JP6840223B2 - 部品実装装置および基板の保持方法 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、部品実装装置および基板の保持方法に関する。
例えば、部品を搭載する基板を吸着して保持する下受け部材を備えた部品搭載装置として、特開2004−296632号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この部品搭載装置は、基板の部品搭載部分全体を押圧可能な押付部材を有する変形矯正ヘッドを備えており、押付部材によって基板を下受け部材に押し付けて変形を矯正することで、基板を下受け部材に吸着させる。
特開2004−296632号公報
ところが、このような部品搭載装置によると、基板を下受け部材に吸着させるために、部品を基板に搭載するための搭載ヘッドとは別に、変形矯正ヘッドを駆動機構と共に搭載ヘッドの側面に設けている。このため、部品点数が増加すると共に、変形矯正ヘッドと駆動機構とを配置するスペースが必要となり、部品搭載装置が大型化してしまう。また、変形矯正ヘッドと駆動機構とが搭載ヘッドの側面に設けられているため、搭載ヘッドを高速に移動させるための障害となってしまう。
本明細書では、部品点数が増加することを抑制しつつ、基板を適正に保持する技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、部品を搭載する基板を吸着して保持する保持プレートと、前記基板に前記部品を搭載する搭載ヘッドとを備えた部品実装装置であって、前記搭載ヘッドは、前記保持プレートが前記基板を吸着して保持する過程において、前記基板を前記保持プレートに対して押付可能となっている構成とした。
また、本明細書によって開示される技術は、部品を搭載する基板を吸着して保持する保持プレートと、前記基板に前記部品を搭載する搭載ヘッドとを備えた部品実装装置における基板の保持方法であって、前記保持プレートが前記基板を吸着して保持する過程で、前記搭載ヘッドによって前記基板を前記保持プレートに対して押し付ける。
このような構成の部品実装装置によると、基板に反りが合った場合に、搭載ヘッドによって基板を保持プレートに対して押し付けることができるから、基板を保持プレートによって適正に保持することができる。また、部品を基板に搭載する搭載ヘッドによって基板を保持プレートに押し付けるから、従来のように、搭載ヘッドとは別に、基板を押し付ける押圧機構を別途設ける必要がなく、部品点数が増加することを防ぐことができる。また、押圧機構を配置するスペースが必要ないから部品実装装置が大型化することを防ぐことができる。
本明細書によって開示される部品実装装置は、以下の構成としてもよい。
前記搭載ヘッドは、前記基板の所定位置を押圧可能な吸着ノズルを含んでもよい。
このような構成によると、基板の所定位置を吸着ノズルによって押圧することで、基板を保持プレートに押し付けることができる。
前記制御部は、前記保持プレートにおいて前記基板の吸着が不十分となる吸着ミスを検知した場合に、前記搭載ヘッドを前記基板に押し付ける一次矯正処理を行う制御部をさらに備えてもよい。
このような構成によると、保持プレートにおいて吸着ミスを検知した場合に、搭載ヘッドが基板を押し付けるから、例えば、吸着ミスの有無に関わらず、搭載ヘッドが基板を押し付ける場合に比べて、実装作業の作業効率を向上させることができる。
前記制御部は、前記保持プレートによる前記基板の吸引時の圧力と前記保持プレートが基板を適正に吸引したときの圧力とを比較することにより、基板の反りによる吸着ミスを検知してもよい。
このような構成によると、吸引時の圧力と保持プレートが基板を適正に吸引したときの圧力とを比較することにより、基板の反りによる吸着ミスを検知することができる。これにより、例えば、画像認識などによって基板の吸着ミスを判定する場合に比べて、部品点数を削減することができると共に、簡易な構成で吸着ミスを確認することができる。
前記制御部は、前記一次矯正処理において、前記搭載ヘッドによって前記基板の外縁部の複数箇所を間欠的に押し付けてもよい。
一般に、基板は、外縁部に反りが生じやすいから、上記の構成のように、搭載ヘッドが、基板の外縁部を間欠的に押し付けるだけで、基板を保持プレートによって適正に保持することができる。
前記制御部は、前記一次矯正処理において前記吸着ミスの解消を検知した場合には、前記搭載ヘッドによる前記基板の押し付けを終了してもよい。
このような構成によると、吸着ミスが解消したと検知された場合には、搭載ヘッドによる基板の押しつけを終了するから、例えば、基板の外縁の複数箇所を搭載ヘッドによって押し付ける場合に比べて、実装作業の作業効率を向上させることができる。
前記制御部は、前記搭載ヘッドによって前記基板を押し付けて前記吸着ミスが解消したと検知された場合の押付位置を記憶する記憶部を含み、前記制御部は、前記保持プレートにおける前記基板の吸着による保持を解除する際に、前記記憶部が記憶した前記押付位置を前記搭載ヘッドによって押さえて、前記搭載ヘッドを前記基板からゆっくり引き離す基板固定解除処理を行ってもよい。
このような構成によると、基板の吸着による保持を解除する際に、搭載ヘッドを基板からゆっくり引き離すことで、基板の反りによる急激な反発を抑えることができる。これにより、基板の保持が解除された際に、基板に搭載された部品が位置ずれすることを抑制することができる。
