JP6756117B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現金処理装置、特に、金融機関、店舗等が取り扱う現金を集計する現金処理装置に関する。
売り上げた現金を入金する入金処理を行う現金処理装置に関する技術が開発されている(例えば、特許文献1等参照)。
入金処理では、レジスタ担当者(以下、単にレジ担当者という)が例えばPOSシステムを採用しているレジスタから集計金額等を記載した伝票に基づいて、伝票金額を入力する。
次に、レジ担当者は現金処理装置に現金を投入し、現金処理装置は投入金額を金種別に計数する。このとき、入力された伝票金額と、現金処理装置で計数された入金金額とが一致する場合、確定操作を行うことにより入金処理が完了する。
また、現金処理装置で計数された現金の計数額を伝票金額として、伝票金額の入力を省略する、「計数額を伝票金額とする入金取引」が行われることも知られている。
特開2014−106804号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の現金処理装置では、操作者が現金処理装置へ入金した金額を画面で見た時点で、入金すべき金額の過不足が分かる。
このため、過剰に入金した場合に、操作者が入金取消操作を実施し、操作者が過剰分の現金を差し引いて再度入金するといった不正行為を行い得る。
また、「計数額を伝票金額とする入金取引」では、必ず伝票金額と計数額とが一致する。入金取引の履歴は入金取引完了時に履歴情報として記憶部に記憶される。
このため、操作者が入金取消操作を実施すると、入金取消操作が行われたという履歴が残らない。したがって不正行為を検知することが出来ないといった問題があった。
そこで、本発明は、不正を行いにくくすることができる現金処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、利用者操作を受付ける操作手段と、現金の投入を行う現金投入手段と、現金投入手段から投入された現金を計数する現金計数手段と、現金計数手段による計数額を表示する表示手段と、操作手段により確定操作を行うことにより完了する入金取引において、計数額を表示手段に表示した後に、操作手段から入金取消指示を取得した場合は、当該入金取消指示に係る処理データを入金キャンセルデータとして履歴情報を記憶部に記憶させる制御手段とを備え、制御手段は、入金キャンセルデータを記憶部に記憶する際に、入金取引において操作手段を用いて入力された伝票金額を記憶させ、入金取消指示を取得した後の第2の入金取引において、当該第2の入金取引における計数額が記憶部に記憶されている伝票金額と一致する場合は、現金管理者により入金キャンセルデータを承認する処理を実行することで、第2の入金取引を完了させる、ことを特徴とする現金処理装置。
本発明によれば、入金取引の完了前に、操作手段から処理取消指示があると現金管理者の承認がない場合、入金取引を完了できない。
このため、過剰に入金した場合に、操作者が入金取消操作を実施し、過剰分の現金を差し引いて再度入金する不正を行おうとすると、現金管理者に察知される。よって、不正を行いにくくした現金処理装置が提供される。
実施形態の現金処理装置が通信網経由で記憶部と接続されている様子を説明する模式図である。 実施形態の現金処理装置で、外観を示す斜視図である。 実施形態の現金処理装置で、要部の構成を説明する模式的な側面図である。 実施形態の実施例1の現金処理装置で、処理の順序を説明するフローチャートである。 実施形態の現金処理装置で、現金管理者メニュー画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、担当者メニュー画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、計数結果画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、現金の入金確定確認画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、取消確認POPUP画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、取消再確認POPUP画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、承認方法選択画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、業務終了時の処理の順序を説明するフローチャートである。 実施形態の現金処理装置で、未承認の入金キャンセル一覧画面の一例を示す正面図である。 実施形態の現金処理装置で、締上時の処理の順序を説明するフローチャートである。 実施形態の現金処理装置で、入金キャンセル承認誘導画面の一例を示す正面図である。 実施形態の実施例2の現金処理装置で、処理の順序を説明するフローチャートである。 実施形態の実施例3の現金処理装置で、処理の順序を説明するフローチャートである。
