JP6740143B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置に関する。
対象物の三次元形状を計測する方法として、対象物にレーザの干渉縞を投影し、干渉縞の投影像を撮像して解析することにより対象物表面の凹凸情報を演算する「縞走査法」といわれる技術が知られている。縞走査法では、干渉縞の走査量と投影像の各点の光強度の変化から各点での凹凸の深さ及び高さが求められる(たとえば特許文献1参照)。
干渉縞は、照明装置によって生成される。照明装置は、二つの経路(アーム)の導波路と、可干渉性を有する光を2つの導波路に分岐する結合器と、2つの導波路の光路長を異ならしめる位相変調器と、を備える。2つの導波路を透過した光を干渉させることにより、干渉縞が形成される。
特開平5−87543号公報
干渉縞の強度分布は、2つのアームの位相差に応じて制御される。三次元形状計測や構造化照明において干渉縞の強度分布は重要なパラメータであるところ、所望の干渉縞を得るためには、2つのアームの位相差を高精度で制御する必要がある。
本発明はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、複数のアームの位相差を測定可能な照明装置の提供にある。
本発明のある態様は、干渉縞を生成する照明装置に関する。照明装置は、光源からの入力光を受ける入力アームと、第1出力アームと、第2出力アームと、入力アームを通過した入力光を、第1出力アームおよび第2出力アームそれぞれの入射端に分岐させる分波器と、第1出力アームと第2出力アームそれぞれの出射光の位相差を変化させる位相変調器と、第1出力アームの出射端での第1反射光と前記第2出力アームの出射端での第2反射光が合成された戻り光にもとづいて、第1出力アームと前記第2出力アームそれぞれの出射光の位相差を検出する位相検出器と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、複数の出力アームの位相差を測定できる。
干渉縞を生成する照明装置の原理を示す図である。 位相差Δφと戻り光の強度Iの関係を示す図である。 ウォブリング処理を説明する図である。 第1実施例に係る照明装置を示す図である。 先端部の一部を示す平面図である。 変形例に係る光集積回路の平面図である。 図6の光集積回路における位相差Δφと戻り光の強度Iの関係を示す図である。 図8(a)、(b)は、第2実施例に係る照明装置を示す図である。 図9(a)、(b)は、第3実施例に係る照明装置を示す図である。 第4実施例に係る照明装置を示す図である。 図10の照明装置における位相差Δφと2つの戻り光の関係を示す図である。 図12(a)、(b)は、第5実施例に係る照明装置を示す図である。 図13(a)、(b)は、第6実施例に係る照明装置を示す図である。 図13(a)の照明装置における、位相差Δφと戻り光の強度の関係を示す図である。 図15(a)〜(d)は、位相差の計算の方法を示す図である。 第6実施例に係る照明装置を示す図である。 第7実施例に係る照明装置を示す図である。 第8実施例に係る照明装置を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
また図面に記載される各部材の寸法(厚み、長さ、幅など)は、理解の容易化のために適宜、拡大縮小されている場合がある。さらには複数の部材の寸法は、必ずしもそれらの大小関係を表しているとは限らず、図面上で、ある部材Aが、別の部材Bよりも厚く描かれていても、部材Aが部材Bよりも薄いこともあり得る。
本明細書において参照するグラフやタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示されるグラフ、波形も、理解の容易のために簡略化され、あるいは誇張もしくは強調されている。
(概要および原理)
