JP6826441B2 - 消費電力量監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザー宅に設けられている電気機器で消費される消費電力量を監視する消費電力量監視装置に関する。
近年、家庭に設けられている電気機器で消費される消費電力量を監視する消費電力量監視装置として、例えば、特許文献1に開示されているHEMS(Home Energy Management System)が提案されている。
特許文献1に開示されているHEMSは、家庭に設けられている電気機器と、電気機器の消費電力量を示す消費電力量指標を測定する測定機器と、HEMSコントローラーと、ルーターと、HEMSサーバーとにより構成されている。
HEMSコントローラーとルーターは、第1の無線通信回線による小電力データ通信が可能に構成されている。測定機器とHEMSコントローラーは、第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能に構成されている。第1の無線通信回線としては、例えば、WiFi通信方式の無線LAN(Local Area Network)(通常、「WiFiLAN」と呼ばれている)が用いられ、第2の無線通信回線としては、例えば、ZigBee(登録商標)通信方式やBluetooth(登録商標)通信方式の無線PAN(Personal Area Network)が用いられている。また、ルーターとHEMSサーバーは、第1の無線通信回線および第2の無線通信回線と異なる通信回線(例えば、インターネット回線)によるデータ通信が可能に構成されている。
なお、「小電力データ通信」は、免許を要しない無線通信方式であり、定められた周波数帯(例えば、2.4GHz帯、5GHz帯)内の周波数で、定められた値以下(例えば、10mW以下)の空中線電力を有する電波を用いる近距離通信用の無線通信方式である。WiFiLANでは、機器間の通信は、アクセスポイント(「WiFiルーター」と呼ばれている)を介して行われ、無線PANでは、機器間の通信は、アクセスポイントを介することなく直接に行われる。
特許文献1に開示されているHEMSでは、測定機器で測定された電気機器の消費電力量指標は、第2の無線通信回線(無線PAN)を介してHEMSコントローラーに送信されて記憶される。そして、HEMSコントローラーに記憶されている各電気機器の消費電力量指標は、第1の無線通信回線(無線LAN)を介してルーターに送信され、さらに、ルーターから通信回線(インターネット回線)を介してHEMSサーバーに送信されて記憶される。
特開2015−230571号公報
特許文献1に開示されている消費電力量監視装置では、各電気機器の消費電力量指標を、測定機器からルーターに送信するために、ルーターで使用される第1の無線通信回線(無線LAN)の通信方式と異なる通信方式(ZigBee、Bluetooth)の第2の無線通信回線(無線PAN)での通信が可能なHEMSコントローラが別途必要である。このため、特許文献1に開示されている消費電力量監視装置は、高価となる。
ここで、携帯端末装置、例えば、携帯電話端末装置(通常、「スマートフォン」と呼ばれている)やタブレット端末装置(通常、「タブレット」と呼ばれている)等の普及率が高まっている。近年の携帯端末装置は、高機能の処理手段(CPU)を有しているとともに、WiFi通信方式の無線LAN(WiFiLAN)を介して他の機器と通信する機能や、Bluetooth通信方式等の無線PANを介して他の機器と通信する機能を備えている。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ユーザーが携帯する携帯端末装置を用いて消費電力量監視装置を構成することにより、安価な消費電力量監視装置を提供することを目的とする。
第1発明の消費電力量監視装置は、ユーザー宅に設けられている電気機器および接続装置と、携帯端末装置と、電気機器で消費された消費電力量を示す消費電力量指標を収集して管理する管理装置とを備えている。第1発明では、電気機器の消費電力量指標が、電気機器から接続装置を介して携帯端末装置に送信されるように構成されている。
「ユーザー宅に設けられている」という記載は、「ユーザーが所有あるいは借用している敷地(敷地内に建築されている一戸建て住宅を含む)あるいは区分所有建物(アパート、マンション)に設けられている」ことを意味する。
ユーザー宅に設けられる電気機器は、例えば、空気調和器(エアコン)、冷蔵庫、電気温水器、照明器具、洗濯機等の電気を消費する機器が対応する。ユーザー宅には、少なくとも一つの電気機器が設けられていればよい。
携帯端末装置としては、ユーザーが携帯可能であり、ユーザー宅内において、無線通信回線(例えば、WiFi通信方式等の無線LAN、Bluetooth通信方式等の無線PAN)を介した小電力データ通信が可能な携帯端末装置、好適には、少なくとも無線LANを介した小電力データ通信が可能な携帯端末装置(例えば、スマートフォン、タブレット)が用いられる。ユーザーは、少なくとも一つの携帯端末装置を有していればよい。また、ユーザーの家族等が携帯する携帯端末装置を、「ユーザーが携帯可能な携帯端末装置」に含めることもできる。
消費電力量指標としては、電気量(電圧V、電流I、電圧Vと電流Iとの位相差θにより表される力率cosθ)により算出される消費電力(V×I×cosθ)の積分値を用いることもできるし、消費電力を算出するための電気量(電圧V、電流I、力率cosθ)のうち、概略値を用いることができない電気量の積分値を用いることもできる。例えば、電圧Vや力率cosθとして概略値を用いることができる場合には、電流Iの積分値を消費電力量指標として用いることができる。この場合、消費電力量は、[電圧V(概略値)×力率cosθ(概略値)×電流Iの積分値]により算出される。
電気機器は、電気機器側処理手段と、電気機器側記憶手段と、電気機器側測定手段と、電気機器側無線通信手段を有している。電気機器側測定手段は、電気機器の消費電力量指標を算出するための電気量を測定する。例えば、消費電力量標として消費電力(=V×I×cosθ)の積分値を用いる場合には、電圧V、電流Iおよび力率cosθを測定し、消費電力量指標として電流Iの積分値を用いる場合には、電流Iを測定する。勿論、消費電力量を測定する電気器側測定手段を用いることもできる。電気機器側記憶手段には、消費電力量指標と、消費電力量指標を送信する携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報と、自己の電気機器を示す電気機器識別情報が記憶される。好適には、消費電力量指標を携帯端末装置に送信した送信時刻も記憶される。なお、電気機器側記憶手段に記憶する消費電力量指標は、好適には、任意の時点からの累積積が用いられる。この場合、第1の時点から第2の時点までの間の期間の消費電力量指標は、第2の時点における累積値から第1の時点における累積値を減算することによって容易に算出することができる。勿論、前回携帯端末装置に送信した時点から次に携帯端末装置に送信する時点までの間の消費電力量指標を電気機器側記憶手段に記憶するように構成することもできる。
携帯端末装置は、携帯端末装置側処理手段と、携帯端末装置側記憶手段と、携帯端末装置側無線通信手段を有している。携帯端末装置側記憶手段には、電気機器を示す電気機器識別情報と、当該電気機器の消費電力量指標と、消費電力量指標を送信する管理装置を示す管理装置識別情報と、自己の携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報が記憶される。好適には、消費電力量指標を電気機器から受信した受信時刻や消費電力量指標を管理装置に送信した送信時刻も記憶される。
管理装置は、管理装置側処理手段と、管理装置側記憶手段と、管理装置側通信手段を有している。管理装置側記憶手段には、ユーザーを示すユーザー識別情報に対応させて、携帯端末装置識別情報と、電気機器識別情報と、当該電気機器識別情報で示される電気機器の消費電力量指標が記憶される。好適には、消費電力量指標を携帯端末装置から受信した受信時刻も記憶される。
接続装置は、接続装置側処理手段と、接続装置側無線通信手段と、接続装置側通信手段を有している。接続装置としては、電気機器や携帯端末装置との間で無線通信回線を介して小電力データ通信が可能であり、また、管理装置との間で通信回線を介して通信が可能な接続装置が用いられる。典型的には、接続装置として、WiFi通信方式の無線LANルーター(WiFiルーター)が用いられ、電気機器と携帯端末装置が無線LANルーターを介して通信可能に構成される。
電気機器側無線通信手段、携帯端末装置側無線通信手段および接続装置側無線通信手段は、ユーザー宅内において、電気機器側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間および接続装置側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、無線通信回線(例えば、無線LAN、無線PAN)による小電力データ通信が可能に構成される。また、接続装置側通信手段と管理装置側通信手段は、無線通信回線と異なる通信回線(例えば、インターネット回線)を介してデータ通信が可能に構成される。
電気機器側処理手段は、電気機器側測定手段で測定された電気量に基づいて消費電力量指標を算出し、電気機器側記憶手段に記憶する。また、電気機器側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間および接続装置側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、電気機器側記憶手段に記憶されている消費電力量指標および自己の電気機器を示す電気機器識別情報を含む第1の送信情報を、電気機器側記憶手段に記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置宛に電気機器側無線通信手段から無線通信回線により送信する。「電気機器側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間および接続装置側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、無線通信回線による小電力データ通信が可能である」ことを判定する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、一方において、接続確認信号を他方宛に送信し、接続確認信号を送信した後接続判定期間内に、接続確認信号に対する接続応答信号を他方から受信したことによって判定する方法を用いることができる。また、他方において、一方からの接続確認信号を受信したことによって判定する方法を用いることができる。なお、電気機器側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間での無線通信回線による小電力データ通信が可能となる位置に電気機器あるいは接続装置がユーザー宅内に配置されるから、接続装置側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、無線通信回線による小電力データ通信が可能であるか否かのみを判定してもよい。また、ユーザー宅内において、接続装置側無線通信手段に、無線通信回線による小電力データ通信用の中継器を設けてもよい。電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間の無線通信回線による小電力データ通信は、接続装置側無線通信手段を介して行われる。第1の送信情報を電気機器から携帯端末装置に送信する時期は、適宜設定可能であるが、好適には、一定期間毎、例えば、5分毎に設定される。
接続装置側処理手段は、携帯端末装置宛の第1の送信情報を、無線通信回線を介して接続装置側無線通信手段で受信すると、受信した第1の送信情報を当該携帯端末装置宛に接続装置側無線通信手段から無線通信回線により送信する。また、管理装置宛の第2の送信情報を、無線通信回線を介して接続装置側無線通信手段で受信すると、受信した第2の送信情報を、管理装置宛に接続装置側通信手段から通信回線により送信する。
携帯端末装置側処理手段は、無線通信回線を介して第1の送信情報を受信すると、受信した第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を、受信した第1の送信情報に含まれている電気機器識別情報に対応させて携帯端末装置側記憶手段に記憶する。また、携帯端末装置側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間で、無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、携帯端末装置側記憶手段に記憶されている各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、自己の携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報を含む第2の送信情報を、携帯端末装置側記憶手段に記憶されている管理装置識別情報で示される管理装置宛に携帯端末装置側無線通信手段から無線通信回線により送信する。第2の送信情報を携帯端末装置から管理装置に送信する時期は、適宜設定可能であるが、好適には、一定期間毎、例えば、30分毎に設定される。
管理装置側処理手段は、第2の送信情報を、通信回線を介して管理装置側通信手段で受信すると、受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を、受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報および受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の電気機器識別情報に対応させて管理装置側記憶手段に記憶する。
本発明では、ユーザーが携帯している、無線通信回線を介する小電力データ通信が可能な携帯端末装置を用いて消費電力量監視装置を構成している。このため、従来の消費電力量監視装置のように、HEMSコントローラーを用いる必要がない。また、ユーザーが携帯する携帯端末装置を用いるため、管理装置は、携帯端末装置からの第2の送信情報の受信状態に基づいてユーザーの行動(在宅/不在)を判別することができる。これにより、安価で、汎用性が高い消費電力量監視装置を提供することができる。
第1発明の異なる形態では、電気機器の運転モードを、ユーザーが在宅する場合の在宅モードと、ユーザーが不在である場合の不在モードに設定可能に構成されている。
「在宅モード」および「不在モード」における電気機器の運転態様は、適宜設定することができる。例えば、「不在モード」では、電気機器の電源をオフするように構成することができる。あるいは、「不在モード」では、空気調和器(エアコン)の設定温度を、夏季等には所定値だけ高くし、冬季等には所定値だけ下げるように構成することができる。
電気機器側処理手段は、電気機器が在宅モードに設定されている状態で、電気機器側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間および接続装置側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、無線通信回線による小電力データ通信が可能でないこと(非接続状態)を判定した場合には、電気機器を不在モードに設定する。また、電気機器が不在モードに設定されている状態で、電気機器側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間および接続装置側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、無線通信回線による小電力データ通信が可能であること(接続状態)を判定した場合には、電気機器を在宅モードに設定する。
本形態では、携帯端末装置を携帯しているユーザーの在/不在状態に応じて、電気機器の運転モードを適切に設定することがきる。
第2発明の消費電力量監視装置は、ユーザー宅に設けられている電気機器および接続装置と、携帯端末装置と、電気機器で消費された消費電力量を示す消費電力量指標を収集して管理する管理装置とを備えている。第2発明では、電気機器の消費電力量指標が、電気機器から携帯端末装置に直接に送信されるように構成されている。
電気機器は、電気機器側処理手段と、電気機器側記憶手段と、電気機器側測定手段と、電気機器側無線通信手段を有している。
携帯端末装置は、携帯端末装置側処理手段と、携帯端末装置側記憶手段と、携帯端末装置側無線通信手段を有している。
管理装置は、管理装置側処理手段と、管理装置側記憶手段と、管理装置側通信手段を有している。
接続装置は、接続装置側処理手段と、接続装置側無線通信手段と、接続装置側通信手段を有している
電気機器側無線通信手段、携帯端末装置側無線通信手段および接続装置側無線通信手段は、ユーザー宅内において、携帯端末装置側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間で、第1の無線通信回線による小電力データ通信が可能であり、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、直接に第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能に構成される。また、接続装置側通信手段と管理装置側通信手段は、第1の無線通信回線および第2の無線通信回線と異なる通信回線を介してデータ通信が可能に構成される。典型的には、接続装置としてWiFiルーターが用いられ、接続装置側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間が、WiFiLANを介して通信可能に構成される。また、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間が、Bluetooth通信方式等の無線PANを介して直接に通信可能に構成される。なお、第1の無線通信回線と第2の無線通信回線は、通信方式が異なっていればよく、同じ周波数を用いていてもよい。
電気機器側処理手段は、電気機器側測定手段で測定された電気量に基づいて消費電力量指標を算出し、電気機器側記憶手段に記憶する。また、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、電気機器側記憶手段に記憶されている消費電力量指標および自己の電気機器の電気機器識別情報を含む第1の送信情報を、電気機器側記憶手段に記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置宛に電気機器側無線通信手段から第2の無線通信回線により送信する。
