JP6773741B2 - 車両のフロントカウル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロントカウル構造に関する。
従来、スポーツ系の車両において、ボディーカバー等のカウリング部品により車体前方からの走行風を車体該表面に流れるようにすることがある。そして、フロンカウルにおいて、正面視で露出する開口を備え、車体前方からの走行風をカウルの裏側に流す構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−159881号公報
正面視で露出する開口を通じて車体前方からの走行風をカウルの裏側に流す構造とすることで走行風の流れをスムーズにするようにしているが、カウリングの外表面に走行風が流れているため、車体をバンクさせようとする時には負荷になる場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車体外装部品を介して走行風を整流し、車体をバンクさせ易くすることを目的とする。
本発明は、車体前部のヘッドライト(70)外周を覆うフロントカウル(40)を備え、該フロントカウル(40)は、車体後上方に指向する上面部(40a)を備え、該上面部(40a)は円弧状をなし、略V字状に切欠かれる中央切欠き部(40b)を備え、該中央切欠き部(40b)にバイザー(71)を備える車両のフロントカウル構造において、前記上面部(40a)の前記中央切欠き部(40b)を形成する縁部分(40c)に、正面および側面から視認できる開口部(85)を備え、ミラー部材(87)が、前記上面部(40a)に設けられる支持部(87a)によって前記上面部(40a)に固定され、前記支持部(87a)は、前記開口部(85)の前下方に設けられ、前記上面部(40a)は、前記支持部(87a)から前記開口部(85)まで連続して後上方に延び、前記開口部(85)の少なくとも一部は、前記支持部(87a)の車幅方向の幅内にあることを特徴とする。
上記構成において、前記上面部(40a)は正面視で扇状をなし、前記上面部(40a)の左右の上端部(40e)は、それぞれ車体中心方向に切欠く端部切欠き部(86)を備え、前記開口部(85)は前記端部切欠き部(86)と前記中央切欠き部(40b)の間に位置しても良い。
上記構成において、前記中央切欠き部(40b)は、車体中心位置から幅方向に末広がりに後方に延出する前半部(81)と、該前半部(81)の後部に接続し、車体中心方向に指向する中途部(82)と、該中途部(82)の後部に接続し、末広がりに後方に延出する後半部(83)を備え、前記開口部(85)は前記後半部(83)に位置しても良い。
上記構成において、前記前半部(81)の側方に前記ミラー部材(87)が支持され、前記開口部(85)は前記ミラー部材(87)よりも後方に位置しても良い。
上記構成において、前記ミラー部材(87)の前記支持部(87a)の幅(d1)と前記開口部(85)の幅は、ほぼ同等であっても良い。
上記構成において、前記開口部(85)は略四角形状をなし、後方に向かって幅広となる形状をなしても良い。
上記構成において、前記中央切欠き部(40b)の前記縁部分(40c)には複数のバイザー支持部(84)が設けられ、前記開口(85)は隣り合う前記バイザー支持部(84)の間に位置しても良い。
上記構成において、左右それぞれの前記端部切欠き部(86)と前記中央切欠き部(40b)の間に設けられる前記開口部(85)は前記中央切欠き部(40b)に近い側に位置しても良い。
また、上記構成において、前記開口部(85)は、車両前後方向及び車幅方向に前記フロントカウル(40)を貫通し、前記開口部(85)は、車両がバンクする際に、走行風をフロントカウル(40)の内側へ向けて車幅方向内側に通しても良い。
また、上記構成において、前記開口部(85)は、車幅方向において、前記中央切欠き部(40b)の上端部と前記端部切欠き部(86)の上端部との間に設けられても良い。
本発明は、車体前部のヘッドライト外周を覆うフロントカウルを備える。フロントカウルは、車体後上方に指向する上面部を備え、上面部は円弧状をなし、略V字状に切欠かれる中央切欠き部を備え、中央切欠き部にバイザーを備える。さらに、上面部の中央切欠き部を形成する縁部分に、正面および側面から視認できる開口部を備える。
この構成によれば、車体の正面および側面視で視認できる開口を設けることで、走行風をカウル裏側に通すので、直進時に走行風の流れをスムーズにできる。そして、これとともに、車体をバンクさせる時に、フロントカウルにおいて、車体幅方向に風を流すことができるため、車体をバンクさせやすくなる。
