JP6757494B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電動モータをPWM(Pulse Width Modulation)駆動するためのモータ制御装置に関する。
三相電動モータをベクトル制御するモータ制御装置においては、電流制御周期毎に、二相電流指令値が演算される。この二相電流指令値と二相電流検出値との偏差に基づいて二相電圧指令値が演算される。この二相電圧指令値が電動モータの回転角を用いて二相・三相変換されることにより、U相、V相およびW相の相電圧指令値(三相電圧指令値)が演算される。そして、このU相、V相およびW相の相電圧指令値にそれぞれ対応するデューティのU相PWM信号、V相PWM信号およびW相PWM信号が生成されて、三相インバータ回路に供給される。
このインバータ回路を構成するパワー素子が、U相PWM信号、V相PWM信号およびW相PWM信号によって制御されることにより、三相電圧指令値に相当する電圧が電動モータに印加されることになる。これにより、電動モータに流れるモータ電流が二相電流指令値に等しくなるように制御される。
特開平1−50766号公報
三相電動モータをベクトル制御するモータ制御装置において、PWM信号の周波数(PWM周波数)を高くすると、モータ回転数(回転速度)が高いシステムにおいても、モータ電圧を適正に印可でき、モータをスムーズに回転させることが可能となる。
しかし、PWM周波数を高くすると、PWM信号の周期(PWM周期)が電流制御周期よりも小さくなる場合がある。PWM周期が電流制御周期よりも小さくなると、電流制御周期内に複数のPWM周期が含まれることになる。電動モータの回転数が高くなると、電流制御周期内において電動モータの回転角が大きく変化し、電動モータに印加される電圧が二相電圧指令値からずれる。そうすると、電動モータに流れるモータ電流が、二相電流指令値からずれ、制御性が悪化する。
この発明の目的は、電動モータが高速駆動される場合でも、二相電圧指令値に応じた電圧を高い精度で電動モータに印加することができるモータ制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、電流制御周期内に複数のPWM周期が含まれており、電流制御周期内の各PWM周期において生成されるPWM信号に基づいて電動モータ(18)が制御されるモータ制御装置であって、電流制御周期毎に、二相回転座標系の二相電圧指令値を生成する二相電圧指令値生成手段(42)と、電流制御周期内の各PWM周期に対する前記電動モータの回転角を個別に推定するモータ回転角推定手段(51)と、ある電流制御周期に対して前記二相電圧指令値生成手段によって生成された二相電圧指令値を、前記モータ回転角推定手段によって推定された当該電流制御周期内の各PWM周期に対する前記電動モータの回転角を用いて二相・三相変換することにより、当該電流制御周期内の各PWM周期に対する三相固定座標系の三相電圧指令値を演算する三相電圧指令値演算手段(45)と、PWM周波数に対応したPWM最大カウント数を実分解能のPWM最大カウント数とし、前記実分解能のPWM最大カウント数を所定倍したPWM最大カウント数を高分解能のPWM最大カウント数とすると、前記三相電圧指令値演算手段によって演算された前記電流制御周期内の各PWM周期の三相電圧指令値と前記高分解能のPWM最大カウント数と用いて、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の高分解能PWMカウントを演算する高分解能PWMカウント演算手段(61)と、前記高分解能PWMカウント演算手段によって演算された前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の高分解能PWMカウントに基づいて、前記各PWM周期に対する三相の各相の最終的なPWMカウントを生成する最終PWMカウント生成手段(62)とを含み、前記最終PWMカウント生成手段は、前記実分解能のPWM最大カウント数に対する前記高分解能のPWM最大カウント数の比を分解能比とすると、前記高分解能PWMカウント演算手段によって演算された前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の高分解能PWMカウントを、前記分解能比で除算し、小数点以下を切り捨てることにより、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の実分解能PWMカウントを演算する実分解能PWMカウント演算手段(63)と、三相の相毎に、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記高分解能PWMカウントの合計値を前記分解能比で除算し、小数点以下を切り捨てた値と、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記実分解能PWMカウントの合計値との差分を演算する差分演算手段(64)と、三相の相毎に、前記差分演算手段によって得られた差分を、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記実分解能PWMカウントに分配することにより、前記各PWM周期に対する三相の各相の最終的なPWMカウントを生成する差分分配手段(65)とを含む、モータ制御装置である。なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、むろん、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
この構成では、電流制御周期内の各PWM周期に対する電動モータの回転角を個別に推定し、当該電流制御周期に対する二相電圧指令値を、当該電流制御周期内の各PWM周期に対する電動モータの回転角推定値を用いて、二相・三相変換することにより、当該電流制御周期内の各PWM周期に対する三相電圧指令値を演算している。そして、各PWM周期に対する三相電圧指令値を用いて、各相の最終的なPWMカウントを演算しているので、電動モータが高速駆動される場合でも、二相電圧指令値に応じた電圧を高い精度で電動モータに印加することができるようになる。
また、この構成では、電流制御周期内の各PWM周期の三相電圧指令値と、実分解能のPWM最大カウント数よりも大きな高分解能のPWM最大カウント数と用いて、当該電流制御周期内の各PWM周期に対する各相の高分解能PWMカウントを演算し、この高分解能PWMカウントから実分解能に応じた最終的なPWMカウントを生成している。このため、高分解能のPWMカウントを反映した最終的なPWMカウントを得ることができるので、電動モータが高速駆動される場合でも、二相電圧指令値に応じた電圧をより高い精度で電動モータに印加することができるようになる。
請求項に記載の発明は、前記差分分配手段は、三相の相毎に、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記実分解能PWMカウントのうち、当該実分解能PWMカウントに前記分解能比を乗算した値と、そのPWM周期に対応する前記高分解能PWMカウントとの差が大きいものから優先的に前記差分を分配するように構成されている、請求項に記載のモータ制御装置である。
請求項に記載の発明は、前記電流制御周期内に含まれる前記PWM周期の数をNとすると、前記高分解能のPWM最大カウント数は、前記実分解能のPWM最大カウント数をN倍した値である、請求項1または2に記載のモータ制御装置である。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、ECUの電気的構成を示すブロック図である。 図3は、電動モータの構成を図解的に示す模式図である。 図4は、PWM信号の周期Tcと電流制御周期Taとの関係を示す模式図である。 図5は、検出操舵トルクTに対するアシスト電流値Iaの設定例を示すグラフである。 図6は、PWMデューティ演算部の構成を示すブロック図である。 図7Aは、第1PWMカウント演算部によって演算された10個のPWM周期に対するU相の第1PWMカウントCi’等の具体例を示す表であり、図7Bは、第2PWMカウント演算部63によって演算される10個の第2PWMカウントCi等の具体例を示す表であり、図7Cは、差分分配後の各PWM周期に対するU相のPWMカウントCfiの具体例を示す表である。 図8は、各PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCiに分解能比Nを乗算した値Ci・Nと、そのPWM周期に対応するU相の第1PWMカウントCi’との差(Ci’−Ci・N)との具体例を示す表である。
以下では、この発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ制御装置が適用された電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
電動パワーステアリング装置(EPS:electric power steering)1は、車両を操向するための操舵部材としてのステアリングホイール2と、このステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を転舵する転舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と転舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。
