JP6781411B2 - 金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備 - Google Patents

金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備 Download PDF

Info

Publication number
JP6781411B2
JP6781411B2 JP2018068572A JP2018068572A JP6781411B2 JP 6781411 B2 JP6781411 B2 JP 6781411B2 JP 2018068572 A JP2018068572 A JP 2018068572A JP 2018068572 A JP2018068572 A JP 2018068572A JP 6781411 B2 JP6781411 B2 JP 6781411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate thickness
gauge
rolling
thickness
metal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018068572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019177400A (ja
Inventor
開 小玉
開 小玉
太基 宮野
太基 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2018068572A priority Critical patent/JP6781411B2/ja
Publication of JP2019177400A publication Critical patent/JP2019177400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781411B2 publication Critical patent/JP6781411B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

本発明は、自動板厚制御(AGC:Automatic Gage Control)を用いた金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備に関する。
AGCの一つにモニタリングAGCがある。モニタリングAGCは、金属板を圧延機で圧延するにあたり、圧延機で圧延された金属板の出側板厚を板厚計で実測し、測定された出側板厚と目標板厚との偏差がゼロになるようにフィードバック制御により圧延機のロールギャップを制御する制御方式である。
モニタリングAGCの制御ゲインが小さいときには、実板厚が目標板厚に収束するまでの時間が長く、制御ゲインが大きいときにはハンチングを生じて板厚精度が悪化する。また従来の方法では、圧延点から板厚計までの搬送時間(制御系のむだ時間)によって生じる、圧下点での板厚と板厚計で測定した板厚のずれにより適正な制御量が算出されず板厚精度が悪化するおそれがある。
モニタリングAGCの制御ゲインの向上、制御開始タイミングの早期化を図るため、スミス補償器を追加してむだ時間を補償する試みがある。図4(a)に通常のフィードバック制御系の構成を示し、図4(b)にスミス補償法のフィードバック制御系の構成を示す。スミス補償器を追加することで、むだ時間e-Lp・sを制御ループの外側に出して一次遅れ系として制御することが可能となる。
例えば特許文献1には、金属板の先端が圧延機到達後から圧延機の後面側に設置された板厚計に達するまでは、ゲージメータ式で推定した板厚が目標板厚となるように圧下位置を制御し、金属板の先端が板厚計に達した後は、板厚計で検出した板厚と検出点における圧延時の目標板厚との差分で補正したゲージメータ式で推定した板厚が目標板厚となるように圧下位置を制御し、金属板の先端が板厚計に達したときの圧延点が板厚計に達した後は、板厚計で検出した板厚を用いる板厚制御方法が開示されている。
ところが、スミス補償器をモニタリングAGCに追加して実機による圧延試験を行ったところ、その試験結果を図5に示すように、モニタリングAGCによる圧延機の操作量が不安定となり、それに伴い狙い厚偏差が増大することが判明した。なお、図5(a)中縦軸はモニタリングAGCの操作量であり、横軸は板長手方向の位置である。また、図5(b)中縦軸は出側板厚の狙い厚からの偏差であり、横軸は板長手方向の位置であって図中左側が噛み込み端である。
特開昭61−86019号公報