本発明の実施形態について、図1乃至図17を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態の現金処理装置を示すもので、各店舗A〜Zの現金処理装置a〜zが通信網1経由で、遠隔地のセンタ100に設けられた記憶部としてのサーバ101に接続されている様子を説明する模式図である。この実施形態の現金処理装置では、記憶部を遠隔地に設置されたサーバ101に設けているが、たとえば、後述する現金処理装置a内や、この現金処理装置aに接続されるハードディスクなどの外部記憶装置によって構成されていてもよい。
図2は、実施形態の現金処理装置a〜zの一つで、外観を示す斜視図である。また、図3は、実施形態の一つの現金処理装置、たとえば現金処理装置aで、要部の構成を説明する模式的な側面図である。
現金処理装置は、主に、筺体10の上部に利用者操作を受付ける操作手段と、表示手段とを兼ねる操作表示部11が設けられている。この操作表示部11は、タッチパネルおよび液晶表示装置などを有して構成されている。
そして、この操作表示部11は、後述する現金計数手段による現金計数結果を表示したり、装置の状態を表示したり、取引時の操作者による操作を誘導する操作誘導画面を表示する。
また、現金処理装置には、この操作表示部11に隣設してカードリーダ部13が設けられている。このカードリーダ部13は、取引開始時にICカードやIDカード2などを、タッチまたはパスすることにより、本人認証を行えるように構成されている。
さらに、現金処理装置には、図3に示すように施封部14およびレシートプリンタ15が設けられている。施封部14は、投入または出金された紙幣を集積して施封を行うように構成されている。
レシートプリンタ15は、取引の結果を内蔵されているレシートに印字して、印字されたレシートを排出するように構成されている。
また、筺体10の上面部10aには、硬貨または紙幣を含む現金の投入および返却を行う現金投入手段としての現金投入口12a,12bが設けられている。
この筺体10の内部には、現金投入口12a,12bから投入された現金を計数する現金計数手段としての硬貨鑑別部16と、紙幣鑑別部18とが設けられている。
これらの硬貨鑑別部16と、紙幣鑑別部18とは、硬貨一時保留部17と紙幣一時保留部19とに一時的に集積された硬貨または紙幣を鑑別して計数するように構成されている。
この筺体10の内部には、リサイクルカセット部20が設けられていて、金種ごとに紙幣を集積して出金準備金として収納する。リジェクト部21は、売上入金時、出金時等に紙幣鑑別部18で異常と鑑別されたリジェクト紙幣を集積するように構成されている。
また、硬貨返却箱22は、計数処理時の計数後の硬貨や、入金処理時に硬貨鑑別部16で異常と鑑別されたリジェクト硬貨、および入金取消により顧客に返却する硬貨を集積して返却するように構成されている。
出金ホッパ23は、出金準備金を出納可能に収納している。そして、入金で正常貨であると鑑別された硬貨を収納して、出金時に硬貨を硬貨出金箱24に出金するように構成されている。
さらに、この現金処理装置の筺体10には、硬貨回収庫25が設けられている。この硬貨回収庫25は、売上作成時に出金ホッパ23から売上金を移動して格納するように構成されている。
また、この現金処理装置は、操作表示部11から処理取消指示を取得して、履歴情報としてサーバ101に記憶させる制御手段としての制御部8を備えている。
そして、この現金処理装置は、制御部8が処理取消指示に係る処理データを履歴情報として、サーバ101に記憶させる際、現金管理者の承認を必要とするように構成されている。詳細は後記する。
次に、この実施形態の現金処理装置の作用効果についてフローチャートに沿って説明する。
図4は、実施形態の実施例1の現金処理装置で、処理の順序を説明するフローチャートである。
取引開始時に図2に示す現金処理装置の上部のカードリーダ部13に、現金の入金を行うオペレータ(以下担当者とも記す)または、承認を行う現金管理者の何れかがICカードやIDカード2などを、タッチまたはパスする。これにより、現金管理者メニュー画面30または、担当者メニュー画面40が表示される。
図5は、実施形態の現金処理装置で、現金管理者メニュー画面30の一例を示す正面図である。
図6は、実施形態の現金処理装置で、担当者メニュー画面40の一例を示す正面図である。担当者メニュー画面40は、入金ボタン41、出金ボタン42、および次候補選択ボタン43を含んでいる。
