JP6816626B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
近年、クラウン部にトゥーヒール方向に延びる***部を設け、***部とその後方部分との間の段差として傾斜面を形成したゴルフクラブヘッドが提案されている(例えば、特許文献1)。そして、ゴルファーは、この段差を視認することで、アドレス時に打球の方向性を定めやすくなっている。
特開2015−29628号公報
ところで、ゴルファーは、ボールのつかまりをよくするため、あるいはスライスを防止するために、意図的にフェースが閉じる方向(例えば、右利き用のクラブの場合、フェースが目標方向に対して左を向く方向)にフェースを回転させた状態でグリップを握ってアドレスすることがある。なお、「ボールのつかまりをよくする」とは、例えば、右利きのゴルファーの場合、ボールが意図した打ち出し方向(左右方向)よりも右に打ち出されないようにすることをいう。しかしながら、ゴルファーは通常、アドレスの際の基準としてフェースの向き(例えば、ウッド型ゴルフクラブの場合は、フェースの上端縁の向き)が、ターゲットライン(目標方向)に対して垂直になるようにアドレスを行う。そのため、上記のようにフェースを閉じた状態でアドレスした場合、フェースの向きと目標方向とが垂直にならないため、違和感を感じることがある。
特に、特許文献1のようなクラブでは、クラウン部に段差が形成されているため、フェースの向きがより視認しやすく、これによって、さらに違和感を感じるという問題があった。本発明では、この問題を解決するためになされたものであり、フェースを閉じた状態でアドレスしても違和感を小さくすることができるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、フェース部と、クラウン部と、ソール部と、を備え、前記クラウン部は、前記フェース部の少なくとも一部に沿ってトゥ−ヒール方向に延びる第1領域と、前記第1領域よりもバック側に配置される第2領域と、前記第1領域と第2領域との間で、トゥ−ヒール方向に延び、当該第1領域側から第2領域に向かって下方に延びる段差領域と、を備え、前記第1領域は、フェースセンターを基準に、少なくとも、ヒール側に20mmの位置Phからトゥ側に25mmの位置Ptまで、延びるように形成され、前記第1領域の前記位置Phにおけるフェース−バック方向の幅Dh、前記第1領域の前記位置Ptにおけるフェース−バック方向の幅Dtが、1<(Dt/Dh)≦1.35を充足する。
上記ゴルフクラブヘッドにおいては、前記幅Dhと前記幅Dtとの差を、6mm以下とすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドでは、前記位置Phから前記位置Ptの間において、前記第1領域のフェース−バック方向の長さを、5〜30mmとすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドでは、前記第1領域のフェース側の端縁において、前記位置Phと前記位置Ptとを結ぶ直線と、前記第1領域のバック側の端縁において、前記位置Phと前記位置Ptとを結ぶ直線と、のなす角θが、0°<θ≦8°を充足するように構成することができる。
上記各ゴルフクラブヘッドでは、前記フェース部のフェース角FAが、−5°≦FA≦0°を充足するように構成することができる。
本発明に係るゴルフクラブヘッドによれば、フェースを閉じた状態でアドレスしても違和感を小さくすることができる。
本実施形態に係るゴルフクラブヘッドをフェース側から見た斜視図である。 図1のゴルフクラブヘッドをバック側から見た斜視図である。 図1のヘッドの基準状態での平面図である。 図3のA−A線断面図である。 フェース部の境界を説明する図である。 フェース部の境界を説明する図である。 アドレス時のヘッドを示す平面図である。 ***部の他の例を示す平面図である。
以下、本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、このゴルフクラブヘッドをフェース側から見た斜視図、図2は、このゴルフクラブヘッドをバック側から見た斜視図、図3は、ヘッドの基準状態での平面図、図4は、図3のA−A線断面図である。なお、ゴルフクラブヘッドの基準状態については、後述する。
<1.ゴルフクラブヘッドの概要>
