JP6664583B2 - 情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラム - Google Patents

情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムに関する。
従来、ユーザが所有する端末装置から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて各種情報処理を行う技術が提案されている。
ここで、位置情報等の個人情報の交換を制御する技術として、クライアント装置から要求を受信した場合に、要求の応答にプライバシーの同意が必要かどうかを決定することによって、個人情報の拡散の制御を行う技術が知られている。
特開2001−78273号公報
しかしながら、上記の従来技術では、有用な位置情報の収集を図ることができるとは限らない。一般に、サービス提供側は、精度の高い位置情報や、多数のユーザの位置情報を収集することで、位置情報を利用したサービスの質を向上させる。しかし、従来技術では、位置情報等の個人情報の拡散の制御を行うに過ぎず、例えば、サービス提供側が求めるような有用な位置情報の収集等の処理に適用することは難しい。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、有用な位置情報の収集を図ることができる情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報制御装置は、ユーザから提供される位置情報である第1位置情報を取得する第1取得部と、所定の事業者が収集した位置情報である第2位置情報を当該事業者から取得する第2取得部と、前記第2取得部によって取得された第2位置情報の程度に基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する情報制御部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、有用な位置情報の収集を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報制御処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報制御システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報制御装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る第1位置情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る第2位置情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る算定情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(1)である。 図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(2)である。 図11は、情報制御装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態に係る情報制御処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報制御処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報制御処理の一例を示す図である。具体的には、図1では、情報制御装置100が、ユーザから提供される位置情報(以下、情報制御装置100がユーザから収集した位置情報を「第1位置情報」と称する)を取得する処理と、所定の事業者が収集したユーザの位置情報(以下、事業者がユーザから収集した位置情報を「第2位置情報」と称する)を当該事業者から取得する処理と、取得された第2位置情報の程度に基づいて、当該事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する情報制御処理とを行う例を示す。
図1に示す情報制御装置100は、実施形態に係る情報制御処理を実行する情報処理装置であり、例えば、ユーザが利用する端末装置や事業者が管理するサーバ装置等と相互に通信を行うサーバ装置である。実施形態に係る情報制御装置100は、各ユーザを識別する識別情報と各ユーザの位置とを対応付けて取得し、取得した情報(第1位置情報)を蓄積する。例えば、情報制御装置100は、ポータルサイト等を提供するサービスサーバであり、ポータルサイトにログインしたユーザから定期的に位置情報を取得する。また、情報制御装置100は、蓄積した第1位置情報を所望する事業者に対して第1位置情報を提供するサービスを行う。実施形態では、情報制御装置100は、例えば、ユーザの位置情報を利用した各種サービスを行う事業者(例えば、災害情報や交通案内を提供する事業者や、位置情報を利用したゲームを提供する事業者等)からの要求に応じて、当該事業者に第1位置情報を提供する。
図1に示すユーザ端末10及び10は、スマートフォン等の情報処理端末である。実施形態では、ユーザ端末10はユーザU01によって利用され、ユーザ端末10はユーザU02によって利用される。以下では、ユーザ端末10及び10等を区別する必要のないときは、「ユーザ端末10」と総称する。また、ユーザU01及びU02等を区別する必要のないときは、「ユーザ」と総称する。なお、以下では、ユーザ端末10をユーザと読み替える場合がある。例えば、「ユーザが位置情報を送信する」とは、実際には、「ユーザが利用するユーザ端末10が位置情報を送信する」ことを意味する場合がある。
ユーザ端末10は、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して、自装置が所在する位置(例えば経度や緯度の数値等)を検知し、検知した位置を示す情報である位置情報を取得する。なお、位置情報は、位置を示す情報のみならず、その位置が検知された時間を含んでもよい。そして、ユーザ端末10は、例えば情報制御装置100の要求に従い、検知した位置情報を情報制御装置100に送信する。具体的には、ユーザ端末10は、情報制御装置100がユーザに提供するポータルサイトにアクセスしている場合や、情報制御装置100が提供するサービスにログインしている場合に、定期的かつ継続的に位置情報を情報制御装置100に送信する。ユーザ端末10から送信される位置情報は、情報制御装置100が有する記憶部に蓄積され、種々の情報処理に利用される。
図1に示す事業者サーバ50及び50は、事業者によって管理されるサーバ装置である。図1では、事業者サーバ50及び50は、それぞれ異なる事業者によって管理されるサーバ装置であり、各々がユーザに対して異なるサービスを提供するサービスサーバであるものとする。具体的には、事業者サーバ50は、ユーザに災害情報や交通案内を提供するナビサービス等を提供するサービスサーバである。また、事業者サーバ50は、ユーザの位置情報を活用したゲーム等を提供するサービスサーバである。以下では、事業者サーバ50及び50等を区別する必要のないときは、「事業者サーバ50」と総称する。なお、以下では、事業者サーバ50を事業者と読み替える場合がある。例えば、「事業者がサービスを提供する」とは、実際には、「事業者が利用する事業者サーバ50がサービスを提供する」ことを意味する場合がある。
また、実施形態に係る事業者は、情報制御装置100が提供する情報を利用する情報利用者である。ユーザの位置情報は、例えば、ある地域に所在するユーザのみに情報を提供したり、広告を配信したり、ユーザにパーソナライズされた情報を提供したりというように、種々のサービスにおいて有用に活用される。また、位置情報は、位置が取得される際に利用される機能によって精度に差がある。例えば、精度の低い位置情報は、ユーザの位置を数百メートルの誤差の範囲で特定するが、精度の高い位置情報は、ユーザの位置を数メートルの誤差の範囲で特定することが可能である。このため、位置情報を利用する事業者は、より多くのユーザから、また、より精度の高い位置情報を取得することを所望する。
そこで、情報制御装置100は、位置情報を利用する事業者に対して、自身が取得した第1位置情報を提供する。各事業者は、自身が提供するサービスを介して各ユーザから位置情報(第2位置情報)を取得することが可能であるが、情報制御装置100から提供された第1位置情報を利用することにより、自身が提供するサービスの一層の充実を図ることができる。なお、実施形態において、各事業者は、提供する各々のサービスにおいて情報制御装置100が利用するユーザの識別情報(ID)と共通するユーザの識別情報を利用するものとする。これにより、情報制御装置100及び事業者は、第1位置情報と第2位置情報との間で名寄せ処理を行うことが可能となる。具体的には、情報制御装置100及び事業者は、ユーザを一意に識別する識別情報を共有することにより、情報制御装置100と事業者とが別々にユーザの位置情報を取得した場合であっても、双方の情報を当該ユーザの位置情報として利用することができる。なお、ユーザの識別情報とは、例えば、情報制御装置100が提供するサービスにおいて各ユーザに付与されるサービス用ID(ユーザアカウント)等である。かかるIDは、情報制御装置100のみならず、情報制御装置100と提携した事業者によって発行されてもよい。これにより、情報制御装置100や事業者は、一人のユーザが複数のユーザ端末10を利用していたり、異なる環境でサービスにログインしていたりする場合でも、当該ユーザを一意に特定して位置情報を取得することができる。また、情報制御装置100は、ユーザの識別情報として、サービスを利用した際のクッキー(Cookie)情報や、端末固有の端末ID等を利用してもよい。