携帯端末装置側処理手段は、第2の無線通信回線を介して第1の送信情報を受信すると、受信した第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を、受信した第1の送信情報に含まれている電気機器識別情報に対応させて携帯端末装置側記憶手段に記憶する。また、携帯端末装置側無線通信手段と接続装置側無線通信手段との間で、第1の無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、携帯端末装置側記憶手段に記憶されている各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、自己の携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報を含む第2の送信情報を、携帯端末装置側記憶手段に記憶されている管理装置識別情報で示される管理装置宛に携帯端末装置側無線通信手段から第1の無線通信回線により送信する。
接続装置側処理手段は、管理装置宛の第2の送信情報を、第1の無線通信回線を介して接続装置側無線通信手段で受信すると、受信した第2の送信情報を当該携帯端末装置宛に接続装置側通信手段から通信回線により送信する。
管理装置側処理手段は、第2の送信情報を、通信回線を介して管理装置側通信手段で受信すると、受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を、受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報および受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の電気機器識別情報に対応させて管理装置側記憶手段に記憶する。
第2発明は、第1発明と同様に、安価で、汎用性が高い消費電力量監視装置を提供することができる。第2発明では、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間の通信距離は短いが、携帯端末装置の消費電力が少ない。
第2発明の異なる形態では、電気機器の運転モードを、ユーザーが在宅する場合の在宅モードと、ユーザーが不在である場合の不在モードに設定可能に構成されている。
電気機器側処理手段は、電気機器が在宅モードに設定されている状態で、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で、第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能でないこと(非接続状態)を判定した場合には、電気機器を不在モードに設定する。また、電気機器が不在モードに設定されている状態で、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信との間で、第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能であること(接続状態)を判定した場合には、電気機器を在宅モードに設定する。
本形態では、携帯端末装置を携帯しているユーザーの在/不在状態に応じて、電気機器の運転モードを適切に設定することがきる。
第1発明および第2発明の異なる形態では、ユーザー宅内で複数の携帯端末装置を使用可能に構成されている。すなわち、各電気機器の消費電力量指標を含む第2の送信情報を、複数の携帯端末装置を介して管理装置に送信可能である。本形態では、複数の携帯端末装置に優先順位は設定されていない。
本形態では、少なくとも1つの電気機器の電気機器側記憶手段に、複数の携帯端末装置識別情報が記憶される。そして、少なくとも1つの電気機器の電気機器側処理手段は、第1の送信情報を、電気機器側記憶手段に記憶されている複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置のうち、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で小電力データ通信が可能であると判定している全ての携帯端末装置宛に送信する。
また、管理装置側記憶手段には、少なくとも1つの電気機器を示す電気機器識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて、少なくとも1つの電気機器の電気機器側記憶手段に記憶されている複数の携帯端末装置識別情報が記憶される。すなわち、管理装置側記憶手段には、複数の携帯端末装置を使用するユーザーを示すユーザー識別情報に対応させて、当該複数の携帯端末装置を示す複数の携帯端末装置識別情報が記憶される。
本形態では、ユーザー宅内で複数の携帯端末装置を使用可能であり、汎用性をより高めることができる。
第1発明および第2発明明の異なる形態では、ユーザー宅内で複数の携帯端末末装置を使用可能に構成されている。本形態では、各携帯端末装置に優先順位が設定されており、優先順位に基づく処理は管理装置で行われる。
本形態では、少なくとも1つの電気機器の電気機器側記憶手段には、複数の携帯端末装置識別情報が記憶される。そして、少なくとも1つの電気機器の電気機器側処理手段は、第1の送信情報を、少なくとも一つの電気機器の電気機器側記憶手段に記憶されている複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置のうち、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で小電力データ通信が可能であると判定している全ての携帯端末装置宛に送信する。
また、管理装置側記憶手段には、少なくとも一つの電気機器を示す電気機器識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて、少なくとも一つの電気機器の電気機器側記憶手段に記憶されている複数の携帯端末装置識別情報と、各携帯端末装置の優先順位が記憶される。すなわち、管理装置側記憶手段には、複数の携帯端末装置を使用するユーザーを示すユーザー識別情報に対応させて、当該複数の携帯端末装置を示す複数の携帯端末装置識別情報と当該複数の携帯端末装置それぞれの優先順位が記憶される。そして、管理装置側処理手段は、受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報が、少なくとも一つの電気機器の電気機器側記憶手段に記憶されている複数の携帯端末装置識別情報のいずれかと一致する場合には、受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置より優先順位が高い携帯端末装置が存在しないという条件、あるいは、優先順位が高い携帯端末装置から第2の送信情報を不在判定期間以上受信していないという条件(不在)が満足されていれば、受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を管理装置側記憶手段に記憶する。
本形態では、ユーザー宅内で複数の携帯端末装置を使用可能であり、汎用性をより高めることができる。また、複数の携帯端末装置に優先順位を設定することにより、電気機機器側処理手段および管理装置側処理手段を簡単に構成することができる。
第1発明および第2発明の異なる形態では、ユーザー宅内で複数の携帯端末末装置を使用可能に構成されている。本形態では、複数の携帯端末装置に優先順位が設定されており、優先順位に基づく処理は電気機器で行われる。
本形態では、少なくとも一つの電気機器の電気機器側記憶手段には、複数の携帯端末装置識別情報と、当該複数の電気機器それぞれの優先順位が記憶される。そして、少なくとも一つの電気機器の電気機器側処理手段は、第1の送信情報を、少なくとも一つの電気機器の電気機器側記憶手段に記憶されている複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置であって、電気機器側無線通信手段と携帯端末装置側無線通信手段との間で小電力データ通信が可能であると判定している携帯端末装置のうち、優先順位が最も高い携帯端末装置宛に送信する。
また、管理装置側記憶手段には、少なくとも一つの電気機器を示す電気機器識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて、少なくとも一つの電気機器の電気機器側記憶手段に記憶されている複数の携帯端末装置識別情報が記憶される。すなわち、管理装置側記憶手段には、複数の携帯端末装置を使用するユーザーを示すユーザー識別情報に対応させて、当該複数の携帯端末装置を示す複数の携帯端末装置識別情報が記憶される。
本形態では、ユーザー宅内で複数の携帯端末装置を使用可能であり、汎用性をより高めることができる。また、複数の携帯端末装置に優先順位を設定することにより、電気機機器側処理手段を簡単に構成することができる。
第1発明および第2発明の異なる形態では、管理装置側記憶手段には、少なくとも一つのユーザー識別情報に対応させて連絡先情報が記憶されている。
そして、管理装置側処理手段は、管理装置側記憶手段に連絡先情報が記憶されているユーザー識別情報に対応する携帯端末装置識別情報で示される全ての携帯端末装置から第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない場合には、当該ユーザー識別情報に対応させて記憶されている連絡先情報で示される連絡先に連絡する。
本形態では、ユーザー宅内で使用可能な携帯端末装置の全てがユーザー宅内に存在しないこと(例えば、ユーザー宅内に誰もいない)を迅速に認識することができる。
第1発明および第2発明の異なる形態では、管理装置側記憶手段には、携帯端末装置識別情報に対応させて連絡先情報が記憶されている。
そして、管理装置側処理手段は、管理装置側記憶手段に連絡先情報が記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置から第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない場合には、当該携帯端末装置識別情報に対応させて記憶されている連絡先情報で示される連絡先に連絡する。
本形態では、ユーザー宅内で使用可能な携帯端末装置がユーザー宅内に存在しないこと(例えば、携帯端末装置を携帯する人が不在)を迅速に認識することができる。
本発明は、ユーザーが通常携帯している携帯端末装置を用いて消費電力量監視装置を構成することにより、安価な消費電力量監視装置を提供することがきる。
第1の実施形態の消費電力量監視装置のブロック図である。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器(1)データベースの一例を示す図である。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器(2)データベースの一例を示す図である。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の携帯端末装置データベースの一例を示す図である。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の接続装置データベースの一例を示す図である。 第1の実施形態の消費電力量監視装置のユーザー情報データベースの一例を示す図である。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を説明する図である。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の携帯端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の消費電力量監視装置の管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を説明する図である。 第2の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の消費電力量監視装置の携帯端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の消費電力量監視装置のブロック図である。 第3の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器(1)データベースの一例を示す図である。 第3の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器(2)データベースの他の例を示す図である。 第3の実施形態の消費電力量監視装置の携帯端末装置データベースの一例を示す図である。 第3の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を説明する図である。 第4の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を説明する図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置のブロック図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器(1)データベースの一例を示す図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器(2)データベースの他の例を示す図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置の携帯端末装置(1)データベースの一例を示す図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置の携帯端末装置(2)データベースの一例を示す図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置のユーザー情報データベースの一例を示す図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を説明する図である。 第5の実施形態の消費電力量監視装置の管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を説明する図である。 第6の実施形態の消費電力量監視装置の電気機器の動作の一例を示すフローチャートである。 携帯端末装置の表示手段に表示される「在/不在画面」の一例を示す図である。 携帯端末装置の表示手段に表示される「在/不在画面」の他の例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の消費電力量監視装置の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。本実施形態の消費電力量監視装置は、電気機器、携帯端末装置、接続装置、管理装置を備えている。図1には、電気機器(1)110(以下、「第1の電気機器110」という)、電気機器(2)120(以下、「第2の電気機器120」という)、携帯端末装置210、250、接続装置310、350、管理装置510が示されている。携帯端末装置210は、ユーザー[U111]が携帯し、第1の電気機器110、第2の電気機器120および接続装置310は、ユーザー[U111]の自宅(以下、「ユーザー[U111]宅」という)に設けられている。また、携帯端末装置250は、ユーザー[U222]が携帯し、接続装置350は、ユーザー[U222]宅に設けられている。
「ユーザーの自宅(ユーザー宅)に設けられている」という記載は、「ユーザーが所有あるいは借用している敷地(敷地内に建築されている一戸建て住宅を含む)あるいは区分所有建物(マンション、アパート)に設けられている」ことを意味する。第1の電気機器110、第2の電気機器120は、電気を消費する機器であり、例えば、空気調和器(エアコン)、冷蔵庫、電気温水器、照明灯、洗濯機等が含まれる。なお、図1には、本実施形態の消費電力量監視装置が簡略化されて示されている。
本実施形態では、携帯端末装置210(250)として、ユーザーが携帯可能であり、ユーザー[U111]宅内(ユーザー[U222]宅内)において、少なくとも無線LAN、好適には、WiFi通信方式の無線LAN(「WiFiLAN」という)を介した小電力データ通信が可能な携帯端末装置が用いられる。例えば、スマートフォンやタブレット等が用いられる。「小電力データ通信」は、免許を要しない無線通信方式であり、定められた周波数帯(例えば、2.4GHz帯、5GHz帯)内の周波数で、定められた値以下(例えば、10mW以下)の空中線電力を有する電波を用いる近距離通信用の無線通信方式である。
また、接続装置310(350)として、ユーザー[U111]宅内(ユーザー[U222]宅内)において、第1の電気機器110、第2の電気機器120、携帯端末装置210が無線LANを介した小電力データ通信が可能な無線LANルーターが用いられる。好適には、接続装置310をアクセスポイント(「SSID」と呼ばれる)とするWiFiLANを構築するWiFiルーターが用いられる。
なお、図1において、M1は、ユーザー[U111]宅に設けられている接続装置310よって構築される(接続装置310をアクセスポイントとする)WiFiLANの通信エリアを示し、M1aは、接続装置310により構築されるWiFiLANで使用される無線通信回線を示している。また、M2は、ユーザー[U222]宅に設けられている接続装置350により構築される(接続装置350をアクセスポイントとする)WiFiLANの通信エリアを示し、M2aは、接続装置350により構築されるWiFiLANで使用される無線通信回線を示している。WiFiLANで使用される無線通信回線(M1a、M2a)は、通常、アクセスポイント(SSID)によって規定(識別)される。
また、Sは、接続装置310、350と管理装置510を接続する通信回線であり、好適には、インターネット回線が用いられる。
また、410は、通信事業者により構築される移動通信ステムを構成する基地局を示し、N1は、基地局410の通信エリアを示し、N1aは、通信エリアN1内において使用される無線通信回線を示している。通常、基地局410の通信エリアN1は、接続装置310の通信エリアM1より広い。また、基地局410の通信エリアN1は、接続装置310の通信エリアM1や接続装置350の通信エリアM2を含むこともある。
ユーザー[U111]が携帯する携帯端末装置210は、ユーザー[U111]宅に設けられている接続装置310の通信エリアM1内では、無線通信回線M1aを介して接続装置310と通信することができるが、通信エリアM1外(例えば、破線で示されている位置)では、無線通信回線M1aを介して接続装置310と通信することができない。また、携帯端末装置210は、ユーザー[U111]宅に設けられている接続装置310の通信エリアM1外であっても、基地局410の通信エリアN1内において、基地局410および通信回線(インターネット回線)Sを介して管理装置510に接続することができる。