図1〜図4に示すように、このゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)100は、内部空間を有する中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、及びホーゼル部4によって壁面が形成されたウッド型のゴルフクラブヘッドである。具体的には、ユーティリティ、フェアウェイウッド、ドライバーといったゴルフクラブヘッドに適用することができる。
フェース部1は、ボールを打球する面であるフェース面を有しており、クラウン部2はフェース部1と隣接し、ヘッド100の上面を構成する。ソール部3は、主としてヘッド100の底面を構成し、フェース部1とクラウン部2以外のヘッド100の外周面を構成する。すなわち、ヘッド100の底面のほか、フェース部1のトウ側からヘッドのバック側を通りフェース部1のヒール側へと延びる部位もソール部3の一部である。さらに、ホーゼル部4は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔41を有している。そして、この挿入孔41の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。
ここで、ゴルフクラブヘッド100を地面に設置するときの基準状態について説明する。まず、図3及び図4に示すように、上記中心軸線Zが地面に対して垂直な平面P1に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で地面上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。そして、上記平面P1を基準垂直面と称する。また、図3に示すように、上記基準垂直面P1と地面との交線の方向をトゥ−ヒール方向と称し、このトゥ−ヒール方向に対して垂直であり且つ地面に対して平行な方向をフェース−バック方向と称することとする。また、トゥ−ヒール方向及びフェース−バック方向に直交する方向を上下方向と称することがある。
本実施形態において、フェース部1とクラウン部2、及びフェース部1とソール部3との境界は、次のように定義することができる。すなわち、両者の間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。一方、明確な稜線が形成されていない場合には、図5Aに示されるように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを結ぶ直線Nを含む各断面E1、E2、E3…において、図5Bに示されるように、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがスイートスポット側からフェース外側に向かって初めて200mmとなる位置Peがフェース部1の周縁となり、これがクラウン部2またはソール部3との境界として定義される。なお、スイートスポットSSとは、ヘッド重心Gを通るフェース面の法線(直線N)とこのフェース面との交点である。
また、本実施形態において、クラウン部2とソール部3との境界は次のように定義することができる。すなわち、クラウン部2とソール部3との間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。一方、これらの間に明確な稜線が形成されていない場合には、ヘッドを基準状態に設置し、これをヘッド100の重心の真上から見たときの輪郭が境界となる。
また、ヘッド100は、例えば、比重がほぼ4.4〜4.5程度のチタン合金(Ti−6Al−4V)で形成することができる。また、チタン合金以外にも、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、またはアモルファス合金などの中から1種または2種以上を用いて形成することもできる。
また、このゴルフクラブヘッド100の体積は、例えば、80cm3以上460cm3以下である。
<2.ゴルフクラブヘッドの組立構造>
本実施形態に係るゴルフクラブヘッド100は、図4に示すように、クラウン部2及びソール部3を有するヘッド本体101と、フェース部1及びその周縁から延びる周縁部15を有するカップ状に形成されたフェース用部材102と、を組み立てることで構成される。このヘッド本体101は、クラウン部2及びソール部3で囲まれた開口18を有し、この開口18を塞ぐようにフェース用部材102が取り付けられる。すなわち、フェース用部材102の周縁部15の端面が、ヘッド本体101の開口18の端面と突き合わされ、これらが、溶接によって接合される(いわゆるカップフェース構造)。そして、フェース用部材102は、ヘッド本体101の開口18の縁部に取付けられることで、ヘッド本体101と一体化され、これによって、フェース用部材102の周縁部15は、ヘッド100のクラウン部2及びソール部3の一部として機能する。