図1は、干渉縞を生成する照明装置2の原理を示す図である。照明装置2は、干渉縞3を形成する。照明装置2は、入力アーム10、第1出力アーム20、第2出力アーム30、分波器40、位相変調器50、位相検出器60、コントローラ70、光源80を備える。
入力アーム10、第1出力アーム20および第2出力アーム30は、光導波路や光ファイバ、それらの組み合わせであり得る。
入力アーム10には、光源80からの入力光Lが入力される。入力光Lは可干渉性を有しており、たとえば光源80は、半導体レーザ、ガスレーザ、固体レーザ、LED(発光ダイオード)などを用いることができる。入力光Lの波長は特に限定されない。
分波器40は、入力アーム10を通過した入力光Lを、第1出力アーム20の入射端22および第2出力アーム30の入射端32に分岐させる。第1出力アーム20の入射端22に入力された光L21は、第1出力アーム20を伝搬し、出射端24から放射される。同様に、第2出力アーム30の入射端32に入力された光L22は第2出力アーム30を伝搬し、出射端34から放射される。出射端24からの放射光L31と、出射端34からの放射光L32が干渉することにより、仮想的なスクリーン5上には干渉縞3が形成される。
位相変調器50は、コントローラ70からの制御信号Sに応じて、第1出力アーム20および第2出力アーム30の少なくとも一方の光路長を変化させる。これにより第1出力アーム20と第2出力アーム30からの2つの出射光L31,L32に位相差Δφが与えられ、位相差Δφに応じた干渉縞3が形成される。コントローラ70は、所望の干渉縞3が得られるように、位相差Δφを制御する。
続いて、位相検出について説明する。第1出力アーム20に入射した光L21の一部は、出射端24において放射されずに反射し、入射端22に戻る。この光を第1反射光L41と称する。同様に、第2出力アーム30に入射した光L31の一部は、出射端34において放射されずに反射し、入射端32に戻る。これを第2反射光L42と称する。
位相検出器60は、第1反射光L41と第2反射光L42を合成して得られる戻り光Lにもとづいて、出射光L31とL32の位相差Δφを検出する。
以上が照明装置2の基本構成である。続いて、位相検出の原理を説明する。
第1反射光L41と第2反射光L42はそれぞれ、対応する出力アームを1往復している。したがって入射端における第1反射光L41と第2反射光L42の位相差は2φとなる。戻り光Lの強度Iは、式(1)で与えられる。Iは、戻り光Lのピーク強度を表す。
I=I・cos(Δφ)
=I/2×(1+cos(2Δφ)) …(1)
図2は、位相差Δφと戻り光Lの強度Iの関係を示す図である。したがって戻り光Lの強度Iを測定することにより、位相差Δφを測定することができる。
照明装置2のキャリブレーション動作を説明する。コントローラ70は、位相変調器50に対して、所望の位相差ΔφREF(たとえばπ/4)に対応する制御信号Sを与える。位相変調器50は、制御信号Sに応じて、第1出力アーム20と第2出力アーム30に位相差Δφを与える。
このとき、位相検出器60において測定された戻り光Lの強度がIMEASであったとすると、第1出力アーム20と第2出力アーム30の実際の位相差ΔφACTUALは、式(2A)もしくは(2B)から求めることができる。
ΔφACTUAL=arccos(√(IMEAS/I)) …(2A)
ΔφACTUAL={arccos(2IMEAS/I−1)}/2 …(2B)
ピーク強度Iは、予め規定した値を用いてもよい。あるいは、ピーク強度Iを実測にもとづいて求めてもよい。
(i)たとえばΔφを連続的あるいは離散的にスイープしながら、戻り光Lの強度Iを測定し、強度Iの平均値から、ピーク強度Iを算出してもよい。
(ii)Δφをスイープして得られる強度Iの最大値を検出してもよい。
(iii)Δφを少なくとも既知の3点で変化させ、各点で測定された強度Iを、式(1)にフィッティングすることによりピーク強度Iを計算してもよい。
以上が照明装置2のキャリブレーション動作である。この照明装置2によれば、第1出力アーム20および第2出力アーム30それぞれの出射端24,34における実際の位相差Δφを測定することができる。