前記制御部は、前記基板に搭載された前記部品の搭載位置を記憶する記憶部を含み、前記搭載ヘッドによる前記基板の押し付け予定の押付予定位置と前記部品の搭載位置とが重複した場合に、前記搭載位置と重複した前記押付予定位置の前記搭載ヘッドによる押し付けを中止してもよい。
このような構成によると、搭載ヘッドによって部品を押圧することを防ぎ、搭載された部品が破損することを抑制することができる。
前記制御部は、前記押付予定位置と前記搭載位置とが重複した場合に、前記押付予定位置と前記搭載位置とに隣接する位置を前記搭載ヘッドによる押圧可能な代替位置に決定してもよい。
このような構成によると、搭載ヘッドによって代替位置を押し付けることで、搭載ヘッドによって部品を破損させることを抑制しつつ、基板を保持プレートによって適正に保持させることができる。
本明細書によって開示される技術によれば、部品点数が増加することを抑制しつつ、基板を適正に保持することができる。
実施形態1にかかる表面実装機の平面図 表面実装機の正面図 表面実装機の電気的構成を示したブロック図 バックアップユニットの平面図 バックアップユニット上にヘッドユニットを配した状態の側面図 バックアップユニットと圧力センサとを模式的に示した図 基板固定処理のフローチャート図 一次矯正処理のフローチャート図 基板固定解除処理のフローチャート図 プリント基板とバックアップユニットとの位置関係を示した図 反りのあるプリント基板をバックアップユニット上に配した状態を示す斜視図 反りのあるプリント基板をバックアップユニット上に配した状態を示す側面図 プリント基板の反りが発生している部分を吸着ノズルによって押圧している状態を示した側面図 実施形態2にかかる一次矯正処理のフローチャート図 プリント基板の押付予定位置に電子部品が搭載されている状態を示した図
<実施形態1>
実施形態1は、電子部品(「部品」の一例)Eをプリント基板(「基板」の一例)P上に搭載する表面実装機(「部品実装装置」の一例)10を例示している。表面実装機10は、図1に示すように、平面視略矩形状の基台11と、基台11上にプリント基板Pを搬送する搬送コンベア12と、プリント基板P上に電子部品Eを搭載する部品実装ユニット20と、プリント基板Pを実装位置において支持するバックアップユニット50と、部品実装ユニット20に電子部品Eを供給するための部品供給装置13とを備えて構成されている。
なお、以下の説明において、左右方向とは、図1における左右方向(基台11の長辺方向および搬送コンベア12の搬送方向)および図3における左右方向を基準とする。また、前後方向とは、図1における上下方向(基台11の短辺方向)および図4の左右方向を基準とし、図1においては図示下側を前側、図示上側を後側とし、図3においては図示左側を前側、図示右側を後側として説明する。
基台11は、図1に示すように、左右方向に横長な平面視略矩形状をなし、基台11上には、左右両側に配置された一対の搬送コンベア12、一対の搬送コンベア12の間に配置されたバックアップユニット50、部品実装ユニット20などが配置されている。
左右一対の搬送コンベア12とバックアップユニット50とは、互いに段差なく連続した状態となっており、実装対象となるプリント基板Pを左右方向に搬送することができるようになっている。各搬送コンベア12は、図1に示すように、左右方向に循環駆動する一対のコンベアベルト14を有しており、一対のコンベアベルト14には、プリント基板Pが架設する形でセットされる。プリント基板Pは、左右方向の右側からコンベアベルト14に沿ってバックアップユニット50上の実装位置に搬入され、実装位置において電子部品Eの実装作業がされた後、コンベアベルト14に沿って左右方向の左側に搬出されるようになっている。
バックアップユニット50は、プリント基板P上に電子部品Eを実装する際に、そのプリント基板Pを保持固定するものであって、図2、図4から図6に示すように、左右方向に横長なブロック状をなしている。また、バックアップユニット50は、プリント基板Pが載置されるバックアッププレート(「保持プレート」の一例)51と、バックアッププレート51の下方に設けられた負圧供給部材52と、負圧供給部材52のさらに下方に配された支持部材53と、前後方向両側に設けられた一対の側板54とを備えて構成されている。
バックアッププレート51は、金属製であって、バックアッププレート51の上面51Aは、平面度が高く設定されている。また、バックアッププレート51の上面51Aには、空気が挿通可能な程度の小さい吸着孔55がバックアッププレート51を上下方向に貫通した状態で前後左右に複数並んで設けられている。
負圧供給部材52は、バックアッププレート51よりも板厚が僅かに厚い平板状であって、前後左右方向にバックアッププレート51とほぼ同じ大きさに設けられている。負圧供給部材52の内側には、図6に示すように、バックアッププレート51の吸着孔55に対応する負圧供給路56が設けられており、負圧供給路56には、エア供給装置60から負圧が供給されるようになっている。負圧供給路56に負圧が供給されると、各吸着孔55に負圧が供給され、バックアッププレート51の上面51Aに載置されたプリント基板Pが負圧によってバックアッププレート51に吸引されて保持固定されるようになっている。
