JP6828338B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートバックの骨格を成すパネルフレームを備えた乗物用シートに関する。
従来、自動車のリヤシートにおいて、シートバックのフレームが、車体のパーティションパネル上に固定されて設けられるパネルフレームにより構成されたものが知られている(特許文献1)。上記パネルフレームは、その下端側の左右2箇所と上端側の中央1箇所とがそれぞれパーティションパネル上にボルト締結されて一体的に固定された状態とされている。上記パネルフレームには、そのパネル面の延びる広い範囲に亘って、パネル面の曲げや捩れに対する剛性を高めるための絞り形状のビードが形成されている。
特許第4146135号公報
しかし、上記従来技術では、パネルフレームの上端側の左右どちらかの肩口部に操作レバーやヘッドレスト支持部等の何らかの負荷作用部が設定されている場合、同負荷作用部から入力される負荷により、同負荷を片持ち状の負荷として支えるパネルフレームの上下の固定点間を結ぶ線上の位置に過負荷が入り、パネルフレームが折れ曲がり状に変形してしまうおそれがある。本発明は、上述した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、パネルフレームに設定するビード形状の最適化を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバックの骨格を成すパネルフレームを備えた乗物用シートである。パネルフレームは、その高さ方向の2箇所の位置で乗物本体に固定される各固定点と、各固定点間を結ぶ線分により仕切られる一方側の領域を成し各固定点とは別の位置に乗物本体に対する別の固定箇所を有する固定領域と、上記線分により仕切られる他方側の領域を成し乗物本体に固定されることなく片持ち状に張り出す張出領域と、張出領域に設定された面外方向の負荷を作用させることのある負荷入力点と、パネルフレームに面剛性を高めるための絞り形状を形成するビードと、を有する。ビードが、各固定点のうちの一方より他方に近い高さ方向の箇所から張出領域と固定領域とに跨って一方に向かって延びる第1のビード片と、各固定点のうちの他方より一方に近い高さ方向の箇所から張出領域と固定領域とに跨って他方に向かって延びる第2のビード片と、各ビード片の間にこれらとは互いの間に一般面を有する形に切り離された状態となって張出領域と固定領域とに跨って形成された第3のビード片と、を有する構成とされている。
この第1の発明によれば、パネルフレームに形成されたビードによって、張出領域が負荷入力点から入力された面外方向の負荷によってその片持ちの支点となる各固定点間を結ぶ線分を折れ曲がり線として折り曲げられることが適切に抑えられるようになる。詳しくは、上記ビードが、パネルフレームの張出領域と固定領域とに跨る第1のビード片と第2のビード片との間に第3のビード片が浮島状に形成された構成とされていることにより、第1のビード片と第2のビード片とを適度に途中止めして長尺状になり過ぎない形に形成したとしても、これらの間に形成される一般面の一部に浮島状の第3のビード片が形成されることで、同領域の面剛性を適切に高めることができる。このような形で、パネルフレームに最適なビード形状を設定することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。第3のビード片が、上記線分上に複数個互いの間に隙間を空けて並んだ形となって形成されている。
この第2の発明によれば、第1のビード片と第2のビード片との間の領域の面剛性を更に適切に高めることができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。上記線分上に複数個並ぶ第3のビード片が、互いに高さ方向にも幅方向にも配置が重なる形状とされている。
この第3の発明によれば、第1のビード片と第2のビード片との間の領域の面剛性を更に適切に高めることができる。
