JP6840095B2 - 情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラム - Google Patents

情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムに関する。
従来、ユーザが所有する端末装置から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて各種情報処理を行う技術が提案されている。
ここで、位置情報を提供する端末装置側に関する技術として、予め設定してある許可条件を満たすか否かを判別することにより、自身の位置情報についての公開レベルを決定する技術が知られている。
特開2009−296673号公報
しかしながら、上記の従来技術では、位置情報を柔軟に活用することができるとは限らない。具体的には、従来技術では、端末側の位置情報の公開レベルを設定することができるに過ぎず、例えば位置情報を活用してサービスを端末側に提供するサービス側に対しては、かかる技術を適用することは難しい。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、位置情報を柔軟に活用することができる情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報制御装置は、ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得する取得部と、前記取得部によって取得された位置情報設定に基づいて、当該ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する情報制御部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、位置情報を柔軟に活用することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報制御処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報制御システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報制御装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る位置情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るサービス情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(1)である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(2)である。 図10は、変形例に係るサービス情報記憶部の一例を示す図である。 図11は、情報制御装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態に係る情報制御処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報制御処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報制御処理の一例を示す図である。図1では、情報制御装置100が、ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得し、取得した位置情報設定に基づいて、当該ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する処理を行う一例を示す。
図1に示す情報制御装置100は、実施形態に係る情報制御処理を実行する情報処理装置であり、例えば、ユーザが利用する端末と相互に通信を行うサーバ装置である。また、実施形態に係る情報制御装置100は、ユーザから取得した位置情報を利用して所定のサービスを提供するサービスサーバとしての機能を有する。実施形態では、情報制御装置100は、例えば、各ユーザが所在する位置に合わせて災害情報を発信するサービスを提供する。
図1に示すユーザ端末10は、スマートフォン等の情報処理端末である。実施形態では、ユーザ端末10は、情報制御装置100が提供するサービスを利用するユーザの一例であるユーザU01によって利用される。なお、以下では、ユーザU01など個々のユーザを特に区別しない場合は、「ユーザ」と総称する。また、以下では、ユーザ端末10をユーザと読み替える場合がある。例えば、「ユーザが位置情報を送信する」とは、実際には、「ユーザが利用するユーザ端末10が位置情報を送信する」ことを意味する場合がある。
ユーザ端末10は、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して、自装置が所在する位置(例えば経度や緯度の数値等)を検知し、検知した位置を示す情報である位置情報を取得する。なお、位置情報は、位置を示す情報のみならず、その位置が検知された時間を含んでもよい。そして、ユーザ端末10は、例えば情報制御装置100の要求に従い、検知した位置情報を情報制御装置100に送信する。具体的には、ユーザ端末10は、情報制御装置100がユーザに提供するサービスであって、位置情報を利用するサービス(図1の例では、災害情報発信サービス)の提供を受けるために、定期的かつ継続的に位置情報を情報制御装置100に送信する。ユーザ端末10から送信される位置情報は、情報制御装置100が有する記憶部に蓄積され、種々の情報処理に利用される。なお、情報制御装置100は、ユーザ端末10から送信される位置情報を自身で利用するのではなく、所定のサービスの提供者(種々のサービスを提供するウェブサーバ等)に提供してもよい。
ところで、位置情報は各ユーザの個人情報に該当するため、ユーザによっては、サービス側への積極的な提供に対して抵抗がある場合がある。例えば、ユーザは、位置情報を提供することにより、自宅の位置が特定されたり、常に自身の行動が追跡されたりすることを危惧することがある。しかしながら、サービス側としては、より正確なユーザの位置を特定できた方が質のよいサービスを提供できるため、より多くの位置情報を得たいというニーズがある。
そこで、実施形態に係る情報制御装置100は、ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得する。具体的には、情報制御装置100は、ユーザがどれくらいの程度の位置情報を情報制御装置100に提供するか、といった設定に関する情報である位置情報設定を取得する。そして、情報制御装置100は、取得した位置情報設定に基づいて、当該ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。すなわち、情報制御装置100は、各ユーザの要望に沿って、サービス側に提供する位置情報の取捨選択(オプトイン、オプトアウトとも称される)を行うことのできる環境を提供する。そして、情報制御装置100は、ユーザによって設定された位置情報設定に基づいてサービスを提供する。これにより、情報制御装置100は、ユーザから提供される位置情報の程度に合わせて適切なサービスを提供することができるため、位置情報を柔軟に活用することができる。また、ユーザにとっては、自身の要望に合わせて提供する位置情報の程度を選択できるため、安心感を抱いてサービスを利用することができる。以下、実施形態に係る情報制御処理について、図1を用いて流れに沿って説明する。
図1に示す例において、ユーザU01は、情報制御装置100から提供される災害情報発信サービスの利用を要求する。例えば、ユーザU01は、情報制御装置100が提供するスマートフォン用のアプリケーション(以下、単に「アプリ」と称する)をユーザ端末10にインストールする。そして、ユーザU01は、当該アプリを介して、情報制御装置100からサービスの提供を受ける。
ユーザU01が利用するアプリは、ユーザU01が情報制御装置100に提供する位置情報の程度の設定を行うための機能を有する。位置情報の程度の設定とは、例えば、サービスを享受するためにユーザU01が情報制御装置100に提供する位置情報の精度や頻度の設定である。具体的には、位置情報の程度は、自身の位置をどのような精度で提供するか(数メートル単位までを特定可能な位置情報を提供するか、あるいは数100メートル単位までを特定可能な位置情報を提供するか等)、また、どのような頻度で提供するか(数10分毎、数時間毎、あるいは1日毎等)で示される。
例えば、ユーザU01は、アプリの一機能として組み込まれた位置情報設定のインターフェイス50を介して、位置情報を提供する程度を設定する(ステップS01)。
図1に示すように、インターフェイス50には、「提供を許可する情報を選択してください」等の指示が示された指示テキスト52や、提供する位置情報の程度を選択するためのスライダ54や、サービスの提供内容を示す機能説明テキスト56を含む。
ユーザU01は、例えばスライダ54を操作することにより、情報制御装置100に提供する位置情報の程度を選択することができる。図1の例では、スライダ54は、位置情報「OFF」に近づくほど提供する位置情報の程度は低くなり、位置情報「MAX」に近づくほど、ユーザが提供する位置情報の程度は高くなるものとする。
また、図1では、各位置情報の提供の程度(レベル)をレベル「A」、「B」及び「C」として示しているが、各レベルにおいて提供される位置情報の程度は、例えば、情報制御装置100が有する所定の定義情報等により決定される。具体的には、レベルAであれば、ユーザU01は、「1時間毎」の頻度で、また、「数100メートル」単位まで位置を特定可能な精度で、位置情報を情報制御装置100に提供する。なお、図1では図示を省略しているが、どのくらいの位置情報の程度を提供するかといった具体的な内容は、予めインターフェイス50に表示されていてもよい。
例えば、ユーザU01は、機能説明テキスト56を参照し、自身が所望するサービスのレベルを確認する。そして、ユーザU01は、少なくとも自身が享受したいサービスのレベルと対応する位置情報設定のレベルを、スライダ54を利用して決定する。