支持部材53は、負圧供給部材52と前後左右方向にほぼ同じ大きさのブロック状に設けられている。支持部材53が、基台11に対して図示しない固定機構によって固定されることで、バックアップユニット50が基台11に対して固定されている。
一対の側板54は、バックアッププレート51と負圧供給部材52と支持部材53とを前後方向両側から覆う大きさに設けられており、一対の側板54は、3つの部材を前後方向両側から位置決めした状態で固定している。各側板54の内側の面には、左右方向に循環駆動する搬送ベルト54Aが設けられている。各搬送ベルト54Aは、バックアップユニット50上においてプリント基板Pを左右方向に搬送する。
部品供給装置13は、図1に示すように、フィーダ型とされ、搬送コンベア12の上下方向両側において左右方向に2つずつ並べることで、合計4箇所に配されている。これらの部品供給装置13には、複数のフィーダ16が左右方向に整列した状態で取り付けられている。各フィーダ16は、複数の電子部品Eが収容された部品供給テープをリールから引き出す図示しない電動式の送出装置などを備えており、各フィーダ16は、搬送コンベア12側の端部から電子部品Eを一つずつ供給する。
部品実装ユニット20は、部品供給装置13から基台11上に供給される電子部品Eを取り出してプリント基板P上に搭載するものであって、図1に示すように、基台11の左右方向の両側に配される一対のY軸フレーム21と、一対のY軸フレーム21に架設されたX軸フレーム26と、X軸フレーム26に移動可能に取り付けられたヘッドユニット30とを備えて構成されている。
一対のY軸フレーム21には、Y軸フレーム21に沿って配されたY軸ガイドレール24と、Y軸サーボモータ25とが設けられており、Y軸サーボモータ25が通電制御されると、X軸フレーム26と、X軸フレーム26に取り付けられたヘッドユニット30とがY軸ガイドレール24に沿って前後方向に移動するようになっている。
X軸フレーム26は左右方向に延びた形態とされ、X軸フレーム26には、X軸フレーム26に沿って配されたX軸ガイドレール27と、X軸サーボモータ28とが設けられており、X軸サーボモータ28が通電制御されると、ヘッドユニット30がX軸ガイドレール27に沿って左右方向に移動するようになっている。
ヘッドユニット30は、図1および図2に示すように、箱形状をなすヘッドユニット本体31と、電子部品Eの実装動作を行う複数の実装ヘッド(「搭載ヘッド」の一例)32を有している。
複数の実装ヘッド32は、図2および図5に示すように、ヘッドユニット本体31から下方に突出した形態で左右方向に並んで配列されており、各実装ヘッド32は、上下方向に延びる回転シャフト33と、回転シャフト33の先端である下端部に着脱可能な吸着ノズル(「搭載ヘッド」の一例)34とを有している。
回転シャフト33には、ヘッドユニット本体31内に設けられたZ軸サーボモータ31AおよびR軸サーボモータ31Bが取り付けられている。回転シャフト33は、図13に示すように、Z軸サーボモータ31Aによって上下方向に昇降可能とされ、R軸サーボモータ31Bによって軸周りに回転可能とされている。
吸着ノズル34は、図5および図6に示すように、上下方向に延びる略筒状をなしている。吸着ノズル34は、回転シャフト33の下端部に設けられた図示しない保持部によって上端部が保持されることで、回転シャフト33の下端部に保持されている。
吸着ノズル34の下端開口縁は、図6に示すように、基台11の上面と平行な水平な形態とされており、吸着ノズル34の内側には、回転シャフト33内に設けられた図示しない供給路と連通する図示しないエア通路が設けられている。
エア通路には、回転シャフト33の供給路に接続されたエア供給装置60から負圧もしくは正圧が供給されるようになっている。吸着ノズル34は、エア通路に供給される負圧によって電子部品Eを吸着して保持し、エア通路に供給される正圧によって電子部品Eを解放するようになっている。なお、吸着ノズル34の下端開口縁は、電子部品Eなどを押付可能となっており、吸着ノズル34によって電子部品Eを解放する際には、電子部品Eを保持した吸着ノズル34をプリント基板Pに対してやや押し付けるようにして開放することで、プリント基板P上の適切な位置に電子部品Eを搭載することができるようになっている。
したがって、部品実装ユニット20は、Y軸サーボモータ25およびX軸サーボモータ28を駆動させることで、基台11上においてヘッドユニット30を前後左右に移動させることができ、Z軸サーボモータ31Aを駆動させることで、吸着ノズル34を降下させて部品供給装置13から電子部品Eを取り出したり、バックアップユニット50に保持固定されたプリント基板Pに電子部品Eを搭載したりすることができるようになっている。
なお、ヘッドユニット30には、図2に示すように、ヘッドユニット本体31の側面に基板認識カメラ20Aが設けられており、基板認識カメラ20Aがプリント基板Pを撮影して、プリント基板Pを画像認識するようになっている。また、図1に示すように、基台11上におけるバックアップユニット50の前後方向の両側には、一対の部品認識カメラ15が設置されており、各部品認識カメラ15は、ヘッドユニット30の実装ヘッド32に吸着保持された電子部品Eを撮影するようになっている。