本発明の目的は、モニタリングAGCが安定するまでの時間を短くし、板厚計および圧延機間の搬送時間(むだ時間)が長い制御系においても安定して板厚精度を向上させることにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため、スミス補償器を実機に導入した際にモニタリングAGCが不安定になる原因について鋭意研究を行った。スミス補償法は、制御対象のむだ時間の正確な同定を前提とするが、実際の操業では、シミュレーションとは異なり板厚計の誤差、先進率の変動に起因するトラッキング誤差、ゲージメータ板厚と実際の板厚との誤差等の外乱が生じるため制御が不安定になる。本発明では、スミス補償法をモニタリングAGCに適用するのに加えて指数平滑化処理を導入したことで非常に良好な制御が得られた。
具体的には、本発明の第1の態様は、金属板を圧延機で圧下する際の圧下点での板厚をゲージメータ式からゲージメータ板厚として算出し、該ゲージメータ板厚を前記圧延機の後面に設置された板厚計の測定点までトラッキングし、前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分をモニタリング操作量として、前記目標板厚になるように前記圧延機における圧下位置をダイナミックに制御する金属板の板厚制御方法であって、前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分である前記モニタリング操作量を指数平滑化したものを補正後のモニタリング操作量として、前記目標板厚になるように前記圧延機における圧下位置をダイナミックに制御する金属板の板厚制御方法である。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様において、前記ゲージメータ板厚の算出周期と前記板厚計の測定周期とを同じに設定する金属板の板厚制御方法である。
本発明の第3の態様は、本発明の第1または第2の態様の金属板の板厚制御方法を用いて金属板を圧延することを特徴とする金属板の製造方法である。
本発明の第4の態様は、金属板を圧延機で圧下する際の圧下点での板厚をゲージメータ式からゲージメータ板厚として算出し、該ゲージメータ板厚を前記圧延機の後面に設置された板厚計の測定点までトラッキングし、前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分をモニタリング操作量として、前記目標板厚になるように前記圧延機における圧下位置をダイナミックに制御する金属板の板厚制御装置であって、前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分である前記モニタリング操作量を指数平滑化により補正する指数平滑回路を備える金属板の板厚制御装置である。
本発明の第5の態様は、本発明の第4の態様において、前記ゲージメータ板厚の算出周期と前記板厚計の測定周期とを同じに設定する金属板の板厚制御装置である。
本発明の第6の態様は、金属板を圧延する圧延機と、本発明の第4または第5の態様の金属板の板厚制御装置とを備える金属板の製造設備である。
本発明によれば、指数平滑回路によってモニタリング操作量の急激な変化が抑制されるため、圧下点と板厚計間の距離およびモニタリングAGCの操作量のゲインの大小にかかわらず、実板厚が目標板厚に円滑にかつ早く収束する。また、指数平滑定数(ゲイン)を調整することでモニタリングAGCの応答性を調整することも可能になる。
本発明の一実施形態の板厚制御方法および装置を適用した金属板の製造設備の要部概略構成図である。 本発明の実施形態の板厚制御装置のブロック線図である。 (a)は、本発明の実施例による自動板厚制御を行ったときの、指数平滑回路で補正されたモニタリングAGCの操作量の変位を示すグラフであり、(b)は、そのときの狙い厚に対する板厚偏差を示すグラフである。 (a)は通常のフィードバック制御系の構成を示すブロック線図であり、(b)はスミス法を導入したフィードバック制御系の構成を示すブロック線図である。 従来の自動板厚制御を行った場合のモニタリングAGCの操作量の板厚方向での変位を示すグラフであり、(b)は、そのときの狙い厚に対する板厚偏差を示すグラフである。
以下、モニタリングAGCを用いた本発明の金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の板厚制御方法および装置を適用した金属板の製造設備の要部概略構成図である。この製造設備は、鋼板等の金属板を圧延する圧延機1を備える。圧延機1は、上下のワークロール1a,1bと上下のバックアップロール1c,1dを備える。本実施形態の製造設備の例では、図の左側から鋼板等の金属板が搬送され、圧延機1によって図の左側から右側へ目標板厚となるよう圧延される。所定板厚に圧延された金属板は図の右側に設けられた図示しない後工程に搬送される。圧延機は可逆式、非可逆式のどちらでもよい。図1中、hGM(TRK)は後述するトラッキングしたゲージメータ板厚を示し、ΔhGMは測定板厚hγとトラッキングしたゲージメータ板厚hGM(TRK)との偏差と、圧下点でのゲージメータ板厚hGM(圧下点)と目標板厚hとの偏差と、の差を示し、ΔSは基準ギャップと実績ギャップの差を示す。
