JP2010283965A - コルゲートクランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】コルゲートチューブの回転を確実に規制すると共に、ウオッシャーチューブ等の線材を潰すことなくワンタッチで保持固定する。
【解決手段】コルゲートチューブ30に外嵌固定する一対の半円環筒部12A、12Bの軸線方向一端側の外周端縁に沿って、周方向に並列に複数の突出片21を径方向の外向きに起立するように突設し、突出片21の基端側にヒンジ部22を形成すると共に、突出片21と半円環筒部12A、12Bの外周面とを支柱27で連結している。各突出片21には、線材貫通孔23を設けると共に先端より一対の係止部25を突設し、線材51を突出片21Aの線材貫通孔23に貫通させてコルゲートクランプ10に固定すると共に、他の突出片21Bは支柱27を切断してヒンジ部22に沿って倒し、コルゲートチューブ30のスリット32に係止部25を挿入係止してコルゲートチューブ30を回転規制する。
【選択図】図5
【解決手段】コルゲートチューブ30に外嵌固定する一対の半円環筒部12A、12Bの軸線方向一端側の外周端縁に沿って、周方向に並列に複数の突出片21を径方向の外向きに起立するように突設し、突出片21の基端側にヒンジ部22を形成すると共に、突出片21と半円環筒部12A、12Bの外周面とを支柱27で連結している。各突出片21には、線材貫通孔23を設けると共に先端より一対の係止部25を突設し、線材51を突出片21Aの線材貫通孔23に貫通させてコルゲートクランプ10に固定すると共に、他の突出片21Bは支柱27を切断してヒンジ部22に沿って倒し、コルゲートチューブ30のスリット32に係止部25を挿入係止してコルゲートチューブ30を回転規制する。
【選択図】図5
Description
本発明はコルゲートクランプに関し、詳しくは、ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブの外周に取り付けて車体パネルに固定するコルゲートクランプであり、該コルゲートチューブに取り付けたコルゲートクランプの回り止めを図るものである。
自動車に配索するワイヤハーネスは、他の車載部品等の外部干渉を防止するために、所要領域に、環状の谷部と山部とを軸線方向に交互に設けた屈曲性を有する樹脂成型品のコルゲートチューブで外装している。ワイヤハーネスを車体パネルに固定するため、ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブの外周にコルゲートクランプを取り付け、該コルゲートクランプに設けた車体係止部に車体から突設したブラケットを挿入係止している。
この種のコルゲートクランプは、一般的に、特開2004−166403号公報で提案された図6(A)(B)に示す形状とされている。
該コルゲートクランプ1は、コルゲートチューブTに外嵌する一対の半円環部3A、3Bを薄肉ヒンジ2で連結し、半円環部3A、3Bの内周面には、コルゲートチューブTの谷部に嵌合するリブ4を設けている。一方の半円環部3Aの先端にはロック爪6を設ける一方、他方の半円環部3Bの先端にはバックル部5を設け、該バックル部5にロック爪6を挿入係止できるロック孔7と車体に突設されたブラケット(図示せず)の差込口8を設けている。
該コルゲートクランプ1は、コルゲートチューブTに外嵌する一対の半円環部3A、3Bを薄肉ヒンジ2で連結し、半円環部3A、3Bの内周面には、コルゲートチューブTの谷部に嵌合するリブ4を設けている。一方の半円環部3Aの先端にはロック爪6を設ける一方、他方の半円環部3Bの先端にはバックル部5を設け、該バックル部5にロック爪6を挿入係止できるロック孔7と車体に突設されたブラケット(図示せず)の差込口8を設けている。