次に、表面実装機10の電気的構成を、図3を参照して説明する。
表面実装機10は、制御部110によって全体が制御統括されており、制御部110は、CPUなどにより構成される演算処理部(「制御部」の一例)111を備えている。演算処理部111には、モータ制御部112、記憶部113、画像処理部114、外部入出力部115、部品供給装置通信部116、管理装置通信部117、操作部118などが接続されている。
モータ制御部112は、演算処理部111の指令により、記憶部113に記憶されている実装プログラムに基づいて、Y軸サーボモータ25、X軸サーボモータ28、Z軸サーボモータ31A、R軸サーボモータ31B、搬送コンベア12などを制御し、電子部品Eを実装する。
記憶部113には、プリント基板Pに電子部品Eを実装するための実装プログラムやプリント基板Pを保持固定するための基板固定プログラムなどの各種プログラム、各種データなどが記憶されている。各種データには、生産が予定されているプリント基板Pの生産枚数や品種に関する基板情報、バックアップユニット50がプリント基板Pを保持固定した時の保持基準圧に関する情報などが含まれている。
画像処理部114は、基板認識カメラ20Aや部品認識カメラ15から出力される画像信号が取り込まれるようになっており、取り込んだ画像信号に基づいて画像を生成する。
外部入出力部115は、いわゆるインターフェースである。演算処理部111は、外部入出力部115を通じてエア供給装置60の圧力センサ63などの各種センサ類62から出力される検出信号を取り込み、外部入出力部115を通じて制御信号をエア供給装置60に出力する。
部品供給装置通信部116は、部品供給装置13に接続されており、部品供給装置13を統括して制御する。
管理装置通信部117は、管理装置90と通信可能に接続されており、管理装置90は、生産予定のプリント基板Pの種類に基づいて最適化プログラムを実行し、電子部品Eを実装する順番などを事前に決定する。
操作部118は、液晶モニタなどの図示しない表示装置、キーボードやマウスなどの図示しない入力装置などを備えており、作業者からの入力の受付や作業者への出力を行う。
また、演算処理部111は、記憶部113に記憶された基板固定プログラムを実行することで、外部入出力部115を通じてエア供給装置60を制御し、バックアップユニット50においてプリント基板Pを保持固定する基板固定処理を行う。
以下に、基板固定処理について、図7に示すフローチャートを参照しつつ、説明する。
基板固定処理では、プリント基板Pがバックアップユニット50上の実装位置に搬送されたところで、演算処理部111が、外部入出力部115を通じてエア供給装置60を制御し、バックアップユニット50の負圧供給部材52に負圧を供給する(S11)。これにより、負圧がバックアッププレート51の吸着孔55に供給され、実装位置に配置されたプリント基板Pがバックアップユニット50のバックアッププレート51に吸引される。
次に、演算処理部111は、外部入出力部115を通じてエア供給装置60の圧力センサ63からの検出信号を取り込み、圧力センサ63の圧力が記憶部113に記憶された保持基準圧よりも上昇しているか判定する(S12)。ここで、保持基準圧は、プリント基板Pがバックアッププレート51に適切に吸着された際に生じる圧力よりもやや低い値とされている。
圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも高くなっている場合(S12:YES)、演算処理部111は、バックアッププレート51の全ての吸着孔55がプリント基板Pによって塞がれていると判定する。
すなわち、バックアップユニット50の実装位置に、プリント基板Pが適正に保持固定されたとして、基板固定処理を終了する。
一方、圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも低い場合(S12:NO)、演算処理部111は、バックアッププレート51のいずれかの吸着孔55がプリント基板Pによって塞がれずにプリント基板Pの吸着が不十分となり、プリント基板Pが適正に保持固定されていない吸着ミスが発生していると判定する。これにより、プリント基板Pの吸着ミスが検知される。
具体的には、例えば、プリント基板Pの反りなどに起因してバックアッププレート51に対してプリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が浮いた状態となり(図11および図12参照)、バックアッププレート51における全ての吸着孔55がプリント基板Pによって塞がれないことで、プリント基板Pが適正に保持固定されていないと判定し、吸着ミスを検知する(S20)。
そこで、プリント基板Pが適正に保持固定されていない吸着ミスを検知した場合には、演算処理部111は、プリント基板Pを一時的に矯正する一次矯正処理を行い(S20)、記憶部113に一次矯正処理を実施したことを記憶する。なお、基板固定処理および一次矯正処理が行われている最中は、バックアップユニット50には、エア供給装置60から継続して負圧が供給されている。
以下に、一次矯正処理について、図8に示すフローチャートを参照しつつ、説明する。
一次矯正処理では、まず、演算処理部111の指令により、モータ制御部112が、Y軸サーボモータ25とX軸サーボモータ28とを駆動させ、ヘッドユニット30における実装ヘッド32をプリント基板P上に配置する(S21)。
