JP6814392B2 - 光源装置及び投影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置及びこの光源装置を備える投影装置に関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画面、さらにメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する撮影装置としてのデータプロジェクタが多用されている。このプロジェクタは、光源から出射された光をDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子、又は、液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させる。
特許文献1には、発光板、第一光源及び第二光源を備える光源装置が開示されている。発光板には、励起光を受けて所定の波長帯域光を出射する蛍光体層が形成される。蛍光体層が出射する光は緑色波長帯域の光である。第一光源は青色の波長帯域の光を励起光として出射するレーザ発光器である。第一光源はその励起光を蛍光板の蛍光体層及び透過部に照射する。第二光源は、蛍光光の波長帯域や励起光の波長帯域とは異なる波長帯域の光として赤色の波長帯域光を発する発光ダイオードである。
特開2011−13320号公報
特許文献1の光源装置においては、第一光源が射出する指向性が大きいレーザ光(青色波長帯域光)、レーザ光により励起されて蛍光体層から出射される蛍光光(緑色波長帯域光)、レーザ光よりも指向性が低い発光ダイオードから出射される赤色波長帯域光を用いている。この際、所定の白色度(ホワイトバランス)を得るために必要な青色、緑色、赤色の各波長帯域光の光量の比率(割合)である必要光量比を維持する必要がある。しかし、この光源装置では、赤色波長帯域光と緑色波長帯域光とは、通過する集光レンズ、ダイクロイックミラー及び反射ミラー等の光学部材の数や光路長が略同じであるため、光学部材における損失により赤色波長帯域光の方が緑色波長帯域光よりも光源光として輝度を確保することが困難な場合がある。そのため、各色の光量バランスを考慮すると投影装置が投影する画像の全体が暗くなったり、無理に明るくしようとすると、赤色波長帯域光の光量が不足して光量バランスが悪くなる等の課題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、明るい光源光を出射する光源装置及び投影装置を提供することを目的とする。
本発明の光源装置は、第一波長帯域光を出射する第一光源と、第一面側から入射される前記第一波長帯域光を透過する第一透過領域が形成されるホイールと、を備え、前記第一透過領域は、前記第一面と反対側である前記ホイールの第二面側から、前記第一波長帯域光とは波長帯域が異なる第二波長帯域光が照射されることにより、前記第一波長帯域光の少なくとも一部の波長帯域を含む第一蛍光光を出射する第一蛍光体を含有する、ことを特徴とする。
また、本発明の投影装置は、上述の光源装置と、前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、前記表示素子と前記光源装置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、明るい光源光を出射する光源装置及び投影装置を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る投影装置の機能回路ブロックを示す図である。 本発明の実施形態1に係る投影装置の内部構造を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る蛍光ホイールの平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る蛍光ホイールの拡大断面図であり、(a)は図2の蛍光ホイールを示し、(b)は赤色蛍光体を透過領域の表面に形成した変形例1を示し、(c)は黄色蛍光体を透過領域の内部に分散させた変形例2を示し、(d)は黄色蛍光体を透過領域の表面に形成した変形例3を示す。 本発明の実施形態2に係る投影装置の内部構造の一部を示す平面模式図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について説明する。図1は、投影装置10の機能回路ブロックを示す図である。投影装置制御手段は、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等から構成される。入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に出力される。
表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。
表示駆動部26は、表示素子制御手段として機能するものである。表示駆動部26は、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動する。そして、投影装置10は、光源装置60から出射された光線束を、導光光学系を介して表示素子51に照射することにより、表示素子51の反射光で光像を形成し、後述する投影側光学系を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示する。なお、この投影側光学系の可動レンズ群235は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。
画像圧縮/伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理を行う。さらに、画像圧縮/伸長部31は、再生モード時にメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長する。画像圧縮/伸長部31は、その画像データを、画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力し、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とする処理を行う。
制御部38は、投影装置10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
筐体の上面パネルに設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に出力される。
制御部38は、システムバス(SB)を介して音声処理部47と接続されている。この音声処理部47は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声報音させる。
また、制御部38は、光源制御手段としての光源制御回路41を制御している。光源制御回路41は、画像生成時に要求される所定波長帯域の光が光源装置60から出射されるように、光源装置60の励起光照射装置70、緑色光源装置80及び赤色光源装置120(図2参照)の動作を個別に制御する。また、光源制御回路41は、制御部38の指示により、蛍光ホイール101等の同期のタイミングを制御することができる。