なおキャリブレーション処理は、複数のポイント(目標位相差ΔφREF)で行ってもよい。
上述のように戻り光Lに含まれる2つの反射光L41,L42の位相差は、出射端24,34における位相差Δφの2倍である。つまり、戻り光Lの強度にもとづく位相差検出によれば、出射端における位相差検出に比べて、2倍の検出感度を実現できる。
(フィードバック制御)
測定された位相差ΔφACTUALは、たとえば以下のように使用することができる。コントローラ70は、測定された位相差ΔφACTUALが目標位相ΔφREFと一致するように、制御信号Sをフィードバック制御してもよい。フィードバック制御にはPI(比例・積分)制御や、PID制御(比例・積分・微分)制御を用いることができる。あるいはアナログ回路でエラーアンプを用いてフィードバック系を構成してもよい。これにより、出射端24と34における位相差を、目標位相ΔφREFに設定することができる。
なおフィードバック制御を行わずに、測定された位相差ΔφACTUALを、画像処理に使用してソフトウェアでキャリブレーションを行ってもよい。
(オフセット処理)
図2では、戻り光Lの強度にオフセットがないものとしたが、実際にはオフセット成分が含まれる場合もあり得る。オフセット成分は、分岐部や戻り光分波部の設計、製造誤差や、戻り光Lの強度を測定する光検出器の暗電流などに起因しうる。オフセット成分を含む戻り光Lの強度は、式(1a)で与えられる。
I=I・cos(Δφ)+IDC
=I/2×(1+cos(2Δφ))+IDC …(1a)
この場合、位相差Δφをスキャンして、戻り光Lの強度Iの最大値IMAX、最小値をIMINを測定し、IDC=IMIN、I=IMAX−IMINとして、測定された強度Iからオフセット成分を除去して、式(1)の形式に変換すればよい。これによりオフセットが存在しない場合と同じ処理を行うことができる。あるいは最大値IMAX,最小値IMINは、事前に取得しておいた値(測定値、計算値、仮定値)を用いてもよい。
(ウォブリング処理)
図3は、ウォブリング処理を説明する図である。図2から明らかなように、同一の測定値IMEASを与える位相差ΔφACTUALは複数存在する。目標値ΔφREFと測定値ΔφACTUALの誤差がそれほど大きくない場合において、目標位相ΔφREFがπ/4,3π/4,5π/4,7π/4・・・の近傍である場合には、位相差ΔφACTUALの複数の候補から、目標位相ΔφREFに近いひとつを選択すればよい。
しかしながら図3に示すように、目標位相ΔφREFがΔφ=0,π/2,π,3π/2,2π・・・の近傍に位置する場合、複数の位相差ΔφACTUALの候補が、目標位相ΔφREFを挟むようにして近接して現れることとなり、正しい位相差を選択できない。つまり、検出可能な位相差の範囲はπ/2より狭い。
そこでコントローラ70は、目標位相ΔφREFを所定方向に変化させ、そのときの測定強度IMEASの変化の方向にもとづいて、位相差ΔφACTUALを選択することができる。たとえば図3の例において、ΔφREFを所定幅α、増加させた場合に、測定強度IMEASが減少すれば、ΔφACTUAL1が正しい位相差を与え、測定強度IMEASが増加すれば、ΔφACTUAL2が正しい位相差を与えることとなる。
反対にΔφREFを減少させた結果、測定強度IMEASが増加すれば、ΔφACTUAL1が正しい位相差を与え、測定強度IMEASが減少すれば、ΔφACTUAL2が正しい位相差を与えることとなる。
このようにウォブリング処理を併用することで、位相差ΔφACTUALの複数の候補の中から適切なひとつを選択できる。言い換えれば検出可能な位相差の範囲を、ウォブリング無しのπ/2から、πに拡張することができる。
本発明は、図1のブロック図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、方法に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な実施例や変形例を説明する。
