JP6822154B2 - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
CMYK等の有色色材の他に、特色色材を用いて画像を形成する装置が知られている。また、特色色材を用いて、光沢等の特色効果を与える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、有色色材を用いて画像を形成するときに、スクリーン角度の互いに異なるスクリーンを用いて階調処理(スクリーニング)を行う技術が開示されている。
しかしながら、従来では、有色色材に特色色材を重ねることで、有色色材によって実現される色味が損なわれる場合があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、画像処理装置は、有色の有色画像データと特色の特色画像データとを含む画像データを取得する取得部と、網点の周期的な配列線を規定した有色スクリーンを用いて、前記有色画像データを網点群によって表した有色中間調データを生成する有色中間調生成部と、前記有色スクリーンに規定される周期的な配列線によって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーンを用いて、前記特色画像データを網点群によって表した特色中間調データを生成する特色中間調生成部と、を備え、前記有色画像データは、色の異なる複数種類の色画像データを含み、前記有色スクリーンは、複数種類の色の各々に対応する、互いに異なるスクリーン角度およびスクリーン線数の色スクリーンを含み、前記特色中間調生成部は、複数種類の色の各々に対応する前記色スクリーンの内の1つに規定される前記第1の位相を前記第2の位相にずらした前記特色スクリーンを用いて、前記特色中間調データを生成する。
本発明によれば、有色色材によって実現される色味を損なわずに、特色色材による特色効果を実現することができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図2は、画像データを概念的に示す模式図である。 図3は、画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図4は、第1の情報のデータ構成の一例を示す図である。 図5は、表示画面の一例を示す模式図である。 図6は、スクリーンの一例を示す模式図である。 図7は、特色スクリーンの生成の一例を示す説明図である。 図8は、特色ドットと有色ドットとの位置関係の一例を示す模式図である。 図9は、特色ドットと有色ドットとの位置関係の一例を示す模式図である。 図10は、従来の有色ドットと特色ドットとの位置関係の一例を示す模式図である。 図11は、画像処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図13は、第1の情報のデータ構成の一例を示す図である。 図14は、表示画面の一例を示す模式図である。 図15は、画像処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、表示画面の一例を示す模式図である。 図17は、表示画面の一例を示す模式図である。 図18は、画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図19は、第1の情報のデータ構成の一例を示す図である。 図20は、画像処理装置で実行する画像処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態の画像処理装置10のハードウェア構成の一例である。
画像処理装置10は、本実施の形態の画像処理を行う装置である。画像処理装置10には、ホストコンピュータ9が接続されている。ホストコンピュータ9は、PC(Personal Computer)などである。画像処理装置10は、ホストコンピュータ9から画像データを受信する。そして、画像処理装置10は、この画像データに対して画像処理を行う。
図2は、画像データ34を概念的に示す模式図である。画像データ34は、有色画像データ30と、特色画像データ32と、を含む。なお、画像データ34は、エンジン部8における画像形成条件を示すジョブコマンドなどを更に含んでいてもよい。
有色画像データ30は、RGBやCMYK等の有色の濃度値を規定した画像データである。本実施の形態では、有色画像データ30は、互いに色の異なる複数種類の色画像データを含む。本実施の形態では、有色画像データ30は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各々の色画像データ(色画像データ30Y、30M、30C、30K)を含む場合を一例として説明する。
本実施の形態では、有色画像データ30は、画素毎に、有色の濃度値を規定した画像データである場合を説明する。このため、本実施の形態では、有色画像データ30を構成する各色画像データ(色画像データ30Y、30M、30C、30K)の各々は、対応する色(C、M、Y、K)の各々の色の濃度値を画素毎に規定した画像データである。また、本実施の形態では、有色画像データ30は、1画素の濃度値を8bitで表したデータである場合を、一例として説明する。
なお、画像処理装置10は、ホストコンピュータ9からR、G、Bの色画像データを含む画像データ34を受信してもよい。この場合、画像処理装置10は、R、G、Bの色画像データを、C、M、Y、Kの各々の色画像データ(30Y、30M、30C、30K)に変換すればよい。
特色画像データ32は、画素毎に特色の濃度値を規定した画像データである。特色とは、CMYKやRGBなどの基本的な有色以外の色である。特色は、例えば、金属による金属色、白、透明、などである。金属色は、金属光沢を再現した色である。金属色は、例えば、金色や銀色などである。なお、金属色は、金色や銀色などの基本となる金属色に、更に、CMYKやRGBなどの色味を加味した色であってもよい。
なお、本実施の形態では、特色画像データ32は、1画素の濃度値を8bitで表したデータである場合を、一例として説明する。
図1に戻り説明を続ける。画像処理装置10は、ホストコンピュータ9から受信した画像データ34に対して画像処理を行う。この画像処理により、画像処理装置10は、エンジン部8で処理可能な形式の印刷データを生成する。エンジン部8は、画像処理装置10で生成された印刷データを用いて、記録媒体に画像を形成する。
エンジン部8は、公知の電子写真方式の画像形成装置である。本実施の形態では、エンジン部8には、有色色材および特色色材として、CMYKの有色トナーと、特色トナーと、が搭載されている。特色トナーとは、上記特色を実現するために用いるトナーである。特色トナーは、例えば、金属トナーや、透明な(無色の)トナーや、白色トナーなどがある。本実施の形態では、特色トナーとして、透明トナーを用いる場合を説明する。
なお、エンジン部8は、有色色材および特色色材として、CMYKの有色インクと、特色の特色インクと、を用いて画像を形成する装置であってもよい。
画像処理装置10は、CPU1と、ROM2と、RAM3と、エンジンインターフェース4と、パネルインターフェース5と、パネル装置6と、ホストインターフェース7と、を備える。CPU1、ROM2、RAM3、エンジンインターフェース4、パネルインターフェース5、およびホストインターフェース7は、バス7Aを介してデータ授受可能に接続されている。
パネルインターフェース5は、パネル装置6の接続インターフェースである。パネル装置6は、ユーザからの操作指示を受付ける入力機能と、各種画像を表示する表示機能と、を備える。なお、パネル装置6は、入力機能と、表示機能と、を別体として備えた構成であってもよい。
入力機能の一例は、タッチパネルである。入力機能の他の一例は、キーボード、マウス、などである。表示機能の一例は、液晶表示装置や、有機ELを用いた表示装置などである。
ホストインターフェース7は、ホストコンピュータ9の接続インターフェースである。エンジンインターフェース4は、エンジン部8の接続インターフェースである。
次に、画像処理装置10の機能的構成を説明する。図3は、画像処理装置10の機能的構成を示すブロック図である。
画像処理装置10は、画像処理部20と、記憶部24と、を備える。画像処理部20と記憶部24とは、互いにデータや信号授受可能に接続されている。
記憶部24は、各種情報を記憶する。記憶部24は、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)などで実現する。
本実施の形態では、記憶部24は、第1の情報26を記憶する。第1の情報26は、画像処理部20で実行する中間調処理時(詳細後述)に用いる情報である。
図4は、第1の情報26のデータ構成の一例を示す図である。第1の情報26は、種類情報と、有色情報および特色情報の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と、を対応づけたものである。
本実施の形態では、第1の情報26を、第1テーブル26Aと、第2テーブル26Bと、に分けて用いる場合を説明する。なお、第1テーブル26Aと第2テーブル26Bとをまとめて、1つのテーブルやデータベースとして構成してもよい。
第1テーブル26Aは、種類情報と、スクリーンIDと、中間調処理種類と、を対応づけたデータである。
図4(A)は、第1テーブル26Aのデータ構成の一例を示す模式図である。第1テーブル26Aは、種類情報と、スクリーンIDと、中間調処理種類と、を対応づけたものである。