さらに、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43に光源装置60等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせ、この温度検出の結果から冷却ファンの回転速度を制御させている。また、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43にタイマー等により投影装置10本体の電源のOFF後も冷却ファンの回転を持続させる、あるいは、温度センサによる温度検出の結果によっては投影装置10本体の電源をOFFにする等の制御を行う。
図2は、投影装置10の内部構造を示す平面模式図である。なお、以下の説明において、投影装置10における左右とは投影方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置10のスクリーン側方向及び光線束の進行方向に対しての前後方向を示す。
投影装置10は、右側パネル14の近傍に制御回路基板241を備えている。この制御回路基板241は、電源回路ブロックや光源制御ブロック等を備えている。また、投影装置10は、制御回路基板241の側方、つまり、投影装置10の筐体の略中央部分に光源装置60を備えている。さらに、投影装置10には、光源装置60と左側パネル15との間に、光源側光学系170や投影側光学系220が配置されている。
光源装置60は、青色波長帯域光(第二波長帯域光)の光源であって励起光源でもある励起光照射装置70と、赤色波長帯域光(第一波長帯域光)の光源である赤色光源装置120と、緑色波長帯域光(第三波長帯域光,第二蛍光光)の光源である緑色光源装置80とを備える。緑色光源装置80は、励起光照射装置70と蛍光ホイール装置100により構成される。そして、光源装置60には、各色波長帯域光を導光して出射する導光光学系140が配置される。導光光学系140は、各装置(励起光照射装置70,緑色光源装置80,赤色光源装置120)から出射される各色波長帯域光を光源側光学系170の合成光路へ導光する。
励起光照射装置70は、投影装置10の筐体の左右方向における略中央部分に配置される。そして、励起光照射装置70は、背面パネル13と光軸が平行になるよう配置された複数の半導体発光素子である青色レーザダイオード71(第二光源)から成る光源群、各青色レーザダイオード71からの青色波長帯域光を集光する集光レンズ75、拡散板76、及び、青色レーザダイオード71と右側パネル14との間に配置されたヒートシンク81等を備える。
光源群は、複数の青色レーザダイオード71がマトリクス状に配置されて形成される。本実施形態では、図2の上下方向を行、紙面に垂直な方向を列として、左側パネル15側から見た側面視2行3列のマトリクス状に合計6個の青色レーザダイオード71が配置される。
各青色レーザダイオード71の光軸上には、各青色レーザダイオード71からの出射光の指向性を高めるように平行光に変換する複数のコリメータレンズ73が配置される。また、集光レンズ75は、青色レーザダイオード71から出射される光線束を一方向に縮小して第一ダイクロイックミラー141へ向けて出射する。拡散板76は、集光レンズ75の左側パネル15側に配置される。拡散板76は集光レンズ75で集光された青色波長帯域光の光線束を拡散透過させる。
ヒートシンク81と背面パネル13との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261とヒートシンク81とによって青色レーザダイオード71が冷却される。
赤色光源装置120は、青色レーザダイオード71と光軸が平行となるように配置された赤色発光ダイオード121(第一光源)と、赤色発光ダイオード121からの出射光を集光する集光レンズ群125とを備える。赤色発光ダイオード121は、赤色波長帯域の光を発する半導体発光素子である。赤色光源装置120は、励起光照射装置70と同じ右側パネル14側に配置されるため、励起光照射装置70と冷却風の流路やファンを共通にして冷却のための構成等を簡易にすることができる。
緑色光源装置80を構成する蛍光ホイール装置100は、励起光照射装置70及び赤色光源装置120に対して投影側光学系220側に配置される。蛍光ホイール装置100は、蛍光ホイール101、モータ110、集光レンズ群111、集光レンズ115を備える。蛍光ホイール101は、正面パネル12と略平行となるように、つまり、第一反射ミラー142を介して導光される励起光照射装置70からの出射光の光軸と直交するように配置される。モータ110は、蛍光ホイール101を回転駆動させる。集光レンズ群111は、励起光照射装置70から出射される励起光の光線束を蛍光ホイール101に集光させるとともに蛍光ホイール101から背面パネル13方向に出射される光線束を集光する。集光レンズ115は、蛍光ホイール101から正面パネル12方向に出射される光線束を集光する。なお、モータ110の正面パネル12側には図示しない冷却ファンが配置されており、この冷却ファンによって蛍光ホイール装置100等を冷却することができる。
ここで、図3を用いて蛍光ホイール101について説明する。蛍光ホイール101は、赤色波長帯域光が照射される第一面101aと、青色波長帯域光が照射される第二面101bとを有しており、図3では蛍光ホイール101の第二面101b側を示している。また図4(a)は図3の蛍光ホイール101のIV−IV断面図である。
蛍光ホイール101は、略円盤状に形成され、中心部がモータ110の軸部112に固定される。蛍光ホイール101は銅やアルミニウム等の金属基材から成る反射板302を有し、反射板302の青色波長帯域光が入射する第二面101b側の表面は銀蒸着等によってミラー加工されている。蛍光ホイール101の外周縁近傍には、蛍光発光領域310と、第二透過領域320と、第一透過領域330と、が周方向に並設される。蛍光ホイール101は、照射領域Sに青色波長帯域光又は赤色波長帯域光が照射されながら回転することにより、照射領域Sに位置する領域が蛍光発光領域310、第二透過領域320又は第一透過領域330に経時変化する。従って、蛍光ホイール101は、照射領域Sに位置する領域(蛍光発光領域310、第二透過領域320、第一透過領域330)と照射される光に応じて、各色の光を出射することができる。
蛍光発光領域310は、ミラー加工された反射板302の表面に形成される。また、蛍光発光領域310には、周方向に並設される緑色蛍光体311(第二蛍光体)が形成される。緑色蛍光体311は、励起光照射装置70から出射された青色波長帯域光が照射されると、赤色波長帯域光と波長成分が隣接又は重複する緑色波長帯域光(第三波長帯域光)を蛍光光として第二面101b側へ出射する。
第二透過領域320は、蛍光ホイール101の基材である反射板302の外周縁部に形成された切欠き状の開口部に、透光性を有するガラス等の透光部材が嵌入されて形成される。第二透過領域320は、青色波長帯域光が第二面101b側から照射されると、その第二面101b側と反対側の第一面101a側に青色波長帯域光を透過する。なお、第二透過領域320に拡散層が形成されている場合、第二透過領域320は青色波長帯域光を拡散透過させることができる。
図4(a)に示すように、蛍光ホイール101は、第一支持板301及び第二支持板303の間に反射板302が挟持されて形成される。第一支持板301、反射板302及び第二支持板303は、各々円板状に形成されて図3に示した軸部112に対し固定される。反射板302には、透光部材331が嵌入される平面視円弧状の開口部302aが形成される。第一支持板301には、開口部302aと対応する位置に、平面視円弧状の開口部301aが形成される。開口部302a内に配置された透光部材331は、開口部301aの内縁の一部と、第二支持板303の外縁とにより挟持されて支持される。