以下では、照明装置2の用途として内視鏡スコープを例として、いくつかの実施例を説明する。
(第1実施例)
図4は、第1実施例に係る照明装置2Aを示す図である。内視鏡スコープは、機能的には、観察対象物に光を照射する照明装置と、対象物が反射した光を測定する撮像装置と、を備える。三次元形状計測では、照明装置は、干渉縞を対象物に照射し、干渉縞をシフトさせながら複数の画像を撮影し、演算処理によって対象物の三次元形状を復元する。この用途において、照明装置は干渉縞投影器などとも称される。内視鏡スコープは、医療用途や工業用途に用いられるが、その限りではない。
また内視鏡スコープは、構造的には、先端部4および挿入部6を備える。先端部4は、照明装置の一部および撮像装置を収容する部分であり、金属等の硬質な部材で外面が構成されている。挿入部6は、可撓性を有する部材で構成され、先端部4の近傍を屈曲させることにより先端部4の向きが調整可能である。したがって、内視鏡スコープは軟性鏡として構成され、挿入部6に比べて先端部4は可撓性が低い。挿入部6の内側には、光ファイバ82や、配線83等が挿通されている。変形例では、挿入部6が可撓性を有しないように構成された硬性鏡の内視鏡スコープであってもよい。
照明装置2Aにおいて、第1出力アーム20、第2出力アーム30、分波器40および第2出力アーム30は、図示しない撮像装置とともに、先端部4に収容される。光源80の出射光は、内視鏡スコープの挿入部6の内側に挿通する光ファイバ82を介して、先端部4に入力される。光ファイバ82は、入力アーム10の一部でありうる。
先端部4の構成を説明する。図5は、先端部4の一部を示す平面図である。先端部4の一部は光集積回路100に集積化されている。具体的には光集積回路100は石英系の平面光波回路(PLC: Planer Lightwave Circuit)であり、導波路WG1,WG2,WG3および分波器40が形成されている。導波路WG1,WG2,WG3はそれぞれ、入力アーム10、第1出力アーム20、第2出力アーム30の一部(あるいは全部)に対応しており、導波路WG2の端部は、第1出力アーム20の出射端24に対応し、導波路WG3の端部は、第2出力アーム30の出射端34に対応する。
導波路WG1は、光ファイバ82とカップリングされ、光源80からの入力光Lが入力される。分波器40はY分岐導波路であり、入力側の導波路WG1の光Lを出力側の2つの導波路WG2,WG3に分岐させる。分波器40の分割比は任意であるが、干渉縞のコントラスト比が高まるように1:1で分割されることが好ましい。分波器40は、そのほか、光分配機能を有する方向性結合器、MMIカプラ、スターカプラなどを用いることができる。
光源80は、半導体レーザ素子などの固体レーザ光源である。光源80の出力波長は特に限定されないが、たとえば波長λ=635nmの赤色光を用いることができる。
導波路WG2,WG3の少なくとも一方の光路長(すなわち屈折率)が可変に構成されている。位相変調器50は、熱光学効果を利用して、導波路WG3の光路長を変化させる。位相変調器50は、薄膜ヒータ52、電極54、電極56を備える。薄膜ヒータ52は、導波路WG2,WG3の少なくとも一方(ここでは導波路WG3)の上部に形成されている。薄膜ヒータ52はたとえばCr(クロム)などの金属を用いることができる。電極54,56は、薄膜ヒータ52の両端から引き出されており、外部から電力が供給可能となっている。コントローラ70は、制御信号Sとして電極54,56の間に電圧信号や電流信号を与える。これにより薄膜ヒータ52が制御信号Sに応じて発熱し、熱光学効果によって薄膜ヒータ52の直下の導波路WG3の屈折率を変化させることができる。
変形例において位相変調器50は、電気光学効果、キャリアプラズマ分散効果、光弾性効果などを利用してもよい。
