JP6816485B2 - 画像生成装置、および画像投影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像生成装置、および画像投影装置に関する。
例えば入力画像データに基づいて、画像生成部である表示素子が投影画像を生成し、生成された投影画像をスクリーンなどに拡大して投影する画像投影装置が知られている。
このような画像投影装置として、例えば、画像生成部の複数の画素から発せられる光線に対して、画素ずらし手段により光軸をシフトさせて画素ずらしを行うことで、表示素子の解像度よりも高解像度化した画像を投影する画像投影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
画像投影装置は、画素ずらし手段として、駆動コイルおよび永久磁石を用いている。画像投影装置では、ヒートシンクに配置した駆動コイルを永久磁石と対向配置して、駆動コイルにフレキシブルプリント基板(FPC)を介して電流を流すことで、画像生成部をずらす際の駆動力を生成している。
ここで、特許文献1に係る画像投影装置では、画像の高解像度化を図るだけでなく、さらに高い駆動性能を有することが希求されている。また、画像投影装置は、より安定して高解像度の投影画像を得るためには、画像生成部をより安定して冷却できることが重要である。
本発明の一態様は、駆動性能をより高く安定して維持することができると共に、画像生成部をより安定して冷却することができる画像生成装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による画像生成装置は、光を受けて画像を生成する画像生成部が移動可能に設けられる画像生成装置であって、固定板を含む固定部と、前記画像生成部が設けられ、かつ前記固定板に移動可能に支持される可動板と、前記可動板に連結され、前記画像生成部を冷却する拡散放熱部とを含む可動部と、前記拡散放熱部に設けられる駆動コイルと、前記駆動コイルと対向して設けられる駆動用磁石とを含み、前記可動部を前記固定部に対して相対移動させる駆動部と、前記可動部に連結して設けられ、少なくとも前記駆動コイルに電流を流す配線板と、を有し、平面視において、前記可動部の移動に伴って生じる前記配線板の可動領域が、前記駆動コイルおよび前記駆動用磁石のいずれとも重ならない領域である。
本発明の実施形態による画像生成装置は、駆動性能をより高く安定して維持することができると共に、画像生成部をより安定して冷却することができる。
図1は、実施形態による画像投影装置の一例を示す図である。 図2は、実施形態におけるプロジェクタの構成を例示するブロック図である。 図3は、実施形態における光学エンジンの斜視図である。 図4は、実施形態における光学エンジンの内部構成を例示する概略図である。 図5は、実施形態における光学エンジンの内部構成を例示する概略図である。 図6は、画像生成ユニットの斜視図である。 図7は、画像生成ユニットの分解斜視図である。 図8は、画像生成ユニットの分解斜視図である。 図9は、画像生成ユニットをトッププレート側から見た平面図である。 図10は、図9のA−A断面図である。 図11は、図10のS領域の部分拡大図である。 図12は、駆動用磁石と駆動コイルとの配置関係を示す図である。 図13は、可動ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図14は、駆動用FPCの可動領域を示す図である。 図15は、駆動用コイル、駆動用磁石、および駆動用FPCの配置関係を示す図である。 図16は、図15のA−A図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、実施形態は以下の記述によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下の説明において装置のトッププレート側を上または上方といい、ヒートシンク側を下または下方という場合がある。
<画像投影装置>
実施形態による画像投影装置について説明する。なお、本実施形態では、画像投影装置がプロジェクタである場合について説明する。
図1は、実施形態による画像投影装置の一例を示す図である。図1に示すように、プロジェクタ(画像投影装置)1は、出射窓2、外部インターフェース(外部I/F)3を有し、投影画像を生成する光学エンジンがプロジェクタ1の内部に設けられている。プロジェクタ1は、例えば、外部I/F3に接続されるパソコンやデジタルカメラから画像データが送信されると、光学エンジンが送信された画像データに基づいて投影画像を生成し、出射窓2からスクリーンSに画像Pを投影する。
なお、以下に示す図面において、X1−X2方向はプロジェクタ1の幅方向、Y1−Y2方向はプロジェクタ1の奥行き方向、Z1−Z2方向はプロジェクタ1の高さ方向である。また、以下では、Z1−Z2方向において、プロジェクタ1の出射窓2側を上、出射窓2とは反対側を下として説明する場合がある。
図2は、実施形態におけるプロジェクタ1の構成を例示するブロック図である。図2に示すように、プロジェクタ1は、外部I/F3、電源4、メインスイッチSW5、操作部6、システムコントロール部10、ファン20、および光学エンジン25を有する。
電源4は、商用電源に接続され、プロジェクタ1の内部回路用に電圧及び周波数を変換して、システムコントロール部10、ファン20、または光学エンジン25などに給電する。
メインスイッチSW5は、ユーザによるプロジェクタ1のON/OFF操作に用いられる。電源4が電源コードなどを介して商用電源に接続された状態で、メインスイッチSW5がONに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を開始し、メインスイッチSW5がOFFに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を停止する。
操作部6は、ユーザによる各種操作を受け付けるボタンなどであり、例えばプロジェクタ1の上面に設けられている。操作部6は、例えば投影画像の大きさ、色調、ピント調整などのユーザによる操作を受け付ける。操作部6が受け付けたユーザ操作は、システムコントロール部10に送られる。
外部I/F3は、例えばパソコン、デジタルカメラなどに接続される接続端子を有し、接続された機器から送信される画像データをシステムコントロール部10に出力する。
システムコントロール部10は、画像制御部11、および駆動制御部12を有する。システムコントロール部10は、例えばCPU、ROM、およびRAMなどを含む。システムコントロール部10の各部の機能は、例えばCPUがRAMと協働してROMに記憶されているプログラムを実行することで実現される。
画像制御部11は、外部I/F3から入力される画像データに基づいて光学エンジン25の画像生成ユニット(画像生成装置)50に設けられている画像生成部であるデジタルマイクロミラーデバイスDMD(Digital Micromirror Device(以下、単に「DMD」という))551を制御し、スクリーンSに投影する画像を生成する。
駆動制御部12は、画像生成ユニット50において移動可能に設けられている可動ユニット55を移動させる駆動部を制御し、可動ユニット55に設けられているDMD551の位置を制御する。
ファン20は、システムコントロール部10に制御されて回転し、光学エンジン25のランプユニットである光源30を冷却する。
光学エンジン25は、光源30、画像表示装置としての照明光学系ユニット40、画像生成装置としての画像生成ユニット50、および投影光学系ユニット60を有し、システムコントロール部10に制御されてスクリーンSに画像を投影する。
光源30は、例えば水銀高圧ランプ、キセノンランプ、LEDなどであり、システムコントロール部10により制御され、照明光学系ユニット40に光を照射する。