第一透過領域330は、赤色蛍光体332(第一蛍光体)を内部に拡散配置させたガラス等の透光部材331により形成することができる。従って、第一透過領域330における赤色蛍光体332の配置密度は蛍光発光領域310における緑色蛍光体311の配置密度よりも疎となるように(低くなるように)形成される。第一透過領域330は、赤色波長帯域光が第一面101a側から照射されると、第二面101b側に赤色波長帯域光を透過させる。また、第一透過領域330は、励起光照射装置70から出射された青色波長帯域光が内部の赤色蛍光体332に照射されると、蛍光光(第一蛍光光)である赤色波長帯域光を第一面101a側及び第二面101b側を含む全方位に出射させることができる。第二面101b側に出射された赤色蛍光体332からの赤色波長帯域光は集光レンズ群111で集光されて、赤色発光ダイオード121からの赤色波長帯域光とともに第一反射ミラー142へ向けて出射される。なお、蛍光ホイール101の第一面101a側の透光部材331には、青色波長帯域光を反射する反射膜333を形成することができる。これにより、第二面101b側から入射される青色レーザダイオード71からの射出光を第二面101b側に反射することができる。よって、赤色蛍光体332を励起せずに反射された青色波長帯域光が再度赤色蛍光体332に照射される機会を増加させ、赤色蛍光体332を効率良く励起することができ、反射膜333が無い場合と比較して蛍光光をより多く得ることができる。
なお、第一透過領域330について、赤色蛍光体332を内部に拡散配置させた透光部材331により形成するとしたが、この構成に限らない。図4(b)の変形例1で後述する、赤色波長帯域光を出射する第三期間に位置する第一透過領域330は、赤色蛍光体332Aを第二面101b側等の表面に配置させた透光部材331Aにより形成することができる。
図2に戻り、導光光学系140は、第一ダイクロイックミラー141、第一反射ミラー142、第二反射ミラー143、及び第二ダイクロイックミラー144を備える。また、導光光学系140は、集光レンズ145,146を備える。
第一ダイクロイックミラー141は、拡散板76と集光レンズ145との間、且つ第二ダイクロイックミラー144と集光レンズ173との間に配置され、青色波長帯域光を透過して、赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光を反射する。第一ダイクロイックミラー141は、拡散板76側から出射された青色波長帯域光を透過して集光レンズ145側に導光するとともに、第二ダイクロイックミラー144で反射された青色波長帯域光を透過して集光レンズ173側に導光する。また、第一ダイクロイックミラー141は、集光レンズ145側から照射された赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光を反射して集光レンズ173側に導光する。
第一反射ミラー142は、第一ダイクロイックミラー141の左側パネル15側であって蛍光ホイール101の背面パネル13側に配置され、各色波長帯域光を反射する。また、集光レンズ145は、第一ダイクロイックミラー141と第一反射ミラー142との間に配置される。第一反射ミラー142は、第一ダイクロイックミラー141側から集光レンズ145を介して入射する青色波長帯域光を、蛍光ホイール101側へ反射するとともに、蛍光ホイール101から集光レンズ群111を介して出射された赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光を第一ダイクロイックミラー141側へ反射する。
第二反射ミラー143は、蛍光ホイール101の第一面101a側であって赤色光源装置120から出射される赤色波長帯域光の光軸上に配置され、青色波長帯域光及び赤色波長帯域光を反射する。第二反射ミラー143は、蛍光ホイール101から集光レンズ115を介して出射された青色波長帯域光を第二ダイクロイックミラー144側へ反射し、第二ダイクロイックミラー144から照射された赤色波長帯域光を蛍光ホイール101側へ反射する。
第二ダイクロイックミラー144は、赤色光源装置120と第二反射ミラー143との間に配置され、赤色波長帯域光を透過するとともに青色波長帯域光を反射する。集光レンズ146は、第二反射ミラー143と第二ダイクロイックミラー144との間に配置される。第二ダイクロイックミラー144は、第二反射ミラー143から集光レンズ146を介して入射する青色波長帯域光を第一ダイクロイックミラー141側へ反射し、赤色光源装置120から出射される赤色波長帯域光を第二反射ミラー143側へ透過する。
以上のように導光光学系140を構成すると、第一ダイクロイックミラー141を透過した青色波長帯域光、並びに第一ダイクロイックミラー141で反射された赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光は、光源側光学系170の集光レンズ173に集光される。そして、各波長帯域光の光は光源側光学系170に設けられる合成光路に導光される。
光源側光学系170は、集光レンズ173、ライトトンネルやガラスロッド等の導光装置175、集光レンズ178、光軸変換ミラー181、集光レンズ183、照射ミラー185、コンデンサレンズ195により構成されている。なお、コンデンサレンズ195は、コンデンサレンズ195の背面パネル13側に配置される表示素子51から出射された画像光を投影側光学系220に向けて出射するので、投影側光学系220の一部でもある。
集光レンズ173は、導光装置175の入射口の近傍に配置され、光源光を集光する。集光レンズ173により集光された各色波長帯域光は、導光装置175に向かって出射される。
光軸変換ミラー181は、導光装置175の背面パネル13側の光軸上であって、集光レンズ178の後方に配置される。導光装置175の出射口から出射した光線束は、集光レンズ178で集光された後、光軸変換ミラー181により集光レンズ183側へ反射される。
光軸変換ミラー181で反射した光線束は、集光レンズ183により集光された後、照射ミラー185により、コンデンサレンズ195を介して表示素子51に所定の角度で照射される。なお、DMDとされる表示素子51は、背面パネル13側にヒートシンク190が設けられ、このヒートシンク190により表示素子51は冷却される。
光源側光学系170により表示素子51の画像形成面に照射された光源光である光線束は、表示素子51の画像形成面で反射され、投影光として投影側光学系220を介してスクリーンに投影される。ここで、投影側光学系220は、コンデンサレンズ195、可動レンズ群235、固定レンズ群225等により構成される。可動レンズ群235は、レンズモータにより移動可能に形成される。そして、可動レンズ群235及び固定レンズ群225は、固定鏡筒に内蔵される。よって、可動レンズ群235を備える固定鏡筒は、可変焦点型レンズとされ、ズーム調節やフォーカス調節が可能に形成される。
次に、光源装置60の駆動例について説明する。光源制御回路41は、時分割された一フレームのセグメント期間に、緑色波長帯域光を出射する第一期間、青色波長帯域光を出射する第二期間、及び赤色波長帯域光を出射する第三期間が含まれるように光源装置60を駆動する。
第一期間では、励起光照射装置70から出射された青色波長帯域光の照射領域Sが、蛍光発光領域310に位置するため、蛍光ホイール101から緑色波長帯域光が出射されて導光光学系140により光源側光学系170へ導光される。
