JP6827691B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、ミカン科ミカン属に属する植物から得られ、すぐれた生理活性及び生体安全性を有する機能性素材、並びに当該機能性素材を配合してなる化粧料及び経口組成物に関する。
皮膚は、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下等の内的要因と、太陽光(紫外線)に誘発される活性酸素、大気汚染物質や環境ホルモン等の化学物質、花粉等のアレルギー物質、環境ストレス等の外的要因とが複雑に絡み合って、老化現象や肌荒れ、色調の変化が生じる。
例えば、皮膚細胞内には種々のマトリックスメタプロテアーゼと呼ばれる酵素が存在し、これが活性化すると、皮膚を構成する基底膜成分(コラーゲン、ラミニン等)や、真皮マトリック成分であるエラスチン等を分解し、その結果、皮膚のシワ、タルミの原因となる。
また、外的要因である紫外線、化学物質、アレルギー物質は、皮膚の細胞や組織、細胞にダメージを与えて生体成分を変質させたり、又は活性酸素を発生させたりすることで、皮膚内に抗原を発生させて、これにより皮膚の炎症が生じる。さらにはメラニン色素の異常沈着を誘発してシミ、ソバカス、肝斑等を生じさせる。
以上のような皮膚の老化、不健全化を防ぎ、かつ、若々しい状態に保持するため、従来、種々の活性成分の使用が提案され、それら活性成分を配合した化粧品や経口組成物が上市されている。例えば、ビタミンC、ビタミンE、カタラーゼ等の抗酸化剤;グリチルリチン酸又はその塩、アラントイン等の抗炎症剤;各種紫外線吸収剤;α−ヒドロキシカルボン酸、胎盤抽出液、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸等の細胞賦活成分;コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸又はその塩等の細胞外マトリックス成分;尿素等の保湿剤;アミノグアニジン等のタンパク質糖化抑制剤が挙げられる。また、皮膚のシミ、ソバカス、肝斑等の色素沈着の発生を抑制する物質としては、コウジ酸やリノール酸等が知られており、美白剤の有効成分として広く使用されている。
以上のように、従来、様々な皮膚老化現象や不健全化のメカニズムに基づいて、抗老化剤及び美白剤が提案されているが、皮膚等に対する安全性、また、実際に皮膚への適用又は服用に際しての有効性の観点で問題が存在する。従って、かかる点が改善された機能性素材が求められている。
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、生体安全性の観点から天然物由来の新たな機能性素材を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus aurantium L.subsp. bergamia[Risso & Poit.] Wight & Arn. 以下、「Citrus bergamia」という)の抽出物が、すぐれたコラーゲンゲル収縮促進作用、コラーゲン合成促進活作用、デコリン合成促進作用、メラノソーム取り込み抑制作用、抗酸化作用及び脂質蓄積抑制作用を有し、これらの相互作用により、当該抽出物を配合することですぐれた皮膚(頭皮も含む)の健全化効果、抗老化効果、美白効果、髪質改善効果及び育毛効果を奏し、かつ、生体安全性にすぐれた化粧料や美容用経口組成物の提供が可能になることを見出した。
従来、ミカン科ミカン属に属する植物の抽出物を化粧料等の皮膚外用剤に利用されることについては特許文献1〜4により知られているが、ベルガモットの搾汁液又は抽出物を化粧料や美容用経口組成物に利用することについては、知られていなかった。
特開平07-126142号公報 特開平09-315993号公報 特開2000-096050号公報 特開2002-068954号公報
本発明は、ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)の搾汁液又は抽出物を有効成分として含有する化粧料である。
本発明は、ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)の搾汁液又は抽出物を有効成分として含有する経口用組成物である。
なお、本明細書において化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品までも含む広義で用いる。
本発明は、ミカン科ミカン属に属するベルガモットの抽出物を有効成分とする化粧料又は経口用組成物であって、当該抽出物が奏するコラーゲンゲル収縮作用、コラーゲン合成促進作用、デコリン合成促進作用、メラノソーム取り込み抑制作用、抗酸化作用及び脂質蓄積抑制作用により、格段にすぐれた皮膚の肌荒れ(炎症、乾燥肌、ニキビ等);老化現象(シワ、タルミ、ハリやキメの低下等)の予防・改善効果;毛穴のくすみ、黒ずみ、開き、詰まり、タルミ等の予防・改善;並びに皮膚のシミ、ソバカス、肝斑等の色素沈着の予防・改善効果を有する化粧料や美容用経口組成物を提供することができる。さらに、上記作用に基づき毛髪を保護し、かつ、頭皮を健全化する効果を有する化粧料や経口組成物も提供できる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明の化粧料や経口組成物には、ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)のエキス「搾汁液(果汁)又は抽出物」を有効成分として配合される。