次に、モータ制御部112は、ヘッドユニット30におけるZ軸サーボモータ31Aを駆動させることで、実装ヘッド32における吸着ノズル34を降下させ、プリント基板Pに設定された押付予定位置PPを押圧する。
詳細には、押付予定位置PPは、図10および図11に示すように、プリント基板Pの外周縁部P2に間欠的に複数設定(本実施形態では、プリント基板Pの四隅に設定)されており、一次矯正処理では、複数の押付予定位置PPのうちの最初の押付予定位置PPを吸着ノズル34によって押圧してプリント基板Pをバックアッププレート51に押し付ける(S22)。なお、図10において、バックアッププレートの上面1の吸着孔55は、理解しやすくするために、数を減らすと共に、拡大して示している。
次に、降下させた吸着ノズル34を上昇させ、圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも上昇しているか判定する(S23)。
圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも高くなっている場合(S23:YES)、演算処理部111は、プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が一時矯正され、プリント基板Pが適正に保持固定されたとして、押付位置(押圧した押付予定位置PP)PFを記憶部113に記憶し、一次矯正処理を終了する。
詳細には、図13に示すように、プリント基板Pにおける押付予定位置PPをバックアッププレート51に対して押し付けたことでプリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が一時的に矯正される。すると、プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が負圧によってバックアッププレート51に密着した状態となり、プリント基板Pが一次矯正された状態のまま保持される。したがって、バックアッププレート51の全ての吸着孔55がプリント基板Pによって塞がれた状態となり、プリント基板Pが適正に保持固定された状態となることで、圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも高くなる。
一方、圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも低い状態(S23:NO)が継続している場合、演算処理部111は、バックアッププレート51の全ての吸着孔55がプリント基板Pによって塞がれず、プリント基板Pが適正に保持固定されていないと判定し、複数の押付予定位置PPのうちの次の押付予定位置PPを押し付ける(S24)。
そして、圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも上昇するまで、S23およびS24の処理を繰り返し、複数の押付予定位置PPを順に押圧する。そして、圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも上昇した場合には、演算処理部111は、押付位置PFを記憶部113に記憶し、一次矯正処理を終了する。
つまり、プリント基板Pに設定された複数の押付予定位置PPを吸着ノズル34によって順に押圧してゆき、演算処理部111が圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも上昇することで吸着ミスが解消したと検知された場合には、吸着ノズル34による押付予定位置PPの押圧を終了するようになっている。
また、S23およびS24の処理を繰り返す過程において、押付位置PFが最後の押付予定位置PPであった場合、演算処理部111は、最後の押付予定位置PPを押し付けた後の圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも低いか判定する(S25)。そして、圧力センサ63の圧力が未だ保持基準圧よりも低い場合は(S25:YES)、演算処理部111は、一次矯正処理によってプリント基板Pを一次矯正することができず、バックアップユニット50によってプリント基板Pを適正に保持固定することができなかったと判定する。そして、エラーメッセージなどの情報を操作部118の表示装置に表示し(S26)、一次矯正処理をエラー終了する。
一次矯正処理において、プリント基板Pがバックアップユニット50に適正に保持固定された場合には、モータ制御部112が、演算処理部111の指令により、実装プログラムに基づいてプリント基板Pに電子部品Eを搭載する。
電子部品Eの搭載の完了後、演算処理部111は、エア供給装置60からの負圧の供給を停止し、バックアップユニット50においてプリント基板Pの固定を解除する。そして、搬送コンベア12によって、プリント基板Pを搬出する。
ここで、一次矯正処理によってプリント基板Pを一時矯正して保持固定した場合、バックアップユニット50に対して負圧の供給を停止すると、プリント基板Pにおいて一時矯正した部分(プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1)が、勢いよく弾性反発する虞がある。仮にプリント基板Pの一時矯正した部分が勢いよく弾性反発すると、プリント基板P上に搭載された電子部品Eが位置ずれしてしまう。