種類情報は、画像処理部20が行う中間調処理の種類を示す情報である。具体的には、種類情報は、中間調処理時に用いるスクリーンの種類を示す情報である。
図4(A)には、一例として、5種類(200Dot、175Dot、150Dot、360Dot、誤差拡散)の種類情報を示した。しかし、種類情報は、図4(A)に示す形態に限定されない。
スクリーンIDは、中間調処理(スクリーニング処理またはスクリーニングと称する場合もある)に用いるスクリーンの識別情報である。スクリーンは、中間調の階調表現を擬似的に網点で実現するためのパターンデータである。スクリーンは、色材の付着領域を示す網点と、付与しない領域(網点以外の領域)と、を、周期的に配列したものである。言い換えると、スクリーンは、網点の周期的な配列線によって表される。
中間調処理種類は、種類情報に対応する、中間調処理の種類を示す情報である。図4(A)には、一例として、200lpi−Dot、175lpi−Dot、150lpi−Dot、360lpi−Dot、および誤差拡散の、5種類の中間調処理種類を示した。
なお、図4(A)中、lpi−Dotは、lpiの前に示す数値がスクリーン線数を示し、dotはドット集中型スクリーンを表す。lpi−Dotで表されるスクリーンは、出力解像度の増加にしたがって、網点が真円上に成長するパターン変化を示す。一方、lpi−lineで表されるスクリーンは、ラインスクリーンを示す。lpi−lineで表されるスクリーンは、出力解像度の増加に従って、網点が一定の角度方向に線状の形状につながりながら成長するパターン変化を示す。誤差拡散は、ドット分散型の中間調処理(スクリーン処理)を示す。
図4(B)は、第2テーブル26Bのデータ構成の一例を示す模式図である。第2テーブル26Bは、スクリーンIDと、有色情報および特色情報の各々に対応する、スクリーン線数およびスクリーン角度の各々を対応づけたものである。なお、図4における、“線数”は、スクリーン線数を示し、“角度”は、スクリーン角度を示す。
有色情報は、有色を示す情報である。本実施の形態では、有色情報は、C、M、Y、Kの各々の色情報を含む。特色情報は、特色を示す情報である。
スクリーン線数は、単位長さあたりの網点の密度を示す。具体的には、スクリーン線数は、1インチあたりの、網点の配列数を示す。スクリーン角度は、網点の配列線の角度を示す。配列線の方向は、スクリーン方向と称される場合がある。なお、誤差拡散処理のようなドット分散型のスクリーン処理に関してはスクリーン線数、スクリーン角度は定義されない。
なお、図4(B)に示すように、第2テーブル26Bには、有色情報に含まれる各色情報(C、M、Y、K)の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度として、色情報間で互いに異なる値が予め設定されている。
一方、特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度は、有色情報に含まれる色情報(C、M、Y、K)の内の何れかスクリーン線数およびスクリーン角度と同じであることが好ましい。図4に示す例では、特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度が、有色情報の内のY色の色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と同じである場合を一例として示した。
なお、特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度は、有色情報に含まれる色情報(C、M、Y、K)の内の、K色(黒色)に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と同じであることが、特に好ましい。
図3に戻り、説明を続ける。画像処理部20は、取得部11と、色変換処理部12と、γ変換部13と、総量規制部14と、中間調生成部15と、受付部16と、入力情報判断部17と、スクリーン設定部18と、スクリーン生成部19と、を備える。取得部11、色変換処理部12、γ変換部13、総量規制部14、中間調生成部15、受付部16、入力情報判断部17、スクリーン設定部18、およびスクリーン生成部19の一部またはすべては、例えば、CPU(Central Processing Unit)1などの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
取得部11は、ホストコンピュータ9から画像データ34を取得する。例えば、取得部11は、1画素を8bitの濃度値で表した、1200dpiの画像データ34を取得する。
色変換処理部12は、取得部11が取得した画像データ34に含まれる有色画像データ30について、色変換処理を行う。例えば、ホストコンピュータ9から取得した画像データ34に含まれる有色画像データ30が、RGBの色空間であったとする。この場合、色変換処理部12は、RGBの色空間の有色画像データ30を、CMYKの色空間の有色画像データ30へ変換する。これにより、色変換処理部12は、CMYK各々の色の有色画像データ30(色画像データ30C、30M、30Y、30K)を得る。
なお、色変換処理部12は、取得部11で取得された画像データ34に含まれる特色画像データ32については、画像処理を行わず、そのままγ変換部13へ出力する。
γ変換部13は、CMYKの各々の色の有色画像データ30(色画像データ30C、30M、30Y、30K)、および特色画像データ32に対して、ガンマ補正を行う。
総量規制部14は、ガンマ補正された有色画像データ30および特色画像データ32を用いて、総量規制処理を行う。ここで、記録媒体上の1画素に相当する領域において、エンジン部8で載せることの可能な色材量(トナー量)には限界がある。総量規制とは、記録媒体上の1画素に相当する領域あたりの色材量の総量が、該限界の量以下となるように、有色画像データ30および特色画像データ32の各画素値(濃度値)を補正する処理である。
そして、総量規制部14は、総量規制した有色画像データ30(色画像データ30C、30M、30Y、30K)および特色画像データ32を、中間調生成部15へ出力する。
中間調生成部15は、中間調処理を実行する。中間調生成部15は、総量規制部14から受付けた有色画像データ30(色画像データ30C、30M、30Y、30K)と、特色画像データ32と、について、中間調処理を実行する。
中間調処理は、各画素の画素値を8bitで表される0〜255の階調値で示した有色画像データ30(色画像データ30C、30M、30Y、30K)および特色画像データ32の各々から、中間調データ(有色中間調データ、特色中間調データ)を生成する処理である。中間調処理は、スクリーン処理と称される場合もある。中間調生成部15が行う中間調処理は、用いるスクリーンがスクリーン設定部18によって設定されたスクリーンである以外は、公知のスクリーン処理(階調変換処理)と同様である。中間調データは、網点群によって表されるデータである。
具体的には、中間調処理は、有色画像データ30および特色画像データ32を、小値化する処理である。有色画像データ30および特色画像データ32の各々は、各画素に対応する濃度値(画素値)が、8bitで表現することで、0〜255の濃度値(階調値と称される場合もある)で表されている。
中間調生成部15は、これらの有色画像データ30および特色画像データ32を小値化することで、有色中間調データおよび特色中間調データを生成する。本実施の形態では、中間調生成部15は、有色画像データ30および特色画像データ32の各画素の画素値(濃度値)を、二値化することで、中間調処理を行い、有色中間調データおよび特色中間調データを生成する。
一方、受付部16は、種類情報の指定を受付ける。例えば、受付部16は、種類情報の指定を受付けるための表示画面を、パネル装置6へ表示する。
図5は、表示画面40の一例を示す模式図である。表示画面40は、種類情報の一覧を含む。表示画面40に含まれる種類情報は、記憶部24に記憶されている第1の情報26(第1テーブル26A(図4(A)参照))に登録されている種類情報と一致する。
ユーザは、パネル装置6に表示された表示画面40を参照しながら、所望の出力解像度に応じた種類情報を選択する。これにより、ユーザは、所望のスクリーンに対応する種類情報を選択する。図3に戻り、すると、受付部16は、ユーザによって選択された種類情報を受付ける。
入力情報判断部17は、受付部16で受付けた種類情報が、スクリーンを使用する中間調処理か、スクリーンを使用しない中間調処理であるか、を判断する。スクリーンを使用しない中間調処理は、種類情報として誤差拡散が指定されたことを意味する。
入力情報判断部17は、第1テーブル26Aにおける、受付けた種類情報に対応するスクリーンIDが、“ScreenID1”〜“ScreenID4”の何れかである場合、スクリーンを使用すると判断する。そして、入力情報判断部17は、受付けた種類情報に対応するスクリーンIDを、スクリーン設定部18と、スクリーン生成部19と、中間調生成部15と、に出力する。
また、入力情報判断部17は、第2テーブル26Bにおける、受付けたスクリーンIDに対応する特色情報のスクリーン線数およびスクリーン角度を、スクリーン生成部19に出力する。
入力情報判断部17は、第1テーブル26Aにおける、受付けた種類情報に対応するスクリーンIDが、“ScreenID5”である場合、スクリーンを使用しないと判断する。そして、入力情報判断部17は、受付けた種類情報に対応するスクリーンIDを、中間調生成部15に設定する。この場合、中間調生成部15は、総量規制部14から受付けた画像データ34に対して、誤差拡散処理を行う。