前記構成のこの種のコルゲートクランプ1は、リブ4がコルゲートチューブTの谷部に嵌合することによってコルゲートチューブTを軸線方向に位置決め固定することはできる。しかし、コルゲートクランプ1を車体パネルに固定するまでは、コルゲートチューブTとコルゲートクランプ1とは回転自在であり、コルゲートチューブTをコルゲートクランプ1に対して周方向の所定位置に保持することができない。
前記ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブTに沿ってウオッシャーチューブ102やオープナーケーブル等を配線し、テープ巻きして取り付けている場合がある。このような場合、図7に示すように、コルゲートチューブTに外装するコルゲートクランプ1がウオッシャーチューブ102の外周側に位置し、コルゲートクランプ1によってウオッシャーチューブ102が潰れやすくなり、オープナーケーブルの場合には損傷が生じる恐れがある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、コルゲートチューブに対して周方向に回転することを規制すると共に、ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブに沿って配線するウオッシャーチューブ等の線材を潰すことなく容易に取り付けることができるコルゲートクランプを提供することを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブに取り付けて車体パネルに固定するコルゲートクランプであって、
前記コルゲートチューブに外嵌固定する円筒部を半割り状とした一対の半円環筒部の外周端縁に沿って、周方向に複数の突出片をヒンジ部を介して径方向の外向きに突設し、かつ、該突出片と前記円筒部の外周面とを屈曲可能な支柱で連結して突出片の起立姿勢を保持しており、かつ、
前記各突出片の先端に開口する溝に連通させて線材貫通孔を設けると共に、前記溝を挟む両側先端から前記コルゲートチューブの軸線方向のスリットに挿入し、該スリットの両側内面に係止する一対の係止部を突設しており、
前記突出片の線材貫通孔に貫通する線材を、前記円筒部の外周面に軸線方向に沿わせて配線できるようにし、かつ、線材を線材貫通孔に通していない他の一つの突出片は前記支柱を切断して倒し前記一対の係止部を前記コルゲートチューブのスリットに挿入係止する構成としていることを特徴とするコルゲートクランプを提供している。
前記コルゲートチューブに外嵌固定する円筒部を半割り状とした一対の半円環筒部の外周端縁に沿って、周方向に複数の突出片をヒンジ部を介して径方向の外向きに突設し、かつ、該突出片と前記円筒部の外周面とを屈曲可能な支柱で連結して突出片の起立姿勢を保持しており、かつ、
前記各突出片の先端に開口する溝に連通させて線材貫通孔を設けると共に、前記溝を挟む両側先端から前記コルゲートチューブの軸線方向のスリットに挿入し、該スリットの両側内面に係止する一対の係止部を突設しており、
前記突出片の線材貫通孔に貫通する線材を、前記円筒部の外周面に軸線方向に沿わせて配線できるようにし、かつ、線材を線材貫通孔に通していない他の一つの突出片は前記支柱を切断して倒し前記一対の係止部を前記コルゲートチューブのスリットに挿入係止する構成としていることを特徴とするコルゲートクランプを提供している。
前記構成のコルゲートクランプは、前記突出片を線材保持材兼コルゲートチューブ回転規制材として用いている。突出片を線材保持材として用いる場合は、前記支柱を切断せず、起立状態の突出片の線材貫通孔に線材を貫通させて容易に保持固定することができる。突出片をコルゲートチューブ回転規制材として用いる場合は、前記支柱を切断して突出片を倒すことにより、該突出片の前記一対の係止部をコルゲートチューブのスリットに挿入してコルゲートチューブとコルゲートクランプとの回転を阻止してコルゲートチューブの周方向の位置ズレを防止することができる。さらに、この突出片を周方向に複数備えているため、任意の位置の一つの突出片をコルゲートチューブ回転規制材として用い、他の位置の突出片を線材固定材として使用できる。