ステアリングシャフト6は、ステアリングホイール2に連結された入力軸8と、中間軸7に連結された出力軸9とを含む。入力軸8と出力軸9とは、トーションバー10を介して相対回転可能に連結されている。
トーションバー10の近傍には、トルクセンサ11が配置されている。トルクセンサ11は、入力軸8および出力軸9の相対回転変位量に基づいて、ステアリングホイール2に与えられた操舵トルクTを検出する。この実施形態では、トルクセンサ11によって検出される操舵トルクTは、たとえば、右方向への操舵のためのトルクが正の値として検出され、左方向への操舵のためのトルクが負の値として検出され、その絶対値が大きいほど操舵トルクの大きさが大きくなるものとする。
転舵機構4は、ピニオン軸13と、転舵軸としてのラック軸14とを含むラックアンドピニオン機構からなる。ラック軸14の各端部には、タイロッド15およびナックルアーム(図示略)を介して転舵輪3が連結されている。ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(図1では下端)には、ピニオン16が連結されている。
ラック軸14は、自動車の左右方向に沿って直線状に延びている。ラック軸14の軸方向の中間部には、ピニオン16に噛み合うラック17が形成されている。このピニオン16およびラック17によって、ピニオン軸13の回転がラック軸14の軸方向移動に変換される。ラック軸14を軸方向に移動させることによって、転舵輪3を転舵することができる。
ステアリングホイール2が操舵(回転)されると、この回転が、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して、ピニオン軸13に伝達される。そして、ピニオン軸13の回転は、ピニオン16およびラック17によって、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。
操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを転舵機構4に伝達するための減速機構19とを含む。電動モータ18には、電動モータ18のロータの回転角を検出するための、例えばレゾルバからなる回転角センサ23が配置されている。減速機構19は、ウォーム軸20と、このウォーム軸20と噛み合うウォームホイール21とを含むウォームギヤ機構からなる。
ウォーム軸20は、電動モータ18によって回転駆動される。また、ウォームホイール21は、ステアリングシャフト6とは一体的に回転可能に連結されている。ウォームホイール21は、ウォーム軸20によって回転駆動される。
電動モータ18によってウォーム軸20が回転駆動されると、ウォームホイール21が回転駆動され、ステアリングシャフト6が回転する。そして、ステアリングシャフト6の回転は、中間軸7を介してピニオン軸13に伝達される。ピニオン軸13の回転は、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。すなわち、電動モータ18によってウォーム軸20を回転駆動することによって、転舵輪3が転舵されるようになっている。
車両には、車速Vを検出するための車速センサ24が設けられている。トルクセンサ11によって検出される操舵トルクT、車速センサ24によって検出される車速V、回転角センサ23の出力信号等は、ECU(電子制御ユニット:Electronic Control Unit)12に入力される。ECU12は、これらの入力信号に基づいて、電動モータ18を制御する。
図2は、ECU12の電気的構成を示すブロック図である。
ECU12は、マイクロコンピュータ31と、マイクロコンピュータ31によって制御され、電動モータ18に電力を供給する駆動回路(インバータ回路)32を含んでいる。駆動回路32と電動モータ18とを接続するための電力供給線には、2つの電流センサ33,34が設けられている。これらの電流センサ33,34は、駆動回路32と電動モータ18とを接続するための3本の電力供給線のうち、2本の電力供給線に流れる相電流を検出できるように設けられている。
電動モータ18は、例えば三相ブラシレスモータであり、図3に図解的に示すように、界磁としてのロータ100と、U相、V相およびW相のステータ巻線101,102,103を含むステータ105とを備えている。
各相のステータ巻線101,102,103の方向にU軸、V軸およびW軸をとった三相固定座標(UVW座標系)が定義される。また、ロータ100の磁極方向にd軸(磁極軸)をとり、ロータ100の回転平面内においてd軸と直角な方向にq軸(トルク軸)をとった二相回転座標系(dq座標系。実回転座標系)が定義される。dq座標系では、q軸電流のみがロータ100のトルク発生に寄与するので、d軸電流を零とし、q軸電流を所望のトルクに応じて制御すればよい。ロータ100の回転角(電気角)θは、U軸に対するd軸の回転角である。dq座標系は、ロータ回転角θに従う実回転座標系である。このロータ回転角θを用いることによって、UVW座標系とdq座標系との間での座標変換を行うことができる。