ところで、位置情報は、提供するサービスの種類や規模によって取得可能な情報量が変化する。例えば、情報制御装置100のようにポータルサイトを提供するサーバ装置では、各事業者よりも比較的多くのユーザから情報を得ることができる。一方、各事業者は、各々が提供するサービスでは、情報制御装置100のように多数のユーザから位置情報が得られない場合がある。しかし、各事業者は、サービスの種類によっては、情報制御装置100が得られない位置情報(例えば、ポータルサイトを利用しないが、各事業者が提供するサービスを利用するユーザの位置情報)を取得可能な場合がある。
このとき、各事業者は、自身が取得した第2位置情報を情報制御装置100に提供する。そして、各事業者は、第2位置情報の提供の代わりに、情報制御装置100から第1位置情報を取得する。このように、情報制御装置100は、自身が第1位置情報を事業者に提供する代わりに、第2位置情報の提供を求める。これにより、情報制御装置100は、自身単独では収集が困難な位置情報についても収集を図ることができる。そして、情報制御装置100は、より価値の高い第2位置情報を提供した事業者に対して、より価値の高い第1位置情報を提供する。かかる処理により、情報制御装置100は、より価値の高い第2位置情報の提供を事業者に促すことができるので、位置情報の収集の促進を図り、より有用な位置情報の収集を図ることができる。以下、実施形態に係る情報制御処理について、図1を用いて流れに沿って説明する。
図1に示す例において、ユーザU01は、情報制御装置100から提供されるポータルサイト(ポータルサービス)の利用を要求する。例えば、ユーザU01は、情報制御装置100が提供するスマートフォン用のアプリケーション(以下、単に「アプリ」と称する)をユーザ端末10にインストールする。そして、ユーザU01は、当該アプリを介して、情報制御装置100からサービスの提供を受ける。
ユーザ端末10は、かかるサービスの設定に基づいて、ユーザU01の位置情報を情報制御装置100に定期的に送信する。例えば、ユーザ端末10は、サービスに設定された頻度(数10分毎、数時間毎、あるいは1日毎等)に基づいて、ユーザU01の位置情報を情報制御装置100に送信する。
情報制御装置100は、ユーザ端末10から送信された位置情報(第1位置情報)を取得する(ステップS01)。情報制御装置100は、取得した第1位置情報を記憶部に格納する。なお、図1での図示は省略しているが、情報制御装置100は、ユーザU01以外のユーザの第1位置情報についても定期的かつ継続的に取得する。
また、事業者サーバ50は、自身が提供するサービスを介して、ユーザ端末10から位置情報(第2位置情報)を取得する(ステップS02)。なお、ユーザU02は、事業者サーバ50が利用するサービスと比較して、情報制御装置100が提供するサービスを利用する頻度が低いものとする。言い換えれば、事業者サーバ50が取得するユーザU02の位置情報は、情報制御装置100が取得するユーザU02の位置情報よりも情報量が多いものとする。具体的には、事業者サーバ50が取得するユーザU02の位置情報は、情報制御装置100が取得するユーザU02の位置情報よりも、高い頻度で取得された位置情報であったり、よりユーザU02の位置を特定する精度が高かったりする位置情報であったりする。
ステップS02の処理と並行して、事業者サーバ50は、自身が提供するサービスを介して、ステップS01において情報制御装置100が取得した第1位置情報と比較して、より詳細な位置情報(第2位置情報)をユーザ端末10から取得する(ステップS03)。
ここで、より詳細な位置情報とは、例えば、ユーザU01の位置情報であるものの、情報制御装置100が提供するサービスにおいて取得される位置情報よりも精度の高い情報や、情報量の多い位置情報である。例えば、事業者サーバ50は、提供するサービスにおいて、ユーザ端末10とユーザU01の自宅に設置されたアクセスポイントや、Bluetooth(登録商標)を利用する情報機器とが通信された情報を取得することにより、情報制御装置100が取得するGPS機能に基づく位置情報と比較して、精度よくユーザU01の位置を特定することが可能な位置情報を取得する。
続いて、事業者サーバ50は、自身が取得した第2位置情報を情報制御装置100に提供する(ステップS04)。また、事業者サーバ50も、自身が取得した第2位置情報を情報制御装置100に提供する(ステップS05)。
情報制御装置100は、事業者サーバ50及び50から提供された第2位置情報の価値を算定する(ステップS06)。算定処理の詳細は後述するが、例えば、情報制御装置100は、事業者サーバ50又は50がユーザU01又はユーザU02から位置情報を収集した頻度や、位置情報がユーザの所在を示す精度に基づいて、提供された第2位置情報の程度(価値)を算定する。なお、図1では、情報制御装置100が事業者サーバ50及び50から第2位置情報を取得した時点で価値を算定しているが、情報制御装置100は、事業者サーバ50又は50のいずれかから第2位置情報の提供を受ける度に算定処理を行ってもよい。
そして、情報制御装置100は、算定した価値(言い換えれば、第2位置情報の程度)に基づいて、第1位置情報を事業者に提供する。すなわち、情報制御装置100は、事業者サーバ50から提供された第2位置情報の算定に応じて、第1位置情報を事業者サーバ50に提供する(ステップS07)。例えば、情報制御装置100は、事業者サーバ50から提供されたユーザU02の位置情報の価値に基づく分量の第1位置情報を事業者サーバ50に提供する。具体的には、情報制御装置100は、提供を受けたユーザU02の位置情報の価値を高く算定するほど、より多くの第1位置情報を事業者サーバ50が利用することができるように、提供する第1位置情報を制御する。
また、情報制御装置100は、事業者サーバ50から提供された第2位置情報の算定に応じて、第1位置情報を事業者サーバ50に提供する(ステップS08)。例えば、情報制御装置100は、事業者サーバ50から提供されたユーザU01の位置情報の価値に基づく分量の第1位置情報を事業者サーバ50に提供する。具体的には、情報制御装置100は、提供を受けたユーザU01の位置情報の価値を高く算定するほど、より多くの第1位置情報を事業者サーバ50が利用することができるように、提供する第1位置情報を制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、ユーザから提供される位置情報である第1位置情報を取得し、また、所定の事業者が収集した位置情報である第2位置情報を当該事業者から取得する。そして、情報制御装置100は、取得した第2位置情報の程度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
すなわち、実施形態に係る情報制御装置100は、自身が事業者から提供を受けた位置情報の価値に応じて、自身が収集した第1位置情報を事業者に提供する程度を制御する。例えば、情報制御装置100は、より価値の高い第2位置情報を提供する事業者ほど、より多くの第1位置情報を提供する。これにより、情報制御装置100は、各事業者が収集した位置情報を情報制御装置100に提供する動機付けを強く与えることができるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
なお、上記の図1の例において、情報制御装置100は、ユーザ端末10が検知した位置情報をユーザ端末10から取得することを示した。しかし、情報制御装置100は、ユーザ端末10からの送信によらず、所定時間おきにユーザ端末10をクロール(crawl)することにより、位置情報を取得するようにしてもよい。また、情報制御装置100は、必ずしもユーザ端末10自身が検知した位置情報を取得するのではなく、情報制御装置100がユーザ端末10から検出した情報に基づいてユーザ端末10の位置を推定し、推定した情報をユーザ端末10の位置情報としてもよい。以下、上記のような実施形態に係る情報制御処理を実行する情報制御装置100、及び情報制御装置100を含む情報制御システム1について、詳細に説明する。
〔2.情報制御システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報制御装置100が含まれる情報制御システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報制御システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る情報制御システム1には、ユーザ端末10と、事業者サーバ50と、情報制御装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、図2に示す情報制御システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、情報制御システム1には、複数台のユーザ端末10や事業者サーバ50が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、上述のように、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末10には、位置情報を取得するための情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末10には、TV(Television)や冷蔵庫、掃除機などのスマート家電や、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)や、ドローン(drone)、家庭用ロボットなどが含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザによる操作や、ユーザ端末10が有する機能に応じて、自装置の位置情報を取得し、記憶する。例えば、ユーザ端末10は、上述したGPSシステムなどの外部システムと通信を行うことによって位置情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した位置情報を情報制御装置100や事業者サーバ50に送信する。