上記構成において、上面部は正面視で扇状をなし、上面部の左右の上端部は、それぞれ車体中心方向に切欠く端部切欠き部を備え、開口部は端部切欠き部と中央切欠き部の間に位置しても良い。
この構成によれば、フロントカウルの左右上端部が切りかかれているので、コンパクトなカウルとすることができ、側面視でのカウル面積を小さくできる。また、開口を設けていることと合わせて、車体幅方向にバンクさせる際の風から受ける抵抗を小さくできる。さらに、バイザーを支持する中央切欠き部の縁部に、開口を備えているので、バイザーとフロントカウルの接続する比較的剛性が高い部分に開口を配置できる。
上記構成において、中央切欠き部は、車体中心位置から幅方向に末広がりに後方に延出する前半部と、前半部の後部に接続し、車体中心方向に指向する中途部と、中途部の後部に接続し、末広がりに後方に延出する後半部を備える。そして、開口部は後半部に位置しても良い。
この構成によれば、上面部の左右両端の面積を確保し、開口部を設けるスペースを確保できる。
上記構成において、前半部の側方にミラー部材が支持され、開口部はミラー部材よりも後方に位置しても良い。
この構成によれば、上面部の比較的面積の大きい位置に、ミラー部材を配置することができる。また開口部の前に障害物となる車体構成部品を備えることで、直進時に直接的に開口部に流れ込む走行風の量を低減できる。
上記構成において、ミラー部材の支持部の幅と開口部の幅は、ほぼ同等であっても良い。
この構成によれば、フロントカウル表面を流れる走行風が、ミラー部材の支持部を避けて流れるので開口部に直接流れる走行風の量を低減できる。
上記構成において、開口部は略四角形状をなし、後方に向かって幅広となる形状をなしても良い。
この構成によれば、フロントカウルを、車体前方から指向する走行風が通りやすい形状とすることができる。
上記構成において、中央切欠き部の縁部分には複数のバイザー支持部が設けられ、開口は隣り合うバイザー支持部の間に位置しても良い。
この構成によれば、剛性の高い位置の間に開口部を配置することができる。
上記構成において、左右それぞれの端部切欠き部と中央切欠き部の間に、設けられる開口部は中央切欠き部に近い側に位置しても良い。
この構成によれば、剛性の高い位置の間に開口部を配置することができる。
自動二輪車の左側面図である。 車体フレーム、スイングアーム、及び後輪の左側面図である。 フロントカウルの正面図である。 フロントカウルの側面一部断面図である。
以下、図面を参照して鞍乗り型車両のフェンダ構造について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示し、符号RHは車体右方を示している。
図1は、自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持される。そして、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図2は、車体フレーム10、スイングアーム13、及び後輪3の左側面図である。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10を説明する。車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16とを備える。さらに、車体フレーム10は、メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17と、ピボットフレーム17の上部から後上方に延出する左右一対のシートフレーム18とを備える。
メインフレーム16は、メインフレーム16の前部から下方に延出してエンジン11を支持するエンジンハンガー部16aを備える。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に軸支される。フロントフォーク12の上端部には、操舵ハンドル21が設けられる。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム17に支持されるピボット軸22に軸支される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸22に軸支され、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
車体とスイングアーム13との間には、リアサスペンション24が掛け渡される。リアサスペンション24の上端は、車体に連結される。リアサスペンション24の上端は、例えば、エンジン11の後端部から後方に延出するサスペンション連結部(不図示)を介し、車体としてのエンジン11に連結される。