図2に戻り、マイクロコンピュータ31は、CPUおよびメモリ(ROM、RAM、不揮発性メモリなど)を備えており、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能するようになっている。この複数の機能処理部には、アシスト電流値設定部41と、電流指令値設定部42と、電流偏差演算部43と、PI(比例積分)制御部44と、二相・三相変換部45と、PWMデューティ演算部(PWM Duty演算部)46と、PWM出力部47と、三相・二相変換部48と、回転角演算部49と、回転速度演算部50と、回転角推定部51とが含まれる。
図4に示すように、PWM信号の周期(以下、「PWM周期」という。)Tcは、電流制御周期Taよりも小さい。この実施形態では、TcはTaの1/10である。言い換えれば、電流制御周期Ta内に10周期分のPWM周期Tcが含まれる。10周期分のPWM周期Tcの最初の周期を0番目の周期といい、それ以降の周期を1,2,…8,9番目の周期という場合がある。また、PWM周期の周期番号をi(i=0,1,2,…,9)で表す場合がある。電流制御周期Ta内に含まれる電流制御周期Taの数を、Nで表すことにする。この実施形態では、N=10である。
PWM周期Tcに相当するPWMクロック数を、実分解能のPWM最大カウント数Cmaxという。例えば、コンピュータのPWMクロック数が100[MHz]であり、PWM信号の周波数(以下、「PWM周波数」という。)が100[kHz]である場合には、実分解能のPWM最大カウント数Cmaxは、100,000,000×(1/100,000)=1000となる。電動モータ18への印加電圧の分解能(印可電圧の刻み幅。以下、「電圧分解能Vr」という。)は、PWM最大カウント数をCmaxとし、駆動回路32の電源電圧をVbとすると、Vr=Vb÷Cmaxで表される。したがって、実電圧分解能Vrは、Vb/1000[V/LSB]となる。電圧分解能Vrの値が小さい程、印加電圧の刻み幅が細かくなり、電圧分解能が高くなる。言い換えれば、電圧分解能Vrの値が大きい程、印加電圧の刻み幅が粗くなり、電圧分解能が低くなる。
以下において、実分解能のPWM最大カウント数Cmaxを、所定倍した値を、高分解能のPWM最大カウント数Cmax’という場合がある。この実施形態では、実分解能のPWM最大カウント数CmaxをN倍(Nは、電流制御周期Ta内に含まれるPWM周期Tcの数)した値を、高分解能のPWM最大カウント数Cmax’ということにする。したがって、この実施形態では、実分解能のPWM最大カウント数Cmaxに対する高分解能のPWM最大カウント数Cmax’の比(分解能比:Cmax’/Cmax)は、Nとなる。この実施形態では、分解能比(Cmax’/Cmax)をNとして扱うことにする。
図2に戻り、回転角演算部49は、回転角センサ23の出力信号に基づいて、電動モータ18のロータの回転角θ(電気角)を電流制御周期Ta毎に演算する。回転角演算部49によって演算されるロータ回転角θは、三相・二相変換部48、回転速度演算部50および回転角推定部51に与えられる。この実施形態では、ロータ回転角θが取得(検出)されるタイミングは、モータ相電流(I,I,I)のうちの2つの相電流が検出されるタイミングと同時であるものとする。
回転速度演算部50は、回転角演算部48によって演算されるロータ回転角θを時間微分することにより、電動モータ18のロータの回転速度ωを演算する。回転速度演算部50によって演算される回転速度ωは、回転角推定部51に与えられる。
回転角推定部51は、次式(1)に基づいて、次の電流制御周期Taに含まれる各PWM周期Tcの開始時点でのロータ回転角θi(θ0〜θ9)を推定する。
θ0=θ+ω・Ta
θ1=θ0+ω・Tc
θ2=θ1+ω・Tc

θ8=θ7+ω・Tc
θ9=θ8+ω・Tc …(1)
回転角推定部51によって推定されたロータ回転角θi(θ0〜θ9)は、二相・三相変換部45に与えられる。