スクリーン生成部19は、特色スクリーンを生成する。特色スクリーンは、特色画像データ32の中間調処理に用いるスクリーンである。
スクリーン生成部19は、受付部16で受付けた種類情報を入力情報判断部17から受付ける。また、スクリーン生成部19は、該種類情報に対応するスクリーンIDと、該スクリーンIDに対応する特色情報のスクリーン線数およびスクリーン角度と、を入力情報判断部17から受付ける。
そして、スクリーン生成部19は、読取ったスクリーン線数およびスクリーン角度の特色スクリーンを生成する。スクリーン生成部19は、生成した特色スクリーンを、該スクリーンIDに対応づけて記憶部24へ記憶する。
詳細には、スクリーン生成部19は、入力情報判断部17から受付けた、特色情報のスクリーン線数およびスクリーン角度を用いて、これらのスクリーン線数およびスクリーン角度を示すスクリーンを生成する。さらに、スクリーン生成部19は、生成したスクリーンの位相を、入力情報判断部17から受付けた種類情報に対応するスクリーンIDに応じた、有色情報に対応する有色スクリーンの第1の位相に対してずらす。
これにより、スクリーン生成部19は、第1の位相に対して位相をずらした、第2の位相の特色スクリーンを生成する。
有色スクリーンは、有色画像データ30の中間調処理に用いるスクリーンである。本実施の形態では、記憶部24には、スクリーンIDに対応する、有色情報の有色スクリーンが予め記憶されているものとする。この有色情報の有色スクリーンは、CMYKの各色の色スクリーンを含む。これらのCMYKの各色スクリーンの各々は、第2テーブル26Bに示すスクリーン線数およびスクリーン角度を示す。
すなわち、本実施の形態では、有色の各色の各々に対応するCMYKの各々の色スクリーンは、スクリーン角度およびスクリーン線数が互いに異なる。
ここで、上述したように、第1の情報26の第2テーブル26Bには、特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度として、有色情報に含まれる色情報の内の何れかに一致するスクリーン線数およびスクリーン角度が登録されている。このため、スクリーン生成部19は、有色に含まれる複数種類の色の各々に対応する色スクリーンの内の1つに規定される第1の位相を、第2の位相にずらした、特色スクリーンを生成する。
すなわち、スクリーン生成部19は、色スクリーンの内の1つと同じスクリーン角度およびスクリーン線数であり、且つ、該色スクリーンとは異なる位相の、特色スクリーンを生成する。特色スクリーンと、有色スクリーンにおける複数種類の色の色スクリーンの内の1つと、のスクリーン角度およびスクリーン線数を共通とすることで、モアレを防ぐことができる。
なお、特色スクリーンの生成時に、第1の位相から第2の位相へと位相をずらす量(位相ずれ量)は、予め記憶しておけばよい。そして、スクリーン生成部19は、位相ずれ量を読取り、第1の位相に対して位相をずらした第2の位相の特色スクリーンを生成すればよい。
図6は、スクリーン54の一例を示す模式図である。図6に示すように、スクリーン54は、色材を付与する領域である網点61の周期的な配列線Lによって表される。
図6(A)は、有色スクリーン50の一例を示す模式図である。図6(A)に示すように、有色スクリーン50は、有色色材を付着させる領域である有色網点60を周期的に配列したパターンデータである。有色スクリーン50における、有色網点60の周期的な配列線LAによって表される位相が、第1の位相に相当する。
なお、有色スクリーン50は、有色の各色の各々に対応する色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を含む。これらの各色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の各々は、第2テーブル26B(図4(B)参照)における有色情報に含まれる各色情報(C、M、Y、K)の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を示す。このため、これらの色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)は、互いにスクリーン線数およびスクリーン角度が異なる。
図6(A)には、一例として、有色スクリーン50の内の1つである色スクリーン50Yにおける、有色網点60の配列のパターンの一例を示した。
図6(B)は、特色スクリーン52の一例を示す模式図である。図6(B)に示すように、特色スクリーン52は、特色色材を付着させる領域である特色網点62を周期的に配列したものである。特色スクリーン52における、特色網点62の周期的な配列線LBによって表される位相が、第2の位相に相当する。
この特色スクリーン52は、第2テーブル26B(図4(B)参照)における特色情報に対応する、スクリーン線数およびスクリーン角度を示す。このため、特色スクリーン52のスクリーン線数およびスクリーン角度は、有色に含まれる複数種類の色の各々の内の、1つの色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と同じである。図4および図6に示す例では、特色スクリーン52は、Y色の色スクリーン50Yと同じスクリーン線数およびスクリーン角度であり、配列線Lによって表される位相が異なる。
なお、特色スクリーン52の位相である第2の位相は、有色スクリーン50の第1の位相とは異なる。例えば、第2の位相は、第1の位相に対して、1/2位相ずれていることが好ましい。
本実施の形態では、スクリーン生成部19は、このような位相の関係を示す、特色スクリーン52を生成する。
スクリーン54の生成について、さらに詳細に説明する。図7は、特色スクリーン52の生成の一例を示す説明図である。
まず、スクリーン生成部19は、入力情報判断部17から受付けたスクリーンIDに対応する、有色情報のCMYKの各々の色に対応する有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を、記憶部24から読取る。
次に、スクリーン生成部19は、特色スクリーン52を生成する。スクリーン生成部19は、入力情報判断部17から受付けた、スクリーンIDと、該スクリーンIDに対応する特色情報のスクリーン線数およびスクリーン角度と、を読取る。
そして、スクリーン生成部19は、該スクリーンIDに対応する、有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の内、読取った特色情報と同じスクリーン線数およびスクリーン角度の色スクリーンを特定する。例えば、色スクリーン50Yを特定したと仮定する。
そして、スクリーン生成部19は、特定した色スクリーン(例えば、色スクリーン50Y)の第1の位相を、第2の位相にずらすことによって、特色スクリーン52を生成する。
すなわち、スクリーン生成部19は、特色と同じスクリーン線数およびスクリーン角度を示す色情報の色スクリーン(例えば、色スクリーン50Y)を基準として、位相を第2の位相にずらすことによって、特色スクリーン52を生成する。
詳細には、スクリーン線数とスクリーン角度の同じ色情報の色スクリーンが、色スクリーン50Yであったとする。そして、色スクリーン50Yに示される、有色網点60の内の1点を、原点d0(x0,y0)に設定する。
そして、この原点d0から0度の方向に伸ばした直線をx軸とし、原点d0から90度の方向に伸ばした直線をy軸とする。さらに、スクリーン生成部19は、原点d0から主走査方向に沿って、複数の有色網点60を通るように伸ばした直線を、色スクリーン50Yの配列線LAの1つである配列線LA1とする。なお、主走査方向とは、印刷データに応じた画像形成時における、形成対象の記録媒体の搬送方向に対して直交する方向を示す。画像形成や記録媒体の搬送は、エンジン部8によって行われる。
さらに、原点d0から副走査方向に最も近い有色網点60を、d3(x3,y3)とする。副走査方向とは、主走査方向に直交する方向である。このd3から主走査方向に沿って、複数の有色網点60を通るように伸ばした直線を、色スクリーン50Yの配列線LAの1つである配列線LA2とする。
そして、原点d0から配列線LA1方向に最も近い有色網点60を、d1(x1,y1)とする。また、d3の有色網点60から配列線LA2方向に最も近い有色網点60を、d2(x2,y2)と設定する。
この場合、d3とした有色網点60から、d1とした有色網点60までの、x軸方向の距離Δxは、Δx=x1+x3と表せる。また、d0とした有色網点60から、d2とした有色網点60までの、y軸方向の距離Δyは、Δy=y2+y0と表せる。
そして、スクリーン生成部19は、色スクリーン50Yの位相を、x軸方向にn、y軸方向にm、ずらす。なお、0<m<1、0<n<1の関係を満たす。これにより、スクリーン生成部19は、色スクリーン50Yの第1の位相を第2の位相へずらす。これにより、特色スクリーン52を生成する。
この場合、特色スクリーン52の特色網点62の1つであるd4の位置座標は、(x,y)=(Δx×n,Δy×m)で表す事ができる。
なお、nおよびmの各々の最も好ましい値は、1/2である。すなわち、第1の位相と第2の位相とは、1/2位相ずれた位相であることが最も好ましい。1/2位相のずれとすることで、有色のドットまたは特色のドットの付着位置にずれが生じた場合であっても、色相に与える影響を最小限とすることができる。