第二期間では、励起光照射装置70から出射された青色波長帯域光の照射領域Sが、第二透過領域320に位置するため、蛍光ホイール101から青色波長帯域光が出射されて導光光学系140により光源側光学系170へ導光される。
第三期間では、赤色光源装置120から出射された赤色波長帯域光の照射領域Sが、第一透過領域330に位置するため、蛍光ホイール101から赤色波長帯域光が出射されて導光光学系140により光源側光学系170へ導光される。また、第三期間では励起光照射装置70から青色波長帯域光を出射して第一透過領域330に照射することができる。第一透過領域330に照射された青色波長帯域光は、赤色蛍光体332を励起して赤色蛍光体332から赤色波長帯域光を出射させる。そのため、第三期間では赤色光源装置120及び赤色蛍光体332の双方から出射される光を合成して、明るい赤色波長帯域光を光源側光学系170に導光することができる。
このように投影装置10を構成することで、蛍光ホイール101を回転させるとともに励起光照射装置70及び赤色光源装置120から適宜のタイミングで光を出射すると、緑色、青色及び赤色の各波長帯域光が導光光学系140及び光源側光学系170を介して表示素子51に入射される。そのため、投影装置10の表示素子51であるDMDがデータに応じて各色の光を時分割表示することにより、スクリーンにカラー画像を投影することができる。
また、光源装置60は、互いに波長成分が隣接又は重複する赤色波長帯域光と緑色波長帯域光を、波長成分による光路分割や合成を行わない構成としたため、赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光の利用効率を向上させることができる。従って、赤色光と緑色光とは、一部の波長成分が重複することがあり、光路合成部材の透過又は反射により光路を合成すると、赤色光又は緑色光のいずれかの重複する波長成分を導光できず光源光として暗くなる場合があるが、この問題を解消することができる。
次に、実施形態1の蛍光ホイール101に設けられた第一透過領域330の変形例1〜変形例3について、図4(b)〜図4(d)を用いて説明する。
(変形例1)
図4(b)は、変形例1における蛍光ホイール101Aの第一透過領域330Aの断面図である。蛍光ホイール101Aは、図3に示した蛍光ホイール101の第一透過領域330の代わりに第一透過領域330Aを備える。第一透過領域330Aは、第一透過領域330と同様に平面視円弧状に形成される。図4(b)の断面位置は図4(a)と同様である。
第一透過領域330Aは、透光部材331の代わりに透光部材331Aを備える。透光部材331Aの第一面101a側には、反射膜333が形成される。また、透光部材331Aの第二面101b側の表面の一部には、赤色蛍光体332Aが形成される。赤色蛍光体332Aは蛍光ホイール101Aの平面視において、第一透過領域330Aよりも小さい面積となるように形成される。赤色蛍光体332Aは、蛍光ホイール101Aの周方向に沿って第一透過領域330Aの長尺方向に亘り略円弧状に形成することができる。赤色蛍光体332Aは透光部材331Aよりも幅狭に形成される。
変形例1では、赤色発光ダイオード121から出射された赤色波長帯域光が透光部材331Aの第一面101a側に照射されると、赤色波長帯域光は、反射膜333及び透光部材331Aの順に透過して第二面101b側から出射される。また、青色レーザダイオード71から励起光として出射された青色波長帯域光が第二面101b側に照射されると、青色波長帯域光は赤色蛍光体332Aを励起する。赤色蛍光体332Aは青色波長帯域光により励起されて赤色波長帯域光を全方位に出射する。第二面101b側へ出射された赤色波長帯域光は、蛍光ホイール101Aの出射光として図2の集光レンズ群111で集光される。本変形例では透光部材331Aの表面に赤色蛍光体332Aを形成したため、赤色蛍光体を透光部材内に分散配置した場合に比べて高い発光効率を得ることができる。
(変形例2)
図4(c)は、変形例2における蛍光ホイール101Bの第一透過領域330Bの断面図である。蛍光ホイール101Bは、蛍光ホイール101の第一透過領域330の代わりに第一透過領域330Bを備える。第一透過領域330Bは、第一透過領域330と同様に平面視円弧状に形成される。図4(c)の断面位置は4(a)と同様である。
第一透過領域330Bは、透光部材331の代わりに透光部材331Bを備える。透光部材331Bの第一面101a側には、反射膜333が形成される。また、透光部材331Bの内部には、黄色蛍光体332B(第一蛍光体)が分散配置されている。透光部材331Bの第二面101b側には、青色波長帯域光及び赤色波長帯域光を透過して緑色波長帯域光を遮光するダイクロイックフィルタ334がコーティングされている。
変形例2では、赤色発光ダイオード121から出射された赤色波長帯域光が透光部材331Bの第一面101a側に照射されると、赤色波長帯域光は反射膜333、透光部材331B及びダイクロイックフィルタ334の順に透過して第二面101b側から出射される。また、青色レーザダイオード71から励起光として出射された青色波長帯域光が第二面101b側に照射されると、青色波長帯域光はダイクロイックフィルタ334を透過して透光部材331B内に入射する。黄色蛍光体332Cは、透光部材331Bに入射した青色波長帯域光により励起されて黄色波長帯域光(第四波長帯域光,第一蛍光光)を全方位に出射する。第二面101b側へ出射した黄色波長帯域光は、ダイクロイックフィルタ334により緑色波長成分が取り除かれて、赤色波長帯域光として蛍光ホイール101Bから出射され、図2の集光レンズ群111で集光される。
(変形例3)
図4(d)は、変形例3における蛍光ホイール101Cの第一透過領域330Cの断面図である。蛍光ホイール101Cは、図3に示す第一透過領域330の代わりに第一透過領域330Cを備える。第一透過領域330Cは、第一透過領域330と同様に平面視円弧状に形成される。図4(c)の断面位置は、図4(a)と同様である。
第一透過領域330Cは、透光部材331の代わりに透光部材331Cを備える。透光部材331Cの第一面101a側には、反射膜333が形成される。また、透光部材331Cの第二面101b側の表面の一部には、黄色蛍光体332Cが形成される。黄色蛍光体332Cは蛍光ホイール101Cの平面視において、第一透過領域330Cよりも小さい面積となるように形成される。黄色蛍光体332Cは、蛍光ホイール101Cの周方向に沿って第一透過領域330Aの長尺方向に亘り略円弧状に形成することができる。この場合、黄色蛍光体332Cは透光部材331Cよりも幅狭に形成することができる。
透光部材331Cの第二面101b側には赤色波長帯域光及び青色波長帯域光を透過して緑色波長帯域光を遮光するダイクロイックフィルタ335が配置される。ダイクロイックフィルタ335は、第二支持板303の第二面101b側に設けられる支持板304により支持されて、透光部材331Cから離間して固定配置される。
変形例3では、赤色発光ダイオード121から出射された赤色波長帯域光が透光部材331Cの第一面101a側に照射されると、赤色波長帯域光は反射膜333、透光部材331C及びダイクロイックフィルタ335の順に透過して第二面101b側から出射される。また、青色レーザダイオード71から励起光として出射された青色波長帯域光が第二面101b側に照射されると、青色波長帯域光はダイクロイックフィルタ335を透過して黄色蛍光体332Cを励起する。黄色蛍光体332Cは青色波長帯域光により励起されて黄色波長帯域光(第四波長帯域光)を全方位に出射する。第二面101b側へ出射された黄色波長帯域光は、ダイクロイックフィルタ335により緑色波長成分が取り除かれて、赤色波長帯域光として蛍光ホイール101Cから出射され、図2の集光レンズ群111で集光される。本変形例では透光部材331Cの表面に黄色蛍光体332Cを形成したため、黄色蛍光体を透光部材内に分散配置した場合に比べて高い発光効率を得ることができる。