ユーザU01がスライダ54を動かし、自身の位置情報設定を決定した場合、アプリを介して、決定された情報が情報制御装置100に送信される。すなわち、ユーザ端末10は、ユーザU01が決定した位置情報設定を情報制御装置100に送信する(ステップS02)。
その後、ユーザ端末10は、位置情報設定に合わせた位置情報を情報制御装置100に継続的に送信する。例えば、情報制御装置100は、アプリの機能を介して、ユーザの位置とユーザの識別情報(ID)とを対応付けた位置情報を定期的に要求する。ユーザ端末10は、情報制御装置100の要求に応答して、ユーザU01の位置情報を情報制御装置100に送信する。なお、ユーザの識別情報とは、例えば、情報制御装置100が提供するサービスにおいて各ユーザに付与されるサービス用ID(ユーザアカウント)等である。これにより、情報制御装置100は、一人のユーザが複数のユーザ端末10を利用していたり、異なる環境でサービスにログインしていたりする場合でも、当該ユーザを一意に特定して位置情報を取得することができる。また、情報制御装置100は、ユーザの識別情報として、サービスを利用した際のクッキー(Cookie)情報や、端末固有の端末ID等を利用してもよい。情報制御装置100は、一意にユーザを特定し、特定したユーザから位置情報を継続的に取得する。例えば、情報制御装置100は、位置情報設定によって設定された所定時間おき(例えば10分、1時間、1日毎など)にユーザの位置情報を取得する。
情報制御装置100は、ユーザU01から取得した位置情報設定に基づいて、ユーザU01に提供するサービスのレベルを制御する(ステップS03)。例えば、情報制御装置100は、位置情報設定としてユーザU01がレベルAを選択した場合、レベルAに対応するレベルのサービスがユーザU01に提供されるよう制御する。
そして、情報制御装置100は、位置情報設定、及び、ユーザ端末10から定期的に取得する位置情報に基づいて、ユーザU01にサービスを提供する(ステップS04)。具体的には、情報制御装置100は、機能説明テキスト56の「レベルA」の項目においてユーザU01に提示した内容で災害情報発信サービスを提供する。
ユーザU01は、例えば、レベルAに対応するサービスレベルで満足できる場合にはスライダ54の設定を変更せず、より充実したサービスを受けることを所望する場合には、スライダ54の設定を「レベルB」や「レベルC」や「レベルMAX」等に変更することができる。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、ユーザU01がサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、ユーザU01によって設定される情報である位置情報設定を取得する。そして、情報制御装置100は、取得した位置情報設定に基づいて、ユーザU01に提供されるサービスのレベルを制御する。
すなわち、実施形態に係る情報制御装置100は、位置情報を利用するサービスにおいて、ユーザU01が自らの意志で位置情報を提供する程度を設定した位置情報設定に基づいて、ユーザU01に提供するサービスのレベルを制御する。これにより、情報制御装置100は、例えば詳細な位置情報を提供してより充実したサービスを受けたいというユーザの要望や、例えば簡易な位置情報の提供にとどめつつ、提供した程度に合わせたサービスを受けたいというユーザの要望との双方に応えることができる。結果として、情報制御装置100は、位置情報を一元的に取得したり利用したりするのではなく、各ユーザに合わせて適切なサービスを提供するなど、位置情報を柔軟に活用することができる。
なお、上記の図1の例において、情報制御装置100は、ユーザ端末10が検知した位置情報をユーザ端末10から取得することを示した。しかし、情報制御装置100は、ユーザ端末10からの送信によらず、所定時間おきにユーザ端末10をクロール(crawl)することにより、位置情報を取得するようにしてもよい。また、情報制御装置100は、必ずしもユーザ端末10自身が検知した位置情報を取得するのではなく、情報制御装置100がユーザ端末10から検出した情報に基づいてユーザ端末10の位置を推定し、推定した情報をユーザ端末10の位置情報としてもよい。以下、上記のような実施形態に係る情報制御処理を実行する情報制御装置100、及び情報制御装置100を含む情報制御システム1について、詳細に説明する。
〔2.情報制御システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報制御装置100が含まれる情報制御システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報制御システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る情報制御システム1には、ユーザ端末10と、情報制御装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、図2に示す情報制御システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、情報制御システム1には、複数台のユーザ端末10が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、上述のように、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末10には、位置情報を取得するための情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末10には、TV(Television)や冷蔵庫、掃除機などのスマート家電や、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)や、ドローン(drone)、家庭用ロボットなどが含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザによる操作や、ユーザ端末10が有する機能に応じて、自装置の位置情報を取得し、記憶する。例えば、ユーザ端末10は、上述したGPSシステムなどの外部システムと通信を行うことによって位置情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した位置情報を情報制御装置100に送信する。
情報制御装置100は、上述のように、ユーザから位置情報設定を取得し、取得した位置情報設定に基づいて、当該ユーザに提供されるサービスのレベルを制御するサーバ装置である。
例えば、情報制御装置100は、位置情報を利用して災害情報や各種警報情報を提供する災害情報発信サービスを提供する。なお、情報制御装置100は、災害情報発信サービス以外にも、種々のサービスを提供してもよい。また、情報制御装置100は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。例えば、情報制御装置100は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページをユーザ端末10に配信してもよい。
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。図3は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、記憶部15と、制御部16とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、情報制御装置100との間で情報の送受信を行う。通信部11は、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(入力部12及び表示部13について)
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
(検知部14について)
検知部14は、ユーザ端末10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10に対するユーザの操作や、ユーザ端末10の所在する位置情報や、ユーザ端末10と接続されている機器に関する情報や、ユーザ端末10における環境等を検知する。図3に示す例では、検知部14は、操作検知部141と、位置検知部142と、外部装置検知部143と、環境検知部144とを有する。
(操作検知部141について)
操作検知部141は、ユーザ端末10に対するユーザの操作を検知する。例えば、操作検知部141は、入力部12に入力された情報に基づいて、ユーザの操作を検知する。すなわち、操作検知部141は、入力部12に画面をタッチする操作の入力があったことや、音声の入力があったこと等を検知する。また、操作検知部141は、ユーザによって所定のアプリが起動されたことを検知してもよい。かかるアプリがユーザ端末10内の撮像装置を動作させるアプリである場合、操作検知部141は、ユーザによって撮像機能が利用されていることを検知する。また、操作検知部141は、ユーザ端末10内に備えられた加速度センサやジャイロセンサ等で検知されたデータに基づき、ユーザ端末10自体が動かされているといった操作を検知してもよい。
(位置検知部142について)
位置検知部142は、ユーザ端末10の現在位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置(例えば、緯度及び経度)を検知する。
位置検知部142は、種々の手法により位置を検知することができる。例えば、位置検知部142は、GPS衛星に限らず、ユーザ端末10の様々な通信機能を利用して位置を検知してもよい。
例えば、位置検知部142は、ユーザ端末10のWi−Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、ユーザ端末10の位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、Wi−Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、ユーザ端末10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を検知してもよい。例えば、位置検知部142は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、加速度センサやジャイロセンサ等を利用したPDR(Pedestrian Dead Reckoning)技術を利用して自装置の位置を検知してもよい。また、位置検知部142は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、自装置が備える地磁気センサとに基づいて、自装置の位置を検知してもよい。
