JP6799326B2 - ハンカチーフ - Google Patents

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本発明は、ハンカチーフに係り、特に、眼鏡のレンズや携帯端末の画面などに付着した汚れの拭き取りに好適なワイピングクロスも兼ねたハンカチーフに関する。
これまで、ワイピングクロスの機能も有するハンカチーフが種々提案されている。例えば、特許文献1には、表面に所望模様を施した表生地を絹地とし、その裏面に極細のポリエステル繊維を編み込んで成る裏生地を重ね合わせ、それら絹地と裏生地との周縁部を縫製して成るファッション性と実用性とを有する眼鏡拭き兼用ハンカチーフが提案されている。このハンカチーフによれば、表面に所望模様をプリントした表生地を絹地としたので、そのファッション性が損なわれず、ポケットチーフとしての機能を有する。また、表生地の裏面に、裏生地として1枚の極細のポリエステル繊維を編み込んでなる裏生地を重ね合わせたものであるから、眼鏡拭きとしての効果を充分に発揮でき、ポケット・ハンカチーフとすれば、一々眼鏡ケースから取り出す煩雑な手間が不要となり、極めて便利である、とされている。
また、特許文献2には、合成繊維極細仮撚り捲縮マルチフィラメント糸と天然繊維との交織からなるワイピングクロスが提案されている。このワイピングクロスによれば、吸水性のあるハンカチーフの機能と、効率よく眼鏡のレンズの曇りをとることのできる眼鏡拭きの両方の機能を同時に併せ持ち、眼鏡を拭くのにハンカチーフで不便と感じる眼鏡着用者にとって便利なものとされている。
さらに、特許文献3には、基布の表側に綿糸によるパイル地が形成される一方、基布の裏側には極細糸によるパイル地が形成されたハンカチーフが提案されている。このハンカチーフによれば、1枚ものでありながら、表面を、手を拭いたり顔の汗を拭ったりするハンカチーフ、また裏面を、眼鏡のレンズや携帯端末の表示画面の汚れを拭き取ったりするワイピングクロスといった具合に、相互に異なる2つの機能を1枚の布の表と裏で使い分けることができるとされている。
実用新案登録第3060457号公報 特開2001−146657号公報 特開2014−31596号公報
特許文献1に開示された眼鏡拭き兼用ハンカチーフにあっては、例えば濡れた手を拭いたり顔の汗を拭いたりする場合には、表側の絹地のハンカチーフを使用し、眼鏡のレンズ等を拭く場合には、裏側の眼鏡拭きを使用するといったように、用途に応じて表裏を使い分けするものであるため、使用時に表裏を間違えない限り、汗を吸収したハンカチーフで眼鏡のレンズを拭いてしまい眼鏡のレンズに汗が付着するといた不具合は起きない。しかしながら、製作に際しては、異なる種類の表地と裏地とを別々に用意しておく必要があるとともに、これら表地と裏地とを一体化するための縫製作業を行う必要があるため、製作が煩雑となり、またその分製作コストが嵩むといった不都合があった。
一方、特許文献2に開示されたワイピングクロスにあっては、特許文献1のような、種類の異なる表地と裏地とからなる、いわゆる2枚ものではなく、2種類の糸を交織してなる、いわゆる1枚ものであるから、上記したような特許文献1のハンカチーフとは異なり、縫製作業が不要となる分製作が容易であり、製作コストを抑えることができる。しかしながら、両面とも同一機能を有する1枚ものであるため、当然のことながら、濡れた手を拭いたり顔の汗を拭いたりした面で眼鏡のレンズを拭くことになる場合もあり、眼鏡のレンズの拭き取り時に、繊維に付着している汗がレンズに移る虞があった。また、眼鏡のレンズや携帯端末の画面などに付着した汚れを拭き取った後に、汚れを拭き取った面と同じ面で顔の汗を拭いたりすることは、衛生面で問題があった。
また、特許文献3に開示されたハンカチーフによれば、特許文献2のワイピングクロスと同様、1枚ものであるから、縫製作業が不要であり、その分製作コストを抑えることができる。また、表面をハンカチーフ、裏面をワイピングクロスといった具合に、相互に異なる2つの機能を表と裏で使い分けることができるため、特許文献2のもので懸念されるような衛生面での問題はない。しかしながら、表裏ともパイル構造であるため、使用を重ねるうちに毛羽落ちの虞があり、拭き取り性が次第に損なわれる懸念があった。