したがって、フェース用部材102の周縁部15がヘッド本体101に取付けられることで一体的に形成される面が、ヘッド100のクラウン部2及びソール部3を構成する。そのため、厳密には、ヘッド本体101のクラウン部2及びソール部3は、ヘッド100のクラウン部2及びソール部3の一部ではあるが、本明細書では、これらを区別することなく、ヘッド本体101の各部も、単にクラウン部2、ソール部3と称することがある。
<3.クラウン部の構造>
続いて、クラウン部2について説明する。図1〜図4に示すように、クラウン部2は、フェース部側に配置される***部(第1領域)21と、***部21よりもバック側に配置される基部(第2領域)22とで、構成されている。***部21は、主として、フェース部1に沿ってトゥ−ヒール方向に延びる帯状の領域であり、トゥ側及びヒール側の両端部は、クラウン部2の周縁に沿ってややバック側へ延びており、全体として平面視U字状に形成されている。したがって、***部21のバック側の端縁はやや湾曲している。一方、基部22は、***部21よりも低い位置でクラウン部2の大半を占める領域であり、その周縁はソール部3と接している。そして、***部21と基部22との境界には段差を構成する傾斜面(段差領域)23が形成されている。これにより、***部21と基部22との段差の分だけ、フェース部1の上下方向の高さが高くなっている。
この傾斜面23は、フェース部1側にいくにしたがって、上方に延びるように構成されている。これにより、ゴルフクラブヘッド100を基準状態で設置したとき、上方から傾斜面23を視認することができる。すなわち、アドレスに入ったゴルファーから視認可能となっている。そして、傾斜面23は、***部21に沿って形成されているため、***部21と同様に、平面視U字状に形成されている。
図3に示すように、***部21のフェース−バック方向の幅Dは、次のように規定することができる。すなわち、フェースセンターCからトゥ側に25mmの位置Ptと、ヒール側に20mmの位置Phを規定する。そして、位置Ptにおける***部21の幅をDt、位置Phにおける***部の幅をDhとすると、Dt,Dhが以下の式(1)を充足するように***部21が形成されている。
1<(Dt/Dh)≦1.35 (1)
但し、(Dt/Dh)は、1.3以下であることが好ましく、1.25以下であることがさらに好ましい。また、(Dt/Dh)は、1.05以上であることが好ましく、1.1以上であることがさらに好ましい。
すなわち、***部21は、DtがDhより大きくなるように形成されている。具体的には、例えば、以下の式(2),(3)のようにDt,Dhの長さを設定することが好ましい。
10mm≦Dt≦30mm (2)
6.5mm≦Dh≦30mm (3)
位置Ptから位置Phまでの範囲内では、***部21の幅Dが、以下の式(4)を充足することが好ましい。
5mm≦D≦30mm (4)
また、DtとDhとの差Dnは、以下のように設定することが好ましい。
Dn≦6mm (5)
但し、Dnは、5mm以下であることがさらに好ましく、4mm以下であることが特に好ましい。
また、位置Ptにおける***部21のフェース側の端縁Pt1と、位置Phにおける***部21のフェース側の端縁Ph1と、を結ぶ直線L1を規定する。さらに、位置Ptにおける***部21のバック側の端縁Pt2と、位置Phにおける***部21のバック側の端縁Ph2と、を結ぶ直線L2を規定する。この場合、直線L1と直線L2とのなす角θが、以下の式(6)を充足することが好ましい。
0<θ≦8° (6)