そこで、本実施形態では、プリント基板Pの固定を解除する際に、プリント基板Pが弾性反発することを抑制する基板固定解除処理を行う。
以下に、基板固定解除処理について、図9に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
基板固定解除処理では、まず、演算処理部111が、基板固定処理において一次矯正処理を行ったか否か記憶部113を参照して判定する(S31)。判定の結果、一次矯正処理を行っていない場合(S31:NO)、演算処理部111は、エア供給装置60からの負圧の供給を停止する。そして、バックアップユニット50においてプリント基板Pの固定を解除し(S32)、基板固定解除処理を終了する。
一方、基板固定処理において一次矯正処理を行っている場合(S31:YES)、演算処理部111は、記憶部113から押付位置PFを呼び出し(S33)、モータ制御部112によってY軸サーボモータ25とX軸サーボモータ28とZ軸サーボモータ31Aを駆動させることで、呼び出した押付位置PFを吸着ノズル34によって押圧する(S34)。
次に、エア供給装置60からの負圧の供給を停止し、バックアップユニット50においてプリント基板Pの固定を解除する(S35)。
ここで、負圧を停止すると、プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1の負圧による吸着は解除されるものの、押付位置PFは、吸着ノズル34によって押し付けられているから、プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が弾性反発することが防がれる。
次に、演算処理部111は、モータ制御部112を通じて、Z軸サーボモータ31Aを駆動させ、プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が勢いよく弾性反発しないように、押付位置PFを押圧した吸着ノズル34をプリント基板Pからゆっくり引き離すように上昇させる(S36)。すると、プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が弾性反発せずにプリント基板Pの固定が完全に解除され、基板固定解除処理を終了する。
つまり、バックアップユニット50においてプリント基板Pの保持固定を解除することに起因してプリント基板P上に搭載された電子部品Eが位置ずれすることを抑制することができるようになっている。
以上のように、本実施形態によると、プリント基板Pの反りなどに起因してバックアッププレート51に対してプリント基板Pの一部が浮いた状態となっている場合であっても、ヘッドユニット30の実装ヘッド32における吸着ノズル34がプリント基板Pの外周縁部P2に間欠的に複数設けられた押付予定位置PPをバックアッププレート51に対して順に押し付け、プリント基板Pをバックアッププレート51によって一時矯正して保持固定することができる。これにより、プリント基板Pの反りなどに起因して電子部品Eが搭載できなくなることを防ぐことができる。
また、本実施形態によると、電子部品Eをプリント基板Pに搭載する吸着ノズル34によってプリント基板Pをバックアッププレート51に押し付ける。つまり、従来のように、プリント基板Pをバックアッププレート51に押し付けるための押圧機構を、別途設ける必要がないから、表面実装機10の部品点数が増加することを防ぐと共に、押圧機構を配置するスペースを設けることに起因して表面実装機10が大型化することを防ぐことができる。
また、本実施形態によると、基板固定処理において、圧力センサ63の圧力が保持基準圧よりも高くならなかった時には、プリント基板Pの反りになどに起因してプリント基板Pが適正に保持されていない吸着ミスが生じていると判定し、吸着ミスが生じているときのみに一次矯正処理を行う。つまり、例えば、吸着ミスの有無に関わらず、吸着ノズル34によってプリント基板Pの押付予定位置PPを全て押圧する場合に比べて、実装作業の作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態によると、バックアッププレート51に対してプリント基板Pが浮き上がって吸着ミスが発生していることを、プリント基板Pを保持する際の負圧の圧力と記憶部113に記憶された保持基準圧とを比較することで検出しているから、例えば、プリント基板Pの画像から吸着ミスを判定する場合に比べて、画像を取得するための装置などの部品点数が増加することを防ぐことができると共に、表面実装機10が複雑な構成になることを抑制することができる。
また、本実施形態によると、一次矯正処理において、プリント基板Pに設定された複数の押付予定位置PPを吸着ノズル34によって順に押圧してゆき、吸着ミスが解消されたと検知した場合には、吸着ノズル34による押付予定位置PPの押圧を終了するから、プリント基板Pに設定された複数の押付予定位置PPを吸着ノズル34によって全て押し付ける場合に比べて、実装作業の作業効率を向上させることができるようになっている。