なお、変形例1の赤色蛍光体332A及び変形例3の黄色蛍光体332Cは、透光部材331A,331Cの第二面101b側において周方向に沿って間欠的に形成してもよい。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。図5は、実施形態2に係る投影装置10Aの内部構造を示す平面模式図である。本実施形態では、図2の表示素子51、光源装置60及び表示駆動部26の代わりに、それぞれ表示素子511〜513、光源装置60A及び液晶駆動部を備えた投影装置10Aについて説明する。光源制御回路41は光源装置60Aの発光動作を制御する。液晶駆動部は、表示素子511,512,513の透光及び遮光の切り換えを制御する。なお、本実施形態の説明において、投影装置10と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図5で、光源装置60Aは、青色光源装置401として、青色レーザダイオード711と、拡散ホイール装置410と、を備える。拡散ホイール装置410の拡散ホイール411の外周縁近傍には、拡散透過領域が周方向の全周に亘って環状に形成される。
緑色光源装置402は、励起光を出射するレーザダイオード712と、蛍光ホイール装置420と、を備える。蛍光ホイール装置420の蛍光ホイール421の外周縁近傍には、蛍光発光領域423が周方向の全周に亘って環状に形成される。蛍光発光領域423は、レーザダイオード712から出射された光により励起されて緑色波長帯域光を出射する。
赤色光源装置403は、励起光を出射するレーザダイオード713と、赤色発光ダイオード(第一光源)121と、透過ホイール装置430と、を備える。透過ホイール装置430の透過ホイール431の外周縁近傍には、透過領域330D(図4(a)の第一透過領域330と同様の断面構成の領域)が周方向の全周に亘って環状に形成される。透過領域330Dは、図4(a)及び図4(b)と同様に赤色蛍光体332Aを表面に設けた又は赤色蛍光体332を内部に拡散配置させたガラス等の透光材料により形成することができる。
透過領域330Dは、赤色波長帯域光が第一面101a側から照射されると、第二面101b側に赤色波長帯域光を透過させる。また、透過領域330Dは、励起光照射装置70Aのレーザダイオード713から出射された青色波長帯域光又は紫外光が内部の赤色蛍光体に照射されると、赤色波長帯域光を第一面101a側及び第二面101b側を含む全方位に出射させることができる。なお、実施形態1の蛍光ホイール101と同様に、透過ホイール431の第一面101aに、青色波長帯域光を反射する反射膜333を形成することで(図4(a)参照)、第二面101b側から入射される励起光を反射することができる。なお、実施形態2では、実施形態1と異なり、励起光源と別に青色光源装置401を有しているので、励起光照射装置70Aから出射される光が紫外光の場合には、透過ホイール431の第一面101aに、紫外光を反射する反射膜333を形成することができる。よって、赤色蛍光体を効率良く励起することができ、反射膜が無い場合と比較して蛍光光をより多く得ることができる。
なお、図4(c)の変形例2と同様に、透過領域330Dの透光材料の内部に、赤色蛍光体332ではなく、黄色蛍光体332Bを拡散配置させても良い。ただし、この場合、赤色波長帯域光のみを透過する赤色透過フィルタを、透過ホイール431と表示素子513との間に設けることが望ましい。
また、拡散ホイール装置410、蛍光ホイール装置420及び透過ホイール装置430における、順に設けられた拡散ホイール411、蛍光ホイール421及び透過ホイール431は、モータ412,422,432(駆動部)により回転駆動される。
次に、青色光源装置401について説明する。青色光源装置401の青色レーザダイオード711から出射された青色波長帯域光は、コリメータレンズ73により平行光となるように集光されて、拡散ホイール411に向けて出射される。拡散ホイール411は、全周に亘って単一の光源セグメントである拡散透過領域が設けられるように構成される。コリメータレンズ73から出射された青色波長帯域光は、拡散ホイール411で拡散透過されて、反射ミラー501に出射される。拡散ホイール411からの青色波長帯域光は、反射ミラー501で反射され、集光レンズ601で集光された後、表示素子511に入射する。
次に、緑色光源装置402について説明する。レーザダイオード712から励起光として出射された青色波長帯域光又は紫外光は、コリメータレンズ73により平行光となるように集光されて、ダイクロイックミラー504に入射する。ダイクロイックミラー504は、青色波長帯域光又は紫外光を反射し、緑色波長帯域光を透過する。ダイクロイックミラー504で反射された青色波長帯域光又は紫外光は、蛍光ホイール421に向けて導光される。
蛍光ホイール421は、蛍光発光領域423に青色波長帯域光又は紫外光が照射されると、蛍光光として緑色波長帯域光を出射する。蛍光ホイール421の第二面101bには、励起光及び蛍光光を反射する反射膜が形成されているので、全方向に拡散する蛍光光を反射膜で第二面101b側へ反射することができる。また、蛍光体の励起に寄与しなかった励起光は反射膜で反射されるので、再び蛍光発光領域423で蛍光光の発光に寄与することができる。蛍光光は、ダイクロイックミラー504に出射される。ダイクロイックミラー504を透過した緑色波長帯域光は、表示素子512に入射する。
次に、赤色光源装置403について説明する。レーザダイオード713から励起光として出射された青色波長帯域光又は紫外光は、コリメータレンズ73により平行光となるように集光されて、ダイクロイックミラー502に入射する。ダイクロイックミラー502は、青色波長帯域光又は紫外光を反射し、ダイクロイックミラー502で反射された青色波長帯域光又は紫外光は、透過ホイール431に向けて導光される。
透過ホイール431は、外周縁近傍に、透過領域330Dが周方向の全周に亘って形成されている。透過領域330Dは、図4(a)と同様に、赤色蛍光体332(或いは図4(c)の黄色蛍光体332B)を内部に拡散配置させたガラス等の透光材料により形成されている。透過ホイール431の第一面101a側には、青色波長帯域光又は紫外光等の励起光の波長帯域光を反射する反射膜が形成されている。従って、透過領域330Dに青色波長帯域光又は紫外光が照射されると、蛍光光として赤色波長帯域光(黄色蛍光体332Bを有する場合は黄色波長帯域)を出射する。
赤色光源装置403は、更に赤色発光ダイオード(第一光源)121を備える。赤色発光ダイオード121から出射された赤色波長帯域光は、集光レンズ群125で集光された後、透過ホイール431の第一面101a側から入射されて透過領域330Dを透過し、第二面101b側から出射される。この透過領域330Dを透過した赤色発光ダイオード121の赤色波長帯域光と、励起光で励起された蛍光光の赤色波長帯域光と、はダイクロイックミラー502に出射する。ダイクロイックミラー502を透過した赤色波長帯域光は、反射ミラー505で反射されて表示素子513に入射する。なお、第一透過領域330の透光材料の内部に、赤色蛍光体332ではなく、図4(c)の変形例2と同様に、黄色蛍光体332Bを拡散配置させても良い。ただし、この場合赤色波長帯域光のみを透過する赤色透過フィルタを、透過ホイール431と表示素子513との間に設けることが望ましい。