また、例えば、ユーザ端末10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等の機能を備えている場合(もしくは、ユーザ端末10が非接触型ICカードの履歴を読み取る機能を備えている場合)、ユーザ端末10によって駅での乗車料金の決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。位置検知部142は、かかる情報を取得することで、ユーザ端末10の位置を検知してもよい。また、位置は、ユーザ端末10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって検知されてもよい。
位置検知部142は、上述した手法の一つ又は組合せを用いて、自装置の位置を検知する。そして、後述する取得部161は、位置検知部142が検知した位置と、検知した時間との情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。
(外部装置検知部143について)
外部装置検知部143は、ユーザ端末10に接続される外部装置を検知する。例えば、外部装置検知部143は、外部装置との相互の通信パケットのやり取りなどに基づいて、外部装置を検知する。そして、外部装置検知部143は、検知した外部装置をユーザ端末10と接続される端末として認識する。また、外部装置検知部143は、外部装置との接続の種類を検知してもよい。例えば、外部装置検知部143は、外部装置と有線で接続されているか、無線通信で接続されているかを検知する。また、外部装置検知部143は、無線通信で用いられている通信方式等を検知してもよい。また、外部装置検知部143は、外部装置が発する電波を検知する電波センサや、電磁波を検知する電磁波センサ等によって取得される情報に基づいて、外部装置を検知してもよい。
(環境検知部144について)
環境検知部144は、ユーザ端末10における環境を検知する。環境検知部144は、ユーザ端末10に備えられた各種センサや機能を利用し、環境に関する情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を利用する。そして、環境検知部144は、各種センサを用いて、種々の情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲における騒音レベルや、ユーザ端末10の周囲が撮像に適する照度であるか等を検知する。さらに、環境検知部144は、カメラで撮影された写真や映像に基づいて周囲の環境情報を検知してもよい。
(記憶部15について)
記憶部15は、各種情報を記憶する。記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部15は、検知部14によって検知された各種情報を、検知された日時と対応付けて記憶する。具体的には、記憶部15は、位置検知部142によって検知された位置に基づく位置情報を記憶する。
(制御部16について)
制御部16は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部16は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部16は、情報制御装置100にユーザ端末10の位置情報を提供する処理を制御する。例えば、制御部16は、ユーザ端末10の位置情報の提供処理を実現するためのプログラム(アプリケーション)を実行制御する。プログラムは、予めユーザ端末10にインストールされていてもよいし、ユーザ端末10を有するユーザU01による操作に従ってサーバ装置(情報制御装置100、又は、各種プログラムを提供する外部サーバ)からダウンロードされ、ユーザ端末10にインストールされてもよい。
図3に示すように、制御部16は、取得部161と、受付部162と、受信部163と、送信部164とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。例えば、制御部16は、RAMを作業領域として上述したプログラムを実行することにより、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現する。なお、制御部16の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部16が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部161について)
取得部161は、各種情報を取得する。例えば、取得部161は、検知部14を制御することにより、検知部14によって検知される各種情報を取得する。例えば、取得部161は、位置検知部142によって検知された情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。なお、取得部161は、位置情報に限らず、ユーザ端末10の周囲の環境に関する情報等の各種センサ情報を含む、ユーザ端末10のコンテキストに関する情報を取得してもよい。
取得部161は、所定の時間毎に位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、取得部161は、定期的(1分毎や、3分毎や、5分毎等)に、上述した検知部14を制御すること等により、位置情報を取得する。なお、取得部161が位置情報を取得するタイミングは、情報制御装置100によって設定されてもよい。
(受付部162について)
受付部162は、位置情報設定のユーザによる設定操作を受け付ける。例えば、受付部162は、ユーザ端末10にインストールされたサービスアプリの機能を介して、位置情報設定を設定するためのインターフェイスをユーザに提供する。そして、受付部162は、インターフェイスを介して、ユーザによって選択される位置情報設定を受け付ける。
(受信部163について)
受信部163は、各種情報を受信する。例えば、受信部163は、情報制御装置100から送信される位置情報の要求を受信する。受信部163は、受信した情報を、制御部16の各処理部へ送る。
(送信部164について)
送信部164は、各種情報を送信する。例えば、送信部164は、受信部163に受信された要求に従い、位置情報を情報制御装置100に送信する。また、送信部164は、位置情報設定を情報制御装置100に送信する。
例えば、送信部164は、ユーザを識別するための識別情報(ユーザID)と、取得部161によって取得された位置情報や受付部162によって受け付けたられた位置情報設定とを対応付けて、情報制御装置100に送信する。このとき、送信部164は、取得部161によって位置情報が取得されるたびに位置情報等を情報制御装置100に送信してもよいし、所定の期間毎に位置情報等を情報制御装置100に送信してもよい。例えば、送信部164は、定期的(1分毎、3分毎、5分毎、1時間毎など)に位置情報が取得された場合であっても、位置情報設定において設定された時間毎に位置情報を情報制御装置100に送信するようにしてもよい。また、送信部164が位置情報を取得するタイミングは、情報制御装置100によって設定されてもよい。
〔4.情報制御装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報制御装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報制御装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報制御装置100は、情報制御装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えばNIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、位置情報記憶部122と、サービス情報記憶部123とを有する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「端末ID」、「位置情報設定」、「属性情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報を示す。なお、本明細書中では、図5に示すような識別情報を参照符号として用いる場合がある。例えば、ユーザID「U01」によって識別されるユーザを「ユーザU01」と表記する場合がある。「端末ID」は、ユーザが利用するユーザ端末10を識別する識別情報を示す。なお、各ユーザは、複数の端末を所有していてもよい。
「位置情報設定」は、ユーザによって設定される情報であって、ユーザが情報制御装置100に提供する位置情報の程度を示す。
「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報を示す。なお、図5に示した例では、属性情報を「D01」といった概念で表記しているが、実際には、属性情報の項目には、ユーザの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々の具体的な情報が記憶される。
すなわち、図5では、ユーザ情報記憶部121に記憶されるデータの一例として、ユーザID「U01」によって示されるユーザU01が、端末ID「C01」で識別されるユーザ端末10を利用していることを示している。また、ユーザU01の位置情報設定は「レベルA」であり、属性情報が「D01」であることを示している。
なお、図5での図示は省略したが、ユーザ情報記憶部121には、サービスの利用履歴等に基づいて、ユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴等が記憶されてもよい。例えば、興味関心情報は、種々のサービスの利用を介して、情報制御装置100によってユーザに設定される情報(ユーザの購買履歴や検索履歴から、ユーザが興味関心を抱いていると想定されるカテゴリや情報の内容等)である。また、行動履歴情報は、種々のサービスにおけるユーザの行動履歴(ウェブページ等の閲覧履歴や、商品の購買履歴や、検索履歴等)である。