ベルガモットの搾汁液は果実をそのまま圧搾するか、或いは果実を破砕したのち、その破砕物を圧搾することにより調製することができる。また、ベルガモットの抽出物の調製は、全草又は果実を、必要に応じてこれに予め水洗、乾燥処理等を施した上、浸漬法、向流抽出法等適宜の手段により抽出溶媒と接触させることによって行うことができる。また、超臨界抽出法や水蒸気蒸留法を用いてもよい。なお、果実の抽出物の調製に当たっては、果皮及び/又は種子を含むものを用いてもよい。また、ベルガモットの搾汁液、抽出物、及び水蒸気蒸留物又は精油のいずれか2以上の混合物を使用しても良い。
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテル等のエーテル類;n−ヘキサン、トルエン、クロロホルム等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、それらは単独で又は二種以上を混合して用いられる。
それら抽出溶媒のうちでも、得られる抽出物の有効性、さらには、皮膚刺激性の観点から、又化粧料等への幅広い適用が可能であるという点からも、本発明においては、水、低級アルコール類又は多価アルコール類等の親水性溶媒が好適である。この親水性溶媒を用いる場合の好ましい例としては、例えば、水、低級アルコール類(例えば、エタノール)、又は多価アルコール(例えば、1,3−ブチレングリコール、プロパンジオール、グリセリン)の単独使用、或いは、水と低級アルコール類(特にエタノール)との混合溶媒、又は水と多価アルコール類(例えば、1,3−ブチレングリコール、グリセリン)との混合溶媒の使用等が挙げられるが、なかでも水単独、又は水と1,3−ブチレングリコール若しくはプロパンジオールの混合溶媒が特に好ましい。
混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば水と1,3−ブチレングリコール若しくはプロパンジオールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:1〜20:1、水とエタノールとの混合溶媒であれば、1:1〜25:1、水とグリセリンとの混合溶媒であれば1:1〜20:1の範囲とすることが好ましい。
また、ベルガモットの乾燥部位と抽出溶媒との重量比は好ましくは1:1〜1:80の範囲であり、より好ましくは、1:5〜1:50の範囲である。
抽出物の調製に際して、そのpHに特に限定はないが、一般には3〜9の範囲とすることが好ましい。かかる意味で、必要であれば、前記抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性調整剤、又はクエン酸、塩酸、リン酸、硫酸等の酸性調整剤を配合し、所望のpHとなるように調整してもよい。
抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpHによっても異なるが、例えば、水もしくは1,3−ブチレングリコール、又は水と1,3−ブチレングリコールとの混液を溶媒とする場合であれば、抽出温度は一般的には4℃〜85℃の範囲であり、又抽出時間は一般的には0.5時間〜3日間の範囲である。
なお、ベルガモットの果実の搾汁液又は抽出物には、安定性を向上する目的や、化粧料や経口組成物の成分として好ましくない不純物等を除去する目的で、活性炭処理や、非イオン交換樹脂等の合成吸着剤による吸着処理を行っても良い。さらに、ベルガモットの果実の搾汁液又は抽出物に含まれる成分を濃縮する目的で、活性炭処理、非イオン交換樹脂等の合成吸着剤による濃縮処理を行っても良い。
活性炭としては、松等の木、竹、椰子殻、胡桃殻等の植物質のほか、石炭質、石油質等を原材料として、それらの原材料に水蒸気や二酸化炭素、空気等のガスを使う高温炭化法等の物理的な方法や塩化亜鉛等の化学薬品を使って処理した上で加熱し、多孔質にする化学的な方法による活性化処理を施して得られる活性炭等何れを用いても良い。
また、非イオン性多孔性樹脂吸着剤としては、スチレン/ジビニルベンゼン共重合体、メタクリル酸エステル重合体等の非イオン性樹脂からなり、比表面積が一般に100〜2000m/gの範囲の合成吸着剤(芳香族系無置換型等)が挙げられる。例えばスチレン/ジビニルベンゼン系のダイヤイオンHP10、同20、同21、セパビーズSP800、同SP850、同SP700、同SP207(以上、三菱化学株式会社)、アンバーライトXAD4、同16、デュオライトS874、同877(ローム・アンド・ハース社)、メタクリル酸エステル系のダイヤイオンHP1MG、同2MG(三菱化学株式会社)、アンバーライトXAD7(ローム・アンド・ハース社)等が挙げられる。本発明に用いることができる合成吸着剤はこれに限るものではなく、不純物の除去や濃縮の目的に合わせて適宜選択することができる。
また、本発明の抽出処理に先立って、又は抽出処理と並行して、必要に応じて抽出部位に加水分解処理を施してもよい。これによって、当該抽出物の保存安定性等を改善できる可能性がある。