リアサスペンション24の下端は、不図示のリンク機構を介し、スイングアーム13、及び、ピボットフレーム17の下端部に連結される。
エンジン11は、メインフレーム16の下方でピボットフレーム17の前方に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸27を支持するクランクケース28と、クランクケース28の前部から前上方に延びるシリンダー部29とを備える。シリンダー部29には、シリンダー部29内を往復運動するピストン(不図示)が収容される。シリンダー部29のシリンダー軸線29aは鉛直に対し前傾する。
クランクケース28の後部は、変速機(不図示)を収納する変速機ケース部28aである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン30を介し、後輪3に伝達される。
エアクリーナーボックス31は、シリンダー部29の後上方に配置される。エアクリーナーボックス31は、スロットルボディー(不図示)を介し、シリンダー部29の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気管32は、シリンダー部29の前面の排気ポートから下方に引き出され、エンジン11の下方を通って後方に延びる。排気管32の後端は、後輪3の側方に配置されるマフラー33に接続される。
燃料タンク35は、メインフレーム16の上方で、シート14とエアクリーナーボックス31との間に配置される。
エンジン11のラジエーター36は、エンジン11の前方に配置される。
自動二輪車1は、車体フレーム10及びエンジン11等の車体を覆う車体カバーとして、フロントフォーク12の上部及びヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカウル40と、車体の前部を側方から覆うフロントサイドカバー41とを備える。さらに、車体カバーとして、エンジン11を下方から覆うアンダーカバー42と、エアクリーナーボックス31及び燃料タンク35の一部を覆うタンクカバー43と、車体の後部を覆うリアカバー44とを備える。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー45は、フロントフォーク12に取り付けられる。
後輪3の前部を上方から覆うインナーフェンダー46は、スイングアーム13に取り付けられる。
後輪3の後部を上方から覆うリアフェンダー47は、シートフレーム18の後端部から後下方に延びる。
シート14の乗員が足を置くステップ48は、ピボットフレーム17に支持され、ピボットフレーム17の後方に配置される。
次に、図3および図4を用いて、フロントカウル40の構成について説明する。図3はフロントカウル40の正面図であり、図4はフロントカウルの側面一部断面図である。
フロントカウル40の下部には、車体前部に配置される左右一対のヘッドライト70が配置されている。フロントカウル40の下部の左右側部には、フロントサイドカバー41が接続しており、ヘッドライト70はフロントカウル40とフロントサイドカバー41の接続部に配置されている。これにより、フロントカウル40とフロントサイドカバー41によりヘッドライト70の左右および上下の外周を覆っている。
フロントカウル40は、図4に示すように、左右一対のステー15aを介して、ヘッドパイプ15に取付けられている。左右一対のステー15aは、ステー15a間をプレート15bにより接続されている。そして、各ステー15aは、後端部でヘッドパイプ15の側部に固定されている。また、ステー15aの前側上部には、ミラー部材87もステー15aに固定される。なお、プレート15bには、メーター類が取り付けられものであり、ミラー部材87はバックミラーである。
フロントカウル40の上面である上面部40aは、車体側面視において、車体後上方に指向し、車体後方に向けて高さを増す形状となっている。また、上面部40aは、図4に示すように、車体側面視において、車体に対して斜め前方に凸の円弧状をなしている。
また、フロントカウル40は、図3に示すように、車体の正面視で扇状あるいは、円弧部を上方にしたセクター形状となしている。
フロントカウル40の車両左右方向の中央部には、中央切欠き部40bが設けられている。中央切欠き部40bは、フロントカウル40の上下中央部より、フロントカウル40の上部に渡ってもうけられている。中央切欠き部40bは、フロントカウル40を略V字状に切欠いて形状で構成され、中央切欠き部40bには、バイザー71が配置される。