表示素子511,512,513の三方向から囲われる内側の位置には、ダイクロイックプリズム701が配置される。表示素子511,512,513は、LCD(Liquid Crystal Display)である。制御部38は、各表示素子511,512,513を時分割で画素毎に透光又は遮光する切り換えの制御を行うことにより、ダイクロイックプリズム701に青色波長帯域光、緑色波長帯域光及び赤色波長帯域光を時分割で入射させる。ダイクロイックプリズム701は、青色波長帯域光及び赤色波長帯域光を集光レンズ602へ向けて反射させ、緑色波長帯域光を集光レンズ602へ向けて透過する。これにより、画像を形成する光が、集光レンズ602側へ出射される。
集光レンズ602は、ダイクロイックプリズム701から出射された光を集光して、図示しないスクリーン等に投影画像を表示させる。なお、実施形態2において、制御部38は、青色波長帯域光、緑色波長帯域光及び赤色波長帯域光を、各々対応する表示素子511,512,513に同時に入射させてダイクロイックプリズム701で光を合成してもよい。
また、実施形態2においても、透過領域330Dの構成を、図4(b)〜図4(d)の変形例1〜変形例3に示した第一透過領域330A〜330Cと同様の断面構成とすることができる。実施形態2の透過ホイール431に変形例1〜変形例3の第一透過領域330A〜330Cを適用する場合は、第一透過領域330A〜330Cを透過ホイール431の全周に亘って環状に形成することができる。
なお、実施形態1において、導光装置175の前にカラーフィルタを有したカラーホイールを備える構成としてもよい。例えば、カラーホイールは、各色波長帯域光を透過する透過領域と、青色波長帯域光及び緑色波長帯域光を遮光する赤色透過フィルタとを、周方向に並設する構成とすることができる。そして、カラーホイールと、蛍光ホイール101,とは、同期して回転駆動させることができる。例えば、カラーホイールは、蛍光ホイール101が赤色波長帯域光を出射するタイミングで赤色成分のみが赤色透過フィルタを透過させるように駆動し、色の純度を向上させることができる。なお、カラーホイールを設けた場合、変形例2,3の第一透過領域330B,330Cにおいて、ダイクロイックフィルタ334,335を設けない構成としてもよい。
また、赤色発光ダイオード121の代わりに赤色レーザダイオードを用いてもよい。この場合、第一透過領域330,330A〜330C,透過領域330Dには拡散層を設けて、赤色波長帯域光を拡散透過させる構成とすることができる。また、導光光学系140において、赤色波長帯域光の光路上に拡散板を設ける構成としてもよい。
また、光源装置60は、蛍光ホイール101の第一透過領域330において、赤色波長帯域光を第一面101a側から入射させるタイミングで青色波長帯域光を第二面101b側から弱い出力で入射させることができる。このときの青色波長帯域光の光強度は、蛍光ホイール101の第二透過領域320に照射する光よりも弱い光強度とすることができる。これにより、光源装置60は、光源側光学系170へ出射させる赤色波長帯域光の色再現性を低下させることなく輝度を向上させることができる。
また、実施形態1の蛍光ホイール101において、第二透過領域320は、内部の一部又は表面の一部に、青色波長帯域光により励起されることで緑色波長帯域光を蛍光光として出射する緑色蛍光体を含む構成としてもよい。そうすることで、蛍光ホイール101は、第二透過領域320から緑色波長帯域光を含む青色波長帯域光を第二面101b側へ出射することができる。第二透過領域320に含まれる緑色蛍光体の量を調整することで青色波長帯域光の色味を調整し、青色波長帯域光の色再現性を向上させることができる。緑色蛍光体を第二透過領域320の表面に形成する場合は、第一面101a側に形成してもよいし第二面101b側に形成してもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態の光源装置60及び投影装置10は、第一波長帯域光を出射する第一光源と、第一面側から入射される第一波長帯域光を透過する第一透過領域330,330A〜330C,透過領域330Dが形成されるホイール(蛍光ホイール101,101A〜101C,透過ホイール431)と、を備える。第一透過領域330,330A〜330C,透過領域330Dは、第一面101aと反対側であるホイールの第二面101b側から、第一波長帯域光とは波長帯域が異なる第二波長帯域光が照射されることにより、第一波長帯域光の少なくとも一部の波長帯域を含む第一蛍光光を出射する第一蛍光体を含有する。
そのため、第三波長帯域光の光路は第一波長帯域光及び第一蛍光体からの蛍光光の光路と同じとすることができるため、第一波長帯域光と第一蛍光体からの蛍光光との分離又は合成の際の損失を低減して各光を導光することができ、全体として色バランスを確保しながら明るい光源光を出射する光源装置60,60Aを構成することができる。
また、第一蛍光体が第一透過領域330,330Bの内部に分散されている又は第一透過領域330A,330Cの表面の一部に形成されている光源装置60は、第一透過領域に第一波長帯域光を透過させながら、第二波長帯域光が照射された場合に蛍光光を出射させることができる。
また、第二波長帯域光を出射する第二光源を備え、ホイール101,101A〜101Cは、第一透過領域330,330A〜330Cと周方向に並設され、第二波長帯域光を透過する第二透過領域320と、第一透過領域330,330A〜330C且つ第二透過領域320と並設され、第二面101b側から第二波長帯域光が照射されることにより、第一波長帯域光且つ第二波長帯域光とは異なる第三波長帯域光を第二蛍光光として出射する第二蛍光体が形成された蛍光発光領域310と、を有する。そのため、ホイール101,101A〜101Cからは第一波長帯域光第三波長帯域光を出射させることができる。
また、第一透過領域330,330A〜330Cにおける第一蛍光体の配置密度が、蛍光発光領域310における第二蛍光体の配置密度よりも疎である光源装置60は、第一透過領域330,330A〜330Cでは第一波長帯域光を透過可能としながら第二波長帯域光を照射することで第一蛍光光を出射させ、蛍光発光領域310では第二波長帯域光を照射することで上記第一蛍光光よりも明るい第三波長帯域光を出射させることができる。
また、第一透過領域330B,330Cは、第二波長帯域光が照射されることにより、第一波長帯域光の一部と、第一波長帯域光と隣接又は重複する波長成分を含む第三波長帯域光の一部と、を含む第四波長帯域光を第一蛍光光として出射する第一蛍光体を含有する光源装置60は、ホイール101B,101Cから出射される第三波長帯域光の光量を増加させることができる。
また、第一透過領域330B,330Cは、第二面101b側に第三波長帯域光を遮光するダイクロイックフィルタ334,335を備える。そのため、第三波長帯域光の色純度を向上させることができる。
また、第二透過領域320は第二波長帯域光を透過する領域であり、光源装置60は蛍光ホイール101,101A〜101Cの第一面101a側に透過した第二波長帯域光と、第二面101b側に透過した第一波長帯域光と、第二面101b側に出射された第三波長帯域光及び第四波長帯域光とを合成する導光光学系140を備える。そのため、少ない光源で複数の波長帯域の光を出射させ光源光として合成することができる。