抽出物に酵素加水分解処理を施す場合、酵素としては、アクチナーゼ、パパイン、ペプシン等の蛋白分解酵素、グルコアミラーゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ等の澱粉分解酵素、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペクチナーゼ等の繊維素分解酵素、及びリパーゼ等の脂肪分解酵素のいずれかの酵素群から選ばれた1種又は2種以上を用いてもよいが、それらの酵素群からそれぞれ選ばれた1種又は2種以上の酵素を組み合わせて用いることがより好ましい。
酵素の添加量は、ベルガモットの使用部位の固形分に対して、合計で0.001〜50重量%の範囲とすることが好ましい。
上述のように調製した抽出物は、一般にはpHを3〜9に調製した上で、これをそのままの状態で使用しても良く、又減圧濃縮等により所望の濃度として使用しても良い。また、抽出物はスプレードライ法等の常法により乾燥物としても良い。
また、上述のように調製した抽出物は、保存安定性等を高めるために、一定時間冷蔵保存した上で、上清を使用しても良い。
本発明に係る抽出物を含む化粧料(医薬部外品も含む)としては、例えば、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉、洗顔料、ボディシャンプー、毛髪用シャンプー、石けん等が挙げられ、また、育毛剤、さらには浴剤等も挙げられるが、勿論これらに限定されるものではない。また、美容用経口組成物としては、美容飲料、栄養ドリンク、スポーツドリンク、ニアウォーター、ビタミン飲料、ミネラル飲料、アルコール飲料等の飲料;各種スープ類(粉末スープも含む)、乳製品、ゼリー、キャンディ、錠菓、ガム等の食品;錠剤、液状、顆粒状又はゼリー状の健康食品・飲料等に配合することができるが、本発明はこれに限るものではなく、経口摂取できる飲食品等に配合することができる。
化粧料における本発明の抽出物の配合量は、抽出物の固形分として、基礎化粧料の場合は、一般に0.002〜1.0重量%(固形分重量%、以下同じ)、好ましくは0.02〜0.2重量%の範囲、メイクアップ化粧料の場合は、一般に0.002〜1.0重量%、好ましくは0.02〜0.2重量%の範囲、又清浄用化粧料の場合は、一般に0.002〜10.0重量%、好ましくは0.02〜7.0重量%の範囲である。また、毛髪用化粧料の場合は、抽出物の固形分として、一般的には0.0001〜5.0重量%であり、好ましくは、0.001〜3.0重量%である。また、美容用経口組成物における本発明の抽出物の配合量は、抽出物の固形分として、0.1〜15重量%の範囲が好ましい。
化粧料には、必須成分である抽出物のほかに、通常化粧料や経口組成物に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。また、当該抽出物の有効性、特長を損なわない限り、他の生理活性成分を組み合わせて配合することも何ら差し支えない。
ここで、油性成分としては、例えばベルガモット油、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米糠油、米胚芽油、ヤシ油、カミツレ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、ローズヒップ油、ランベンダー油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2−エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級〜第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシルアミドプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
乳化剤又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素処理物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)、サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)等を配合することもできる。
保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、シラン根(白及)抽出物、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;シラン根(白及)抽出物;ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体、アルカリゲネス産生多糖体等の多糖類;キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物、大根発酵液、サトウキビ等の植物由来のエタノール又は1,3−ブチレングリコール等がある。
粉体成分としては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、小豆等)のパウダー等がある。
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−ターシャリーブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ビタミンE及びその誘導体(例えば、ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等)等がある。
