JP6744580B2 - クランプ及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、クランプ及びワイヤハーネスに関する。
特許文献1に開示されるように、電線を保護するコルゲートチューブの外部から電線の配索される経路を規制する骨部材を備えたワイヤハーネスが知られている。
特開2011−155763号公報
上記のように、コルゲートチューブ等の可撓性の外装材で保護された電線の経路は、外装材を経路規制部材(骨部材)に連結することで規制することができる。経路規制部材と外装材との連結に用いられるクランプは、外装材を取り付ける環状構造の取付部を有している。こうした取付部における環状構造の径方向に沿って外装材を挿入することで、外装材を取付部に取り付けるように構成した場合、取付部から外装材が外れることが懸念される。クランプの取付部から外装材が外れると、経路規制部材による外装材の経路規制が解除され、例えば、地面等に外装材が接触するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、経路規制部材を用いた外装材の経路規制における信頼性を高めることを可能にしたクランプ及びワイヤハーネスを提供することにある。
上記課題を解決するクランプは、ワイヤハーネスの構成部材として用いられるクランプであって、前記ワイヤハーネスは、電線と、可撓性を有するとともに前記電線を覆う外装材と、前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線の配索される経路を前記外装材の外部から規制する経路規制部材と、を備え、前記クランプは、前記経路規制部材を支持する支持部と、前記外装材を取り付ける環状構造の取付部とを有し、前記取付部は、前記環状構造の径方向に沿って前記外装材を挿入可能とする挿入部を有し、前記挿入部から前記外装材が挿入可能な開放姿勢と、前記環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能であり、前記閉止姿勢は、前記環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造と第2係止構造とを含む係止構造により形成される。
この構成によれば、クランプの取付部に外装材を取り付けた閉止姿勢として使用している際に、第1係止構造及び第2係止構造のいずれか一方の係止が解除された場合であっても、クランプの取付部から外装材が外れることはない。
上記クランプにおいて、前記外装材は、外周面に環状凹部を有し、前記取付部の環状構造の内周面は、前記外装材の前記環状凹部に嵌合する凸部を有することが好ましい。
この構成によれば、クランプの取付部に対する外装材の軸線方向の移動が抑制される。従って、クランプの支持部に支持されている経路規制部材によって外装材の経路が好適に規制される。
上記クランプにおいて、前記第1係止構造及び前記第2係止構造は、前記閉止姿勢において前記取付部の環状構造における軸線方向から見たとき、前記取付部の環状構造の外周縁において前記支持部から最も離れた位置の外周端縁よりも前記支持部側に偏った位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1係止構造及び第2係止構造に対して、例えば、他の部材が引っ掛かり難くなるため、第1係止構造及び第2係止構造の係止が解除され難くなる。
上記クランプにおいて、前記取付部における環状構造の軸線方向に沿った方向では、前記第1係止構造、前記支持部、前記第2係止構造の順に配列されていることが好ましい。
このように、支持部に対して取付部の第1係止構造及び第2係止構造をバランスよく配置することで、例えば、経路規制部材や外装材からクランプに力が加わった際の応力集中を低減することが可能となる。
上記課題を解決するワイヤハーネスは、電線と、可撓性を有するとともに前記電線を覆う外装材と、前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線の配索される経路を前記外装材の外部から規制する経路規制部材と、前記経路規制部材を支持する支持部と前記外装材を取り付ける環状構造の取付部とを有するクランプと、を備え、前記クランプにおける前記取付部は、前記環状構造の径方向に沿って前記外装材を挿入可能とする挿入部を有し、前記挿入部から前記外装材が挿入可能な開放姿勢と、前記環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能であり、前記閉止姿勢は、前記環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造と第2係止構造とを含む係止構造により形成される。
本発明によれば、経路規制部材を用いた外装材の経路規制における信頼性を高めることが可能となる。
実施形態のワイヤハーネスを示す概略平面図である。 車両におけるワイヤハーネスの配索態様を示す概略図である。 ワイヤハーネスの部分斜視図である。 (a)は、ワイヤハーネスの部分斜視図であり、(b)は、クランプの側面図であり、(c)は、ワイヤハーネスの部分断面図である。