なお、携帯端末装置210、220を管理装置510に接続することによって、管理装置510で管理している情報、例えば、ユーザー[U111]宅に設けられている電気機器110、120の消費電力量や、電気機器110、120の消費電力量を加算した総消費電力量、ユーザー[U111]宅内における在/不在状態等を携帯端末装置210、250の表示手段で確認することができる。なお、パソコンを管理装置510に接続することによって、管理装置510で管理している情報をパソコンの表示手段で確認することもできる。
第1の電気機器110は、電気機器側処理手段111、電気機器側記憶手段112、電気機器側測定手段114.電気機器側無線通信手段115を有している。各手段は、一体に構成されていてもよいし、別体に構成されていてもよい。
電気機器側記憶手段112には、電気機器(1)データベースが記憶されている。電気機器(1)データベースの一例が図2に示されている。
図2に示されている電気機器(1)データベースには、第1の電気機器110を示す電気機器識別情報「A110」、第1の電気機器110の消費電力量指標を送信する携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」、携帯端末装置210と通信するための無線通信回線M1a(WiFiLAN)を示す無線通信回線識別情報「R310」、無線通信回線M1aに接続するための暗号化キー「m000」、第1の電気機器110(電気機器側無線通信手段115)と携帯端末装置210(携帯端末装置側無線通信手段215)が無線通信回線M1aを介して接続されているか否かを示す接続/非接続判定情報(「接続/非接続情報」ともいう)、第1の電気機器110の消費電力量を示す消費電力量指標、携帯端末装置210に送信した消費電力量指標および送信時刻、その他の情報が記憶される。無線通信回線識別情報としては、典型的には、WiFiLANのアクセスポイント(SSID)が用いられる。
接続/非接続判定情報は、例えば、第1の電気機器110(電気機器側無線通信手段115)と携帯端末装置210(携帯端末装置側無線通信手段215)の間で無線通信回線M1aを介した小電力データ通信が可能であるか否かを示している。電気機器(1)データベースの接続/非接続判定情報は、第1の電気機器110の電気機器側処理手段111によって設定される。
電気機器側測定手段114は、第1の電気機器110の消費電力量指標を算出するための電気量を測定する。
例えば、第1の電気機器110の消費電力量指標として、第1の電気機器110に印加される電圧V、第1の電気機器110を流れる電流I、電圧Vと電流Iとの位相差θにより表される力率cosθにより算出される消費電力T(W)(=V×I×cosθ)の積分値を用いる場合には、電気機器側測定手段114は、電圧V、電流I、力率cosθを測定する。
また、第1の電気機器110に印加される電圧Vはほぼ一定であり、第1の電気機器110の力率cosθの平均値は予め算出されているから、電圧Vと力率cosθとして概略値を用いることができる。したがって、第1の電気機器110の消費電力量指標として、電流Iの積分値を用いることができる。この場合、電気機器側測定手段114は、電流Iを測定する。なお、この場合の第1の電気機器110の消費電力量の概略値は、[電流Iの積分値×電圧V(概略値)×力率cosθ(概略値)]により算出される。
電気機器側測定手段114は、第1の電気機器110に予め取り付けられていてもよいし、後から第1の電気機器に取り付けてもよい。
なお、電気機器データベースに記憶する消費電力量指標としては、任意の時点からの消費電力量指標の累積値を用いるのが好ましい。また、消費電力量指標を送受信する際には、消費電力量指標の累積値と送信時刻あるいは消費電力量指標の累積値と受信時刻を記憶するように構成するのが好ましい。この場合、任意の第1の時刻から任意の第2の時刻までの期間内における消費電力量は、第2の時刻における消費電力量指標の累積値から第1の時刻における消費電力量指標の累積値を減算した値に基づいて容易に判別することができる。また、消費電力量指標の累積値を用いることにより、携帯端末装置を携帯するユーザーがユーザー宅内に不在である不在期間に、消費電力量指標を電気機器から携帯端末装置また携帯端末装置から管理装置に送信することができなくとも、不在期間の前後に送受信した消費電力量指標により不在期間を含む期間内における消費電力量を容易に判別することができる。
勿論、電気機器データベースに記憶する消費電力量指標は、任意の第1の時刻から任意の第2の時刻までの期間内における消費電力量指標を判別することができればよく、任意の時点からの消費電力量指標の累積値に限定されない。
電気機器側無線通信手段115は、アンテナや変復調手段等を含んでいる。
電気機器側無線通信手段115は、ユーザー[U111]宅内において、接続装置310(接続装置側無線通信手段315)をアクセスポイントとするWiFiLAN(無線通信回線M1a)を介して携帯端末装置210の携帯端末装置側無線通信手段215等と通信可能に構成されている。
第2の電気機器120は、第1の電気機器110と同様に、電気機器側処理手段121、電気機器側記憶手段122、電気機器側測定手段124.電気機器側無線通信手段125を有している。
電気機器側記憶手段122には、電気機器(2)データベースが記憶されている。電気機器(2)データベースの一例が図3に示されている。図3に示されている電気機器(2)データベースには、図2に示されている電気機器(1)データベースと同様の情報が記憶される。なお、電気機器(2)データベースの電気機器識別情報として、第2の電気機器120を示す電気機器識別情報「A120」が記憶される。
電気機器側処理手段121、電気機器側測定手段124、電気機器側無線通信手段125は、第1の電気機器110の電気機器側処理手段111、電気機器側測定手段114、電気機器側無線通信手段125と同様の構成である。
携帯端末装置210は、携帯端末装置側処理手段211、携帯端末装置側記憶手段212、携帯端末装置側表示手段213、携帯端末装置側無線通信手段215を有している。
携帯端末装置側記憶手段212には、携帯端末装置データベースが記憶されている。携帯端末装置データベースの一例が図4に示されている。
図4に示されている携帯端末装置データベースには、携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」、ユーザー[U111]宅に設けられている第1の電気機器110および第2の電気機器120を示す電気機器識別情報「A110」および「A120」、第1の電気機器110および第2の電気機器120と通信するための無線通信回線M1a(WiFiLAN)を示す無線通信回線識別情報「R310」、無線通信回線M1aに接続するための暗号化キー「m000」、携帯端末装置210(携帯端末装置側無線通信手段215)と第1の電気機器110(電気機器側無線通信手段115)および第2の電気機器120(電気機器側無線通信手段125)が無線通信回線M1aを介して接続されているか否かを示す接続/非接続判定情報、第1の電気機器110および第2の電気機器120から受信した消費電力量指標および受信時刻、消費電力量指標を送信する管理装置510を示す管理装置識別情報「D510」、管理装置510に送信した第1の電気機器110および第2の電気機器120の消費電力量指標および送信時刻、その他の情報が記憶される。携帯端末装置データベースの接続/非接続判定情報は、携帯端末装置210の携帯端末装置側処理手段211によって設定される。
なお、第1の電気機器110および第2の電気機器120から携帯端末装置210に消費電力量指標を送信する時期(タイミング)と、携帯端末装置210から管理装置510に消費電力量指標を送信する時期(タイミング)は異なっている。例えば、第1の電気機器110および第2の電気機器120は、5分毎に消費電力量指標を携帯端末装置210に送信し、携帯端末装置210は、30分毎に消費電力量指標を管理装置510に送信する。このため、図4に示されている携帯端末装置データベースに記憶される消費電力量指標(g)は、管理装置510に送信する時点と第1の電気機器110あるいは第2の電気機器から受信した時点で異なる場合がある。
携帯端末装置側表示手段213は、例えば、表示機能と入力機能を備えるタッチパネルにより構成される。本実施形態では、携帯端末装置側表示手段213には、管理装置510から受信した情報、例えば、ユーザー[U111]宅に設けられている第1の電気機器110および第2の電気機器120の消費電力量、第1の電気機器110および第2の電気機器120の消費電力量を加算した総消費電力量、ユーザー[U111]や家族の在/不在状態等を表示することができる。
携帯端末装置側無線通信手段215は、アンテナや変復調手段等を含んでいる。
携帯端末装置側無線通信手段215は、ユーザー[U111]宅内において、接続装置310(接続装置側無線通信手段315)をアクセスポイントとするWiFiLAN(M1a)を介して接続装置310の接続装置側無線通信手段315や、第1の電気機器110の電気機器側無線通信手段115および第2の電気機器120の電気機器側無線通信手段125等と通信可能に構成されている。
接続装置310は、接続装置側処理手段311、接続装置側記憶手段312.接続装置側無線通信手段315、接続装置側通信手段316を有している。
接続装置側記憶手段312には、接続装置データベースが記憶されている。接続装置データベースの一例が図5に示されている。
図5に示されている接続装置データベースには、接続装置310を示す接続装置識別情報「S310」、接続装置310(接続装置側無線通信手段315)をアクセスポイントとするWiFiLANで使用される無線通信回線M1aを示す無線通信回線識別情報「R310」、無線通信回線M1aに接続するための暗号化キー「m000」、その他の情報が記憶される。なお、接続装置識別情報「S310」としては、例えば、アドレス(グローバルアドレス)が用いられ。なお、接続装置データベースには、無線通信回線M1aを介して通信可能な電気機器110および電気機器120を示す電気機器識別情報や、携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報等を記憶することもできる。
接続装置側無線通信手段315は、アンテナや変復調手段等を含んでいる。
接続装置側無線通信手段315は、ユーザー[U111]宅内において、接続装置310(接続装置側無線通信手段315)をアクセスポイントとするWiFiLAN(M1a)を介して第1の電気機器110の電気機器側無線通信手段115、第2の電気機器120の電気機器側無線通信手段125、携帯端末装置210の帯端末装置側無線通信手段215等と通信可能に構成されている。
接続装置側通信手段316は、通信回線、好適には、インターネット回線Sを介して、管理装置510の管理装置側通信手段516と通信可能に構成されている。
管理装置510は、管理装置側処理手段511、管理装置側記憶手段512、管理装置側通信手段516を有している。
管理装置側記憶手段512には、ユーザー情報データベースが記憶されている。ユーザー情報データベースの一例が図6に示されている。
図6に示されているユーザー情報データベースには、ユーザーを示すユーザー識別情報「U111」、「U222」に対応させて、ユーザーの氏名、住所、ユーザー宅に設けられている接続装置を示す接続装置識別情報「S310」、「S350」、ユーザーが携帯する携帯端末装置210、250を示す携帯端末装置識別情報「X210」、「X250」、携帯端末装置(携帯端末装置を携帯するユーザー)がユーザー宅内に在宅している否かを示す在/不在判定情報(「在/不在情報」ともいう)、ユーザーが不在であることが判定された時に連絡する連絡先を示す不在時連絡先、ユーザー宅に設けられている電気機器を示す電気機器識別情報「A110」、「A120」、各電気機器の消費電力量指標および受信時刻、その他の情報が記憶される。
管理装置側通信手段516は、接続装置310の接続装置側通信手段316と通信回線(インターネット回線S)を介して通信可能に構成されている。
なお、電気機器データベース、携帯端末装置データベース、接続装置データベース、ユーザー情報データベースに記憶される電気機器識別情報、携帯端末装置識別情報、接続装置識別情報、管理装置識別情報としては、名称、コード、アドレス(例えば、プライベートアドレスあるいはグローバルアドレス、MACアドレス)等の種々の情報を用いることができる。
次に、第1の実施形態の消費電力量監視装置の動作を説明する。
第1の実施形態の消費電力量監視装置では、電気機器および携帯端末装置は、ユーザー宅内において、接続装置をアクセスポイントとするWiFiLANを介して小電力データ通信を行うように構成されている。
また、電気機器と携帯端末装置との間で小電力データ通信が可能であるか否かを判定する方法として、電気機器と携帯端末装置がWiFiLANを介して接続されているか否か(接続/非接続)を判定する方法を用いている。本実施形態では、電気機器から携帯端末装置宛に接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して携帯端末装置から電気機器宛に接続応答信号を送信する。そして、電気機器側では、接続応答信号を受信するか否かによって電気機器と携帯端末装置との接続/非接続を判定し、携帯端末装置側では、接続確認信号を受信するか否かによって電気機器と携帯端末装置との接続/非接続を判定する。
第1の実施形態では、電気機器から携帯端末装置に接続確認信号を送信するため、携帯端末装置の消費電力を低減することができる。
第1の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を、図7を参照して説明する。
各電気機器は、適宜の時期に(例えば、非常に短い時間毎に)、携帯端末装置宛の接続確認信号を無線通信回線M1aで送信する。携帯端末装置宛の接続確認信号は、接続装置を介して携帯端末装置に送信される。
携帯端末装置は、各電気機器から自己の携帯端末装置宛に送信された接続確認信号を受信すると、受信した接続確認信号を送信した電気機器宛の接続応答信号を無線通信回線M1aで送信する。電気機器宛の接続応答信号は、接続装置を介して電気機器に送信される。
各電気機器は、携帯端末装置宛に接続確認信号を送信してから接続判定期間内に携帯端末装置からの接続応答信号を受信することによって、自己の電気機器と携帯端末装置が接続されていることを判定(接続判定)する。また、携帯端末装置からの接続応答信号を設定期間以上受信していない(携帯端末装置からの接続応答信号を前回受信してから設定期間以上経過している)ことによって、自己の電気機器と携帯端末装置が接続されていないことを判定(非接続判定)する。接続判定期間としては、通常状態において接続確認信号を送信してから接続確認信号を受信するまでに要する期間より長い(余裕をもたせた)期間が設定される。
携帯端末装置は、各電気機器からの接続確認信号の少なくとも一つを受信することによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていることを判定(接続判定)する。また、全ての電気機器について、電気機器からの接続確認信号を設定期間以上受信していない(電気機器からの接続確認信号を前回受信してから設定期間以上経過している)ことによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていないことを判定(非接続判定)する。
電気機器は、適宜の時期に(例えば、5分毎に)、自己の電気機器と携帯端末装置が接続されている(接続判定されている)場合に、携帯端末装置宛の第1の送信情報(電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報を含む)を無線通信回線M1aで送信する。携帯端末装置宛の第1の送信情報は、接続装置を介して携帯端末装置に送信される。
携帯端末装置は、自己の携帯端末装置宛の第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を電気機器識別情報に対応させて記憶する。また、携帯端末装置は、適宜の時期(例えば、30分毎)に、携帯端末装置と接続装置との間が接続されている(接続判定されている)場合に、管理装置宛の第2の送信情報(各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、携帯端末装置識別情報を含む)を無線通信回線M1aで送信する。管理装置宛の第2の送信情報は、接続装置および通信回線(インターネット回線S)を介して管理装置に送信される。
管理装置は、自己の管理装置宛の第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を、携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報および各電気機器の電気機器識別情報に対応させて記憶する。
なお、管理装置は、携帯端末装置からの第2の送信情報を受信することによって、当該携帯端末装置がユーザー宅内に存在することを判定(当該携帯端末装置を携帯するユーザーが在宅することを在宅判定)する。また、携帯端末装置からの第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない(携帯端末装置からの第2の送信情報を前回受信してから不在判定期間以上経過している)ことによって、当該携帯端末装置がユーザー宅内に存在しないことを判定(当該携帯端末装置を携帯するユーザーが不在であることを不在判定)する。不在判定期間としては、ユーザーが在宅している状態において、携帯端末装置から第2の送信情報を受信する期間より長い(余裕をもたせた)期間が設定される。例えば、携帯端末装置からの第2の送信情報の送信間隔が30分に設定されている場合には、不在判定期間は50分に設定される。
先ず、第1の電気機器110と第2の電気機器120の動作を説明する。第1の電気機器110の動作と第2の電気機器120の動作は基本的に同じであるから、以下では、第1の電気機器110の動作について説明する。
第1の電気機器110の動作の一例を、図8に示すフローチャートにより説明する。図8に示されているフローチャートの動作は、主に、電気機器側処理手段111によって実行される。
図8に示されているフローチャートの動作は、適宜のタイミングで開始される。
ステップA1では、第1の電気機器110で電力が消費されているか否かを判断する。電力が消費されているか否かは、例えば、電気機器側測定手段114によって第1の電気機器110を流れている電流Iが測定されているか否かによって判断する。電力が消費されていると判断した場合にはステップA2に進み、電力が消費されていないと判断した場合にはステップA3に進む。
ステップA2では、電気機器側測定手段114で測定した電気量により第1の電気機器110の消費電力量指標を算出し、算出した消費電力量指標を電気機器側記憶手段112(電気機器(1)データベース)に記憶した後、ステップA3に進む。