ここでは、担当者が担当者用のICカードまたはIDカード2をカードリーダ部13にタッチまたはパスすると、図6に示す担当者メニュー画面40が操作表示部11に表示される。
ステップS100にて、担当者メニュー画面40から入金ボタン41が選択されると、現金の入力処理が開始される。
まず、ステップS101では、操作表示部11を用いて伝票金額が入力される。
また、ステップS102では、現金投入口12a,12bの少なくとも何れか一方から現金が投入されて、硬貨鑑別部16または紙幣鑑別部18にて現金の計数が行われる。
ステップS101,ステップS102は、何れが先に行われてもよい。
ステップS103では、計数結果が操作表示部11に計数結果画面50として表示される。
図7は、計数結果画面50の一例を示す正面図である。計数結果画面50では、表示欄51に、伝票金額、計数額および釣銭額が表示される。
この計数結果画面50には、確認ボタン52、取消ボタン53、追加入金ボタン54が含まれている。ここで取消ボタン53による取消操作とは、入金操作をやめて取り消す入金取消操作のことであり、操作手段からの処理取消指示に相当する。
ステップS104では、計数結果画面50の表示欄51に表示されている、伝票金額、計数額および釣銭額を見ながら、担当者は、確認ボタン52、取消ボタン53、追加入金ボタン54の中から何れか一つを選択する。
[金額確定の場合]
ステップS104にて、確認ボタン52が押下げられると、ステップS105で入金確定確認画面60(図8参照)が表示される。
図8は、現金の入金確定確認画面60の一例を示す正面図である。
図8に示す入金確定確認画面60は、メッセージ欄61、[はい]ボタン62、[いいえ]ボタン63を含む。
メッセージ欄61には「手元に入金していない現金はありませんか?なければ[はい]、あれば[いいえ]を押してください」と表示される。
担当者は、この表示を見て、i)不正をしようとしていた場合、本表示により警戒させることで不正を思いとどまる。または、ii)不正の意図なく現金の入金し忘れがあった場合、入金を促される。
ステップS107では、手元に現金がない場合(ステップS107にてYES)、[はい]ボタン62を押して、次のステップS108に処理を進め、手元に現金がある場合(ステップS107にてNO)[いいえ]ボタン63を押してステップS100に戻り、入金を繰り返す。
ステップS108では、レシートプリンタ15にてレシートを印字して、筺体10の外部に印字されたレシートが送り出される。
ステップS109では、現金の出納が行われ、ステップS110で釣銭がある場合は、次のステップS111に処理を進めて(ステップS110にてYES)、紙幣投入口12bおよび硬貨出金箱24から、釣銭額に相当する金額の紙幣および硬貨を返却する。
ステップS112で、担当者は、紙幣投入口12bおよび硬貨出金箱24から、釣銭を受け取る。
ステップS110で釣銭がない場合は、そのまま処理を終了する(ステップS110にてNO)。
[取消の場合]
ステップS104にて、図7に示す取消ボタン53が押下げられると、ステップS106に処理が進み、取消確認POPUP画面70が計数結果画面50の上に重ねられて表示される。
図9は、取消確認POPUP画面70の一例を示す正面図である。
この取消確認POPUP画面70は、「取消しを行いますよろしいですか?」との表示とともに、[はい]ボタン71、[キャンセル]ボタン72が表示される。そして、この表示により、担当者にいずれかのボタンの選択を要求する。
ステップS120にて、[はい]ボタン71が押下げられると、次のステップS121に処理が進み、[キャンセル]ボタン72が押し下げられると、ステップS103に処理が戻されて、入金取消操作が取りやめとなり、キャンセルされる。
ステップS121では、釣銭があるか否かが判定される。これにより、釣銭がない場合は、処理を終了(ステップS121にてNO)する。
また、釣銭がある場合は、ステップS122に進み(ステップS121にてYES)、取消再確認POPUP画面80を操作表示部11にて表示する。釣銭がある場合には、キャンセル操作がされて不正が行われ得る。
このステップS121における判定は、伝票金額=計数額であるか否かの判定であってもよい。この場合、ステップS121の判断は、伝票金額=計数額である場合は、ステップS122に進み(ステップS121にてYES)、取消再確認POPUP画面80を操作表示部11にて表示する。また、伝票金額=計数額でない場合は、処理を終了(ステップS121にてNO)する。
図10は、取消再確認POPUP画面80の一例を示す正面図である。