また、導光光学系140は、第二光源から出射された第二波長帯域光をホイール101,101A〜101Cに導光するとともに、ホイール101,101A〜101Cから第一面101a側へ出射された第二波長帯域光を合成光路に導光し、及び、ホイール101,101A〜101Cから第二面101b側へ出射された第二波長帯域光、第三波長帯域光及び第一蛍光光を合成光路に導光する第一ダイクロイックミラー141を備える。波長帯域に応じて各光の光路を制御できるため、簡易な構成で複数の波長帯域の光を合成することができる。
また、導光光学系140は、ホイール101,101A〜101Cを透過した第二波長帯域光を第一ダイクロイックミラー141へ導光するとともに、第二光源から出射された第二波長帯域光を蛍光ホイール101,101A〜101Cへ導光する第二ダイクロイックミラー144を備える。そのため、ホイール101,101A〜101Cから第一ダイクロイックミラー141へ向かう光と、第二光源からホイール101,101A〜101Cへ向かう光の光路の一部を共通にすることができ、導光光学系140の構成を簡易にすることができる。
また、導光光学系140は、第一ダイクロイックミラー141から出射された第二波長帯域光をホイール101,101A〜101Cへ導光するとともに、ホイール101,101A〜101Cから出射された第二波長帯域光乃至第四波長帯域光を第一ダイクロイックミラー141へ導光する第一反射ミラー142を備え、ホイール101,101A〜101Cを透過した第二波長帯域光を第二ダイクロイックミラー144へ導光するとともに、第二ダイクロイックミラー144から出射された第二波長帯域光をホイール101,101A〜101Cへ導光する第二反射ミラー143を備える。そのため、第一光源、第二光源及び蛍光ホイール101,101A〜101Cの配置の自由度を向上させることができる。
また、第一波長帯域光は赤色波長帯域光であり、第二波長帯域光は青色波長帯域光であり、第三波長帯域光は緑色波長帯域光であり、第四波長帯域光は黄色波長帯域光である光源装置60は、カラー画像を投影可能な光源装置を構成するとともに、色再現性を優先したり明るさを優先する等使用環境に応じて投影モードを切り替えることができる。
なお、以上説明した実施形態、変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 第一波長帯域光を出射する第一光源と、
第一面側から入射される前記第一波長帯域光を透過する第一透過領域が形成されるホイールと、
を備え、
前記第一透過領域は、前記第一面と反対側である前記ホイールの第二面側から、前記第一波長帯域光とは波長帯域が異なる第二波長帯域光が照射されることにより、前記第一波長帯域光の少なくとも一部の波長帯域を含む第一蛍光光を出射する第一蛍光体を含有する、
ことを特徴とする光源装置。
[2] 前記ホイールの前記第一面側の前記第一透過領域に、前記第二波長帯域光を反射する反射膜が形成されることを特徴とする前記[1]に記載の光源装置。
[3] 前記第一蛍光体は、前記第一透過領域の内部に分散されている又は前記第一透過領域の表面の一部に形成されていることを特徴とする前記[1]又は前記[2]に記載の光源装置。
[4] 前記第二波長帯域光を出射する第二光源を備え、
前記ホイールは、前記第一透過領域と周方向に並設され、前記第二波長帯域光を透過する第二透過領域と、前記第一透過領域且つ前記第二透過領域と並設され、前記第二面側から前記第二波長帯域光が照射されることにより、前記第一波長帯域光且つ前記第二波長帯域光とは異なる第三波長帯域光を第二蛍光光として出射する第二蛍光体が形成された蛍光発光領域と、を有する、
ことを特徴とする前記[1]乃至前記[3]の何れかに記載の光源装置。
[5] 前記第一透過領域における前記第一蛍光体の配置密度は、前記蛍光発光領域における前記第二蛍光体の配置密度よりも疎であることを特徴とする前記[4]に記載の光源装置。
[6] 前記第一透過領域は、前記第二波長帯域光が照射されることにより、前記第一波長帯域光の一部と、前記第一波長帯域光と隣接又は重複する波長成分を含む前記第三波長帯域光の一部と、を含む第四波長帯域光を前記第一蛍光光として出射する前記第一蛍光体を含有する、
ことを特徴とする前記[4]又は前記[5]に記載の光源装置。
[7] 前記第一透過領域は、前記第二面側に前記第三波長帯域光を遮光するダイクロイックフィルタを備えることを特徴とする前記[6]に記載の光源装置。
[8] 前記第二透過領域は前記第二波長帯域光を透過する領域であり、
前記ホイールの前記第一面側に透過した前記第二波長帯域光と、前記第二面側に透過した前記第一波長帯域光と、前記第二面側に出射された前記第三波長帯域光及び前記第一蛍光光とを合成する導光光学系を備える、
ことを特徴とする前記[6]又は前記[7]に記載の光源装置。
[9] 前記導光光学系は、前記第二光源から出射された前記第二波長帯域光を前記ホイールに導光するとともに、前記ホイールから前記第一面側へ出射された前記第二波長帯域光を合成光路に導光し、及び、前記ホイールから前記第二面側へ出射された前記第一波長帯域光、前記第三波長帯域光及び前記第一蛍光光を前記合成光路に導光する第一ダイクロイックミラーを備える、ことを特徴とする前記[8]に記載の光源装置。
[10] 前記導光光学系は、前記ホイールを透過した前記第二波長帯域光を前記第一ダイクロイックミラーへ導光するとともに、前記第二光源から出射された前記第二波長帯域光を前記ホイールへ導光する第二ダイクロイックミラーを備える、ことを特徴とする前記[9]に記載の光源装置。
[11] 前記導光光学系は、
前記第一ダイクロイックミラーから出射された前記第二波長帯域光を前記ホイールへ導光するとともに、前記ホイールから出射された前記第一波長帯域光、前記第三波長帯域光及び前記第一蛍光光を前記第一ダイクロイックミラーへ導光する第一反射ミラーと、
前記ホイールを透過した前記第二波長帯域光を前記第二ダイクロイックミラーへ導光するとともに、前記第二ダイクロイックミラーから出射された前記第一波長帯域光を前記ホイールへ導光する第二反射ミラーと、
を備えることを特徴とする前記[10]に記載の光源装置。
[12] 前記第一波長帯域光は赤色波長帯域光であり、
前記第二波長帯域光は青色波長帯域光であり、
前記第三波長帯域光は緑色波長帯域光であり、
前記第四波長帯域光は黄色波長帯域光である、
ことを特徴とする前記[6]乃至前記[11]の何れかに記載の光源装置。
[13] 前記[1]乃至前記[12]の何れかに記載の光源装置と、
前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
前記表示素子と前記光源装置を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする投影装置。
10 投影装置 10A 投影装置
12 正面パネル 13 背面パネル
14 右側パネル 15 左側パネル
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮/伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 光源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 51 表示素子
60 光源装置 60A 光源装置
70 励起光照射装置 70A 励起光照射装置
71 青色レーザダイオード(第一光源)73 コリメータレンズ