(位置情報記憶部122について)
位置情報記憶部122は、ユーザの位置情報に関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る位置情報記憶部122の一例を示す。図6は、実施形態に係る位置情報記憶部122の一例を示す図である。図6に示した例では、位置情報記憶部122は、「端末ID」、「ユーザID」、「位置情報」、といった項目を有する。また、「位置情報」の項目は、「位置情報設定」、「取得日時」、「位置」、「センサデータ」といった小項目を有する。
「端末ID」及び「ユーザID」は、図5に示した同一の項目に対応する。「位置情報」は、ユーザに対応付けられて記憶される位置情報を示す。「位置情報設定」は、図5に示した同一の項目に対応する。「取得日時」は、位置がユーザ端末10によって検知(取得)された日時を示す。「位置」は、ユーザ(言い換えればユーザ端末10)の具体的な位置を示す。図6では、位置を「G01」といった概念で表記しているが、実際には、位置の項目には、ユーザの位置を示す具体的な情報(例えば経度や緯度の数値等)が記憶される。「センサデータ」は、位置が検知された際に、各種センサによって検知された情報を示す。図6では、センサデータを「X01」といった概念で表記しているが、実際には、センサデータの項目には、気温や湿度等の各種センサによって取得された具体的な情報が記憶される。
すなわち、図6では、位置情報記憶部122に記憶されるデータの一例として、端末ID「C01」によって識別されるユーザ端末10を利用するユーザU01は、位置情報設定が「レベルA」であり、取得日時「T01」において位置「G01」に所在し、センサデータが「X01」であったという位置情報と対応付けて記憶されていることを示している。
(サービス情報記憶部123について)
サービス情報記憶部123は、ユーザに提供されるサービスに関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るサービス情報記憶部123の一例を示す。図7は、実施形態に係るサービス情報記憶部123の一例を示す図である。図7に示した例では、サービス情報記憶部123は、「サービスID」、「サービス内容」、「位置情報設定」、「サービスレベル」といった項目を有する。
「サービスID」は、サービスを識別する識別情報を示す。「サービス内容」は、サービスの具体的な内容を示す。「位置情報設定」は、サービスに対してユーザが設定する位置情報設定を示す。「サービスレベル」は、位置情報設定毎に設定される、サービスの提供のレベルを示す。
すなわち、図7では、サービス情報記憶部123に記憶されるデータの一例として、サービスID「J01」で識別されるサービスJ01は、サービス内容が「災害情報発信サービス」であることを示している。また、サービスJ01では、ユーザによって設定された位置情報設定が「OFF」である場合、「一般災害情報」をユーザに提供することを示している。同様に、サービスJ01では、ユーザによって設定された位置情報設定が「レベルA」である場合、「都道府県レベルの災害情報」や「1時間ごとの情報配信」をユーザに提供することを示し、位置情報設定が「レベルB」である場合、「市町村レベルの災害情報」や「1時間ごとの情報配信」をユーザに提供することを示し、位置情報設定が「レベルC」である場合、「自宅近辺の災害情報」や「15分ごとの情報配信」をユーザに提供することを示し、位置情報設定が「MAX」である場合、「自宅近辺の災害情報」や「リアルタイムな情報配信」をユーザに提供することを示している。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、情報制御装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報制御プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、情報制御部132と、提供部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得する。例えば、取得部131は、ユーザからサービスへの利用要求(例えば、ユーザが災害情報発信サービスを利用することを所望するリクエスト)を受け付けたことを契機として、ユーザに対して位置情報設定の設定を促す。そして、取得部131は、例えば図1に示したインターフェイス50を介して、ユーザから位置情報設定を取得する。
取得部131は、位置情報設定として、ユーザがサービス側に位置情報を提供する頻度を取得する。具体的には、取得部131は、頻度として、ユーザ端末10からサービス側に位置情報が送信される時間間隔等の設定情報を取得する。すなわち、取得部131は、位置情報を送信する時間間隔の具体的な数値を取得する。なお、取得部131は、ユーザから頻度を示す具体的な情報の設定を受け付けてもよいし、図1に示したようなスライダ54の調整等に対応する数値(15分毎、1時間毎など)を受け付けてもよい。
また、取得部131は、位置情報設定として、ユーザがサービス側に提供する位置情報の精度を取得する。具体的には、取得部131は、ユーザの位置をどのくらいの精度で特定可能な情報を情報制御装置100に提供するか、といった設定情報を取得する。
例えば、取得部131は、数100メートル単位で位置を特定可能な程度の位置情報を情報制御装置100に提供する、といったユーザの設定情報を取得したり、数メートル単位で位置を特定可能な程度の位置情報を情報制御装置100に提供する、といったユーザの設定情報を取得したりする。これにより、ユーザは、プライバシーとサービスの質とのバランスを自身で任意に行うことができる。
また、取得部131は、位置情報設定として、ユーザが利用するユーザ端末10の位置情報が取得される際の取得手段に関する設定を取得してもよい。
上述のように、ユーザ端末10は、種々の機能(取得手段)を用いて位置を検知する。そして、一般に、位置情報は、検知に用いられる機能によって精度が異なる。例えば、GPSでユーザの位置を検知する場合と、Wi−Fiによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合と、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合とでは、ユーザの位置を特定する精度が異なる。例えば、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった、数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定可能である。一方で、GPSでユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定することは難しい。
このため、ユーザは、位置情報設定において、例えば位置情報の検知に利用される取得手段を特定して、提供する位置情報の精度に差異を付けることが可能である。例えば、自宅を特定されることを回避したいユーザは、ある程度の誤差を含むと想定される程度の取得手段(例えば、Wi−FiやGPSなど)のみで取得された位置情報を情報制御装置100に提供する、といった設定を行うことができる。一方、より上質なサービスを受けることを所望するユーザは、正確な測位が可能な取得手段(ビーコンなど)によって取得された位置情報を情報制御装置100に提供する、といった設定を行うことができる。取得部131は、このような取得手段に関する設定を、位置情報設定が含む一つの設定情報として取得する。
また、取得部131は、位置情報設定として、日常的にユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を、当該ユーザがサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定を取得してもよい。例えば、ユーザは、情報制御装置100に位置情報を提供しつつも、自宅や勤務先に関係すると想定される位置情報の提供は望まない場合がある。このとき、ユーザは、位置情報設定として、日常的にユーザが所定時間を超えて所在する位置(拠点)に関する情報を除外する設定を行うことができる。例えば、ユーザは、1日のうち、所定の閾値を超える時間にわたって同じ位置に所在することを示す位置情報については情報制御装置100に送信しない、等の設定を行う。これにより、ユーザは、拠点に関する情報を送信せずにサービスの提供を受けることができる。このような設定は、例えば、図1に示したインターフェイス50にオプションとして表示されてもよい。ユーザは、かかるオプションを選択することで、拠点に関する位置情報を情報制御装置100に送信しないような設定を行うことができる。取得部131は、このようなユーザによる設定情報を取得する。
また、取得部131は、位置情報設定に従って、ユーザ端末10からユーザの位置情報を取得する。具体的には、取得部131は、位置情報として、ユーザ端末10によって検知されたり、取得されたりした各種情報を取得する。取得部131は、所定の時間間隔でユーザ端末10から位置情報を取得し、取得した位置情報を位置情報記憶部122に格納する。
なお、取得部131は、位置情報に対応する地図情報を取得してもよい。地図情報は、例えば、地図情報を表示するアプリケーションや、カーナビゲーション機能を提供するためのアプリケーション等を提供するサービス提供者から取得する。
また、取得部131は、位置情報以外のユーザに関する各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、利用するサービスにおいてユーザが登録した情報に基づいて、ユーザの属性情報を取得する。また、取得部131は、サービスにおけるユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴情報を取得する。取得部131は、種々の既存の技術(例えば、ユーザの興味関心や行動に基づいて広告を配信するための広告配信技術等)を利用して、種々の情報を取得してもよい。
