JP6801798B2 - 打撃作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、先端工具により作業対象物に打撃力を加えて作業対象物を処理する打撃作業機に関する。
打撃作業機には、ハンマやハンマドリル等がある。ハンマは、コンクリート等の作業対象物に先端工具により打撃力を加えて作業対象物の破砕処理作業やハツリ処理作業等を行うために使用される。ハンマドリルは、先端工具により作業対象物に打撃力を加えながら穴あけ作業等を行うために使用される。
このような打撃作業機は、先端工具に打撃力を加えるストライカーつまり打撃子と、空気圧を介して打撃子を駆動するピストンとを有し、打撃子とピストンは金属製のシリンダチューブに組み込まれている。シリンダチューブは金属製のシリンダケースに収容され、シリンダケースの先端部には先端工具が装着される。シリンダケースの後端部には、これに対して略直角方向となってモータケースが連結される。モータケースには、ピストンを往復動するための電動モータが収容される。電動モータの回転軸の回転運動を減速してピストンの直線往復動に変換するために、シリンダケースとモータケースとの間には動力変換部が設けられている。
シリンダケースが外部に露出されていると、温度変化の大きい金属部材に作業者が触れる可能性があり、作業者が不快に感じて操作性が悪くなるという課題がある。打撃作業機には、その後端部にハンドル部が設けられ、先端側にはサブハンドルが設けられている。したがって、作業対象部に種々の処理作業を行うときには、通常では、シリンダケースを把持することはないが、作業対象物や処理作業によっては、シリンダケースの部分を把持して作業を行いたいという要望がある。
このため、シリンダケースの外周にゴム等の弾性部材からなるシリンダカバーを設けた電気ハンマが特許文献1に記載されている。
特開平8−229850号公報
特許文献1に記載される電気ハンマにおいては、弾性部材からなるシリンダカバーをシリンダケースに巻き付けるようにして装着し、巻付け端の割り部を面ファスナーにより固定するようにしている。面ファスナーを用いると、シリンダカバーの着脱を容易に行うことができるが、作業中にシリンダカバーがシリンダケースに対してずれることがあり、作業者はシリンダカバーを把持しにくくなったりする。さらには、シリンダカバーが剥がれてしまったりするという問題が生じることがあり、打撃作業機の作業性が悪いという課題がある。
面ファスナーを用いてシリンダカバーを固定するとなく、円筒形状のシリンダカバーをシリンダケースの先端部から滑らせるようにして被せるようにすることも可能であるが、使用者は容易にシリンダカバーを着脱することが困難になる。打撃作業機においては、動力変換部を点検したり、潤滑油を補充したりするために、メンテナンスが行われるが、シリンダカバーの着脱が困難になると、メンテナンスの作業性が悪くなる。さらに、円筒形状のシリンダカバーをシリンダケースに被せるには、シリンダケースの形状が限定されてしまうという課題がある。
本発明の目的は、容易に着脱することができるとともに、不用意のずれや脱落を抑制したシリンダカバーを有し、作業性に優れた打撃作業機を提供することにある。
本発明の打撃作業機は、先端工具を打撃する打撃機構が組み込まれる円筒状のシリンダチューブと、前記シリンダチューブを収容するシリンダケースと、前記シリンダケースの外周を覆う断熱材料製のシリンダカバーと、を備え、前記シリンダカバーは、前記シリンダチューブの軸線方向に対して垂直な方向に互いに分離可能な第1のカバーおよび第2のカバーと、前記第1のカバーと前記第2のカバーの前記軸線方向の端部に係合し、前記第1のカバーと前記第2のカバーとの前記軸線方向に対して垂直な方向への分離を規制する留め部材と、を有し、前記シリンダケースの一端にねじにより固定されるホルダを有し、前記留め部材は、前記ホルダに当接することで、前記シリンダケースから外れることが抑制される。