この取消再確認POPUP画面80は、「取消しは不要ですが、行いますか?取消す場合、その操作は記録されます」との表示とともに、[はい]ボタン81、[キャンセル]ボタン82が表示される。そして、この表示により、担当者にいずれかのボタンの選択を要求する。
ステップS123で、[キャンセル]ボタン82が押下げられた場合、ステップS103に戻り、操作表示部11にて図7に示す計数結果画面50が表示され、金額確定に進むように促されるため、不正が未然に防止される。
ステップS123で、[はい]ボタン81が押下げられた場合、ステップS124に進み、入金取消操作があったことをサーバ101の履歴に記録する。
ステップS125で、承認方法選択画面90が操作表示部11にて表示される。
図11は、承認方法選択画面90の一例を示す正面図である。
この承認方法選択画面90は、「現金を返却するため、現金管理者の承認が必要です承認方法を選択してください」との表示とともに、[即時承認]ボタン91、[後で承認]ボタン92が表示される。そして、この表示により、担当者にいずれかのボタンの選択を要求する。このように、現金管理者の承認は、入金取消操作の直後に行うか否かを選択可能である。
ステップS126で[即時承認]ボタン91が押し下げられた場合は、ステップS129に処理が進み、操作表示部11にて承認待ちの状態であることが表示される。
ステップS130で、現金管理者がカードリーダ部13に承認者カードであるICカードやIDカード2を、タッチまたはパスし、未承認であった入金取消操作が押下された入金取引に対して、入金キャンセルを承認する処理を実行することで、入金取引を完了させると、ステップS128にて現金が返却される。
ステップS126で[後で承認]ボタン92が押し下げられた場合は、サーバ101が未承認の入金キャンセルデータを記憶しているため、処理取消指示を受付けて、ステップS128にて現金が硬貨返却箱22から、担当者に返却される(ステップS112)。
このため、現金管理者がその場に居なくても業務の遂行が滞らない。このように、入金取引をキャンセルする選択がなされた場合、必ず現金管理者が承認を実行しなければ入金取引が完了しない。
[追加入金の場合]
ステップS104にて、図7に示す追加入金ボタン54が押下げられると、ステップS100に処理が進み、再度現金の入力が行われる。
[業務終了時]
日々の業務終了に、現金管理者は締上取引を実施する。このとき、未承認の入金キャンセルがあった場合は、締上不可とする。すなわち、締上するためには、現金管理者による入金キャンセルの承認が必ず行われる必要がある。
図12は、業務終了時の処理の順序を説明するフローチャートである。
入金キャンセルの中には、後で承認を受けるため、承認を待つ間、一時保留のまま未承認となっているものがある。
現金管理者は、図5に示す現金管理者メニュー画面30の入金キャンセル承認ボタン33を押下げて、入金キャンセル承認処理を開始する。
現金管理者メニュー画面30は、入金ボタン31、出金ボタン32、入金キャンセル承認ボタン33、締上ボタン34および次候補選択ボタン35を含んでいる。現金管理者メニュー画面30は、現金管理者用のICカードやIDカード2のみによって表示できるため、現金管理者のみが表示させることができて、担当者は表示させることができない。
なお、ここで、入金キャンセル承認ボタン33は、未承認の入金キャンセルがあった場合のみ有効となるように、未承認の入金キャンセルがない場合はグレーアウトに表示が変更されて押下げ操作が出来ないように構成されているとさらによい。
ステップS150では、操作表示部11に承認待ちの状態である入金キャンセル一覧画面210が表示される。
図13は、未承認の入金キャンセル一覧画面210の一例を示す正面図である。
この入金キャンセル一覧画面210は、「承認する入金キャンセルを選択してください」との表示とともに、未承認の入金キャンセルの一覧表211をスクロールバー212とともに表示する。また、[前を表示]ボタン213、[次を表示]ボタン214が下欄に表示される。そして、これらの一覧表示により、担当者は、複数の全□ページのうち、○ページ目を一覧表示して、いずれかの未承認の入金キャンセルを選択することができる。
ステップS151にて、一覧より承認する未承認の入金キャンセルを選択し、入金キャンセルを承認する処理を実行することで、入金取引を完了させる。ステップS152では、一覧より選択された未承認の入金キャンセルの記憶をサーバ101から消去する。
[締上業務]
図14は、締上時の処理の順序を説明するフローチャートである。
現金管理者は、図5に示す締上ボタン34を押下げて、締上取引を開始する。
ステップS160で、未承認の入金キャンセルがあるか否かが判定される。
