]
図6は、本発明の第5の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D線の断面図である。
この面状発光装置1は、基板10と、基板10上の所定位置に設けられた円柱状の台座40と、対向面に第1,第2の反射面(D面、B面)を有して上下に配設された第1,第2の反射体41,42からなる光方向変換素子43と、第2の反射体42を基板10に固定する透明で円筒状の固定具44とを備えて構成されている。
第2の反射体42は、第1の反射体41との間で複数回の反射が形成されるように、第1の反射体41に対する間隔が設定されている。
LED11は、台座40及び第1の反射体41が絶縁材からなる場合には、第1の反射体41及び台座40を介して基板10上の配線パターンに接続される。また、台座40及び第1の反射体41が金属等の導電材である場合には、リード線等を介して基板10上の配線パターンまたは外部の回路等に接続される。
第1の反射体41は、金属、樹脂等の材料を用いて、全体が凸円錐及び薄板状を成すように構成されており、頂面はLED11を搭載できる大きさの平坦面41aに加工されている。凸円錐は、例えば45°の傾斜面(D面)が設けられており、このD面には、反射率を上げるために、めっき処理等が施されている。
第2の反射体42は、金属、樹脂等の材料を用いて、薄板状でかつ下面に回転放物面(B面)を有するように構成されており、その外径は、第1の反射体41と同一かやや大きいサイズに設定され、周辺部の角度は第1の反射体41の角度(約45°)に合わせている。更に、第2の反射体42の回転放物面(B面)には、反射率を上げるために、めっき処理等が施されている。
固定具44は、円筒状の透明樹脂や透明ガラスを用いて作られており、接着剤により第2の反射体42及び基板10に固定されている。
次に、本実施の形態における面状発光装置1の動作を説明する。LED11は、駆動電流が流されると発光し、これにより、図2に示した封止樹脂113及び蛍光体112からの黄色光及び青色光が第2の反射体42に向けて出射し、青色光と黄色光は、空間を進行する過程で混合して白色光となる。
この白色光は、第2の反射体42の回転放物面(B面)で反射し、第1の反射体41のD面に向けて出射する。第2の反射体42のB面から第1の反射体41のD面に入射した光は、LED11の光軸に対して略鉛直な方向、すなわち水平方向の360度の方向へ反射し、固定具44を通して外部へ出射する。
(第5の実施の形態の効果)
第5の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(イ)LED11からの光は、第1,第2の反射体41,42の間を複数回反射して外部に出射するため、面状発光装置1から光を効率的に出射、ならびに集光させることができる。
(ロ)第1,第2の反射体41,42の傾斜が約45°に設定されているため、水平方向成分を多くした側方光出射が可能である。
(ハ)LED11と第2の反射体42の間が空間であるため、第2の反射体42が外力を受けて変形したとしても、LED11に外力が伝わらないようにすることができる。
[第6の実施の形態]
図7は、本発明の第6の実施の形態に係るバックライト装置を示す。なお、図7においてはバックライト装置100の幅方向をx方向、長さ方向をy方向、高さ方向をz方向としている。
(バックライト装置の構成)
このバックライト装置100は、例えば、液晶表示装置のバックライトに用いられるものであり、第1〜第5の実施の形態に示した複数の面状発光装置1を収容する筐体2と、筐体2の内壁面に設けられて複数の面状発光装置1からの光を反射する光反射部3と、複数の面状発光装置1を搭載する実装基板4と、複数の実装基板4を搭載する支持板5と、筐体2の光取り出し側に設けられて複数の面状発光装置1からの光の一部を反射及び拡散させると共に透光する拡散透過部6とを有する。
ここでは、面状発光装置1として、図1及び図2に示した第1の実施の形態の面状発光装置1を用いている。
筐体2は、ポリカーボネート等の樹脂材料を射出成型することによって形成された樹脂筐体であり、内部に実装基板4を支持する支持部が設けられている。なお、樹脂筐体に限定されず、アルミニウム等の金属筐体であっても良い。
光反射部3は、面状発光装置1からの光の反射性を高めるものとして、シート状のアルミニウムを貼り付けることにより鏡面状に形成された光反射面3Aを有している。なお、光反射部3はシート貼り付け以外の他の方法で形成しても良く、例えば、無電解めっきによるもの、或いは白色塗装によって形成されても良い。また、光反射面3Aは、鏡面状以外でも、少なくとも光を反射する表面状態のものであればよい。
実装基板4は、例えばガラスエポキシ基板からなり、面状発光装置1の底面に露出した電極端子部と電気的に接続される配線パターン(図示せず)を表面に有し、この表面に複数の面状発光装置1が所定の間隔で搭載されている。
支持板5は、複数の面状発光装置1を搭載した実装基板4を所定の間隔で搭載しており、これにより隣接する面状発光装置1のx方向およびy方向の間隔が一定となるように設定される。本実施の形態では、面状発光装置1はx方向およびy方向の間隔が、例えば50mmとなるように搭載している。また、支持板5の表面および実装基板4の表面は、面状発光装置1から放射される光の反射性を高めるために白色系に塗装されている。