事業者サーバ50は、位置情報を利用した各種サービスを提供するサーバ装置である。例えば、事業者サーバ50は、災害情報や各種警報情報を提供する災害情報発信サービスや、交通案内等を発信するナビサービスや、位置情報を利用したゲーム等をユーザに提供する。なお、事業者サーバ50は、上記サービス以外にも、種々のサービスを提供してもよい。また、事業者サーバ50は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。例えば、事業者サーバ50は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページをユーザ端末10に配信してもよい。
情報制御装置100は、上述のように、ユーザから第1位置情報を取得するとともに、事業者から第2位置情報を取得し、取得した第2位置情報の程度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御するサーバ装置である。
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。図3は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、記憶部15と、制御部16とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、事業者サーバ50や情報制御装置100等との間で情報の送受信を行う。通信部11は、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(入力部12及び表示部13について)
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
(検知部14について)
検知部14は、ユーザ端末10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10に対するユーザの操作や、ユーザ端末10の所在する位置情報や、ユーザ端末10と接続されている機器に関する情報や、ユーザ端末10における環境等を検知する。図3に示す例では、検知部14は、操作検知部141と、位置検知部142と、外部装置検知部143と、環境検知部144とを有する。
(操作検知部141について)
操作検知部141は、ユーザ端末10に対するユーザの操作を検知する。例えば、操作検知部141は、入力部12に入力された情報に基づいて、ユーザの操作を検知する。すなわち、操作検知部141は、入力部12に画面をタッチする操作の入力があったことや、音声の入力があったこと等を検知する。また、操作検知部141は、ユーザによって所定のアプリが起動されたことを検知してもよい。かかるアプリがユーザ端末10内の撮像装置を動作させるアプリである場合、操作検知部141は、ユーザによって撮像機能が利用されていることを検知する。また、操作検知部141は、ユーザ端末10内に備えられた加速度センサやジャイロセンサ等で検知されたデータに基づき、ユーザ端末10自体が動かされているといった操作を検知してもよい。
(位置検知部142について)
位置検知部142は、ユーザ端末10の現在位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置(例えば、緯度及び経度)を検知する。
位置検知部142は、種々の手法により位置を検知することができる。例えば、位置検知部142は、GPS衛星に限らず、ユーザ端末10の様々な通信機能を利用して位置を検知してもよい。
例えば、位置検知部142は、ユーザ端末10のWi−Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、ユーザ端末10の位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、Wi−Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、ユーザ端末10のBluetooth機能を利用して位置を検知してもよい。例えば、位置検知部142は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、加速度センサやジャイロセンサ等を利用したPDR(Pedestrian Dead Reckoning)技術を利用して自装置の位置を検知してもよい。また、位置検知部142は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、自装置が備える地磁気センサとに基づいて、自装置の位置を検知してもよい。
また、例えば、ユーザ端末10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等の機能を備えている場合(もしくは、ユーザ端末10が非接触型ICカードの履歴を読み取る機能を備えている場合)、ユーザ端末10によって駅での乗車料金の決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。位置検知部142は、かかる情報を取得することで、ユーザ端末10の位置を検知してもよい。また、位置は、ユーザ端末10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって検知されてもよい。
位置検知部142は、上述した手法の一つ又は組合せを用いて、自装置の位置を検知する。そして、後述する取得部161は、位置検知部142が検知した位置と、検知した時間との情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。
(外部装置検知部143について)
外部装置検知部143は、ユーザ端末10に接続される外部装置を検知する。例えば、外部装置検知部143は、外部装置との相互の通信パケットのやり取りなどに基づいて、外部装置を検知する。そして、外部装置検知部143は、検知した外部装置をユーザ端末10と接続される端末として認識する。また、外部装置検知部143は、外部装置との接続の種類を検知してもよい。例えば、外部装置検知部143は、外部装置と有線で接続されているか、無線通信で接続されているかを検知する。また、外部装置検知部143は、無線通信で用いられている通信方式等を検知してもよい。また、外部装置検知部143は、外部装置が発する電波を検知する電波センサや、電磁波を検知する電磁波センサ等によって取得される情報に基づいて、外部装置を検知してもよい。
(環境検知部144について)
環境検知部144は、ユーザ端末10における環境を検知する。環境検知部144は、ユーザ端末10に備えられた各種センサや機能を利用し、環境に関する情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を利用する。そして、環境検知部144は、各種センサを用いて、種々の情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲における騒音レベルや、ユーザ端末10の周囲が撮像に適する照度であるか等を検知する。さらに、環境検知部144は、カメラで撮影された写真や映像に基づいて周囲の環境情報を検知してもよい。
(記憶部15について)
記憶部15は、各種情報を記憶する。記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部15は、検知部14によって検知された各種情報を、検知された日時と対応付けて記憶する。具体的には、記憶部15は、位置検知部142によって検知された位置に基づく位置情報を記憶する。
(制御部16について)
制御部16は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部16は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部16は、情報制御装置100にユーザ端末10の位置情報を提供する処理を制御する。例えば、制御部16は、ユーザ端末10の位置情報の提供処理を実現するためのプログラム(アプリケーション)を実行制御する。プログラムは、情報制御装置100にアクセスすることによりユーザ端末10にダウンロードされ実行されてもよいし、ユーザ端末10を有するユーザU01による操作に従ってサーバ装置(情報制御装置100、又は、各種プログラムを提供する外部サーバ)からダウンロードされ、ユーザ端末10にインストールされてもよい。
図3に示すように、制御部16は、取得部161と、受信部162と、送信部163とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。例えば、制御部16は、RAMを作業領域として上述したプログラムを実行することにより、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現する。なお、制御部16の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部16が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部161について)