ところで、プリント基板Pの吸着ミスが発生している場合に、プリント基板Pの中央部分や中央部分を含むプリント基板P全体を吸着ノズル34によって押圧することでプリント基板Pをバックアッププレート51によって保持固定する方法も考えられる。
ところが、一般に、プリント基板Pの反りは、プリント基板Pの外周縁部P2に発生する傾向にある。つまり、本実施形態のように、プリント基板Pの外周縁部P2に間欠的に設定された複数の押付予定位置PPを順に押圧するだけで、プリント基板Pを保持固定することができるようになるから、例えば、プリント基板Pの中央部分や中央部分を含むプリント基板P全体を吸着ノズル34によって押圧する場合に比べて、吸着ノズル34によって押圧する箇所を少なくすることができ、実装作業の作業効率をさらに向上させることができる。
なお、仮に、プリント基板Pの複数の押付予定位置PPを全て押圧したものの、プリント基板Pをバックアップユニット50において保持できなかった場合には、操作部118の表示装置にエラーを表示してプリント基板Pが不良であることを作業者にアナウンスすることができるから、実装作業の作業効率が低下することを極力低減できるようになっている。
さらに、本実施形態によると、プリント基板Pの吸着ミスが発生して、一次矯正処理によってプリント基板Pを一次矯正した場合には、一次矯正処理によってプリント基板Pを押圧した押付位置PFを記憶する。そして、基板固定解除処理において、基板固定処理において記憶した押付位置PFを吸着ノズル34によって押圧し、負圧によるプリント基板Pの保持固定を解除した後で、吸着ノズル34をゆっくり上昇させるから、プリント基板Pにおいて反りが発生している部分P1が勢いよく弾性反発することを抑制することができる。これにより、プリント基板Pに搭載した電子部品Eが位置ずれしてしまうことを抑制することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について図14および図15を参照して説明する。
実施形態2は、電子部品Eが一部に搭載されたプリント基板Pにも対応させるために、実施形態1の一次矯正処理の一部を変更したものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。なお、プリント基板Pに既に搭載されている電子部品Eの搭載位置PMは、例えば、実施形態1において電子部品Eの搭載時に搭載した位置の情報を記憶部113に記憶したり、搭載予定位置などの情報を記憶部113記憶させたりすることで、予め記憶部113に記憶されているものとする。
実施形態2の一次矯正処理は、図14のフローチャートに示すように、実施形態1の一次矯正処理におけるS21以降の処理(ヘッドユニット30における実装ヘッド32をプリント基板P上に配置した後の処理)が異なっており、S21の後、演算処理部111は、記憶部113における電子部品Eの搭載位置PMの情報の有無を確認する(S31)。
電子部品Eの搭載位置PMの情報がない(プリント基板Pに電子部品Eが搭載されていない)場合(S31:NO)、実施形態1の一次矯正処理におけるS22以降と同様の処理を実行する。
一方、電子部品Eの搭載位置PMの情報がある(プリント基板Pに電子部品Eが搭載されている)場合(S31:YES)、演算処理部111は、プリント基板Pにおける電子部品Eの搭載位置PMを記憶部113から呼び出し(S32)、吸着ノズル34によって押圧する押付予定位置PPと搭載位置PMとに重複がないか判定する(S33)。
押付予定位置PPと搭載位置PMとに重複がない場合(S33:NO)、実施形態1の一次矯正処理におけるS22以降と同様の処理を実行する。
一方、図15に示すように、押付予定位置PPと搭載位置PMとに重複があった場合(S33:YES)、演算処理部111は、押付予定位置PPと搭載位置PMとのいずれにも隣接する位置が吸着ノズル34で押圧可能か判定する(S34)。
隣接位置が吸着ノズル34によって押圧可能な場合(S34:YES)、演算処理部111は、図15に示すように、隣接位置を代替位置PNに決定し(S34)、代替位置PNを新たな押付予定位置PPとして実施形態1の一次矯正処理におけるS22以降と同様の処理を実行する。
押付予定位置PPと搭載位置PMとに重複があるものの、押付予定位置PPと搭載位置PMとに隣接する位置が吸着ノズル34によって押圧できない場合(S34:NO)、演算処理部111は、一次矯正処理によってプリント基板Pを一次矯正することができず、バックアップユニット50によってプリント基板Pを適正に保持固定することができなかったとして、エラーメッセージなどの情報を操作部118の表示装置に表示し(S35)、一次矯正処理をエラー終了する。
以上のように、本実施形態によると、例えば、実施形態1に示した表面実装機10などによってプリント基板Pの一部に電子部品Eを搭載し、その後、さらに種類の異なる電子部品Eを搭載する場合においても、吸着ノズル34によって電子部品Eを押圧することを防ぎ、既に搭載された電子部品Eが損傷することを回避することができる。
さらに、本実施形態によると、既に搭載された電子部品Eが損傷することを回避するだけでなく、押付予定位置PPに隣接する代替位置PNを決定し、この代替位置PNを吸着ノズル34によって押し付けることでプリント基板Pをバックアップユニット50によって適正に保持固定することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、基板の一例として、プリント基板Pを用いた構成にした。しかしながら、これに限らず、リードフレームなどの金属の薄板に本明細書で開示した技術を適用してもよい。