また、前記突出片の線材貫通穴にウオッシャーチューブを通す場合、ウオッシャーチューブはコルゲートクランプの外周面を通るため、前記図7に示すように、ウオッシャーチューブがコルゲートクランプの内周側とならず、ウオッシャーチューブがコルゲートクランプで潰されることはない。また、ウオッシャーチューブの周方向の配線位置もコルゲートクランプに対して位置決めされ、コルゲートチューブと車体間に挟まれた位置に配線されないようにすることができる。
かつ、前記線材を前記突出片の外面に開口した溝から線材貫通孔に押し込むワンタッチ作業によって該線材をコルゲートクランプに容易に取り付けることができ、従来の粘着テープによるコルゲートチューブへの取付作業を無くすことができ、作業性を高めることができる。
かつ、前記線材を前記突出片の外面に開口した溝から線材貫通孔に押し込むワンタッチ作業によって該線材をコルゲートクランプに容易に取り付けることができ、従来の粘着テープによるコルゲートチューブへの取付作業を無くすことができ、作業性を高めることができる。
前記複数の突出片は切れ目線を入れて周方向に連続して設け、前記線材を貫通する突出片と前記コルゲートチューブのスリットに前記係止部を挿入係止する突出片とを、前記切れ目線で分断する構成とすることが好ましい。
このように、突出片を周方向に切れ目線を介して連続して設けておくと、線材がウオッシャーチューブとオープナーケーブル等の複数本の場合、それぞれ任意の位置の突出片の線材貫通穴に挿入して取り付けることができる。かつ、線材に対して周方向の所要角度の位置の突出片を切れ目線で切断して倒し、コルゲートチューブのスリットに挿入係止することができる。前記切れ目線は作業者が手で簡単に引き千切れるものとして、作業性を高めている。
このように、突出片を周方向に切れ目線を介して連続して設けておくと、線材がウオッシャーチューブとオープナーケーブル等の複数本の場合、それぞれ任意の位置の突出片の線材貫通穴に挿入して取り付けることができる。かつ、線材に対して周方向の所要角度の位置の突出片を切れ目線で切断して倒し、コルゲートチューブのスリットに挿入係止することができる。前記切れ目線は作業者が手で簡単に引き千切れるものとして、作業性を高めている。
コルゲートクランプの半割りする前記円筒部は樹脂製とする一方、前記支柱および突出片はゴム製とすることが好ましく、これら樹脂とゴムとを二色成形により一体成形している、
一体成形に変えて、ゴム製とする支柱および突出片は一体で設ける一方、樹脂製とするコルゲートクランプの本体である半割りする円筒部とを別体として設け、前記ゴム製部分を円筒部に連結してもよい。
このように、支柱および突出片をゴム製とすることにより、突出片をコルゲートチューブ回転規制材として用いる場合に支柱の切断を容易に行うことができる。また、突出片を弾性変形性に優れるゴム製とすることにより、前記溝から線材貫通孔へ線材を押し込む作業および、突出片に設けた前記係止部をコルゲートチューブのスリットに挿入する作業が容易となり、かつ、線材貫通孔へ押し込む際に線材が損傷することも防止できる。
一体成形に変えて、ゴム製とする支柱および突出片は一体で設ける一方、樹脂製とするコルゲートクランプの本体である半割りする円筒部とを別体として設け、前記ゴム製部分を円筒部に連結してもよい。
このように、支柱および突出片をゴム製とすることにより、突出片をコルゲートチューブ回転規制材として用いる場合に支柱の切断を容易に行うことができる。また、突出片を弾性変形性に優れるゴム製とすることにより、前記溝から線材貫通孔へ線材を押し込む作業および、突出片に設けた前記係止部をコルゲートチューブのスリットに挿入する作業が容易となり、かつ、線材貫通孔へ押し込む際に線材が損傷することも防止できる。
コルゲートクランプの本体部分を構成する前記円筒部の一対の半円環筒部は、一端同士を薄肉ヒンジ部で連結し、他端に互いにロック結合するロック係止部を設けていると共に、該ロック係止部の一方または両方に車体パネルの固定部を設け、かつ、前記半円環筒部の内周面に前記コルゲートチューブの凹部と嵌合する凸部を設けている。