美白剤としては、t−シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、マグノリグナン(5,5'−ジプロピル−ビフェニル−2,2’−ジオール)、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α−ヒドロキシ酸、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)が挙げられ、これらを単独で配合しても、複数を組み合わせて配合しても良い。
上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレート等のコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシド等のコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルマグネシウム等のアスコルビン酸エステル塩類、L−アスコルビン酸−2−グルコシド、L−アスコルビン酸−5−グルコシド、アスコルビルトコフェリルマレイン酸、アスコルビルトコフェリルリン酸K、ミリスチル3−グリセリルアスコルビン酸、カプリリル2−グリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基等)、L−アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸テトララウリン酸エステル等のL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3−O−エチルアスコルビン酸、L−アスコルビン酸−2−リン酸−6−O−パルミテートナトリウム、グリセリルアスコルビン酸又はそのアシル化誘導体、ビスグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸グルセリン誘導体、L−アスコルビン酸リン酸アミノプロピル、L−アスコルビン酸のヒアルロン酸誘導体、3−O−Dラクトース−L−アスコルビン酸、イソステアリルアスコルビルリン酸塩等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)、α−アルブチン(ハイドロキノン−α−D−グルコピラノシド)等が、トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸エステル(例えば、トラネキサム酸ラウリルエステル、トラネキサム酸ヘキサデシルエステル、トラネキサム酸セチルエステル又はその塩)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トラネキサム酸メチルアミド)等が挙げられ、レゾルシノール誘導体としては、例えば、4−n−ブチルレゾルシノール、4−イソアミルレゾルシノール等が、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5−ジアセトキシ安息香酸、2−アセトキシ−5−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−5−プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、α−ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α−ヒドロキシオクタン酸等がある。
生理活性成分としては、例えば、胎盤抽出液、ソウハクヒ抽出物、ユキノシタ抽出物、シソ抽出物、米糠抽出物又はその加水分解物、白芥子抽出物又はその加水分解物、白芥子の発酵物、シャクヤク抽出物又はその加水分解物、乳酸菌醗酵米、ムラサキシキブ抽出物、ハス種子抽出物又はその加水分解物、ハス種子発酵物、党参抽出物又はその加水分解物、ハトムギ加水分解物、ハトムギ種子発酵物、ローヤルゼリー発酵物、酒粕抽出物又はそれに含まれるセラミド、酒粕発酵物、パンダヌス・アマリリフォリウス(Pandanus amaryllifolius Roxb.)抽出物、アルカンジェリシア・フラバ(Arcangelicia flava Merrilli)抽出物、カミツレ抽出物等が挙げられる。また、サンゴ草抽出物、イネの葉の抽出物又はその加水分解物、ナス(ベルガモット、長ナス、賀茂ナス、米ナス等)抽出物又はその加水分解物、アンズ果実の抽出物、カタメンキリンサイ等の海藻の抽出物、アマモ等の海産顕花植物の抽出物、豆乳発酵物、クラゲ水、米抽出物又はその加水分解物、米醗酵エキス、発芽米抽出物又はその加水分解物、発芽米発酵物、黒豆抽出物又はその加水分解物、ダマスクバラの花の抽出物、タケノコの皮の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸等)、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t−シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、ゲンチアナ抽出物、甘草抽出物、ニンジン抽出物、オタネニンジン抽出物又はその発酵物、紅参抽出物、ミツイシコンブ抽出物、ヘチマ抽出物、アナアオサ抽出物、モモ抽出物、桃仁抽出物、キウイ抽出物、ヒマワリ抽出物、ジュアゼイロ(Zizyphus joazeiro)抽出物、パウダルコ樹皮抽出物、萱草(デイリリー)抽出物または発酵物、ハイビスカスの花抽出物または発酵物、ハゴロモグサ抽出物、チェリモヤ抽出物、マンゴー抽出物、マンゴスチン抽出物、フノリ抽出物、烏龍茶抽出物、紅富貴抽出物、紫蘭抽出物、山椒果皮又は種皮の抽出物または加水分解物、ベニバナ花抽出物、カサブランカ抽出物、甘藷抽出物又はその発酵物、グアバ葉抽出物、ドクダミ抽出物、晩白柚抽出物、アロエ抽出物、イチジク花抽出物、リンゴ抽出物、ホワイトアスパラガス抽出物等がある。