なお、フェースセンターとは、以下のように定義することができる。まず、フェース部1(フェース面)上において、トゥ−ヒール方向および上下方向の概ね中央付近で任意の点Poを決定する。この点Poを通りトゥ−ヒール方向に延びる線xを引き、この線xの中点Pxを決定する。続いて、フェース部1上において、点Pxを通り上下方向に延びる線yを引き、この線の中点Pyを決定する。そして、こうして決定された点Pyを通りトゥ−ヒール方向に延びる線を線xとして引き直し、その後上記と同様にして点Pyを決定し直す工程を繰り返す。この工程の繰り返しの中で、前回の点Pyと新たな点Pyとの間の距離が0.5mm以下となったときの当該新たな点Pyが、フェースセンターと定義される。なお、より詳細には、上記の点Poを通る線xは、この点Poを通るフェース面の法線を含みかつトゥ−ヒール方向に平行な平面と、フェース面(フェース部1の表面)との交線である。また、より詳細には、上記の点Pxを通る線yは、この点Pxを通るフェース面の法線を含みかつ上下方向に平行な平面と、フェース面との交線である。また、より詳細には、上記の点Pyを通る線xは、この点Pyを通るフェース面の法線を含みかつトゥ−ヒール方向に平行な平面と、フェース面との交線である。なお、上記線xおよび線yの長さの測定は、フェース面に沿って測定される。
また、図4に示すように、傾斜面23の平面視におけるフェース−バック方向の幅Wは、例えば、3〜9mmとすることが好ましく、3〜7mmであることがさらに好ましい。さらに、傾斜面23の高さHは、例えば、0.5〜8mmとすることが好ましく、0.5〜6mmとすることがさらに好ましく、0.5〜5mmとすることが特に好ましい。
<4.フェース部及びソール部の構造>
フェース部1及びソール部3の構造は特には限定されない。フェース部1については、例えば、肉厚を適宜変更することができる。また、フェース角FAは、以下の式(7)を充足することが好ましい。
−5°≦FA≦0° (7)
なお、フェース角FAは次のように定義される。まず、ヘッドの基準状態において、フェースセンターのトゥ側およびヒール側にそれぞれ40mm離れた位置にあるフェース面上の2点F1,F2を結ぶ直線FLを引く。この直線FLとトゥ−ヒール方向に平行に延びる直線とのなす角度がフェース角FAと定義される。なお、ヘッドのフェース面の大きさに起因して、フェース面上に点F1,F2がとれない場合は、フェースセンターのトゥ側およびヒール側にそれぞれ30mm離れた位置にあるフェース面上の2点を結ぶ直線を直線FLとする。また、フェース角FAの正負の符号は、フェースが閉じる方向(上述)にフェースが向いている場合を正とし、フェースが開く方向(例えば右利き用のクラブの場合、フェースが目標方向に対して右を向く方向)にフェースが向いている場合を負とする。
ソール部3の構造も、デザイン的あるいは性能上の観点から適宜凹凸を形成したり、肉厚を変化させることができる。
<5.ゴルフクラブヘッドの製造方法>
次に、上記のゴルフクラブヘッドの製造方法の一例について説明する。まず、上述したヘッド本体101とフェース用部材102とを準備する。このようなヘッド本体101及びフェース用部材102は、種々の方法で作製することができる。例えば、ヘッド本体101は、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。また、フェース用部材102は、例えば、鍛造製法や、平板のプレス加工、鋳造等により製造することができる。
そして、これらを、例えば、溶接(TIG(タングステン−不活性ガス)溶接、プラズマ溶接、レーザー溶接、ロウ付けなど)により接合した後、所定の塗装を施すと、ゴルフクラブヘッドが完成する。
<6.特徴>
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1) クラウン部2において、***部21が基部22よりも、傾斜面23を介して高く形成されているため、***部21が高くなった分だけ、フェース部1の高さを高くすることができる。そのため、フェース部1における反発性能を向上することができる。また、クラウン部2においては、***部21のみが高く形成され、クラウン部2の大半を占める基部22は***部21よりも低い位置に形成されているため、ヘッドの重心を低くすることができる。
(2) アドレス時に、***部21のバック側の端縁を利用してヘッドの向きを決めることができる。このとき、***部21の幅Dt,Dhが式(1)を充足しているため、***部21のバック側の端縁は、***部21のフェース側の端縁との間の距離がトウ側の位置Ptでヒール側の位置Phよりも大きくなるように延びている。そのため、次の効果を得ることができる。