実施例1の乗物用シートの要部構造を表した斜視図である。 パネルフレームの正面図である。 パネルフレームの各固定点と負荷入力点とを示した模式図である。 図2のIV-IV線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図4を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の後部側座席として構成されており、着座乗員の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となる不図示のシートクッションと、を備えた構成とされている。上述したシート1は、3人掛け可能なベンチシートにおける幅方向に6:4分割された幅広側の分割シートとして構成されている。
上記シート1のシートバック2の内部骨格は、1枚の金属パネルから成るパネルフレーム10によって構成されている。上記パネルフレーム10は、図1〜図2に示すように、その背裏側に位置する車体のパーティションパネルP(具体的な図示は省略)上に前側からセットされて取り付けられている。具体的には、上述したパネルフレーム10は、その上端側領域における幅方向の略中央箇所(上側固定点Q1)と、下端側領域における幅方向の両端箇所(下側固定点Q2,Q3)とが、それぞれ、上述した車体のパーティションパネルP上にボルト締結されて一体的に固定された状態として設けられている。ここで、上述したパーティションパネルPが本発明の「乗物本体」に相当する。
上記固定により、パネルフレーム10は、その前側面上にセットされる不図示のバックパッドを裏側から広く面支持することができる状態として設けられている。詳しくは、上記パネルフレーム10は、上記固定により、図3に示すように、その上側固定点Q1と左側の下側固定点Q2とを結ぶ線分Lにより仕切られる右側の領域が、上述した右側の下側固定点Q3により車体のパーティションパネルP上に完全拘束された状態に固定されて設けられる固定領域A1として構成されている。また、上記パネルフレーム10は、上記固定により、上記線分Lにより仕切られる左側の領域が、車体のパーティションパネルP上に固定されることなく左上方向に片持ち状に張り出す張出領域A2として構成されている。
上記張出領域A2は、その支持形態が片持ち状とされていることにより、上述した固定領域A1と比べて前後方向に撓みやすい形に設けられた状態とされている。ここで、上述した上側固定点Q1と左側の下側固定点Q2とが本発明の「固定点」にそれぞれ相当し、右側の下側固定点Q3が本発明の「別の固定箇所」に相当する。
上述した張出領域A2内となるパネルフレーム10の左側の肩口部には、同肩口部に取り付けられる図示しない何らかのレバーやヘッドレストに作用する荷重によって前後方向(面外方向)の負荷を作用させることのある負荷入力点Fが設定されている。なお、上記負荷入力点Fの位置は、張出領域A2内のどの位置に設定されるものであってもよく、同図に示される位置は、その具体的な一例を示すに過ぎないものである。
上述したパネルフレーム10は、正面視略矩形状となる略平板形状に形成されている。しかし、上記パネルフレーム10の所々の箇所には、その面剛性(曲げや捩りに対する剛性)を高めるための絞り形状を形成するビード11が形成されている。上述したビード11は、概略、パネルフレーム10の上側領域に形成された第1のビード片11Aと、パネルフレーム10の下側領域に形成された第2のビード片11Bと、これら第1のビード片11Aと第2のビード片11Bとの間に浮島状に切り離された形となって形成された2つの第3のビード片11Cと、によって構成されている。
上述した第1のビード片11Aと第2のビード片11Bとは、それぞれ、パネルフレーム10の一般面12に対して、各々が互いに同じ膨らみ高さで一般面12から前側に膨らむ形に絞り加工されて形成されている(図4参照)。これに対して、上述した各第3のビード片11Cは、上述した第1のビード片11Aや第2のビード片11Bよりも小さい膨らみ高さで一般面12から前側に膨らむ形に絞り加工されて形成されている。
具体的には、図2〜図3に示すように、上述した第1のビード片11Aは、パネルフレーム10の略上側の縁部から上側固定点Q1の右側の領域である固定領域A1と左側の領域である張出領域A2とに跨る広い横幅を持って下側へと延び出す本体形状部11A1と、本体形状部11A1の右端の箇所から部分的に下側へと長く延び出す入込み形状部11A2と、本体形状部11A1の左端の箇所からパネルフレーム10の左側の縁部に沿って部分的に下側へと長く延び出す周縁形状部11A3と、を連続的に有した形に形成されている。上述した入込み形状部11A2は、パネルフレーム10の右側の縁部は通らず幅方向の中間領域を通って下側へと延び出す形状とされている。上述した本体形状部11A1は、上記下側への延び出しにより、上述した上側固定点Q1から固定領域A1と張出領域A2とに跨った形で線分L上を下側固定点Q2に向かって高さ方向に近付けられた形状とはされているものの、パネルフレーム10の下側の縁部までは至らない途中止めされた形状とされている。
