JP6783386B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

本発明は、人感知センサを備える空気調和システムに関する。
従来の空気調和機では、人感知センサが室内機本体に設けられている。人感知センサは、1つの室内機本体に1つ設けられている。空気調和機では、人感知センサにより取得された情報である2次元の熱画像を表した情報を人感知センサから取得して、当該情報に基づいて空調制御を行っていた。
特許文献1では、室内をセンシングする第1センサと、少なくとも第1センサによって取得したデータに基づいて室内の空調制御を行う制御手段と、を備える空気調和機において、室内をセンシングする第2センサを備える外部システムと通信する通信手段を備え、制御手段は、通信手段を介して外部システムとの間で入出力される情報に基づいて、外部システムとの協調制御を行う技術が開示されている。特許文献1では、外部システムは、店舗等の室内に不審者等がいるか否かを監視するためのシステムまたは他の空調システムである。
特開2016−114270号公報
しかしながら、従来の空気調和機では、人感知センサの位置が固定されていた。このため、人感知センサの位置によっては、人感知センサと人との間の障害物によって、人感知センサが人を感知することができない場合があった。従来の空気調和機では、人感知センサの設置位置を部屋の中の障害物などに応じてユーザが決めることができない、という問題があった。
特許文献1に記載の技術でも、第1センサの位置が固定され、第2センサの位置も固定されているため、第1センサおよび第2のセンサが人を感知することができない場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気調和機の設置位置に依存せずに人感知センサを設置することができる空気調和システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる空気調和システムは、室内機と、室内機と分離し、室内の任意の位置に設置可能な第1のセンサ装置と、室内機と分離し、室内の任意の位置に設置可能な第2のセンサ装置とを備える。室内機は、第1のセンサ装置および第2のセンサ装置と無線により通信する通信部と、室内の空調制御を行う制御部を備える。第1のセンサ装置は、第1の人感知センサと、室内機と無線により通信する通信部と、第1の人感知センサにより取得された情報を、通信部を介して室内機へ送信する制御部を備える。第2のセンサ装置は、第2の人感知センサと、室内機と無線により通信する通信部と、第2の人感知センサにより取得された情報を、通信部を介して室内機へ送信する制御部とを備える。室内機の制御部は、第1の人感知センサにより取得された情報、第2の人感知センサにより取得された情報、第1のセンサ装置の設置位置の情報および第2のセンサ装置の設置位置の情報に基づいて、空調制御を行う。室内機の制御部は、第1のセンサ装置から前回の制御周期に受信した第1の人感知センサにより取得された第1の取得情報と、今回の制御周期に受信した第1の人感知センサにより取得された第2の取得情報とを比較し、また第2のセンサ装置から前回の制御周期に受信した第2の人感知センサにより取得された第3の取得情報と、今回の制御周期に受信した第2の人感知センサにより取得された第4の取得情報とを比較して、第1の取得情報から得られる熱源の位置と、第2の取得情報から得られる熱源の位置とに変化があるか否かを判別し、また、第3の取得情報から得られる熱源の位置と、第4の取得情報から得られる熱源の位置とに変化があるか否かを判別する第1の判別部と、第1の判別部による判別の結果、第1の取得情報から得られる熱源の位置と、第2の取得情報から得られる熱源の位置とに変化がない場合、かつ第3の取得情報から得られる熱源の位置と、第4の取得情報から得られる熱源の位置とに変化がない場合は、第2のセンサ装置によるセンシングを停止させるための要求を、通信部を介して第2のセンサ装置へ送信するとともに、通信部による第2のセンサ装置との通信を停止させる停止部と、第2のセンサ装置との通信の停止後において、第1の人感知センサにより取得された情報から得られる熱源の位置に変化がある場合は、通信部による第2のセンサ装置との通信を復帰させるとともに、第2のセンサ装置によるセンシングを復帰させるための要求を、通信部を介して第2のセンサ装置へ送信する復帰部とをさらに備える。
本発明にかかる空気調和システムは、空気調和機の設置位置に依存せずに人感知センサを設置することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムによる空調制御の概要を説明するための図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムによる空調制御の概要を説明するための図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムの一例を示す構成図 図3におけるセンサ装置の一例を示す概略図 図3の空気調和システムの機能構成の一例を示すブロック図 図3の空気調和システムが実行する空調制御のための処理のフローチャート 本実施の形態1にかかるセンサ装置の設置位置の情報を説明するための図 本実施の形態1にかかるセンサ装置の設置位置の情報を説明するための図 本実施の形態1にかかる3次元の熱源分布を表した情報を生成する際に用いられるテーブルの一例を示す図 本実施の形態1にかかる3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源の一例を説明するための図 本発明の実施の形態2にかかる空気調和システムの機能構成の一例を示すブロック図 図11の空気調和システムが実行する空調制御のための処理のフローチャート 本発明の実施の形態3にかかる空気調和システムの機能構成の一例を示すブロック図 図13の空気調和システムが実行する空調制御のための処理のフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる空気調和システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムによる空調制御の概要について説明する。図1および図2は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システム1による空調制御の概要を説明するための図である。