なお、取得部131は、曜日情報を含めた日時情報とともに位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、位置情報を用いたサービス提供は、ユーザが平日の早朝に所在する位置や、平日の昼間に所在する位置や、休日に所在する位置など、日時や曜日との関係性によって行われる場合がある。このため、取得部131は、曜日情報を含めた日時情報とともに位置情報を取得することで取得する位置情報の情報量を高め、より精度の高い情報制御処理が行われるようにしてもよい。
また、取得部131は、必ずしもユーザ端末10が位置を検知した時間と同じ時間に位置情報を取得しなくてもよい。すなわち、取得部131は、リアルタイムに位置情報を取得するのではなく、処理に利用する際に、ユーザ端末10の記憶部に記憶されている位置情報をまとめて取得するようにしてもよい。
また、取得部131は、位置情報として、ユーザ端末10と他の装置における通信の状況を取得してもよい。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10がアクセスポイントを介してインターネットなどにアクセスしている通信状況を取得する。この場合、取得部131は、アクセスポイントとの通信状況から検出される情報を位置情報として取得する。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10と通信中のアクセスポイントの設置位置を割り出し、割り出したアクセスポイントの設置位置に基づいて、ユーザ端末10の位置情報として取得するようにしてもよい。また、取得部131は、上述のように、駅改札の装置とユーザ端末10との通信を検出することでユーザ端末10の位置情報を取得したり、ユーザ端末10のIPアドレスに基づいて位置情報を取得したりしてもよい。
(情報制御部132について)
情報制御部132は、取得部131によって取得された位置情報設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。
例えば、情報制御部132は、位置情報設定の設定情報の一つとして、ユーザがサービス側に位置情報を提供する頻度に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。具体的には、情報制御部132は、情報制御装置100が位置情報を取得可能な頻度に合わせてユーザに災害情報を発信するよう、サービスのレベルを制御する。より具体的には、情報制御部132は、位置情報を取得する時間間隔に合わせて災害情報を発信するようサービスを制御する。
また、情報制御部132は、位置情報設定の設定情報の一つとして、ユーザがサービス側に提供する位置情報の精度に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御してもよい。具体的には、情報制御部132は、情報制御装置100が位置情報を取得可能な精度に合わせてユーザに災害情報を発信するよう、サービスのレベルを制御する。より具体的には、情報制御部132は、ユーザから精度の高い位置情報が提供されるほど、より当該ユーザにパーソナライズされた情報(ユーザの現在所在地や自宅近辺に対する災害情報など)がユーザに発信されるようサービスを制御する。
また、情報制御部132は、位置情報設定の設定情報の一つとして、ユーザ端末10の位置情報が取得される際の取得手段に関する設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御してもよい。例えば、情報制御部132は、ビーコンのように詳細な位置を取得可能な取得手段に基づいて取得された位置情報を提供するユーザに対して、より質の高いサービス(よりパーソナライズされたサービスや、充実した情報を包含した災害情報を発信するサービスなど)が提供されるよう制御してもよい。
また、情報制御部132は、ユーザが拠点に関する情報をサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御してもよい。例えば、情報制御部132は、ユーザの拠点を含む位置情報を取得した場合には、より当該ユーザにパーソナライズされた情報がユーザに発信されるようにサービスを制御してもよい。
(提供部133について)
提供部133は、情報制御部132によって制御されたレベルに基づいて、ユーザにサービスを提供する。例えば、提供部133は、位置情報を情報制御装置100に送信するユーザに対して、位置情報の提供の程度に対応した災害情報発信サービスを提供する。
〔5.処理手順〕
次に、図8及び図9を用いて、実施形態に係る情報制御装置100による処理の手順について説明する。まず、図8を用いて、情報制御装置100による位置情報設定の取得処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(1)である。
図8に示すように、情報制御装置100は、ユーザからサービスの利用要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。情報制御装置100は、サービスの利用要求を受け付けていない場合(ステップS101;No)、受け付けるまで待機する。
一方、サービスの利用要求を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、続けて情報制御装置100は、位置情報設定をユーザから取得したか否かを判定する(ステップS102)。情報制御装置100は、位置情報設定をユーザから取得していない場合(ステップS102;No)、取得するまで待機する。
一方、位置情報設定をユーザから取得した場合(ステップS102;Yes)、情報制御装置100は、ユーザと位置情報設定とを対応付けて記憶部120内に格納する(ステップS103)。
次に、図9を用いて、情報制御装置100によるサービスのレベルの制御処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(2)である。
情報制御装置100は、取得した位置情報設定で定義された位置情報取得のタイミングが到来したか否かを判定する(ステップS201)。例えば、情報制御装置100は、図7で示したような位置情報設定とサービスレベルとの定義に基づき、サービスを提供するタイミングに合わせて位置情報を取得するものとする。例えば、図7の例では、位置情報設定がレベルAと設定されている場合、情報制御装置100は、1時間ごとの情報配信が可能なようなタイミングで位置情報を取得するものとする。
情報制御装置100は、位置情報取得のタイミングが到来したと判定した場合(ステップS201;Yes)、ユーザの位置情報を取得する(ステップS202)。ユーザの位置情報を取得した場合や、位置情報取得のタイミングが到来していない場合(ステップS201;No)、情報制御装置100は、位置情報設定で定義されたサービス提供のタイミングが到来したか否かを判定する(ステップS203)。
情報制御装置100は、サービス提供のタイミングが到来したと判定した場合(ステップS203;Yes)、位置情報設定に基づいてユーザにサービスを提供する(ステップS204)。
ユーザにサービスを提供した場合や、サービス提供のタイミングが到来していない場合(ステップS203;No)、情報制御装置100は、ユーザからサービス終了の要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。サービス終了の要求を受け付けた場合には(ステップS205;Yes)、情報制御装置100は、サービスのレベルの制御処理を終了する。サービス終了の要求を受け付けていない場合(ステップS205;No)、情報制御装置100は、ステップS201の処理を繰り返す。
なお、情報制御装置100は、ステップS205におけるサービス終了の要求については、任意のタイミングで受け付けてもよい。例えば、ユーザは、ユーザ端末10上でアプリを終了すること等によって、情報制御装置100にサービス終了の要求を送信することができる。
〔6.変形例〕
上述した情報制御装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
〔6−1.複数のサービスの制御〕
上述した実施形態では、情報制御装置100が、位置情報設定に基づいて、災害情報発信サービスのような一つのサービスのレベルを制御する例を示した。ここで、情報制御装置100は、ユーザが所望した位置情報設定に基づいて、複数のサービスのレベルを制御してもよい。
すなわち、情報制御装置100は、複数のサービスに共通して設定される位置情報設定を取得し、取得した位置情報設定に基づいて、ユーザに提供される複数のサービスのレベルを一括に制御してもよい。この点について、図10を用いて説明する。図10は、変形例に係るサービス情報記憶部223の一例を示す図である。
サービス情報記憶部223には、サービスID「J02」や「J03」で識別されるサービスJ02やサービスJ03の情報が記憶される。図10に示すように、サービスJ02やサービスJ03には、それぞれ位置情報設定とサービスレベルとが対応付けられて記憶される。
ユーザは、図1で示したようなインターフェイス50のスライダ54の選択により、自身の位置情報設定を決定する。情報制御装置100は、ユーザから取得した位置情報設定に基づいて、各サービスのレベルを一括に制御する。具体的には、情報制御装置100は、ユーザが位置情報設定として「レベルA」を選択した場合、サービスJ02に係る広告配信サービスにおいて、「レベルA」に対応するレベルでサービスを提供する。図10の例では、情報制御装置100は、サービスJ02として、「都道府県レベルにパーソナライズされた広告配信」をユーザに提供する。
また、情報制御装置100は、サービスJ03に係るショッピングサービスにおいても、「レベルA」に対応するレベルでサービスを提供する。図10の例では、情報制御装置100は、サービスJ03として、「都道府県レベルにパーソナライズされたストアの紹介」をユーザに提供する。