取得部161は、各種情報を取得する。例えば、取得部161は、検知部14を制御することにより、検知部14によって検知される各種情報を取得する。例えば、取得部161は、位置検知部142によって検知された情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。なお、取得部161は、位置情報に限らず、ユーザ端末10の周囲の環境に関する情報等の各種センサ情報を含む、ユーザ端末10のコンテキストに関する情報を取得してもよい。
取得部161は、所定の時間毎に位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、取得部161は、定期的(1分毎や、3分毎や、5分毎等)に、上述した検知部14を制御すること等により、位置情報を取得する。なお、取得部161が位置情報を取得するタイミングは、情報制御装置100によって設定されてもよい。
(受信部162について)
受信部162は、各種情報を受信する。例えば、受信部162は、情報制御装置100や事業者サーバ50から送信される位置情報の要求を受信する。受信部162は、受信した情報を、制御部16の各処理部へ送る。
(送信部163について)
送信部163は、各種情報を送信する。例えば、送信部163は、受信部162に受信された要求に従い、位置情報を情報制御装置100や事業者サーバ50に送信する。
例えば、送信部163は、ユーザを識別するための識別情報と、取得部161によって取得された位置情報を対応付けて、情報制御装置100や事業者サーバ50に送信する。このとき、送信部163は、取得部161によって位置情報が取得されるたびに位置情報を送信してもよいし、所定の期間毎に位置情報を送信してもよい。例えば、送信部163は、定期的(1分毎、3分毎、5分毎、1時間毎など)に位置情報が取得部161によって取得された場合であっても、予め設定された時間毎に位置情報を情報制御装置100等に送信するようにしてもよい。また、送信部163が位置情報を送信するタイミングは、情報制御装置100等によって設定されてもよい。
〔4.情報制御装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報制御装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報制御装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報制御装置100は、情報制御装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えばNIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や事業者サーバ50等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、第1位置情報記憶部122と、第2位置情報記憶部123と、算定情報記憶部124とを有する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「端末ID」、「属性情報」、「利用サービス情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報を示す。なお、本明細書中では、図5に示すような識別情報を参照符号として用いる場合がある。例えば、ユーザID「U01」によって識別されるユーザを「ユーザU01」と表記する場合がある。「端末ID」は、ユーザが利用するユーザ端末10を識別する識別情報を示す。なお、各ユーザは、複数の端末を所有していてもよい。
「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報を示す。なお、図5に示した例では、属性情報を「D01」といった概念で表記しているが、実際には、属性情報の項目には、ユーザの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々の具体的な情報が記憶される。
「利用サービス情報」は、ユーザが利用しているネットワーク上のサービスの情報を示す。なお、ユーザが利用しているサービスとは、情報制御装置100が提供するサービスのみならず、各事業者が提供するサービスを含んでもよい。また、図5に示した例では、利用サービス情報を「E01」といった概念で表記しているが、実際には、利用サービス情報の項目には、ユーザが利用中のサービスの種別や、各サービスの利用頻度等の種々の具体的な情報が記憶される。
すなわち、図5では、ユーザ情報記憶部121に記憶されるデータの一例として、ユーザID「U01」によって示されるユーザU01が、端末ID「C01」で識別されるユーザ端末10を利用していることを示している。また、ユーザU01の属性情報が「D01」であり、利用サービス情報が「E01」であることを示している。
なお、図5での図示は省略したが、ユーザ情報記憶部121には、サービスの利用履歴等に基づいて、ユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴等が記憶されてもよい。例えば、興味関心情報は、種々のサービスの利用を介して、情報制御装置100によってユーザに設定される情報(ユーザの購買履歴や検索履歴から、ユーザが興味関心を抱いていると想定されるカテゴリや情報の内容等)である。また、行動履歴情報は、種々のサービスにおけるユーザの行動履歴(ウェブページ等の閲覧履歴や、商品の購買履歴や、検索履歴等)である。
(第1位置情報記憶部122について)
第1位置情報記憶部122は、ユーザの位置情報のうち、情報制御装置100が提供するサービスを介して取得された位置情報に関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る第1位置情報記憶部122の一例を示す。図6は、実施形態に係る第1位置情報記憶部122の一例を示す図である。図6に示した例では、第1位置情報記憶部122は、「端末ID」、「ユーザID」、「第1位置情報」といった項目を有する。また、「第1位置情報」の項目は、「取得日時」、「位置」、「精度」、「各種センサ情報」といった小項目を有する。
「端末ID」及び「ユーザID」は、図5に示した同一の項目に対応する。「第1位置情報」は、情報制御装置100が提供するサービスを介して取得された位置情報を示す。
「取得日時」は、位置がユーザ端末10によって検知(取得)された日時を示す。「位置」は、ユーザ(言い換えればユーザ端末10)の具体的な位置を示す。図6では、位置を「G01」といった概念で表記しているが、実際には、位置の項目には、ユーザの位置を示す具体的な情報(例えば経度や緯度の数値等)が記憶される。
「精度」は、ユーザの位置を示す情報の精度を示す。実施形態では、精度は、例えば「低」、「中」、「高」の三段階で示される。精度は、例えば、ユーザ端末10によって位置が検知された際の検知手段に基づき、ユーザの位置を特定することのできる精度に応じて記憶される。具体的には、ユーザの位置を特定する際に数十メートルから数百メートルの誤差が生じるような検知手段(例えば検知手段がGPSのみであった場合等)の場合、取得された第1位置情報の精度は「低」となる。また、精度が「低」である第1位置情報と比較して精度の高い検知手段(例えば、検知手段がWi−FiやGPS等を組み合わせたものであった場合等)の場合、取得された第1位置情報の精度は「中」となる。また、精度が「中」である第1位置情報と比較して精度の高い検知手段(例えば、検知手段がBluetooth(ビーコン)を利用したものであった場合等)の場合、取得された第1位置情報の精度は「高」となる。なお、上記した精度の判定は一例であり、情報制御装置100は、位置情報の検知の技術に応じて柔軟に精度の判定基準を修正してもよい。
「各種センサ情報」は、位置が検知された際に、各種センサによって検知された情報を示す。図6では、各種センサ情報を「X01」といった概念で表記しているが、実際には、各種センサ情報の項目には、気温や湿度等の各種センサによって取得された具体的な情報が記憶される。
すなわち、図6では、第1位置情報記憶部122に記憶されるデータの一例として、端末ID「C01」によって識別されるユーザ端末10を利用するユーザU01の第1位置情報として、取得日時「T01」において位置「G01」に所在し、その位置の精度は「中」であり、各種センサ情報が「X01」である情報が記憶されていることを示している。
(第2位置情報記憶部123について)
第2位置情報記憶部123は、ユーザの位置情報のうち、事業者サーバ50が提供するサービスを介して取得された位置情報に関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係る第2位置情報記憶部123の一例を示す。図7は、実施形態に係る第2位置情報記憶部123の一例を示す図である。図7に示した例では、第2位置情報記憶部123は、「提供元ID」、「端末ID」、「ユーザID」、「第2位置情報」といった項目を有する。また、「第2位置情報」の項目は、「取得日時」、「位置」、「精度」、「各種センサ情報」といった小項目を有する。