図1に示すように、空気調和システム1は、空気調和機の室内機10(以下、単に「室内機10」と称する。)と、センサ装置20と、センサ装置30と、室内機10のリモートコントローラ40(以下、単に「リモコン40」と称する。)とを備える。センサ装置20およびセンサ装置30は、室内機10から分離している。センサ装置20およびセンサ装置30は、室内の任意の位置に設置可能である。センサ装置20の設置位置の情報およびセンサ装置30の設置位置の情報は、たとえばリモコン40から無線により室内機10へ送信される。室内機10とセンサ装置20とは無線による通信が可能である。同様に、室内機10とセンサ装置30とは無線による通信が可能である。センサ装置20およびセンサ装置30は、室内のセンシング、具体的には室内の赤外線の放射量を検出して、2次元の熱画像を表した情報を取得する。センサ装置20およびセンサ装置30は、2次元の熱画像を表した情報を無線により室内機10へ送信する。室内機10は、センサ装置20から送信された2次元の熱画像を表した情報、センサ装置30から送信された2次元の熱画像を表した情報、リモコン40から送信されたセンサ装置20の設置位置の情報およびリモコン40から送信されたセンサ装置30の設置位置の情報から、3次元の熱源分布を表した情報を生成する。室内機10は、3次元の熱源分布を表した情報に基づいて、人Hが存在する領域を特定して、人Hの位置に応じた空調制御を行う。
図2に示すように、室内機10は、風向を制御することにより、室内の領域毎に空調制御が可能である。たとえば、図2に示すように、室内が27個の領域に分割される場合には、室内機10は、風向を27通りに制御することが可能である。
次に、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムについて説明する。図3は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システム1の一例を示す構成図である。
図3に示す空気調和システム1は、室内機10と、センサ装置20と、センサ装置30と、リモコン40とを備える。センサ装置20は、第1のセンサ装置の一例である。センサ装置30は、第2のセンサ装置の一例である。室内機10は、マイクロコンピュータ11(以下、「マイコン11」と称する。)と、通信回路12と、メモリ13とを備える。マイコン11は、CPU(Central Processing Unit)、メモリおよび入出力インターフェース回路(いずれも図示しない)を有する。通信回路12は、センサ装置20、センサ装置30およびリモコン40と無線による通信が可能である。メモリ13は、たとえばセンサ装置20から送信された2次元の熱画像を表した情報、センサ装置30から送信された2次元の熱画像を表した情報、リモコン40から送信されたセンサ装置20の設置位置の情報およびリモコン40から送信されたセンサ装置30の設置位置の情報を記憶する。
図4は、図3におけるセンサ装置20の一例を示す概略図である。図3におけるセンサ装置30は、センサ装置20と同様であるため、その説明については省略する。
図4に示すセンサ装置20は、ドーム状のカバー21と、カバー21内に収容されるサーモパイルセンサ22と、本体23と、室内機10と無線により通信可能な通信機24とを備える。サーモパイルセンサ22は、モータ駆動によって右回転および左回転が可能である。サーモパイルセンサ22は、たとえば図4中の縦方向、すなわちy軸方向の画素数が80個のセンサである。センサ装置20は、サーモパイルセンサ22を用いて、カバー21越しに室内のセンシング、具体的には室内の赤外線の放射量を検出して、2次元の熱画像を表した情報を取得する。サーモパイルセンサ22は、第1の人感知センサおよび第2の人感知センサの一例である。センサ装置20は、取得した2次元の熱画像を表した情報を、通信機24を介して室内機10へ送信する。2次元の熱画像を表した情報は、第1の人感知センサにより取得された情報および第2の人感知センサにより取得された情報の一例である。
次に、図3の空気調和システムの機能構成について説明する。図5は、図3の空気調和システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5に示す室内機10は、制御部101と、通信部102と、記憶部103とを有する。制御部101は、室内機10の全体を制御する。制御部101は、リモコン40から送信されたセンサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報を、通信部102を介して受信する。記憶部103は、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報を記憶する。制御部101は、センサ装置20から送信された2次元の熱画像を表した情報、およびセンサ装置30から送信された2次元の熱画像を表した情報を、通信部102を介して受信する。記憶部103は、センサ装置20から送信された2次元の熱画像を表した情報、およびセンサ装置30から送信された2次元の熱画像を表した情報を記憶する。制御部101は、センサ装置20から送信された2次元の熱画像を表した情報、センサ装置30から送信された2次元の熱画像を表した情報、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成する。制御部101は、3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源が存在する領域から人Hが存在する領域を特定する。制御部101は、特定された領域が空調制御対象の領域となるように、風向を制御して、人Hの位置に応じた空調制御を行う。