打撃作業機のシリンダケースは断熱材製のシリンダカバーにより覆われるので、シリンダケースが発熱しても、作業者がシリンダケースに直接触れることがない。シリンダカバーは加熱されることがないので、作業者がシリンダカバーを把持して打撃作業を行っても、容易に作業を行うことができ、打撃作業の操作性を向上させることができる。
シリンダカバーは第1と第2の分離可能なカバーにより形成されており、第1のカバーと第2のカバーの端部は、留め部材により分離が規制される。これにより、シリンダカバーをシリンダケースの外側に容易に装着することができ、作業中にシリンダカバーがシリンダケースに対してずれることがなく、打撃作業機の作業性を向上することができる。
一実施の形態である打撃作業機の外観を示す斜視図である。 図1の一部切欠き正面図である。 サブハンドルを取り外した状態における打撃作業機の外観を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 図4の一部を示す拡大断面図である。 図1に示された打撃作業機の分解斜視図である。 第1のカバーと第2のカバーを示す斜視図である。 シリンダケースと留め部材を示す斜視図である。 (A)は図8の9A部の拡大斜視図であり、(B)は図8の9B部の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。打撃作業機10は、図1および図2に示されるように、作業機本体11とこの作業機本体11の下側に配置される駆動部12とを有している。作業機本体11の後端部と駆動部12の下端部の背面側との間には、ハンドル13が設けられ、ハンドル13と駆動部12との間には、作業者の手が入り込む作業用の空間14が設けられている。作業機本体11の先端側には、サブハンドル15が着脱自在に装着されている。
打撃作業機10はハンマであり、コンクリート等の作業対象物に先端工具により打撃力を加えて作業対象物の破砕処理やハツリ処理を行うために使用することができる。作業者は、打撃作業時に、一方の手でハンドル13を把持し、他方の他でサブハンドル15を把持して、打撃作業を行うことができる。また、図3に示されるように、サブハンドル15を打撃作業機10から取り外して、一方の手でハンドル13を把持し、他方の手で作業機本体11の先端側部を把持して打撃作業を行うこともできる。
作業機本体11は、図4および図5に示されるように、シリンダケース16を有しており、シリンダケース16は金属製である。シリンダケース16の後端部には駆動部ケース17が取り付けられ、駆動部ケース17は、シリンダケース16に対して略直角方向を向いており、駆動部12を構成する。シリンダケース16は、図5および図6に示されるように、軸線A方向に垂直な断面が略円形の円筒部16aと、円筒部16aの一端部側つまり先端部側に位置し軸線方向に垂直な端面が略四角形の角筒部16bとを有している。角筒部16bの上下左右の幅寸法は、円筒部16aの外径よりも大きく、角筒部16bは円筒部16aの径方向外方に突出している。
シリンダケース16とこれに連結される駆動部ケース17とにより、打撃作業機10を構成する各部材を収容するためのケース組立体18が構成される。
シリンダケース16の先端部内には、セカンドハンマつまり中間子19が軸線方向に往復動自在に配置される。図4に示されるように、先端工具Tは、中間子19の取付孔19aに装着されてシリンダケース16の前方に突出し、作業対象物Sに打撃力を加える。シリンダケース16の先端にはツールホルダ21が取り付けられ、ツールホルダ21は先端工具Tの往復動を案内する。ツールリテーナ21aがツールホルダ21に回動自在に装着され、ツールリテーナ21aは、作業時には図4に示されるように、先端工具Tに沿う位置に向けられる。
打撃作業機10の前後、上下については、図1〜図4に示されるように、先端工具Tが装着される一端部を先端部とし、ハンドル13が取り付けられる他端部を後端部とし、駆動部12に対して作業機本体11が設けられる側を打撃作業機10の上側とする。