「提供元ID」は、第2位置情報を情報制御装置100に提供した提供元(事業者)を識別する識別情報を示す。「端末ID」及び「ユーザID」は、図5に示した同一の項目に対応する。「第2位置情報」は、事業者サーバ50が提供するサービスを介して取得された位置情報を示す。「第2位置情報」の小項目は、図6に示した同一の項目に対応する。
すなわち、図7では、第2位置情報記憶部123に記憶されるデータの一例として、提供元ID「J01」によって識別される事業者が、端末ID「C02」によって識別されるユーザ端末10を利用するユーザU02の第2位置情報を情報制御装置100に提供したことを示している。また、ユーザU02の第2位置情報の一例は、取得日時「T11」において位置「G11」に所在し、その位置の精度は「中」であり、各種センサ情報が「X11」であることを示している。また、図7では、第2位置情報記憶部123に記憶されるデータの他の例として、提供元ID「J02」によって識別される事業者が、端末ID「C01」によって識別されるユーザ端末10を利用するユーザU01の第2位置情報を情報制御装置100に提供したことを示している。また、ユーザU01の第2位置情報の一例は、取得日時「T21」において位置「G21」に所在し、その位置の精度は「高」であり、各種センサ情報が「X21」であることを示している。
(算定情報記憶部124について)
算定情報記憶部124は、事業者から情報制御装置100に提供された第2位置情報の価値の算定に関する情報を記憶する。ここで、図8に、実施形態に係る算定情報記憶部124の一例を示す。図8は、実施形態に係る算定情報記憶部124の一例を示す図である。図8に示した例では、算定情報記憶部124は、「事業者ID」、「提供した第2位置情報」、「算定結果」、「利用可能な第1位置情報」といった項目を有する。
「事業者ID」は、事業者を識別する識別情報を示す。なお、事業者IDは、図7に示した提供元IDと共通するものとする。「提供した第2位置情報」は、事業者が提供した第2位置情報を示す。図8に示した例では、提供した第2位置情報を「M01」といった概念で表記しているが、実際には、提供した第2位置情報の項目には、事業者が提供した第2位置情報に関する具体的な情報(例えば、情報制御装置100に提供した第2位置情報に対応するユーザの数や、各ユーザの位置情報の精度や情報量)が記憶される。
「算定結果」は、提供した第2位置情報に対する算定結果を示す。図8に示した例では、算定結果を「N01」といった概念で表記しているが、実際には、算定結果の項目には、事業者から提供された第2位置情報に対して算定した指標値(スコア)等の具体的な数値が記憶される。例えば、算定した指標値が高いほど、事業者は、より多くのユーザの第1位置情報が利用可能になったり、精度の高い第1位置情報が利用可能になったりする。
「利用可能な第1位置情報」は、情報制御装置100に提供した第2位置情報の程度に応じて、事業者に対して利用を許可する(事業者に提供する)第1位置情報を示す。図8に示した例では、利用可能な第1位置情報を「P01」といった概念で表記しているが、実際には、利用可能な第1位置情報の項目には、事業者に利用を許可する第1位置情報に関する具体的な情報(例えば、事業者に提供される第1位置情報に対応するユーザの数や、提供される第1位置情報の精度や情報量)が記憶される。
すなわち、図8では、算定情報記憶部124に記憶されるデータの一例として、事業者ID「J01」で識別される事業者J01から提供された第2位置情報が「M01」であり、その算定結果は「N01」であり、かかる算定結果に基づいて、事業者J01が利用可能と判定された第1位置情報は「P01」であることを示している。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、情報制御装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報制御プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、第1取得部131と、第2取得部132と、算定部133と、受付部134と、情報制御部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(第1取得部131について)
第1取得部131は、ユーザから提供される位置情報である第1位置情報を取得する。具体的には、第1取得部131は、第1位置情報として、ユーザ端末10によって検知されたり、取得されたりした各種情報を取得する。第1取得部131は、所定の時間間隔でユーザ端末10から第1位置情報を取得し、取得した第1位置情報を第1位置情報記憶部122に格納する。
また、第1取得部131は、取得した第1位置情報において、位置が検知された精度を取得する。上述のように、ユーザ端末10は、種々の機能(取得手段)を用いて位置を検知する。そして、一般に、ユーザの位置を示す情報は、検知に用いられる機能によって精度が異なる。例えば、GPSでユーザの位置を検知する場合と、Wi−Fiによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合と、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合とでは、ユーザの位置を特定する精度が異なる。例えば、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった、数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定可能である。一方で、GPSでユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定することは難しい。一般に、精度の高い位置情報を利用した方が、よりパーソナライズされたサービスを各ユーザに提供できるので、情報制御装置100は、精度の高い情報をより価値がある情報と判定する。
このため、第1取得部131は、ユーザ端末10から位置に関する情報を取得する際に、上記のようにユーザ端末10が位置を検知した場合の検知手段についても取得する。そして、第1取得部131は、第1位置情報として、位置と検知手段(言い換えれば、精度)とを対応付けた情報を取得する。この場合、第1取得部131は、検知手段と精度との関係性を定義した定義情報等を予め取得していてもよい。具体的には、第1取得部131は、情報制御装置100の管理者等から、ビーコン機能を利用して検知された位置情報の精度が「高」である、といった定義情報を取得しておく。そして、第1取得部131は、位置に関する情報と検知手段とをユーザ端末10から取得した場合に、当該検知手段に応じた精度の情報を位置と対応付け、対応付けた情報を第1位置情報として取得する。
また、第1取得部131は、第1位置情報とともに、ユーザに関する各種情報を取得してもよい。例えば、第1取得部131は、利用するサービスにおいてユーザが登録した情報に基づいて、ユーザの属性情報を取得する。また、第1取得部131は、サービスにおけるユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴情報を取得してもよい。第1取得部131は、種々の既存の技術(例えば、ユーザの興味関心や行動に基づいて広告を配信するための広告配信技術等)を利用して、種々の情報を取得してもよい。また、第1取得部131は、曜日情報を含めた日時情報とともに第1位置情報を取得するようにしてもよい。
また、第1取得部131は、位置が検知された際に同時に検知された各種センサ情報(例えば温度や湿度等)をユーザ端末10から取得してもよい。
また、第1取得部131は、第1位置情報として、ユーザ端末10と他の装置における通信の状況を取得してもよい。具体的には、第1取得部131は、ユーザ端末10がアクセスポイントを介してインターネットなどにアクセスしている通信状況を取得する。この場合、第1取得部131は、アクセスポイントとの通信状況から検出される情報を第1位置情報として取得する。具体的には、第1取得部131は、ユーザ端末10と通信中のアクセスポイントの設置位置を割り出し、割り出したアクセスポイントの設置位置に基づいて、当該ユーザ端末10の第1位置情報として取得するようにしてもよい。また、第1取得部131は、駅改札の装置とユーザ端末10との通信を検出することでユーザ端末10の位置を取得したり、ユーザ端末10のIPアドレスに基づいて位置を取得したりしてもよい。
また、第1取得部131は、必ずしもユーザ端末10が位置を検知した時間と同じ時間に第1位置情報を取得しなくてもよい。すなわち、第1取得部131は、リアルタイムに第1位置情報を取得するのではなく、後述する各種処理に利用する際に、ユーザ端末10の記憶部に記憶されている位置情報をまとめて第1位置情報として取得してもよい。
(第2取得部132について)
第2取得部132は、所定の事業者が収集した位置情報である第2位置情報を当該事業者から取得する。例えば、第2取得部132は、事業者がユーザに提供したサービスを介して、事業者によって収集された位置情報を第2位置情報として当該事業者から取得する。
この場合、第2取得部132は、ユーザの識別情報と位置とを対応付けた情報を第2位置情報として取得する。これにより、第2取得部132は、第1位置情報と第2位置情報とを名寄せすることができる。なお、名寄せは、サービスによって発行されたユーザIDのみならず、端末IDやクッキー等を利用して行われてもよい。また、第2取得部132は、情報制御装置100に既に保持されたユーザ識別情報とは異なる識別情報を有するユーザの位置情報を事業者から取得した場合には、新規のユーザの位置情報と判定して、かかる第2位置情報を格納する。
(算定部133について)
