JP6838537B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両には、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置が搭載されている。電力変換装置は、電力変換を行うための電子部品と、電子部品の動作を制御するための回路基板とを有している。電子部品及び回路基板は箱状のケース内に収容されており、ケースの外部に露出したコネクタを介して外部回路に接続される。また、この種の電力変換装置には、通常、ケース内部への水等の進入を防止する目的で、コネクタとケースとの間の隙間を塞ぐシール材が設けられている。
特許文献1には、金属ベース板の壁部に設けられた切り欠き部にコネクタが嵌め合わされた電力変換装置の例が記載されている。この電力変換装置では、コネクタは、ケースの側周面の一部を構成する壁部と、ケースの頂面を構成する蓋部との間に保持されている。
特開2012−139041号公報
特許文献1の電力変換装置におけるコネクタは、金属ベース板の壁部と蓋部という2つの部品の間に保持されている。そのため、シール材によって、コネクタの周囲の隙間、即ちコネクタと壁部との間の隙間及びコネクタと蓋部との隙間の両方の隙間を塞ぐ必要がある。
また、コネクタが壁部と蓋部との間に保持されているため、コネクタの周囲の隙間が壁部と蓋部との間の隙間に繋がっている。それ故、特許文献1の電力変換装置においてコネクタの周囲からケース内部への水等の進入を防止するためには、シール材によってコネクタの周囲の隙間を塞ぐだけではなく、コネクタの周囲の隙間と壁部と蓋部との間の隙間との接続部分も塞がなければならず、シール材の構造が複雑になるという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、簡素な構造のシール材によって水等の進入を防止できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電子部品(2)と、
上記電子部品に電気的に接続された回路基板(3、304)と、
上記回路基板を外部回路と電気的に接続するコネクタ端子(41)と、平板状を呈し上記コネクタ端子が保持されたプレート部(42)とを備えたコネクタ(4)と、
開口を備え、上記電子部品及び上記回路基板が収容されたケース(5)と、
上記コネクタ端子を外部に露出させつつ上記コネクタを保持するコネクタ保持部(61)と、上記回路基板と上記コネクタ端子との接続部を観察可能な位置に設けられたコネクタ端子観察窓(615)とを備え、上記ケースの開口を覆うカバー(6、604)と、
上記コネクタと上記コネクタ保持部との間の隙間を塞ぐシール材(7)とを有しており、
上記コネクタ保持部は、上記シール材を介して上記プレート部に対面するコネクタ支持板(611)を有しており、上記シール材は、上記プレート部と上記コネクタ支持板との間に挟持されている、電力変換装置(1、104)にある。
本発明の他の態様は、電子部品(2)と、
上記電子部品に電気的に接続された回路基板(3)と、
上記回路基板を外部回路と電気的に接続するコネクタ端子(41)と、平板状を呈し上記コネクタ端子が保持されたプレート部(42)とを備えたコネクタ(4)と、
開口を備え、上記電子部品及び上記回路基板が収容されたケース(5)と、
上記コネクタ端子を外部に露出させつつ上記コネクタを保持するコネクタ保持部(61)を備え、上記ケースの開口を覆うカバー(603)と、
上記コネクタと上記コネクタ保持部との間の隙間を塞ぐシール材(7)とを有しており、
上記コネクタ保持部は、上記シール材を介して上記プレート部に対面するコネクタ支持板(611)を有しており、上記シール材は、上記プレート部と上記コネクタ支持板との間に挟持されており、
上記回路基板は、上記カバーに保持されており、
上記カバーは、上記回路基板と上記電子部品との接続部を観察可能な位置に設けられた部品端子観察窓(622)を有している、電力変換装置(103)にある。
本発明のさらに他の態様は、電子部品(2)と、
上記電子部品に電気的に接続された回路基板(304)と、
上記回路基板を外部回路と電気的に接続するコネクタ端子(41)と、平板状を呈し上記コネクタ端子が保持されたプレート部(42)とを備えたコネクタ(4)と、
開口を備え、上記電子部品及び上記回路基板が収容されたケース(5)と、
上記コネクタ端子を外部に露出させつつ上記コネクタを保持するコネクタ保持部(61)を備え、上記ケースの開口を覆うカバー(604)と、
上記コネクタと上記コネクタ保持部との間の隙間を塞ぐシール材(7)とを有しており、
上記コネクタ保持部は、上記シール材を介して上記プレート部に対面するコネクタ支持板(611)を有しており、上記シール材は、上記プレート部と上記コネクタ支持板との間に挟持されており、