ゴルファーは、ボールのつかまりをよくするため、あるいはスライスを防止するために、意図的にフェース面が閉じる方向(例えば、右利き用のクラブの場合、フェース面が目標方向に対して左を向く方向)にフェース面を回転させた状態でグリップを握ってアドレスすることがある。このとき、フェース面の上端縁(***部21のフェース側の端縁)は、ターゲットラインに対して直交せずに傾斜するが、***部21のバック側の端縁は、上記式(1)を充足しているため、ターゲットラインに対して直交する方向に延びることになる。すなわち、図6に示すように、***部21のフェース側の端縁に沿う直線L1は、ターゲットラインに対して直交せずに傾斜しているが、***部21のバック側の端縁に沿う直線L2はターゲットラインに対して概ね直交するように延びる。そのため、アドレス時には、フェース面の上端縁ではなく、***部21のバック側の端縁の向きを目標に合わせることができる。したがって、フェース面を閉じた状態でも、違和感なく、アドレスすることができる。
(3) また、上記式(1)に加え、上記式(2)〜(6)を充足すると、フェース面を閉じた状態でも、さらに違和感なく、アドレスすることができる。
(4) また、上記式(7)を充足すると、基準状態において、フェースがスクエアな方向(ターゲットラインに直交する方向)、またはフェースが開く方向(例えば、右利き用のクラブの場合、フェースが目標方向に対して右を向く方向)を向く。そのため、ヘッドを基準状態にした状態でグリップを握ってアドレスすると、***部21のバック側の端縁は目標方向に対して開く方向(例えば、右利き用のクラブの場合、***部21のバック側の端縁に直交する方向が目標方向に対して右を向く方向)に延びる。ゴルファーは、アドレス時の基準となり得るものが目標方向に対して閉じた方向を向いている場合に違和感を感じ易い。よって、上記式(7)を充足することでこの違和感をなくすことができる。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。また、以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、以下の変更が可能である。
<7−1>
上述した効果を得るためには、少なくとも式(1)を充足するように***部21が形成されていればよい。したがって、式(2)〜(7)は必要に応じて適宜設定すればよい。
上記実施形態では、***部21を平面視U字状に形成しているが、これに限定されない。すなわち、式(1)を充足している限りは、例えば、***部21のバック側の端縁211は、図7(a)に示すように、直線状に形成したり、図7(b)に示すように、位置Ptと位置Phの間で一箇所または複数箇所で屈曲するように形成したり、あるいは、図7(c)に示すように、曲線状に形成することができる。
<7−2>
上記実施形態では、傾斜面23を平面視U字状に形成しているが、これに限定されるものではなく、概ねトゥ−ヒール方向に延びるものであればよい。したがって、例えば、トゥ−ヒール方向に概ね真っ直ぐに延びる帯状に形成することもできる。また、傾斜面23は、必ずしも平面でなくてもよい。例えば、傾斜面を曲面状に形成することもできる。さらに、***部21と基部22との間は、必ずしも傾斜してなくてもよく、上下方向に延びるような段差であってもよい。
<7−3>
上記実施形態に係るヘッドは、少なくともクラウン部2を有するヘッド本体と、他の部分を組み合わせることで構成されていたが、クラウン部2のみを別体で形成するヘッドに対しても適用することができる。例えば、フェース部、サイド部、及びソール部を備え、クラウン部用の開口が形成されたヘッド本体に対し、クラウン部を開口に嵌め込んでヘッドを構成することかできる。また、カップフェース構造でなくてもよく、フェース部1に形成された開口に平板状のフェース用部材を嵌め込み、ヘッド本体に溶接することでヘッドを構成することもできる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。
ここでは、上述した図1〜図4と概ね同形状のゴルフクラブヘッドであって、以下の通り、上記式(1)を充足する実施例1,2と、式(1)を充足しない比較例1,2を作製した。
実施例1 Dt/Dh=1.2 (Dt=22.0mm、Dh=18.3mm)
実施例2 Dt/Dh=1.3 (Dt=23.8mm、Dh=18.3mm)
比較例1 Dt/Dh=1 (Dt=18.3mm、Dh=18.3mm)
比較例2 Dt/Dh=1.4 (Dt=25.7mm、Dh=18.3mm)
上記のように作製したゴルフクラブを、20名のゴルファーに確認させた。すなわち、好天の下、フェース面を閉じるようにしてアドレスを行ったとき、違和感を感じるか否かの官能試験を行った。その結果、実施例1,2では、全てのゴルファーが違和感なくアドレスを行うことができると回答した。