センサ装置20は、制御部201と、駆動部202と、人感知センサ部203と、通信部204とを有する。制御部201は、センサ装置20の全体を制御する。制御部201は、駆動部202および人感知センサ部203を制御して、室内のセンシング、具体的には室内の赤外線の放射量を検出して、2次元の熱画像を表した情報を取得する。制御部201は、取得した2次元の熱画像を表した情報を、通信部204を介して室内機10へ送信する。センサ装置30は、センサ装置20と同様であるため、その説明については省略する。
リモコン40は、制御部401と、入力部402と、通信部403とを有する。制御部401は、リモコン40の全体を制御する。入力部402は、ユーザによるセンサ装置20の設置位置の選択入力、およびセンサ装置30の設置位置の選択入力を受け付ける。制御部401は、ユーザによるセンサ装置20の設置位置の選択入力に基づいて、センサ装置20の設置位置の情報を生成する。制御部401は、ユーザによるセンサ装置30の設置位置の選択入力に基づいて、センサ装置30の設置位置の情報を生成する。制御部401は、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報を、通信部403を介して室内機10へ送信する。
次に、図3の空気調和システムが実行する空調制御のための処理について説明する。図6は、図3の空気調和システム1が実行する空調制御のための処理のフローチャートである。
ステップS101において、まず、リモコン40の入力部402は、ユーザによるセンサ装置20の設置位置の選択入力、およびセンサ装置30の設置位置の選択入力を受け付ける。センサ装置20の設置位置の情報は、ユーザによるセンサ装置20の設置位置の選択入力に基づいて制御部401により生成される。センサ装置30の設置位置の情報は、ユーザによるセンサ装置30の設置位置の選択入力に基づいて制御部401により生成される。図7および図8は、本実施の形態1にかかるセンサ装置20,30の設置位置の情報を説明するための図である。センサ装置20,30の設置位置の情報は、図7に示すように室内機10の中心位置Cから鉛直方向に延びた線と床Dとの接点を基準点Eとした場合の基準点Eとの距離、すなわちXまたはYの情報と、図7に示すようにセンサ装置20,30の正面方向とセンサ装置20,30から上記基準点の方向とがなす角度、すなわちAまたはBの情報と、図8に示すようにたとえば室内を9つのエリアに分割した場合のセンサ装置20,30の設置エリア、すなわちエリア4またはエリア3の情報とを含む。センサ装置20,30の正面方向は、図4に示すサーモパイルセンサ22がモータ駆動による回転前に向いている方向である。リモコン40の画面には、上述した距離、角度、およびエリアをセンサ装置20,30毎にユーザに選択させるための選択入力画面が表示される。
次いで、リモコン40の制御部401は、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報を、通信部403を介して室内機10へ送信する(ステップS102)。
次いで、室内機10の制御部101は、ステップS102で送信されたセンサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報を、通信部102を介して受信する(ステップS103)。ステップS103で受信したセンサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報は記憶部103に記憶される。
ステップS104において、センサ装置20の制御部201は、駆動部202および人感知センサ部203を制御して、室内のセンシングを行い、2次元の熱画像を表した情報を取得する。センサ装置20のサーモパイルセンサ22は、モータ駆動によって右回転および左回転が可能であり、たとえば右回りに180°回転し、また左回りに180°回転する。2次元の熱画像を表した情報は、センサ出力が、ある閾値以上の値の画素の位置の情報と、当該センサ出力の際の上述したモータ駆動による駆動角度、すなわち上述したセンサ装置の正面方向と当該センサ出力の際のサーモパイルセンサ22が向いている方向とのなす角度(以下、「熱源角度」と称する。)の情報とを含む。サーモパイルセンサ22が、図4中の縦方向、すなわちy軸方向の画素数が80のセンサである場合、たとえば1〜20画素までを高さ50cmとし、21〜40画素までを高さ100cmとし、41〜60画素までを高さ150cmとし、61〜80画素までを高さ200cmとする。
次いで、センサ装置20の制御部201は、ステップS104で取得した2次元の熱画像を表した情報を、通信部204を介して室内機10へ送信する(ステップS105)。
ステップS106において、センサ装置30の制御部301は、駆動部302および人感知センサ部303を制御して、室内のセンシングを行い、2次元の熱画像を表した情報を取得する。
次いで、センサ装置30の制御部301は、ステップS106で取得した2次元の熱画像を表した情報を、通信部304を介して室内機10へ送信する(ステップS107)。