フロントカウル40において、車体正面視、中央切欠き部40bの下部の左右側方はフロントカウル40の上端部40eである。上端部40eは、上面部40aの左右部分であり、上端部40eはミラー部材87の支持部87aの車体左右外側に位置する。そして、上端部40eには、車体正面視において、車体の左右中心方向に切欠く、端部切欠き部86が形成されている。
フロントカウル40に取り付けられるバイザー71は透明な部材により構成されており、フロントカウル40の裏面より、バイザー71の下部および左右の縁を一定幅で重ねた状態で、フロントカウル40に取付けられる。そして、フロントカウル40の中央切欠き部40bを形成する縁部分40cに複数のバイザー支持部84を設けて、フロントカウル40にバイザー71を固定している。
バイザー支持部84は、フロントカウル40とバイザー71が重ねられる部位において、フロントカウル40側より挿入されるボルトと、バイザー71側よりボルトに装着されるナットにより構成される。なお、ボルトとフロントカウル40の間およびナットとバイザー71の間には、防振材が配置されている。
中央切欠き部40bは、車体前後方向で前側の前半部81、前半部81の後部分に接続した中途部82と、中途部82の後部分に接続し末広がりに後方に延出する後半部83により構成される。
前半部81においては、車体中心位置から車体幅方向に末広がりになるように、車体斜め後ろ方向に向けて延出されている。
また、車体正面視で、前半部81の左右外側に、ミラー部材87の支持部87aが設けられ、ミラー部材87が支持される。支持部87aは、平面視において、支持部87aの前部分が前後に長い楕円形状をなしている。そして、支持部87aの車体左右方向外側の側面は、断面が前後に長い円弧形状に構成されている。
中央切欠き部40bの中途部82は、図3に示すように、前半部81の末広がり形状から屈曲して、車体後方に向かうに従い車体幅方向の中心方向に指向する形状となっている。
そして、中途部82は更に屈曲して、後ろ部分において、末広がりに後方に延出する後半部83に接続している。
そして、図3に示すように、車体正面視において、前半部81の傾斜角度は後半部83の傾斜角度よりも大きい。車体正面視において、前半部81の傾斜に沿った直線L3と車体の左右中央を通る垂直方向の直線OBとの成す角度が前半部81の傾斜角度である。そして、後半部83の縁部に沿った直線L1と直線OBとの成す角度が後半部83の傾斜角度である。
また、図3に示すように、車体正面視において、後半部83の縁部と端部切欠き部86の外縁部は略平行である。後半部83の縁部に沿った直線L1と、端部切欠き部86の外縁部に沿った直線L2とは、略平行となっているので、中央切欠き部40bと端部切欠き部86の面を確保することができ、開口85を設けやすい構造とできる。
フロントカウル40において、上部左右の縁部分40cには、それぞれ、開口85を有する開口部40dが設けられている。開口85は、車体正面方向および車体側方向から視認できるものである。
開口85は、端部切欠き部86と、中央切欠き部40bの間において、中央切欠き部40bに近い側に位置している。また、開口85は、車体正面視で中央切欠き部40bの後半部(上部)の側方に位置する。
開口85の形状は、車体正面視で略四角形状をなし、斜め後方(上方)に向かって幅広となっている。
開口85は、ミラー部材87の支持部87aよりも、車体前後方向において後方に位置し、車体正面視において、上方に位置する。
そして、開口85の車体左右方向の幅は、支持部87aの車体左右方向の幅d1とほぼ一致している。開口85の形成位置と、支持部87aの配置位置においても、図3に示すように、左右方向で位置も一致している。車体正面視において、開口85は支持部87aの車体左右方向の幅d1内に形成される。
なお、開口85は、隣り合うバイザー支持部84の間に位置しており、開口部40dが中央切欠き部40bの車体左右内側に突出した形状となっている。これにより、フロントカウル40の剛性の高い位置の間に開口部40dを配置される。また、開口85の車体前方向に支持部87aを設けるので、フロントカウル40の上面部40aの比較的面積の大きい場所を利用できる。
フロントカウル40の作用について説明する。
車両が走行によって、車両は前方より走行風を受ける。走行風は、車両前部を覆うフロントカウル40およびフロントサイドカバー41の表面の先端部分から上下左右のあらゆる方向へ3次元的に流れる。
そして、ヘッドライト70の上側においては、フロントカウル40の表面に沿って走行風が流れる。
