JP6769653B2 - 入浴介護装置 - Google Patents
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Description
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る椅子1は、板状に形成され、上下方向に延びる移動部材11を備えており、この移動部材11が上述した装置本体2に対して上下動可能に取り付けられている。より詳細には、移動部材11の背面には、上下方向に延びるラック(図示省略)が固定されており、このラックに、装置本体2の前面から露出するピニオン(図示省略)が噛み合っている。このピニオンは、装置本体2に内蔵されたモータ(図示省略)により正逆方向に回転駆動するようになっている。そして、この移動部材11に、被介護者の頭部を支持するヘッドレスト12、被介護者の背中を支持する背凭れ部13、被介護者の臀部を支持する座部14、及び被介護者の腕を支持する一対のアームレスト15が取り付けられている。
次に、装置本体2について説明する。装置本体2は、直方体状のケーシング21と、このケーシング21に内蔵されているモータ(図示省略)と、を備えている。モータは、上述したようにピニオンを回転させるためのものである。ケーシング21の前面は、下方にいくにしたがって、前方に向かうように傾斜している。また、ケーシング21の前面にはガイドローラ(図示省略)が配置されており、このガイドローラが移動部材11の背面に形成され、上下方向に延びるガイド溝(図示省略)に嵌め込まれている。これにより、移動部材11は、ケーシング21に対して上下動可能となっている。また、ケーシング21の前面が上記のように傾斜しているため、移動部材11もこの傾斜に沿って上下動するように構成されている。例えば、移動部材11がケーシング21に対して下方に移動すると、やや前方に向かうように移動する。
次に、支持台3について説明する。支持台3は、複数の車輪35が設けられた基台部31と、装置本体2を支持するレール部材32と、基台部31から上方に延び、レール部材32を支持する支持部33と、を備えている。
続いて、フットサポート4について説明する。フットサポート4は、被介護者の両足をそれぞれ載置する一対の平板状の足載置部41を備えている。また、両足載置部41からは後方に向かって円筒状の延伸部材42がそれぞれ延びており、これら延伸部材42は、左右方向に平行に延びる複数の係合部材43によって連結されている。また、各延伸部材42には、棒状の揺動部材44がそれぞれ挿入されている。これにより、各延伸部材42は、揺動部材44に対して前後方向に進退可能となっている。また、各揺動部材44の後端部は、座部14の下面の後端部において、上下方向に揺動可能に連結されている。以上の構成により、足載置部41は、座部14から前後方向に移動可能であるとともに、上下方向に揺動可能となっている。なお、本実施形態の延伸部材42及び揺動部材44が、本発明の連結具を構成する。また、足載置部41は、延伸部材42に対して角度を変えるように構成することもできる。
次に、上記のように構成された入浴介護装置の椅子1を浴槽に移動させるための固定レール6について、図7も参照しつつ説明する。
次に、上記入浴介護装置の使用方法について、図8及び図9も参照しつつ説明する。本実施形態に係る入浴介護装置は、被介護者にシャワーを浴びさせるシャワーキャリー態様と、入浴させるための入浴態様とで使用される。以下、これらについて説明する。
まず、図1に示すように、フットサポート4を第1の固定位置に配置する。そして、被介護者の身長に合わせて、移動部材11を装置本体2に対して上下動させ、椅子の高さを調節する。例えば、図1と図3では、椅子の高さを変えているが、このようにしても足載置部41の位置は変わらないため、被介護者の身長に合わせることができる。続いて、介護者は、例えば、車椅子に乗せた被介護者を椅子1に横付けし、被介護者を車椅子から椅子1に移動させる。このとき、一方のアームレスト15を上方に揺動した上で、被介護者を側方又は前方から椅子1に着座させ、足を足載置部41上に配置する。
次に、入浴態様について説明する。まず、フットサポート4を第2の固定位置に配置する。すなわち、介護者は、第1の固定位置にあるフットサポートにおいて、係合部材43を固定具34から外し、足載置部41を上方に引き上げる。これにより、足載置部41、延伸部材42、及び揺動部材44が上方に揺動する。そして、図4に示すように、延伸部材42が座部14の下面付近に位置するまで揺動させた後、延伸部材42の前後の位置を調整し、係合部材43をフック19に引っ掛ける。この過程で、被介護者は足載置部41に足を載せたまま、介護者がフットサポート4の位置を調整する。こうして、被介護者は、座部14に着座した状態で、膝を抱えるような体勢となる。このとき、座部14及び足載置部41は概ね同じ高さになるため、被介護者の身体全体が座部14よりも上に配置される。
上記入浴介護装置によれば、フットサポート4が上下方向に揺動するとともに、前後方向に進退できるように構成されている。そのため、フットサポート4の足載置部41を下方に配置する第1の固定位置と、足載置部41を座部と概ね同じ位置に配置する第2の固定位置とを、選択的に採りうることができる。そのため、フットサポート4が第1の固定位置にあるときは、着座したままシャワーを浴びたり、身体を洗ったりする際に足を載置することができる。一方、フットサポート4が第2の固定位置にあるときは、足を座部14と概ね同じ高さまで上げた状態に保持できるため、被介護者は椅子1に着座したままで、浴槽9の上枠91を超えたり、浴槽9に浸かることができる。このように、本実施形態によれば、被介護者の足を載せ替えることなく、1つのフットサポート4で、複数の態様を採ることができるため、構造が簡単になり、または操作も容易になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例は、いずれか1つを採用したり、あるいは複数の態様を問題なく組み合わせることができる。