照明光学系ユニット40は、例えばカラーホイール、ライトトンネル、リレーレンズなどを有し、光源30から照射された光を画像生成ユニット50に設けられているDMD551に導く。
画像生成ユニット50は、固定支持されている固定部である固定ユニット51、固定ユニット51に移動可能に支持される可動部である可動ユニット55を有する。可動ユニット55は、DMD551を有し、システムコントロール部10の駆動制御部12によって固定ユニット51に対する位置が制御される。DMD551は、画像生成部の一例であり、システムコントロール部10の画像制御部11により制御され、照明光学系ユニット40によって導かれた光を変調して投影画像を生成する。
投影光学系ユニット60は、例えば、複数の投射レンズ、ミラーなどを有し、画像生成ユニット50のDMD551によって生成される画像を拡大してスクリーンSに投影する。
<光学エンジン>
次に、光学エンジン25の各部の構成について具体的に説明する。図3は、実施形態における光学エンジン25を例示する斜視図である。図3に示すように、光学エンジン25は、プロジェクタ1の内部に設けられており、光源30、照明光学系ユニット40、画像生成ユニット50、投影光学系ユニット60を有している。
光源30は、照明光学系ユニット40の側面に設けられ、X2方向に光を照射する。照明光学系ユニット40は、光源30から照射された光を、下部に設けられている画像生成ユニット50に導く。画像生成ユニット50は、照明光学系ユニット40によって導かれた光を用いて投影画像を生成する。投影光学系ユニット60は、照明光学系ユニット40の上部に設けられ、画像生成ユニット50によって生成された投影画像をプロジェクタ1の外部に投影する。
なお、実施形態による光学エンジン25は、光源30から照射される光を用いて上方に画像を投影するように構成されているが、水平方向に画像を投影するような構成であってもよい。
図4および図5は、光学エンジン25の内部構成を例示する概略図である。
図4に示されるように、照明光学系ユニット40は、カラーホイール401、平面ミラー405、凹面ミラー406を有する。
カラーホイール401は、例えば周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のフィルタが設けられている円盤である。カラーホイール401は、高速回転することで、光源30から照射される光をRGB各色に時分割する。平面ミラー405および凹面ミラー406は、カラーホイール401によってRGB各色に時分割された光を、画像生成ユニット50に設けられているDMD551に反射する。カラーホイール401、平面ミラー405、および凹面ミラー406などは、基台403に支持されている。基台403は、プロジェクタ1の筐体内部に固定されている。
なお、照明光学系ユニット40には、例えば、カラーホイール401と平面ミラー405との間に、ライトトンネルやリレーレンズなどが設けられてもよい。
画像生成ユニット50は、DMD551を有する。DMD551は、凹面ミラー406からの反射光を変調して投影画像を生成する。DMD551によって生成された投影画像は、照明光学系ユニット40を通って投影光学系ユニット60に導かれる。画像生成ユニット50の具体的な構成については、後述する。
図5に示されるように、投影光学系ユニット60は、投影レンズ601、折り返しミラー602、曲面ミラー603がケースの内部に設けられている。
投影レンズ601は、複数のレンズを有し、画像生成ユニット50のDMD551によって生成された投影画像を、折り返しミラー602に結像させる。折り返しミラー602および曲面ミラー603は、結像された投影画像を拡大するように反射して、プロジェクタ1の外部のスクリーンSなどに投影する。
[画像生成ユニット]
次に、本実施形態による画像生成ユニット50について具体的に説明する。図6は、画像生成ユニット50の斜視図であり、図7および図8は、画像生成ユニット50の分解斜視図である。
図6〜図8に示されるように、画像生成ユニット50は、固定ユニット51、可動ユニット55、駆動部56、および検出部57を有する。以下、それぞれの構成について説明する。
(固定ユニット)
固定ユニット51は、第1固定板であるトッププレート511と、第2固定板である中間プレート512と、第3固定板であるベースプレート513と、制御板514と、第4固定板であるサブプレート515と、カバー部材としてのDMDマスク516とを有する。固定ユニット51は、トッププレート511が照明光学系ユニット40(図4参照)の基台403(図4参照)の下面に固定して支持される。
トッププレート511、中間プレート512、ベースプレート513、およびサブプレート515は、平板状部材である。
トッププレート511、および中間プレート512は、可動ユニット55のDMD551に対応する位置に、それぞれ中央孔511a、512bを有する。また、ベースプレート513、制御板514、およびサブプレート515は、DMD基板552に設けられるDMD551に対向する部分に、それぞれ、ヒートシンク554の伝熱部573が挿通される中央溝513a、514a、515aを有する。
中間プレート512は、トッププレート511の下面(ベースプレート513側の面)に設けられ、ベースプレート513の下面に固定される。中間プレート512は、DMD551の周囲を囲うように形成されており、DMD551に対応する部分に中央孔512aを有する。中間プレート512がトッププレート511と可動プレート553との間隙に設けられることで、トッププレート511と可動プレート553との間の間隙は狭くなる。そのため、可動プレート553の可動性能を妨げることなく、塵埃がトッププレート511と可動プレート553との間隙から侵入してDMD551に付着することを低減することができる。これにより、塵埃などに起因した投影画像の品質の低下が抑制される。また、中間プレート512は、貫通孔521でトッププレート511側の支持球体522を保持しているため、トッププレート511側の支持球体522の移動位置を規制する機能を果たす。
ベースプレート513は、中間プレート512の下側(ベースプレート513側)に所定の間隙を有して設けられ、複数の支柱518によって固定される。
制御板514は、ベースプレート513の下面(ヒートシンク554側の面)に設けられ、不図示のねじによって固定される。制御板514は、ホール素子558から出力された位置情報を、DMD基板552の上面に設けられている位置検出用フレキシブルプリント基板(位置検出用FPC)564を介して受け取る。そして、制御板514は、受け取った位置情報をヒートシンク554の上面(トッププレート511側の面)に設けられている配線板である駆動用フレキシブルプリント基板(駆動用FPC)575を介して、駆動コイル533a、533b、533c、533d(以下では、単に「駆動コイル533」という場合がある)に流す電流量を制御し、可動ユニット55を制御する。
サブプレート515は、ベースプレート513の下面に、制御板514を介して、所定の間隙を有して設けられている。
また、DMDマスク516は、トッププレート511の中央孔511a周辺の上面に設けられ、トッププレート511にねじ534により固定されている。
トッププレート511、ベースプレート513、およびサブプレート515は、複数の支柱518によって、所定の間隙を介して平行に設けられている。支柱518は、上端部がトッププレート511の支柱孔511bに圧入され、雄ねじが形成されている下端部がベースプレート513の支柱孔513bに挿入され、サブプレート515の支柱孔514bでねじ520により固定される。支柱518は、トッププレート511、ベースプレート513、およびサブプレート515のそれぞれのプレートの間に一定の間隔を形成し、トッププレート511、ベースプレート513、およびサブプレート515を平行に支持する。これにより、トッププレート511は、ベースプレート513と、所定の間隙を介して平行に設けられている。