アシスト電流値設定部41は、トルクセンサ11によって検出される検出操舵トルクTと、車速センサ24によって検出される車速Vとに基づいて、アシスト電流値Iaを電流制御周期Ta毎に設定する。検出操舵トルクTに対するアシスト電流値Iaの設定例は、図5に示されている。検出操舵トルクTは、例えば右方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、左方向への操舵のためのトルクが負の値にとられている。また、アシスト電流値Iaは、電動モータ18から右方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには正の値とされ、電動モータ18から左方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには負の値とされる。アシスト電流値Iaは、検出操舵トルクTの正の値に対しては正をとり、検出操舵トルクTの負の値に対しては負をとる。
検出操舵トルクTが−T1〜T1(たとえば、T1=0.4N・m)の範囲(トルク不感帯)の微小な値のときには、アシスト電流値Iaは零とされる。そして、検出操舵トルクTが−T1〜T1の範囲外の値である場合には、アシスト電流値Iaは、検出操舵トルクTの絶対値が大きくなるほど、その絶対値が大きくなるように設定される。また、アシスト電流値Iaは、車速センサ24によって検出される車速Vが大きいほど、その絶対値が小さくなるように設定されるようになっている。これにより、低速走行時には操舵補助力が大きくされ、高速走行時には操舵補助力が小さくされる。
電流指令値設定部42は、アシスト電流値設定部41によって設定されたアシスト電流値Iaに基づいて、dq座標系の座標軸に流すべき電流値を電流指令値として設定する。具体的には、電流指令値設定部42は、d軸電流指令値I およびq軸電流指令値I (以下、これらを総称するときには「二相電流指令値Idq 」という。)を設定する。さらに具体的には、電流指令値設定部42は、q軸電流指令値I をアシスト電流値設定部41によって設定されたアシスト電流値Iaとする一方で、d軸電流指令値I を零とする。電流指令値設定部42によって設定された二相電流指令値Idq は、電流偏差演算部43に与えられる。
三相・二相変換部48は、まず、電流センサ33,34によって検出される2相分の相電流から、U相電流I、V相電流IおよびW相電流I(以下、これらを総称するときは、「三相検出電流IUVW」という。)を演算する。そして、三相・二相変換部48は、UVW座標系の三相検出電流IUVWを、dq座標系の二相検出電流IおよびI(以下総称するときには「二相検出電流Idq」という。)に座標変換する。この座標変換には、回転角演算部49によって演算されるロータ回転角θが用いられる。
電流偏差演算部43は、d軸電流指令値I に対するd軸検出電流Iの偏差およびq軸電流指令値I に対するq軸検出電流Iの偏差を演算する。これらの偏差は、PI制御部44に与えられる。
PI制御部44は、電流偏差演算部43によって演算された電流偏差に対するPI演算を行なうことにより、電動モータ18に印加すべき二相電圧指令値Vdq (d軸電圧指令値V およびq軸電圧指令値V )を生成する。この二相電圧指令値Vdq は、二相・三相変換部45に与えられる。
二相・三相変換部45は、回転角推定部51から与えられる次の電流制御周期Taに対する回転角推定値θ0〜θ9を、複数の電流制御周期分にわたって記憶している。二相・三相変換部45は、今回の電流制御周期TaにおいてPI制御部44によって演算された二相電圧指令値Vdq に対して、前回の電流制御周期Taにおいて回転角推定部51によって演算された回転角推定値θ0〜θ9をそれぞれ用いて二相・三相変換を行うことにより、今回の電流制御周期Ta内に含まれる各PWM周期Tcに対する三相電圧指令値VUVW を演算する。三相電圧指令値VUVW は、U相電圧指令値V 、V相電圧指令値V およびW相電圧指令値V からなる。これにより、今回の電流制御周期Ta内に含まれる各PWM周期Tcに対する三相電圧指令値VUVW が得られる。
二相・三相変換部45によって得られた今回の電流制御周期Ta内に含まれる各PWM周期Tcに対する三相電圧指令値VUVW は、PWMデューティ演算部46に与えられる。
PWMデューティ演算部46は、電流制御周期Ta内に含まれる各PWM周期Tcに対する三相電圧指令値VUVW に基づいて、各PWM周期Tcに対するU相のPWMカウント(PWMデューティ)、V相のPWMカウントおよびW相のPWMカウントを生成して、PWM出力部47に与える。PWMデューティ演算部46の動作の詳細については、後述する。
PWM出力部47は、PWM周期Tc毎に、U相のPWMカウント、V相のPWMカウントおよびW相のPWMカウントにそれぞれ対応するデューティのU相PWM信号、V相PWM信号およびW相PWM信号を生成し、駆動回路32に供給する。
駆動回路32は、U相、V相およびW相に対応した三相インバータ回路からなる。このインバータ回路を構成するパワー素子がPWM出力部47から与えられるPWM信号によって制御されることにより、PWM周期Tc毎の三相電圧指令値VUVW に相当する電圧が電動モータ18の各相のステータ巻線101,102,103に印加されることになる。