一方、比較例1では、60%のゴルファーがアドレス時に違和感を感じるとの回答があった。比較例1は、***部のフェース側の端縁とバック側の端縁が平行であるため、フェース面を閉じるようにアドレスを行ったとき、***部のフェース側の端縁のみならず、バック側の端縁もターゲットラインに対して直交しないため(トゥ側がフェース側に傾斜する)、違和感を感じるようであった。
また、比較例2では、25%のゴルファーがアドレス時に違和感を感じるとの回答があった。比較例2は、***部のトゥ側の幅がヒール側よりも大きすぎるため、***部のフェース側の端縁とバック側の端縁のなす角が大きすぎると感じられているようである。そのため、フェース面を閉じるようにアドレスを行ったとき、***部のバック側の端縁がターゲットラインに対して直交しないため(トゥ側がバック側に大きく傾斜する)、違和感を感じるようであった。
1 フェース部
2 クラウン部
21 ***部
22 基部
23 傾斜面
3 ソール部
4 ホーゼル部

Claims (5)

  1. フェース部と、
    クラウン部と、
    ソール部と、
    を備え、
    前記クラウン部は、
    前記フェース部の少なくとも一部に沿ってトゥ−ヒール方向に延びる第1領域と、
    前記第1領域よりもバック側に配置される第2領域と、
    前記第1領域と第2領域との間で、トゥ−ヒール方向に延び、当該第1領域側から第2領域に向かって下方に延びる段差領域と、
    を備え、
    前記第1領域における前記段差領域側の端縁は、直線状または前記フェース部側に凸状に形成されており、
    前記第1領域は、フェースセンターを基準に、少なくとも、ヒール側に20mmの位置Phからトゥ側に25mmの位置Ptまで、延びるように形成され、
    前記第1領域の前記位置Phにおけるフェース−バック方向の幅Dh、前記第1領域の前記位置Ptにおけるフェース−バック方向の幅Dtが、1<(Dt/Dh)≦1.35を充足し、
    前記フェース部のフェース角FAが、−5°≦FA≦0°を充足する、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記幅Dhと前記幅Dtとの差が、6mm以下である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記位置Phから前記位置Ptの間において、前記第1領域のフェース−バック方向の長さが、5〜30mmである、請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記第1領域のフェース側の端縁において、前記位置Phと前記位置Ptとを結ぶ直線と、
    前記第1領域のバック側の端縁において、前記位置Phと前記位置Ptとを結ぶ直線と、
    のなす角θが、0°<θ≦8°を充足する、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. フェース部と、
    クラウン部と、
    ソール部と、
    を備え、
    前記クラウン部は、
    前記フェース部の少なくとも一部に沿ってトゥ−ヒール方向に延びる第1領域と、
    前記第1領域よりもバック側に配置される第2領域と、
    前記第1領域と第2領域との間で、トゥ−ヒール方向に延び、当該第1領域側から第2領域に向かって下方に延びる段差領域と、
    を備え、
    前記第1領域における前記段差領域側の端縁は、直線状または前記フェース部側に凸状に形成されており、
    前記第1領域は、フェースセンターを基準に、少なくとも、ヒール側に20mmの位置Phからトゥ側に25mmの位置Ptまで、延びるように形成され、
    前記第1領域の前記位置Phにおけるフェース−バック方向の幅Dh、前記第1領域の前記位置Ptにおけるフェース−バック方向の幅Dtが、1<(Dt/Dh)≦1.35を充足し、
    前記幅Dhと前記幅Dtとの差が、6mm以下であり、
    前記位置Phから前記位置Ptの間において、前記第1領域のフェース−バック方向の長さが、5〜30mmであり、
    前記第1領域のフェース側の端縁において、前記位置Phと前記位置Ptとを結ぶ直線と、
    前記第1領域のバック側の端縁において、前記位置Phと前記位置Ptとを結ぶ直線と、
    のなす角θが、0°<θ≦8°を充足する、ゴルフクラブヘッド。
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