次に、製造例、処方例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
製造例1.ベルガモットエキス(搾汁液)の調製
ベルガモットの果実3000gを搾汁し、果汁1000gを得た。果汁をろ過し、微黄色の透明液体900gを得た。果汁に芳香族系無置換型の合成吸着剤9gを加え、1時間攪拌後、ろ過し、微黄色透明の搾汁液880gを得た。なお、後述する試験例に示す評価を行う際には当該搾汁液をその固形分濃度が1.0%になるように調整した。
製造例2.ベルガモットエキス(搾汁液)の調製
製造例1と同様の操作により、搾汁液880gを得た。これに芳香族系無置換型の高比表面積処理品である合成吸着剤8.8gを加え、2時間攪拌後、合成吸着剤を回収した。1,3−ブチレングリコール水溶液に回収した合成吸着剤を加え、攪拌し、ろ過し、微黄色透明の搾汁液400gを得た(固形分濃度 0.1%)。
製造例3.ベルガモットエキス(抽出物)の調製
ベルガモット果実の乾燥物粉末40gに1,3−ブチレングリコールを200gと精製水150gの混合溶媒を添加した後、80℃で抽出した。得られた粗抽出液を濾過して、褐色透明のベルガモット果実の抽出物溶液284gを得た(固形分濃度2.30%)。
製造例4.ベルガモットエキス(抽出物)の調製
ベルガモット果実の乾燥物粉末40gにプロパンジオールを200gと精製水150gの混合溶媒を添加した後、40℃で抽出した。得られた粗抽出液を濾過して、褐色透明のベルガモット果実の抽出物溶液278gを得た(固形分濃度2.21%)。
製造例5.ベルガモットエキス(抽出物)の調製
ベルガモット果実の乾燥物粉末40gに50%エタノール水溶液を350gの混合溶媒を添加した後、20℃で抽出した。得られた粗抽出液を濾過して、褐色透明のベルガモット果実の抽出物溶液289gを得た(固形分濃度2.38%)。
製造例6.ベルガモットエキス(抽出物)の調製
ベルガモットの全草(果実、果皮及び種子を含む)の乾燥物粉末80gに1,3−ブチレングリコールを400gと精製水300gの混合溶媒を添加した後、40℃で抽出した。得られた粗抽出液を濾過して、褐色透明のベルガモットの抽出物溶液270gを得た(固形分濃度2.09%)。
処方例1.化粧水
[A成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の搾汁液 5.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。
処方例2.化粧水
処方例1のB成分に含まれる製造例1の搾汁液に代えて、製造例2の搾汁液5.0部を用いるほかは、処方例1と同様にして化粧水を得た。
処方例3.化粧水
処方例1のB成分に含まれる製造例1の搾汁液に代えて、製造例3の抽出物5.0部を用いるほかは、処方例1と同様にして化粧水を得た。
処方例4.化粧水
処方例1のB成分に含まれる製造例1の搾汁液に代えて、製造例4の抽出物5.0部を用いるほかは、処方例1と同様にして化粧水を得た。
処方例5.化粧水
処方例1のB成分に含まれる製造例1の搾汁液に代えて、製造例5の抽出物5.0部を用いるほかは、処方例1と同様にして化粧水を得た。
処方例6.化粧水
処方例1のB成分に含まれる製造例1の搾汁液に代えて、製造例6の抽出物5.0部を用いるほかは、処方例1と同様にして化粧水を得た。
処方例7.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ベルガモット精油 0.025
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 1.0
親油型ステアリン酸グリセリル 1.0
大豆レシチン 1.5
[B成分]
製造例1の搾汁液 3.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
水溶性コラーゲン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
処方例8.乳液
処方例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは処方例7と同様にして乳液を得た。
処方例9.乳液
処方例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン3.0部を用いるほかは処方例7と同様にして乳液を得た。
処方例10.乳液
処方例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてニコチン酸アミド3.0部を用いるほかは処方例7と同様にして乳液を得た。
処方例11.乳液
処方例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてソウハクヒ抽出物5.0部を用いるほかは処方例7と同様にして乳液を得た。