スクリーン生成部19は、特色網点62の1つであるd4を基準点とし、受付部16で受付けた種類情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角の、特色スクリーン52を生成する。
これにより、スクリーン生成部19は、スクリーン線数とスクリーン角度が同じ色情報の色スクリーンを基準として、x軸方向にn、y軸方向にm、位相をずらした、特色スクリーン52を生成する。言い換えると、スクリーン生成部19は、スクリーン線数とスクリーン角度が同じ色情報の色スクリーンを基準として、位相を、第1の位相から第2の位相へずらした、特色スクリーン52を生成する(図6も参照)。
図3に戻り、説明を続ける。そして、スクリーン生成部19は、生成した特色スクリーン52を、スクリーンIDおよび特色情報に対応づけて、記憶部24に記憶する。
スクリーン設定部18は、受付部16で受付けた種類情報に対応するスクリーンIDを、第1の情報26から特定する。そして、スクリーン設定部18は、特定したスクリーンIDに対応する、スクリーン54(有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)と、特色スクリーン52)を、中間調生成部15へ出力する。
中間調生成部15は、有色中間調生成部15Aと、特色中間調生成部15Bと、を含む。
有色中間調生成部15Aは、スクリーン設定部18が特定したスクリーンIDに対応する、スクリーン54(有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K))を用いて、有色画像データ30から有色中間調データを生成する。有色中間調データは、有色に含まれるCMYKの各色に対応する、色中間調データを含む。
すなわち、有色中間調生成部15Aは、有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を用いて、有色画像データ30(色画像データ30C、30M、30Y、30K)の各々を網点群(有色網点60の群)によって表した、有色中間調データ(CMYKの各々の色中間調データ)を生成する。
特色中間調生成部15Bは、スクリーン設定部18が特定したスクリーンIDに対応する、特色スクリーン52を用いて、特色画像データ32から特色中間調データを生成する。
すなわち、特色中間調生成部15Bは、有色スクリーン50に規定される網点61(有色網点60)の周期的な配列線Lによって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーン52を用いて、特色画像データ32を網点群によって表した特色中間調データを生成する。
言い換えると、特色中間調生成部15Bは、複数種類の色の各々に対応する色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の内の1つに規定される第1の位相を第2の位相にずらした、特色スクリーン52を用いて、特色中間調データを生成する。
そして、中間調生成部15は、生成した特色中間調データおよび有色中間調データ(CMYKの色中間調データ)を、印刷データとして、エンジン部8へ出力する。
エンジン部8は、受信した印刷データに基づいて、記録媒体に画像を形成する。すなわち、エンジン部8は、印刷データに含まれる有色中間調データに示される有色網点60に相当する領域に有色色材を付与することで、記録媒体に有色画像を形成する。詳細には、エンジン部8は、有色中間調データに含まれる、CMYKの各色中間調データを用いて、対応する色の有色色材を付与することで、記録媒体にCMYKの有色画像を形成する。
また、エンジン部8は、印刷データに含まれる特色中間調データに示される特色網点62に相当する領域に特色色材を付与することで、記録媒体に特色画像を形成する。
ここで、上述したように、特色スクリーン52は、有色スクリーン50に規定される網点61(有色網点60)の周期的な配列線Lによって表される第1の位相とは異なる第2の位相のスクリーンである。
このため、記録媒体P上において、有色色材によるドットと、特色色材によるドットと、は、位相のズレに応じてずれた位置に形成される。
図8および図9は、記録媒体Pに形成された、特色ドットDIと有色ドットDCとの位置関係の一例を示す模式図である。図8に示すように、記録媒体Pには、特色ドットDIと有色ドットDCとが、スクリーンにおける位相のずれに応じてずれた位置に形成される。
このため、本実施の形態では、図9に示すように、記録媒体P上において、有色ドットDCと、特色ドットDIとは、中間調処理時に用いたスクリーンの位相のズレに応じてずれた位置に形成される。このため、有色ドットDCの領域に到達した光Sと、特色ドットDIの領域に到達した光Sと、による光の干渉を抑制することができる。
一方、従来では、有色ドットDCの領域に到達した光Sと、特色ドットDIの領域に到達した光Sと、による光の干渉が生じていた。図10は、従来の方式により記録媒体Pに形成された、有色ドットDCと特色ドットDIとの位置関係の一例を示す模式図である。
図10に示すように、従来の方式では、記録媒体P上の1つの画素に対応する領域において、有色ドットDC上に特色ドットDIが重ねて形成されていた。このため、有色ドットDCの表面で反射した光Sと、特色ドットDIの表面で反射した光Sと、による光の干渉が生じていた。このため、従来の方式では、再現性の低下が生じていた。
一方、本実施の形態の画像処理装置10では、有色色材によって実現される色味を損なわずに、特色色材による特色効果を実現することができる。
次に、本実施の形態の画像処理装置10で実行する画像処理の手順を説明する。
図11は、本実施の形態の画像処理装置10で実行する画像処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、取得部11が、画像データ34を取得し、γ変換部13および総量規制部14によって処理された画像データ34(有色画像データ30、特色画像データ32)が、中間調生成部15へ出力されているものとして説明する。
まず、受付部16が、種類情報の指定を受付ける(ステップS100)。例えば、受付部16は、図5に示す表示画面40を表示する。ユーザは、パネル装置6に表示された表示画面40を参照しながら、所望の出力解像度に応じた種類情報を選択する。すると、受付部16は、ユーザによって選択された種類情報を受付ける。
次に、入力情報判断部17が、ステップS100で受付けた種類情報が、スクリーンを使用する中間調処理か、スクリーンを使用しない中間調処理であるか、を判断する(ステップS102)。
スクリーンを使用すると判断した場合(ステップS102:Yes)、ステップS104へ進む。ステップS104では、入力情報判断部17が、ステップS100で受付けた種類情報に対応するスクリーンIDと、該スクリーンIDに対応する、有色情報(色情報)および特色情報の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と、を、中間調生成部15、スクリーン設定部18、およびスクリーン生成部19の各々へ設定(出力)する(ステップS104)。
次に、スクリーン生成部19が、特色スクリーン52を生成する(ステップS106)。なお、図11に示す処理ルーチンでは、スクリーン生成部19は、予め有色スクリーン50を生成し、記憶部24へ記憶しているものとして説明する。
ステップS106では、スクリーン生成部19は、ステップS104で設定されたスクリーンIDおよび特色情報に対応する、スクリーン線数およびスクリーン角度を、記憶部24における第2テーブル26Bから読取る。そして、スクリーン生成部19は、読取った特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を用いて、このスクリーン線数およびスクリーン角度を示すスクリーンを生成する。さらに、スクリーン生成部19は、生成したスクリーンの位相を、ステップS104で設定された種類情報および有色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を示す有色スクリーン50の、第1の位相に対してずらす。これにより、スクリーン生成部19は、第1の位相に対して位相をずらした、第2の位相の特色スクリーン52を生成する。
そして、スクリーン生成部19は、生成した特色スクリーン52を、スクリーンIDおよび特色情報に対応づけて、記憶部24に記憶する(ステップS108)。
次に、スクリーン設定部18が、ステップS100で受付けた種類情報に対応するスクリーンIDを、第1の情報26から特定する。そして、スクリーン設定部18は、特定したスクリーンIDに対応する、スクリーン54(有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)と、特色スクリーン52)を、中間調生成部15へ出力する。これにより、スクリーン設定部18が、中間調処理に用いるスクリーン54を、中間調生成部15に設定(出力)する(ステップS110)。
次に、中間調生成部15が、有色画像データ30および特色画像データ32の各々に対して、ステップS110で設定されたスクリーン54を用いて、スクリーン処理(中間調処理)を実行する(ステップS112)。