一方、第2のビード片11Bは、パネルフレーム10の略下側の縁部から左右の下側固定点Q2,Q3の間の大半領域に跨る広い横幅を持って上側へと延び出す本体形状部11B1と、本体形状部11B1の右端の箇所からU字状に上側へと延び出すU字形状部11B2と、を連続的に有した形に形成されている。上述した本体形状部11B1は、上述したパネルフレーム10の略下側の縁部から各下側固定点Q2,Q3を上側に越えた位置で、その左端側の形状部分がパネルフレーム10の左側の縁部に至るところまで延び出して、上述した第1のビード片11Aの周縁形状部11A3の下端部分と互いに膨らみ高さの異なる(低い)ビード形状から成る接続部13により接続された形状とされている。
また、U字形状部11B2は、上述した本体形状部11B1の右端側の形状部分を底辺部分11B2aとしてパネルフレーム10の幅方向の略中央箇所と右側の縁部とに沿ってそれぞれ各立辺部分11B2b,11B2cを上側へ延び出させるU字形状に形成されている。詳しくは、上記U字形状部11B2は、そのパネルフレーム10の幅方向の略中央箇所に沿って上側へと延び出す立辺部分11B2bが、上述した第1のビード片11Aの本体形状部11A1と高さ方向に突き当たる位置までは延び出さず、上記本体形状部11A1との間に一般面12を形成した形状とされている。また、上記U字形状部11B2は、そのパネルフレーム10の右側の縁部に沿って上側へと延び出す立辺部分11B2cが、上記底辺部分11B2aの右端部から右斜め上側に延び出してパネルフレーム10の右側の縁部に至ったところから、同右側の縁部に沿って上側に真っ直ぐ延び出した形状とされている。
上述した本体形状部11B1は、上記上側への延び出しにより、上述した左側の下側固定点Q2から固定領域A1と張出領域A2とに跨った形で線分L上を上側固定点Q1に向かって高さ方向に近付けられた形状とはされているものの、パネルフレーム10の上側の縁部までは至らない途中止めされた形状とされている。上記構成により、パネルフレーム10には、上述した線分L上において、上側固定点Q1から左側の下側固定点Q2に向かって延び出す第1のビード片11Aの本体形状部11A1と、左側の下側固定点Q2から上側固定点Q1に向かって延び出す第2のビード片11Bの本体形状部11B1とが、互いの間に一般面12を有する形に切り離されて形成された状態とされている。
上述した線分L上に現れる第1のビード片11Aの本体形状部11A1と第2のビード片11Bの本体形状部11B1とは、互いの相手側に向けての延び出し長さを長くすることにより、互いの間に形成される一般面12の長さを短くすることができる。しかし、各々の本体形状部11A1,11B1の相手側に向けて延び出し長さを長くすると、各々のビード面の拡張により剛性低下を招くこととなる。そこで、上記第1のビード片11Aの本体形状部11A1と第2のビード片11Bの本体形状部11B1との間の一般面12の形成される領域に、これら第1のビード片11Aや第2のビード片11Bとは切り離される形で浮島状のビード形状を形成する2つの第3のビード片11Cが形成されている。
上述した各第3のビード片11Cは、それぞれ、幅方向と高さ方向とに延び出す略L字状のビード形状を有し、互いのL字形状を向かい合わせる形に並んで設けられた状態とされている。具体的には、各第3のビード片11Cは、互いのL字形状が2回対称となる向きとされて、互いの幅方向に延びるビード形状同士が高さ方向に間を空けて向かい合わされると共に、互いの高さ方向に延びるビード形状同士も幅方向に間を空けて向かい合わされた形に設けられた状態とされている。そして、各第3のビード片11Cは、それらの幅方向に延びるビード形状が、それぞれ、上述した線分L上を通るように配置されて、張出領域A2と固定領域A1とに跨る形に延び出した形状とされている。より詳しくは、各第3のビード片11Cは、それらの高さ方向に延びるビード形状が、互いの間を走る線分Lの垂線領域Laに形状を延出させた状態として設けられた状態とされている(図3参照)。
