JP6762909B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
この時、前記外部テザーは、前記第1の端部から前記エアバッグの頂上部付近を通って前記第2の端部に延びる構造とすることができる。このような構造とすることにより、展開したエアバッグの車両幅方向の展開形状を規制することが可能となる。
このような構造を採用することにより、ベントホールを覆う機能を有する外部テザーを必要最小限の大きさとすることが可能となる。また、第2の端部側に帯状のストラップを使用することにより、切断が容易となる。
外部テザーの幅をエアバッグの幅よりも大きくした場合には、エアバッグの展開形状の規制効果が大きくなる。他方、外部テザーの幅をエアバッグの幅よりも小さくした場合には、外部テザーの第2の端部をリリースしたときに、当該外部テザーがエアバッグの外面から離脱しやすくなるというメリットがある。
インナーテザーを設けることにより、外部テザーと相まってエアバッグの展開形状を更に確実に規制することが可能となる。
以下は、本発明に係るサイドエアバッグ装置を、シートの車両中心側に展開するタイプの所謂ファーサイドエアバッグに適用した例について説明する。なお、ファーサイドエアバッグは、「センターエアバッグ」と称されることもある。
ファーサイドエアバッグ装置の場合には、隣席のシートに他の乗員が乗車しているか否かによって状況が大きく変わるため、本発明のような構造が有効になる。
なお、本発明に係るサイドエアバッグ装置は、ニアサイドエアバッグにも適用した場合でも一定の効果がある。
なお、長さLtは、外部テザー22の長手方向に沿った長さと言うこともできる。この場合、エアバッグ16の外周全長は、外部テザー22の長手方向に平行な断面に沿った長さと言うこともできる。
ここで、図4に示すように、外部テザー22の車両前後方向の最大幅W0が、当該外部テザー22で覆われている部分におけるエアバッグ16の車両前後方向の幅よりも若干大きくなっている。これにより、エアバッグ16を車両前後方向において完全にカバーすることができ、車両幅方向の展開形状を効果的に規制することができる。
図5は、実施例に係るサイドエアバッグ装置14の制御系を示すブロック図である。
サイドエアバッグ装置14は、当該車両用シート10Lに隣接するシート10Rに他の乗員12Rが乗車しているか否かを検出する乗員センサ40と;車両の衝突を検出する衝突センサ42と;衝突センサ42の検出結果に基づいてインフレータ18を作動させると共に、乗員センサ40の検出結果に基づき、隣接するシート10Rに乗員12Rが乗車している時、テザーカッター30は作動させて、外部テザー22をエアバッグ16の外面から離して、ベントホール20(20a,20b)を開放させるように制御するコントローラ44とを更に備えている。
以下、実施例に係るサイドエアバッグ装置14の動作について、図6乃至図8を参照して説明する。図6は、実施例に係るサイドエアバッグ装置14の動作を示す断面図であり、エアバッグ16が展開した状態を正面から見た様子であり、(A)が隣席10Rに乗員12Rが存在する場合、(B)が隣席10Rに乗員12Rが存在しない場合を示す。
図7は、実施例に係るサイドエアバッグ装置14の動作の一態様を示すフローチャートである。
衝突センサ42が車両の衝突(正面衝突、側面衝突等)を検出し、隣席10Rに乗員12Rが乗車していることを乗員センサ40が検出した場合には、コントローラ44はテザーカッター30を作動させて外部テザー22をリリースすると同時に、インフレータ18を作動させて、エアバッグ16を膨張・展開させる。図6(B)に示すように、外部テザー22がリリースされることにより、エアバッグ16のベントホール20(20a,20b)が開放され、エアバッグ16の内部のガスが排気される。
図8は、本実施例に係るサイドエアバッグ装置の動作の他の態様を示すフローチャートである。基本的な動作は、上述した(パターン1)と同じである。この態様では、デフォルトとしてテザーカッター30を非アクティブな状態にし、隣席10Rに乗員12Rが存在するときに、テザーカッター30をアクティブにする構造を採用している。
図9は、本発明の他の実施例に係るサイドエアバッグ装置の構造を示す左側面図であり、エアバッグが展開した状態を示す。
図9(A)に示す例では、外部テザー22の車両前後方向の最大幅W1が、当該外部テザー22で覆われている部分におけるエアバッグ16の車両前後方向の幅よりも小さくなっている。これにより、外部テザー22の第2の端部(28b)をリリースしたときに、当該外部テザー22がエアバッグ16の外面から離脱しやすくなるというメリットがある。
本発明を上記の例示的な実施形態と関連させて説明してきたが、当業者には本開示により多くの等価の変更および変形が自明であろう。したがって、本発明の上記の例示的な実施形態は、例示的であるが限定的なものではないと考えられる。本発明の精神と範囲を逸脱することなく、記載した実施形態に様々な変化が加えられ得る。