上記回路基板には、上記コネクタに電気的に接続された第1回路基板(304a)と、上記電子部品と直接接続された第2回路基板(304b)とが含まれており、上記第1回路基板は、上記第2回路基板を介して上記電子部品と電気的に接続されている、電力変換装置(104)にある。
上記電力変換装置のコネクタは、カバーに設けられたコネクタ保持部に保持されている。また、コネクタとコネクタ保持部との間の隙間は、シール材によって塞がれている。そのため、コネクタとカバーとの間の隙間から電力変換装置内部への水等の進入を防止することができる。
また、コネクタは、カバーという1つの部品によって保持されているため、コネクタとカバーとの間の隙間に、ケースとカバーとの隙間などの他の部品間の隙間が接続されることはない。そのため、シール材の構造を簡素化することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、簡素な構造のシール材によって水等の進入を防止できる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の斜視図である。 実施形態1における、電力変換装置の要部を示す断面図である。 実施形態1における、電力変換装置の分解断面図である。 参考形態1における、電力変換装置の要部を示す断面図(図2に相当する矢視断面図)である。 実施形態2における、回路基板がケースに保持されている電力変換装置の斜視図である。 実施形態2における、電力変換装置の要部を示す断面図である。 実施形態2における、電力変換装置の分解断面図である。 実施形態3における、回路基板と第2回路基板とを備えた電力変換装置の斜視図である。 実施形態3における、電力変換装置の要部を示す断面図である。
上記電力変換装置の複数の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
本実施形態の電力変換装置1は、図2に示すように、電子部品2と、電子部品2に電気的に接続された回路基板3と、回路基板3を外部回路と電気的に接続するコネクタ端子41を備えたコネクタ4とを有している。電子部品2及び回路基板3は、開口を備えたケース5に収容されている。ケース5の開口は、コネクタ端子41を外部に露出させつつコネクタ4を保持するコネクタ保持部61を備えたカバー6により覆われている。コネクタ4とコネクタ保持部61との間の隙間は、シール材7により塞がれている。
図1に示すように、本実施形態の電力変換装置1におけるケース5とカバー6とは、互いに組み合わされ、略直方体状を呈している。以下において、ケース5とカバー6との並び方向を「高さ方向Z」といい、高さ方向Zにおけるカバー6側を上方Z1、ケース5側を下方Z2ということがある。また、電力変換装置1の長手方向を「縦方向X」といい、高さ方向Z及び縦方向Xの両方に直交する方向を「横方向Y」ということがある。なお、高さ方向Zにおける上下の表示は便宜上のものであり、電力変換装置1を車両等に取り付ける際の向きとは何ら関係がない。
図1及び図2に示すように、ケース5は、電力変換装置1の下方Z2の外壁を構成する底壁部51と、底壁部51上に配置されたケース本体52とを有している。ケース本体52は、底壁部51の周縁に接合され、上方Z1に延設されたケース周壁部521と、ケース周壁部521の上端から電力変換装置1の外方に突出したケース側フランジ部522と、ケース周壁部521からケース本体52の内方に延出した仕切壁部523とを有している。ケース側フランジ部522は、カバー側フランジ部64(後述)に接合されている。また、ケース側フランジ部522とカバー側フランジ部64との間にはシール材(図示略)が設けられており、このシール材によってケース5とカバー6との隙間が塞がれている。
図2に示すように、仕切壁部523は、上方Z1に延設された複数のボス524を有している。これらのボス524には回路基板3が保持されている。また、仕切壁部523の中央部には、電子部品2の端子21(後述)を挿通する貫通穴525が設けられている。
底壁部51、ケース周壁部521及び仕切壁部523によって取り囲まれる下側内部空間S1には、電子部品2が収容されている。電子部品2は、上方Z1に延設された端子21を有している。端子21は、仕切壁部523の貫通穴525を通り、回路基板3のスルーホール(図示略)に挿入されている。また、端子21と回路基板3のスルーホールとは、プレスフィット接続によって電気的に接続されている。
電子部品2としては、例えば、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)、リアクトル、キャパシタ等の、電力変換回路に使用される部品がある。図には示さないが、これらの電子部品2は互いに電気的に接続され、電力変換回路を構成している。また、下側内部空間S1には、上述した電子部品2とともに、これらを冷却するための冷却器が収容されることがある。