駆動部ケース17内には、駆動源としての電動モータ22が収容され、電動モータ22はロータ23と、ロータ23が組み込まれるステータ24とを備えている。図5に示されるように、ロータ23には回転軸25が取り付けられ、回転軸25の下端部は軸受26aに支持され、軸受26aは駆動部ケース17の端板17aに固定されている。回転軸25の上端部は軸受26bに支持され、軸受26bは支持ブロック片27に固定されている。支持ブロック片27は駆動部ケース17の上端側に取り付けられて、駆動部ケース17の一部を構成する。回転軸25は両方の軸受26a、26bにより回転自在である。回転軸25の中心軸つまり軸線Bは、シリンダケース16の中心線つまり軸線Aに対して略垂直方向となっている。
ハンドル13の下端部には電源ケーブル28が取り付けられており、電源ケーブル28は、商用電源に接続される。ハンドル13にはトリガ29によりオンオフ操作されるトリガスイッチ29aが設けられており、作業者がトリガ29を操作してトリガスイッチ29aがオンすると、電力が電動モータ22に供給されて電動モータ22が駆動される。トリガスイッチ29aがオフされると、電動モータ22は停止する。
回転軸25に平行となってクランク軸31が配置されている。図5に示されるように、クランク軸31は支持ブロック片27に装着された軸受32aと、シリンダケース16に装着された軸受32bとにより支持されて回転自在である。回転軸25の上端部には小歯車33が設けられ、小歯車33はクランク軸31に取り付けられた大歯車34に噛み合っている。小歯車33と大歯車34は減速機構を形成しており、回転軸25の回転は減速されてクランク軸31に伝達される。クランク軸31の上端部に円板部35が取り付けられており、円板部35の回転中心から偏心した位置にピン36が設けられている。
図5に示されるように、シリンダケース16の内部には円筒状のシリンダチューブ37が収容されている。シリンダチューブ37はシリンダケース16に固定され、シリンダケース16とシリンダチューブ37とによりシリンダ組立体38が形成される。
シリンダチューブ37の内部にピストン41が組み込まれ、ピストン41はシリンダチューブ37の内部で軸線Aの方向に往復動可能である。ピストン41に取り付けられたピン42にはコンロッド43の一端部が揺動自在に装着され、コンロッド43の他端部はピン36に装着されている。したがって、電動モータ22の回転軸25の回転運動は、減速機構により減速されたクランク軸31に伝達され、クランク軸31の回転運動はコンロッド43を介してピストン41の往復動に変換される。図4においては、ピストン41がシリンダチューブ37の最も先端側に移動した状態、つまりピストン41が下死点の位置となった状態を示す。
このように、円板部35とコンロッド43は、回転軸25の回転運動をピストン41の軸線方向の往復運動に変換するための動力変換部44を構成する。シリンダケース16の他端部つまり後端部には、駆動部ケース17の上方に位置させて収容部45が形成されており、動力変換部44は収容部45内に配置されている。シリンダケース16には開口部46が設けられ、収容部45は開口部46を介してシリンダケース16の外部に露出される。
シリンダチューブ37の内部にストライカーつまり打撃子47が配置され、打撃子47は中間子19に当接する。シリンダチューブ37内に組み込まれるピストン41、打撃子47は、打撃機構48を構成する。打撃子47とピストン41の間に圧力室51が形成されている。シリンダチューブ37とシリンダケース16との間には、円筒形状の空間52が形成されており、空間52は打撃作業機10の外部に連通されている。シリンダチューブ37には、圧力室51と空間52とを連通させる連通孔53が形成されている。連通孔53は、ピストン41が下死点の位置となった状態のもとでも、ピストン41のOリング41aよりもシリンダチューブ37の先端側に位置しており、連通孔53はピストン41がどの位置においても、圧力室51と空間52とを連通させる。