以下、クランプ及びワイヤハーネスの実施形態について説明する。
図1に示すように、ワイヤハーネス10は、電線11と、可撓性を有するとともに電線11を覆う外装材21と、電線11の配索される経路を外装材21の外部から規制する経路規制部材31と、経路規制部材31の中間部を支持する中間部用クランプ41と、経路規制部材31の端部を支持する端部用クランプ42とを備えている。
<配索態様>
図2に示すように、ワイヤハーネス10は、車両90に搭載された第1機器91と第2機器92とを電気的に接続する用途に用いられる。第1機器91は、車両90の前方側に配置されている。第2機器92は車両90の後方側に配置されている。例えば、第1機器91及び第2機器92の一方は、バッテリーであり、他方はインバータである。なお、第1機器91及び第2機器92の一方は、モーターであり、他方はインバータであってもよい。車両90としては、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車等が挙げられる。本実施形態のワイヤハーネス10は、車両90の床下部に配索される。
<電線11>
電線11は、導電性を有する芯線と、絶縁性を有する絶縁被覆とを有している。芯線は、例えば、銅又はアルミニウム等の導電性材料から構成される。芯線は、1本の素線又は複数の素線により構成される。絶縁被覆は、周知のようにポリ塩化ビニル等の絶縁材料から筒状に形成されている。
電線11の両端部は、それぞれコネクタ部C1,C2により構成されている。電線11は、高圧電線であり、車両90に搭載された第1機器91及び第2機器92の入出力端子に電気的に接続される。車両用の高圧電線における定格電圧は、交流の場合、30Vを超え、直流の場合、60Vを超える。なお、車両用の高圧電線における定格電圧は、交流の場合、600V以下であり、直流の場合、750V以下である。
電線11は、電磁波をシールドするシールド材を備えていてもよいし、電線11の外周に電磁波のシールド材を別途配置してもよい。シールド材としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、又はこれらの合金等の金属線を網状に編み込まれた構造の編組部材を好適に用いることができる。
<外装材21>
外装材21は、可撓性を有することで電線11の配索経路に沿って変形可能に構成されている。外装材21は、電線11を覆うことで電線11を保護する。外装材21は、長手方向を有する筒状に構成され、内部の空間に電線11が配置される。外装材21は、例えば、軽量化の観点から、樹脂材料から構成されることが好ましい。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂等が挙げられる。外装材21の具体例としては、コルゲートチューブ、硬質の樹脂パイプ等が挙げられる。
本実施形態の外装材21は、コルゲートチューブであり、環状凹部22が長手方向に沿って複数配置された構造を有することで、容易に湾曲又は屈曲可能に構成されている。
外装材21は、長手方向に延在する切れ目を有していてもよい。外装材21が切れ目を有する場合、その切れ目を通じて外装材21の内部に電線11を配置することが可能となる。なお、外装材21が切れ目を有する場合、必要に応じて粘着テープ等の結束材を外装材21の外周に巻き付けることで、切れ目から電線11がはみ出すことを防ぐことができる。
<経路規制部材31>
経路規制部材31は、電線11が配索される経路に沿った軸線方向を有している。経路規制部材31は、電線11の経路を外装材21の外部から部分的に規制するように配置されている。ワイヤハーネス10を構成する経路規制部材31は、単数であってもよいし、複数であってもよい。すなわち、ワイヤハーネス10の電線11における複数の区間が複数の経路規制部材31によって規制されていてもよいし、電線11における一つの区間が一つの経路規制部材31によって規制されていてもよい。また、経路規制部材31は、直線部のみから構成してもよいし、曲部を有していてもよい。
経路規制部材31は、例えば、管状部材又は棒状部材を所定の長さとなるように切断する切断加工や電線11が配索される経路に沿って変形させる曲げ加工等により形成することができる。経路規制部材31は、金型内で成形することも可能である。
経路規制部材31は、外装材21の内部に配置された電線11の経路を維持し得る剛性を有する材料から構成されている。経路規制部材31は、塑性変形可能な材料であることが好ましい。経路規制部材31の材料としては、金属材料が好適に用いられる。金属材料としては、例えば、アルミニウム、鉄、銅、又はこれらの合金等が挙げられる。なお、経路規制部材31が管状の場合、経路規制部材31の内部に、例えば信号線を配索することもできる。
<クランプ>
図3及び図4(a)に示すように、中間部用クランプ41は、経路規制部材31を支持する支持部51と、外装材21を取り付ける環状構造の取付部61とを有している。
中間部用クランプ41における支持部51は、連続した環状構造を有し、経路規制部材31をその一端から挿入することで経路規制部材31を支持する。