上述したように、本発明によれば、コルゲートクランプの外周縁より起立状態に突出させた突出片の線材貫通孔にウオッシャーチューブ等の線材を貫通させて、コルゲートクランプの外周側にウオッシャーチューブ等を配線しているため、コルゲートクランプでウオッシャーチューブが潰れないように保持できる。かつ、ウオッシャーチューブのコルゲートチューブへのテープ巻きによる固定作業を無くすことができる。さらに、前記突出片を起立姿勢に保持する支柱を切断して突出片を倒し、該突出片に設けた係止部をコルゲートチューブのスリットに挿入することによって、コルゲートチューブがコルゲートクランプに対して周方向に回転することを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5に本発明の第一実施形態に係るコルゲートクランプ10を示す。
コルゲートクランプ10は、図1(A)および図5(A)に示すように、自動車に配索するワイヤハーネスW/Hに外装したコルゲートチューブ30に外嵌固定し、該コルゲートクランプ10にワイヤハーネスW/Hに沿って配線するウオッシャーチューブ51を取り付けるものである。
図1乃至図5に本発明の第一実施形態に係るコルゲートクランプ10を示す。
コルゲートクランプ10は、図1(A)および図5(A)に示すように、自動車に配索するワイヤハーネスW/Hに外装したコルゲートチューブ30に外嵌固定し、該コルゲートクランプ10にワイヤハーネスW/Hに沿って配線するウオッシャーチューブ51を取り付けるものである。
コルゲートクランプ10は、半割り状とした一対の半円環筒部12A、12Bからなる円筒部11と、半円環筒部12A、12Bをコルゲートチューブ30に被せてロック閉鎖するロック係止部15とを備え、円筒部11とロック係止部15は樹脂で一体成形している。
図1(A)(B)に示すように、一対の半円環筒部12A、12Bは、一端同士を薄肉ヒンジ部13を介して開閉自在に連結している。該半円環筒部12A、12Bの内周面には、コルゲートチューブ30の凹部31と嵌合する複数のリブ14を突設している。
前記ロック係止部15は、図1(A)(B)に示すように、一方の半円環筒部12Aの他端側より延設したロック片16Aと、他方の半円環筒部12Bの他端側に形成したロック枠部16Bとからなる。ロック片16Aの幅方向両端からはロック係止爪17を突設し、ロック枠部16Bには前記ロック係止爪17を挿入係止する一対のロック係止孔18を形成し、半円環筒部12A、12Bを閉鎖状態でロック結合できる構成としている。
図1(B)および図2に示すように、前記ロック片16Aには、前記一対のロック係止爪17の間に、車体B側より突設された係止穴41を有するブラケット片40を貫通させるブラケット貫通口19を形成している。他方の前記ロック枠部16Bの前記一対のロック係止孔18の間には、前記ブラケット貫通口19と連通してブラケット片40を挿入係止するブラケット挿入溝20を形成している。該ブラケット挿入溝20の内面には、ブラケット片40の前記係止孔41に係合する係止爪28を突設している。
各半円環筒部12A、12Bには、図1(A)および図3(A)(B)に示すように、軸線方向一端側の外周端縁に沿って、周方向に並列に複数の突出片21を径方向の外向きに突設している。前記各突出片21と半円環筒部12A、12Bの周縁とを傾斜した屈曲可能な支柱27を介して連結している。具体的には、支柱27の一端を各突出片21の線材貫通孔23の底部の周縁に連結する一方、他端を半円環筒部12A、12Bの外周面に連結し、支柱27で突出片21を起立姿勢に保持している。
前記突出片21は、本実施形態では、半円環筒部12Aに3つ(21A〜21C)、半円環筒部12Bには4つ、それぞれ周方向に連続して並設し、かつ、隣接する突出片21の間に切れ目線26を入れている。
前記突出片21は、本実施形態では、半円環筒部12Aに3つ(21A〜21C)、半円環筒部12Bには4つ、それぞれ周方向に連続して並設し、かつ、隣接する突出片21の間に切れ目線26を入れている。