画像生成ユニット50の駆動性能の観点から、位置検出用磁石531や駆動用磁石532a、532b、532c、532d(以下では、単に「駆動用磁石532」という場合がある)は重量が大きいため、固定ユニット51側に配置する構成としている。しかし、磁気回路の観点から、これらの磁石が設けられる部材は磁性体であることが好ましい。そのため、これらの磁石が設けられるトッププレート511およびサブプレート515は、それぞれ、例えば、鉄、フェライト系のステンレスなどの磁性材料で形成される。
また、中間プレート512およびベースプレート513は、磁性材料および非磁性材料のいずれでもよい。本実施形態では、駆動用磁石532からの磁束がサブプレート515を漏れてホール素子558に悪影響を及ぼさないように、ベースプレート513も、例えば、鉄、フェライト系のステンレスなどの磁性材料で形成されることが好ましい。ベースプレート513が磁性材料で形成されることで、位置検出用磁石531が作り出す磁界を駆動用磁石532が作り出す磁界とベースプレート513で分離することができる。
トッププレート511およびベースプレート513は、トッププレート511とベースプレート513との間に、可動プレート553を可動プレート553の平面に平行な方向に移動可能に、3つの支持箇所で支持する。この可動プレート553の支持構造について具体的に説明する。
図9は、画像生成ユニット50をトッププレート511側から見た平面図であり、図10は、図9のA−A断面図であり、図11は、図10のS領域の部分拡大図である。図9〜図11に示すように、中間プレート512は、その上下方向に3つの貫通孔521を有する。トッププレート511の下面と中間プレート512の貫通孔521とにより凹部が形成される。貫通孔521には、支持球体522が挿入され、貫通孔521は支持球体522を回転可能に保持する。
ベースプレート513は、その上下方向に支持孔523を3つ有する。3つの支持孔523は、トッププレート511の3つの貫通孔521にそれぞれ対応するように、ベースプレート513に設けられている。ベースプレート513の支持孔523には、下側の内周面に雌ねじを有する円筒状の保持部材524がトッププレート511側から挿入され、ベースプレート513上に着座している。位置調整ねじ525は外周に雄ねじを有し、位置調整ねじ525がトッププレート511とは反対側からスプリング526を介して保持部材524に挿入され、保持部材524の下端で螺合させる。これにより、保持部材524と位置調整ねじ525とにより形成される空間に、支持球体522が回転可能に保持される。
各支持球体522は、トッププレート511の貫通孔521およびベースプレート513の保持部材524に回転可能に保持されつつ、少なくとも支持球体522の一部が貫通孔521および保持部材524から突出している。そのため、各支持球体522は、トッププレート511とベースプレート513との間に設けられる可動プレート553に当接する。
トッププレート511の貫通孔521およびベースプレート513の保持部材524は、それぞれ3つ設けられているため、トッププレート511とベースプレート513との間には、一対の支持球体522が三組設けられる。そのため、三組の支持球体522が、トッププレート511とベースプレート513との間に、可動プレート553の三箇所で、可動プレート553を挟み込んで支持する。これにより、可動プレート553は、各支持球体522により、トッププレート511およびベースプレート513と平行且つ可動プレート553の表面と平行な方向に移動可能に、可動プレート553の両面から支持される。また、支持球体522は、可動プレート553と両側から点接触した状態で可動プレート553を挟み込んでいるため、可動プレート553の移動時に可動プレート553の支持球体522との摩擦を低減することができる。
また、保持部材524に設けられている支持球体522の保持部材524の上端からの突出量は、位置調整ねじ525の位置がZ1方向またはZ2方向に変位することで、変化する。よって、位置調整ねじ525を用いて支持球体522の突出量を変化させることで、ベースプレート513と可動プレート553との間隔を適宜調整できる。
なお、固定ユニット51に設けられる支柱518の数や位置などは、本実施形態に例示される構成に限られるものではない。
また、ベースプレート513には、トッププレート511を照明光学系ユニット40(図2〜図5参照)に固定する不図示のねじが挿通される貫通孔529が設けられている。
また、可動プレート553の上面(トッププレート511側の面)には、図6〜図8に示すように、位置検出用磁石531が設けられている。位置検出用磁石531は、直方体状の永久磁石で構成され、それぞれトッププレート511とベースプレート513との間に設けられるDMD基板552に及ぶ磁界を形成する。
また、サブプレート515の下面(ヒートシンク554側の面)には、駆動用磁石532が設けられている。駆動用磁石532は、ベースプレート513およびサブプレート515の中央溝513a、514aを囲むように4箇所に設けられており、それぞれヒートシンク554の上面に設けられている駆動コイル533に対向して設けられている。駆動用磁石532は、それぞれ長手方向が平行になるように配置された直方体状の2つの磁石で構成され、それぞれヒートシンク554に及ぶ磁界を形成する。駆動用磁石532および駆動コイル533は、可動プレート553を移動させる駆動力を生じる。
(可動ユニット)
可動ユニット55は、図6〜図8に示すように、DMD551、第1可動板としてのDMD基板552、第2可動板としての可動プレート553、および拡散放熱部としてのヒートシンク554を有する。可動ユニット55は、固定ユニット51に移動可能に支持されている。
DMD551は、DMD基板552の上面(トッププレート511とは反対側の面)に設けられている。DMD551は、トッププレート511の中央孔511aを通じて可動プレート553の上面側に露出する。DMD551は、ソケット556を介してDMD基板552に接続されており、カバー557により周囲が覆われる。DMD551は、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を有する。DMD551の各マイクロミラーは、鏡面がねじれ軸周りに傾動可能に設けられており、システムコントロール部10(図1参照)の画像制御部11(図1参照)から送信される画像信号に基づいてON/OFF駆動される。
例えば、マイクロミラーが「ON」の場合には、マイクロミラーは、光源30(図2〜図4参照)からの光を投影光学系ユニット60(図2〜図4参照)に反射するように傾斜角度が制御される。一方、例えば、マイクロミラーが「OFF」の場合には、マイクロミラーは、光源30(図2〜図4参照)からの光を不図示のOFF光板に向けて反射する方向に傾斜角度が制御される。
このように、DMD551は、画像制御部11(図2参照)から送信される画像信号によって各マイクロミラーの傾斜角度が制御される。そして、光源30(図2〜図4参照)から照射されて照明光学系ユニット40(図2〜図4参照)を通った光は変調されて投影画像が生成される。
DMD基板552は、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート513との間に設けられ、可動プレート553の下面に連結されている。DMD基板552は、可動プレート553と共に変位する。
DMD基板552の上面には、DMD551が設けられている。DMD551は、ソケット556を介してDMD基板552に接続され、カバー557により周囲が覆われる。