走行風の一部は、ミラー部材87の下を通り、フロントカウル40の左右の端部切欠き部86を介して後方に流れる。そして、フロントカウル40の左右中央を通る走行風は、バイザー71を通り後方に流れる。また、バイザー71を通る走行風の一部が開口85を通り後方に排出される。これにより、フロントカウル40を、車体前方から指向する走行風が通りやすい形状とすることができる。
フロントカウル40に沿ってミラー部材87に支持部87aに向かう走行風は、支持部87aの外側面に沿って流れた後に、開口85を通り後方に排出される。
これにより、また、開口85に直接流れ込む走行風の量が低減される。
そして、車体をバンクさせる時には走行風が開口85から抜け、フロントカウル40において、車体幅方向に風が流れる。このため、バンクさせる方向への空気の抵抗を低減して、車体をバンクさせ易くなる。
上記の構成の様に、車体前部のヘッドライト70の外周を覆うフロントカウルを備え、フロントカウル40は、車体後上方に指向する上面部40aを備え、上面部40aは円弧状をなし、略V字状に切欠かれる中央切欠き部40bを備え、中央切欠き部40bにバイザー71を備える鞍乗り型車両のフロントカウル構造において、上面部40aの中央切欠き部40bを形成する縁部分40cに、正面および側面から視認できる開口85を備える。
これにより、正面および側面視で視認できる開口85を設けることで、走行風が開口85から抜け、車体をバンクさせる時に、フロントカウル40において、車体幅方向に風を流すことができる。バンク操作時の風による影響を低減して、車体をバンクさせやすくなる。
上記構成において、上面部40aは正面視で扇状をなし、上面部40aの左右の上端部40eは、それぞれ車体中心方向に切欠く、端部切欠き部86を備え、開口85は端部切欠き部86と中央切欠き部40bの間に位置する。
これにより、フロントカウル40の左右の上端部40eが切り欠かれているので、フロントカウル40をコンパクトにでき、車体側面方向よりのフロントカウル40の投影面積を小さくできる。また、開口85を設けていることと合わせて、車体幅方向にバンクさせる際の風から受ける抵抗を小さくできる。
またバイザー71を支持する中央切欠き部40bの縁部分40cに、開口85を備えているので、バイザー71とフロントカウルの接続する比較的剛性が高い部分に開口部を配置できる。
上記構成において、中央切欠き部40bは、車体中心位置から幅方向に末広がりに後方(上方)に延出する前半部81と、前半部81の後部に接続し車体左右中心方向に指向する中途部82と、中途部82の後部に接続し末広がりに後方に延出する後半部83を備え、開口85は後半部83に位置する。
これにより、上面部40aの左右両端の面積を確保し、開口85を設けるスペースを確保できる。
上記構成において、開口85は略四角形状をなし、後方(上方)に向かって幅広となる形状をなす。
これにより、フロントカウル40を、車体前方から指向する走行風が通りやすい形状とすることができる。開口85は車体前後方向に長い略四角形状をしているので、フロントカウル40に沿って流れる走行風を開口85に取り込みやすい。
上記構成において、前半部81の側方にミラー部材87が支持され、開口85はミラー部材87よりも後方(上方)に位置する。
これにより、上面部40aの比較的面積の大きい位置に、ミラー部材87を配置することができる。また開口85の前に障害物となる車体構成部品を備えることで、直進時に直接的に開口85に流れ込む走行風の量を低減できる。
上記構成において、ミラー部材87の支持部の幅d1と開口85の幅は、ほぼ同等である。
これにより、フロントカウル40の表面を流れる走行風が、ミラー部材87の支持部87aを避けて流れるので、開口85に直接流れる走行風の量を低減できる。
上記構成において、中央切欠き部40bの縁部分40cには複数のバイザー支持部84が設けられ、開口85は隣り合うバイザー支持部84の間に位置する。
これにより、フロントカウル40の縁部分40cとバイザー71とが重なり、バイザー支持部84により固定されている剛性の高い位置の間に、開口85を配置することができる。
上記構成において、左右それぞれの端部切欠き部86と中央切欠き部40bの間に、設けられる開口85は中央切欠き部40bに近い側に位置する。
これにより、フロントカウル40において、剛性の高い位置の間に開口85を配置することができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