本実施形態における金属板の板厚制御装置は、圧延機1の後面側に配置され、金属板の出側板厚を実測するγ線板厚計等の板厚計2と、上下のワークロール1a,1b間の開度、つまり圧下位置を調整する例えば油圧シリンダからなる開度変更機構3と、圧下時の圧延荷重Pを測定する荷重計(ロードセル)4と、ワークロール1a,1bによる圧下位置を検出する圧下位置検出器5と、モニタリング制御器6と、板厚制御器7とを備え、圧延機1にて測定した圧延荷重Pおよびロール開度に基づき推定したゲージメータ板厚hGMを用いて板厚制御を行うゲージメータAGCと、板厚計2による測定板厚hγを用いて板厚制御を行うモニタリングAGCとを併用したものある。
図2に、板厚制御系のブロック線図を示す。なお、図中、「h」は出側板厚(実板厚)、「S」はロール開度(最終的なワークロール1a,1b間のギャップ)、「P」は圧延荷重(実荷重)、「K」はミル定数、「Km」は予測ミル定数、「M」は塑性定数、「Kg」は制御ゲイン、「α」はチューニング率、「hγ」は測定板厚(実厚)、「PI」はPI制御コントローラ、「Sagc−mon」はモニタリングAGC後の指示ギャップ、「Sagc−ag」はゲージメータAGCの操作量、また、図中、文字または記号に付された「0」は目標値を、「Δ」は偏差をそれぞれ表す。また、図中の符号9は、ロール開度Sから圧延荷重Pを逆算する圧延荷重演算部であり、符号10は、ゲージメータAGC操作量演算部であり、符号11は、ゲージメータ厚演算部、符号12は、測定板厚hγとトラッキングしたゲージメータ厚hGM(TRK)との差を生成する加算部であり、符号13は、測定板厚hγとトラッキングしたゲージメータ厚hGM(TRK)との差と、圧下点でのゲージメータ厚hGM(圧下点)と目標板厚hとの差との偏差を生成する加算部であり、符号14は、モニタリング操作量とロール開度の目標Sとの差を生成する加算部である。
まず、ゲージメータAGCについて説明する。塑性変動や入側板厚変動によって荷重変動(図中ΔPで示す差荷重)が生じると、ゲージメータ式の考え方に従い出側板厚変動は、ミル定数Kを用いて以下の(1)式のよう表される。
Δh=ΔP/K ・・・・・(1)
この出側板厚変動Δhを、開度操作により補償するのがゲージメータAGCの考え方であり、補償量Sagc−agは、荷重変動ΔP、チューニング率α、および予想ミル定数Kmを用いて以下の(2)式となる。なお、チューニング率αは0≦α≦1の範囲の値をもち、いわゆる制御ゲインと呼ばれるものである。
agc−ag=α・ΔP/Km ・・・・・(2)
すなわち、ゲージメータAGCでは、荷重の増加に対してワークロール1a,1bを閉めこむよう補償することで板厚変動が除去される。
これに対して、モニタリングAGCは、板厚計2による測定板厚hγと目標板厚hの差を操作量として用い、比例積分制御により板厚を補償する。ゲージメータAGCではゲージメータ式の誤差により板厚を狙い厚に正確に制御することは困難であるが、モニタリングAGCでは実測した板厚をフィードバックするため、狙い厚偏差の除去に大きく寄与することができる。しかし、モニタリングAGCの問題点は、圧延機1による圧下点と板厚計2の測定点とのずれにより生じる搬送時間遅れによって制御系にむだ時間が発生することである。そこで本実施形態では、スミス補償器を追加してむだ時間を補償する。スミス補償器では動特性モデルを用いることでプロセスの活動を予測して制御を行うが、本実施形態ではこの動特性モデルとしてゲージメータ式を用いる。ゲージメータ板厚hGMは、ミル定数Kを用いて、以下の(3)式のように表される。
なお、βはゲージメータ厚補正項である。
GM=P/K+S+β・・・・(3)
また、図2のブロック線図中の「e-Ls」は圧延機1から板厚計2までの搬送時間遅れによって生じるむだ時間であり、実際には圧下点でのゲージメータ板厚hGMを板厚計2の位置までトラッキングするトラッキング部である。このため、スミス補償器を導入する際には先進率の変動によるトラッキング誤差やゲージメータ誤差等が生じ、モニタリングAGCの操作量が不安定となるおそれがある。そこで、本実施形態の板厚制御装置は、圧下点からトラッキングしたゲージメータ板厚hGM(TRK)と板厚計2で実測した測定板厚hγとの差と、圧下点でのゲージメータ板厚hGM(圧下点)と目標板厚hとの差とを補償すべきモニタリング操作量とする場合に、該モニタリング操作量を指数平滑化により補正し、その値を板厚制御器7に補正後のモニタリング操作量として加える指数平滑回路8を備える。指数平滑回路8は図2中の加算部13の後に配置してもよい。指数平滑回路8による処理は以下の(4)式により表される。
出力=a×入力+(1−a)×出力i−1・・・・(4)