ステップA3では、接続確認信号送信時期であるか否かを判断する。接続確認信号送信は、例えば、非常に短い時間間隔毎に送信される。なお、複数の電気機器から同時に接続確認信号が送信されると、干渉によりエラーが発生するおそれがある。このため、各電気機器からの接続確認信号の送信時期をずらせるのが好ましい。例えば、共通の接続信号送信時期に対して、電気機器毎にランダムな遅れ期間あるいは進み期間を設定する。接続確認信号送信時期である場合にはステップA4に進み、接続確認信号送信時期でない場合にはステップA7に進む。
ステップA4では、接続確認信号を、電気機器側記憶手段112に記憶されている携帯端末装置識別情報「X210」で示される携帯端末装置210宛に、電気機器側無線通信手段115から無線通信回線M1aで送信した後、ステップA5に進む。
ステップA5では、接続確認信号を送信した携帯端末装置210から接続応答信号を受信したか否かを判断する。ステップA5では、接続判定期間内に接続応答信号を受信したか否かを判断する。接続判定期間内に接続確認信号を受信した場合にはステップA6に進み、接続判定期間間内に接続確認信号を受信しなかった場合にはステップA8に進む。
ステップA6では、第1の電気機器110と携帯端末装置210が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。そして、電気機器側記憶手段112の、携帯端末装置識別情報「X210」に対応する接続/非接続判定情報を接続状態に設定した後、ステップA10に進む。
ステップA7では、電気機器側記憶手段112に記憶されている携帯端末装置識別情報「X210」で示される携帯端末装置210が接続判定されているか否かを判断する。例えば、電気機器側記憶手段112の、携帯端末装置識別情報「X210」に対応する接続/非接続判定情報が接続状態に設定されているか否かを判断する。携帯端末装置210が接続判定されている場合にはステップA10に進み、接続判定されていない(非接続判定されている)場合にはステップA1に戻る。
ステップA8では、設定期間以上携帯端末装置210から接続応答信号を受信していないか否か(携帯端末装置210からの接続応答信号を前回受信してから設定期間が経過しているか否か)を判断する。携帯端末装置210からの接続応答信号を設定期間内に受信している場合にはステップA10に進み、設定期間以上受信していない場合にはステップA9に進む。設定期間としては、接続確認信号の送信間隔以上の期間が設定される。例えば、設定期間は、接続確認信号の送信間隔の2〜5倍の期間に設定される。
ステップA9では、電気機器側記憶手段112(電気機器(1)データベース)の、携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」に対応する接続/非接続判定情報を非接続状態に設定した後、ステップA1に戻る。
なお、ステップA8を省略し、ステップA5で、接続判定期間内に接続応答信号を受信しなかったことが判定された場合には、直ちにステップA9に進むように構成することもできる。
ステップA10では、消費電力量指標を電気機器から携帯端末装置に送信する時期(消費電力量指標送信時期)であるか否かを判断する。消費電力量指標送信時期は、好適には、一定期間毎、例えば、1分毎や5分毎等が設定される。消費電力量指標送信時期である場合にはステップA11に進み、消費電力量指標送信時期でない場合にはステップA1に戻る。
ステップA11では、電気機器側記憶手段112(電気機器(1)データベース)に記憶されている消費電力量指標および第1の電気機器110を示す電気機器識別情報「A110」を含む第1の送信情報を、電気機器側記憶手段112に記憶されている携帯端末装置識別情報「X210」で示される携帯端末装置210宛に、電気機器側無線通信手段115から無線通信回線M1aで送信した後、ステップA1に戻る。
なお、接続装置310は、携帯端末装置210宛の第1の送信情報を、無線通信回線M1aを介して接続装置側無線通信手段315で受信すると、受信した第1の送信情報を当該携帯端末装置210宛に、接続装置側無線通信手段315から無線通信回線M1aで送信する。
次に、携帯端末装置210の動作の一例を、図9に示すフローチャートにより説明する。図9に示されているフローチャートの動作は、主に、携帯端末装置側処理手段211によって実行される。
図9に示されているフローチャートの動作は、適宜のタイミングで開始される。
ステップB1では、携帯端末装置側記憶手段212(携帯端末装置データベース)に記憶されている電気機器識別情報で示される電気機器(図4に示されている携帯端末装置データベースでは、電気機器識別情報「A110」で示される第1の電気機器110、電気機器識別情報「A120」で示される第2の電気機器120)のいずれかからの接続確認信号を受信したか否かを判断する。いずれかの電気機器からの接続確認信号を受信した場合にはステップB2に進み、いずれかの電気機器からの接続確認信号を受信していない場合にはステップB4に進む。
ステップB2では、ステップB1で受信した接続確認信号を送信した電気機器宛に接続応答信号を送信した後、ステップB3に進む。
ステップB3では、携帯端末装置210とステップB1で受信した接続確認信号を送信した電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。そして、携帯端末装置側記憶手段212の、当該接続判定した電気機器を示す電気機器識別情報に対応する接続/非接続判定情報を接続状態に設定した後、ステップB6に進む。
ステップB4では、携帯端末装置側記憶手段212に記憶されている電気機器識別情報で示される電気機器の中に、設定期間以上接続確認信号を受信していない電気機器が存在するか否かを判断する。ステップB4の設定期間としては、接続確認信号の送信間隔以上の期間が設定される。例えば、図8に示されているステップA8の設定期間が用いられる。設定期間以上接続確認信号を受信していない(前回接続確認信号を受信してから設定期間経過している)電気機器が存在しない場合にはステップB6に進み、設定期間以上接続確認信号を受信していない電気機器が存在する場合にはステップB5に進む。
ステップB5では、携帯端末装置210と、ステップB4で設定期間以上接続確認信号を受信していないことを判定した電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていないことを判定(非接続判定)する。そして、携帯端末装置側記憶手段212の、当該非接続判定した電気機器を示す電気機器識別情報に対応する接続/非接続判定情報を非接続状態に設定した後、ステップB6に進む。
ステップB6では、いずれかの電気機器からの第1の送信情報を受信したか否かを判断する。いずれかの電気機器からの第1の送信情報を受信した場合にはステップB7に進み、第1の送信情報を受信していない場合にはステップB8に進む。
ステップB7では、受信した第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を、受信した第1の送信情報に含まれている電気機器識別情報に対応させて携帯端末装置側記憶手段212に記憶した後、ステップB8に進む。
ステップB8では、各電気機器の消費電力量指標を携帯端末装置210から管理装置510に送信する時期(消費電力量指標送信時期)であるか否かを判断する。各電気機器の消費電力量指標を管理装置に送信する消費電力量送信時期は、好適には、一定期間(一定時間)毎、例えば、30分毎(例えば、毎時0分と30分)や1時間毎(例えば、毎時0分)等が設定される。なお、複数の携帯端末装置から同時に第1の送信情報を管理装置宛に送信すると、干渉によりエラーが発生するおそれがある。このため、各携帯端末装置における消費電力量指標送信時期をずらせるのが好ましい。例えば、共通の消費電力量指標送信時期に対して、携帯端末装置毎にランダムな遅れ時間あるいは進み時間を設定する。消費電力量指標送信時期である場合にはステップB9に進み、消費電力量指標送信時期でない場合にはステップB1に戻る。
ステップB9では、携帯端末装置210と接続装置310が無線通信回線M1aを介して接続されているか否かを判断する。ここで、携帯端末装置210といずれかの電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていれば、携帯端末装置210と接続装置310が無線通信回線M1aを介して接続されているということができる。すなわち、携帯端末装置側記憶手段212の、各電気機器識別情報に対応する接続/非接続判定情報のいずれかが接続状態に設定されているか否か(いずれかの電気機器が接続判定されているか否か)に基づいて、携帯端末装置210と接続装置310が無線通信回線M1aを介して接続されている否かを判断することができる。いずれかの電気機器が接続判定されている場合にはステップB10に進み、全ての電気機器が接続判定されていない(非接続判定されている)場合にはステップB1に戻る。
ステップB10では、携帯端末装置側記憶手段212に記憶されている各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、自己の携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報を含む第2の送信情報を、携帯端末装置側記憶手段212に記憶されている管理装置識別情報「D510」で示される管理装置510宛に、携帯端末装置側無線通信手段215から無線通信回線M1aで送信した後、ステップB1に戻る。
なお、接続装置310は、管理装置510宛の第2の送信情報を、無線通信回線M1aを介して接続装置側無線通信手段315で受信すると、受信した第2の送信情報を当該管理装置510宛に接続装置側通信手段316から通信回線(インターネット回線S)を介して送信する。
次に、管理装置510の動作の一例を、図10に示すフローチャートにより説明する。図10に示されているフローチャートの動作は、主に、管理装置側処理手段511によって実行される。
図10に示されているフローチャートの動作は、適宜のタイミングで開始される。
ステップC1では、在宅判定されている携帯端末装置(図6に示されているユーザー情報データベースの、在/不在判定情報が在宅状態に設定されている携帯端末装置)の中に、管理装置510が不在判定期間以上第2の送信情報を受信していない携帯端末装置が存在するか否かを判断する。ステップC1の不在判定期間としては、例えば、第2の送信情報の送信間隔以上に設定される。例えば、不在判定期間は、第2の送信情報の送信間隔の2〜5倍に設定される。不在判定期間以上第2の送信情報を受信していない携帯端末装置が存在する場合にはステップC2に進み、存在しない場合にはステップC5に進む。
ステップC2では、ステップC1で、不在判定期間以上第2の送信情報を受信していないと判断された携帯端末装置を不在判定する。すなわち、管理装置側記憶手段512(ユーザー情報データベース)の、当該携帯端末装置を示す端末装置識別情報に対応する在/不在判定情報を不在状態に設定する。
ステップC3では、管理装置側記憶手段512に、ステップC2で不在判定された携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報に対応させて(ユーザーが1台の携帯端末装置を登録している場合には、携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて)不在時連絡先が記憶(登録)されているか否かを判断する。不在時連絡先が記憶(登録)されている場合にはステップC4に進み、不在時連絡先情報が記憶(登録)されていない場合にはステップC5に進む。
ステップC4では、記憶されている不在時連絡先に連絡した後、ステップC5に進む。
管理装置側記憶手段512(ユーザー情報データベース)に、ユーザー識別情報に対応させて不在時連絡先情報を記憶(登録)することにより、ユーザー宅内に誰もいないことを容易、迅速に認識することができる。
ステップC5では、いずれかの携帯端末装置からの第2の送信情報を管理装置側通信手段516で受信したか否かを判断する。第2の送信情報を受信した場合にはステップC6に進み、第2の送信情報を受信していない場合にはステップC1に戻る。
ステップC6では、ステップC5で受信した第2の送信情報を送信した携帯端末装置が不在判定されているか否かを判断する。すなわち、管理装置側記憶手段512の、当該携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報に対応する在/不在判定情報が不在状態に設定されているか否かを判断する。受信した第2の送信情報を送信した携帯端末装置が不在判定されている場合にはステップC7に進み、不在判定されていない(在宅判定されている)場合にはステップC8に進む。
ステップC7では、ステップC5で受信した第2の送信情報を送信した携帯端末装置を在宅判定した後、ステップC8に進む。すなわち、管理装置側記憶手段512の、当該携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報に対応する在/不在判定情報を在宅状態に設定する。
ステップC8では、ステップC5で受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を、受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報および各電気機器の電気機器識別情報に対応させて管理装置側記憶手段512(ユーザー情報データベース)に記憶する。
第1の実施形態では、電気機器(例えば、第1の電気機器110、第2の電気機器120)と携帯端末装置210との接続/非接続状態を判別するために、電気機器は、携帯端末装置210宛に接続確認信号を送信し、携帯端末装置210は、電気機器からの接続確認信号の受信に応答して接続応答信号を当該電気機器宛に送信するように構成したが、電気機器と携帯端末装置との接続/非接続状態を判別する方法はこれに限定されない。
以下に、第2の実施形態の消費電力量監視装置を説明する。
第2の実施形態の消費電力量監視装置では、携帯端末装置から各電気機器宛に接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して各電気機器から携帯端末装置宛に接続応答信号を送信する。そして、携帯端末装置側では、各電気機器からの接続応答信号を受信するか否かによって各電気機器と携帯端末装置との接続/非接続状態を判定し、各電気機器側では、接続確認信号を受信するか否かによって自己の電気機器と携帯端末装置との接続/非接続状態を判定する。
第2の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を、図11を参照して説明する。
携帯端末装置は、適宜の時期に、各電気機器宛の接続確認信号を無線通信回線M1aで送信する。各電気機器宛の接続確認信号は、接続装置を介して各電気機器に送信される。
各電気機器は、携帯端末装置から自己の電気機器宛に送信された接続確認信号を受信すると、携帯端末装置宛の接続応答信号を無線通信回線M1aで送信する。携帯端末装置宛の接続応答信号は、接続装置を介して携帯端末装置に送信される。
携帯端末装置は、少なくとも一つの電気機器に対して、接続確認信号を送信してから接続判定期間内に接続応答信号を受信することによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていることを判定(接続判定)する。また、全ての電気機器について、電気機器からの接続応答信号を設定期間以上受信していない(電気機器からの接続応答信号を前回受信してから設定期間以上経過している)ことによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていないことを判定(非接続判定)する。
各電気機器は、携帯端末装置からの接続確認信号を受信することによって、自己の電気機器と携帯端末装置が接続されていることを判定(接続判定)する。また、携帯端末装置からの接続確認信号を設定期間以上受信していないことによって、自己の電気機器と携帯端末装置が接続されていないことを判定(非接続判定)する。
各電気機器から携帯端末装置に第1の送信情報(消費電力量指標および電気機器識別情報を含む)を送信する処理、携帯端末装置から管理装置に第2の送信情報(各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、携帯端末装置識別情報を含む)を送信する処理、第2の送信情報に含まれている情報を管理装置側記憶手段(ユーザー情報データベース)に記憶する処理は、図7に示されている処理と同様である。
先ず、第1の電気機器110と第2の電気機器120の動作を説明する。第1の電気機器110の動作と第2の電気機器120の動作は基本的に同じであるから、以下では、第1の電気機器110の動作について説明する。
第1の電気機器110の動作の一例を、図12に示すフローチャートにより説明する。
ステップD1では、第1の電気機器110で電力が消費されているか否かを判断する。電力が消費されている場合にはステップD2に進み、電力が消費されていない場合にはステップD3に進む。
ステップD2では、第1の電気機器110の消費電力量指標を算出して電気機器側記憶手段112に記憶した後、ステップD3に進む。
ステップD3では、携帯端末装置210からの接続確認信号を受信したか否かを判断する。携帯端末装置210からの接続確認信号を受信した場合にはステップD4に進み、携帯端末装置210から接続確認信号を受信していない場合にはステップD6に進む。
ステップD4では、受信した接続確認信号を送信した携帯端末装置210宛に接続応答信号を送信した後、ステップD5に進む。
ステップD5では、第1の電気機器110と携帯端末装置210が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。そして、電気機器側記憶手段112の、携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」に対応する接続/非接続判定情報を接続状態に設定した後、ステップD8に進む。
ステップD6では、設定期間以上携帯端末装置210からの接続確認信号を受信していないか否か(携帯端末装置210からの接続確認信号を前回受信してから設定期間以上経過しているか否か)を判断する。設定期間内に接続確認信号を受信している場合にはステップD8に進み、設定期間以上接続確認信号を受信していない場合にはステップD7に進む。設定期間としては、接続確認信号の送信間隔以上の期間が設定される。例えば、設定期間は、接続確認信号の送信間隔の2〜5倍の期間に設定される。
ステップD7では、電気機器側記憶手段112の、携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」に対応する接続/非接続判定情報を非接続状態に設定した後、ステップD1に戻る。