Claims (15)
- 車両用シートに収容されるサイドエアバッグ装置であって、
前記車両用シートの側部から膨張展開して乗員を拘束するエアバッグと;
前記エアバッグを膨張させるガスを供給するインフレータと;
前記エアバッグの外面に配置された外部テザーとを備え、
前記エアバッグは、車両幅方向に重ねられたパネルを含み、前記乗員と反対側のパネルを含む一方側面と、当該一方側面と前記車幅方向において対向する前記乗員側のパネルを含む他方側面とを結合することにより袋状に成形され、前記一方側面にガスを排気可能なベントホールを備え、
前記外部テザーは、前記エアバッグの前記一方側面の一部に結合された第1の端部を有し、当該第1の端部から前記ベントホール上を通過して前記エアバッグの前記他方側面まで延びており、
前記エアバッグの膨張展開時に前記外部テザーが前記エアバッグに密着して前記ベントホールを塞ぎ、前記ガスの排気が必要な状況の場合は、前記外部テザーが前記エアバッグの外面から離脱して前記ベントホールから前記ガスを排気可能なように構成されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 前記外部テザーは、少なくとも前記ベントホールを隠すように覆う形状を有することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
- 展開した状態の前記エアバッグを車両の前後方向に垂直な断面で見たときに、前記外部テザーの覆う範囲は50%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記外部テザーは、前記第1の端部から第2の端部に向かって幅が狭くなるように成形されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記外部テザーは、前記第1の端部から前記第2の端部までの間の途中部分から当該第2の端部までが、帯状のストラップで形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記ストラップは2本であり、前記外部テザーの幅方向両端部に連結されていることを特徴とする請求項5に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記外部テザーの車両前後方向の最大幅が、当該外部テザーで覆われている部分における前記エアバッグの車両前後方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記外部テザーの車両前後方向の最大幅が、当該外部テザーで覆われている部分における前記エアバッグの車両前後方向の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記エアバッグの内部には、当該エアバッグの展開形状を規制するインナーテザーが設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 当該エアバッグ装置は、前記車両用シートの車両中心側の側部に設けられることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記外部テザーは、前記他方側面の側において、当該サイドエアバッグ装置の一部又は、前記車両用シートの一部に連結される第2の端部を備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記第2の端部の近傍で、前記外部テザーの連結を解除する解除手段を更に備えたことを特徴とする請求項11に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記解除手段は、前記第2の端部を切断するカッターを含むことを特徴とする請求項12に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記車両用シートに隣接するシートに他の乗員が乗車しているか否かを検出する乗員センサと;
車両の衝突を検出する衝突センサと;
前記衝突センサの検出結果に基づいて前記インフレータを作動させると共に、前記乗員センサの検出結果に基づき、前記隣接するシートに乗員が乗車している時、前記解除手段は作動させて、前記エアバッグの展開時に前記ベントホールを開放させるように制御する制御装置とを更に備えたことを特徴とする請求項12又は13に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記制御装置は、前記乗員センサの検出結果に基づき、前記隣接するシートに他の乗員が乗車していない時には、前記解除手段を作動させず、前記エアバッグの展開時に前記ベントホールを閉じた状態となるような制御を行うことを特徴とする請求項14に記載のサイドエアバッグ装置。
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