円筒状の空間52には、円筒形状のスリーブ54が軸方向に往復動自在に装着されている。スリーブ54の後端部側に位置させて空間52には圧縮コイルばね55が装着されている。圧縮コイルばね55はスリーブ54に対してシリンダチューブ37の先端部に向かう方向のばね力を付勢する。シリンダチューブ37には、圧力室51と空間52とを連通させる呼吸孔56が連通孔53よりもシリンダチューブ37の先端部側に位置させて設けられている。図5に示されるように、スリーブ54が後退限位置となると、呼吸孔56はスリーブ54により閉じられる。これにより、呼吸孔56を介して圧力室51と空間52との連通が遮断される。
スリーブ54は、中間子19の軸方向移動に連動して軸方向に駆動される。作業者が打撃作業機10を操作して先端工具Tが作業対象物Sに突き当てられると、図5に示されるように、スリーブ54は呼吸孔56を閉じる位置に駆動される。この状態のもとで、トリガ29が操作されると、電動モータ22によりピストン41は図5に示される下死点位置から上死点位置に向けてシリンダチューブ37の後端部に向けて駆動される。このときには、連通孔53を介して空間52から圧力室51内に空気が導入される。呼吸孔56は、シリンダチューブ37の同一断面位置に複数個設けられており、合計の連通面積は、連通孔53の連通面積よりも大きく設定されている。
電動モータ22によりピストン41がシリンダチューブ37の先端部、つまり下死点の位置に向けて駆動されると、圧力室51の圧力が上昇して打撃子47が駆動される。これにより、打撃子47の打撃力は中間子19を介して先端工具Tに伝達され、中間子19に装着された先端工具Tにより作業対象物Sの破砕処理等が行われる。ピストン41が下死点に向けて駆動されるときには、連通孔53を介して圧力室51の空気が一部漏出するが、連通面積が小さく設定されているので、漏出する空気は僅かである。
破砕処理等が終了し、先端工具Tが作業対象物Sから離されると、中間子19がシリンダケース16の先端部側に移動する。これに連動してスリーブ54がシリンダチューブ37の先端部側に駆動され、スリーブ54により呼吸孔56の閉塞が解除される。これにより、呼吸孔56を介して圧力室51と空間52とが連通状態となり、ピストン41が駆動されても、圧力室51と空間52との間で空気が流れるのみであり、中間子19は駆動されずに、打撃作業機10による空打ちが防止される。
シリンダケース16の外周は、図1〜図3に示されるように、シリンダカバー60により覆われる。シリンダカバー60は、図6および図7に示されるように、第1のカバーとしての上部カバー61と、第2のカバーとしての下部カバー71とを有している。上部カバー61と下部カバー71は、シリンダケース16の軸線方向に対して垂直な方向に互いに分離可能である。図示するように、2つのカバー61、71は上下に分離可能となっている。上部カバー61と下部カバー71は、ナイロン等からなる樹脂製であり、金属製のシリンダケース16よりも熱伝導率が低く、断熱特性を有している。上部カバー61と下部カバー71の材料としては、金属よりも熱伝導率が低く、断熱特性を有する断熱材料製であれば、樹脂に限られずゴム等を用いても良い。
上部カバー61は、シリンダケース16の円筒部16aの外周面に対向して円筒部16aの上側を覆う円弧状部62と、シリンダケース16の角筒部16bに固定され角筒部16bを覆う固定端部63とを有し、固定端部63は円弧状部62の一端部側つまり先端部側に一体となっている。
上部カバー61の他端部側つまり後端部側には、閉塞部64が設けられており、閉塞部64は、図5に示されるように、開口部46を閉じる。上部カバー61の閉塞部64には、駆動部ケース17の上端部の左右を覆う延長部65が第1の延長部として設けられている。それぞれの延長部65は、閉塞部64の左右に連なっており、駆動部ケース17の上端部側の部分を覆う。
閉塞部64には4つの取付孔66が設けられており、取付孔66に対応してシリンダケース16にはねじ孔66aが設けられている。それぞれの取付孔66を貫通してねじ孔66aにねじ結合されるねじ部材67により、上部カバー61は閉塞部64の部分でシリンダケース16に着脱自在に取り付けられる。