処方例12.乳液
[A成分] 部
スクワラン 3.0
ベヘニルアルコール 3.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 1.0
グリセリン脂肪酸エステル 1.0
大豆レシチン 1.5
[B成分]
製造例1の搾汁液 2.5
製造例2の搾汁液 2.5
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
水溶性コラーゲン 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
処方例13.ローション
[成分] 部
製造例2の搾汁液 10.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
処方例14.ローション
処方例13の成分中製造例2の搾汁液に代えて製造例3の抽出物10.0部を用いるほかは処方例13と同様にしてローションを得た。
処方例15.エッセンス
[成分] 部
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
ヒアルロン酸 0.1
加水分解ヒアルロン酸液 0.1
製造例1の搾汁液 5.0
クエン酸 0.3
クエン酸ナトリウム 0.6
精製水 全量が100部となる量
精製水にヒアルロン酸を溶解させた後、残りの原料を順次加えて攪拌溶解させ、透明のエッセンスを得た。
実施例16.リキッドファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
[B成分]
製造例1の搾汁液 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ加温した後混合攪拌した。これを再加温し、上記のC成分を添加して型に流し込み、室温になるまで攪拌してリキッドファンデーションを得た。
処方例17.ボディシャンプー
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例2の搾汁液 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
処方例18.育毛用化粧料
[成分] 部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
モノニトログアヤコールナトリウム 0.02
塩酸ピリドキシン 0.03
l−メントール 0.8
タマサキツヅラフジ根エキス 0.3
褐藻エキス 0.3
オタネニンジンエキス 0.3
センブリエキス 2.0
製造例1の搾汁液 3.5
トリメチルグリシン 0.5
乳酸 0.2
1,3−ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.4
L−アルギニン 適量
エタノール 20.0
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を十分攪拌混合して育毛料を得た。
処方例19.ヘアシャンプー
[A成分] 部
N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
クエン酸 0.1
製造例1の搾汁液 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアシャンプーを得た。
実施例20.ヘアコンディショナー
[A成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.2
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
[B成分] 部
製造例2の搾汁液 2.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアリンスを得た。
試験例1.コラーゲンゲル収縮促進効果の評価試験
まず、コラーゲンゲルは以下の通りにして作製した。すなわち、氷冷下コラーゲンゲル溶液(新田ゼラチン社製、CellmatrixType I-A)に200mMのHEPES、2.2%NaHCO含有の0.05Nの水酸化ナトリウム溶液、及びイーグルMEM(ニッスイ)10倍濃縮溶液(NaHCO不含)を8:1:1の比率で加え、十分に攪拌中和した。そこに0.5%NCS含有イーグルMEMで5×10個/mLに調整したヒト皮膚線維芽細胞NB1RGBの懸濁液を8:2の比率で加えて十分に攪拌し、24穴プレートに各穴0.5mLずつ注入し、直ちに37℃でゲル化させた。1時間後、0.5%NCS含有イーグルMEMに本発明に係る製造例2のエキスを添加して調製した試料含有培地を1mL添加し、さらにゲルの周囲を剥離し、3日間培養を行った。ここで、試料溶液は培地全量に対して溶液としての終濃度が0.5%、1.0%となるように調製した。ゲル面積計測は以下の通りに行った。すなわち、透過光ユニットをセットしたスキャナの上に評価を行っている24穴プレートを置き、スキャンを行って全てのウェルのコラーゲンゲルの影像を電子画像化した。その画像をコンピューターに取り込み、画像解析ソフト(ImageJ)を用いて各コラーゲンゲルの面積を数値化した。上記試料の代わりに30% 1,3−ブチレングリコールを添加した区をコントロールとし、得られたコントロール区のコラーゲンゲルの面積を100とした各試料添加区のコラーゲンゲル面積の相対値を求めた。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料の代わりに陽性対照として10%NCS含有イーグルMEMを添加した場合についても、同様の試験を行った。