なお、入力は指数平滑回路に入力される補正前のモニタリング操作量であり、出力は指数平滑回路から出力された指数平滑化により補正されたモニタリグ操作量であり、出力i−1は前回出力値である。また、aは平滑定数であり、0<a<1の範囲の値をもつ。平滑定数aが大きいと、入力値への重みづけが大きくなるので平滑化の程度が低くなり、平滑定数aが小さいと前回出力値に対する重みづけが大きくなるので平滑化の程度は大きくなる。トラッキング誤差やゲージメータ誤差等は圧延機毎に異なることから最適な平滑定数aは圧延機毎に異なるが、発明者らの研究により、aを例えば0.02〜0.10の範囲することでモニタリングAGCのモニタリング操作量を概ね安定化させることができることが判った。
また、圧下点でのゲージメータ板厚hGM(圧下点)の算出周期と板厚計2のサンプリング周期とが不一致であると制御量悪化の要因にもなり得ることから、本実施形態のように、板厚計のサンプリング周期を調整するサンプリング周期調整部15を備えることが好ましい。このサンプリング周期調整部15は、板厚計2による板厚hγのサンプリング周期を圧下点でのゲージメータ板厚hGM(圧下点)の算出周期と同じにする機能を有する。
以上説明したように、モニタリングAGCにおけるモニタリング操作量を指数平滑化により補正することでモニタリングAGCのモニタリング操作量を安定化させ板内変動を抑制することができる。また、圧下点でのゲージメータ板厚の算出周期と板厚計のサンプリング周期とを同じにすることで板内変動をさらに抑制することが可能にある。
実施例として、図1,2に示した圧延機および板厚制御装置を用いて、金属板として厚み10mmの鋼板を目標板厚8mmとなるよう圧延を行った。板厚計にはγ線板厚計を用いた。本実施例では、板厚計のサンプリング周期を100mm間隔とするとともに、圧下点の圧延荷重Pおよび圧下点でのゲージメータ板厚hGMを100mm間隔でトラッキングし、トラッキング点が板厚計に達した際に板厚計の測定板厚hγとトラッキングしたゲージメータ板厚hGM(TRK)との差を求め、この差と、圧下点でのゲージメータ板厚hGM(圧下点)および目標板厚h間の差との偏差をモニタリング操作量として目標板厚になるように前記圧延機における圧下位置をダイナミックに制御する際に、このモニタリング操作量を指数平滑回路で指数平滑化して補正し、その補正後の値を板厚制御器にモニタリング操作量として加えた。指数平滑回路の平滑定数は0.04とした。また、板厚制御装置における主な条件は、ミル定数900ton/mm、予測ミル定数950ton/mm、および塑性定数1500ton/mmとした。
本実施例による自動板厚制御を行った場合のモニタリングAGCの、指数平滑回路で補正されたモニタリング操作量(図中「モニタ操作量」または「モニタリングAGC操作量」と記載する。)を図3(a)に、狙い厚に対する板厚偏差(図中「γ厚偏差」または「狙い厚偏差」と記載する。)を図3(b)にそれぞれ示す。このように、本発明を適用することで、モニタリングAGCのモニタリング操作量が安定し、狙い厚に対する板厚偏差が早期に収束することが確認された。
本発明により、モニタリングAGCが安定するまでの時間を短くし、板厚計および圧延機間の搬送時間(むだ時間)が長い制御系においても安定して板厚精度を向上させることが可能となった。
1 圧延機
1a,1b ワークロール
1c,1d バックアップロール
2 板厚計
3 開度変更機構
4 荷重計
5 圧下位置検出器
6 モニタリング制御器
7 板厚制御器
8 指数平滑回路
9 圧延荷重演算部
10 ゲージメータAGC操作量演算部
11 ゲージメータ厚演算部
12,13,14 加算部
15 サンプリング周期調整部

Claims (6)

  1. 金属板を圧延機で圧下する際の圧下点での板厚をゲージメータ式からゲージメータ板厚として算出し、該ゲージメータ板厚を前記圧延機の後面に設置された板厚計の測定点までトラッキングし、前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分をモニタリング操作量として、前記目標板厚になるように前記圧延機における圧下位置をダイナミックに制御する金属板の板厚制御方法であって、
    前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分である前記モニタリング操作量を指数平滑化したものを補正後のモニタリング操作量として、前記目標板厚になるように前記圧延機における圧下位置をダイナミックに制御することを特徴とする金属板の板厚制御方法。
  2. 前記ゲージメータ板厚の算出周期と前記板厚計の測定周期とを同じに設定することを特徴とする、請求項1に記載の金属板の板厚制御方法。
  3. 請求項1または2に記載の金属板の板厚制御方法を用いて金属板を圧延することを特徴とする金属板の製造方法。