中間部用クランプ41における取付部61の環状構造は、その径方向に沿って外装材21を挿入可能とする挿入部62を有している。取付部61は、挿入部62から外装材21が挿入可能な開放姿勢と、取付部61の環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能に構成されている。開放姿勢では、取付部61の挿入部62を外装材21の外径よりも大きくなるように弾性変形させることで取付部61の環状構造に外装材21を挿入することができる。
閉止姿勢は、係止構造により形成される。係止構造は、取付部61における環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造63と第2係止構造64とから構成されている。本実施形態の第1係止構造63及び第2係止構造64は、それぞれ環状構造の径方向において外方に突出する外方突起P1と、径方向において内方に突出する内方突起P2とが互いに係止される構造を有している。
中間部用クランプ41において、第1係止構造63及び第2係止構造64と、上記支持部51とは、取付部61における環状構造の軸線方向(外装材21の軸線方向)に沿った方向において、第1係止構造63、上記支持部51、第2係止構造64の順に配列されている。
図4(b)に示すように、第1係止構造63は、閉止姿勢において取付部61の環状構造における軸線方向から見たとき、取付部61の環状構造の外周縁において支持部51から最も離れた位置の外周端縁65よりも支持部51側に偏った位置に設けられている。すなわち、第1係止構造63は、取付部61の環状構造において、外周端縁65よりも支持部51と連結される連結部分に近い位置に設けられている。第2係止構造64についても、第1係止構造63と同様に支持部51側に偏った位置に設けられている。
図3及び図4(c)に示すように、取付部61の環状構造の内周面は、外装材21の環状凹部22に嵌合する凸部66を有している。本実施形態では、第1係止構造63及び第2係止構造64に対応して一対の凸部66が配置されている。なお、凸部66の数は、複数であってもよいし、単数であってもよい。
図1に示す端部用クランプ42において、経路規制部材31を支持する支持部51の構成と、外装材21を取り付ける取付部61の構成は、支持部51及び取付部61としての機能を発揮し得る周知の構成を採用することができる。端部用クランプ42の支持部51は、経路規制部材31の端面が当接する壁部を有したキャップ状であることが好ましい。
端部用クランプ42は、さらに車両90に固定するための固定部71を有している。固定部71は、ボルトが挿通される貫通孔を有している。端部用クランプ42は、ボルトとナットとによって車両90に固定することができる。ボルトは、車両90に予め溶接されたものであってもよい。なお、端部用クランプ42の固定部71は、例えば、車両90に設けられた取付孔に係止するクリップであってもよい。
中間部用クランプ41及び端部用クランプ42は、金属材料又は樹脂材料から構成することができる。中間部用クランプ41及び端部用クランプ42は、例えば、軽量化の観点から、樹脂材料から構成されることが好ましい。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂等が挙げられる。
<製造方法>
次に、ワイヤハーネス10の製造方法の一例を説明する。
ワイヤハーネス10を製造するには、中間部用クランプ41及び端部用クランプ42の各支持部51に経路規制部材31を支持させるとともに、中間部用クランプ41及び端部用クランプ42の各取付部61に外装材21を取り付ける。
中間部用クランプ41の取付部61に外装材21を取り付ける際には、図3に示すように、中間部用クランプ41の取付部61を開放姿勢とし、取付部61を弾性変形させて、外装材21を挿入部62から挿入する。次に、図4(a)に示すように、第1係止構造63及び第2係止構造64を利用して中間部用クランプ41の取付部61を閉止姿勢に移行させる。
なお、中間部用クランプ41及び端部用クランプ42の各取付部61に対する外装材21の取り付けは、中間部用クランプ41及び端部用クランプ42の各支持部51に経路規制部材31を支持させる前後のいずれに行ってもよい。また、外装材21の内部における電線11の配置は、中間部用クランプ41及び端部用クランプ42の各取付部61に外装材21を取り付ける前後のいずれに行ってもよい。
このようにして得られたワイヤハーネス10は、少なくとも経路規制部材31の両端部を支持する一対の端部用クランプ42と、一対の端部用クランプ42の間の中間部用クランプ41を備えることが好ましい。なお、端部用クランプ42以外のクランプを用いて経路規制部材31を車両90に固定することもできる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