ステップD8では、電気機器110から携帯端末装置210に第1の送信情報を送信する時期(消費電力量指標送信時期)であるか否かを判断する。消費電力量指標送信時期である場合にはステップD9に進み、消費電力量指標送信時期でない場合にはステップD1に戻る。
ステップD9では、電気機器側記憶手段112に記憶されている電気機器110の消費電力量指標および電気機器識別情報「A110」を含む第1の送信情報を、携帯端末装置210宛に電気機器側無線通信手段115から無線通信回線M1aで送信した後、ステップD1に戻る。
次に、携帯端末装置210の動作の一例を図13に示すフローチャートにより説明する。図13に示されているフローチャートの動作は、主に、携帯端末装置側処理手段211によって実行される。
ステップE1では、接続確認信号送信時期であるか否かを判断する。接続確認信号送信時期である場合にはステップE2に進み、接続確認信号送信時期でない場合にはステップE7に進む。
ステップE2では、接続確認信号を、携帯端末装置側記憶手段212に記憶されている各電気機器識別情報で示される各電気機器(例えば、第1の電気機器110と第2の電気機器120)宛に、携帯端末装置側無線通信手段215から無線通信回線M1aで送信した後、ステップE3に進む。
ステップE3では、接続確認信号を送信した電気機器から接続判定期間内に接続応答信号を受信したか否かを判断する。接続応答信号を受信した場合にはステップE4に進み、接続応答信号を受信しなかった場合にはステップE5に進む。接続判定期間としては、通常状態において接続確認信号を送信してから接続確認信号を受信するまでに要する期間より長い(余裕をもたせた)期間が設定される。
ステップE4では、携帯端末装置210と、ステップE3で受信した接続応答信号を送信した電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。そして、携帯端末装置側記憶手段212の、接続判定した電気機器を示す電気機器識別情報に対応する接続/非接続判定情報を接続状態に設定した後、ステップE7に進む。
ステップE5では、設定期間以上接続応答信号を受信していない電気機器が存在するか否かを判断する。設定期間以上接続応答信号を受信していない電気機器が存在しない場合にはステップE7に進み、設定期間以上接続応答信号を受信していない電気機器が存在する場合にはステップE6に進む。設定期間としては、接続確認信号の送信間隔以上の期間が設定される。例えば、ステップD6の設定期間が用いられる。
ステップE6では、携帯端末装置側記憶手段212の、ステップE5で設定期間以上接続応答信号を受信していないことを判別した電気機器を示す電気機器識別情報に対応する接続/非接続判定情報を非接続状態に設定した後、ステップE7に進む。
ステップE7では、いずれかの電気機器からの第1の送信情報を受信したか否かを判断する。第1の送信情報を受信した場合にはステップE8に進み、第1の送信情報を受信していない場合にはステップE9に進む。
ステップE8では、受信した第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を、受信した第1の送信情報に含まれている電気機器識別情報に対応させて携帯端末装置側記憶手段212に記憶した後、ステップE9に進む。
ステップE9では、携帯端末装置210から管理装置510に第2の送信情報を送信する時期(消費電力量指標送信時期)であるか否かを判断する。消費電力量指標送信時期である場合にはステップE10に進み、消費電力量指標送信時期でない場合にはステップE1に戻る。
ステップE10では、携帯端末装置210と、携帯端末装置側記憶手段212に記憶されている各電気機器識別情報で示される各電気機器のうちの少なくとも一つが接続判定されているか否かを判断する。例えば、携帯端末装置側記憶手段212の、各電気機器識別情報に対応する接続/非接続判定情報の少なくとも一つが接続状態に設定されているか否かを判断する。携帯端末装置210といずれかの電気機器が接続されている場合にはステップE11に進み、携帯端末装置210と全ての電気機器が接続されていない(非接続判定されている)場合にはステップE1に戻る。
ステップE11では、携帯端末装置側記憶手段212に記憶されている各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報を含む第2の送信情報を、管理装置510宛に携帯端末装置側無線通信手段215から無線通信回線M1aで送信した後、ステップE1に戻る。
第1および第2の実施形態では、電気機器と携帯端末装置を、接続装置をアクセスポイントとするWiFiLAN(無線通信回線M1a)を介して接続したが、電気機器と携帯端末装置を、Bluetooth等の無線PANを介して直接に接続することもできる。
以下に、第3の実施形態の消費電力量監視装置を説明する。図14に、第3の実施形態の消費電力量監視装置のブロック図が示されている。
本実施形態の消費電力量監視装置は、第1の実施形態と同様に、電気機器、携帯端末装置、接続装置、管理装置を備えている。図14には、第1の電気機器110、第2の電気機器120、携帯端末装置210、250、接続装置310、350、管理装置510が示されている。
本実施形態では、電気機器(第1の電気機器110、第2の電気機器120)と携帯端末装置210は、ユーザー[U111]宅内において、Bluetooth通信方式等の無線通信回線g1(無線PAN)を介する小電力データ通信が可能に構成されている。
また、携帯端末装置210と接続装置310は、ユーザー[U111]宅内において、接続装置310をアクセスポイントとするWiFiLAN(無線通信回線M1a)を介する小電力データ通信が可能に構成されている。接続装置310としては、ユーザー[U111]宅内にWiFiLANを構築するWiFiルーターが用いられる。
本実施形態の消費電力量監視装置は、電気機器(第1の電気機器110、第2の電気機器120)と携帯端末装置210との間では無線PANを介して小電力データ通信を行っている点が第1および第2の実施形態の消費電力量監視装置と相違している。
なお、無線PANにおける通信エリアは、WiFiLANにおける通信エリアに比べて狭いが、消費電力は少ない。
第1の電気機器110の電気機器側記憶手段112に記憶される電気機器(1)データベースの一例が図15に示されている。図15に示されている電気機器(1)データベースには、第1の電気機器110を示す電気機器識別情報「A110」、携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」、第1の電気機器110と携帯端末装置210との間で無線PAN(無線通信回線g1)を介して小電力データ通信を行うためのリンクキー「g111」、第1の電気機器110と携帯端末装置210が無線PAN(無線通信回線g1)を介して接続されているか否かを示す接続/非接続判定情報、消費電力量指標、携帯端末装置210に送信した消費電力量指標および送信時刻、その他の情報が記憶される。
第2の電気機器120の第2の電気機器側記憶手段122に記憶される電気機器(2)データベースの一例が図16に示されている。図16に示されている電気機器(2)データベースは、電気機器識別情報とリンクキーが図15に示されている電気機器(1)データベースと相違している。
携帯端末装置210の携帯端末装置側記憶手段212に記憶されている携帯端末装置データベースの一例が図17に示されている。図17に示されている携帯端末装置データベースは、携帯端末装置210と電気機器(第1の電気機器110、第2の電気機器120)との間で無線PAN(無線通信回線g1)を介して小電力データ通信を可能とするためのリンクキーが記憶されている点が、図4に示されている、第1の実施形態の消費電力量監視装置で用いられている携帯端末装置データベースと相違している。
接続装置310の接続装置側記憶手段312に記憶されている接続装置データベースは、第1の実施形態の消費電力量監視装置で用いられている接続装置データベースと同様である。
第3の実施形態の消費電力量監視装置では、電気機器と携帯端末装置は、ユーザー宅内において、Bluetooth通信方式等の無線PAN(無線通信回線g1)を介して小電力データ通信を行うように構成されている。
そして、電気機器と携帯端末装置との間で小電力データ通信が可能であるか否か(接続/非接続)を判定する方法として、電気機器から携帯端末装置宛に接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して携帯端末装置から電気機器宛に接続応答信号を送信する。電気機器側では、携帯端末装置からの接続応答信号を受信するか否かによって自己の電気機器と携帯端末装置との接続/非接続を判定し、携帯端末装置側では、接続確認信号を受信するか否かによって携帯端末装置と電気機器との接続/非接続を判定する。
また、携帯端末装置と接続装置は、ユーザー宅内において、接続装置をアクセスポイントとするWiFiLANを介して小電力データ通信を行うように構成されている。
そして、携帯端末装置と接続装置との間で小電力データ通信が可能であるか否か(接続/非接続)を判定する方法として、携帯端末装置から接続装置宛に接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して接続装置から携帯端末装置宛に接続応答信号を送信する。携帯端末装置側では、接続応答信号を受信するか否かによって携帯端末装置と接続装置との接続/非接続を判定し、接続装置側では、接続確認信号を受信するか否かによって接続装置と携帯端末装置との接続/非接続を判定する。
第3の実施形態では、電気機器と携帯端末装置との間で、Bluetooth通信方式等の無線PANを介した小電力データ通信を行うため、携帯端末装置の消費電力を低減することができる。さらに、電気機器から携帯端末装置に接続確認信号を送信するため、携帯端末装置の電池の消費電力をより低減することができる。
また、電気機器と携帯端末装置との間の無線通信回線が、携帯端末装置と接続装置との間の無線通信回線と異なっているため、無線通信回線の輻輳を抑制することができる。
第3の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を、図18を参照して説明する。
各電気機器は、適宜の時期に、携帯端末装置宛の接続確認信号を無線通信回線g1で送信する。
携帯端末装置は、いずれかの電気機器から自己の携帯端末装置宛に送信された接続確認信号を受信すると、受信した接続確認信号を送信した電気機器宛の接続応答信号を、無線通信回線g1で送信する。
各電気機器は、携帯端末装置からの接続応答信号を接続判定期間内に受信することによって、自己の電気機器と携帯端末装置が接続されていることを判定(接続判定)する。また、携帯端末装置からの接続応答信号を設定期間以上受信していないことによって、自己の電気機器と携帯端末装置が接続されていないことを判定(非接続判定)する。
携帯端末装置は、いずれかの電気機器からの接続確認信号を受信することによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていることを判定(接続判定)する。また、全ての電気機器に対して、電気機器からの接続確認信号を設定期間以上受信していないことによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていないことを判定(非接続判定)する。
電気機器は、適宜の時期に、電気機器と携帯端末装置との間が接続されている場合(接続判定されている場合)に、携帯端末装置宛の第1の送信情報を、無線通信回線g1で送信する。
さらに、携帯端末装置は、適宜の時期に、接続装置宛の接続確認信号を、無線通信回線M1aで送信する。
接続装置は、携帯端末装置から自己の接続装置宛に送信された接続確認信号を受信すると、受信した接続確認信号を送信した携帯端末装置宛の接続応答信号を、無線通信回線M1aで送信する。
携帯端末装置は、接続装置からの接続応答信号を接続判定期間内に受信することによって、自己の携帯端末装置と接続装置が接続されていることを判定(接続判定)する。また、接続装置からの接続応答信号を設定期間以上受信していないことによって、自己の携帯端末装置と接続装置が接続されていないことを判定(非接続判定)する。
そして、携帯端末装置は、適宜の時期に、携帯端末装置と接続装置が通信可能である(接続判定されている)場合に、管理装置宛の第2の送信情報を、無線通信回線M1aで送信する。
第1の電気機器110の電気機器側処理手段111、第2の電気機器120の電気機器側処理手段121、携帯端末装置210の携帯端末装置側処理手段211、接続装置310の接続装置側処理手段311、管理装置510の管理装置側処理手段511の動作は、無線PANを介して電気機器110、120と携帯端末装置210との間で接続確認信号、接続応答信号および第1の送信情報の送受信を行う点を除いて、第1の実施形態と同様である。
第3の実施形態では、電気機器110、120と携帯端末装置210との間の接続/非接続状態を判別するために、電気機器110、120から携帯端末装置210宛に接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して携帯端末装置210から電気機器宛に接続応答信号を送信するように構成したが、電気機器と携帯端末装置との接続/非接続状態を判別する方法はこれに限定されない。
以下に、第4の実施形態の消費電力量監視装置を説明する。
第4の実施形態の消費電力量監視装置では、携帯端末装置から各電気機器宛に接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して各電気機器から携帯端末装置宛に接続応答信号を送信する。そして、携帯端末装置側では、各電気機器からの接続応答信号を受信するか否かによって各電気機器と携帯端末装置との接続/非接続状態を判定し、各電気機器側では、接続確認信号を受信するか否かによって自己の電気機器と携帯端末装置との接続/非接続状態を判定する。
第4の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を、図19を参照して説明する。
携帯端末装置は、適宜の時期に、各電気機器宛の接続確認信号を無線通信回線g1で送信する。
各電気機器は、携帯端末装置から自己の電気機器宛に送信された接続確認信号を受信すると、受信した接続確認信号を送信した携帯端末装置宛の接続応答信号を、無線通信回線g1で送信する。
携帯端末装置は、いずれかの電気機器からの接続応答信号を接続判定期間内に受信することによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていることを判定(接続判定)する。また、全ての電気機器に対して、電気機器からの接続応答信号を設定期間以上受信していないことによって、携帯端末装置と全ての電気機器が接続されていないことを判定(非接続判定)する。
携帯端末装置と接続装置との接続/非接続状態を判定する方法は、第3の実施形態と同様である。
なお、第3および第4の実施形態では、携帯端末装置と接続装置との間の接続/非接続状態を判定する方法として、接続装置から携帯端末装置宛の接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して携帯端末装置から接続装置宛の接続応答信号を送信する方法を用いることもできる。
また、無線PAN(無線通信回線g1)の通信エリアは、WiFiLAN(無線通信回線M1a)の通信エリアに比べて狭いため、ユーザー宅内において、電気機器110、120と携帯端末装置210との間が無線PAN(無線通信回線g1)を介して接続されているか否かの判定結果は、ユーザー宅内において、携帯端末装置210と接続装置310との間がWiFiLAN(無線通信回線M1a)を介して接続されているか否かの判定結果とほぼ一致する。したがって、携帯端末装置210と接続装置310との間の接続/非接続判定処理を省略し、電気機器110、120と携帯端末装置210との間の接続/非接続判定結果を、携帯端末装置210と接続装置310との間の接続/非接続判定結果として用いることもできる。
第1〜第4の実施形態では、ユーザー宅内に1台の携帯端末装置が配置される場合について説明した。近年、例えば、複数の家族が携帯端末装置を携帯することが多い。したがって、複数の家族が携帯する携帯端末装置を用いて、ユーザー宅に設けられている各電気器の消費電力量指標を管理装置に送信することができるように構成するのが好ましい。
以下に、第5の実施形態の消費電力量監視装置を説明する。
図20に、第5の実施形態の消費電力量監視装置のブロック図が示されている。なお、図20では、ユーザー[U111]宅内に2台の携帯端末装置が示されているが、携帯端末装置の数は3台以上であってもよい。
本実施形態では、電気機器、携帯端末装置および管理装置の処理を容易とするために、複数台の携帯端末装置に優先順位を設定している。また、複数の携帯端末装置に設定した優先順位に基づく処理は、主に管理装置が行っている。
本実施形態の消費電力量監視装置は、第1の実施形態と同様に、電気機器、携帯端末装置、接続装置、管理装置を備えている。図20は、ユーザー[U111]宅に第1の電気機器110、第2の電気機器120および接続装置310が設けられ、ユーザー[U111]は、第1の携帯端末装置210と第2の携帯端末装置220の2台の携帯端末装置を登録している場合が示されている。
本実施形態では、電気機器(第1の電気機器110、第2の電気機器120)、携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)、接続装置310は、第1の実施形態と同様に、ユーザー[U111]宅内において、接続装置310をアクセスポイントとするWiFiLAN(無線通信回線M1a)を介した小電力データ通信が可能に構成されている。
なお、M1(M2)は、ユーザー[U222]([U222])宅内に構築されているWiFiLANの通信エリアであり、N1は、通信事業者の基地局410の通信エリアであり、Sは、インターネット回線である。
第1の電気機器110の電気機器側記憶手段112に記憶される電気機器(1)データベースの一例が図21に示され、第2の電気機器120の電気機器側記憶手段122に記憶される電気機器(2)データベースの一例が図22に示されている。電気機器(1)データベースと電気機器(2)データベースは同様の構成であるため、以下では、電気機器(1)データベースについて説明する。