ステップS160で未承認の入金キャンセルがない場合(ステップS160にてNO)は、ステップS161に進み、締上処理が行われて終了する。
ステップS160で未承認の入金キャンセルがある場合(ステップS160にてYES)は、ステップS162に進み、操作表示部11に未承認の入金キャンセル承認誘導画面220が表示される。
図15は、入金キャンセル承認誘導画面220の一例を示す正面図である。
入金キャンセル承認誘導画面220は、「未承認の入金キャンセルがあります。現金管理者の承認後、再度締上してください」との表示とともに、確認ボタン221が下欄に表示される。このとき、未承認の入金キャンセルの一覧を表示して現金管理者が承認するようにしてもよい。
現金管理者は、日々締上取引を実施している。締上取引では、全ての未承認の入金キャンセルを承認しなければならない。
一方、操作者は、過剰に入金した場合に入金取消操作を実施し、過剰分の現金を差し引いて再度入金する不正を行おうとすると、入金キャンセルがサーバ101に記憶されて現金管理者に察知される。よって、操作者による不正を行いにくくすることができる。
また、この実施例1では、計数金額と伝票金額とが等しい場合は不正ではないが入金キャンセルする必要はなく、それでもキャンセルされた場合は、不審な行為であるため(ステップS123にて[はい]押下)、不正と同様に現金管理者の承認が必要な処理(ステップS124〜ステップS130)が必要となる。
このため、さらに操作者による不正を行いにくくすることができる。
本実施形態では、操作表示部11から処理取消指示があると現金管理者の承認がない場合、入金取引を完了できない。
このため、過剰に入金した場合に、操作者が入金取消操作を実施し、過剰分の現金を差し引いて再度入金する不正を行おうとすると、現金管理者に察知される。よって、不正を行いにくくした現金処理装置が提供される。
図16は、実施形態の実施例2の現金処理装置で、処理の順序を説明するフローチャートである。なお、実施例1の現金処理装置と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
この実施例2の入金取引におけるステップS200〜ステップS206については、実施例1のステップS100〜ステップS106と同様である。
この実施例2の現金処理装置では、入金キャンセル後の入金で、今回の計数額が未承認の処理データとしてサーバ101に記憶されている伝票金額と一致する場合は、不正が行われている可能性があるため、現金管理者の承認を必要とする。
すなわち、ステップS204では、計数結果画面50の表示欄51に表示されている、伝票金額、計数額および釣銭額を見ながら、担当者は、確認ボタン52、取消ボタン53、追加入金ボタン54の中から何れか一つを選択する。
[金額確定の場合]
ステップS204にて、確認ボタン52が押下げられると、ステップS205にて入金確定確認画面が表示されて、ステップS207で今回の計数額が未承認の入金キャンセルの中の何れかの伝票金額と一致するか否かが判定される。
ステップS207で、計数額に一致するものがある場合(ステップS207にてYES)は、ステップS208に処理を進めて操作表示部11に「承認待ち」であることを表示する。ここで、未承認者とは、承認する権限を持たない例えば、担当者のことである。また、未承認者カードとは、承認する権限のないカードのことである。
「承認待ち」であることの表示には、「伝票金額が前回入金キャンセルされたものと一致しています」とのメッセージがふくまれる。
ステップS207で、計数額に一致するものがない場合(ステップS207にてNO)は、ステップS213に処理を進める。ステップS213〜ステップS217は、実施例1のステップS108〜ステップS112(図4参照)と同様であるので説明を省略する。
ステップS209で承認者がカードリーダ部13に承認者カードをタッチすると、ステップS210で、操作表示部11に未承認の入金キャンセルの一覧が表示される。
未承認の入金キャンセルの一覧には、サーバ101に記憶されている入金取引の日時と、オペレータID、伝票金額、計数金額が入金取引ごとに一覧表として表示される(図13参照)。
ステップS211では、一覧から承認する入金キャンセルの入金取引を選択する。ここで、未承認の入金キャンセルとは、今回、全く無関係な入金取引の可能性もある。このため、未選択も可能とすることができる。
このとき、現金管理者が管理者カードを用いて承認することにより、異なる担当者が共謀して行おうとする不正を防止することができる。
ステップS212では、サーバ101から選択された未承認の入金キャンセルの記憶を消去する。このとき、一覧表として表示される記憶が消去されて、履歴はサーバ101に残るようにするとなおよい。サーバ101に記憶されている入金キャンセルに関する記憶を消去する際は現金管理者の承認を必要としてもよい。