DMD基板552は、可動プレート553がヒートシンク554の連結柱572に固定されるように、DMD基板552の周縁部にはヒートシンク554の連結柱572と接触しないように切り欠きが形成されている。
例えば、可動プレート553およびDMD基板552がヒートシンク554に連結柱572で共締めされると、DMD基板552が歪み、DMD551の画像生成面が移動方向に対して傾斜して画像が乱れる可能性がある。そこで、ヒートシンク554の連結柱572がDMD基板552を避けて可動プレート553に連結されるように、DMD基板552の周縁部に切り欠きが形成されている。これにより、ヒートシンク554は可動プレート553に連結されるため、DMD基板552はヒートシンク554から負荷を受けて歪みなどが生じる可能性が低減される。したがって、DMD551の画像生成面を移動方向に対して平行に保って画像品質を維持することが可能になっている。
また、DMD基板552の前記切り欠きは、ベースプレート513に保持される支持球体522がDMD基板552を避けて可動プレート553に当接するように、ベースプレート513の保持部材524と接触しないように形成されている。これにより、DMD基板552が支持球体522と接触することで、DMD基板552に歪みなどが発生することが抑制できるため、DMD551の画像生成面を移動方向に対して平行に保って画像品質を維持することが可能になっている。
なお、前記切り欠きは、DMD基板552と、ヒートシンク554の連結柱572や支持球体522とを非接触となる形状であれば、DMD基板552には前記切り欠きの代わりに貫通孔が形成されてもよい。
また、DMD基板552の上面(トッププレート511側の面)には、位置検出用FPC564が設けられている。この位置検出用FPC564の上面には、可動プレート553の上面に設けられている位置検出用磁石531に対向する位置に、磁気センサとしてのホール素子558が設けられる。ホール素子558は、ベースプレート513に設けられている位置検出用磁石531とで、DMD551の位置が検出される。
なお、実施形態による画像生成ユニット50では、駆動性能の観点から、重量の小さな部品は可動ユニット55に、重量の大きな部品は固定ユニット51に配置する構成としている。そのため、位置検出用磁石531や駆動用磁石532は固定ユニット51に含まれてもよい。また、これらに対応する部品として、ホール素子558や駆動コイル533の他に、ホール素子558や駆動コイル533と電気的に接続される位置検出用FPC564や駆動用FPC575も可動ユニット55に含まれてもよい。
可動プレート553は、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート513との間に設けられ、上記したように、三組の支持球体522により、可動プレート553の表面と平行な方向に移動可能に支持される。
可動プレート553は、平板状部材で形成され、DMD基板552に設けられるDMD551に対応する位置に中央孔553aが形成されている。なお、可動プレート553には、トッププレート511を照明光学系ユニット40に固定する不図示のねじが挿通される貫通孔559が形成されている。
可動プレート553は、例えば、それぞれの各連結孔に挿入されるねじによって、可動プレート553の表面とDMD551の画像生成面とが平行になるように間隔が調整された状態で接着剤により連結固定される。
可動プレート553は、ヒートシンク554の連結柱572に対応する位置に、連結孔560を有する。可動プレート553は、連結孔560に挿入されるねじ561によって、DMD基板552と共に連結柱572の上端に固定される。
また、可動プレート553が表面に平行に移動すると、可動プレート553に連結されているDMD基板552、ヒートシンク554、およびDMD基板552に設けられているDMD551も可動プレート553と共に移動する。そのため、可動プレート553の表面とDMD551の画像生成面とが非平行の場合には、DMD551の画像生成面が移動方向に対して傾斜して画像が乱れる可能性がある。本実施形態では、可動プレート553とDMD基板552との間隔を調整し、可動プレート553の表面とDMD551の画像生成面とを平行に保っているため、画像品質の低下を抑制することが可能になっている。
なお、本実施形態では、可動プレート553を一対の支持球体522で支持しているが、これに限定されるものではなく、DMD基板552を一対の支持球体522で支持するようにしてもよい。
また、本実施形態では、貫通孔521および保持部材524に一対の支持球体522を配置しているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、貫通孔521および保持部材524に代えて、トッププレート511と可動プレート553とにそれぞれ対向するように一対の凸部などを設けてもよい。
また、可動プレート553は、固定ユニット51の支柱518に対応する位置に、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bを有している。可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bに、固定ユニット51の支柱518が設けられた状態で、例えば、振動や何らかの異常などにより可動プレート553が大きく変位する可能性がある。この場合、可動プレート553が支柱518に接触することで、可動プレート553の可動範囲が制限される。
なお、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bの数、位置、および形状などは、本実施形態において例示される構成に限られるものではない。例えば、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bは一つであってもよく、複数であってもよい。また、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bの形状は、例えば長方形や円形など、本実施形態とは異なる形状であってもよい。また、可動プレート553とDMD基板552とは、本実施形態とは異なる構成で連結されてもよい。
また、可動プレート553の上面(トッププレート511側の面)には、位置検出用磁石531が複数箇所に設けられている。位置検出用磁石531は、直方体状の永久磁石で構成され、それぞれトッププレート511とベースプレート513との間に設けられるDMD基板552に及ぶ磁界を形成する。
ヒートシンク554は、放熱部571、連結柱572、および伝熱部573を有する。
放熱部571は、下部に複数のフィンが形成され、DMD551において生じた熱を放熱する。放熱部571の上面には、駆動コイル533が収容される第1凹部574Aと、駆動用FPC575が収容される第2凹部574Bとが設けられている(図12参照)。また、放熱部571の上面には、駆動コイル533と駆動用FPC575とを接続するワイヤ576が収納される第3凹部574Cがさらに設けられている(図12参照)。さらに、第1凹部574Aと第2凹部574Bとの間にはワイヤ576を通すための溝577が形成されている。
第1凹部574Aは、ベースプレート513の下面に設けられている駆動用磁石532に対向する位置に形成されている。駆動コイル533は、ベースプレート513の下面に設けられている駆動用磁石532と対向している。
第2凹部574Bは、平面視において、第1凹部574Aよりもヒートシンク554のベース本体の内側に設けられている。本実施形態においては、第1凹部574Aは4つ設けられており、U字状に配置されているため、第2凹部574Bは第1凹部574Aで囲われた領域の内側に設けられている。なお、平面視とは、画像生成ユニット50の上面の法線方向から視ることをいう。