図21に示されている電気機器(1)データベースには、第1の電気機器110を示す電気機器識別情報「A110」、携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報(図21では、第1の携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」、第2の携帯端末装置220を示す携帯端末装置識別情報「X220」)、各携帯端末装置の優先順位(図21では、第1の携帯端末装置210に第1の優先順位が設定され、第2の携帯端末装置220に第2の優先順位が設定されている)、各携帯端末装置と通信するための無線通信回線M1aを示す無線通信回線識別情報「R310」、無線通信回線M1aに接続するための暗号化キー「m000」、第1の電気機器110と各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置)が無線通信回線M1aを介して接続されているか否かを示す接続/非接続判定情報、第1の電気機器110の消費電力量指標、各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)に送信した消費電力量指標および送信時刻、その他の情報が記憶される。
第1の携帯端末装置210の携帯端末装置側記憶手段212に記憶される携帯端末装置(1)データベースの一例が図23に示されている。
図23に示されている携帯端末装置(1)データベースには、第1の携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」、第1の携帯端末装置210の優先順位(図22では、第1の優先順位)、電気機器識別情報(図23では、「A110」、「A120」)、無線通信回線M1aを示す無線通信回線識別情報および暗号化キー(図22では、「R310」および「m000」)、各電気機器との接続状態を示す接続/非接続判定情報、各電気機器から受信した消費電力量指標および受信時刻、管理装置識別情報「D510」、管理装置510に送信した各電気機器の消費電力量指標および送信時刻、その他の情報が記憶される。
第2の携帯端末装置220の携帯端末装置側記憶手段222に記憶される携帯端末装置(2)データベースの一例が図24に示されている。図24に示されている携帯端末装置(2)データベースには、図23に示されている携帯端末装置(1)データベースと同様の情報が記憶される。なお、図24に示されている携帯端末装置(2)データベースでは、携帯端末装置識別情報「X220」、第2の優先順位が記憶されている。
接続装置310の接続装置側記憶手段312に記憶される接続装置データベースは、第1の実施形態と同様である。
管理装置510の管理装置側記憶手段512に記憶されるユーザー情報データベースの一例が図25に示されている。
図25に示されているユーザー情報データベースには、ユーザーを示すユーザー識別情報に対応させて、ユーザーの氏名、住所、ユーザー宅に設けられている接続装置を示す接続装置識別情報、ユーザーが登録した携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報、各携帯端末装置のキャラクタ、各携帯端末装置の優先順位、携帯端末装置毎の在/不在判定情報、各携帯端末装置に対する不在時連絡先、ユーザー毎の在/不在判定情報、ユーザーに対する不在時連絡先、電気機器識別情報、各携帯端末装置から受信した各電気機器の消費電力量指標および受信時刻、その他の情報が記憶される。
例えば、ユーザー識別情報[U111]に対応させて、ユーザー宅に設けられている接続装置310を示す接続装置識別情報「S310」、第1の携帯端末装置210を示す携帯端末装置識別情報「X210」および第2の携帯端末装置220を示す携帯端末装置識別情報「X220」、第1の携帯端末装置210に設定されたキャラクタ「父」、第2の携帯端末装置220に設定されたキャラクタ「母」、第1の携帯端末装置210に第1の優先順位が設定され、第2の携帯端末装置220に第2の優先順位が設定されていること、第1の携帯端末装置210が不在判定された時に連絡する不在時連絡先、第2の携帯端末装置220が不在判定された時に連絡する不在時連絡先、ユーザーが登録した携帯端末装置の全てが不在判定された時(例えば、家族全員が不在となった時)に連絡する不在時連絡先が記憶される。
第5の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を、図26を参照して説明する。なお、図26は、ユーザーが、第1の優先順位に設定した第1の携帯端末装置210(図26では「携帯端末(1)」)と第2の優先順位に設定した第2の携帯端末装置220(図26では、「携帯端末(2)」)の2台を登録している場合のものである。
各電気機器は、適宜の時期に、各携帯端末装置宛の接続確認信号(第1の携帯端末装置210宛の接続確認信号および第2の携帯端末装置220宛の接続確認信号)を無線通信回線M1aで送信する。
各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210および第2の携帯端末装置220)は、いずれかの電気機器から自己の携帯端末装置宛に送信された接続確認信号を無線通信回線M1aで受信すると、受信した接続確認信号を送信した電気機器宛の接続応答信号を、無線通信回線M1aで送信する。
各電気機器は、各携帯端末装置からの接続応答信号を受信したか否かによって、自己の電気機器と各携帯端末装置との間の接続/非接続を判定する。例えば、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)からの接続応答信号を接続判定期間内に受信することによって、自己の電気機器と第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。また、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)からの接続応答信号を設定期間以上受信していないことによって、自己の電気機器と第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)が無線通信回線M1aを介して接続されていないことを判定(非接続判定)する。
各携帯端末装置は、各電気機器からの接続確認信号を受信したか否かによって、自己の携帯端末装置と電気機器との接続/非接続を判定する。例えば、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)は、いずれかの電気機器からの接続確認信号を受信することによって、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)と全ての電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。また、全ての電気機器に対して、電気機器からの接続確認信号を設定期間以上受信していないことによって、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)と全ての電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていないことを判定(非接続判定)する。
各電気機器は、適宜の時期に、第1の送信情報を、自己の電気機器と接続されている(接続判定されている)全ての携帯端末装置宛に無線通信回線M1aで送信する。例えば、自己の電気機器と第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)が無線通信回線M1aを介して接続されている場合に、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)宛の第1の送信情報を送信する。
さらに、各携帯端末装置は、適宜の時期に、自己の携帯端末装置と接続装置が接続されている(接続判定されている)場合に、第2の送信情報を、管理装置510宛に無線通信回線M1aで送信する。例えば、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)は、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)と接続装置310が無線通信回線M1aを介して接続されている場合に、管理装置510宛の第2の送信情報を送信する。
管理装置510は、各携帯端末装置から第2の送信情報を受信したか否かによって、各携帯端末装置がユーザー宅内に存在するか否か(在/不在)を判定する。例えば、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)からの第2の送信情報を受信することによって、第1の携帯端末措置210(第2の携帯端末装置220)が在宅していることを判定(在宅判定)する。また、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)からの第2の送信情報を不在判定期間以上受信していないことによって、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)がユーザー宅内に存在しないこと(携帯端末装置を携帯するユーザーが不在であること)を判定(不在判定)する。
そして、管理装置510は、各携帯端末装置からの第2の送信情報を受信した場合、各携帯端末装置の優先順位と他の携帯端末装置の在/不在判定結果に基づいて、受信した第2の送信情報に含まれている情報を管理装置側記憶手段512(ユーザー情報データベース)に記憶するか否か判断する。
第5の実施形態の第1の電気機器110の動作は、第1の電気機器110と各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)との間で接続確認信号および接続応答信号を送受信する点、第1の送信情報を、第1の電気機器110と接続されている(接続判定されている)携帯端末装置宛に送信する点を除いて、第1の実施形態の第1の電気機器110と同様である。
第2の電気機器120の動作は、第1の電気機器110と同様である。
接続装置310の動作は、第1の実施形態の接続装置310と同様である。
第5の実施形態の管理装置510の動作の一例を、図27に示すフローチャートにより説明する。図27に示されているフローチャートの動作は、主に、管理装置側処理手段511によって実行される。
ステップF1では、在宅判定されている携帯端末装置の中に、不在判定期間以上第2の送信情報を受信していない(携帯端末装置からの第2の送信情報を前回受信してから不在判定期間以上経過している)携帯端末装置が存在するか否かを判断する。ステップF1の不在判定期間としては、例えば、図10に示されているステップC1で説明した不在判定期間が用いられる。第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない携帯端末装置が存在する場合にはステップF2に進み、第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない携帯端末装置が存在しない場合にはステップF5に進む。
ステップF2では、ステップF1で判別された、第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない携帯端末装置がユーザー宅内に存在しないことを判定(「不在判定」)する。そして、管理装置側記憶手段512の、当該携帯端末装置の携帯端末装置識別情報に対応する在/不在判定情報(図25に示されているユーザー情報データベースの「(h)在/不在判定情報」)を不在状態に設定した後、ステップF3に進む。
ステップF3では、管理装置側記憶手段512に、ステップF2で不在判定された携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報に対応させて不在時連絡先(図25に示されているユーザー情報データベースの「(i)不在時連絡先」)が登録(記憶)されているか否かを判断する。不在時連絡先が登録されている場合にはステップF4に進み、不在時連絡先が登録されていない場合にはステップF5に進む。
ステップF4では、登録されている不在時連絡先に連絡した後、ステップF5に進む。
ステップF5では、いずれかの携帯端末装置からの第2の送信情報を受信したか否かを判断する。第2の送信情報を受信した場合にはステップF6に進み、第2の送信情報を受信していない場合にはステップF1に戻る。
ステップF6では、ステップF5で受信した第2の送信情報は、不在判定されている携帯端末装置から送信されたか否かを判断する。例えば、管理装置側記憶手段512の、当該携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報に対応する在/不在判定情報(図25に示されている「(h)在/不在判定情報」)が不在状態に設定されているか否かを判断する。受信した第2の送信情報を送信した携帯端末装置が、不在判定されている携帯端末装置である場合にはステップF7に進み、不在判定されている携帯端末装置でない場合(在宅判定されている携帯端末装置である場合)にはステップF8に進む。
ステップF7では、ステップF5で受信した第2の送信情報を送信した携帯端末装置を在宅判定した後、ステップF8に進む。例えば、管理装置側記憶手段512の、当該携帯端末装置の携帯端末装置識別情報に対応する在/不在判定情報(図25に示されている「(h)在/不在判定情報」)を在宅状態に設定する。
ステップF8では、ステップF5で受信した第2の送信情報を送信した携帯端末装置より優先順位が高い携帯端末装置が存在するか否かを判断する。例えば、管理装置側記憶手段512に、当該携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて、当該携帯端末装置より優先順位が高い携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報が記憶されているか否かを判断する。優先順位が高い携帯端末装置が存在しない場合にはステップF10に進み、優先順位が高い携帯端末装置が存在する場合にはステップF9に進む。
ステップF9では、ステップF8で判別した、優先順位が高い携帯端末装置が在宅判定されているか否かを判断する。例えば、管理装置側記憶手段512に、当該優先順位が高い携帯端末装置を示す端末装置識別情報に対応する在/不在判定情報(図25に示されている「(h)在/不在判定情報」)が在宅状態に設定されているか否かを判断する。優先順位が高い携帯端末装置が在宅判定されていない(不在判定されている)場合にはステップF10に進み、在宅判定されている場合にはステップF1に戻る。
ステップF10では、ステップF5で受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を管理装置側記憶手段512に記憶した後、ステップF1に戻る。
本実施形態では、携帯端末装置がユーザー宅内に存在しなくなった場合(携帯端末装置を携帯するユーザーが不在判定された場合)に、当該携帯端末装置に対して予め登録されている不在時連絡先に連絡するように構成されているため、当該携帯端末装置を携帯するユーザーがユーザー宅内に存在しなくなったことを、容易に、迅速に認識することができる。
なお、管理装置側記憶手段512(ユーザー情報データベース)に、ユーザー識別情報に対応させて不在時連絡先(図25に示されているユーザー情報データベースの、「(k)不在時連絡先」)を登録する(記憶する)こともできる。
この場合、「不在判定された携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて不在時連絡先が記憶されているか否かを判断するステップ」、「不在時連絡先が登録されている場合に、当該ユーザー識別情報に対応させて記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置の全てが不在判定されているか否かを判断するステップ」、「当該ユーザー識別情報に対応させて記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置の全てが不在判定されている場合に、当該ユーザー識別情報に対応させて記憶されている不在時連絡先に連絡するステップ」を、図27に示されているフローチャートのステップF4の後に設け、あるいは、ステップF2の後に設けるとともに、ステップF2およびステップF3を削除する。
このような構成を備えることにより、ユーザーが登録した複数の携帯端末装置の全てがユーザー宅内に存在しなくなったこと(例えば、家族全員が不在となったこと)を容易かつ迅速に認識することができる。
また、第5の実施形態は、各携帯端末装置と各電気機器との間の接続/非接続を判定する方法として、各携帯端末装置から各電気機器宛に接続確認信号を送信し、接続確認信号の受信に応答して各電気機器から各携帯端末装置宛に接続応答信号を送信する方法を用いることもできる。
また、第5の実施形態は、各携帯端末装置と各電気機器との間で無線PAN(無線通信回線g1)を介した小電力データ通信を行うように構成することもできる。
本実施形態では、ユーザーは、複数の携帯端末装置を用いることができる。これにより、例えば、携帯端末装置を携帯する家族の誰かがユーザー宅内に在宅していれば、ユーザー宅に設けられている各電気機器の消費電力量を監視することができる。また、複数の携帯端末装置に優先順位を設定しているため、各装置の処理が簡略化される。
また、携帯端末装置を携帯する各人の行動(在/不在状態)を容易に認識することができる。
第5の実施形態では、複数台の携帯端末装置に優先順位を設定し、携帯端末装置に設定した優先順位に基づく処理を主に管理装置が行っているが、携帯端末装置に設定した優先順位に基づく処理を電気機器が行うように構成することもできる。
以下に、第6の実施形態の消費電力量監視装置について説明する。
第6の実施形態の消費電力量監視装置では、各電気機器は、第1の送信情報を、自己の電気機器と接続されている(接続判定されている)携帯端末装置の中で最も優先順位が高い携帯端末装置宛に送信するように構成されている。
第6の実施形態の消費電力量監視装置は、第5の実施形態の消費電力量監視装置と同様の構成要素を備えている。
第6の実施形態の消費電力量監視装置の概略動作を、図28を参照して説明する。なお、図28は、ユーザーが、第1の優先順位に設定した第1の携帯端末装置210と第2の優先順位に設定した第2の携帯端末装置220の2台を登録している場合のものである。
各電気機器は、適宜の時期に、各携帯端末装置宛の接続確認信号(第1の携帯端末装置210宛の接続確認信号および第2の携帯端末装置220宛の接続確認信号)を無線通信回線M1aで送信する。
各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210.第2の携帯端末装置220)は、いずれかの電気機器から自己の携帯端末装置宛に送信された接続確認信号を受信すると、受信した接続確認信号を送信した電気機器宛の接続応答信号を、無線通信回線M1aで送信する。