ステップS108において、室内機10の制御部101は、ステップS105で送信された2次元の熱画像を表した情報、およびステップS107で送信された2次元の熱画像を表した情報を、通信部102を介して受信する(ステップS108)。ステップS108で受信した、センサ装置20から送信された2次元の熱画像を表した情報およびセンサ装置30から送信された2次元の熱画像を表した情報は、それぞれ記憶部103に記憶される。
次いで、室内機10の制御部101は、センサ装置20から送信された2次元の熱画像を表した情報、センサ装置30から送信された2次元の熱画像を表した情報、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成する(ステップS109)。具体的には、センサ装置20の上述した距離、角度およびエリアの情報と、センサ装置30の上述した距離、角度およびエリアの情報と、センサ装置20が感知した熱源の高さおよび熱源角度の情報と、センサ装置30が感知した熱源の高さおよび熱源角度の情報とから、図9に示すテーブルを用いて、熱源の領域を特定し、3次元の熱源分布を表した情報を生成する。センサ装置20が感知した熱源の高さの情報は、センサ装置20からのセンサ出力が、ある閾値以上の値の画素の位置の情報である。センサ装置30が感知した熱源の高さの情報は、センサ装置30からのセンサ出力が、ある閾値以上の値の画素の位置の情報である。
図9は、本実施の形態1にかかる3次元の熱源分布を表した情報を生成する際に用いられるテーブルの一例を示す図である。図9に示すテーブルは、図8に示すセンサ装置20,30が設置されるエリアの組み合わせ毎に作成される。図9に示すテーブルは、空気調和機の設置業者またはユーザによって予め作成される。図9に示すテーブルは、センサ装置20のエリアがエリア4であり、センサ装置30のエリアがエリア3である場合のテーブルである。図9に示すように、センサ装置20の距離が500cmであり、角度が30°であり、エリアがエリア4であり、センサ装置30の距離が500cmであり、角度が30°であり、エリアがエリア3であり、センサ装置20が感知した熱源の高さが150cmであり、センサ装置20が感知した熱源の熱源角度が45°であり、センサ装置30が感知した熱源の高さが150cmであり、センサ装置30が感知した熱源の熱源角度が45°である場合は、熱源の領域がたとえば図2に示す領域aと特定される。
次いで、室内機10の制御部101は、ステップS109で生成された3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源が人Hのみか否かを判別する(ステップS110)。図10は、本実施の形態1にかかる3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源の一例を説明するための図である。図10に示すような3次元の熱源分布の場合、制御部101は、領域a、領域dおよび領域gの熱源は人の形に分布しているため、熱源は人Hであると判断することが可能である。人の形はあらかじめ定義されているものとする。図10に示すような3次元の熱源分布の場合、制御部101は、領域mの熱源は矩形に分布しているため、熱源は人H以外の、たとえばテレビであると判断することが可能である。ステップS110では、たとえば、ステップS109で生成された3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源が矩形の熱源を含まない場合は、熱源が人Hのみと判別することができる。
ステップS110での判別の結果、3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源が人Hのみでないときは(ステップS110でNo)、室内機10の制御部101は、3次元の熱源分布を表した情報の補正を行う(ステップS111)。3次元の熱源分布を表した情報の補正は、3次元の熱源分布を表した情報から、人H以外の熱源と判断された情報を除く処理をいう。たとえば、図10に示すような3次元の熱源分布の場合、制御部101は、3次元の熱源分布を表した情報において領域mの熱源を表した情報を除くように3次元の熱源分布を表した情報の補正を行う。
ステップS110での判別の結果、3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源が人Hのみであるとき(ステップS110でYes)、またはステップS111の後に、室内機10の制御部101は、3次元の熱源分布を表した情報から得られる熱源が存在する領域から人Hが存在する領域を特定する(ステップS112)。たとえば、図10に示すような3次元の熱源分布の場合、制御部101は、人Hが存在する領域は、領域a、領域dおよび領域gと特定する。
次いで、室内機10の制御部101は、ステップS112で特定された領域が空調制御対象の領域となるように、風向を制御して、当該領域に室内機10から送出される空気が供給されるようにして、人Hが存在する領域の空調制御を行って(ステップS113)、本処理を終了する。たとえば、人Hが存在する領域が、領域a、領域dおよび領域gと特定された場合、制御部101は、領域dが空調制御対象の領域となるように、風向を制御して、当該領域に室内機10から送出される空気が供給されるようにする。
図6に示した空調制御のための処理によれば、室内機10の設置位置に依存せずにセンサ装置20を設置することができる。また、室内の任意の位置に設置されたセンサ装置20からの2次元の熱画像を表した情報に基づいて、人Hの位置に応じた空調制御が行われる。センサ装置20の位置が固定されていないため、センサ装置20の設置位置を部屋の中の障害物などに応じてユーザが決めることができる。