電流偏差演算部43およびPI制御部44は、電流フィードバック制御手段を構成している。この電流フィードバック制御手段の働きによって、電動モータ18に流れるモータ電流が、電流指令値設定部42によって設定された二相電流指令値Idq に近づくように制御される。
以下、PWMデューティ演算部46の動作について、詳しく説明する。
図6は、PWMデューティ演算部46の構成を示すブロック図である。
PWMデューティ演算部46は、第1PWMカウント演算部(高分解能PWMカウント演算手段)61と、最終PWMカウント生成部62とを含む。PWMデューティ演算部46は、各PWM周期Tcに対するU相のPWMカウント、V相のPWMカウントおよびW相のPWMカウントを演算するものであるが、各相のPWMカウントの演算方法は同様であるので、U相のPWMカウントの算方法についてのみ説明する。
第1PWMカウント演算部61は、二相三相変換部45によって得られた電流制御周期内の各PWM周期に対するU相電圧指令値V と、高分解能のPWM最大カウント数Cmax’とを用いて、当該電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の高分解能PWMカウント(以下、「第1PWMカウントCi’」という。)を演算する。
あるPWM周期に対するU相の第1PWMカウントCi’は、当該PWM周期に対するU相電圧指令値をV とすると、次式(2)に基づいて演算される。
Ci’=V ×(Cmax’/Vb)
=V ×(10,000/Vb) …(2)
前記式(2)においてVbは、駆動回路32の電源電圧である。
理解を容易にするために、図7Aに、第1PWMカウント演算部61によって演算された10個のPWM周期(0〜9の周期番号)に対するU相の第1PWMカウントCi’の具体例等を示す。
最終PWMカウント生成部62は、第1PWMカウント演算部61によって演算された電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第1PWMカウントCi’に基づいて、当該電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の最終的なPWMカウント(以下、「最終PWMカウントCfi」という。)を生成する。最終PWMカウント生成部62は、第2PWMカウント演算部(実分解能PWMカウント演算手段)63と、差分演算部64と、差分分配部65とを含む。
第2PWMカウント演算部63は、第1PWMカウント演算部61によって演算された電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第1PWMカウントCi’を、分解能比(Cmax’/Cmax=N)で除算し、小数点以下を切り捨てることにより、当該電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の実分解能PWMカウント(以下、「第2PWMカウントCi」という。)を演算する。
あるPWM周期に対するU相の第1PWMカウントをCi’とすると、当該PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCiは、次式(3)に基づいて演算される。ただし、小数点以下は切り捨てられる。
Ci=Ci’÷N …(3)
第1PWMカウント演算部61によって演算された10個の第1PWMカウントCi’が図7Aである場合には、第2PWMカウント演算部63によって演算される10個の第2PWMカウントCiは、図7Bに示すようになる。
差分演算部64について説明する。第1PWMカウント演算部61によって演算された、電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第1PWMカウントCi’の合計値をΣCi’とする。合計値ΣCi’を、分解能比Nで除算し、小数点以下を切り捨てた値をΣCi’/Nとする。第2PWMカウント演算部63によって演算された、当該電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCiの合計値をΣCiとする。差分演算部64は、ΣCi’/NとΣCiとの差分(ΣCi’/N−ΣCi)を演算する。
図7A,図7Bの例では、10個の第1PWMカウントCi’の合計値ΣCi’は51432となり、それを分解能比(この実施形態ではN)で除算し、小数点以下を切り捨てた値は5143となる。また、10個の第2PWMカウントCiの合計値ΣCiは5138となる。したがって、これらの差分(ΣCi’/N−ΣCi)は、5となる。