回路基板3は、仕切壁部523のボス524に保持されており、カバー6、ケース周壁部521及び仕切壁部523によって取り囲まれる上側内部空間S2に収容されている。回路基板3は、端子21を介して電子部品2に電気的に接続されている。回路基板3は、例えば、電子部品2の動作を制御して電力変換を行うドライブ回路や、コネクタ4を介して電子制御ユニット等の外部回路との通信を行う通信回路等として機能するように構成されている。
図1及び図2に示すように、カバー6は、電力変換装置1の上方Z1の外壁を構成する頂壁部62と、頂壁部62の周縁から下方Z2に延設されたカバー周壁部63と、カバー周壁部63の下端から電力変換装置1の外方に突出したカバー側フランジ部64とを有している。カバー側フランジ部64はケース側フランジ部522に接合されており、カバー側フランジ部64とケース側フランジ部522との間にはシール材(図示略)が配置されている。
図1に示すように、頂壁部62は、上方Z1から視た平面視において長方形状を呈している。また、頂壁部62の4か所の角部のうち1個所の角部は、周囲よりも上方Z1に膨出している。この角部には、コネクタ保持部61が設けられている。
図2に示すように、コネクタ保持部61は、頂壁部62、カバー周壁部63及びカバー側フランジ部64に連なるコネクタ支持板611と、コネクタ支持板611の中央に配置され、横方向Yに開口した端子挿通穴612と、コネクタ支持板611の周縁部から横方向Yの外方に立設された枠体部613とを有している。コネクタ4は、枠体部613の内側に保持されている。コネクタ支持板611は、シール材7を介してコネクタ4のプレート部42(後述)に対面している。端子挿通穴612には、コネクタ端子41が挿通されている。
また、コネクタ保持部61は、上方Z1に開口したコネクタ端子観察窓615を有している。コネクタ端子観察窓615は、回路基板3とコネクタ端子41との接続部を観察可能な位置に配置されている。コネクタ端子観察窓615は、電力変換装置1の組み立てが完了した状態において、キャップ616により閉鎖されている。
コネクタ4は、平板状を呈し、コネクタ端子41が保持されたプレート部42を有している。コネクタ端子41は、ピン状を呈しており、プレート部42を貫通して配置されている。コネクタ端子41の一端411は、電力変換装置1の外部に露出している。コネクタ端子41の一端411の周囲は、プレート部42から立設された筒状のフード部43に覆われている。即ち、本実施形態のコネクタ4は、オス型のコネクタとして構成されている。
また、コネクタ端子41は、プレート部42を貫通して電力変換装置1の内側に延設されている。コネクタ端子41の他端412は、端子挿通穴612を通り、回路基板3のスルーホール(図示略)に挿入されている。また、コネクタ端子41の他端412と回路基板3のスルーホールとは、プレスフィット接続によって電気的に接続されている。これにより、コネクタ端子41と回路基板3とが電気的に接続されている。
プレート部42は、コネクタ保持部61の枠体部613の内側に配置されている。プレート部42の端面は、枠体部613及びカバー側フランジ部64に対面している。即ち、プレート部42の側周面の全周がカバー6と対面している。また、プレート部42は、シール材7を介してコネクタ支持板611に対面しており、ボルト421によってコネクタ支持板611に締結されている。
シール材7は、環状を呈しており、プレート部42の周縁部の全周に亘って配置されている。また、シール材7は、プレート部42とコネクタ支持板611との間に挟持されており、プレート部42及びコネクタ支持板611の両方に密着している。これにより、プレート部42とコネクタ支持板611との隙間が、プレート部42の周縁部の全周に亘って塞がれている。
電力変換装置1は、例えば、以下の手順により組み立てることができる。まず、図3に示すように、ケース本体52の内部に電子部品2を配置した後、ケース周壁部521に底壁部51を接合する。次に、回路基板3のスルーホールに電子部品2の端子21を挿入しつつ、回路基板3を仕切壁部523のボス524に取り付ける。その後、ケース側フランジ部522の全周に亘ってシール材(図示略)を配置する。
これとは別に、カバー6のコネクタ保持部61にシール材7及びコネクタ4を取り付ける。その後、ケース5へのカバー6の取り付けと、回路基板3のスルーホールへのコネクタ端子41の他端412の挿入とを同時に行う。このとき、コネクタ端子観察窓615が開口しているため、回路基板3のスルーホールの位置やコネクタ端子41の他端412の位置をコネクタ端子観察窓615から観察することができる。そのため、これらの位置を確認しつつ、コネクタ端子41の他端412を回路基板3のスルーホールへ挿入することができる。カバー6の取り付けが完了した後、コネクタ端子観察窓615をキャップ616で閉鎖することにより、電力変換装置1を得ることができる。