上記構成により、パネルフレーム10は、上述した線分Lに跨って延びる第1のビード片11Aと第2のビード片11Bと各第3のビード片11Cとによって、張出領域A2が負荷入力点Fから入力された前後方向(面外方向)の負荷によってその片持ちの支点となる線分Lを折れ曲がり線として折り曲げられることが適切に抑えられるようになっている。詳しくは、上記各第3のビード片11Cが互いに線分Lの垂線領域Laに形状を延出させた状態として設けられていることにより、上記の負荷入力時にパネルフレーム10が各第3のビード片11Cの間の領域を上記線分Lの垂線領域Laに沿って折れ曲がり線を走らせる形に折り曲げられることも適切に抑えられるようになっている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は、次のような構成となっている。すなわち、シートバック(シートバック2)の骨格を成すパネルフレーム(パネルフレーム10)を備えた乗物用シート(シート1)である。パネルフレーム(パネルフレーム10)は、その高さ方向の2箇所の位置で乗物本体(パーティションパネルP)に固定される各固定点(上側固定点Q1及び下側固定点Q2)と、各固定点(上側固定点Q1及び下側固定点Q2)間を結ぶ線分(線分L)により仕切られる一方側の領域を成し各固定点(上側固定点Q1及び下側固定点Q2)とは別の位置に乗物本体(パーティションパネルP)に対する別の固定箇所(下側固定点Q3)を有する固定領域(固定領域A1)と、上記線分(線分L)により仕切られる他方側の領域を成し乗物本体(パーティションパネルP)に固定されることなく片持ち状に張り出す張出領域(張出領域A2)と、張出領域(張出領域A2)に設定された面外方向(前後方向)の負荷を作用させることのある負荷入力点(負荷入力点F)と、パネルフレーム(パネルフレーム10)に面剛性を高めるための絞り形状を形成するビード(ビード11)と、を有する。
上記ビード(ビード11)が、各固定点のうちの一方(下側固定点Q2)より他方(上側固定点Q1)に近い高さ方向の箇所から張出領域(張出領域A2)と固定領域(固定領域A1)とに跨って一方(下側固定点Q2)に向かって延びる第1のビード片(第1のビード片11A)と、各固定点のうちの他方(上側固定点Q1)より一方(下側固定点Q2)に近い高さ方向の箇所から張出領域(張出領域A2)と固定領域(固定領域A1)とに跨って他方(上側固定点Q1)に向かって延びる第2のビード片(第2のビード片11B)と、各ビード片(第1のビード片11Aと第2のビード片11B)の間にこれらとは互いの間に一般面(一般面12)を有する形に切り離された状態となって張出領域(張出領域A2)と固定領域(固定領域A1)とに跨って形成された第3のビード片(第3のビード片11C)と、を有する構成とされている。
このような構成とされていることにより、パネルフレーム(パネルフレーム10)に形成されたビード(ビード11)によって、張出領域(張出領域A2)が負荷入力点(負荷入力点F)から入力された面外方向(前後方向)の負荷によってその片持ちの支点となる各固定点(上側固定点Q1及び下側固定点Q2)間を結ぶ線分(線分L)を折れ曲がり線として折り曲げられることが適切に抑えられるようになる。詳しくは、上記ビード(ビード11)が、パネルフレーム(パネルフレーム10)の張出領域(張出領域A2)と固定領域(固定領域A1)とに跨る第1のビード片(第1のビード片11A)と第2のビード片(第2のビード片11B)との間に第3のビード片(第3のビード片11C)が浮島状に形成された構成とされていることにより、第1のビード片(第1のビード片11A)と第2のビード片(第2のビード片11B)とを適度に途中止めして長尺状になり過ぎない形に形成したとしても、これらの間に形成される一般面(一般面12)の一部に浮島状の第3のビード片(第3のビード片11C)が形成されることで、同領域の面剛性を適切に高めることができる。このような形で、パネルフレーム(パネルフレーム10)に最適なビード形状を設定することができる。
また、第3のビード片(第3のビード片11C)が、上記線分(線分L)上に複数個互いの間に隙間を空けて並んだ形となって形成されている。このような構成とされていることにより、第1のビード片(第1のビード片11A)と第2のビード片(第2のビード片11B)との間の領域の面剛性を更に適切に高めることができる。