連結柱572は、放熱部571の上面からZ1方向に延伸するように、ヒートシンク554の上面の周縁の3箇所に設けられている。連結柱572は、可動プレート553の連結孔560に挿入されるねじ561によって、それぞれの上端に可動プレート553が連結して固定される。連結柱572は、DMD基板552に形成されている切り欠きにより、DMD基板552に接触することなく可動プレート553に連結される。
伝熱部573は、DMD551に対向する位置であって、放熱部571の上面からZ1方向に延伸して設けられた柱状の部材である。伝熱部573の上面は、ヒートシンク554の伝熱部573は、ベースプレート513、制御板514、およびサブプレート515の中央溝513a、514a、515aに挿通されて、DMD551の底面に当接する。ヒートシンク554の伝熱部573は、DMD551の底面に当接して、DMD551において生じた熱を放熱部571に伝えて放熱することで、DMD551を冷却する。ヒートシンク554がDMD551の温度上昇を抑制することで、DMD551の温度上昇による動作不良や故障などといった不具合の発生が低減される。
なお、DMD551の冷却効果を高めるため、伝熱部573の上面とDMD551との間には、例えば、ヒートシンク554の放熱部563とDMD551との間に弾性変形可能な伝熱シートなどが設けられてもよい。伝熱シートにより、ヒートシンク554の伝熱部573とDMD551との間の熱伝導性が向上し、DMD551の冷却効果が向上する。
また、本実施形態では、ヒートシンク554には、4本の柱が立っているといえる。1本の柱が伝熱部573であり、伝熱部573は、ヒートシンク554の中央に位置しており、DMD551と当接する柱といえ、DMD551の熱をフィンに伝達する機能を有する柱であるといえる。残りの3本の柱が、連結柱572である。
ヒートシンク554は、可動プレート553およびDMD基板552と共に移動するように設けられている。ヒートシンク554は、伝熱部573が常時DMD551に当接しているため、DMD551において生じた熱を常時放熱し、DMD551を効率的に冷却することが可能になっている。
また、ヒートシンク554の上面(トッププレート511側の面)には、駆動用FPC575が設けられている。この駆動用FPC575と駆動コイル533が電気的に接続されている。
本実施形態においては、画像生成ユニット50では、トッププレート511、ベースプレート513、サブプレート515、可動プレート553、および駆動用FPC575により、可動ユニット55を移動させる駆動力が生成される。
トッププレート511の貫通孔579、可動プレート553の貫通孔559、およびベースプレート513の貫通孔529は、Z1−Z2方向に対向するように形成されており、トッププレート511を照明光学系ユニット40に固定する不図示のねじが挿入される。
DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの間には、ソケット556やDMD551の厚さ分の空間が生じる。そのため、例えば、DMD基板552をトッププレート511よりも上側に配置すると、DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの空間がデッドスペースとなり、装置構成が大型化する可能性がある。
本実施形態では、DMD基板552をトッププレート511とベースプレート513との間に設けることで、DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの空間にトッププレート511が配置される。これにより、DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの空間を有効活用できるため、Z1−Z2方向における画像生成ユニット50の高さを低減し、画像生成ユニット50を小型化することができる。そのため、画像生成ユニット50は、大型のプロジェクタだけでなく小型のプロジェクタなどにも組み付け可能となり、汎用性が向上される。
また、トッププレート511、DMD基板552、可動プレート553、保持部材524の少なくともいずれか一つ以上は、例えば、ステンレス、アルミニウム、マグネシウム合金などの導電性材料で形成されていることが好ましい。これにより、例えば、DMD551やDMD基板552において発生した電気的ノイズを、トッププレート511、DMD基板552を通じて、例えば照明光学系ユニット40の筐体などに逃がす。これにより、外部へのノイズ漏洩を低減することができる可能になっている。
(駆動部)
駆動部56は、図8に示すように、サブプレート515に設けられている駆動用磁石532と、ヒートシンク554に設けられている駆動コイル533と、駆動用FPC575とを有する。駆動用磁石532および駆動コイル533は、サブプレート515とヒートシンク554との間に対向するように配置されている。
図12に示すように、駆動用磁石532は、サブプレート515の形状に沿うようにU字状に4箇所に設けられている。本実施形態では、駆動用磁石532b、532cは、それぞれ長手方向がY1−Y2方向に平行な2つの永久磁石で構成されている。また、駆動用磁石532a、532dは、長手方向がX1−X2方向に平行な2つの永久磁石で構成されている。駆動用磁石532は、それぞれヒートシンク554に及ぶ磁界を形成する。
駆動コイル533は、それぞれZ1−Z2方向に平行な軸を中心として電線が巻き回されることで形成され、ヒートシンク554の放熱部571の上面に形成されている第1凹部574Aに取り付けられる。
駆動コイル533は、第1凹部574A内に、駆動コイル533と第1凹部574Aとの間に部分的に空隙を有するように固定されている。駆動コイル533の固定には、例えば、接着剤が用いられる。接着剤としては、熱伝導率の低い樹脂材料が用いられる。接着剤を用いて駆動コイル533を第1凹部574A内に固定することで、駆動コイル533で生じる熱がヒートシンクに伝わるのをより低減することができる。なお、使用される接着剤としては、駆動コイル533を第1凹部574A内に固定でき、熱伝導率の低いものであれば、特に限定されるものではない。接着剤を用いる箇所としては、例えば、第1凹部574Aの底面または側面の一部とするのが好ましく、他の面は空隙とするのが好ましい。また、駆動コイル533と第1凹部574Aとの間に部分的に空気層が存在することで、駆動コイル533で生じた熱がヒートシンクに伝わるのをより低減することができる。
サブプレート515の駆動用磁石532と、ヒートシンク554の駆動コイル533とは、可動ユニット55が固定ユニット51に支持されている状態で、それぞれ対向するように配置されている。駆動コイル533に電流が流されると、駆動用磁石532によって形成されている磁界により、駆動コイル533に可動ユニット55を移動させる駆動力となるローレンツ力が発生する。
このローレンツ力がヒートシンク554に伝わると、ヒートシンク554は可動プレート553と連結されているため、ヒートシンク554の変位に応じて可動プレート553も変位する。よって、可動ユニット55は、駆動用磁石532と駆動コイル533との間で発生するローレンツ力を受けて、固定ユニット51に対してX−Y平面において直線的または回転するように変位する。
本実施形態では、駆動コイル533aおよび駆動用磁石532aと、駆動コイル533dおよび駆動用磁石532dとが、X1−X2方向に対向して設けられている。駆動コイル533aおよび駆動コイル533dに電流が流されると、Y1方向またはY2方向のローレンツ力が発生する。可動プレート553は、駆動コイル533aおよび駆動用磁石532aと、駆動コイル533dおよび駆動用磁石532dとにおいて発生するローレンツ力により、Y1方向またはY2方向に移動する。