差分分配部65は、差分演算部64によって演算された差分を、第2PWMカウント演算部63によって演算されたU相の第2PWMカウントCiに分配する。例えば、差分分配部65は、第2PWMカウント演算部63によって演算された電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCiのうち、当該第2PWMカウントに分解能比Nを乗算した値Ci・Nと、そのPWM周期に対応する第1PWMカウントCi’との差が大きいものから優先的に、差分を分配する。
図7Aおよび図7Bの例では、各PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCiに分解能比Nを乗算した値Ci・Nと、そのPWM周期に対応するU相の第1PWMカウントCi’との差(Ci’−Ci・N)は、図8に示すようになる。図8から、0〜9番目のPWM周期のうち、差(Ci’−Ci・N)が大きい上位の5周期は、0、1、3、5および8番目の周期となる。そこで、図7Bの第2PWMカウントCiのうち、0、1、3、5および8番目の周期の第2PWMカウントCiそれぞれに1が加算される。これにより、差分分配後の各PWM周期に対するU相のPWMカウント(最終的なU相のPWMカウント)Cfiは、図7Cに示すようになる。Cfiの合計値ΣCfiは5143となり、ΣCi’/Nと同じ値になる。つまり、差(Ci’−Ci・N)と差(Ci’−Cfi・N)とを各PWM周期で比較すると、差差(Ci’−Ci・N)に対して差(Ci’−Cfi・N)の方が小さく、Ci・Nに比べてCfi・Nの方がCi’をより反映できており、三相電圧指令値をより反映できていることになる。
前記実施形態では、電流制御周期内の各PWM周期に対するロータ回転角θiを推定し、二相電圧指令値Vdq を各PWM周期に対するロータ回転角推定値θiを用いて二相・三相変換することにより、各PWM周期に対する三相電圧指令値VUVW を演算している。そして、各PWM周期に対する三相電圧指令値VUVW を用いて、各相のPWMカウント(PWMデューティ)を演算しているので、電動モータが高速駆動される場合でも、二相電圧指令値Vdq に応じた電圧を高い精度で電動モータに印加することができるようになる。
また、前述の実施形態では、実分解能のPWM最大カウント数Cmaxよりも大きな高分解能のPWM最大カウント数Cmax’と、各PWM周期に対する三相電圧指令値VUVW とを用いて、各PWM周期に対する各相の高分解能のPWMカウント(第1PWMカウントCi’)を演算し、この第1PWMカウントから実分解能に応じた最終的なPWMカウントCfiを生成している。このため、高分解能のPWMカウントCi’を反映した最終的なPWMカウントを得ることができるので、電動モータが高速駆動される場合でも、二相電圧指令値Vdq に応じた電圧をより高い精度で電動モータに印加することができるようになる。
前述の実施形態では、電流制御周期Ta内に10個のPWM周期Tcが含まれているが、電流制御周期Ta内に含まれるPWM周期Tcの数は2以上であれば任意数であってよい。
前述の実施形態では、差分分配部65は、第2PWMカウント演算部63によって演算された電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCiのうち、当該第2PWMカウントに分解能比Nを乗算した値Ci・Nと、そのPWM周期に対応する第1PWMカウントCi’との差が大きいものから優先的に差分を分配している。しかし、差分分配部65は、第2PWMカウント演算部63によって演算された電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCi、差分を平均的に分配してもよい。また、差分分配部65は、第2PWMカウント演算部63によって演算された電流制御周期内の各PWM周期に対するU相の第2PWMカウントCiのうちの一部の第2PWMカウントに、差分を集中的に分配してもよい。
また、前記実施形態では、最終PWMカウント生成部62は、第2PWMカウント演算部63と差分演算部64と差分分配部65とから構成されているが、最終PWMカウント生成部62は、第1PWMカウント演算部61によって演算された電流制御周期内の各PWM周期に対する各相の高分解能PWMカウントCi’を、分解能比で除算し、小数点以下を四捨五入することにより、当該電流制御周期内の各PWM周期に対する各相の最終的なPWMカウントを生成するように構成されていてもよい。
また、前記実施形態では、実分解能のPWM最大カウント数CmaxをN倍(Nは、電流制御周期Ta内に含まれるPWM周期Tcの数)した値を、高分解能のPWM最大カウント数Cmax’として設定しているが、実分解能のPWM最大カウント数Cmaxに、電流制御周期Ta内に含まれるPWM周期Tcの数Nとは異なる所定数(1よりも大きな値)を乗算した値を、高分解能のPWM最大カウント数Cmax’として設定してもよい。