(1)中間部用クランプ41は、経路規制部材31を支持する支持部51と、外装材21を取り付ける環状構造の取付部61とを有している。中間部用クランプ41の取付部61は、環状構造の径方向に沿って外装材21を挿入可能とする挿入部62を有している。また、中間部用クランプ41の取付部61は、挿入部62から外装材21が挿入可能な開放姿勢と、環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能に構成されている。閉止姿勢は、取付部61における環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造63と第2係止構造64とを含む係止構造により形成される。
この構成によれば、中間部用クランプ41の取付部61に外装材21を取り付けた閉止姿勢として使用している際に、第1係止構造63及び第2係止構造64のいずれか一方の係止が解除された場合であっても、中間部用クランプ41の取付部61から外装材21が外れることはない。従って、経路規制部材31を用いた外装材21の経路規制における信頼性を高めることが可能となる。
(2)外装材21は、外周面に環状凹部22を有している。中間部用クランプ41において、取付部61の環状構造の内周面は、外装材21の環状凹部22に嵌合する凸部66を有している。この場合、取付部61に対する外装材21の軸線方向の移動が抑制される。従って、中間部用クランプ41の支持部51に支持されている経路規制部材31によって外装材21の経路が好適に規制される。
(3)中間部用クランプ41において、第1係止構造63及び第2係止構造64は、取付部61の閉止姿勢において取付部61の環状構造における軸線方向から見たとき、取付部61の環状構造の外周縁において支持部51から最も離れた位置の外周端縁65よりも支持部51側に偏った位置に設けられている。この場合、第1係止構造63及び第2係止構造64に対して、例えば、他の部材が引っ掛かり難くなるため、第1係止構造63及び第2係止構造64の係止が解除され難くなる。従って、経路規制部材31を用いた外装材21の経路規制における信頼性を高めることが可能となる。
(4)中間部用クランプ41における第1係止構造63、第2係止構造64、及び支持部51は、取付部61における環状構造の軸線方向に沿った方向において、第1係止構造63、支持部51、第2係止構造64の順に配列されている。このように、支持部51に対して取付部61の第1係止構造63及び第2係止構造64をバランスよく配置することで、例えば、経路規制部材31や外装材21から中間部用クランプ41に力が加わった際の応力集中を低減することが可能となる。
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・中間部用クランプ41における第1係止構造63及び第2係止構造64は、外方突起P1と内方突起P2との関係で係止される係止構造に限定されず、例えば、突起と貫通孔との関係で係止される係止構造あってもよい。また、第1係止構造63及び第2係止構造64は、取付部61における環状構造の径方向に沿って互いに係止する係止構造に限定されず、環状構造の軸線方向に沿って互いに係止する係止構造であってもよい。
・中間部用クランプ41において、取付部61の環状構造における第1係止構造63及び第2係止構造64の位置は上記実施形態に限定されず、例えば、支持部51よりも取付部61の外周端縁65側に偏った位置に設けてもよいし、取付部61の外周端縁65に設けてもよい。
・中間部用クランプ41における第1係止構造63、第2係止構造64、及び支持部51は、取付部61における環状構造の軸線方向に沿った方向において、例えば、支持部51、第1係止構造63、第2係止構造64の順に配列することもできる。
・中間部用クランプ41は、第1係止構造63及び第2係止構造64に加えて、第3係止構造を有していてもよい。すなわち、中間部用クランプ41の取付部61における閉止姿勢は、取付部61における環状構造の軸線方向に沿って互いに離間した3つ以上の係止構造により形成されてもよい。
・中間部用クランプ41の取付部61における凸部66を省略することもできる。
・中間部用クランプ41の支持部51の構造は、特に限定されないが、上記実施形態のように連続した環状を有することで、経路規制部材31を好適に支持することができる。また、連続した環状を有する支持部51に経路規制部材31を予め支持させた後に、外装材21を取付部61に取り付けることで、外装材21の取り付け位置を合わせることが容易となるため、ワイヤハーネス10の製造を効率的に行うことができる。
・上記中間部用クランプ41における取付部61の構成を端部用クランプ42の取付部61に適用することもできる。
・ワイヤハーネス10の電線11は、低圧電線であってもよいし、ワイヤハーネス10により電気的に接続する箇所についても適宜変更することができる。
・上記各実施形態及び変更例における構成要素を組み合わせてもよい。
10…ワイヤハーネス、11…電線、21…外装材、22…環状凹部、31…経路規制部材、41…中間部用クランプ、51…支持部、61…取付部、62…挿入部、63…第1係止構造、64…第2係止構造、65…外周端縁、66…凸部。

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスの構成部材として用いられるクランプであって、
    前記ワイヤハーネスは、
    電線と、
    可撓性を有するとともに前記電線を覆う外装材と、