また、上述したような、予めコネクタ4を取り付けたカバー6をケース5に取り付ける手順に代えて、カバー6をケース5に取り付けた後にコネクタ4を取り付けてもよい。この場合には、カバー6をケース5に取り付けた後、コネクタ保持部61にシール材7及びコネクタ4を取り付ける。この場合にも、コネクタ端子観察窓615から回路基板3のスルーホールの位置やコネクタ端子41の位置を確認しつつ、コネクタ端子41をスルーホールへ挿入することができる。コネクタ4の取り付けが完了した後、コネクタ端子観察窓615をキャップ616で閉鎖することにより、電力変換装置1を得ることができる。
次に、本実施形態の電力変換装置1の作用効果を説明する。電力変換装置1のコネクタ4は、カバー6に設けられたコネクタ保持部61に保持されている。また、コネクタ4とコネクタ保持部61との間の隙間は、シール材7によって塞がれている。そのため、コネクタ4とカバー6との間の隙間から電力変換装置1内部への水等の進入を防止することができる。
また、コネクタ4は、カバー6という1つの部品によって保持されているため、コネクタ4とカバー6との間の隙間に、ケース5とカバー6との隙間などの他の部品間の隙間が接続されることはない。そのため、シール材7の構造を簡素化することができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、簡素な構造のシール材7によって水等の進入を防止できる電力変換装置1を提供することができる。
本実施形態のコネクタ4は、平板状を呈し、コネクタ端子41が保持されたプレート部42を有している。また、コネクタ保持部61は、シール材7を介してプレート部42に対面するコネクタ支持板611を有している。そして、シール材7は、プレート部42とコネクタ支持板611との間に挟持されている。そのため、シール材7をプレート部42及びコネクタ支持板611の両方に容易に密着させることができる。その結果、コネクタ4とカバー6との間の隙間から水等が進入することをより確実に防止することができる。
また、カバー6のコネクタ保持部61は、回路基板3とコネクタ端子41との接続部を観察可能な位置に設けられたコネクタ端子観察窓615を有している。そのため、コネクタ端子41と回路基板3との接続部を観察しながら、コネクタ端子41と回路基板3との接続作業を行うことができる。それ故、本実施形態の電力変換装置1によれば、コネクタ端子41と回路基板3との接続作業の作業性を向上させることができる。
参考形態1
図4に示すように、本実施形態の電力変換装置102におけるシール材702は、コネクタ402の側周面441とコネクタ保持部65の内壁面652との間に介在している。なお、本参考形態以降において用いる符号のうち、既出の実施形態または参考形態において用いた符号と同一のものは、特に説明のない限り、既出の実施形態または参考形態における構成要素等と同様の構成要素等を表す。
参考形態の電力変換装置102におけるカバー602は、頂壁部62の角部に、周囲よりも上方Z1に膨出したコネクタ保持部65を有している。コネクタ保持部65は、横方向Yに開口したコネクタ保持穴651を有している。コネクタ保持穴651内には、コネクタ402が挿入されている。コネクタ402は、図示しないボルトによってカバー602に締結されている。
また、コネクタ保持部65は、上方Z1に開口したコネクタ端子観察窓615を有している。コネクタ端子観察窓615は、回路基板3とコネクタ端子41との接続部を観察可能な位置に配置されている。コネクタ端子観察窓615は、電力変換装置102の組み立てが完了した状態において、キャップ616により閉鎖されている。
参考形態のコネクタ402は、平板状を呈するプレート部44と、プレート部44の周縁部から電力変換装置102の外方に立設されたフード部43と、フード部43の内側に配置され、プレート部44を貫通しているコネクタ端子41とを有している。プレート部44の側周面441は、コネクタ保持部65の内壁面652に面している。また、プレート部44は、側周面441の全周に亘って延設された溝442を有している。
プレート部42に設けられた溝442には、環状を呈するシール材702が配置されている。シール材702は、プレート部42と、コネクタ保持部65の内壁面652との両方に密着している。その他は実施形態1と同様である。
実施形態1や本参考形態で示したように、コネクタ4、402がカバー6、602に設けられたコネクタ保持部61、65に保持されている場合には、環状のシール材7、702によってコネクタ4、402とコネクタ保持部61、65との間の隙間を塞ぐことができる。そのため、簡素な構造のシール材7、702によって水等の進入を防止することができる。その他、本参考形態の電力変換装置102は、シール材7をプレート部42とコネクタ支持板611との間に挟持することによる作用効果を除いて、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