試験例1の結果を表1に示す。
[表1]
表1に示すように、本発明に係るベルガモットエキスは格段にすぐれたコラーゲンゲル収縮促進効果を有することが示された。
試験例2.コラーゲン合成促進効果の評価試験
ヒト真皮由来線維芽細胞NB1RGBを、0.5%NCS含有イーグル最少必須培地を入れた96穴マイクロプレートに1×10個/穴播種し、37℃、5.0%COの条件下に1日間プレ培養した後、試料溶液として本発明に係る製造例2のエキスを培地に添加し、同条件でさらに5日間培養した。ここで、試料溶液は培地全量に対して溶液として終濃度が0.5%、1.0%となるように調製した。次に、培地を除去し、冷メタノール、冷エタノールで細胞を固定した後、0.1%シリウスレッド含有飽和ピクリン酸水溶液で染色を行った。精製水で洗浄後、0.1%NaOH:メタノール=1:1溶液にて抽出を行い、マイクロプレートリーダー(Model680、バイオラッド社製)を用いて波長540nmでコラーゲン量を測定した。試料溶液に代えて30%1,3−ブチレングリコールを添加した試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたコラーゲン量に対する各試料添加時のコラーゲン量の相対値を求め、線維芽細胞コラーゲン合成率(%)とした。
[表2]
表2に示すように、本発明に係るベルガモットエキスは、濃度依存的に格段にすぐれたコラーゲン合成促進効果を有することが示された。
試験例3.デコリン合成促進効果の評価試験
本発明に関し、線維芽細胞で合成されるプロテオグリカンの一種で、真皮のコラーゲンの網目構造を構成の形成に重要な役割を果たすデコリンの合成促進効果を評価した。
正常ヒト皮膚由来線維芽細胞(NB1RGB)を0.5容量%NCS含有イーグルMEM(日水製薬社製)にて1×10個/mLに調製し、96穴マイクロプレートに100μLずつ播種して、5%炭酸ガス、飽和水蒸気下、37℃で培養した。24時間後、その培養液全量に対して溶液としての終濃度が2%となるように本発明に係る製造例2のエキスを含んだ培養液を追添加しさらに培養した。また、対照として終濃度2%となるように50%1,3−ブチレングリコールを含んだ培養液を追添加した試験区を設定した。48時間後、培養上清を回収して培養上清中に分泌されたデコリン量を、デコリン測定キット(BOSTER社製)を用いて抗デコリン抗体によるELISA法により測定した。
[表3]
表3に示すように本発明に係るベルガモットエキスは、格段にすぐれたデコリン合成促進効果を有することが示された。
試験例4.メラノソーム取り込み抑制効果の評価試験
ヒト表皮細胞NHEKを、HuMedia KG2培地(クラボウ社製)を入れた96穴マイクロプレートに1×10個/穴播種し、37℃,5.0%COの条件下に1日間プレ培養した後、上清を除去して本発明に係る製造例1,3〜5のエキスを試料溶液として含むHuMedia KB2培地(クラボウ社製)を添加し、同条件でさらに2日間培養した。ここで、試料溶液は培地全量に対して溶液としての終濃度が1.0%、2.0%となるように調製した。その後、7.2×10個/mLの蛍光ビーズ(FluoSpheres(登録商標) Fluorescent Microspheres(Invitrogen社))を添加して37℃に1時間保持した。その後、上清を除去しPBS(−)で2回洗浄後、PBS(−)で100倍希釈したhoechst33342試薬を100μL/穴添加し、37℃で15分間インキュベートしてDNAを蛍光染色した。そして、蛍光強度(励起:542nm、放射:590nm、及び励起:355nm、放射:460nm/蛍光マイクロプレートリーダー(フルオロスキャンアセント、Thermo Fisher Scientific社製))を測定し、DNA当たりの蛍光ビーズの取り込み量を求めた。試料溶液に代えて30%1,3−ブチレングルコールを添加した試料無添加の場合(Control)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られた値に対する各試料添加時の値の相対値を求め、表皮細胞のDNA当たりの蛍光ビーズ取り込み率(%)とした。
[表4]
表4に示すように、本発明に係るベルガモットエキスは、濃度依存的に格段にすぐれたメラノソーム取り込み抑制効果を有することが示された。
試験例5.DPPHラジカル消去効果の評価試験