本発明は、係る点に鑑みて創案されたものであり、その目的とするところは、いわゆる1枚ものでありながら、例えば表面をハンカチーフ、裏面をワイピングクロスといった具合に、相互に異なる2つの機能を表と裏で使い分けることができることは勿論のこと、製作が容易で且つ毛羽落ちの虞や拭き取り性低下の虞がないハンカチーフを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明に係るハンカチーフは、表裏一対の経編地が連結糸により連結されてなるダブルラッセル構造のハンカチーフであって、前記一対の経編地のうち一方の経編地は、マイクロファイバー糸により編成されてなる鎖編組織とされ、他方の経編地は、綿、絹、麻等の天然繊維糸により編成されてなる鎖編組織とされるとともに、前記他方の経編地の天然繊維糸が前記連結糸も兼ねており、前記表裏一対の経編地のコース方向と並行する両端縁のみがかがり縫いされてなることを特徴とするものである。
このような特定事項によれば、一方の面がマイクロファイバー糸によるワイピングクロスであり、他方の面が天然繊維糸からなる吸湿布であるから、1枚ものでありながら、一方の面を眼鏡のレンズや携帯端末の表示画面の汚れを拭き取ったりするワイピングクロス、他方の面を手を拭いたり顔の汗を拭ったりするハンカチーフ、といった具合に、相互に
異なる2つの機能を1枚の布の表と裏で使い分けることができる。
また、上記のハンカチーフにあっては、前記表裏一対の経編地のコース方向と並行する両端縁のみがかがり縫いされているから、表裏一対の経編地のウエール方向と並行する両側縁には各経編地の鎖編目列のみが存在することになるので、払拭方向をウエール方向に沿う方向とした場合、ハンカチーフの縁が引っ掛かったりすることがなく、払拭性が高い。
しかも、ダブルラッセル構造であるから、ダブルラッセル機により両方の面を一度に編成することができ、製作が容易であり、その分製作コストを低く抑えることができる。
さらに、両方の面とも鎖編組織で形成されているから、表面がフラットである。したがって、一方の面で眼鏡のレンズや携帯端末の表示画面を拭く場合も、他方の面で顔を拭く場合も、引っ掛かりなく払拭面を滑らせることができるとともに、風合いが柔らかく、触感が極めて優しい。また、毛羽落ちの心配がなく、高い払拭性が長期間維持される。しかも、鎖編組織を構成する鎖編目列単位で色の異なる糸を使用することもできるので、容易にストライプ柄を付与することができる。
上記のハンカチーフにあっては、前記一方の経編地は、少なくとも、鎖編目列を構成するマイクロファイバー糸と該鎖編目列に緯方向に挿入されるマイクロファイバー糸とで編成され、前記他方の経編地は、少なくとも1種類の天然繊維の糸で編成されていてもよい。
この場合、糸の種類が少なくて済むため、低コスト化を容易に図ることができる。
本発明によれば、1枚ものでありながら、例えば表面をハンカチーフ、裏面をワイピングクロスといった具合に、相互に異なる2つの機能を表と裏で使い分けることができることは勿論のこと、製作が容易で且つ毛羽落ちの虞や拭き取り性低下の虞がないハンカチーフを提供することができる。
図1は、本発明に係るハンカチーフの一実施形態を示す概略斜視図である。 図2は、ワイピングクロスの機能を発揮する面の構成を示す組織図である。 図3は、吸湿布の機能を発揮する面の構成を示す組織図である。 図4は、図2の組織分解図である 図5は、図2の組織分解図である。 図6は、図2の組織分解図である。
以下、本発明に係るハンカチーフの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図6に本発明の一実施形態を示す。図1は、ハンカチーフの概略斜視図、図2は、ワイピングクロスの機能を発揮する面の構成を示す組織図、図3は、吸湿布の機能を発揮する面の構成を示す組織図、図4は、図2の組織分解図、図5は、図2の組織分解図、図6は、図2の組織分解図である。
このハンカチーフ1は、表裏一対の経編地が連結糸により連結されてなるダブルラッセル構造のハンカチーフである。なお、図1は表側の経編地Aのみが示されている。
具体的には、一対の経編地のうち一方の経編地Aは、マイクロファイバー糸により編成されてなる鎖編組織とされており、他方の経編地(図1に示されるハンカチーフ1の裏側)Bは、綿糸により編成されてなる鎖編組織とされるとともに、該他方の経編地Bの綿糸B1が連結糸も兼ねているものである。そして、このハンカチーフ1にあっては、表裏一対の経編地A,Bのコース方向と並行する両端10,10のみがかがり縫いされている。これにより、経編地A,Bのウエール方向と並行する両側縁11,11には各経編地A,Bの鎖編目列のみが存在することになるので、払拭方向をウエール方向に沿う方向とした場合、ハンカチーフ1の縁が引っ掛かったりすることがない。