また、本実施形態では、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bと、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cとが、Y1−Y2方向に並んで設けられている。駆動用磁石532bおよび駆動用磁石532cは、駆動用磁石532aおよび駆動用磁石532dとは長手方向が直交するように配置されている。このような構成において、駆動コイル533bおよび駆動コイル533cに電流が流されると、図15に示されるようにX1方向またはX2方向のローレンツ力が発生する。
可動プレート553は、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bと、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cとにおいて発生するローレンツ力により、X1方向またはX2方向に移動する。また、可動プレート553は、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bと、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cとで反対方向に発生するローレンツ力により、XY平面において回転するように変位する。
例えば、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bにおいてX1方向のローレンツ力が発生し、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cにおいてX2方向のローレンツ力が発生するように電流が流される。この場合、可動プレート553は、平面視で時計回り方向に回転するように変位する。また、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bにおいてX2方向のローレンツ力が発生し、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cにおいてX1方向のローレンツ力が発生するように電流が流される。この場合、可動プレート553は、平面視で反時計回り方向に回転するように変位する。
このように、画像生成ユニット50は、可動ユニット55を固定ユニット51に対して相対移動させることが可能であり、DMD551を、X方向とY方向へのシフトおよび回転方向に自由自在に可動可能である。そのため、画像生成ユニット50は、例えば、ある周波数の半画素ピッチで、斜め45度方向にDMD551を可動して、それに合わせた画像を出力することによって、高解像度化が可能である。また、DMD551をX方向とY方向へのシフトおよび回転方向に自由自在に可動可能であるため、投影画像を水平方向、垂直方向へのシフトや回転方向への調整が容易に行える。
各駆動コイル533に流される電流の大きさおよび向きは、システムコントロール部10の駆動制御部12によって制御される。駆動制御部12は、各駆動コイル533に流す電流の大きさおよび向きによって、可動プレート553の移動(回転)方向、移動量や回転角度などを制御する。
また、駆動用FPC575は、図12に示すように、ヒートシンク554の上面(トッププレート511側の面)の第2凹部574Bに設けられている。駆動用FPC575は、例えば、熱伝導率の高い銅などで形成された金属層を内部に有する配線板である。駆動用FPC575は、駆動コイル533とワイヤ576で電気的に接続されている。
駆動用FPC575は、制御板514と不図示のコネクタを介して接続されているため、駆動用FPC575の一方の端部は可動ユニット55により平面内での並進または回転動作を行い、他方の端部が固定ユニット51に固定される。そのため、駆動用FPC575は固定ユニット51の動きを阻害することなく固定ユニット51の移動量を吸収する機能が必要である。駆動用FPC575は、いずれも複数の折り目を入れて、片側が固定された状態で他端が動いた際にもその移動量分を吸収するように構成されている。
つぎに、駆動用磁石532、駆動コイル533、および駆動用FPC575の配置関係を詳細に説明する。
図13は、可動ユニットの構成を示す分解斜視図であり、図14は、駆動用FPCの可動領域を示す図であり、図15は、駆動用コイル、駆動用磁石、および駆動用FPCの配置関係を示す図であり、図16は、図15のA−A図である。図13〜図16に示すように、駆動コイル533と駆動用磁石532とは、平面視において、略同一の位置となるように対向配置されている。
可動ユニット55が静止している状態の時、平面視において、駆動用FPC575と駆動コイル533および駆動用磁石532との間には所定の間隔が設けられている。平面視において、駆動用FPC575は、駆動コイル533および駆動用磁石532のいずれとも重なり合うことのない位置に配置されている。
また、可動ユニット55が駆動している状態の時、駆動用FPC575は、ヒートシンク554の第2凹部574Bに設けられているので、ヒートシンク554の移動に伴い、可動プレート553および駆動用FPC575も移動する。本実施形態では、平面視において、ヒートシンク554の移動に伴って生じる駆動用FPC575の可動領域αは、駆動コイル533および駆動用磁石532のいずれとも重ならない領域としている。すなわち、可動ユニット55が駆動しても、平面視において、駆動用FPC575は駆動コイル533および駆動用磁石532のいずれとも重なり合うことのない位置に配置されている。
このような構成とすることにより、駆動用磁石532と駆動コイル533との間に駆動用FPC575が配置されない分だけ、駆動用磁石532と駆動コイル533との間隔はより短くすることができる。そのため、駆動用FPC575を上記のように配置することにより、駆動用磁石532と駆動コイル533との間に駆動用FPC575を配置している場合に比べて、駆動用磁石532が作り出す磁界の磁束密度は大きくすることができる。これにより、可動ユニット55の駆動性能を高くすることができる。
また、駆動コイル533のワイヤ576を駆動用FPC575にハンダ付けした際に駆動用FPC575上でハンダが盛り上がっても、この盛り上がったハンダがサブプレート515の下面に設けられた駆動用磁石532と接触することを抑制することができる。これにより、可動ユニット55の駆動性能を低下させず、安定して維持することができる。
すなわち、駆動コイル533のワイヤ576は、駆動用FPC575にハンダで接続されているため、駆動用FPC575上に付けたハンダが盛り上がってしまう可能性がある。ヒートシンク554の移動時に、駆動用FPC575上で盛り上がったハンダがサブプレート515の下面に設けられた駆動用磁石532と接触して、摺動摩擦を生じる可能性がある。この場合、可動ユニット55の駆動性能を低下させる、または駆動コイル533が短絡して可動ユニット55が可動しなくなる、可能性がある。本実施形態では、こうした不具合が生じることを低減することができるため、駆動用FPC575と駆動コイル533とをできる限り近づけた配置としつつ、可動ユニット55の駆動性能を安定して維持することができる。
また、駆動コイル533は第1凹部574A内に設けられ、駆動用FPC575は第2凹部574B内に設けられており、平面視において、駆動用FPC575の可動領域αは駆動コイル533と重ならない領域としている。また、駆動コイル533は第1凹部574Aに部分的に空隙がある状態で接着剤で固定されている。つまり、駆動コイル533の熱は、熱伝導率の低い接着剤および空気層を介してヒートシンク554側に伝わることになる。そのため、駆動コイル533で生じた熱がヒートシンク554に伝わることを抑制することができるため、駆動用FPC575が駆動コイル533で生じた熱に起因して温められることを抑制することができる。