前記実施形態では、この発明を電動パワーステアリング装置のモータ制御装置に適用した場合について説明したが、この発明は、電動パワーステアリング装置以外に用いられるモータ制御装置にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
12…ECU、18…電動パワーステアリング装置、32…駆動回路、45…二相・三相変換部、46…PWMデューティ演算部、50…モータ回転速度演算部、51…回転角推定部、61…第1PWMカウント演算部、62…最終PWMカウント生成部、63…第2PWMカウント演算部、64…差分演算部、65…差分分配部

Claims (3)

  1. 電流制御周期内に複数のPWM周期が含まれており、電流制御周期内の各PWM周期において生成されるPWM信号に基づいて電動モータが制御されるモータ制御装置であって、
    電流制御周期毎に、二相回転座標系の二相電圧指令値を生成する二相電圧指令値生成手段と、
    電流制御周期内の各PWM周期に対する前記電動モータの回転角を個別に推定するモータ回転角推定手段と、
    ある電流制御周期に対して前記二相電圧指令値生成手段によって生成された二相電圧指令値を、前記モータ回転角推定手段によって推定された当該電流制御周期内の各PWM周期に対する前記電動モータの回転角を用いて二相・三相変換することにより、当該電流制御周期内の各PWM周期に対する三相固定座標系の三相電圧指令値を演算する三相電圧指令値演算手段と、
    PWM周波数に対応したPWM最大カウント数を実分解能のPWM最大カウント数とし、前記実分解能のPWM最大カウント数を所定倍したPWM最大カウント数を高分解能のPWM最大カウント数とすると、前記三相電圧指令値演算手段によって演算された前記電流制御周期内の各PWM周期の三相電圧指令値と前記高分解能のPWM最大カウント数と用いて、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の高分解能PWMカウントを演算する高分解能PWMカウント演算手段と、
    前記高分解能PWMカウント演算手段によって演算された前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の高分解能PWMカウントに基づいて、前記各PWM周期に対する三相の各相の最終的なPWMカウントを生成する最終PWMカウント生成手段とを含み、
    前記最終PWMカウント生成手段は、
    前記実分解能のPWM最大カウント数に対する前記高分解能のPWM最大カウント数の比を分解能比とすると、前記高分解能PWMカウント演算手段によって演算された前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の高分解能PWMカウントを、前記分解能比で除算し、小数点以下を切り捨てることにより、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する三相の各相の実分解能PWMカウントを演算する実分解能PWMカウント演算手段と、
    三相の相毎に、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記高分解能PWMカウントの合計値を前記分解能比で除算し、小数点以下を切り捨てた値と、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記実分解能PWMカウントの合計値との差分を演算する差分演算手段と、
    三相の相毎に、前記差分演算手段によって得られた差分を、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記実分解能PWMカウントに分配することにより、前記各PWM周期に対する三相の各相の最終的なPWMカウントを生成する差分分配手段とを含む、記載のモータ制御装置。
  2. 前記差分分配手段は、三相の相毎に、前記電流制御周期内の各PWM周期に対する前記実分解能PWMカウントのうち、当該実分解能PWMカウントに前記分解能比を乗算した値と、そのPWM周期に対応する前記高分解能PWMカウントとの差が大きいものから優先的に前記差分を分配するように構成されている、請求項に記載のモータ制御装置。
  3. 前記電流制御周期内に含まれる前記PWM周期の数をNとすると、前記高分解能のPWM最大カウント数は、前記実分解能のPWM最大カウント数をN倍した値である、請求項1または2に記載のモータ制御装置。
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