ステップS112では、中間調生成部15の有色中間調生成部15Aが、スクリーン設定部18が設定した有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を用いて、有色画像データ30から有色中間調データを生成する。すなわち、有色中間調生成部15Aは、有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を用いて、有色画像データ30(色画像データ30C、30M、30Y、30K)の各々を網点群(有色網点60の群)によって表した、有色中間調データ(CMYKの各々の色中間調データ)を生成する。
また、ステップS112では、中間調生成部15の特色中間調生成部15Bが、スクリーン設定部18が設定した特色スクリーン52を用いて、特色画像データ32から特色中間調データを生成する。
すなわち、特色中間調生成部15Bは、有色スクリーン50に規定される網点61(有色網点60)の周期的な配列線Lによって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーン52を用いて、特色画像データ32を網点群によって表した特色中間調データを生成する。
そして、中間調生成部15は、生成した有色中間調データおよび特色中間調データを含む印刷データを、エンジン部8へ出力し(ステップS113)、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS102の判断において、スクリーンを使用しないと判断した場合(ステップS102:No)、ステップS114へ進む。ステップS114では、スクリーン設定部18が、ステップS100で受付けた種類情報に対応するスクリーンIDと、該スクリーンIDに対応する中間調処理種類(この場合、誤差拡散)を、中間調生成部15へ設定(出力)する(ステップS114)。
次に、中間調生成部15が、有色画像データ30および特色画像データ32の各々に対して、誤差拡散を行うことで、中間調処理を実行する(ステップS116)。これにより、中間調処理がスクリーン線数およびスクリーン角度のない誤差拡散である場合についても、特色中間調データを生成することができる。
そして、中間調生成部15は、誤差拡散によって生成した、有色中間調データおよび特色中間調データを含む印刷データを、エンジン部8へ出力し(ステップS117)、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の画像処理装置10は、取得部11と、有色中間調生成部15Aと、特色中間調生成部15Bと、を備える。取得部11は、有色の有色画像データ30と、特色の特色画像データ32と、を含む画像データ34を取得する。有色中間調生成部15Aは、網点61(有色網点60)の周期的な配列線Lを規定した有色スクリーン50を用いて、有色画像データ30を網点群によって表した有色中間調データを生成する。特色中間調生成部15Bは、有色スクリーン50に規定される周期的な配列線LAによって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーン52を用いて、特色画像データ32を網点群によって表した特色中間調データを生成する。
このように、本実施の形態で用いる特色スクリーン52は、有色スクリーン50に規定される網点61(有色網点60)の周期的な配列線Lによって表される第1の位相とは異なる第2の位相のスクリーンである。このため、有色中間調データに基づいて記録媒体Pに形成された有色色材によるドットと、特色中間調データに基づいて記録媒体Pに形成された特色色材によるドットと、は、位相のズレに応じてずれた位置に形成される。
このため、有色ドットの領域に到達した光と、特色ドットの領域に到達した光と、による光の干渉を抑制することができる。すなわち、図9を用いて説明したように、本実施の形態では、記録媒体P上において、有色ドットDCと、特色ドットDIとは、中間調処理時に用いたスクリーンの位相のズレに応じてずれた位置に形成される。このため、有色ドットDCの領域に到達した光Sと、特色ドットDIの領域に到達した光Sと、による光の干渉を抑制することができる。
従って、本実施の形態の画像処理装置10は、有色色材によって実現される色味を損なわずに、特色色材による特色効果を実現することができる。
なお、特色は、透明(無色透明)であることが好ましい。特色が透明である場合、最も光の干渉が生じやすい。このため、本実施の形態の画像処理装置10では、特色が透明(無色透明)を示す場合に、特に効果的に、有色色材によって実現される色味を損なわずに、特色色材による特色効果を実現することができる。
また、有色画像データ30は、色の異なる複数種類の色画像データ(色画像データ30C、30M、30Y、30K)を含む。有色スクリーン50は、複数種類の色の各々に対応する、互いに異なるスクリーン角度およびスクリーン線数の色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を含む。特色中間調生成部15Bは、複数種類の色の各々に対応する色スクリーン50C、50M、50Y、50Kの内の1つに規定される第1の位相を第2の位相にずらした特色スクリーン52を用いて、特色中間調データを生成する。
また、記憶部24は、第1の情報26を記憶する。第1の情報26は、中間調処理の種類を示す種類情報と、有色を示す有色情報および特色を示す特色情報の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と、を対応づけた情報である。受付部16は、種類情報の指定を受付ける。スクリーン生成部19は、受付けた種類情報および特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を示すスクリーンの位相を、受付けた種類情報および有色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を示す有色スクリーン50の第1の位相に対してずらすことによって第2の位相とした、特色スクリーン52を生成する。
なお、特色中間調生成部15Bは、複数種類の色の内、黒色に対応する色スクリーン(色スクリーン50K)に規定される第1の位相を第2の位相にずらした、特色スクリーン52を用いて、特色中間調データを生成することが好ましい。
(第2の実施の形態)
なお、第1の実施の形態では、第1の情報26(図4参照)には、有色情報および特色情報の各々に対応する、スクリーン線数およびスクリーン角度の各々が予め登録されている場合を説明した。また、第1の実施の形態では、有色スクリーン50は予め生成され、スクリーン生成部19は、特色スクリーン52を生成する場合を説明した。
本実施の形態では、ユーザが、有色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度として任意の値を設定する場合を説明する。また、本実施の形態では、スクリーン生成部19が、有色スクリーン50および特色スクリーン52の各々を生成する場合を説明する。
図12は、本実施の形態の画像処理装置10Aの機能的構成を示すブロック図である。なお、画像処理装置10Aのハードウェア構成は、第1の実施の形態の画像処理装置10(図1参照)と同様である。
画像処理装置10Aは、画像処理部20Aと、記憶部240と、を備える。画像処理部20Aと記憶部240とは、互いにデータや信号授受可能に接続されている。
記憶部240は、各種情報を記憶する。記憶部240は、例えば、HDDなどで実現する。
本実施の形態では、記憶部240は、第1の情報27を記憶する。第1の情報27は、画像処理部20Aで実行する中間調処理時に用いる情報である。
図13は、第1の情報27のデータ構成の一例を示す図である。第1の情報27は、種類情報と、有色情報および特色情報の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と、を対応づけたものである。
本実施の形態では、第1の情報27を、第1テーブル27Aと、第2テーブル27Bと、に分けて用いる場合を説明する。なお、第1テーブル27Aと第2テーブル27Bとをまとめて、1つのテーブルやデータベースとして構成してもよい。
図13(A)は、第1テーブル27Aのデータ構成の一例を示す模式図である。第1テーブル27Aは、第1の実施の形態の第1テーブル26Aと同様に、種類情報と、スクリーンIDと、中間調処理種類と、を対応づけたデータである。本実施の形態では、第1テーブル27Aは、種類情報として、“ユーザ指定”を更に含む。種類情報“ユーザ指定”は、ユーザによって指定された任意のスクリーン角度やスクリーン線数のスクリーンを示す。
図13(B)は、第2テーブル27Bのデータ構成の一例を示す模式図である。第2テーブル27Bは、第1の実施の形態の第2テーブル26Bと同様に、スクリーンIDと、有色情報および特色情報の各々に対応する、スクリーン線数およびスクリーン角度の各々を対応づけたものである。本実施の形態では、第2テーブル27Bは、第2テーブル26Bに加えて、スクリーンIDとして、ユーザによって設定された、スクリーン線数およびスクリーン角度のスクリーンを示す、“ScreenID6”を含む。
第2テーブル27Bにおける、ScreenID6に対応する、有色情報のスクリーン線数およびスクリーン角度は、ユーザによって設定される。また、本実施の形態では、ScreenID6に対応する、特色情報のスクリーン線数およびスクリーン角度は、第2テーブル27Bに登録せずに用いる。
図12に戻り、説明を続ける。画像処理部20Aは、取得部11と、色変換処理部12と、γ変換部13と、総量規制部14と、中間調生成部15と、受付部162と、入力情報判断部17と、スクリーン設定部18と、スクリーン生成部192と、を備える。画像処理部20Aは、受付部16およびスクリーン生成部19に代えて、受付部162およびスクリーン生成部192の各々を備えた以外は、第1の実施の形態の画像処理部20と同様の構成である。