DPPH2.4部をエタノール20部に溶解し、これに精製水20部を加えてDPPH溶液を調製した。このDPPH溶液24部に対して、18v/v%エタノール溶液を19.2部、2M酢酸-酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)を4.8部加えて、DPPH添加溶液として調製した。また、抽出液そのものの色調が試験に及ぼす影響を差し引くため、DPPH溶液の代わりに50v/v%エタノール溶液を用いて、18v/v%エタノール溶液と2M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液を混合した液を対照液とした。次に、本発明に係る製造例1〜5のエキス(搾汁液又は抽出物)を精製水で希釈して試料溶液を調製した。ここで、試料溶液としては、その全量に対する溶液としての終濃度がそれぞれ1.0%、2.0%となるように調製した2種の濃度のものを使用した。この試料溶液とDPPH添加溶液又は対照液とを1:3の割合で混合し、室温で10分静置後、各試験溶液をDPPH添加溶液と混合した場合の550nmにおける吸光度と、同じく各試験溶液を対照液と混合した場合の550nmにおける吸光度との差を測定し、DPPHラジカルの残存量を確認した。また、同時にコントロールとして本発明に係る製造例1,2の搾汁液の代わりに、30%1,3-ブチレングリコール水溶液を用いて上記と同様の操作を行い、ここに得られる DPPHラジカル残存率に対する各試料添加時のDPPHラジカル残存率の相対値を求めた。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として水溶性ビタミンE(終濃度25μM)を添加した場合についても、同様の試験を行った。
試験例5の結果を表5に示す。
[表5]
表5に示すように、本発明に係るベルガモットエキスは、濃度依存的に格段にすぐれたDPPHラジカル消去作用を有することが示された。
試験例6.SOD様活性の評価試験
[試験方法]
0.2Mトリス塩酸緩衝液50μL、1mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA)二ナトリウム溶液20μL、0.75mMニトロブルーテトラゾリウムクロリド(NBT)溶液10μL、1mMキサンチン溶液20μL、0.06U/mLキサンチンオキシターゼ溶液50μL、本発明に係る製造例1〜5のエキスの50μL(その終濃度が1.0%及び2.0%になるように調製した)を混合して試料溶液を調製した。この試料溶液を37℃、5分間インキュベートし、スーパーオキシドを発生させた。そして、NBTがスーパーオキシドによって還元されて生成するホルマザン量を560nmにおける吸光度を測定した。また、コントロールとして製造例1,2の搾汁液の代わりに、30%1,3−ブチレングリコール溶液を用いて上記と同様の操作を行い、ここに得られる吸光度に対する各試料添加時の吸光度の相対値を求め、スーパーオキシド残存率(%)とした。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)8.75units/mLを添加した場合についても、同様の試験を行った。
試験例6の結果を表6に示す。
[表6]
表6に示すように、本発明に係るベルガモットエキスは、濃度依存的に格段にすぐれたSOD様活性を有することが示された。
試験例7.脂質蓄積抑制効果の評価試験
正常ハムスター皮脂腺細胞(Ha-SE)を、HuMedia−BG(クラボウ社製)を入れた96穴マイクロプレートに8×10個/穴播種し、37℃、5.0%COの条件下にて7日間培養した。培養後、本発明に係る製造例1,3〜5のエキスを試料溶液として含む分化誘導培地(インスリンの代わりに2μMテストステロンを含むHuMedia-BD(クラボウ社製))に交換し、同条件でさらに14日間培養した。ここで、試料溶液は培地全量に対して溶液として終濃度が0.5%、1.0%になるように調製した。培養後、培地を除き、PBS(−)で洗浄した後、10%ホルマリン溶液を添加することで細胞を固定した。次にPBS(−)で洗浄し、60%イソプロパノールを加えて1分間静置した。その後、0.18%オイルレッド染色液を添加し、室温で30分間静置した。次に60%イソプロパノールで洗浄した後、イソプロパノールを加えた後、マイクロプレートリーダー(Model 680、バイオラッド社製)を用いて波長540nmで蓄積された脂質量を測定した。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として13-シスレチノイン酸(2μM)を添加した場合についても、同様の試験を行った。
[表7]
表7に示すように、本発明に係るベルガモットエキスは、濃度依存的に格段にすぐれた脂質蓄積抑制効果を有することが示された。

Claims (5)

  1. ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)果実の搾汁液又は抽出物の芳香族無置換型の合成吸着剤処理物を有効成分とするコラーゲンゲル収縮促進剤
  2. ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)果実の搾汁液又は抽出物の芳香族無置換型の合成吸着剤処理物を有効成分とするコラーゲン合成促進剤。
  3. ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)果実の搾汁液又は抽出物の芳香族無置換型の合成吸着剤処理物を有効成分とするデコリン合成促進剤。
  4. ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)果実の搾汁液又は抽出物の芳香族無置換型の合成吸着剤処理物を有効成分とする脂質蓄積抑制剤。
  5. ミカン科ミカン属に属するベルガモット(Citrus bergamia)果実の搾汁液又は抽出物の芳香族無置換型の合成吸着剤処理物を有効成分とする美白剤
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