また、上記実施の形態では鞍乗型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗型車両、及び4輪以上を備えた鞍乗型車両に適用可能である。
1 自動二輪車
3 後輪
3a 車軸
15 ヘッドパイプ
15a ステー
15b プレート
40 フロントカウル
40a 上面部
40b 部
40c 縁部分
40d 開口部
40e 上端部
41 フロントサイドカバー
70 ヘッドライト
71 バイザー
81 前半部
82 中途部
83 後半部
84 バイザー支持部
85 開口
86 部
87 ミラー部材
87a 支持部

Claims (10)

  1. 車体前部のヘッドライト(70)外周を覆うフロントカウル(40)を備え、該フロントカウル(40)は、車体後上方に指向する上面部(40a)を備え、該上面部(40a)は円弧状をなし、略V字状に切欠かれる中央切欠き部(40b)を備え、該中央切欠き部(40b)にバイザー(71)を備える車両のフロントカウル構造において、
    前記上面部(40a)の前記中央切欠き部(40b)を形成する縁部分(40c)に、正面および側面から視認できる開口部(85)を備え、
    ミラー部材(87)が、前記上面部(40a)に設けられる支持部(87a)によって前記上面部(40a)に固定され、
    前記支持部(87a)は、前記開口部(85)の前下方に設けられ、前記上面部(40a)は、前記支持部(87a)から前記開口部(85)まで連続して後上方に延び、
    前記開口部(85)の少なくとも一部は、前記支持部(87a)の車幅方向の幅内にあることを特徴とする車両のフロントカウル構造。
  2. 前記上面部(40a)は正面視で扇状をなし、前記上面部(40a)の左右の上端部(40e)は、それぞれ車体中心方向に切欠く端部切欠き部(86)を備え、前記開口部(85)は前記端部切欠き部(86)と前記中央切欠き部(40b)の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の車両のフロントカウル構造。
  3. 前記中央切欠き部(40b)は、車体中心位置から幅方向に末広がりに後方に延出する前半部(81)と、該前半部(81)の後部に接続し、車体中心方向に指向する中途部(82)と、該中途部(82)の後部に接続し、末広がりに後方に延出する後半部(83)を備え、前記開口部(85)は前記後半部(83)に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の車両のフロントカウル構造。
  4. 前記前半部(81)の側方に前記ミラー部材(87)が支持され、前記開口部(85)は前記ミラー部材(87)よりも後方に位置することを特徴とする請求項3に記載の車両のフロントカウル構造。
  5. 前記ミラー部材(87)の前記支持部(87a)の幅(d1)と前記開口部(85)の幅は、ほぼ同等であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車両のフロントカウル構造。
  6. 前記開口部(85)は略四角形状をなし、後方に向かって幅広となる形状をなすことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の車両のフロントカウル構造。
  7. 前記中央切欠き部(40b)の前記縁部分(40c)には複数のバイザー支持部(84)が設けられ、
    前記開口部(85)は隣り合う前記バイザー支持部(84)の間に位置することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両のフロントカウル構造。
  8. 左右それぞれの前記端部切欠き部(86)と前記中央切欠き部(40b)の間に設けられる前記開口部(85)は、前記中央切欠き部(40b)に近い側に位置することを特徴とする請求項2記載の車両のフロントカウル構造。
  9. 前記開口部(85)は、車両前後方向及び車幅方向に前記フロントカウル(40)を貫通し、
    前記開口部(85)は、車両がバンクする際に、走行風をフロントカウル(40)の内側へ向けて車幅方向内側に通すことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の車両のフロントカウル構造。
  10. 前記開口部(85)は、車幅方向において、前記中央切欠き部(40b)の上端部と前記端部切欠き部(86)の上端部との間に設けられることを特徴とする請求項2または記載の車両のフロントカウル構造。
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