各電気機器は、各携帯端末装置からの接続応答信号を受信したか否かによって、自己の電気機器と各携帯端末装置との間の接続/非接続を判定する。例えば、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)からの接続応答信号を接続判定期間内に受信することによって、自己の電気機器と第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。また、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)からの接続応答信号を設定期間以上受信していないことによって、自己の電気機器と第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)が無線通信回線M1aを介して接続されていないことを判定(非接続判定)する。
各携帯端末装置は、各電気機器からの接続確認信号を受信したか否かによって、自己の携帯端末装置と各電気機器との接続/非接続を判定する。例えば、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)は、いずれかの電気機器からの接続確認信号を受信することによって、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)と全ての電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていることを判定(接続判定)する。また、全ての電気機器に対して、電気機器からの接続確認信号を設定期間以上受信していないことによって、第1の携帯端末装置210(第2の携帯端末装置220)と全ての電気機器が無線通信回線M1aを介して接続されていないことを判定(非接続判定)する。
各電気機器は、適宜の時期に、第1の送信情報を、自己の電気機器と接続されている(接続判定されている)携帯端末装置の中で優先順位が最も高い携帯端末装置宛に、無線通信回線M1aで送信する。例えば、自己の電気機器が、第1の携帯端末装置210と接続されているとともに、第1の携帯端末装置より優先順位が低い第2の携帯端末装置220とも接続されている場合には、第1の送信情報を、優先順位が高い第1の携帯端末装置210宛に送信する。
各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)は、いずれかの電気機器からの第1の送信情報を受信すると、第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を電気機器識別情報に対応させて記憶する。
また、各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)は、適宜の時期に、各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、自己の携帯端末装置を示す携帯端末装置機別情報を含む第2の送信情報を管理装置510宛に、無線通信回線M1aで送信する。
管理装置は、いずれかの携帯端末装置からの第2の送信情報を受信すると、受信した第2の送信情報に含まれている情報を管理装置側記憶手段512(ユーザー情報データベース)に記憶する。
第6の実施形態の第1の携帯端末装置210の動作は、第1の実施形態と同様である。
第2の携帯端末装置220の動作は、第1の携帯端末装置210と同様である。
管理装置510の動作は、各携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)からの第2の送信情報を受信する点を除いて、第1の実施形態と同様である。
接続装置310の動作は、第1の実施形態と同様である。
第1の電気機器110の動作および第2の電気機器120の動作を説明する。なお、第1の電気機器110の動作と第2の電気機器120の動作は同様であるから、以下では、第1の電気機器110の動作を説明する。
第1の電気機器110の動作の一例を、図29に示すフローチャートにより説明する。図29に示されているフローチャートの動作は、主に、電気機器側処理手段111によって実行される。
ステップG1では、第1の電気機器110で電力が消費されているか否かを判断する。電力が消費されている場合にはステップG2に進み、電力が消費されていない場合にはステップG3に進む。
ステップG2では、第1の電気機器110の消費電力量指標を算出して電気機器側記憶手段112に記憶した後、ステップG3に進む。
ステップG3では、第1の電気機器110と全ての携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)との間の接続/非接続を判定した後、ステップG4に進む。第1の電気機器110と各携帯端末装置との間の接続/非接続を判定する方法としては、前述した方法を用いることができる。また、第1の電気機器110と全ての携帯端末装置との間の接続/非接続を判定する処理(ステップG3の処理)を実行する時期は、図29に示されている時期に限定されない。なお、第1の電気機器110と全ての携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)との間の接続/非接続判定結果に基づいて、電気機器側記憶手段112の、各携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報(「X210」、「X220」)に対応する接続/非接続判定情報が、接続状態あるいは非接続状態に設定される。
ステップG4では、第1の送信情報を各携帯端末装置に送信する時期(消費電力量指標送信時期)であるか否かを判断する。消費電力量指標送信時期である場合にはステップG5に進み、消費電力量指標送信時期でない場合にはステップG1に戻る。
ステップG5では、優先順位nを、第1番目の優先順位を示す「1」に設定した後、ステップG6に進む。
ステップG6では、電気機器110の電気機器側記憶手段112(電気機器(1)データベース)に記憶されている携帯端末装置識別情報で示される電携帯端末装置のうち、優先順位がn番目の携帯端末装置に対応する接続/非接続判定情報が接続状態に設定されているか否か(第1の電気機器110と優先順位がn番目の携帯端末装置が接続されているか否か)を判別する。優先順位がn番目の携帯端末装置が接続判定されていない場合にはステップG7に進み、接続判定されている場合にはステップG9に進む。
ステップG7では、優先順位nが、電気機器110の電気機器側記憶手段112に、ユーザー識別情報に対応して記憶されている携帯端末装置識別情報の数より大きくなったか否かを判断する。優先順位nが携帯端末装置識別情報の数以下の場合(等しい場合を含む)にはステップG8に進み、大きくなった場合にはステップG1に戻る。
ステップG8では、優先順位nに「1」を加算([n+1]に設定)した後、ステップG6に戻る。
ステップG9では、第1の送信情報を、電気機器110の電気機器側記憶手段112に、ユーザー識別情報に対応させて記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置のうち、優先順位がn番目である携帯端末装置宛に送信した後、ステップG1に戻る。
本実施形態では、ユーザーは、複数の携帯端末装置を用いることができる。これにより、例えば、携帯端末装置を携帯する家族の誰かがユーザー宅内に在宅していれば、ユーザー宅に設けられている各電気機器の消費電力量を監視することができる。また、ユーザーが用いる複数の携帯端末装置に優先順位を設定しているため、各装置の処理が簡略化される。
また、携帯端末装置を携帯する各人の行動(在/不在状態)を容易に認識することができる。
なお、第5の実施形態および第6の実施形態では、ユーザー識別情報に対応させて複数の携帯端末装置識別情報を記憶させるとともに、複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置に優先順位を設定したが、複数の携帯異端末装置に優先順位を設定しないように構成することもできる。
以下に、第7の実施形態の消費電力量監視措置を説明する。
第7の実施形態の消費電力量監視装置は、図20に示されている第5の実施形態の消費電力量監視装置と同様の構成要素を備えている。
第7の実施形態では、図21および図22に示されている電気機器(1)データベースおよび電気機器(2)データベース、図23および図24に示されている携帯端末装置(1)データベースおよび携帯端末装置(2)データベース、図25に示されているユーザー情報データベースに、各携帯端末装置に対する優先順位が記憶されていない。
第1の電気機器110および第2の電気機器120は、第6の実施形態と同様に、第1の送信情報を、自己の電気機器と接続されている(接続判定されている)携帯端末装置宛に送信する。
第1の携帯端末装置210および第2の携帯端末装置220は、第2の送信情報を、自己の携帯端末装置と接続装置310とが接続されている(接続判定されている)場合に管理装置510宛に送信する。
管理装置510は、いずれかの携帯端末装置(第1の携帯端末装置210、第2の携帯端末装置220)からの第2の送信情報を受信すると、受信した第2の送信情報に含まれている情報を管理装置側記憶手段512に記憶する。
なお、第2の送信情報に含まれている消費電力量指標として累積値を用い、第2の送信情報を管理装置510で受信した時刻あるいは第2の送信情報を携帯端末装置から送信した送信時刻を記憶することにより、任意の第1の時刻から任意の第2の時刻までの間の期間内における消費電力量を容易に判別することができる。
本発明は、管理装置510の管理装置側記憶手段522(ユーザー情報データベース)に記憶されている各ユーザーの情報を、各ユーザーに提供するように構成することもできる。
例えば、各ユーザーが携帯する携帯端末装置やパソコン等の、通信手段および表示手段を備える端末装置を用いて、ユーザー宅に設けられている接続装置310、350や通信事業者の基地局410、インターネット回線S等を介して管理装置510に接続し、管理装置510から所望の情報を受信して表示手段に表示するように構成することができる。
図30に、ユーザーが携帯する携帯端末装置210の表示手段213に表示される「在/不在画面」の一例が示されている。端末装置の表示手段に表示される「在/不在画面」には、例えば、ユーザー情報データベースに、ユーザー識別情報に対応させて記憶されている携帯端末装置識別情報に対応する在/不在情報(携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置を携帯する人の在/不在情報)と、携帯端末装置を携帯する人のキャラクタあるいはイラストが含まれる。なお、ユーザー情報データベースに、ユーザー識別情報に対応させて1つの携帯端末装置識別情報のみが記憶されている場合には、在/不在情報のみを表示してもよい。図30に示されている「在/不在画面」には、家族の在/不在情報が表示されている。すなわち、「父」が在宅、「母」が在宅、「子供1」が不在、「子供2」が不在であることが表示されている。また、「在/不在画面」の他の例が、図31に示されている。図31に示されている「在/不在画面」には、二人暮らしである祖父母の在/不在情報が表示されている。すなわち、「祖父」が在宅、「祖母」が在宅していることが表示されている。
なお、図30、図31に示されている「在/不在画面」には、携帯端末装置識別情報に対応する在/不在情報を表示したが、ユーザー識別情報に対応する在/不在情報を表示してもよい。すなわち、ユーザー情報データベースに、ユーザー識別情報に対応して記憶されている携帯端末装置識別情報に対応する在/不在情報が全て不在を示している場合には、不在であることを表示し、少なくとも一つが在宅を示している場合には、在宅を表示する。勿論、携帯端末装置識別情報に対応する在/不在情報とユーザー識別情報に対応する在/不在情報を共に表示することもできる。
端末装置の表示手段に「在/不在画面」を表示する方法としては、例えば、端末装置から管理装置510に、ユーザー識別情報を含む在/不在画面情報要求信号を送信し、管理装置510から端末装置に、受信したユーザー識別情報に対応させてユーザー情報データベースに記憶されている在/不在情報を含む在/不在画面情報を送信する方法が用いられる。
また、端末装置の表示手段に、各ユーザーの消費電力量を含む「消費電力量画面」(「電気使用量画面」ともいう)を表示させることもできる。例えば、図30あるいは図31に示されている「在/不在画面」において、「電気使用量」が表示されている部分を指示(タッチ)することによって、端末装置から管理装置510に消費電力量画面情報(電気使用量画面情報)要求信号を送信する。勿論、端末装置の表示手段にメニュ−画面が表示されている状態で、消費電力量画面情報(電気使用量画面情報)要求信号を送信する方法を用いることもできる。
「電気使用量画面」には、例えば、ユーザー情報データベースに、ユーザー識別情報に対応させて記憶されている電気機器識別情報に対応する消費電力量指標に基づいて算出した電気機器の消費電力量(電気使用量)が表示される。なお、電気機器を指定可能に構成することもできる。
また、「電気使用量画面」には、電気器機器識別情報に対応する消費電力量に基づいて算出した電気機器の消費電力量を合計した、ユーザーの総消費電力量(総電気使用量)を表示することもできる。総消費電力量としては、当日、前日、過去1週間、過去1箇月間等の所定の時間帯の総消費電力量を表示させることができる。勿論、時間帯を指定可能に構成することもできる。
ここで、ユーザー宅に設けられている全ての電気機器の消費電力量指標を管理装置510に送信することができない場合がある。この場合、ユーザー情報データベースに、ユーザー識別情報に対応させて記憶されている電気機器識別情報に対応する消費電力量指標に基づいて算出した各電気機器の消費電力量を合計した総消費電力量(「概略総消費電力量」)は、実際にユーザー宅に設けられている各電気機器で消費された消費電力量を合計した総消費電力量(「実総消費電力量」)と一致しない。
ユーザー毎の総消費電力量の概算を管理する場合には概略総消費電力量を用いることができるが、実総消費電力量が必要な場合もある。例えば、実総消費電力量に対する特定の電気機器の消費電力量の割合を判別したい場合がある。
近年、各ユーザー宅には、ユーザー宅に設けられている各電気機器で消費された消費電力量を合計した総電力消費量(総電気使用量)を測定し、通信回線を介して電力会社の管理装置等に送信するスマートメーターが配設されている。
そこで、ユーザー情報データベースに、各ユーザー宅に配設されているスマートメーターで測定した実総消費電力量をユーザー識別情報に対応させて記憶するように構成することもできる。すなわち、各ユーザーの総消費電力量(総電気使用量)としては、電気機器識別情報に対応させて記憶されている電力量指標に基づいて算出した各電気機器の消費電力量を合計した概算総消費電力量を用いることもできるし、スマートメーターで測定した実総消費電力量を用いることもできる。いずれを用いるかは、各ユーザーの総消費電力量の使用形態に応じて選択される。
また、本発明は、ユーザー情報データベースに、ユーザー識別情報に対応させて記憶されている各ユーザーの情報に基づいて、管理装置510から通信回線および各ユーザーの携帯端末装置(在宅判定されている携帯端末装置)を介して、各ユーザー宅に設けられている電気機器に制御信号を送信するように構成することもできる。
例えば、電力会社が、消費電力量を平準化させるために、消費電力量が多い時間帯(例えば、ピーク時間帯)における消費電力量を高く設定し、消費電力量が少ない時間帯(例えば、夜間や昼休み時間帯)における電気料金を安く設定している場合には、管理装置510(管理装置側処理手段)は、電気料金が高い時間帯あるいは電気料金が安い時間帯に、携帯端末装置を介して電気機器に節約制御信号を送信する。電気機器(電気機器側処理手段)は、節約制御信号を受信すると、節約モードで運転する。例えば、空気調和器や冷蔵庫は、節約モードで運転する方法として、節約モードで運転する方法、または設定温度を定められた値に変更する方法、または設定温度を設定値だけ変更する方法を用いる。設定温度を定められた値に設定する方法あるいは設定温度を設定値だけ変更する方法としては、例えば、夏場では、夏場の設定温度に設定する方法あるいは設定温度を設定値だけ高める方法が用いられ、冬場では、冬場の設定温度に設定する方法あるいは設定温度を設定値だけ下げる方法が用いられる。
あるいは、管理装置510は、各ユーザーの過去の消費電力量の時間推移、ユーザー宅内における過去の在/不在情報の時間推移、当日の天気等に基づいて、適宜の時期に、携帯端末装置を介して電気機器に省エネ制御信号を送信する。電気機器は、省エネ制御信号を受信すると、省エネモードで運転する。
また、本発明は、ユーザー情報データベースに、ユーザー識別情報に対応させて記憶されている各ユーザーの情報に基づいて、管理装置510から通信回線を介して各ユーザーの端末装置(例えば、携帯端末装置、パソコン)に省コストアドバイスあるいは省エネアドバイスを送信するように構成することもできる。
また、本発明は、電気(電力)を発電または供給する電気事業者、通信サービスを提供する通信事業者、家電製品等の電気機器を製造する電気機器製造会社、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)等の電気を動力源とする自動車を製造する自動車製造会社等において、ユーザー(顧客)の消費電力量を監視および/または管理するユーザー情報(顧客情報)監視装置あるいはユーザー情報(顧客情報)管理装置あるいはユーザー情報(顧客情報)管理システムとして構成することもできる。
本発明は、実施形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
電気機器側記憶手段の電気機器データベース、携帯端末装置側記憶手段の携帯端末装置データベース、接続装置側記憶手段の接続装置データベース、管理装置側記憶手段のユーザー情報データベースに記憶する情報は、各装置の動作に応じて適宜選択することができる。
携帯端末装置(携帯端末装置側無線通信手段)、電気機器(電気機器側無線通信手段)、接続装置(接続装置側無線通信手段)は、ユーザー宅内において小電力データ通信が可能に構成されていればよく、電気機器と携帯端末装置との間の小電力データ通信方式や、携帯端末装置と接続装置との間の小電力データ通信方式は、適宜選択可能である。
実施形態で説明した各構成は、単独で用いることもできるし、適宜選択した複数の構成を組み合わせて用いることもできる。
110、120 電気機器
111、121 電気機器側処理手段
112、122 電気機器側記憶手段
114、124 電気機器側測定手段
115、125 電気機器側無線通信手段
210、220、250 携帯端末装置
211、221 携帯端末装置側処理手段
212、222 携帯端末装置側記憶手段
213、223 携帯端末装置側表示手段
215、225 携帯端末装置側無線通信手段
310、350 接続装置
311 接続装置側処理手段
312 接続装置側記憶手段
315 接続装置側無線通信手段
316 接続装置側通信手段
410 基地局
510 管理装置
511 管理装置側処理手段
512 管理装置側記憶手段
516 管理装置側通信手段
M1、M2 接続装置の通信エリア