    前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線の配索される経路を前記外装材の外部から規制する経路規制部材と、を備え、
    前記クランプは、前記経路規制部材を支持する支持部と、前記外装材を取り付ける環状構造の取付部とを有し、
    前記取付部は、
    前記環状構造の径方向に沿って前記外装材を挿入可能とする挿入部を有し、
    前記挿入部から前記外装材が挿入可能な開放姿勢と、前記環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能であり、
    前記閉止姿勢は、前記環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造と第2係止構造とを含む係止構造により形成され
    前記第1係止構造及び前記第2係止構造は、前記閉止姿勢において前記取付部の環状構造における軸線方向から見たとき、前記取付部の環状構造の外周縁において前記支持部から最も離れた位置の外周端縁よりも前記支持部側に偏った位置に設けられていることを特徴とするクランプ。
  2. ワイヤハーネスの構成部材として用いられるクランプであって、
    前記ワイヤハーネスは、
    電線と、
    可撓性を有するとともに前記電線を覆う外装材と、
    前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線の配索される経路を前記外装材の外部から規制する経路規制部材と、を備え、
    前記クランプは、前記経路規制部材を支持する支持部と、前記外装材を取り付ける環状構造の取付部とを有し、
    前記取付部は、
    前記環状構造の径方向に沿って前記外装材を挿入可能とする挿入部を有し、
    前記挿入部から前記外装材が挿入可能な開放姿勢と、前記環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能であり、
    前記閉止姿勢は、前記環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造と第2係止構造とを含む係止構造により形成され、
    前記取付部における環状構造の軸線方向に沿った方向では、前記第1係止構造、前記支持部、前記第2係止構造の順に配列されていることを特徴とするクランプ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のクランプにおいて、
    前記外装材は、外周面に環状凹部を有し、
    前記取付部の環状構造の内周面は、前記外装材の前記環状凹部に嵌合する凸部を有することを特徴とするクランプ。
  4. 電線と、
    可撓性を有するとともに前記電線を覆う外装材と、
    前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線の配索される経路を前記外装材の外部から規制する経路規制部材と、
    前記経路規制部材を支持する支持部と前記外装材を取り付ける環状構造の取付部とを有するクランプと、を備え、
    前記クランプにおける前記取付部は、
    前記環状構造の径方向に沿って前記外装材を挿入可能とする挿入部を有し、
    前記挿入部から前記外装材が挿入可能な開放姿勢と、前記環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能であり、
    前記閉止姿勢は、前記環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造と第2係止構造とを含む係止構造により形成され
    前記第1係止構造及び前記第2係止構造は、前記閉止姿勢において前記取付部の環状構造における軸線方向から見たとき、前記取付部の環状構造の外周縁において前記支持部から最も離れた位置の外周端縁よりも前記支持部側に偏った位置に設けられていることを特徴とするワイヤハーネス。
  5. 電線と、
    可撓性を有するとともに前記電線を覆う外装材と、
    前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線の配索される経路を前記外装材の外部から規制する経路規制部材と、
    前記経路規制部材を支持する支持部と前記外装材を取り付ける環状構造の取付部とを有するクランプと、を備え、
    前記クランプにおける前記取付部は、
    前記環状構造の径方向に沿って前記外装材を挿入可能とする挿入部を有し、
    前記挿入部から前記外装材が挿入可能な開放姿勢と、前記環状構造が連続した環状となる閉止姿勢とに変更可能であり、
    前記閉止姿勢は、前記環状構造の軸線方向に沿って互いに離間して配置された第1係止構造と第2係止構造とを含む係止構造により形成され、
    前記取付部における環状構造の軸線方向に沿った方向では、前記第1係止構造、前記支持部、前記第2係止構造の順に配列されていることを特徴とするワイヤハーネス。
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