なお、情報制御装置100は、図10に示したような各サービスが異なるアプリを介して提供される場合、ユーザの位置情報設定に応じて、それぞれのアプリで提供されるレベルを制御する。すなわち、情報制御装置100は、ユーザ端末10にインストールされた複数のアプリに共通して設定される位置情報設定を取得し、取得した位置情報設定に基づいて、複数のアプリの各々を介してユーザに提供される各々のサービスのレベルを一括に制御してもよい。
この場合、情報制御装置100は、例えば、複数のアプリの挙動を統括するためのアプリとして、図1に示したインターフェイス50を提供してもよい。これにより、ユーザは、各々のアプリについて位置情報設定を行う必要がなく、例えば、自宅や勤務先に係る位置情報は提供せず、その他の位置情報は提供するなど、位置情報の提供を簡易に設定することができる。また、情報制御装置100は、例えば、災害情報発信サービスにおける位置情報設定に基づき取得された位置情報を利用して、適切なレベルで広告配信サービスを行うなど、複数のサービスをまたぎつつ、ユーザの要望に合わせた適切なサービスの制御を行うことができる。なお、情報制御装置100は、一括としての位置情報設定に限らず、各アプリの個別の設定が可能な態様で位置情報設定を取得してもよい。
〔6−2.属性情報の利用〕
情報制御装置100は、ユーザ端末10に検知された位置に基づく位置情報のみならず、種々の情報からユーザの位置を推定し、推定した情報に基づいてサービスを提供してもよい。また、ユーザは、このような位置の情報を情報制御装置100に提供するか否かの設定を行ってもよい。
例えば、ユーザは、サービスの利用に際して、居住地や勤務先の登録を求められる場合がある。この場合、サービス提供側(例えば情報制御装置100)は、ユーザの居住地や勤務先の情報が取得可能であるため、ユーザ端末10によって検知された位置を示す情報がなくとも、ユーザの自宅や勤務先を推定することが可能である。
このため、ユーザは、位置情報設定として、サービスに登録した属性情報を利用したサービスの提供を受けるか否かの設定を行ってもよい。言い換えれば、ユーザは、サービスに登録した属性情報を位置情報としてサービスが利用することを許可するか否かの設定を行う。
そして、情報制御装置100は、位置情報設定として、ユーザがサービスに登録した属性情報をユーザの位置を示す情報として利用するか否かの設定を取得し、取得した設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御してもよい。なお、情報制御装置100は、ユーザがサービスに登録した属性情報に限らず、ユーザの各種サービスの利用状況に基づいて、ユーザの位置を推定してもよい。そして、情報制御装置100は、サービスの利用から推定される情報を、位置情報としてサービスが利用することを許可するか否かの設定を行ってもよい。例えば、情報制御装置100は、ユーザが検索を行った際の検索クエリや、SNS(Social Networking Service)の投稿情報等を取得し、取得した情報に基づいて、ユーザの位置を推定してもよい。例えば、情報制御装置100は、日常的に同じ地域のランチに関する検索を行っているユーザは、当該地域を勤務先とするユーザであり、少なくとも昼の時間帯は当該地域に所在すると推定してもよい。また、情報制御装置100は、日常的に同じ地域のニュースを閲覧しているユーザは、当該地域に所在する可能性が高いユーザであると推定してもよい。また、情報制御装置100は、特定の地域に関するSNSへの投稿が多いユーザは、当該特定の地域に所在する可能性が高いユーザであると推定してもよい。このように、情報制御装置100は、ユーザの各種サービスに関する様々な情報を利用して、ユーザの位置情報を取得したり、ユーザの位置を推定したりしてもよい。そして、情報制御装置100は、位置情報設定として、サービスの利用に基づく情報(上記のような登録情報(例えばユーザの属性情報)や、ユーザの行動から推定される情報等)をユーザの位置を示す情報として利用するか否かの設定を取得し、取得した設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御してもよい。
これにより、ユーザは、サービスにおける登録情報や、サービス行動に基づいて推定される情報のうちユーザの位置を推定可能な情報もサービス側に提供し、より上質なサービスを受けるか、あるいは、自宅や勤務先などのプライバシーに関わる登録情報はサービスに利用させないようにするなど、自身の要望に沿って柔軟に設定を行うことができる。
〔6−3.位置情報〕
上記実施形態では、位置情報は、ユーザ端末10が取得するGPS情報や、アクセスポイント等から取得することを説明した。しかし、情報制御装置100は、異なる情報からユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。
例えば、情報制御装置100は、ユーザが各種サービスを利用した履歴に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。具体的には、情報制御装置100は、路線検索サービスにおいて頻繁にユーザ端末10から入力される駅を、ユーザの最寄り駅と推定する。そして、情報制御装置100は、最寄り駅を含む所定範囲をユーザ端末10が所在する地域として取得してもよい。かかる処理によれば、情報制御装置100は、ユーザ端末10が位置情報を取得する機能を有していない場合であっても、ユーザ端末10の位置情報を取得することができる。
〔6−4.ユーザ端末の構成〕
上記実施形態では、ユーザ端末10の構成例について図3を用いて説明した。しかし、ユーザ端末10は、図3で例示した全ての処理部を備えることを必ずしも要しない。例えば、ユーザ端末10は、表示部13や検知部14を必ずしも備えていなくてもよい。また、ユーザ端末10は、2以上の機器に分離されて図3を示す構成が実現されてもよい。例えば、ユーザ端末10は、少なくとも検知部14と取得部161とを有する検知装置と、少なくとも通信部11を有する通信装置とが分離された構成を有する、2台以上の機器により実現されてもよい。
〔6−5.インターフェイス〕
上記実施形態では、情報制御装置100が、位置情報設定をユーザに選択させるための画面としてインターフェイス50を提供する例を示した。しかし、図1に示したインターフェイス50は一例であり、ユーザは、情報制御装置100に提供する位置情報の頻度や精度に関して、テキスト等を用いて選択し、位置情報設定を決定してもよい。すなわち、位置情報設定の決定の態様は、図1で示した例に限らず、いずれの態様であってもよい。
〔6−6.位置情報の提供〕
ユーザ端末10は、位置情報設定に基づき、情報制御装置100に送信する位置情報の頻度や精度を調整してもよいし、検知した位置情報については全て情報制御装置100に送信するようにしてもよい。情報制御装置100は、ユーザ端末10が検知した位置情報の全てを取得した場合には、位置情報設定に基づいて、サービスに利用することのできる位置情報のみを選択して、サービスを提供するように制御する。すなわち、サービスに利用される位置情報は、ユーザ端末10によって情報制御装置100に送信される位置情報の情報量が変更されることによって調整されてもよいし、情報制御装置100側によって調整されてもよい。
〔6−7.情報の提供〕
上記実施形態では、ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度の設定を行う例を示したが、ユーザは、位置情報以外の情報の程度の設定を行ってもよい。例えば、ユーザは、いわゆるIoT(Internet of Things)機能を有する機器からサービス側に送信される情報の設定を行ってもよい。具体的には、ユーザは、IoT機能を有するウェアラブルデバイスの情報は提供するが、IoT機能を有する冷蔵庫の中身の情報は提供しない、など、種々の情報に関して、サービス側に提供するか否かの選択を行うための設定を行ってもよい。また、かかる設定に関しても、ユーザは、一括して設定可能な情報設定を行ってもよい。これにより、ユーザは、自身が利用するIoT機器において提供する情報を簡易に設定することができる。また、この場合、情報制御装置100は、ユーザが一括で設定した情報に従い、提供する様々なサービスのレベルを制御してもよい。
〔6−8.レコメンド〕
情報制御装置100は、所定の場合に、位置情報設定の変更をユーザに提案したり、位置情報設定が変更された際にユーザが得られる利点等に関する通知を行ったりしてもよい。すなわち、情報制御装置100は、位置情報設定に関するレコメンドをユーザに対して行ってもよい。
例えば、情報制御装置100は、所定のユーザの位置情報設定がレベルAであり、その設定がなされている期間を参照する。そして、情報制御装置100は、設定がなされている期間が所定期間(例えば、1か月や1年など)を超えて維持されていることを参照した場合に、すなわち、設定がなされている期間が予め設定された閾値を経過したことを契機として、位置情報設定をレベルBに上げることを当該ユーザにレコメンドする。
このとき、情報制御装置100は、ユーザが位置情報設定をレベルBに上げた場合に得られる利点に関する情報とともに、レコメンドを行ってもよい。例えば、情報制御装置100は、「位置情報設定がレベルBに上がった場合には、現在の都道府県レベルの災害情報から、「市町村レベル」の災害情報を得ることができます」等、ユーザが位置情報設定のレベルを上げる利点を説明するテキストデータをユーザ端末10に送信してもよい。
このように、情報制御装置100は、ユーザが位置情報設定を所定のレベルに設定した期間に関する情報を取得し、取得した期間に基づいて、位置情報設定の変更を促す通知をユーザに送信する。これにより、情報制御装置100は、より積極的に位置情報設定の変更をユーザに促すことができる。
また、情報制御装置100は、ユーザの状況(コンテキスト)やサービスの状況に応じて、位置情報設定に関するレコメンドをユーザに対して行ってもよい。
例えば、情報制御装置100は、サービスに係る所定の状況が発生した場合に、レコメンドを行ってもよい。具体的には、情報制御装置100が災害情報発信サービスを提供している場合、災害が発生したタイミング(あるいは、災害が発生してから所定時間後)で、ユーザに対してレコメンドを行ってもよい。
例えば、情報制御装置100は、「昨晩のような雪では、より詳細な位置情報を提供いただくことで、自宅が避難レベルにあるかどうか判断できます。位置情報の取得レベルをアップしますか。」のように、ユーザのニーズにつながると想定されるタイミングでレコメンドを行う。