経編地Aは、ワイピングクロスとして機能する面を構成するものであり、図2に示すように、ウエール方向に並列して延びるマイクロファイバー糸A1よりなる鎖編目列ACに対して、コース方向に4列離れた鎖編目列ACとの間にわたり、マイクロファイバー糸よりなる緯挿入糸A2がジグザグ状に折り返し挿入されて編成されている。ここで、経編地Aを構成するマイクロファイバー糸A1,A2としては、例えば、ナイロンやポリエステルから作られる合成繊維であって直径が1デニール以下の細さの糸を用いることができる。また、鎖編目列ACを構成するマイクロファイバー糸A1と、緯挿入糸A2として用いられるマイクロファイバー糸とは、相互に異なる種類及び太さのものを用いることができる。いずれにしても、ワイピングクロスとしての機能を発揮しうるのであれば、マイクロファイバー糸A1,A2の素材や太さは特に限定されない。
経編地Bは、吸湿布として機能する面を構成するものであり、図3に示すように、ウエール方向に並列して延びる綿糸B1よりなる鎖編目列BCにより編成されている。
ここで、本発明のハンカチーフ1は、ダブルラッセル構造であり、経編地Aと経編地Bとは、経編地Bを構成する上記の綿糸B1が連結糸となって一体的に連結されている。つまり、経編地Bの鎖編目列BCを編成している綿糸B1は、図2に示すように、それと対峙する位置にある経編地Aの鎖編目列ACの開き目に止められており、経編地A側から見ると、各鎖編目列ACにおいてジグザグに伸びている(図2,5参照)。
一方、経編地B側から見ると、経編地Aの鎖編目列ACを編成するマイクロファイバー糸A1と緯挿入糸A2とは、図3に示すように、経編地Bの綿糸B1とは一切絡むことなくウエール方向に流されている。
なお、経編地Bの鎖編目列BCを編成する糸としては、上記した綿糸に限らず、絹や麻等の他の天然繊維であってもよいし、吸湿性に優れているのであれば化学繊維でもよい。
このようになるハンカチーフ1は、従来周知のダブルラッセル機で一度に編成することができる。したがって、従来とは異なり、表側生地と裏側生地とを縫い合わせるといった手間が不要となるため、製作が容易であり、その分製作コストを低く抑えることができる。
また、両方の面A,Bとも鎖編組織で形成されているから、表面がフラットである。したがって、一方の面Aで眼鏡のレンズや携帯端末の表示画面を拭く場合も、他方の面Bで顔を拭く場合も、引っ掛かりなく払拭面を滑らせることができるとともに、風合いが柔らかく、触感が極めて優しい。また、毛羽落ちの心配がなく、高い払拭性が長期間維持される。
なお、上記のハンカチーフ1では、経編地Aは、鎖編目列ACを構成するマイクロファイバー糸A1と該鎖編目列ACに緯方向に挿入されるマイクロファイバー糸A2の2種類だけで編成したが、例えば、これに別途柄糸を加えて、経編地Aに任意の模様を付与するようにしてもよい。
1 ハンカチーフ
A 一方の経編地
AC 鎖編目列
A1 鎖編目列ACのマイクロファイバー糸
A2 緯挿入糸(マイクロファイバー糸)
B 他方の経編地
BC 鎖編目列
B1 天然繊維糸

Claims (2)

  1. 表裏一対の経編地が連結糸により連結されてなるダブルラッセル構造のハンカチーフであって、
    前記一対の経編地のうち一方の経編地は、マイクロファイバー糸により編成されてなる鎖編組織とされ、他方の経編地は、綿、絹、麻等の天然繊維糸により編成されてなる鎖編組織とされるとともに、前記他方の経編地の天然繊維糸が前記連結糸も兼ねており、前記表裏一対の経編地のコース方向と並行する両端縁のみがかがり縫いされてなることを特徴とするハンカチーフ。
  2. 請求項1に記載のハンカチーフであって、
    前記一方の経編地は、少なくとも、鎖編目列を構成するマイクロファイバー糸と該鎖編目列に緯方向に挿入されるマイクロファイバー糸とで編成され、前記他方の経編地は、少なくとも1種類の天然繊維の糸で編成されていることを特徴とするハンカチーフ。
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