また、上記線分(線分L)上に複数個並ぶ第3のビード片(第3のビード片11C)が、互いに高さ方向にも幅方向にも配置が重なる形状とされている。このような構成とされていることにより、第1のビード片(第1のビード片11A)と第2のビード片(第2のビード片11B)との間の領域の面剛性を更に適切に高めることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の後部側座席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、パネルフレームの高さ方向の2箇所の位置を乗物本体に固定する各固定点は、必ずしもパネルフレームの高さ方向の端箇所に設定されていなくてもよく、中央箇所等の中間箇所に設定されたものであってもよい。また、固定領域を構成するための上記各固定点とは別の固定箇所は、必ずしも各固定点のうちの一方と幅方向に並ぶ位置に設定されていなくてもよく、各固定点の間の高さ箇所に設定されていてもよい。また、上記別の固定箇所は、複数箇所に設定されていてもよい。
また、第3のビード片は、複数個でなく1個で構成されるものであってもよい。また、第3のビード片が第1又は第2ビード片と同じ膨らみ高さで膨らむビード形状とされたものであってもよい。第3のビード片の形状は、第1のビード片と第2のビード片との間の形に応じて形成されるものであり、その具体的な形状は特定の形状に限定されるものではない。
また、上記実施例では、パネルフレームが上側1箇所と下側2箇所で乗物本体に固定されて上側の肩口に負荷入力点が設定された構成を例示したが、パネルフレームが上側2箇所と下側1箇所で乗物本体に固定されて張出領域が形成される下側の端領域に負荷入力点が設定された構成であってもよい。なお、各固定点間を結ぶ線分は、高さ方向に真っ直ぐ延びるように設定されていてもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
10 パネルフレーム
11 ビード
11A 第1のビード片
11A1 本体形状部
11A2 入込み形状部
11A3 周縁形状部
11B 第2のビード片
11B1 本体形状部
11B2 U字形状部
11B2a 底辺部分
11B2b 立辺部分
11B2c 立辺部分
11C 第3のビード片
12 一般面
13 接続部
Q1 上側固定点(固定点)
Q2 下側固定点(固定点)
Q3 下側固定点(別の固定箇所)
F 負荷入力点
L 線分
La 垂線領域
A1 固定領域
A2 張出領域
P パーティションパネル(乗物本体)

Claims (2)

  1. シートバックの骨格を成すパネルフレームを備えた乗物用シートであって、
    前記パネルフレームは、
    その高さ方向の2箇所の位置で乗物本体に固定される各固定点と、
    当該各固定点間を結ぶ線分により仕切られる一方側の領域を成し前記各固定点とは別の位置に前記乗物本体に対する別の固定箇所を有する固定領域と、
    前記線分により仕切られる他方側の領域を成し前記乗物本体に固定されることなく片持ち状に張り出す張出領域と、
    該張出領域に設定された面外方向の負荷を作用させることのある負荷入力点と、
    当該パネルフレームに面剛性を高めるための絞り形状を形成するビードと、を有し、
    前記ビードが、前記各固定点のうちの一方より他方に近い高さ方向の箇所から前記一方に向かって前記線分を跨いで高さ方向に延びる第1のビード片と、前記各固定点のうちの前記他方より前記一方に近い高さ方向の箇所から前記他方に向かって前記線分を跨いで高さ方向に延びる第2のビード片と、当該各ビード片の間にこれらとは互いの間に一般面を有する形に切り離された状態となって前記線分を跨ぐ形に形成された第3のビード片と、を有し、
    前記第3のビード片が、前記線分上に複数個互いの間に隙間を空けて並んだ形となって形成されている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記線分上に複数個並ぶ前記第3のビード片が、互いに高さ方向にも幅方向にも配置が重なる形状とされている乗物用シート。
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