(2)上記実施形態では、圧力センサ63の圧力が記憶部113に記憶された保持基準圧よりも高くない場合に、バックアッププレート51においてプリント基板Pの吸着ミスがあったと判定する構成とした。しかしながら、これに限らず、画像処理など他の検出機構によって吸着ミスを判定する構成にしてもよい。
(3)上記実施形態では、プリント基板Pの外周縁部において間欠的となる四隅に押付予定位置PPを設定した。しかしながら、これに限らず、プリント基板の四隅に加え、各辺の中央部やプリント基板の中央を押付予定位置に設定してもよい。
(4)上記実施形態では、一次矯正処理において、圧力センサ63の圧力が記保持基準圧よりも高くなって吸着ミスが解消された場合に、吸着ノズル34による押付予定位置PPの押圧を終了する構成にした。しかしながら、これに限らず、一次矯正処理において、吸着ノズルが全ての押付予定位置を押圧する構成にしてもよい。
(5)上記実施形態では、基板固定解除処理において、押付予定位置PPと搭載位置PMとが重複した際に、押付予定位置PPおよび搭載位置PMに隣接する位置を代替位置PNに決定する構成とした。しかしながら、これに限らず、押付予定位置と搭載位置とが重複した際に、プリント基板をバックアップユニットにおいて保持固定することができなかったとしてエラー表示をする構成にしてもよい。
10:表面実装機(「部品実装装置」の一例)
32:実装ヘッド(「搭載ヘッド」の一例)
34:吸着ノズル(「搭載ヘッド」の一例)
51:バックアッププレート(「保持プレート」の一例)
110:制御部
111:演算処理部(「制御部」の一例)
113:記憶部
E:電子部品(「部品」の一例)
P:プリント基板(「基板」の一例)
P2:基板の外縁部
PF:押付位置
PM:搭載位置
PN:代替位置
PP:押付予定位置

Claims (9)

  1. 部品を搭載する基板を吸着して保持する保持プレートと、
    前記基板に前記部品を搭載する搭載ヘッドとを備えた部品実装装置であって、
    前記搭載ヘッドは、前記保持プレートが前記基板を吸着して保持する過程において、前記基板を前記保持プレートに対して押付可能となっており、
    前記保持プレートにおいて前記基板の吸着が不十分となる吸着ミスを検知した場合に、前記搭載ヘッドを前記基板に押し付ける一次矯正処理を行う制御部をさらに備える部品実装装置。
  2. 前記搭載ヘッドは、前記基板の所定位置を押圧可能な吸着ノズルを含む請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記制御部は、前記保持プレートによる前記基板の吸引時の圧力と前記保持プレートが基板を適正に吸引したときの圧力とを比較することにより、基板の反りによる吸着ミスを検知する請求項1または請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 前記制御部は、前記一次矯正処理において前記搭載ヘッドによって前記基板の外縁部の複数箇所を間欠的に押し付ける請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  5. 前記制御部は、前記一次矯正処理において前記吸着ミスの解消を検知した場合には、前記搭載ヘッドによる前記基板の押し付けを終了する請求項に記載の部品実装装置。
  6. 前記制御部は、前記搭載ヘッドによって前記基板を押し付けて前記吸着ミスが解消したと検知された場合の押付位置を記憶する記憶部を含み、
    前記制御部は、前記保持プレートにおける前記基板の吸着による保持を解除する際に、前記記憶部が記憶した前記押付位置を前記搭載ヘッドによって押さえて、前記搭載ヘッドを前記基板からゆっくり引き離す基板固定解除処理を行う請求項に記載の部品実装装置。
  7. 前記制御部は、前記基板に搭載された前記部品の搭載位置を記憶する記憶部を含み、
    前記搭載ヘッドによる前記基板の押し付け予定の押付予定位置と前記部品の搭載位置とが重複した場合に、前記搭載位置と重複した前記押付予定位置の前記搭載ヘッドによる押し付けを中止する請求項から請求項のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  8. 前記制御部は、前記押付予定位置と前記搭載位置とが重複した場合に、前記押付予定位置と前記搭載位置とに隣接する位置を前記搭載ヘッドによる押圧可能な代替位置に決定する請求項に記載の部品実装装置。
  9. 部品を搭載する基板を吸着して保持する保持プレートと、前記基板に前記部品を搭載する搭載ヘッドとを備えた部品実装装置における基板の保持方法であって、
    前記保持プレートが前記基板を吸着して保持する過程において、前記搭載ヘッドによって前記基板を前記保持プレートに対して押し付け
    前記保持プレートにおいて前記基板の吸着が不十分となる吸着ミスを検知した場合に、前記搭載ヘッドを前記基板に押し付ける一次矯正処理を行う基板の保持方法。
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