算定部133は、事業者から取得した第2位置情報の程度を算定する。具体的には、算定部133は、事業者から取得した第2位置情報の情報量等に基づいて、当該第2位置情報がどの程度の価値を有する情報であるかを算定する。
例えば、算定部133は、所定のユーザから位置情報を収集した頻度に基づいて第2位置情報の価値を算定する。一例として、算定部133は、事業者が所定のユーザから取得した第2位置情報と、同一のユーザにおける第1位置情報とを比較し、第2位置情報の方が当該ユーザの位置をより高い頻度で保持している場合に、当該第2位置情報の価値を高く算定する。具体的には、第1位置情報では所定のユーザの位置を示す情報が「1時間」ごとに取得されているのに対して、第2位置情報では所定のユーザの位置を示す情報が「10分」ごとに取得されている場合に、算定部133は、かかる第2位置情報の価値を高く算定する。すなわち、算定部133は、より情報量の多い第2位置情報に対して、より高い価値を有すると算定する。
また、算定部133は、所定のユーザの所在を示す精度に基づいて第2位置情報の価値を算定する。一例として、算定部133は、事業者が所定のユーザから取得した第2位置情報と、同一のユーザにおける第1位置情報の精度とを比較し、第2位置情報の方が当該ユーザの位置をより高い精度で保持している場合に、当該第2位置情報の価値を高く算定する。具体的には、第1位置情報では所定のユーザの位置を「数百メートル」の誤差の範囲でしか特定できないのに対して、第2位置情報では所定のユーザの位置を「数十メートル」の誤差の範囲で特定できる場合に、算定部133は、かかる第2位置情報の価値を高く算定する。すなわち、算定部133は、より精度の高い第2位置情報に対して、より高い価値を有すると算定する。
また、算定部133は、日常的に所定のユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を第2位置情報が含むか否かに基づいて、第2位置情報の価値を算定する。
例えば、算定部133は、第2位置情報が、所定のユーザの位置を継続的に示す情報を含むか否かを判定する。具体的には、算定部133は、第2位置情報が所定期間(例えば1か月など)を超えて継続的に所定のユーザの位置を示す情報を含むものであるか否かを判定する。一般に、継続的に取得された位置情報によれば、ユーザが生活の拠点とする位置が推定可能となる。例えば、平日の早朝や夜におけるユーザの位置情報に基づいて、当該ユーザの自宅が推定される。また、平日の昼間におけるユーザの位置情報に基づいて、ユーザが定期的に通う地域(例えば当該ユーザの勤務先)が推定される。
算定部133は、このようにユーザの拠点(自宅や勤務先)が推定可能な情報が第2位置情報に含まれる場合に、当該第2位置情報を高く算定する。
さらに、算定部133は、所定のユーザの自宅又は勤務先における所定のユーザの位置の推移を示す情報の量に基づいて第2位置情報の価値を算定してもよい。例えば、オフィスビル内の複数のビーコンを用いてユーザの位置を取得可能な事業者は、勤務先の各ユーザの動きを詳細に取得することが可能である。また、例えば自宅に設置される情報機器やアクセスポイントとの通信状況を取得可能な事業者は、自宅における各ユーザの動きを詳細に取得することが可能である。算定部133は、このように、情報制御装置100や他の事業者が取得することが困難と推定される第2位置情報については、その希少性に応じて価値を高く算定する。
なお、算定部133は、取得される第1位置情報全体(マクロ)の観点から、取得される第2位置情報の希少性を判定し、その希少性に基づいて第2位置情報の価値を算定してもよい。第1位置情報全体の観点から希少性があると判定される位置情報としては、例えば、収集が困難な位置(例えば、一般に人があまり足を踏み入れない場所など)に対応する位置情報や、収集が困難な時間帯(例えば、一般にユーザ端末10のアプリの起動数が少ないと想定される深夜や早朝など)に対応する位置情報や、収集が困難なユーザの状況(例えば、ユーザ端末10がある拠点にとどまり、その拠点内の位置の観測が困難な場合など)に対応する位置情報が想定される。
また、第1位置情報全体の観点から希少性があると判定される位置情報としては、例えば、第1位置情報を提供する情報量の低いと特定のユーザに関する位置情報であってもよい。例えば、情報制御装置100が提供するサービスの利用頻度が低いユーザに関して、情報制御装置100は、当該ユーザから第1位置情報を取得することが困難である。また、資産の多いユーザなどは、個人情報の保護の観点から第1位置情報の提供をためらう場合があり、この場合も、情報制御装置100は、当該ユーザから第1位置情報を取得することが困難である。このため、算定部133は、第1位置情報における情報量や取得率の低いユーザの位置情報を積極的に収集するために、当該ユーザの位置情報を希少性が高いと判定し、その価値を高く算定してもよい。これにより、算定部133は、より希少性の高い位置情報の提供を事業者から受けやすくなる。
また、算定部133は、所定のユーザが利用するユーザ端末10において位置情報が取得された際の取得手段に基づいて第2位置情報の価値を算定してもよい。具体的には、算定部133は、ビーコンによって位置が取得された第2位置情報に対しては、Wi−FiやGPSによって位置が取得された第2位置情報よりも価値を高く算定してもよい。これにより、算定部133は、簡易に第2位置情報の価値を算定することができる。
また、算定部133は、第1位置情報及び第2位置情報が複数のユーザに関する位置情報を含む場合に、第2位置情報に含まれるユーザと第1位置情報に含まれるユーザとが重複しない程度に基づいて、当該第2位置情報の価値を算定してもよい。言い換えれば、算定部133は、情報制御装置100が保持している第1位置情報に含まれない新規のユーザの位置情報を事業者が提供した度合いに基づいて、当該第2位置情報の価値を算定する。すなわち、算定部133は、情報制御装置100が保持していないユーザの位置情報をより多く提供した事業者を高く評価する。なお、算定部133は、例えば、ユーザIDや端末IDに基づいて位置情報が重複するか否かを判定する。
算定部133は、算定した結果を算定情報記憶部124に格納する。後述する情報制御部135は、算定情報記憶部124を参照し、事業者に対する第1位置情報の提供を制御する。
(受付部134について)
受付部134は、各種要求を受け付ける。例えば、受付部134は、事業者からの要求であって、第1位置情報の利用に関する要求を受け付ける。受付部134は、事業者から要求を受け付けた場合、かかる事業者を識別する情報を情報制御部135に送る。
(情報制御部135について)
情報制御部135は、第2取得部132によって取得された第2位置情報の程度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
例えば、情報制御部135は、算定部133によって第2位置情報が算定された結果に基づいて、当該第2位置情報を提供した事業者に対して、どの程度の第1位置情報の利用を許可するかを制御する。すなわち、情報制御部135は、算定部133によって第2位置情報が算定された結果に基づいて、当該第2位置情報を提供した事業者に対して、どの程度の第1位置情報の利用を許可するかを制御する。具体的には、情報制御部135は、算定部133によってより高い価値が算定された第2位置情報を提供した事業者ほど、より多くの第1位置情報の利用を許可するよう制御する。
例えば、情報制御部135は、第2位置情報の程度として、所定のユーザから位置情報を収集した頻度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。また、情報制御部135は、第2位置情報の程度として、所定のユーザの所在を示す精度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
また、情報制御部135は、日常的に所定のユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を第2位置情報が含むか否かに基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。具体的には、情報制御部135は、拠点に関する情報として、所定のユーザの自宅又は勤務先における所定のユーザの位置の推移を示す情報の量に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
また、情報制御部135は、所定のユーザが利用するユーザ端末10において位置情報が取得された際の取得手段に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御してもよい。
また、情報制御部135は、第2取得部132によって取得された第2位置情報の、第1位置情報と比較した場合の希少性に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御してもよい。具体的には、情報制御部135は、第2位置情報の希少性に基づいて算定された当該第2位置情報の価値に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
また、情報制御部135は、第1位置情報及び第2位置情報が複数のユーザに関する位置情報を含む場合に、第2位置情報に含まれるユーザと第1位置情報に含まれるユーザとが重複しない程度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御してもよい。例えば、情報制御部135は、情報制御装置100が保持していないユーザ(新規ユーザ)の位置情報を提供した事業者に対して、より多くの第1位置情報を提供するよう制御してもよい。