受付部162は、種類情報の指定と、有色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度の入力と、を受付ける。例えば、受付部162は、種類情報の指定を受付けるための表示画面を、パネル装置6へ表示する。
図14は、表示画面の一例を示す模式図である。図14(A)は、表示画面42の一例を示す模式図である。図14(B)は、表示画面44の一例を示す模式図である。
表示画面42は、種類情報の一覧を含む。表示画面42に含まれる種類情報は、記憶部240に記憶されている第1の情報27(第1テーブル27A(図13(A)参照))に登録されている種類情報と一致する。このため、本実施の形態では、表示画面42は、種類情報として“ユーザ指定”を含む。
ユーザは、パネル装置6に表示された表示画面42を参照しながら、所望の種類情報を選択する。本実施の形態では、ユーザは、種類情報“ユーザ指定”を選択する場合を説明する。
ユーザが種類情報“ユーザ指定”を選択すると、受付部162は、種類情報“ユーザ指定”を受付ける。すると、受付部162は、有色情報に含まれる色情報の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度の各々の入力を受付けるための表示画面44を、パネル装置6へ表示する。例えば、図14(B)に示す表示画面44が、パネル装置6へ表示される。
ユーザは、表示画面44を参照しながらパネル装置6を操作することで、複数種類の色(C、M、Y、K)の各々に対応する、互いに異なるスクリーン角度およびスクリーン線数を入力する。
受付部162は、有色に含まれる複数種類の色(CMYKの色)の各々を示す色情報にそれぞれ対応する、スクリーン角度およびスクリーン線数を含む、設定情報を受付ける。
スクリーン生成部192は、有色スクリーンおよび特色スクリーンを生成する。スクリーン生成部192は、有色スクリーン生成部192Aと、特色スクリーン生成部192Bと、を含む。
有色スクリーン生成部192Aは、複数種類の色(CMYKの色)の各々ごとに、受付部162が受付けた設定情報に含まれるスクリーン線数およびスクリーン角度の、色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を生成する。
色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の生成方法は、受付部162が受付けた設定情報に含まれる、各色情報の各々に対応するスクリーン角度およびスクリーン線数を用いる以外は、第1の実施の形態と同様である。
特色スクリーン生成部192Bは、複数種類の色の各々に対応する色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の内の1つに規定される第1の位相を、第2の位相にずらした特色スクリーン52を生成する。
特色スクリーン生成部192Bは、位相をずらす元となるスクリーンとして、有色スクリーン生成部192Aが作成した色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の内の1つを用いる以外は、第1の実施の形態と同様にして、第1の位相から第2の位相へと位相をずらすことで、特色スクリーン52を生成すればよい。
なお、特色スクリーン生成部192Bは、位相をずらす元となるスクリーンとして、有色スクリーン生成部192Aが作成した色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の内、他の色との干渉の発生が少ない色を用いる。例えば、黒色に対応する色スクリーン50Kを用いる。これは、黒が強調されても画像の色相は変わらないことから、色相方向での色再現性が悪くなりにくいためである。
次に、本実施の形態の画像処理装置10Aで実行する画像処理の手順を説明する。
図15は、本実施の形態の画像処理装置10Aで実行する画像処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、取得部11が、画像データ34を取得し、γ変換部13および総量規制部14によって処理された画像データ34(有色画像データ30、特色画像データ32)が、中間調生成部15へ出力されているものとして説明する。また、本実施の形態では、種類情報の指定として、“ユーザ指定”が選択される場合を説明する。
まず、受付部162が、種類情報の指定を受付ける(ステップS200)。例えば、受付部162は、図14に示す表示画面42を表示する。ユーザは、パネル装置6に表示された表示画面42を参照しながら、所望の種類情報を選択する。本実施の形態では、種類情報“ユーザ指定”が選択される場合を説明する。受付部162は、ユーザによって選択された種類情報“ユーザ指定”を受付ける。
次に、受付部162が、有色に含まれる複数種類の色(CMYKの色)の各々を示す色情報にそれぞれ対応する、スクリーン角度およびスクリーン線数を含む、設定情報を受付ける(ステップS202)。例えば、受付部162は、図14(B)に示す表示画面44を表示することで、各色の各々のスクリーン線数およびスクリーン角度の入力を受付ける。
次に、入力情報判断部17が、受付けたスクリーンID、線数、角度を設定する(ステップS204)。
次に、スクリーン生成部192が、ステップS202で受付けた設定情報を用いて、有色スクリーン50と特色スクリーン52とを生成する(ステップS206)。
次に、スクリーン生成部192は、生成した有色スクリーン50および特色スクリーン52を、スクリーンIDに対応づけて、記憶部240に記憶する(ステップS208)。
次に、スクリーン設定部18が、ステップS200で受付けた種類情報に対応するスクリーンIDを、第1の情報27から特定する。そして、スクリーン設定部18は、特定したスクリーンIDに対応する、スクリーン54(有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)と、特色スクリーン52)を、記憶部240から読取り、中間調生成部15へ出力する。これにより、スクリーン設定部18が、中間調処理に用いるスクリーン54を、中間調生成部15に設定する(ステップS210)。
次に、中間調生成部15が、有色画像データ30および特色画像データ32の各々に対して、ステップS210で設定されたスクリーン54を用いて、スクリーン処理(中間調処理)を実行する(ステップS212)。ステップS212の処理は、ステップS112(図11参照)と同様である。そして、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の画像処理装置10Aは、第2の受付部(受付部162)と、有色スクリーン生成部192Aと、特色スクリーン生成部192Bと、を備える。受付部162は、有色に含まれる複数種類の色の各々を示す色情報にそれぞれ対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を含む、設定情報を受付ける。有色スクリーン生成部192Aは、複数種類の色の各々ごとに、受付けた設定情報に含まれるスクリーン線数およびスクリーン角度の色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を生成する。特色スクリーン生成部192Bは、複数種類の色の各々に対応する色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)の内の1つに規定される第1の位相を第2の位相にずらした特色スクリーン52を生成する。
このように、本実施の形態においても、画像処理装置10Aは、有色スクリーン50の第1の位相から第2の位相へと位相をずらした、特色スクリーン52を生成する。
このため、ユーザが、有色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度として任意の値を設定する場合も、第1の実施の形態と同様に、有色色材によって実現される色味を損なわずに、特色色材による特色効果を実現することができる。
(変形例1)
なお、上記第2の実施の形態では、有色スクリーン50については、ユーザによって設定された設定情報に含まれる、スクリーン線数およびスクリーン角度を用いて、有色スクリーン50を生成する場合を説明した。しかし、有色スクリーン50および特色スクリーン52の双方について、スクリーン線数およびスクリーン角度をユーザによって設定可能としてもよい。
この場合には、受付部162(第3の受付部)は、有色に含まれる複数種類の色(CMYKの色)の各々を示す色情報にそれぞれ対応するスクリーン角度およびスクリーン線数と、特色を示す特色情報に対応するスクリーン角度およびスクリーン線数と、を含む、設定情報を受付ければよい。
この場合、例えば、受付部162は、有色情報および特色情報の各々に対応する、スクリーン線数およびスクリーン角度の各々の入力を受付けるための表示画面を、パネル装置6へ表示すればよい。図16は、表示画面46の一例を示す模式図である。例えば、受付部162は、図16に示す表示画面46を、パネル装置6へ表示する。
ユーザは、表示画面46を参照しながらパネル装置6を操作することで、複数種類の色(C、M、Y、K)および特色の各々に対応する、スクリーン角度およびスクリーン線数を入力する。