75 集光レンズ 76 拡散板
80 緑色光源装置 81 ヒートシンク
100 蛍光ホイール装置 101 蛍光ホイール
101A〜C 蛍光ホイール 101a 第一面
101b 第二面 110 モータ
111 集光レンズ群 112 軸部
115 集光レンズ 120 赤色光源装置
121 赤色発光ダイオード(第二光源) 125 集光レンズ群
140 導光光学系 141 第一ダイクロイックミラー
142 第一反射ミラー 143 第二反射ミラー
144 第二ダイクロイックミラー 145 集光レンズ
146 集光レンズ 170 光源側光学系
173 集光レンズ 175 導光装置
178 集光レンズ 181 光軸変換ミラー
183 集光レンズ 185 照射ミラー
190 ヒートシンク 195 コンデンサレンズ
220 投影側光学系 225 固定レンズ群
235 可動レンズ群 241 制御回路基板
261 冷却ファン 301 第一支持板
301A 拡散ホイール 301a 開口部
302 反射板 302a 開口部
303 第二支持板 304 支持板
310 蛍光発光領域 311 緑色蛍光体(第二蛍光体)
320 第二透過領域
330 第一透過領域 330A〜D 第一透過領域
331 透光部材 331A〜C 透光部材
332,332A 赤色蛍光体(第一蛍光体)
332B,332C 黄色蛍光体(第一蛍光体)
333 反射膜 334 ダイクロイックフィルタ
335 ダイクロイックフィルタ 401 青色光源装置
402 緑色光源装置 403 赤色光源装置
410 拡散ホイール装置 411 拡散ホイール
412 モータ 420 蛍光ホイール装置
421 蛍光ホイール 422 モータ
423 蛍光発光領域 430 透過ホイール装置
431 透過ホイール 432 モータ
501 反射ミラー 502 ダイクロイックミラー
504 ダイクロイックミラー 505 反射ミラー
511〜513 表示素子 601 集光レンズ
602 集光レンズ 701 ダイクロイックプリズム
711 青色レーザダイオード 712 レーザダイオード
713 レーザダイオード
S 照射領域

Claims (13)

  1. 第一波長帯域光を出射する第一光源と、
    第一面側から入射される前記第一波長帯域光を透過する第一透過領域が形成されるホイールと、
    を備え、
    前記第一透過領域は、前記第一面と反対側である前記ホイールの第二面側から、前記第一波長帯域光とは波長帯域が異なる第二波長帯域光が照射されることにより、前記第一波長帯域光の少なくとも一部の波長帯域を含む第一蛍光光を出射する第一蛍光体を含有する、
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記ホイールの前記第一面側の前記第一透過領域に、前記第二波長帯域光を反射する反射膜が形成されることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第一蛍光体は、前記第一透過領域の内部に分散されている又は前記第一透過領域の表面の一部に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第二波長帯域光を出射する第二光源を備え、
    前記ホイールは、前記第一透過領域と周方向に並設され、前記第二波長帯域光を透過する第二透過領域と、前記第一透過領域且つ前記第二透過領域と並設され、前記第二面側から前記第二波長帯域光が照射されることにより、前記第一波長帯域光且つ前記第二波長帯域光とは異なる第三波長帯域光を第二蛍光光として出射する第二蛍光体が形成された蛍光発光領域と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の光源装置。
  5. 前記第一透過領域における前記第一蛍光体の配置密度は、前記蛍光発光領域における前記第二蛍光体の配置密度よりも疎であることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記第一透過領域は、前記第二波長帯域光が照射されることにより、前記第一波長帯域光の一部と、前記第一波長帯域光と隣接又は重複する波長成分を含む前記第三波長帯域光の一部と、を含む第四波長帯域光を前記第一蛍光光として出射する前記第一蛍光体を含有する、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記第一透過領域は、前記第二面側に前記第三波長帯域光を遮光するダイクロイックフィルタを備えることを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記第二透過領域は前記第二波長帯域光を透過する領域であり、
    前記ホイールの前記第一面側に透過した前記第二波長帯域光と、前記第二面側に透過した前記第一波長帯域光と、前記第二面側に出射された前記第三波長帯域光及び前記第一蛍光光とを合成する導光光学系を備える、
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記導光光学系は、前記第二光源から出射された前記第二波長帯域光を前記ホイールに導光するとともに、前記ホイールから前記第一面側へ出射された前記第二波長帯域光を合成光路に導光し、及び、前記ホイールから前記第二面側へ出射された前記第一波長帯域光、前記第三波長帯域光及び前記第一蛍光光を前記合成光路に導光する第一ダイクロイックミラーを備える、ことを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
  10. 前記導光光学系は、前記ホイールを透過した前記第二波長帯域光を前記第一ダイクロイックミラーへ導光するとともに、前記第光源から出射された前記第波長帯域光を前記ホイールへ導光する第二ダイクロイックミラーを備える、ことを特徴とする請求項9に記載の光源装置。
  11. 前記導光光学系は、
    前記第一ダイクロイックミラーから出射された前記第二波長帯域光を前記ホイールへ導光するとともに、前記ホイールから出射された前記第一波長帯域光、前記第三波長帯域光及び前記第一蛍光光を前記第一ダイクロイックミラーへ導光する第一反射ミラーと、
    前記ホイールを透過した前記第二波長帯域光を前記第二ダイクロイックミラーへ導光するとともに、前記第二ダイクロイックミラーから出射された前記第一波長帯域光を前記ホイールへ導光する第二反射ミラーと、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の光源装置。
  12. 前記第一波長帯域光は赤色波長帯域光であり、
    前記第二波長帯域光は青色波長帯域光であり、
    前記第三波長帯域光は緑色波長帯域光であり、
    前記第四波長帯域光は黄色波長帯域光である、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項11の何れかに記載の光源装置。
  13. 請求項1乃至請求項12の何れかに記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
    前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
    前記表示素子と前記光源装置を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする投影装置。
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