また、情報制御部135は、事業者に提供する第1位置情報の制御を、ユーザ数や情報量のみならず、位置情報の精度や拠点情報等に基づいて行ってもよい。例えば、情報制御部135は、価値の比較的低い第2位置情報を提供した事業者に対して、精度を限定した第1位置情報(例えば、数百メートルの誤差の範囲でユーザの位置を特定可能な精度の情報)を提供するよう制御してもよい。また、情報制御部135は、価値の比較的高い第2位置情報を提供した事業者に対して、精度の高い第1位置情報(例えば、数メートルの誤差の範囲でユーザの位置を特定可能な精度の情報)を提供するよう制御してもよい。
また、情報制御部135は、価値の比較的高い第2位置情報を提供した事業者に対して、ユーザの拠点が推定可能な位置情報(例えば、特定のユーザの継続した1か月間の位置の推移を含む情報)を提供するよう制御してもよい。かかる情報を得た事業者は、当該ユーザの位置の推移を参照することにより、当該ユーザの自宅や勤務先等の拠点を推測可能になる。これにより、事業者は、より当該ユーザにパーソナライズされたサービスを提供することができる。
〔5.処理手順〕
次に、図9及び図10を用いて、実施形態に係る情報制御装置100による処理の手順について説明する。まず、図9を用いて、情報制御装置100によるユーザの位置情報の取得処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(1)である。
図9に示すように、情報制御装置100は、ユーザからサービスの利用要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。情報制御装置100は、サービスの利用要求を受け付けていない場合(ステップS101;No)、受け付けるまで待機する。
一方、サービスの利用要求を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、情報制御装置100は、ユーザから位置情報を取得したか否かを判定する(ステップS102)。情報制御装置100は、位置情報をユーザから取得していない場合(ステップS102;No)、取得するまで待機する。
一方、位置情報をユーザから取得した場合(ステップS102;Yes)、情報制御装置100は、ユーザと位置情報(第1位置情報)とを対応付けて記憶部120内に格納する(ステップS103)。
次に、図10を用いて、情報制御装置100による第1位置情報の制御処理(言い換えれば、事業者に対する第1位置情報の提供処理)の手順について説明する。図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(2)である。
情報制御装置100は、事業者から第2位置情報を取得したか否かを判定する(ステップS201)。第2位置情報を事業者から取得した場合(ステップS201;Yes)、情報制御装置100は、取得した第2位置情報の価値を算定する(ステップS202)。そして、情報制御装置100は、算定結果と事業者とを対応付けて記憶部120内に格納する(ステップS203)。
ステップS203を経た場合や、事業者から第2位置情報を新たに取得していない場合(ステップS201;No)、情報制御装置100は、事業者から第1位置情報の利用要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS204)。情報制御装置100は、利用要求を受け付けない場合(ステップS204;No)、処理をステップS201に戻す。
一方、利用要求を受け付けた場合(ステップS204;Yes)、情報制御装置100は、利用要求を行った事業者に対応付けられた算定結果に応じて、当該事業者に第1位置情報を提供するよう制御する(ステップS205)。
〔6.変形例〕
上述した情報制御装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
〔6−1.拠点情報〕
上述した実施形態では、情報制御装置100が、ユーザの自宅や勤務先等の拠点情報を推定する処理を示したが、拠点はユーザの自宅や勤務先等に限られない。例えば、情報制御装置100は、所定期間(例えば1年間など)のユーザの位置情報を継続的に取得し、取得した位置情報から推定可能な位置をユーザの拠点と推定してもよい。
例えば、情報制御装置100は、ユーザが頻繁に訪れる店舗や旅行先等を当該ユーザの拠点と推定してもよい。そして、情報制御装置100は、事業者が提供した第2位置情報の価値に応じて、推定した当該ユーザの拠点情報を当該事業者に提供するか否かを制御してもよい。例えば、情報制御装置100は、比較的価値の高い第2位置情報を提供した事業者には、そのような当該ユーザの行動の癖や特徴のわかる第1位置情報(所定期間に渡り取得された位置情報)を提供してもよい。また、情報制御装置100は、比較的価値の低い第2位置情報を提供した事業者には、そのような当該ユーザの行動の癖や特徴のわかる第1位置情報ではなく、当該ユーザの離散的な位置が示される情報(数日や数か月おきの位置を示す情報)を提供してもよい。
〔6−2.価値の算定〕
情報制御装置100は、上記実施形態で示した手法とは異なる手法で第2位置情報の価値の算定を行ってもよい。例えば、情報制御装置100は、所定のテストデータを用いて、第2位置情報の価値を算定する。具体的には、情報制御装置100は、ユーザの位置を示した正解データと当該ユーザの位置情報を含むテストデータを保持しておき、かかるテストデータに対して事業者から提供された第2位置情報を追加する。そして、情報制御装置100は、第2位置情報を追加したことによって、当該ユーザの位置をどれだけ正確に当てられるかといった精度の向上に基づいて、当該第2位置情報の価値を算定してもよい。
〔6−3.位置情報〕
上記実施形態では、位置情報は、ユーザ端末10が取得するGPS情報や、アクセスポイント等から取得することを説明した。しかし、情報制御装置100は、異なる情報からユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。
例えば、情報制御装置100は、ユーザが各種サービスを利用した履歴に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。具体的には、情報制御装置100は、路線検索サービスにおいて頻繁にユーザ端末10から入力される駅を、ユーザの最寄り駅と推定する。そして、情報制御装置100は、最寄り駅を含む所定範囲をユーザ端末10が所在する地域として取得してもよい。かかる処理によれば、情報制御装置100は、ユーザ端末10が位置情報を取得する機能を有していない場合であっても、ユーザ端末10の位置情報を取得することができる。
〔6−4.ユーザ端末の構成〕
上記実施形態では、ユーザ端末10の構成例について図3を用いて説明した。しかし、ユーザ端末10は、図3で例示した全ての処理部を備えることを必ずしも要しない。例えば、ユーザ端末10は、表示部13や検知部14を必ずしも備えていなくてもよい。また、ユーザ端末10は、2以上の機器に分離されて図3を示す構成が実現されてもよい。例えば、ユーザ端末10は、少なくとも検知部14と取得部161とを有する検知装置と、少なくとも通信部11を有する通信装置とが分離された構成を有する、2台以上の機器により実現されてもよい。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報制御装置100やユーザ端末10や事業者サーバ50は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報制御装置100を例に挙げて説明する。図11は、情報制御装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報制御装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図4に示した第1取得部131と第2取得部132とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、情報制御装置100が、ユーザ端末10の位置情報を取得する取得処理と、第1位置情報の提供を制御する情報制御処理とを行う例を示した。しかし、上述した情報制御装置100は、取得処理を行う取得装置と、情報制御処理を行う情報制御装置とに分離されてもよい。この場合、取得装置は、第1取得部131を少なくとも有する。情報制御装置は、情報制御部135を少なくとも有する。また、実施形態に係る情報制御装置100による処理は、取得装置と、情報制御装置といった各装置を含む情報制御システム1によって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報制御装置100は、第1取得部131と、第2取得部132と、情報制御部135とを有する。第1取得部131は、ユーザから提供される位置情報である第1位置情報を取得する。第2取得部132は、所定の事業者が収集した位置情報である第2位置情報を当該事業者から取得する。情報制御部135は、第2取得部132によって取得された第2位置情報の程度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、自身が事業者から提供を受けた第2位置情報の程度に応じて、自身が収集した第1位置情報を事業者に提供する程度を制御する。これにより、情報制御装置100は、各事業者が収集した位置情報を情報制御装置100に提供する動機付けを強く与えることができるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