  4. 金属板を圧延機で圧下する際の圧下点での板厚をゲージメータ式からゲージメータ板厚として算出し、該ゲージメータ板厚を前記圧延機の後面に設置された板厚計の測定点までトラッキングし、前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分をモニタリング操作量として、前記目標板厚になるように前記圧延機における圧下位置をダイナミックに制御する金属板の板厚制御装置であって、
    前記測定点において前記板厚計で測定した板厚と前記トラッキングした前記ゲージメータ板厚との偏差と、前記圧下点での前記ゲージメータ板厚と目標板厚との偏差との差分である前記モニタリング操作量を指数平滑化により補正する指数平滑回路を備えることを特徴とする金属板の板厚制御装置。
  5. 前記ゲージメータ板厚の算出周期と前記板厚計の測定周期とを同じに設定することを特徴とする、請求項4に記載の金属板の板厚制御装置。
  6. 金属板を圧延する圧延機と、請求項4または5に記載の金属板の板厚制御装置とを備えることを特徴とする金属板の製造設備。
JP2018068572A 2018-03-30 2018-03-30 金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備 Active JP6781411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018068572A JP6781411B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018068572A JP6781411B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019177400A JP2019177400A (ja) 2019-10-17
JP6781411B2 true JP6781411B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=68277451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018068572A Active JP6781411B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6781411B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113932721B (zh) * 2021-10-19 2024-01-19 济南邦威仪器有限公司 一种板材铺粉厚度检测设备及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019177400A (ja) 2019-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101147918A (zh) 利用前滑自适应动态修正带钢厚度偏差的控制方法
JPS641208B2 (ja)
JP6781411B2 (ja) 金属板の板厚制御方法および装置並びに金属板の製造方法および設備
JP5251427B2 (ja) 金属板材の板厚制御装置及び塑性係数推定用関数設定方法
KR20200143355A (ko) 판 두께 제어 장치 및 판 두께 제어 방법
JP2014210275A (ja) 板厚制御方法および板厚制御装置
KR102367345B1 (ko) 플랜트 제어 장치 및 플랜트 제어 방법
JP2019098370A (ja) ゲージメータ板厚誤差の推定方法、板厚制御方法、被圧延材の製造方法および板厚制御装置
JP2002346616A (ja) 板厚制御方法
JPH0413411A (ja) 熱間連続圧延機における通板時の板厚制御方法
JPH0413413A (ja) 熱間連続圧延機における通板時の板厚制御方法
JP3466523B2 (ja) 板厚制御方法
JP3267841B2 (ja) 位相補償機能つき制御装置
JP3241585B2 (ja) 板厚制御装置
JPS6124082B2 (ja)
JPS6224809A (ja) 熱間圧延における板幅制御方法
JPH0475714A (ja) 熱間連続圧延機の先端板厚制御方法
JPH08332506A (ja) テーパプレートの板厚制御方法
JP6520864B2 (ja) 圧延機の板厚制御方法および装置
JP2023163603A (ja) 制御システムおよび制御方法
JPH038845B2 (ja)
JPH0818058B2 (ja) 厚板圧延の自動板厚制御方法
JPH06238313A (ja) 厚板材の圧延方法
JPH0739914A (ja) 熱間圧延機の板厚制御方法
JPH03151109A (ja) 熱間連続圧延機における通板時の板厚制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250