図6に示した空調制御のための処理によれば、室内の任意の位置に設置されたセンサ装置20およびセンサ装置30からの2次元の熱画像を表した情報から生成される3次元の熱源分布を表した情報に基づいて、人Hが存在する領域が特定される。これにより、空気調和システム1では、3次元の熱源分布を表した情報が得られるため、人Hが存在する領域を精度よく特定することができ、人Hの位置に応じた空調制御を精度よく行うことができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2にかかる空気調和システムについて説明する。図11は、本発明の実施の形態2にかかる空気調和システム1Aの機能構成の一例を示すブロック図である。本発明の実施の形態2にかかる空気調和システム1Aは、主に、室内機10Aの制御部101Aの機能が異なる点が、上述した実施の形態1と異なる。実施の形態1と重複した構成および作用については説明を省略し、以下に異なる構成および作用についての説明を行う。
図11に示す室内機10Aは、制御部101Aと、通信部102Aと、記憶部103Aとを有する。制御部101Aは、第1の判別部104と、停止部105と、復帰部106とを有する。
第1の判別部104は、センサ装置20から前回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報と、センサ装置20から今回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報とを比較し、前回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置と、今回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置とに変化があるか否かを判別する。第1の判別部104は、センサ装置30から前回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報と、センサ装置30から今回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報とを比較し、前回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置と、今回の制御周期に受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置とに変化があるか否かを判別する。
停止部105は、第1の判別部104による判別の結果、熱源の位置に変化がない場合は、センサ装置30によるセンシングを停止させるための要求を、通信部102Aを介してセンサ装置30へ送信するとともに、通信部102Aによるセンサ装置30との通信を停止させる。
復帰部106は、センサ装置30との通信の停止後において、第1の判別部104による判別の結果、熱源の位置に変化がある場合は、通信部102Aによるセンサ装置30との通信を復帰させるとともに、センサ装置30によるセンシングを復帰させるための要求を、通信部102Aを介してセンサ装置30へ送信する。
次に、図11の空気調和システムが実行する空調制御のための処理について説明する。図12は、図11の空気調和システム1Aが実行する空調制御のための処理のフローチャートである。図12の空調制御のための処理は、上述した図6の空調制御のための処理におけるステップS104からステップS108までの処理に相当する。
ステップS201において、センサ装置20,30は、それぞれ室内のセンシングを行い、それぞれ2次元の熱画像を表した情報を取得する。
次いで、センサ装置20,30は、ステップS201でそれぞれ取得した2次元の熱画像を表した情報をそれぞれ室内機10Aへ送信する(ステップS202)。
次いで、室内機10Aは、ステップS202でそれぞれ送信された2次元の熱画像を表した情報をそれぞれ受信する(ステップS203)。ステップS203でそれぞれ受信された2次元の熱画像を表した情報はそれぞれ記憶部103Aに記憶される。ステップS203でそれぞれ受信した2次元の熱画像を表した情報は、前回の制御周期に受信した第1の人感知センサにより取得された第1の取得情報および前回の制御周期に受信した第2の人感知センサにより取得された第3の取得情報に相当する。
次いで、センサ装置20,30は、それぞれ室内のセンシングを行い、それぞれ2次元の熱画像を表した情報を取得する(ステップS204)。
次いで、センサ装置20,30は、ステップS204でそれぞれ取得した2次元の熱画像を表した情報をそれぞれ室内機10Aへ送信する(ステップS205)。
次いで、室内機10Aは、ステップS205でそれぞれ送信された2次元の熱画像を表した情報をそれぞれ受信する(ステップS206)。ステップS206でそれぞれ受信した2次元の熱画像を表した情報はそれぞれ記憶部103Aに記憶される。ステップS206でそれぞれ受信した2次元の熱画像を表した情報は、今回の制御周期に受信した第1の人感知センサにより取得された第2の取得情報および今回の制御周期に受信した第2の人感知センサにより取得された第の取得情報に相当する。
次いで、室内機10Aの第1の判別部104は、ステップS203でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報と、ステップS206でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報とを比較し、ステップS203でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置と、ステップS206でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置とに変化があるか否かを判別する(ステップS207)。室内機10Aの第1の判別部104は、ステップS203でセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報と、ステップS206でセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報とを比較し、ステップS203でセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置と、ステップS206でセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置とに変化があるか否かを判別する(ステップS207)。