上記実施形態では、椅子1の一部である移動部材11が装置本体2に対して上下動するように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、移動部材11を設けず、背凭れ部13に座部14、ヘッドレスト12、アームレスト15を取り付け、これらが装置本体2に対して上下動するように構成してもよい。また、ヘッドレスト12及びアームレスト15は必ずしも設ける必要はなく、必要に応じて適宜設ければよい。また、椅子1を上下動するために、モータ、ラック、ピニオンを使用しているが、他の駆動機構により、上下動させることもできる。
支持台3は、車輪35により移動可能となっているが、移動可能であれば、特には限定されず、例えば、車輪を設けず、洗場Wを滑らせるように移動してもよい。また、少なくとも装置本体2を支持できればよいため、基台部31、支持部33などの構成についても、適宜変更することができる。
上記実施形態では、延伸部材42、揺動部材44、係合部材43により、フットサポート4の移動機構を構成しているが、これに限定されず、少なくとも、足載置部41が、上下方向、及び前後方向に移動可能な機構であればよい。また、足載置部41の位置決めを行うため、フック19と、固定具34とを用いているが、位置決めができる機構であれば特には限定されない。
上記実施形態では、一対の足載置部41が一体的に動作するように固定されているが、これらを分離して右足用載置部及び左足用載置部とし、各載置部を個々に移動可能とすることもできる。この場合、例えば、延伸部材42、揺動部材44も分離し、各足載置部41が独立して移動するようにすることができる。
13 :背凭れ部
14 :座部
2 :装置本体
3 :支持台
4 :フットサポート
41 :足載置部
42 :延伸部材(連結具)
44 :揺動部材(連結具)
Claims (3)
- 利用者の浴槽での入浴を補助するための入浴介護装置であって、
前記浴槽に取付可能な装置本体と、
前記装置本体を移動可能に支持する支持台と、
前記装置本体に対して上下動可能に取り付けられるとともに、背凭れ部、及び当該背凭れ部の下端部に連結された座部を有する、椅子と、
前記椅子に連結され、前記利用者の足を支持するフットサポートと、
を備え、
前記フットサポートは、
両足を載せる足載置部と、
前記足載置部を、前記座部に対して上下方向に近接離間させるとともに、前記座部に対して前後方向に進退させる移動機構と、
を備え、
前記移動機構は、伸縮可能に構成された連結具を備え、
前記連結具は、一端部が背もたれ部の下部、または前記座部の下面において当該座部の先端よりも前記背もたれ部側に揺動自在に連結されるとともに、他端部が前記足載置部に連結され、
前記フットサポートは、
前記連結具の他端部側を前記座部の下方に固定する第1の固定位置と、
前記第1の固定位置から前記連結具を上方に揺動し、前記連結具の他端部側を前記座部の下面側に固定する第2の固定位置と、
を取り得るように構成されている、入浴介護装置。 - 利用者の浴槽での入浴を補助するための入浴介護装置であって、
前記浴槽に取付可能な装置本体と、
前記装置本体を移動可能に支持する支持台と、
前記装置本体に対して上下動可能に取り付けられるとともに、背凭れ部、及び当該背凭れ部の下端部に連結された座部を有する、椅子と、
前記椅子に連結され、前記利用者の足を支持するフットサポートと、
を備え、
前記フットサポートは、
両足を載せる足載置部と、
前記足載置部を、前記座部に対して上下方向に近接離間させるとともに、前記座部に対して前後方向に進退させる移動機構と、
を備え、
前記移動機構は、
一端部が背もたれ部の下部または座部の下面に揺動自在に連結されるとともに、他端部が前記足載置部に連結された連結具を備え、
前記連結具は伸縮可能に構成され、
前記フットサポートは、
前記連結具の他端部側を前記座部の下方に固定する第1の固定位置と、
前記第1の固定位置から前記連結具を上方に揺動し、前記連結具の他端部側を前記座部の下面側に固定する第2の固定位置と、
を取り得るように構成され、
前記支持台は、
車輪が設けられた基台部と、
前記基台部から上方に延び、前記装置本体を支持する支持部と、
を備え、
前記第1の固定位置では、前記連結具の他端部側または足載置部を前記基台部上に固定するように構成されている、入浴介護装置。 - 前記支持台は、
車輪が設けられた基台部と、
前記基台部から上方に延び、前記装置本体を支持する支持部と、
を備えている、請求項1に記載の入浴介護装置。
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JP2016161187A JP6769653B2 (ja) | 2016-08-19 | 2016-08-19 | 入浴介護装置 |
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JP2016161187A Active JP6769653B2 (ja) | 2016-08-19 | 2016-08-19 | 入浴介護装置 |
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