また、情報制御装置100は、例えば、個人情報漏洩のニュースが発信されたことを契機として、位置情報設定の変更に関するレコメンドを行ってもよい。具体的には、情報制御装置100は、ニュースの提供と同時に、「今一度ご確認ください。あなたの位置情報設定は、現在レベルBです。レベルBでは、市区町村単位のあなたの情報がわかります。もし、不安であればレベルAまで下げることを推奨します。」といった通知を行う。なお、情報制御装置100は、対象となるサービスの情報のみならず、関連するサービスの情報も通知してもよい。具体的には、情報制御装置100は、「レベルAまで下げた場合、広告配信サービスからクーポンが受け取れなくなる可能性がありますが、よろしいですか?」といった、他のサービスに関する情報も同時に行う。
このように、情報制御装置100は、ユーザのコンテキストを取得し、取得したコンテキストに基づいて、位置情報設定の変更を促す通知をユーザに送信してもよい。これにより、情報制御装置100は、ユーザが位置情報設定を変更したいというニーズに合わせたタイミングで、位置情報設定の変更をユーザに促すことができる。
〔6−9.コンテキストに応じた位置情報設定〕
情報制御装置100は、ユーザの状況(コンテキスト)に応じて動的に変更される位置情報設定を受け付けてもよい。
例えば、情報制御装置100は、ユーザの位置情報に基づいて、ユーザが自宅に所在していることや、勤務先に所在していることを推定可能である。そして、情報制御装置100は、ユーザのコンテキストごとに異なる位置情報設定を受け付ける。この場合、情報制御装置100は、ユーザの位置情報に基づいてコンテキストが変更されたことを検知した場合(例えば、ユーザが自宅から勤務先に移動した場合など)に、位置情報設定を自動的に切り替えてもよい。
例えば、ユーザは、勤務先に所在するときには、自身の個人情報が漏洩することを懸念して、位置情報設定を比較的低め(レベルOFFやレベルA等)に設定してもよい。また、ユーザは、自宅に所在するときには、正確な災害情報を知得するため、位置情報設定を比較的高め(レベルCやレベルMAX等)に設定してもよい。また、ユーザは、一人で過ごす場合には位置情報設定を比較的高めに設定し、家族と過ごすときには位置情報設定を比較的低めに設定してもよい。なお、ユーザが一人で過ごしているか否か等のコンテキストの判定は、例えば、ユーザ端末10と通信を行っている他の端末装置や、アクセスポイントとの通信状況等により推定可能である。
このように、情報制御装置100は、ユーザのコンテキストを取得し、取得したコンテキストに基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを動的に制御してもよい。
これにより、情報制御装置100は、ユーザの状況に合わせた適切なレベルでサービスを提供することができる。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報制御装置100やユーザ端末10は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報制御装置100を例に挙げて説明する。図11は、情報制御装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報制御装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図4に示した情報制御部132と、提供部133とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、情報制御装置100が、ユーザ端末10の位置情報設定を取得する取得処理と、サービスの提供レベルを制御する情報制御処理とを行う例を示した。しかし、上述した情報制御装置100は、取得処理を行う取得装置と、情報制御処理を行う情報制御装置とに分離されてもよい。この場合、取得装置は、取得部131を少なくとも有する。情報制御装置は、情報制御部132を少なくとも有する。また、実施形態に係る情報制御装置100による処理は、取得装置と、情報制御装置といった各装置を含む情報制御システム1によって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報制御装置100は、取得部131と、情報制御部132とを有する。取得部131は、ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得する。情報制御部132は、取得部131によって取得された位置情報設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、ユーザが自らの意志で位置情報を提供する程度を設定した位置情報設定に基づいて、ユーザに提供するサービスのレベルを制御する。これにより、情報制御装置100は、例えば詳細な位置情報を提供してより充実したサービスを受けたいというユーザの要望や、例えば簡易な位置情報の提供にとどめつつ、提供した程度に合わせたサービスを受けたいというユーザの要望との双方に応えることができる。結果として、情報制御装置100は、位置情報を一元的に取得したり利用したりするのではなく、各ユーザに合わせて適切なサービスを提供するなど、位置情報を柔軟に活用することができる。
また、取得部131は、位置情報設定として、ユーザがサービス側に位置情報を提供する頻度を取得する。情報制御部132は、取得部131によって取得された頻度に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、位置情報の頻度の設定をユーザから取得する。ユーザは、位置情報の提供の頻度を高くすることで、より詳細なサービスを受けることができる。あるいは、ユーザは、位置情報の提供の頻度を低くすることで、例えばユーザ端末10のバッテリーの消耗を抑えたり、自身の詳細な位置情報がサービス側に渡ることを防止したりすることができる。すなわち、情報制御装置100は、ユーザの要望に沿ったサービス提供を行うことができる。
また、取得部131は、位置情報設定として、ユーザがサービス側に提供する位置情報の精度を取得する。情報制御部132は、取得部131によって取得された精度に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、位置情報の精度の設定をユーザから取得する。ユーザは、提供する位置情報の精度を高くすることで、より詳細なサービスを受けることができる。あるいは、ユーザは、提供する位置情報の精度を低く抑え、簡易な手段のみで位置情報をユーザ端末10に検知させることでバッテリーの消耗を抑えたり、自身の詳細な位置情報がサービス側に渡ることを防止したりすることができる。すなわち、情報制御装置100は、ユーザの要望に沿ったサービス提供を行うことができる。
また、取得部131は、位置情報設定として、ユーザが利用する端末装置の位置情報が取得される際の取得手段に関する設定を取得する。情報制御部132は、取得部131によって取得された取得手段に関する設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、位置情報の取得手段に関する設定をユーザから取得してもよい。これにより、情報制御装置100は、より詳細な位置情報が取得可能な取得手段を利用するユーザについては上質なサービスを提供するなど、ユーザの位置情報の提供の程度に合わせて、適切なサービスを柔軟に提供できる。
また、取得部131は、位置情報設定として、日常的にユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を、ユーザがサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定を取得する。情報制御部132は、ユーザが拠点に関する情報をサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、拠点をユーザが提供するか否かの設定を取得し、取得した情報に基づいてサービスを制御することで、プライバシーと情報提供とのバランスのとれたサービス提供処理を行うことができる。
また、取得部131は、複数のサービスに共通して設定される位置情報設定を取得する。情報制御部132は、取得部131によって取得された位置情報設定に基づいて、ユーザに提供される複数のサービスのレベルを一括に制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100によれば、共通した位置情報設定に基づいて複数のサービスの制御が行われるため、ユーザは、サービスごとの煩わしい設定を行う手間を省くことができる。
また、取得部131は、ユーザが利用する端末装置にインストールされた複数のアプリケーションに共通して設定される位置情報設定を取得する。情報制御部132は、取得部131によって取得された位置情報設定に基づいて、複数のアプリケーションの各々を介してユーザに提供される各々のサービスのレベルを一括に制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100によれば、共通した位置情報設定に基づいて複数のアプリの制御が行われるため、ユーザは、アプリごとの煩わしい設定を行う手間を省くことができる。
また、取得部131は、位置情報設定として、ユーザがサービスに登録した属性情報をユーザの位置を示す情報として利用するか否かの設定を取得する。情報制御部132は、属性情報をユーザの位置を示す情報として利用するか否かの設定に基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、サービスに登録した情報についてもユーザが任意に設定可能とし、設定に基づいてサービスを制御する。これにより、情報制御装置100は、サービスに登録した情報等をサービス提供に利用されることを望まないユーザの要望に沿ったり、登録した情報をサービス提供に利用させて、より上質なサービスの提供を望むユーザの要望に沿ったりすることができる。
また、取得部131は、ユーザが位置情報設定を所定のレベルに設定した期間に関する情報を取得する。情報制御部132は、取得した期間に基づいて、位置情報設定の変更を促す通知をユーザに送信する。