下部カバー71は、シリンダケース16の円筒部16aの外周面に対向して円筒部16aの下側を覆う円弧状部72と、シリンダケース16の角筒部16bに固定され角筒部16bを覆う固定端部73とを有し、固定端部73は円弧状部72の一端部側つまり先端部側に一体となっている。下部カバー71の後端部には、駆動部ケース17の正面を覆う延長部74が第2の延長部として設けられている。延長部74は駆動部ケース17の正面の上端部分を覆う。図5および図6に示されるように、支持ブロック片27にねじ孔75が形成され、ねじ孔75に対応させて延長部74に取付孔75aが形成されている。取付孔75aを貫通してねじ孔75にねじ結合されるねじ部材76により、下部カバー71は延長部74の部分で駆動部ケース17に着脱自在に取り付けられる。
上部カバー61と下部カバー71とをシリンダケース16に取り付けると、上部カバー61の円弧状部62の下端部は下部カバー71の円弧状部72の上端部に突き当てられ、延長部65の前端面は延長部74の後端面に突き当てられる。上部カバー61には嵌合突起68が設けられ、下部カバー71には嵌合突起68が嵌合する嵌合溝77が設けられている。上部カバー61と下部カバー71とが突き当てられる部分は、嵌合突起68と嵌合溝77とが嵌合して連なった状態となる。これにより、シリンダカバー60は使用時に変形することなく、不用意に上部カバー61と下部カバー71とが外れることがない。
上部カバー61の先端部と下部カバー71の先端側つまり一端側は、留め部材としての先端カバー81に係合し、上部カバー61と下部カバー71は、分離が規制されてシリンダケース16に固定される。先端カバー81は、図6および図8に示されるように、シリンダケース16の角筒部16bに対応した角環形状である。先端カバー81は、上部カバー61と下部カバー71と同様に、金属材料よりも熱伝導率が小さい断熱材料製であり、ナイロンなどの樹脂材料が用いられている。
上部カバー61と下部カバー71の固定端部63、73の先端部の外周面82は、先端に向けて内側に傾斜している。一方、先端カバー81の後端部には、外周面82の外面を覆うように上部カバー61と下部カバー71とに係合する重合部83が設けられている。したがって、分離可能な上部カバー61と下部カバー71は、先端カバー81が上部カバー61と下部カバー71の端部に係合することによって、シリンダケース16を覆った状態で固定される。シリンダケース16は、断熱材料製のシリンダカバー60により覆われているので、シリンダケース16が加熱しても、その熱によってシリンダカバー60が高温となることが防止される。つまり、ピストン41、打撃子47が往復動し、圧力室51が加圧されると、金属製のシリンダチューブ37が加熱され、その熱は金属製のシリンダケース16に伝達される。このため、打撃作業機10が使用されると、シリンダケース16の温度が高くなるが、シリンダケース16はシリンダカバー60により覆われているので、作業者がシリンダケース16に触れることはなく、打撃作業機10の作業性を高めることができる。
図3に示されるように、打撃作業機10は、サブハンドル15を作業機本体11から取り外した状態で使用されることがある。その場合には、作業者が打撃作業機10を操作するときには、片方の手でシリンダカバー60を把持することになるが、シリンダカバー60は高温にはならないので、そのような使用形態においても、打撃作業機10の作業性を高めることができる。
上部カバー61と下部カバー71は、先端カバー81により一端側が固定されているので、シリンダケース16に対してずれ移動することがない。したがって、シリンダカバー60を把持して作業を行っても、シリンダカバー60がずれることなく、作業者は円滑に作業を行うことができる。しかも、上部カバー61の閉塞部64はねじ部材67によりシリンダケース16に締結され、下部カバー71の延長部74はねじ部材76により支持ブロック片27に締結されているので、上部カバー61と下部カバー71の他端側は締結され、これらのシリンダケース16に対するずれ移動は、より確実に防止される。