駆動用FPC575は、金属層を内部に有する配線板であり、伝熱性がある。そのため、仮に、駆動コイル533で生じた熱が駆動用FPC575に伝わると、その熱がヒートシンク554に伝わる可能性がある。この時、ヒートシンク554にはDMD551からの熱も伝わるので、放熱される熱量よりも多い熱量がヒートシンク554に伝わる可能性がある。その結果、駆動用FPC575からヒートシンク554に伝わる熱がDMD551に伝わるか、放熱部571に伝わることになり、本来、冷却すべきDMD551が温められる可能性がある。本実施形態では、駆動コイル533で生じた熱が駆動用FPC575に伝わることを抑制することができるため、DMD551が温められることを防ぐまたは低減することができる。
さらに、駆動用FPC575上に付けたハンダが盛り上がっても、上記の通り、この盛り上がったハンダが駆動用磁石532と接触することを抑制することができる。そのため、駆動コイル533のワイヤ576を駆動用FPC575に接続する際に、ハンダを付ける量を調整するなどの負担を軽減することができるため、画像生成ユニット50の生産性を向上させることができる。
このように、本実施形態では、画像生成ユニット50は、平面視において、駆動用FPC575の可動領域αを、駆動コイル533および駆動用磁石532のいずれとも重ならない領域としている。これにより、駆動用磁石532と駆動コイル533との間隔を短くしつつ、上記のような盛り上がったハンダが駆動用磁石532と接触する可能性を低減することができる。また、駆動コイル533で生じた熱が駆動用FPC575に伝わり、DMD551の冷却効果に影響を与えることを低減することができる。よって、本実施形態によれば、駆動性能を高い状態でより安定して維持することができると共に、DMD551をより安定して冷却することができる。
なお、駆動用FPC575の可動領域αは、可動ユニット55に含まれる可動プレート553やヒートシンク554などがどの方位に移動しても、平面視において、駆動用FPC575が駆動用磁石532と重ならないように、駆動用FPC575の配置位置や大きさなどに基づいて決定される。
また、駆動コイル533は第1凹部574A、駆動用FPC575は第2凹部574Bに、それぞれ設けられている。本実施形態では、駆動コイル533の上面(駆動用磁石532側の面)と駆動用FPC575の上面(駆動用磁石532側の端面)とは、同一平面上となるように配置されている。駆動コイル533と駆動用FPC575とをこのように配置することにより、駆動コイル533のワイヤ576を、第1凹部574Aと第2凹部574Bとをつなぐ溝577を通して、駆動用FPC575に接続することができる。このため、駆動コイル533のワイヤ576が上下方向に伸びることがないため、駆動コイル533のワイヤ576を駆動用FPC575に接続する際に、ワイヤに必要以上の負荷が加わることを抑制することができる。
なお、上記した駆動部56の構成は、本実施形態において例示した構成に限られるものではない。駆動部56として設けられる駆動用磁石532および駆動コイル533の数、位置などは、可動ユニット55を任意の位置に移動させることが可能であれば、本実施形態とは異なる構成であってもよい。例えば、位置検出用磁石531をトッププレート511に設け、ホール素子558を可動プレート553に設けてもよい。
(検出部)
検出部57は、可動プレート553の上面(トッププレート511側の面)に設けられている位置検出用磁石531と、DMD基板552の上面(トッププレート511側の面)に設けられているホール素子558と、位置検出用FPC564とを有する。
位置検出用磁石531は、直方体状の永久磁石で構成され、それぞれトッププレート511とベースプレート513との間に設けられるDMD基板552に及ぶ磁界を形成する。
ホール素子558は、DMD基板552の上面に、位置検出用磁石531に対向する位置に設けられている(図8参照)。
ホール素子558は、磁気センサの一例であり、位置検出用磁石531からの磁束密度の変化に応じた信号をシステムコントロール部10の駆動制御部12に送信する。駆動制御部12は、ホール素子558から送信される信号に基づいて、DMD551の位置を検出する。
位置検出用FPC564は、駆動用FPC575と同様、制御板514と不図示のコネクタを介して接続されている。位置検出用FPC564の一方の端部は可動ユニット55により平面内での並進または回転動作を行い、他方の端部が固定ユニット51に固定される。そのため、位置検出用FPC564は固定ユニット51の動きを阻害することなく固定ユニット51の移動量を吸収する機能が必要である。位置検出用FPC564は、いずれも複数の折り目を入れて、片側が固定された状態で他端が動いた際にもその移動量分を吸収するように構成されている。
本実施形態では、磁性材料で形成されているトッププレート511、およびベースプレート513が、ヨーク板として機能して、位置検出用磁石531を含む磁気回路を構成する。また、サブプレート515とヒートシンク554との間に設けられている駆動用磁石532および駆動コイル533を含む駆動部56において生じる磁束は、ヨーク板として機能するベースプレート513に集中して位置検出部への漏出が抑えられる。
このため、駆動部56において生じる磁束は、サブプレート515およびヒートシンク554に集中し、トッププレート511とベースプレート513との間から外部への漏出が抑えられる。
よって、DMD基板552に設けられているホール素子558では、駆動用磁石532および駆動コイル533を含む駆動部56において形成される磁界の影響が低減される。このため、ホール素子558が、駆動部56において生じる磁界の影響を受けることなく、位置検出用磁石531の磁束密度変化に応じた信号を出力可能になる。したがって、駆動制御部12がDMD551の位置を高精度に把握できるようになる。
よって、駆動制御部12(図2参照)は、駆動部56からの影響が低減されたホール素子558の出力に基づいてDMD551の位置を精度良く検出できる。したがって、駆動制御部12は、検出したDMD551の位置に応じて各駆動コイル533に流す電流の大きさや向きを制御し、DMD551の位置を高精度に制御することが可能になる。
なお、上記した検出部検出部の構成は、本実施形態において例示した構成に限られるものではない。検出部検出部として設けられている位置検出用磁石531およびホール素子558の数、位置などは、DMD551の位置を検出可能であれば、本実施形態とは異なる構成であってもよい。
例えば、位置検出用磁石531を、トッププレート511、中間プレート512、制御板514、または可動プレート553のいずれかのプレートの上面に設け、ホール素子558を上記いずれかのプレートの下面に設けてもよい。また、位置検出用磁石531をトッププレート511、中間プレート512、制御板514、またはDMD基板552に設け、ホール素子558をサブプレート515の上面に設けてもよい。
また、サブプレート515は、駆動部56から位置検出部への磁束の漏れを低減可能であれば、部分的に磁性材料で形成されてもよい。例えば、サブプレート515は、磁性材料で形成された平板状またはシート状の部材を含む複数の部材が積層されることで形成されてもよい。また、サブプレート515の少なくとも一部を磁性材料で形成してヨーク板として機能させ、駆動部56から位置検出部への磁束の漏れを防ぐことが可能であれば、ベースプレート513を非磁性材料で形成してもよい。