各突出片21の基端と半円環筒部12A、12Bとの間には薄肉のヒンジ部22を形成している。各突出片21にはヒンジ部22よりも先端側の略中央に丸穴からなる線材貫通孔23を設けている。また、各突出片21の突出端側には、該突出端側に開口して前記線材貫通孔23に連通する線材挿入溝24を形成すると共に、該線材挿入溝24を挟む両側先端より互いに相反方向に屈曲する一対のL字型の係止部25を突設している。
前記ヒンジ部22、突出片21および支柱27はゴム製とし、樹脂製品の半円環筒部12A、12Bと二色成形して一体化している。
次に、前記コルゲートクランプ10にワイヤハーネスW/Hと、該ワイヤハーネスW/Hに沿って配線されるウオッシャーチューブ51とを固定する方法を説明する。
まず、ワイヤハーネスW/Hに外装したコルゲートチューブ30にコルゲートクランプ10の半円環筒部12A、12Bを外嵌する。其の際、半円環筒部12A、12Bの内周面に形成したリブ14をコルゲートチューブ30の凹部31に嵌合させてコルゲートチューブ30を軸線方向に移動不可に取り付けて位置決めする。この状態で、ロック係止爪17をロック係止穴18に挿入係止して、半円環筒部12A、12Bを閉鎖状態でロック結合する。
次に、コルゲートクランプ10から起立姿勢で突出した複数の突出片21のうち、図4(A)に示すように、所要位置の一つの突出片21Bを切れ目線26に沿って両側の突出片21A、21Cから分断する。該突出片21Bを保持する支柱27を切断した後、図4(B)に示すように、突出片21Bのヒンジ部22を支点として先端側をコルゲートチューブ30側に倒す。
ついで、図5(A)(B)に示すように、該突出片21Bの一対の係止部25をコルゲートチューブ30のスリット32に挿入し、該スリット32の両側内面に係止させる。これにより、コルゲートクランプ10とコルゲートチューブ30とは相対回転が不可となり、コルゲートクランプ10に対してコルゲートチューブ30の周方向位置が位置決め保持される。
ついで、図5(A)(B)に示すように、該突出片21Bの一対の係止部25をコルゲートチューブ30のスリット32に挿入し、該スリット32の両側内面に係止させる。これにより、コルゲートクランプ10とコルゲートチューブ30とは相対回転が不可となり、コルゲートクランプ10に対してコルゲートチューブ30の周方向位置が位置決め保持される。
ワイヤハーネスに沿って配線するウオッシャーチューブ51は、図5(A)(B)に示すように、倒した突出片21B以外の複数の突出片21のうち、所要位置の一つの突出片21Aの線材挿入溝24から差し込んで線材貫通孔23に貫通させ、コルゲートクランプ10の円筒部11の外周面に軸線方向に沿わせて配置固定する。
なお、その他の突出片21の線材貫通孔23にオープナーケーブル等の他の線材を貫通させて固定してもよい。
また、前記ウオッシャーチューブ51等の線材を貫通していない突出片21が外部部材と干渉する場合は、切れ目線26で切断すると共にヒンジ部22で切断して除去しても良い。
なお、その他の突出片21の線材貫通孔23にオープナーケーブル等の他の線材を貫通させて固定してもよい。
また、前記ウオッシャーチューブ51等の線材を貫通していない突出片21が外部部材と干渉する場合は、切れ目線26で切断すると共にヒンジ部22で切断して除去しても良い。
前記構成のコルゲートクランプ10は、図5(A)(B)に示すように、コルゲートチューブ30のスリット32に、支柱27を切断して倒した突出片21Bの係止部25を挿し込むことにより、コルゲートクランプ10に対してコルゲートチューブ30が周方向に回転しないように保持することができる。
また、ウオッシャーチューブ51を他の突出片21Aの丸穴からなる線材貫通孔23に貫通させて固定し、コルゲートクランプ10の筒部11の外周に配線することにより、ウオッシャーチューブ51が樹脂製の筒部11で潰れることはない。さらに、ウオッシャーチューブ51の固定作業は、ウオッシャーチューブ51を突出片21Aの線材挿入溝24から線材貫通孔23に押し込むだけのワンタッチ作業で容易に完了する。よって、従来のコルゲートチューブへのウオッシャーチューブのテープ巻き作業は不要となり、該テープ巻作業でウオッシャーチューブを潰すこともない。