ステップS207での判別の結果、センサ20が感知した熱源の位置、およびセンサ30が感知した熱源の位置の少なくとも一方の熱源の位置に変化があるときは(ステップS207でYes)、ステップS204の処理に戻る。
ステップS207での判別の結果、熱源の位置に変化がないときは(ステップS207でNo)、室内機10Aの停止部105は、センサ装置30によるセンシングを停止させるための要求を、通信部102Aを介してセンサ装置30へ送信するとともに、通信部102Aによるセンサ装置30との通信を停止させる(ステップS208)。ステップS208で送信されたセンシングを停止させるための要求を受信したセンサ装置30は、室内のセンシングを停止する。
次いで、センサ装置20は、室内のセンシングを行い、2次元の熱画像を表した情報を取得する(ステップS209)。
次いで、センサ装置20は、ステップS209で取得した2次元の熱画像を表した情報を室内機10Aへ送信する(ステップS210)。
次いで、室内機10Aは、ステップS210で送信された2次元の熱画像を表した情報を受信する(ステップS211)。ステップS211で受信した2次元の熱画像を表した情報は記憶部103Aに記憶される。ステップS211の後の、上述した図6の空調制御のための処理におけるステップS109に相当する処理では、ステップS211でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報、ステップS206でセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成する。
次いで、室内機10Aの第1の判別部104は、ステップS206でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報と、ステップS211でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報とを比較し、ステップS206でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置と、ステップS211でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報から得られる熱源の位置とに変化があるか否かを判別する(ステップS212)。
ステップS212での判別の結果、熱源の位置に変化がないときは(ステップS212でNo)、ステップS209の処理に戻る。
ステップS212での判別の結果、熱源の位置に変化があるときは(ステップS212でYes)、室内機10Aの復帰部106は、通信部102Aによるセンサ装置30との通信を復帰させるとともに、センサ装置30によるセンシングを復帰させるための要求を、通信部102Aを介してセンサ装置30へ送信して(ステップS213)、ステップS204の処理に戻る。ステップS213で送信されたセンシングを復帰させるための要求を受信したセンサ装置30は、室内のセンシングを行う。
図12に示した空調制御のための処理によれば、熱源の位置に変化がないときは、センサ装置30は室内のセンシングを停止し、室内機10Aでは通信部102Aによるセンサ装置30との通信を停止する。これにより、空気調和システム1Aの消費電力を少なくすることができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3にかかる空気調和システムについて説明する。図13は、本発明の実施の形態3にかかる空気調和システム1Bの機能構成の一例を示すブロック図である。本発明の実施の形態3にかかる空気調和システム1Bは、主に、室内機10Bの制御部101Bの機能が異なる点が、上述した実施の形態1と異なる。実施の形態1と重複した構成および作用については説明を省略し、以下に異なる構成および作用についての説明を行う。
図13に示す室内機10Bは、制御部101Bと、通信部102Bと、記憶部103Bとを有する。制御部101Bは、第2の判別部107と、破棄部108とを有する。
第2の判別部107は、センサ装置20との通信が正常に行われたか否かを判別する。第2の判別部107は、センサ装置30との通信が正常に行われたか否かを判別する。
破棄部108は、第2の判別部107による判別の結果、センサ装置20との通信が正常に行われていないときは、当該通信においてセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報を破棄する。破棄部108は、第2の判別部107による判別の結果、センサ装置30との通信が正常に行われていないときは、当該通信においてセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報を破棄する。
次に、図13の空気調和システムが実行する空調制御のための処理について説明する。図14は、図13の空気調和システム1Bが実行する空調制御のための処理のフローチャートである。図14の空調制御のための処理は、上述した図6の空調制御のための処理におけるステップS104からステップS108までの処理に相当する。
ステップS301において、センサ装置20,30は、それぞれ室内のセンシングを行い、それぞれ2次元の熱画像を表した情報を取得する。