M1a、M2a 無線通信回線(第1の無線通信回線)
g1 無線通信回線(第2の無線通信回線)
N1 基地局の通信エリア
N1a 基地局の無線通信回線

Claims (9)

  1. 電気機器で消費された消費電力量を監視する消費電力量監視装置であって、
    ユーザー宅に設けられている電気機器と、ユーザーが携帯可能な携帯端末装置と、前記電気機器で消費された消費電力量を示す消費電力量指標を収集して管理する管理装置と、接続装置を備え、
    前記電気機器は、電気機器側処理手段と、電気機器側記憶手段と、電気機器側測定手段と、電気機器側無線通信手段を有し、
    前記電気機器側測定手段は、前記電気機器の消費電力量指標を算出するための電気量を測定し、
    前記電気機器側記憶手段には、自己の電気機器の消費電力量指標と、携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報と、自己の電気機器を示す電気機器識別情報が記憶され、
    前記携帯端末装置は、携帯端末装置側処理手段と、携帯端末装置側記憶手段と、携帯端末装置側無線通信手段を有し、
    前記携帯端末装置側記憶手段には、電気機器を示す電気機器識別情報と、当該電気機器の消費電力量指標と、管理装置を示す管理装置識別情報と、自己の携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報が記憶され、
    前記管理装置は、管理装置側処理手段と、管理装置側記憶手段と、管理装置側通信手段を有し、
    前記管理装置側記憶手段には、ユーザーを示すユーザー識別情報に対応させて、携帯端末装置識別情報と、電気機器識別情報と、当該電気機器識別情報で示される電気機器の消費電力量指標が記憶され、
    前記接続装置は、接続装置側処理手段と、接続装置側無線通信手段と、接続装置側通信手段を有し、
    前記電気機器側無線通信手段、前記携帯端末装置側無線通信手段および前記接続装置側無線通信手段は、ユーザー宅内において、前記電気機器側無線通信手段と前記接続装置側無線通信手段との間および前記接続装置側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、無線通信回線による小電力データ通信が可能に構成され、
    前記接続装置側通信手段と前記管理装置側通信手段は、前記無線通信回線と異なる通信回線によるデータ通信が可能に構成されており、
    前記電気機器側処理手段は、
    前記電気機器側測定手段で測定された電気量に基づいて算出した消費電力量指標を前記電気機器側記憶手段に記憶し、
    前記電気機器側無線通信手段と前記接続装置側無線通信手段との間および前記接続装置側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、前記無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、前記電気機器側記憶手段に記憶されている消費電力量指標および自己の電気機器の電気機器識別情報を含む第1の送信情報を、前記電気機器側記憶手段に記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置宛に前記電気機器側無線通信手段から前記無線通信回線により送信するように構成され、
    前記接続装置側処理手段は、
    携帯端末装置宛の第1の送信情報を、前記無線通信回線を介して前記接続装置側無線通信手段で受信すると、当該受信した第1の送信情報を当該携帯端末装置宛に前記接続装置側無線通信手段から前記無線通信回線により送信し、
    管理装置宛の第2の送信情報を、前記無線通信回線を介して前記接続装置側無線通信手段で受信すると、当該受信した第2の送信情報を当該管理装置宛に前記接続装置側通信手段から前記通信回線により送信するように構成され、
    前記携帯端末装置側処理手段は、
    自己の携帯端末装置宛の第1の送信情報を、前記無線通信回線を介して前記携帯端末装置側無線通信手段で受信すると、当該受信した第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を、当該受信した第1の送信情報に含まれている電気機器識別情報に対応させて前記携帯端末装置側記憶手段に記憶し、
    前記携帯端末装置側無線通信手段と前記接続装置側無線通信手段との間で、前記無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、前記携帯端末装置側記憶手段に記憶されている各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、自己の携帯端末装置の携帯端末装置識別情報を含む第2の送信情報を、前記携帯端末装置側記憶手段に記憶されている管理装置識別情報で示される管理装置宛に前記携帯端末装置側無線通信手段から前記無線通信回線により送信するように構成され、
    前記管理装置側処理手段は、
    自己の管理装置宛の第2の送信情報を、前記通信回線を介して前記管理装置側通信手段で受信すると、当該受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を、当該受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報および当該受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器識別情報に対応させて前記管理装置側記憶手段に記憶するように構成されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  2. 請求項1に記載の消費電力量監視装置であって、
    前記電気機器は、ユーザーが在宅している場合の運転モードである在宅モードあるいはユーザーが不在である場合の運転モードである不在モードに設定可能であり、
    前記電気機器側処理手段は、前記電気機器が在宅モードに設定されている状態で、前記電気機器側無線通信手段と前記接続装置側無線通信手段との間および前記接続装置側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、前記無線通信回線による小電力データ通信が可能でないと判定した場合には、前記電気機器を不在モードに設定し、また、前記電気機器が不在モードに設定されている状態で、前記電気機器側無線通信手段と前記接続装置側無線通信手段との間および前記接続装置側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、前記無線通信回線による小電力データ通信が可能であることを判定した場合には、前記電気機器を在宅モードに設定するように構成されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  3. 電気機器で消費された消費電力量を監視する消費電力量監視装置であって、
    ユーザー宅に設けられている電気機器と、ユーザーが携帯可能な携帯端末装置と、前記電気機器で消費された消費電力量を示す消費電力量指標を収集して管理する管理装置と、接続装置を備え、
    前記電気機器は、電気機器側処理手段と、電気機器側記憶手段と、電気機器側測定手段と、電気機器側無線通信手段を有し、
    前記電気機器側測定手段は、前記電気機器の消費電力量指標を算出するための電気量を測定し、
    前記電気機器側記憶手段には、自己の電気機器の消費電力量指標と、携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報と、自己の電気機器を示す電気機器識別情報が記憶され、
    前記携帯端末装置は、携帯端末装置側処理手段と、携帯端末装置側記憶手段と、携帯端末装置側無線通信手段を有し、
    前記携帯端末装置側記憶手段には、電気機器を示す電気機器識別情報と、当該電気機器の消費電力量指標と、管理装置を示す管理装置識別情報と、自己の携帯端末装置を示す携帯端末装置識別情報が記憶され、
    前記管理装置は、管理装置側処理手段と、管理装置側記憶手段と、管理装置側通信手段を有し、
    前記管理装置側記憶手段には、ユーザーを示すユーザー識別情報に対応させて、携帯端末装置識別情報と、電気機器識別情報と、当該電気機器識別情報で示される電気機器の消費電力量指標が記憶され、
    前記接続装置は、接続装置側処理手段と、接続装置側無線通信手段と、接続装置側通信手段を有し、
    前記電気機器側無線通信手段、前記携帯端末装置側無線通信手段および前記接続装置側無線通信手段は、ユーザー宅内において、前記携帯端末装置側無線通信手段と前記接続装置側無線通信手段との間で、第1の無線通信回線による小電力データ通信が可能であり、前記電気機器側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、直接に第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能に構成され、
    前記接続装置側通信手段と前記管理装置側通信手段は、前記第1の無線通信回線および前記第2の無線通信回線と異なる通信回線によるデータ通信が可能に構成されており、
    前記電気機器側処理手段は、
    前記電気機器側測定手段で測定された電気量に基づいて算出した消費電力量指標を前記電気機器側記憶手段に記憶し、
    前記電気機器側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、前記第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、前記電気機器側記憶手段に記憶されている消費電力量指標および自己の電気機器の電気機器識別情報を含む第1の送信情報を、前記電気機器側記憶手段に記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置宛に前記電気機器側無線通信手段から前記第2の無線通信回線により送信するように構成され、
    前記携帯端末装置側処理手段は、
    自己の携帯端末装置宛の第1の送信情報を、前記第2の無線通信回線を介して前記携帯端末装置側無線通信手段で受信すると、当該受信した第1の送信情報に含まれている消費電力量指標を、当該受信した第1の送信情報に含まれている電気機器識別情報に対応させて前記携帯端末装置側記憶手段に記憶し、
    前記携帯端末装置側無線通信手段と前記接続装置側無線通信手段との間で、前記第1の無線通信回線による小電力データ通信が可能であると判定している場合に、前記携帯端末装置側記憶手段に記憶されている各電気機器の消費電力量指標および電気機器識別情報と、自己の携帯端末装置の携帯端末装置識別情報を含む第2の送信情報を、前記携帯端末装置側記憶手段に記憶されている管理装置識別情報で示される管理装置宛に前記携帯端末装置側無線通信手段から前記第1の無線通信回線により送信するように構成され、
    前記接続装置側処理手段は、
    管理装置宛の第2の送信情報を、前記第1の無線通信回線を介して前記接続装置側無線通信手段で受信すると、当該受信した第2の送信情報を当該管理装置宛に前記接続装置側通信手段から前記通信回線により送信するように構成され、
    前記管理装置側処理手段は、
    自己の管理装置宛の第2の送信情報を、前記通信回線を介して前記管理装置側通信手段で受信すると、当該受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器の消費電力量指標を、当該受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報および当該受信した第2の送信情報に含まれている各電気機器識別情報に対応させて前記管理装置側記憶手段に記憶するように構成されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  4. 請求項に記載の消費電力量監視装置であって、
    前記電気機器は、ユーザーが在宅している場合の運転モードである在宅モードあるいはユーザーが不在である場合の運転モードである不在モードに設定可能であり、
    前記電気機器側処理手段は、前記電気機器が在宅モードに設定されている状態で、前記電気機器側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、前記第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能でないと判定した場合には、前記電気機器を不在モードに設定し、また、前記電気機器が不在モードに設定されている状態で、前記電気機器側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で、前記第2の無線通信回線による小電力データ通信が可能であることを判定した場合には、前記電気機器を在宅モードに設定するように構成されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の消費電力量監視装置であって、
    少なくとも一つの電気機器の前記電気機器側記憶手段には、複数の携帯端末装置識別情報が記憶され、
    前記少なくとも一つの電気機器の前記電気機器側処理手段は、前記第1の送信情報を、前記電気機器側記憶手段に記憶されている前記複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置のうち、前記電気機器側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で小電力データ通信が可能であると判定している全ての携帯端末装置宛に送信するように構成され、
    前記管理装置側記憶手段には、前記少なくとも一つの電気機器を示す電気機器識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて前記複数の携帯端末装置識別情報が記憶されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  6. 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の消費電力量監視装置であって、
    少なくとも一つの電気機器の前記電気機器側記憶手段には、複数の携帯端末装置識別情報が記憶され、
    前記少なくとも一つの電気機器の前記電気機器側処理手段は、前記第1の送信情報を、前記電気機器側記憶手段に記憶されている前記複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置のうち、前記電気機器側無線通信手段と前記携帯端末装置側無線通信手段との間で小電力データ通信が可能であると判定している全ての携帯端末装置宛に送信するように構成され、
    前記管理装置側記憶手段には、前記少なくとも一つの電気機器を示す電気機器識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて、前記複数の携帯端末装置識別情報と、前記複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置の優先順位が記憶され、
    前記管理装置側処理手段は、受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報が前記複数の携帯端末装置識別情報のいずれかと一致する場合には、当該受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置より優先順位が高い携帯端末装置が存在しないという条件、あるいは、優先順位が高い携帯端末装置が存在するが、当該優先順位が高い携帯端末装置から前記第2の送信情報を不在判定期間以上受信していないという条件が満足されていれば、当該受信した第2の送信情報に含まれている電気機器の消費電力量指標を、当該受信した第2の送信情報に含まれている携帯端末装置識別情報に対応するユーザー識別情報および当該受信した第2の送信情報に含まれている電気機器識別情報に対応させて前記管理装置側記憶手段に記憶するように構成されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  7. 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の消費電力量監視装置であって、
    少なくとも一つの電気機器の前記電気機器側記憶手段には、複数の携帯端末装置識別情報と、前記複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置の優先順位が記憶され、
    前記少なくとも一つの電気機器の前記電気機器側処理手段は、前記第1の送信情報を、前記電気機器側記憶手段に記憶されている前記複数の携帯端末装置識別情報で示される複数の携帯端末装置であって、前記電気機器側無線通信手段と前記携帯端末装置側との間で小電力データ通信が可能であると判定している携帯端末装置のうち、優先順位が最も高い携帯端末装置宛に送信するように構成され、
    前記管理装置側記憶手段には、前記少なくとも一つの電気機器を示す電気機器識別情報に対応するユーザー識別情報に対応させて、前記複数の携帯端末装置識別情報が記憶されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の消費電力量監視装置であって、
    前記管理装置側記憶手段には、少なくとも一つの前記ユーザー識別情報に対応させて連絡先情報が記憶されており、
    前記管理装置側処理手段は、前記管理装置側記憶手段に連絡先情報が記憶されているユーザー識別情報に対応する携帯端末装置識別情報で示される全ての携帯端末装置から前記第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない場合には、前記管理装置側記憶手段に前記ユーザー識別情報に対応させて記憶されている前記連絡先情報で示される連絡先に連絡するように構成されていることを特徴とする消費電力量監視装置。
  9. 請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の消費電力量監視装置であって、
    前記管理装置側記憶手段には、前記携帯端末装置識別情報に対応させて連絡先情報が記憶されており、
    前記管理装置側処理手段は、前記管理装置側記憶手段に連絡先情報が記憶されている携帯端末装置識別情報で示される携帯端末装置から前記第2の送信情報を不在判定期間以上受信していない場合には、前記管理装置側記憶手段に前記携帯端末装置識別情報に対応させて記憶されている前記連絡先情報で示される連絡先に連絡するように構成されていることを特徴とする消費電力量監視装置。

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