実施形態2
図6に示すように、本実施形態の電力変換装置103においては、回路基板3がカバー603に保持されている。本実施形態の電力変換装置103におけるカバー603の頂壁部62は、下方Z2に立設された複数のボス621を有している。これらのボス621には、回路基板3が保持されている。
また、図5及び図6に示すように、頂壁部62は、回路基板3と電子部品2との接続部を観察可能な位置に設けられた部品端子観察窓622を有している。部品端子観察窓622は、具体的には、回路基板3と端子21との接続部の上方Z1に設けられている。部品端子観察窓622は、電力変換装置103の組み立てが完了した状態において、キャップ623により閉鎖されている。
本実施形態の電力変換装置103は、例えば、以下の手順により組み立てることができる。まず、ケース本体52の内部に電子部品2を配置した後、ケース周壁部521に底壁部51を接合する。その後、ケース側フランジ部522の全周に亘ってシール材(図示略)を配置する。
これとは別に、カバー603のコネクタ保持部61にシール材7及びコネクタ4を取り付ける。次いで、回路基板3のスルーホールへコネクタ端子41の他端412を挿入しつつ、カバー603のボス621に回路基板3を取り付ける。その後、図7に示すように、ケース5へのカバー603の取り付けと、回路基板3のスルーホールへの電子部品2の端子21の挿入とを同時に行う。このとき、部品端子観察窓622が開口しているため、回路基板3のスルーホールの位置や端子21の位置を部品端子観察窓622から観察することができる。そのため、これらの位置を確認しつつ、端子21を回路基板3のスルーホールへ挿入することができる。カバー603の取り付けが完了した後、部品端子観察窓622をキャップ623で閉鎖することにより、電力変換装置103を得ることができる。その他は実施形態1と同様である。
本実施形態のように、回路基板3がカバー603に保持されている場合には、部品端子観察窓622を設けることにより、回路基板3と電子部品2との接続作業の作業性を向上させることができる。その他、本実施形態の電力変換装置103は、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
実施形態3
図9に示すように、本実施形態の電力変換装置104は、コネクタ4に接続された第1回路基板304aと、電子部品2に接続された第2回路基板304bとの2枚の回路基板304を有している。第1回路基板304aは、第2回路基板304bを介して電子部品2と電気的に接続されている。
第1回路基板304aは、カバー604の頂壁部62から立設されたボス621に保持されている。また、第1回路基板304aのスルーホールには、コネクタ端子41の他端412が挿入されている。第2回路基板304bは、ケース本体52の仕切壁部523から立設されたボス524に保持されている。第2回路基板304bのスルーホールには、電子部品2の端子21が挿入されている。
本実施形態の電力変換装置104は、第1回路基板304aと第2回路基板304bとを電気的に接続する接続ピン31を更に有している。接続ピン31は、第1回路基板304aと第2回路基板304bとの間に介在している。接続ピン31の一端は第1回路基板304aのスルーホールに挿入されており、他端は第2回路基板304bのスルーホールに挿入されている。これにより、接続ピン31を介して第1回路基板304aと第2回路基板304bとが電気的に接続されている。
図8及び図9に示すように、本実施形態のカバー604は、頂壁部62の角部に、コネクタ端子観察窓615を備えたコネクタ保持部61を有している。また、頂壁部62は、第1回路基板304aと第2回路基板304bとの接続部を視認可能な位置に設けられた回路端子観察窓624を更に有している。回路端子観察窓624は、具体的には、接続ピン31が挿入されるスルーホールの上方Z1に設けられている。これらの観察窓615、624は、電力変換装置104の組み立てが完了した状態において、キャップ616、625により閉鎖されている。その他は実施形態1と同様である。
本実施形態のように2枚の回路基板304を有する場合には、コネクタ4に接続される第1回路基板304aをカバー604に取り付け、電子部品2に接続される第2回路基板304bをケース5に取り付けることが好ましい。この場合には、各回路基板304a、304bの面積をより広くすることができる。