なお、前回の担当者と、今回の担当者とは同一でもよい。また、前回の担当者が現金管理者だった場合は、前回の担当者が承認できる。さらに、今回の担当者が現金管理者だった場合は、今回の担当者が承認できる。
[取消の場合]
ステップS206〜ステップS224については、実施例1のステップS106〜ステップS124,ステップS127,128と略同様であるので説明を省略する(図4参照)。
ここで、ステップS125〜ステップS130のように承認方法を選択できるようにしてもよい。
このように構成された実施例2の現金処理装置では、前記実施形態の実施例1の作用効果に加えてさらに、今回の入金取引きを前回の担当者が行った場合、前回の入金取引と今回の入金取引との間に、前回の担当者が単独で不正したことが想定される。このため、この担当者とともに現金管理者が承認を行うことで不正を防止できる。
また、異なる担当者が共謀して行おうとする不正では、今回の入金取引を前回の担当者と違う担当者が行っても、サーバ101に取り消し履歴が記憶されているため、前回の入金取引と今回の入金取引との間に不正が行われたことがわかる。
このため、前回の担当者が不正が発覚しないように今回の入金取引を違う担当者に行わせても、現金管理者が承認を行うことで不正を防止できる。
なお、実施形態では、各店舗A〜Zの現金処理装置a〜zが通信網1経由で、サーバ101に接続されている。このため、サーバ101に取り消し履歴を共有することにより、同一店舗内で異なる現金処理装置を用いて不正が行われる場合や、異なる店舗A〜Zの現金処理装置a〜zを複数台利用した不正も防止することができる。
他の構成、および作用効果については、実施例1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施例3]
図17は、実施形態の実施例3の現金処理装置で、処理の順序を説明するフローチャートである。なお、実施例1,2の現金処理装置と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
この実施例3では、伝票金額の入力を省略(図4中ステップS101に相当)して現金処理機において計数額を伝票金額として扱う「計数額を伝票金額とする入金取引」が行われる場合を説明する。
「計数額を伝票金額とする入金取引」が行われる場合、必ず伝票金額と計数額とが一致するため、不正を検知できない。
このため、この実施例3では、「計数額を伝票金額とする入金取引」が行われた場合、入金キャンセルは、全て未承認の入金キャンセルとして取り扱われる。
すなわち、ステップS300で現金の入金が行われると、ステップS301では、現金の計数が行われる。
この実施例3の入金取引におけるステップS300,ステップS302〜ステップS310については、実施例1のステップS100,ステップS103〜ステップS130とほぼ同様(図4参照)であるので説明を省略する。
なお、「計数額を伝票金額とする入金取引」が行われた場合、釣銭はないため、図4中のステップS110,ステップS121に対応する部分はない。
この実施例3では、ステップS307にて、取消確認のため[はい]ボタンが押し下げられると、ステップS308にて直ちに入金キャンセル操作が履歴に記録される。
このため、必ず伝票金額と計数額とが一致する「計数額を伝票金額とする入金取引」が行われる場合であっても、入金キャンセル操作は全て履歴に記録されて、現金管理者の承認を必要とする。
したがって、「計数額を伝票金額とする入金取引」時の不正も検知することができる。
[リジェクト紙幣およびリジェクト硬貨]
「計数額を伝票金額とする入金取引」時にリジェクト紙幣およびリジェクト硬貨が存在しているにも関わらず、伝票金額と計数額とが一致した場合は、そのリジェクトした現金を投入しない不正が行われるおそれがある。
そこで、計数でリジェクトがあり、そのリジェクトした現金を投入していないのに伝票金額=計数額となった場合、そのリジェクト紙幣およびリジェクト硬貨を入金しないと入金取引が完了できないようにする。
具体的には、確認ボタン押下で、伝票金額と計数額とが一致した場合は、リジェクト紙幣およびリジェクト硬貨の計数を行う。そして、ステップS300の現金の入金に処理を戻して、そのリジェクトした現金を投入して追加入金させる。
追加入金があった場合は、正常に入金処理が終了する。一方、リジェクト紙幣およびリジェクト硬貨を投入していないにも関わらず、入金キャンセル時に、伝票金額と計数額とが一致している場合は、現金管理者の承認を必要とするように構成する。これによりリジェクトした現金を投入しない不正を防止することができる。