次いで、センサ装置20,30は、ステップS301でそれぞれ取得した2次元の熱画像を表した情報をそれぞれ室内機10Bへ送信する(ステップS302)。
次いで、室内機10Bは、ステップS302でそれぞれ送信された2次元の熱画像を表した情報をそれぞれ受信する(ステップS303)。ステップS303でそれぞれ受信した2次元の熱画像を表した情報はそれぞれ記憶部103Bに記憶される。
次いで、室内機10Bの第2の判別部107は、センサ装置20との通信が正常に行われたか否かを判別する(ステップS304)。ステップS304では、第2の判別部107は、たとえばセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報に付加されているチェックサムと、当該2次元の熱画像を表した情報から算出されたチェックサムとが一致しているか否かによって、センサ装置20との通信が正常に行われたか否かを判別する。ステップS304では、第2の判別部107は、たとえば予め設定された応答時間内にセンサ装置20から応答があったか否かによっても、センサ装置20との通信が正常に行われたか否かを判別することができる。
ステップS304での判別の結果、センサ装置20との通信が正常に行われていないときは(ステップS304でNo)、室内機10Bの破棄部108は、当該通信においてセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報、すなわちステップS303でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報を破棄する(ステップS305)。ステップS305の後の、上述した図6の空調制御のための処理におけるステップS109に相当する処理では、センサ装置20から前回受信した2次元の熱画像を表した情報、ステップS303でセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成する。
ステップS304での判別の結果、センサ装置20との通信が正常に行われているとき(ステップS304でYes)、またはステップS305の後、室内機10Bの第2の判別部107は、センサ装置30との通信が正常に行われたか否かを判別する(ステップS306)。ステップS306では、第2の判別部107は、たとえばセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報に付加されているチェックサムと、当該2次元の熱画像を表した情報から算出されたチェックサムとが一致しているか否かによって、センサ装置30との通信が正常に行われたか否かを判別する。ステップS306では、第2の判別部107は、たとえば予め設定された応答時間内にセンサ装置30から応答があったか否かによっても、センサ装置30との通信が正常に行われたか否かを判別することができる。
ステップS306での判別の結果、センサ装置30との通信が正常に行われていないときは(ステップS306でNo)、室内機10Bの破棄部108は、当該通信においてセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報、すなわちステップS303でセンサ装置30から受信した2次元の熱画像を表した情報を破棄する(ステップS307)。ステップS307の後の、上述した図6の空調制御のための処理におけるステップS109に相当する処理では、ステップS303でセンサ装置20から受信した2次元の熱画像を表した情報、センサ装置30から前回受信した2次元の熱画像を表した情報、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成する。ステップS305およびステップS307の後の、上述した図6の空調制御のための処理におけるステップS109に相当する処理では、センサ装置20から前回受信した2次元の熱画像を表した情報、センサ装置30から前回受信した2次元の熱画像を表した情報、センサ装置20の設置位置の情報、およびセンサ装置30の設置位置の情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成する。
ステップS306での判別の結果、センサ装置30との通信が正常に行われているとき(ステップS306でYes)、またはステップS307の後、ステップS301の処理に戻る。
図14に示した空調制御のための処理によれば、室内機10Bとセンサ装置20,30との通信が正常に行われていないときでも、通信が正常に行われているときの2次元の熱画像を表した情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成するため、人Hの位置に応じた空調制御が不適切に行われることを抑制することができる。
図14に示した空調制御のための処理によれば、どちらか一方のセンサ装置20,30と室内機10Bとの通信が正常に行われていないときでも、他方のセンサ装置20,30と室内機10Bとの通信が正常に行われていれば、人Hの位置に応じた空調制御が不適切に行われることを抑制することができる。センサ装置20とセンサ装置30とが同一の機能を有するため、2次元の熱画像を表した情報を取得するという機能に関し、一方のセンサ装置20,30が他方のセンサ装置20,30の機能を補完することができるためである。
上述した各実施の形態では、同一の機能を有する2つのセンサ装置を用いているため、どちらか一方のセンサ装置が故障した場合においても、他方のセンサ装置によって室内のセンシングを行うことができ、人の位置に応じた空調制御を行うことができる。上述した各実施の形態では、2つのセンサ装置を用いたが、3つ以上のセンサ装置を用いて、人の位置に応じた空調制御を行うこともできる。