これにより、実施形態に係る情報制御装置100は、より積極的に位置情報設定の変更をユーザに促すことができる。
また、取得部131は、ユーザのコンテキストを取得する。情報制御部132は、取得したコンテキストに基づいて、位置情報設定の変更を促す通知をユーザに送信する。
これにより、実施形態に係る情報制御装置100は、ユーザが位置情報設定を変更したいというニーズに合わせたタイミングで、位置情報設定の変更をユーザに促すことができる。
また、取得部131は、ユーザのコンテキストを取得する。情報制御部132は、取得したコンテキストに基づいて、ユーザに提供されるサービスのレベルを動的に制御する。
これにより、情報制御装置100は、ユーザの状況に合わせた適切なレベルでサービスを提供することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報制御システム
10 ユーザ端末
100 情報制御装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 位置情報記憶部
123 サービス情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 情報制御部
133 提供部

Claims (16)

  1. ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度であって、当該程度毎に異なる規模に対応した当該規模毎に異なる属性の情報を有する対象であって、当該ユーザ毎にパーソナライズされた対象を提供するサービスを示す程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された位置情報設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する情報制御部と、
    を備えたことを特徴とする情報制御装置。
  2. 前記取得部は、
    前記位置情報設定として、日常的に前記ユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を、当該ユーザがサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記ユーザが前記拠点に関する情報をサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報制御装置。
  3. ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定として、日常的に当該ユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を、当該ユーザがサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された位置情報設定として、前記ユーザが前記拠点に関する情報をサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する情報制御部と、
    を備えたことを特徴とする情報制御装置。
  4. 前記取得部は、
    前記位置情報設定として、前記ユーザがサービス側に位置情報を提供する頻度を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得された頻度に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  5. 前記取得部は、
    前記位置情報設定として、前記ユーザがサービス側に提供する位置情報の精度を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得された精度に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  6. 前記取得部は、
    前記位置情報設定として、前記ユーザが利用する端末装置の位置情報が取得される際の取得手段に関する設定を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得された前記取得手段に関する設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  7. 前記取得部は、
    複数のサービスに共通して設定される前記位置情報設定を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得された位置情報設定に基づいて、前記ユーザに提供される複数のサービスのレベルを一括に制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  8. 前記取得部は、
    前記ユーザが利用する端末装置にインストールされた複数のアプリケーションに共通して設定される前記位置情報設定を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得された位置情報設定に基づいて、前記複数のアプリケーションの各々を介して前記ユーザに提供される各々のサービスのレベルを一括に制御する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報制御装置。
  9. 前記取得部は、
    前記位置情報設定として、前記ユーザのサービスの利用に基づく情報を当該ユーザの位置を示す情報として利用するか否かの設定を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記ユーザのサービスの利用に基づく情報を当該ユーザの位置を示す情報として利用するか否かの設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  10. 前記取得部は、
    前記ユーザが前記位置情報設定を所定のレベルに設定した期間に関する情報を取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得された期間に基づいて、前記位置情報設定の変更を促す通知を前記ユーザに送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  11. 前記取得部は、
    前記ユーザのコンテキストを取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得されたコンテキストに基づいて、前記位置情報設定の変更を促す通知を前記ユーザに送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  12. 前記取得部は、
    前記ユーザのコンテキストを取得し、
    前記情報制御部は、
    前記取得部によって取得されたコンテキストに基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを動的に制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  13. コンピュータによって実行される情報制御方法であって、
    ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度であって、当該程度毎に異なる規模に対応した当該規模毎に異なる属性の情報を有する対象であって、当該ユーザ毎にパーソナライズされた対象を提供するサービスを示す程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された位置情報設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する情報制御工程と、
    を含んだことを特徴とする情報制御方法。
  14. ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度であって、当該程度毎に異なる規模に対応した当該規模毎に異なる属性の情報を有する対象であって、当該ユーザ毎にパーソナライズされた対象を提供するサービスを示す程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された位置情報設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する情報制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報制御プログラム。
  15. コンピュータによって実行される情報制御方法であって、
    ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定として、日常的に当該ユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を、当該ユーザがサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された位置情報設定として、前記ユーザが前記拠点に関する情報をサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する情報制御工程と、
    を含んだことを特徴とする情報制御方法。
  16. ユーザがサービス側に提供する位置情報の程度を示す情報であって、当該ユーザによって設定される情報である位置情報設定として、日常的に当該ユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を、当該ユーザがサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された位置情報設定として、前記ユーザが前記拠点に関する情報をサービス側に提供する位置情報から除外するか否かの設定に基づいて、前記ユーザに提供されるサービスのレベルを制御する情報制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報制御プログラム。
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