これにより、受付部162は、有色に含まれる複数種類の色(CMYKの色)の各々を示す色情報にそれぞれ対応するスクリーン角度およびスクリーン線数と、特色を示す特色情報に対応するスクリーン角度およびスクリーン線数と、を含む、設定情報を受付ける。
そして、スクリーン生成部192の有色スクリーン生成部192Aは、第2の実施の形態と同様にして、有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を生成すればよい。すなわち、有色スクリーン生成部192Aは、複数種類の色の各々ごとに、受付けた設定情報に含まれる色情報のそれぞれに対応するスクリーン線数およびスクリーン角度の、色スクリーン(50C、50M、50Y、50K)を生成すればよい。
一方、特色スクリーン生成部192Bは、受付けた設定情報に含まれる特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度で、且つ、複数種類の色の各々に対応する色スクリーン(50C、50M、50Y、50K)の内の1つに規定される第1の位相を第2の位相にずらした、特色スクリーン52を生成すればよい。
このように、特色スクリーン52についても、スクリーン線数およびスクリーン角度をユーザによって設定可能とすることで、上記実施の形態の効果に加えて、光沢度などの特色色材による効果を、有色色材による色再現性よりも優先させることができる。
(変形例2)
なお、上記実施の形態では、第1の位相から第2の位相へ位相をずらす量(位相ずれ量)を、予め記憶する場合を説明した。そして、特色スクリーン52の生成時に、このずらす量を読取り、位相をずらす場合を説明した。
しかし、この第1の位相から第2の位相へと位相をずらす量(すなわち、位相ずれ量)は、ユーザによって設定可能としてもよい。
この場合、受付部162(第4の受付部)は、上記設定情報に加えて、更に、第1の位相と第2の位相との位相ずれを示す位相ずれ情報を受付ければよい。
この場合、例えば、受付部162は、有色情報および特色情報の各々に対応する、スクリーン線数およびスクリーン角度と、位相ずれ量と、の各々の入力を受付けるための表示画面を、パネル装置6へ表示する。図17は、表示画面48の一例を示す模式図である。例えば、受付部162は、図17に示す表示画面48を、パネル装置6へ表示する。
ユーザは、表示画面48を参照しながらパネル装置6を操作することで、複数種類の色(C、M、Y、K)および特色の各々に対応する、スクリーン角度およびスクリーン線数を入力する。また、ユーザは、x軸方向およびy軸方向の各々の位相のずれを示す位相ずれ情報を入力する。なお、図17中、位相(X,Y)は、x軸方向およびy軸方向の各々の位相ずれ量を示す、位相ずれ情報である。なお、x軸方向およびy軸方向の各々の位相のずれは、第1の実施の形態において、図7を用いて説明したため、ここでは説明を省略する。
これにより、受付部162は、設定情報と共に、第1の位相と第2の位相との位相ずれを示す位相ずれ情報を受付ける。
そして、スクリーン生成部192の有色スクリーン生成部192Aは、第2の実施の形態と同様にして、有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を生成すればよい。すなわち、有色スクリーン生成部192Aは、複数種類の色の各々ごとに、受付けた設定情報に含まれる色情報のそれぞれに対応するスクリーン線数およびスクリーン角度の、色スクリーン(50C、50M、50Y、50K)を生成すればよい。
一方、特色スクリーン生成部192Bは、受付けた設定情報に含まれる特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度で、且つ、複数種類の色の各々に対応する色スクリーン(50C、50M、50Y、50K)の内の1つに規定される第1の位相を、受付けた位相ずれ情報によって示される位相ずれ量ずらした、第2の位相の特色スクリーン52を生成すればよい。
このように、第1の位相から第2の位相へと位相をずらす量(すなわち、位相ずれ量)を、ユーザによって設定可能とすることで、上記実施の形態および変形例の効果に加えて、更に細かい調整を行うことができる。
(変形例3)
なお、上記実施の形態では、特色スクリーン52を生成する場合を説明した。しかし、上記実施の形態および上記変形例で説明した特色スクリーン52を、予め記憶しておいてもよい。そして、中間調処理時に、予め記憶された有色スクリーン50および特色スクリーン52を読取り、中間調処理を行ってもよい。
図18は、本変形例の画像処理装置10Bの機能的構成を示すブロック図である。なお、画像処理装置10Bのハードウェア構成は、第1の実施の形態の画像処理装置10(図1参照)と同様である。
画像処理装置10Bは、画像処理部20Bと、記憶部242と、を備える。画像処理部20Bと記憶部242とは、互いにデータや信号授受可能に接続されている。
記憶部242は、各種情報を記憶する。記憶部242は、例えば、HDDなどで実現する。本変形例では、記憶部242は、第1の情報28を記憶する。第1の情報28は、画像処理部20Bで実行する中間調処理時に用いる情報である。
図19は、第1の情報28のデータ構成の一例を示す図である。第1の情報28は、種類情報と、有色スクリーン50と、特色スクリーン52と、を対応づけたものである。有色スクリーン50は、上記実施の形態と同様に、CMYKの色スクリーン(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)を含む。種類情報、有色スクリーン50、および特色スクリーン52は、上記実施の形態および上記変形例と同様である。
図19に示す例では、例えば、第1の情報28には、種類情報“200Dot”と、有色スクリーン50としての色スクリーン50C1、50M1、50Y1、50K1と、特色スクリーン52としての特色スクリーン52Aと、が対応づけて登録されている。
同様に、第1の情報28には、種類情報“175Dot”と、有色スクリーン50としての色スクリーン50C2、50M2、50Y2、50K2と、特色スクリーン52としての特色スクリーン52Bと、が対応づけて登録されている。同様に、第1の情報28には、種類情報“150Dot”と、有色スクリーン50としての色スクリーン50C3、50M3、50Y3、50K3と、特色スクリーン52としての特色スクリーン52Cと、が対応づけて登録されている。同様に、第1の情報28には、種類情報“360Dot”と、有色スクリーン50としての色スクリーン50C4、50M4、50Y4、50K4と、特色スクリーン52としての特色スクリーン52Dと、が対応づけて登録されている。
すなわち、本変形例では、記憶部242は、種類情報ごとに、有色スクリーン50と、該有色スクリーン50に規定される周期的な配列線によって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーン52と、を予め対応づけて記憶する。
図18に戻り、説明を続ける。画像処理部20Bは、取得部11と、色変換処理部12と、γ変換部13と、総量規制部14と、中間調生成部15と、受付部16と、入力情報判断部17と、スクリーン設定部180と、を備える。画像処理部20Bは、スクリーン設定部18に代えてスクリーン設定部180を備え、スクリーン生成部19を備えない以外は、第1の実施の形態の画像処理部20と同様の構成である。
すなわち、本変形例では、記憶部242に、有色スクリーン50および特色スクリーン52を登録した第1の情報28が記憶されているため、画像処理部20Bは、スクリーン生成部19を備えない構成である。
スクリーン設定部180は、受付部16で受付けた種類情報に対応する、有色スクリーン50および特色スクリーン52を、記憶部242の第1の情報28から読取る。そして、スクリーン設定部18は、読取ったスクリーン54(有色スクリーン50(色スクリーン50C、50M、50Y、50K)と、特色スクリーン52)を、中間調生成部15へ出力する。
次に、本変形例の画像処理装置10Bで実行する画像処理の手順を説明する。
図20は、本変形例の画像処理装置10Bで実行する画像処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、取得部11が、画像データ34を取得し、γ変換部13および総量規制部14によって処理された画像データ34(有色画像データ30、特色画像データ32)が、中間調生成部15へ出力されているものとして説明する。
まず、受付部16が、種類情報の指定を受付ける(ステップS300)。ステップS300の処理は、第1の実施形態における種類情報の指定の受付処理(図11のステップS100参照)と同様である。
次に、スクリーン設定部180が、ステップS300で受付けた種類情報に対応する有色スクリーン50を、記憶部242の第1の情報28から読取る(ステップS302)。
次に、スクリーン設定部180が、ステップS300で受付けた種類情報に対応する特色スクリーン52を、記憶部242の第1の情報28から読取る(ステップS304)。
そして、スクリーン設定部180は、ステップS302およびステップS304で読取った、有色スクリーン50および特色スクリーン52を、中間調生成部15へ出力する。これにより、スクリーン設定部180が、中間調処理に用いるスクリーン54(有色スクリーン50、特色スクリーン52)を、中間調生成部15に設定する(ステップS306)。