拡散透過部6は、例えば、樹脂材料に光拡散粒子を混合した乳白色の薄板状に形成されており、面状発光装置1の光出射面から光軸方向、つまり、z方向に所定の距離を有して配置されて光の一部を透過し、一部を反射して筐体2内で反射させることによって複数の面状発光装置1から放射される光の混合を行う。
(バックライト装置の動作)
次に、バックライト装置100の動作について説明する。まず、図示しない電源部から各面状発光装置1のLED11に通電することにより発光させる。それぞれの面状発光装置1から放射された光は、斜め後方、斜め前方、横方向、また、一部は前方(z方向)に出射される。
このようにして筐体2内の空間では、光が複雑に混合されることにより、その混合の度合いに応じた強度の光が発光面となる拡散透過部6から均一に面状放射される。このとき、各面状発光装置1の光源像は視認できないレベルにある。
(第5の実施の形態の効果)
第5の実施の形態によれば、複数の面状発光装置1からの光が混合されることにより光の面状放射が行われるので、面状発光装置1の単体特性としての発光量のばらつき、色のばらつきが平均化され、発光面積に対して光源の数量を大にしなくとも発光むら、色むらの少ない面状発光装置1が得られる。そのため、故障等で消灯している面状発光装置1があったとしても、他の点灯している面状発光装置1によって光が補完されることにより、照度低下を少なくし、発光むらを抑えることができる。
また、薄型かつ大型で、明るさ及び色の均一度の高い面状光源が実現でき、LEDの使用個数を抑え、安価な面状光源が実現できると共に、高効率で、導光板が無く、軽く、寸法の設計自由度の高い面状光源を得ることができる。
更に、薄型かつ大画面の均一面光源が得られることにより、LEDバックライトを使用した液晶テレビの薄型化、壁掛けポスターへのバックライト付加等の他、照明光源として、天井や壁面に埋め込むこと無く、面光源が設置可能になり、照明のデザイン自由度を向上させることができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、各実施の形態間の構成要素の組合せは任意に行うことができる。
例えば、上記各実施の形態では、入射光を360°方向に反射する面として回転放物面を用いたが、回転楕円面等の2次曲線からなる面を用いてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線の断面図である。 図1のLEDの詳細構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線の断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る面状発光装置を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る面状発光装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D線の断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係るバックライト装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 面状発光装置
2 筐体
3 光反射部
3A 光反射面
4 実装基板
5 支持板
6 拡散透過部
9 光放射用光源ユニット
10 基板
10a ネジ孔
11 LED
12,13 光方向変換素子
12a 回転放物面
12b 凹部
14 固定具
15 めっき膜
16 赤色LED
17 緑色LED
18 青色LED
19 ネジ
20 光方向変換素子
30 光方向変換素子
30a 貫通孔
30b 凹部
31 遮光部材
31a 軸部
40 台座
41 第1の反射体
41a 平坦面
42 第2の反射体
43 光方向変換素子
44 固定具
100 バックライト装置
110 パッケージ
110a 凹部
111 青色LED素子
112 蛍光体
113 封止樹脂
114A,114B リード

Claims (3)

  1. 透光性を有する柱状体と
    状体の一方の面に設けられ、光が入射する入射面と、
    前記柱状体の他方の面の中央に設けられると共に前記入射面からの入射光を前記柱状体の側面方向に反射させる中央反射面と、
    前記中央反射面の周縁部に設けられると共に前記中央反射面からの反射光を反射または透過させる傾斜反射面と、
    前記入射面を除く前記状体の一方の面に設けられて前記中央反射面及び前記傾斜反射面からの反射光を反射する平面反射面とを備えたことを特徴とする光方向変換素子。
  2. 光源に接触させることなく前記光源を収容可能にして前記柱状体の前記一方の面に設けられた凹部をさらに備え、
    前記凹部の底面を前記光源からの前記光が入射する前記入射面とする、請求項1に記載の光方向変換素子。
  3. 基板と、
    前記基板上に設けられた光源と、
    前記光源と前記入射面との間に隙間を設けて前記基板上に固定された請求項1又は2に記載の光方向変換素子とを備えた面状発光装置。
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