また、情報制御部135は、第2位置情報の程度として、所定のユーザから位置情報を収集した頻度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
これにより、実施形態に係る情報制御装置100は、より高い頻度で収集された位置情報の提供を事業者から受けやすくなるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
また、情報制御部135は、第2位置情報の程度として、所定のユーザの所在を示す精度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
これにより、実施形態に係る情報制御装置100は、より高い精度で収集された位置情報の提供を事業者から受けやすくなるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
また、情報制御部135は、日常的に所定のユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を第2位置情報が含むか否かに基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
これにより、実施形態に係る情報制御装置100は、位置情報を用いるサービスにおいて重要となるユーザの拠点情報の提供を事業者から受けやすくなるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
また、情報制御部135は、拠点に関する情報として、所定のユーザの自宅又は勤務先における当該所定のユーザの位置の推移を示す情報の量に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
これにより、実施形態に係る情報制御装置100は、位置情報を用いるサービスにおいて重要となるユーザの自宅又は勤務先の提供を事業者から受けやすくなるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
また、情報制御部135は、所定のユーザが利用する端末装置において位置情報が取得された際の取得手段に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、位置情報の取得手段に応じた処理を行うことで、比較的簡易に提供の程度を制御することができる。
また、情報制御部135は、第2取得部132によって取得された第2位置情報の第1位置情報と比較した場合の希少性に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、第2位置情報の希少性に高い価値を算定することにより、情報制御装置100にとって取得が困難な第2位置情報を積極的に提供しようとする動機づけを事業者に与えることができる。結果として、情報制御装置100は、価値の高い位置情報の収集を図ることができる。
また、情報制御部135は、第1位置情報及び第2位置情報が複数のユーザに関する位置情報を含む場合に、第2位置情報に含まれるユーザと第1位置情報に含まれるユーザとが重複しない程度に基づいて、事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する。
このように、実施形態に係る情報制御装置100は、自身が保持しないユーザ(新規ユーザ)の位置情報が事業者から提供される度合いに応じて第1位置情報の提供の程度を制御することで、事業者に情報提供の動機付けを与えるので、より多くの新規ユーザの情報の収集を図ることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報制御システム
10 ユーザ端末
50 事業者サーバ
100 情報制御装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 第1位置情報記憶部
123 第2位置情報記憶部
124 算定情報記憶部
130 制御部
131 第1取得部
132 第2取得部
133 算定部
134 受付部
135 情報制御部

Claims (12)

  1. ユーザから提供される位置情報である第1位置情報を取得し、取得された第1位置情報を第1の記憶装置に格納する第1取得部と、
    所定の事業者が収集した位置情報である第2位置情報を当該事業者から取得し、取得された第2位置情報を第2の記憶装置に格納する第2取得部と、
    前記第2の記憶装置に記憶された第2位置情報の程度に基づいて、前記第1の記憶装置に記憶された第1位置情報のうち、前記事業者から前記第2位置情報を取得する代わりとして前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する情報制御部と、
    を備えたことを特徴とする情報制御装置。
  2. 前記第1取得部は、
    第1のサービスを介してユーザから提供される位置情報である前記第1位置情報を取得し、
    前記第2取得部は、
    前記第1のサービスとは異なる第2のサービスを介して前記事業者が収集した位置情報である前記第2位置情報を前記事業者から取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報制御装置。
  3. 前記第1取得部は、
    前記第1のサービスを介して前記第1位置情報を独自に取得し、
    前記第2取得部は、
    位置情報を利用した前記第2のサービスを介して前記事業者が独自に収集した前記第2位置情報を前記事業者から取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報制御装置。
  4. 前記情報制御部は、
    前記第2位置情報の程度として、所定のユーザから位置情報を収集した頻度に基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  5. 前記情報制御部は、
    前記第2位置情報の程度として、所定のユーザの所在を示す精度に基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  6. 前記情報制御部は、
    日常的に前記所定のユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報を前記第2位置情報が含むか否かに基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報制御装置。
  7. 前記情報制御部は、
    前記拠点に関する情報として、前記所定のユーザの自宅又は勤務先における当該所定のユーザの位置の推移を示す情報の量に基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報制御装置。
  8. 前記情報制御部は、
    前記所定のユーザが利用する端末装置において位置情報が取得された際の取得手段に基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する、
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  9. 前記情報制御部は、
    前記第2取得部によって取得された第2位置情報の前記第1位置情報と比較した場合の希少性に基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  10. 前記情報制御部は、
    前記第1位置情報及び前記第2位置情報が複数のユーザに関する位置情報を含む場合に、前記第2位置情報に含まれるユーザと前記第1位置情報に含まれるユーザとが重複しない程度に基づいて、前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報制御装置。
  11. コンピュータが実行する情報制御方法であって、
    ユーザから提供される位置情報である第1位置情報を取得し、取得された第1位置情報を第1の記憶装置に格納する第1取得工程と、
    所定の事業者が収集した位置情報である第2位置情報を当該事業者から取得し、取得された第2位置情報を第2の記憶装置に格納する第2取得工程と、
    前記第2の記憶装置に記憶された第2位置情報の程度に基づいて、前記第1の記憶装置に記憶された第1位置情報のうち、前記事業者から前記第2位置情報を取得する代わりとして前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する情報制御工程と、
    を含んだことを特徴とする情報制御方法。
  12. ユーザから提供される位置情報である第1位置情報を取得し、取得された第1位置情報を第1の記憶装置に格納する第1取得手順と、
    所定の事業者が収集した位置情報である第2位置情報を当該事業者から取得し、取得された第2位置情報を第2の記憶装置に格納する第2取得手順と、
    前記第2の記憶装置に記憶された第2位置情報の程度に基づいて、前記第1の記憶装置に記憶された第1位置情報のうち、前記事業者から前記第2位置情報を取得する代わりとして前記事業者に提供する第1位置情報の程度を制御する情報制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報制御プログラム。
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