なお、ここでは、実施例3の「計数額を伝票金額とする入金取引」を行う場合にリジェクト紙幣およびリジェクト硬貨の不正を検知することを示して説明したが、実施例1,2の処理でリジェクト紙幣およびリジェクト硬貨の不正を検知する入金取引を用いてもよい。
他の構成、および作用効果については、実施例1,2と同一乃至均等であるので説明を省略する。
以上、本実施形態に係る入力装置について詳述してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでない。
例えば、本実施形態では、遠隔地のセンタ100に設けられたサーバ101を記憶部としているが特にこれに限らず、キャンセル処理の記憶が履歴として残るものであれば、現金処理装置a〜zが設置されている各店舗A〜Z内にサーバ101が設けられていてもよい。
1 通信網
2 IDカード
10 筺体
11 操作表示部(操作手段および表示手段)
12a 現金投入口(現金投入手段)
13 カードリーダ部
14 施封部
15 レシートプリンタ
16 硬貨鑑別部(現金計数手段)
17 硬貨一時保留部
18 紙幣鑑別部(現金計数手段)
19 紙幣一時保留部
101 サーバ(記憶部)
A〜Z 店舗
a〜z 現金処理装置

Claims (3)

  1. 利用者操作を受付ける操作手段と、
    現金の投入を行う現金投入手段と、
    前記現金投入手段から投入された現金を計数する現金計数手段と、
    前記現金計数手段による計数額を表示する表示手段と、
    前記操作手段により確定操作を行うことにより完了する入金取引において、前記計数額を前記表示手段に表示した後に、前記操作手段から入金取消指示を取得した場合は、当該入金取消指示に係る処理データを入金キャンセルデータとして履歴情報を記憶部に記憶させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記入金キャンセルデータを前記記憶部に記憶する際に、前記入金取引において前記操作手段を用いて入力された伝票金額を記憶させ、
    前記入金取消指示を取得した後の第2の入金取引において、当該第2の入金取引における計数額が前記記憶部に記憶されている伝票金額と一致する場合は、現金管理者により前記入金キャンセルデータを承認する処理を実行することで、前記第2の入金取引を完了させる、ことを特徴とする現金処理装置。
  2. 利用者操作を受付ける操作手段と、
    現金の投入を行う現金投入手段と、
    前記現金投入手段から投入された現金を計数する現金計数手段と、
    前記現金計数手段による計数額を表示する表示手段と、
    前記操作手段により確定操作を行うことにより完了する入金取引において、前記計数額を前記表示手段に表示した後に、前記操作手段から入金取消指示を取得した場合は、当該入金取消指示に係る処理データを入金キャンセルデータとして履歴情報を記憶部に記憶させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記現金計数手段でリジェクト紙幣およびリジェクト硬貨が計数された場合は、当該リジェクト紙幣および当該リジェクト硬貨を返却手段に返却し、
    不正を防止するため、前記返却された前記リジェクト紙幣および前記リジェクト硬貨を投入していないにも関わらず、前記入金取消指示を取得した際に、前記入金取引において前記操作手段を用いて入力された伝票金額と前記計数額とが一致している場合は、現金管理者により前記入金取消指示に係る前記入金キャンセルデータを承認する処理を実行することで当該入金キャンセルデータについての入金取消処理を完了させることを特徴とする現金処理装置。
  3. 利用者操作を受付ける操作手段と、
    現金の投入を行う現金投入手段と、
    前記現金投入手段から投入された現金を計数する現金計数手段と、
    前記現金計数手段による計数額を表示する表示手段と、
    前記操作手段により確定操作を行うことにより完了する入金取引において、前記計数額を前記表示手段に表示した後に、前記操作手段から入金取消指示を取得した場合は当該入金取消指示に係る処理データを、入金キャンセルデータとして履歴情報を記憶部に記憶させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記計数額を伝票金額として、前記操作手段による伝票金額の入力を省略する場合、現金管理者により前記入金取消指示に係る前記入金キャンセルデータを承認する処理を実行することで当該入金キャンセルデータについての入金取消処理を完了させることを特徴とする現金処理装置。
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