動力変換部44を点検したり、潤滑油を補充したりするメンテナンス時には、上部カバー61がシリンダケース16から取り外される。このときには、ねじ部材67をシリンダケース16から取り外し、上部カバー61を打撃作業機10の後方に移動させる。これにより、容易に上部カバー61を下部カバー71から分離させることができるとともに、動力変換部44は開口部46を介して外部に露出される。これにより、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
図6および図8に示されるように、シリンダケース16の角筒部16bの側面には、係合凹部84が設けられている。図6および図8には、角筒部16bの一方の側面に設けられた2つの係合凹部84の全体が示されている。角筒部16bの他方の側面にも同様に2つの係合凹部84が設けられており、その一部が示されている。先端カバー81には、角筒部16bの他方の側面に設けられた係合凹部84に係合する係合凸部85が設けられている。同様に、先端カバー81には、図8に示された係合凸部85に対向して係合凸部85が設けられている。したがって、先端カバー81をシリンダケース16の角筒部16bに装着すると、係合凸部85が係合凹部84に係合し、先端カバー81のシリンダケース16に対するずれ移動が防止される。
ツールホルダ21をシリンダケース16の先端面に取り付けるために、図6および図8に示されるように、シリンダケース16の角筒部16bの四隅には、ねじ孔86が設けられている。ツールホルダ21のフランジ87にはねじ孔86に対応させて取付孔86aが設けられており、取付孔86aを貫通してねじ孔86にねじ結合されるねじ部材88により、ツールホルダ21はシリンダケース16に取り付けられる。
ツールホルダ21がシリンダケース16に取り付けられると、フランジ87の内面には係合凸部85の先端面が接触する。これにより、先端カバー81がシリンダケース16からシリンダケース16の前方に外れることが抑制される。駆動部ケース17の底部には、底部カバー89が装着されており、底部カバー89も断熱材料により形成されている。
図5に示されるように、シリンダケース16とシリンダカバー60との間には、冷却風通路91が形成されている。冷却ファン92が回転軸25に取り付けられ、冷却ファン92は支持ブロック片27と電動モータ22との間に配置されている。駆動部ケース17には図示しない導風口が設けられており、冷却ファン92により生成される冷却風が駆動部ケース17の内部に導入される。導入された冷却風は電動モータ22に沿って流れ、電動モータ22を冷却する。さらに、冷却風は動力変換部44と冷却風通路91に流入し、流入した冷却風は、図6および図7に示されるように、シリンダカバー60に設けられた通風口93から外部に排出される。
このように、シリンダケース16の外側を流れる冷却風によってシリンダケース16とシリンダチューブ37が冷却され、さらにシリンダカバー60へのシリンダケース16からの熱伝達が抑制される。
シリンダケース16にはサブハンドル15が装着される部分に対応させて、図8に示されるように、円筒部16aの外周面には軸線方向に延びる複数本の突起部94と、円周方向の突起部95とが設けられている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、第1のカバーとしての上部カバー61と、第2のカバーとしての下部カバー71は、上下に2分割されているが、左右に2分割された形態としても良い。
10…打撃作業機、11…作業機本体、12…駆動部、13…ハンドル、14…空間、15…サブハンドル、16…シリンダケース、16a…円筒部、16b…角筒部、17…駆動部ケース、18…ケース組立体、19…中間子、21…ツールホルダ、22…電動モータ、27…支持ブロック片、29…トリガ、29a…トリガスイッチ、31…クランク軸、33…小歯車、34…大歯車、35…円板部、37…シリンダチューブ、38…シリンダ組立体、41…ピストン、43…コンロッド、44…動力変換部、45…収容部、46…開口部、47…打撃子、48…打撃機構、51…圧力室、52