次に、中間調生成部15が、有色画像データ30および特色画像データ32の各々に対して、ステップS306で設定されたスクリーン54を用いて、スクリーン処理(中間調処理)を実行する(ステップS308)。ステップS308の処理は、第1の実施の形態におけるステップS112(図11参照)と同様である。そして、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本変形例では、画像処理装置10Bは、予め記憶された有色スクリーン50および特色スクリーン52を読取り、中間調処理を行う。このように、有色スクリーン50および特色スクリーン52を予め記憶した場合も、上記実施の形態および変形例と同様に、有色色材によって実現される色味を損なわずに、特色色材による特色効果を実現することができる。
なお、上記実施の形態および変形例の画像処理装置10、10A、10Bで実行される処理は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
また、上記実施の形態および変形例の画像処理装置10、10A、10Bで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施の形態および変形例の画像処理装置10、10A、10Bで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上記実施の形態および変形例の画像処理装置10、10A、10Bで実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
なお、本発明は上記実施の形態および変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態および変形例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、種々の変形が可能である。
10、10A、10B 画像処理装置
15 中間調生成部
15A 有色中間調生成部
15B 特色中間調生成部
16、162 受付部
19、192 スクリーン生成部
192A 有色スクリーン生成部
192B 特色スクリーン生成部
特開平08−237496号公報

Claims (8)

  1. 有色の有色画像データと特色の特色画像データとを含む画像データを取得する取得部と、
    網点の周期的な配列線を規定した有色スクリーンを用いて、前記有色画像データを網点群によって表した有色中間調データを生成する有色中間調生成部と、
    前記有色スクリーンに規定される周期的な配列線によって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーンを用いて、前記特色画像データを網点群によって表した特色中間調データを生成する特色中間調生成部と、
    を備え
    前記有色画像データは、色の異なる複数種類の色画像データを含み、
    前記有色スクリーンは、複数種類の色の各々に対応する、互いに異なるスクリーン角度およびスクリーン線数の色スクリーンを含み、
    前記特色中間調生成部は、
    複数種類の色の各々に対応する前記色スクリーンの内の1つに規定される前記第1の位相を前記第2の位相にずらした前記特色スクリーンを用いて、前記特色中間調データを生成する画像処理装置。
  2. 前記特色中間調生成部は、
    複数種類の色の内、他の色との干渉の発生が少ない色に対応する前記色スクリーンに規定される前記第1の位相を前記第2の位相にずらした前記特色スクリーンを用いて、前記特色中間調データを生成する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記他の色との干渉の発生が少ない色は黒色である、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 有色の有色画像データと特色の特色画像データとを含む画像データを取得する取得部と、
    網点の周期的な配列線を規定した有色スクリーンを用いて、前記有色画像データを網点群によって表した有色中間調データを生成する有色中間調生成部と、
    前記有色スクリーンに規定される周期的な配列線によって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーンを用いて、前記特色画像データを網点群によって表した特色中間調データを生成する特色中間調生成部と、
    中間調処理の種類を示す種類情報と、有色を示す有色情報および特色を示す特色情報の各々に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と、を対応づけた第1の情報を記憶した記憶部と、
    前記種類情報の指定を受付ける第1の受付部と、
    受付けた前記種類情報および前記特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を示すスクリーンの位相を、受付けた前記種類情報および前記有色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を示す前記有色スクリーンの第1の位相に対してずらすことによって前記第2の位相とした、前記特色スクリーンを生成する、スクリーン生成部と、
    を備える、画像処理装置。
  5. 有色に含まれる複数種類の色の各々を示す色情報にそれぞれ対応するスクリーン線数およびスクリーン角度を含む、設定情報を受付ける第2の受付部と、
    複数種類の色の各々ごとに、受付けた前記設定情報に含まれるスクリーン線数およびスクリーン角度の前記色スクリーンを生成する、有色スクリーン生成部と、
    複数種類の色の各々に対応する前記色スクリーンの内の1つに規定される前記第1の位相を前記第2の位相にずらした前記特色スクリーンを生成する、特色スクリーン生成部と、
    を備える、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 有色に含まれる複数種類の色の各々を示す色情報にそれぞれ対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と、特色を示す特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度と、を含む、設定情報を受付ける第3の受付部と、
    複数種類の色の各々ごとに、受付けた前記設定情報に含まれる前記色情報のそれぞれに対応するスクリーン線数およびスクリーン角度の前記色スクリーンを生成する、有色スクリーン生成部と、
    受付けた前記設定情報に含まれる前記特色情報に対応するスクリーン線数およびスクリーン角度で、且つ、複数種類の色の各々に対応する前記色スクリーンの内の1つに規定される前記第1の位相を前記第2の位相にずらした前記特色スクリーンを生成する、特色スクリーン生成部と、
    前記第1の位相と前記第2の位相との位相ずれを示す位相ずれ情報を受付ける第4の受付部と、を備え、
    前記特色スクリーン生成部は、前記第1の位相を、前記位相ずれ情報によって示される位相ずれ量ずらした前記第2の位相の前記特色スクリーンを生成する、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 有色の有色画像データと特色の特色画像データとを含む画像データを取得するステップと、
    網点の周期的な配列線を規定した有色スクリーンを用いて、前記有色画像データを網点群によって表した有色中間調データを生成するステップと、
    前記有色スクリーンに規定される周期的な配列線によって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーンを用いて、前記特色画像データを網点群によって表した特色中間調データを生成するステップと、
    を含み、
    前記有色画像データは、色の異なる複数種類の色画像データを含み、
    前記有色スクリーンは、複数種類の色の各々に対応する、互いに異なるスクリーン角度およびスクリーン線数の色スクリーンを含み、
    前記特色中間調データを生成するステップは、
    複数種類の色の各々に対応する前記色スクリーンの内の1つに規定される前記第1の位相を前記第2の位相にずらした前記特色スクリーンを用いて、前記特色中間調データを生成する、画像処理方法。
  8. コンピュータに実行させるための画像処理プログラムであって
    有色の有色画像データと特色の特色画像データとを含む画像データを取得するステップと、
    網点の周期的な配列線を規定した有色スクリーンを用いて、前記有色画像データを網点群によって表した有色中間調データを生成するステップと、
    前記有色スクリーンに規定される周期的な配列線によって表される第1の位相とは異なる第2の位相の特色スクリーンを用いて、前記特色画像データを網点群によって表した特色中間調データを生成するステップと、
    を含み、
    前記有色画像データは、色の異なる複数種類の色画像データを含み、
    前記有色スクリーンは、複数種類の色の各々に対応する、互いに異なるスクリーン角度およびスクリーン線数の色スクリーンを含み、
    前記特色中間調データを生成するステップは、
    複数種類の色の各々に対応する前記色スクリーンの内の1つに規定される前記第1の位相を前記第2の位相にずらした前記特色スクリーンを用いて、前記特色中間調データを生成する、画像処理プログラム。
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