また、複数の突出片21A〜21Cを切れ目線26を入れて周方向に連続して設け、突出片21Bを倒す際に、突出片21Bを切れ目線26に沿って両側の突出片21A、21Cから分断する構成としているため、任意の位置の突出片21をコルゲートチューブの回転規制部材とし、所要位置の突出片21をウオッシャーチューブ等の線材保持部材とすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、ゴム製の前記突出片21と支柱27は、樹脂製の円筒部11およびロック係止部15とは別体として成形し、成形後に円筒部11に連結してもよい。
10 コルゲートクランプ
11 円筒部
12A、12B 半円環筒部
13 薄肉ヒンジ部
15 ロック係止部
21、21A〜21C 突出片
22 ヒンジ部
23 線材貫通孔
24 線材挿入溝
25 係止部
26 切れ目線
27 支柱
30 コルゲートチューブ
32 スリット
W/H ワイヤハーネス
11 円筒部
12A、12B 半円環筒部
13 薄肉ヒンジ部
15 ロック係止部
21、21A〜21C 突出片
22 ヒンジ部
23 線材貫通孔
24 線材挿入溝
25 係止部
26 切れ目線
27 支柱
30 コルゲートチューブ
32 スリット
W/H ワイヤハーネス
Claims (4)
- ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブに取り付けて車体パネルに固定するコルゲートクランプであって、
前記コルゲートチューブに外嵌固定する円筒部を半割り状とした一対の半円環筒部の外周端縁に沿って、周方向に複数の突出片をヒンジ部を介して径方向の外向きに突設し、かつ、該突出片と前記円筒部の外周面とを屈曲可能な支柱で連結して突出片の起立姿勢を保持しており、かつ、
前記各突出片の先端に開口する溝に連通させて線材貫通孔を設けると共に、前記溝を挟む両側先端から前記コルゲートチューブの軸線方向のスリットに挿入し、該スリットの両側内面に係止する一対の係止部を突設しており、
前記突出片の線材貫通孔に貫通する線材を、前記円筒部の外周面に軸線方向に沿わせて配線できるようにし、かつ、線材を線材貫通孔に通していない他の一つの突出片は前記支柱を切断して倒し前記一対の係止部を前記コルゲートチューブのスリットに挿入係止する構成としていることを特徴とするコルゲートクランプ。 - 前記複数の突出片は切れ目線を入れて周方向に連続して設け、前記線材を貫通する突出片と前記コルゲートチューブのスリットに前記係止部を挿入係止する突出片とを、前記切れ目線で分断する請求項1に記載のコルゲートクランプ。
- 前記円筒部は樹脂製とすると共に前記支柱および突出片はゴム製として、二色成形により一体成形し、または、支柱および突出片を円筒部とは別体として前記円筒部に連結している請求項1または請求項2に記載のコルゲートクランプ。
- 前記円筒部は、前記一対の半円環筒部の一端同士を薄肉ヒンジ部で連結し、他端に互いにロック結合するロック係止部を設けていると共に、該ロック係止部の一方または両方に車体パネルの固定部を設け、かつ、前記半円環筒部の内周面に前記コルゲートチューブの凹部と嵌合する凸部を設けており、前記突出片の線材貫通孔に貫通する線材はウオッシャーチューブあるいは/およびオープナーケーブルである請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコルゲートクランプ。
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2009
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