即ち、例えば2枚の回路基板をカバーに取り付ける場合、回路基板の面積を広くするためには、回路基板同士を重ねて配置する必要がある。このとき、カバーの外周縁部には、カバーから遠い側の回路基板を保持するためのボスが配置される。カバーに近い側の回路基板は、このボスとの干渉を回避するため、ボスよりも内側に配置される。従って、この場合には、2枚の回路基板のうちカバーに近い側の回路基板の面積が、他方の回路基板の面積よりも狭くなる。
これに対し、本実施形態のように、カバー604とケース5とのそれぞれに回路基板304a、304bを取り付けることにより、ボス524、621と回路基板304a、304bとの干渉を容易に回避することができる。その結果、各回路基板304a、304bの面積をより広くすることができる。その他、本実施形態の電力変換装置104は、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、実施形態1〜3及び参考形態1においては、カバーのコネクタ保持部にオス型コネクタが保持された電力変換装置の例を示したが、オス型コネクタに代えて、メス型コネクタを使用することもできる。
1、102、103、104 電力変換装置
2 電子部品
3、304 回路基板
4、402 コネクタ
41 コネクタ端子
5 ケース
6、602、603、604 カバー
61、65 コネクタ保持部
7、702 シール材

Claims (4)

  1. 電子部品(2)と、
    上記電子部品に電気的に接続された回路基板(3、304)と、
    上記回路基板を外部回路と電気的に接続するコネクタ端子(41)と、平板状を呈し上記コネクタ端子が保持されたプレート部(42)とを備えたコネクタ(4)と、
    開口を備え、上記電子部品及び上記回路基板が収容されたケース(5)と、
    上記コネクタ端子を外部に露出させつつ上記コネクタを保持するコネクタ保持部(61)と、上記回路基板と上記コネクタ端子との接続部を観察可能な位置に設けられたコネクタ端子観察窓(615)とを備え、上記ケースの開口を覆うカバー(6、604)と、
    上記コネクタと上記コネクタ保持部との間の隙間を塞ぐシール材(7)とを有しており、
    上記コネクタ保持部は、上記シール材を介して上記プレート部に対面するコネクタ支持板(611)を有しており、上記シール材は、上記プレート部と上記コネクタ支持板との間に挟持されている、電力変換装置(1、104)
  2. 電子部品(2)と、
    上記電子部品に電気的に接続された回路基板(3)と、
    上記回路基板を外部回路と電気的に接続するコネクタ端子(41)と、平板状を呈し上記コネクタ端子が保持されたプレート部(42)とを備えたコネクタ(4)と、
    開口を備え、上記電子部品及び上記回路基板が収容されたケース(5)と、
    上記コネクタ端子を外部に露出させつつ上記コネクタを保持するコネクタ保持部(61)を備え、上記ケースの開口を覆うカバー(603)と、
    上記コネクタと上記コネクタ保持部との間の隙間を塞ぐシール材(7)とを有しており、
    上記コネクタ保持部は、上記シール材を介して上記プレート部に対面するコネクタ支持板(611)を有しており、上記シール材は、上記プレート部と上記コネクタ支持板との間に挟持されており、
    上記回路基板は、上記カバーに保持されており、
    上記カバーは、上記回路基板と上記電子部品との接続部を観察可能な位置に設けられた部品端子観察窓(622)を有している、電力変換装置(103)。
  3. 電子部品(2)と、
    上記電子部品に電気的に接続された回路基板(304)と、
    上記回路基板を外部回路と電気的に接続するコネクタ端子(41)と、平板状を呈し上記コネクタ端子が保持されたプレート部(42)とを備えたコネクタ(4)と、
    開口を備え、上記電子部品及び上記回路基板が収容されたケース(5)と、
    上記コネクタ端子を外部に露出させつつ上記コネクタを保持するコネクタ保持部(61)を備え、上記ケースの開口を覆うカバー(604)と、
    上記コネクタと上記コネクタ保持部との間の隙間を塞ぐシール材(7)とを有しており、
    上記コネクタ保持部は、上記シール材を介して上記プレート部に対面するコネクタ支持板(611)を有しており、上記シール材は、上記プレート部と上記コネクタ支持板との間に挟持されており、
    上記回路基板には、上記コネクタに電気的に接続された第1回路基板(304a)と、上記電子部品と直接接続された第2回路基板(304b)とが含まれており、上記第1回路基板は、上記第2回路基板を介して上記電子部品と電気的に接続されている、電力変換装置(104)。
  4. 上記カバー(604)は、上記第1回路基板と上記第2回路基板との接続部を視認可能な位置に設けられた回路端子観察窓(624)を更に有している、請求項3に記載の電力変換装置(104)。
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