上述した各実施の形態では、人の位置に応じた空調制御を行ったが、同様に、犬または猫といった動物の位置に応じた空調制御を行うこともできる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略および変更することも可能である。
1,1A,1B 空気調和システム、10,10A,10B 室内機、11 マイコン、12 通信回路、13 メモリ、20,30 センサ装置、21 カバー、22 サーモパイルセンサ、23 本体、24 通信機、40 リモコン、101,101A,101B,201,301,401 制御部、102,102A,102B,204,304,403 通信部、103,103A,103B 記憶部、104 第1の判別部、105 停止部、106 復帰部、107 第2の判別部、108 破棄部、202,302 駆動部、203,303 人感知センサ部、402 入力部、H 人。

Claims (4)

  1. 室内機と、
    前記室内機と分離し、室内の任意の位置に設置可能な第1のセンサ装置と、
    前記室内機と分離し、前記室内の任意の位置に設置可能な第2のセンサ装置とを備え、
    前記室内機は、
    前記第1のセンサ装置および前記第2のセンサ装置と無線により通信する通信部と、
    前記室内の空調制御を行う制御部とを備え、
    前記第1のセンサ装置は、
    第1の人感知センサと、
    前記室内機と無線により通信する通信部と、
    前記第1の人感知センサにより取得された情報を、前記通信部を介して前記室内機へ送信する制御部とを備え、
    前記第2のセンサ装置は、
    第2の人感知センサと、
    前記室内機と無線により通信する通信部と、
    前記第2の人感知センサにより取得された情報を、前記通信部を介して前記室内機へ送信する制御部とを備え、
    前記室内機の制御部は、前記第1の人感知センサにより取得された情報、前記第2の人感知センサにより取得された情報、前記第1のセンサ装置の設置位置の情報および前記第2のセンサ装置の設置位置の情報に基づいて、前記空調制御を行い、
    前記室内機の制御部は、
    前記第1のセンサ装置から前回の制御周期に受信した前記第1の人感知センサにより取得された第1の取得情報と、今回の制御周期に受信した前記第1の人感知センサにより取得された第2の取得情報とを比較し、また前記第2のセンサ装置から前回の制御周期に受信した前記第2の人感知センサにより取得された第3の取得情報と、今回の制御周期に受信した前記第2の人感知センサにより取得された第4の取得情報とを比較して、前記第1の取得情報から得られる熱源の位置と、前記第2の取得情報から得られる前記熱源の位置とに変化があるか否かを判別し、また、前記第3の取得情報から得られる前記熱源の位置と、前記第4の取得情報から得られる前記熱源の位置とに変化があるか否かを判別する第1の判別部と、
    前記第1の判別部による判別の結果、前記第1の取得情報から得られる前記熱源の位置と、前記第2の取得情報から得られる前記熱源の位置とに変化がない場合、かつ前記第3の取得情報から得られる前記熱源の位置と、前記第4の取得情報から得られる前記熱源の位置とに変化がない場合は、前記第2のセンサ装置によるセンシングを停止させるための要求を、前記通信部を介して前記第2のセンサ装置へ送信するとともに、前記通信部による前記第2のセンサ装置との通信を停止させる停止部と、
    前記第2のセンサ装置との通信の停止後において、前記第1の人感知センサにより取得された情報から得られる前記熱源の位置に変化がある場合は、前記通信部による前記第2のセンサ装置との通信を復帰させるとともに、前記第2のセンサ装置によるセンシングを復帰させるための要求を、前記通信部を介して前記第2のセンサ装置へ送信する復帰部とをさらに備える
    ことを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記第1の人感知センサにより取得された情報および前記第2の人感知センサにより取得された情報は、それぞれ2次元の熱画像を表した情報であり、
    前記室内機の制御部は、前記第1の人感知センサにより取得された情報、前記第2の人感知センサにより取得された情報、前記第1のセンサ装置の設置位置の情報および前記第2のセンサ装置の設置位置の情報から3次元の熱源分布を表した情報を生成し、当該3次元の熱源分布を表した情報に基づいて、前記熱源の位置に応じた前記空調制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記第1のセンサ装置の設置位置の情報および前記第2のセンサ装置の設置位置の情報は、それぞれユーザによる前記室内機のリモコンを介した入力に基づいて生成され、前記リモコンから前記室内機に送信される
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  4. 前記室内機の制御部は、
    前記第1のセンサ装置との通信が正常に行われたか否かを判別し、また前記第2のセンサ装置との通信が正常に行われたか否かを判別する第2の判別部と、
    前記第2の判別部による判別の結果、前記第1のセンサ装置との通信が正常に行われていないときは、当該通信において前記第1のセンサ装置から受信した前記第1の人感知センサにより取得された情報を破棄し、また前記第2のセンサ装置との通信が正常に行われていないときは、当該通信において前記第2のセンサ装置から受信した前記第2の人感知センサにより取得された情報を破棄する破棄部とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
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