…空間、53…連通孔、54…スリーブ、55…圧縮コイルばね、56…呼吸孔、60…シリンダカバー、61…上部カバー、62…円弧状部、63…固定端部、64…閉塞部、65…延長部、66…取付孔、67…ねじ部材、68…嵌合突起、71…下部カバー、72…円弧状部、73…固定端部、74…延長部、75…ねじ孔、76…ねじ部材、77…嵌合溝、81…先端カバー、82…外周面、83…重合部、84…係合凹部、85…係合凸部、86…ねじ孔、87…フランジ、88…ねじ部材、91…冷却風通路、92…冷却ファン、93…通風口、94…突起部、95…突起部。

Claims (10)

  1. 先端工具を打撃する打撃機構が組み込まれる円筒状のシリンダチューブと、
    前記シリンダチューブを収容するシリンダケースと、
    前記シリンダケースの外周を覆う断熱材料製のシリンダカバーと、を備え、
    前記シリンダカバーは、
    前記シリンダチューブの軸線方向に対して垂直な方向に互いに分離可能な第1のカバーおよび第2のカバーと、
    前記第1のカバーと前記第2のカバーの前記軸線方向の端部に係合し、前記第1のカバーと前記第2のカバーとの前記軸線方向に対して垂直な方向への分離を規制する留め部材と、を有し、
    前記シリンダケースの一端にねじにより固定されるホルダを有し、
    前記留め部材は、前記ホルダに当接することで、前記シリンダケースから外れることが抑制される、打撃作業機。
  2. 前記シリンダケースに連結されてケース組立体を形成し、駆動源を収容する駆動部ケースを有し、
    前記第1のカバーと前記第2のカバーは、前記軸線方向の一端側が前記留め部材に係合し、他端側が前記ケース組立体に着脱自在に取り付けられる、請求項1記載の打撃作業機。
  3. 前記シリンダケースの前記軸線方向の他端側に形成された収容部に配置され、前記駆動源の回転軸の回転運動を前記打撃機構の軸線方向の往復運動に変換する動力変換部を有し、
    前記シリンダケースは、前記収容部を外部に露出させる開口部を有し、前記第1のカバーは前記開口部を閉じる閉塞部を有する、請求項2記載の打撃作業機。
  4. 前記第1のカバーは前記駆動部ケースの一部を覆う第1の延長部を有し、前記第2のカバーは前記第1の延長部に連なる第2の延長部を有する、請求項2または3記載の打撃作業機。
  5. 前記留め部材は、前記シリンダケースに向けて突出する係合凸部を有し、前記シリンダケースは前記係合凸部が係合する係合凹部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の打撃作業機。
  6. 前記ホルダは、先端工具の移動を案内し、
    前記係合凸部は前記ホルダに当接し、前記留め部材が前記シリンダケースから外れるのを抑制する、請求項5記載の打撃作業機。
  7. 前記回転軸に冷却ファンを装着し、前記シリンダカバーと前記シリンダケースの間に冷却風通路を形成し、前記冷却ファンにより生成される冷却風を、前記冷却風通路を介して外部に排出する、請求項3記載の打撃作業機。
  8. 前記留め部材は、前記第1のカバーおよび前記第2のカバーの外側を覆うように係合する重合部を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の打撃作業機。
  9. 前記シリンダケースは、前記軸線方向に垂直な断面が略円形の円筒部と、前記円筒部の一端部側に位置し前記軸線方向に垂直な断面が略四角形の角筒部と、を有し、
    前記留め部材は、前記角筒部に対応する略四角形であり、前記シリンダケースの一端部を覆う、請求項1〜8のいずれか1項に記載の打撃作業機。
  10. 前記第1のカバーと前記第2のカバーの一方に嵌合突起を設け、他方に嵌合溝を設け、前記嵌合突起と前記嵌合溝との嵌合により、前記第1のカバーと前記第2のカバーとを分離可能に組み付ける、請求項1〜9のいずれか1項に記載の打撃作業機。
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