また、トッププレート511、中間プレート512、ベースプレート513、DMD基板552、または可動プレート553は、例えば、ステンレス、アルミニウム、マグネシウム合金などの導電性材料で形成されていることが好ましい。これにより、例えば、DMD551、DMD基板552または可動プレート553において発生した電気的ノイズを、トッププレート511、DMD基板552を通じて、照明光学系ユニット40の筐体などに逃がす。これにより、外部へのノイズ漏洩を低減することができる可能になっている。
本実施形態では、画像生成ユニット50は、画像生成ユニット50を構成する固定ユニット51、可動ユニット55、駆動部56、および検出部57の各部材のいずれかの組み合わせにより、位置検出部と、駆動力生成部を構成する。
[位置検出部]
本実施形態においては、位置検出部は、固定ユニット51および可動ユニット55をそれぞれ構成する部材のうち、DMD551、DMD基板552、位置検出用FPC564、ホール素子558、位置検出用磁石531、トッププレート511、中間プレート512、ベースプレート513、および可動プレート553から構成される。
[駆動力生成部]
本実施形態においては、駆動力生成部は、固定ユニット51および可動ユニット55をそれぞれ構成する部材のうち、制御板514、サブプレート515、駆動用磁石532、駆動コイル533、ヒートシンク554、および駆動用FPC575から構成される。
<画像投影>
上記したように、実施形態によるプロジェクタ1において、投影画像を生成するDMD551は、可動ユニット55に設けられており、システムコントロール部10の駆動制御部12によって位置が制御される。
駆動制御部12は、例えば、画像投影時にフレームレートに対応する所定の周期で、DMD551の複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた複数の位置の間を高速移動するように可動ユニット55の位置を制御する。このとき、画像制御部11は、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551に画像信号を送信する。
例えば、駆動制御部12は、X1−X2方向およびY1−Y2方向にDMD551のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた位置同士の間で、DMD551を所定の周期で往復移動させる。このとき、画像制御部11が、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551を制御することで、投影画像の解像度をDMD551の解像度の約2倍にすることが可能になる。また、DMD551の移動位置を増やすことで、投影画像の解像度をDMD551の2倍以上にすることもできる。
よって、駆動制御部12が可動ユニット55と共にDMD551をシフト動作させ、画像制御部11がDMD551の位置に応じた投影画像を生成させることで、DMD551の解像度以上に高解像度化した画像を投影することが可能になる。
また、実施形態によるプロジェクタ1では、駆動制御部12がDMD551を可動ユニット55と共に回転するように制御することで、投影画像を縮小させることなく回転させることができる。例えば、DMD551などの画像生成手段が固定されているプロジェクタでは、投影画像を縮小させなければ、投影画像の縦横比を維持しながら回転させることはできない。これに対して、実施形態によるプロジェクタ1では、DMD551を回転させることができるため、投影画像を縮小させることなく回転させて傾きなどの調整を行うことが可能になっている。
このように、実施形態によるプロジェクタ1は、画像生成装置50における可動ユニット55の駆動性能をより安定して高めることができると共に、DMD551の冷却性能を安定して維持することができる。この結果、実施形態によるプロジェクタ1は、より安定して運転することができると共に、耐久性を高めることができる。
以上で説明したように、実施形態によるプロジェクタ1では、可動ユニット55の駆動性能およびDMD551の冷却効果を高く維持しつつ、DMD551をシフトさせて投影画像を高解像度化することができる。したがって、実施形態によるプロジェクタ1は、より駆動性能が高く、安定して投影画像を生成することができ、信頼性の高い投影画像を提供できる。
以上、実施形態による画像生成装置、および画像投影装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形および改良が可能である。
1 プロジェクタ(画像投影装置)
10 システムコントロール部
11 画像制御部
12 駆動制御部
30 光源
40 照明光学系ユニット
50 画像生成ユニット
51 固定ユニット
55 可動ユニット
60 投影光学系ユニット
511 トッププレート
512 中間プレート
513 ベースプレート
514 制御板
515 サブプレート
522 支持球体
531 位置検出用磁石
532 駆動用磁石
533 駆動コイル
551 DMD(画像生成部)
552 DMD基板(第1可動板)
553 可動プレート(第2可動板)
554 ヒートシンク(拡散放熱部)
558 ホール素子
564 フレキシブルプリント基板(位置検出用FPC)
571 放熱部
572 連結柱
573 伝熱部
574A 第1凹部
574B 第2凹部
575 駆動用FPC(配線板)
特開2016−85363号公報

Claims (5)

  1. 光を受けて画像を生成する画像生成部が移動可能に設けられる画像生成装置であって、
    固定板を含む固定部と、
    前記画像生成部が設けられ、かつ前記固定板に移動可能に支持される可動板と、前記可動板に連結され、前記画像生成部を冷却する拡散放熱部とを含む可動部と、
    前記拡散放熱部に設けられる駆動コイルと、前記駆動コイルと対向して設けられる駆動用磁石とを含み、前記可動部を前記固定部に対して相対移動させる駆動部と、
    前記可動部に連結して設けられ、少なくとも前記駆動コイルに電流を流す配線板と、
    を有し、
    平面視において、前記可動部の移動に伴って生じる前記配線板の可動領域が、前記駆動コイルおよび前記駆動用磁石のいずれとも重ならない領域であることを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記駆動コイルの上面と前記配線板の上面とが、同一平面上にある請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記拡散放熱部は、前記駆動用磁石と対向する位置に前記駆動コイルが収容される第1凹部と、
    前記配線板が収容される第2凹部とを有し、
    平面視において、前記第2凹部は、前記第1凹部よりも前記拡散放熱部の内側に設けられる請求項1または2に記載の画像生成装置。
  4. 前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記可動部の位置に応じた画像信号を生成して前記画像生成部に送信する画像制御部と、を有し、
    前記画像生成部は、光源から照射された光を前記画像信号に基づいて変調する複数のマイクロミラーが配列されたデジタルマイクロミラーデバイスであり、
    前記駆動制御部は、前記可動部を所定の周期で前記複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離を移動させるように前記駆動部を制御する請求項1〜3の何れか一項に記載の画像生成装置。
  5. 光源からの光を、前記光を受けて画像を生成する画像生成部に導く照明光学系ユニットと、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の画像生成装置と、
    前記画像生成装置により生成された画像を投影する投影光学系ユニットと、
    を有することを特徴とする画像投影装置。
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