図4に戻る。位相検出器60は、戻り光分波部62および第1光検出器PD1を備える。一実施例において戻り光分波部62はサーキュレータであり、ポートPORT1〜PORT3を有する。第1ポートPORT1は、光源80と接続され、第2ポートPORT2は、入力アーム10と接続される。戻り光分波部62は、光源80から第1ポートPORT1への入力光を第2ポートPORT2から出力する。戻り光分波部62の第2ポートP2には、第1出力アーム20および第2出力アーム30からの戻り光Lが入力される。戻り光分波部62は、第2ポートP2に入力される戻り光Lを、第3ポートPORT3から出力する。戻り光分波部62としてサーキュレータを用いた場合、第2ポートPORT2に入射した戻り光が、第1ポートPORT1側の光源80に戻るのを抑制できる。
第1光検出器PD1は、戻り光分波部62の第3ポートPORT3からの出力光Lの強度を測定する。第1光検出器PD1の出力Sは、コントローラ70に入力される。コントローラ70は、第1光検出器PD1の出力Sが示す戻り光Lの強度にもとづいて、位相差ΔφACTUALを計算することができる。
以上が第1実施例に係る照明装置2Aの構成である。第1実施例によれば、戻り光分波部62を利用することにより、戻り光Lの強度を測定し、分波器40より先端側の2つのアーム20,30の位相差Δφを検出できる。
第1実施例では、挿入部6を挿通する光ファイバ82の本数が1本で足りるという利点もある。部品点数が少ないことは、信頼性の向上に大きく貢献する。
図6は、変形例に係る光集積回路100の平面図である。この変形例において、出力側の導波路WG2とWG3は、π/4に相当する初期位相差を有するように形成されている。図6では、模式的に導波路WG2の物理的な長さが長く描かれているがその限りでなく、屈折率を異ならしめることにより光路差を生じさせてもよい。
図6の光集積回路100の利点は、図5の光集積回路100との対比によって明確となる。そこではじめに図5の光集積回路100において生ずる問題点を、図2を参照して説明する。三次元形状計測では、2つの出力アームの位相差が、複数の値で切りかえられる。ここで、複数の位相差Δφとして0,π/2,π,3π/2(0度、90度、180度、270度)の4バケットを用いたとする。この場合、図2に示すように、測定される戻り光Lの強度は、ピーク値Iまたはゼロの近傍となり、傾きが小さい、すなわち検出感度が低い領域を使用することとなる。ここでの検出感度とは、位相差Δφの変化量dΔφに対する強度Iの変化量dIの比dI/dΔφと把握できる。また、上述したウォブリング処理を併用する必要性が高まる場合もある。
図7は、図6の光集積回路100における位相差Δφと戻り光Lの強度Iの関係を示す図である。2つの出力アーム20,30に光路差を与えることにより、位相差Δφと強度Iの関係が、図2のそれに比べて、π/4シフトする。これにより、Δφ=0,π/2,π,3π/2(0度、90度、180度、270度)において、検出感度が高い領域(強度Iの傾きが大きい領域)を利用して、実際の位相差ΔφACTUALを測定できる。
なお、図6の変形例は、第1実施例に限らず、以下で説明するさまざまな実施例とも組み合わせが可能である。
(第2実施例)
図8(a)、(b)は、第2実施例に係る照明装置2Bを示す図である。第1実施例では、戻り光Lを、入力光Lと共通の光ファイバ82を使用して、第1光検出器PD1に戻していた。これに対して、第2実施例では、戻り光Lは、入力光Lとは別の光ファイバ84を介して戻される。光ファイバ84は、光ファイバ82とともに挿入部6に収容される。
図8(b)は、第2実施例に係る光集積回路100Bの平面図である。分波器40Bは第1入力路41、第2入力路42、第1出力路43、第2出力路44を有する2×2結合器で構成される。第1入力路41は、入力アーム10に相当する入力側の導波路WG1と接続され、第1出力路43は、第1出力アーム20に相当する導波路WG2と接続され、第2出力路44は、第2出力アーム30に相当する導波路WG3と接続される。第2入力路42は、導波路WG4を介して、光ファイバ84と接続される。
分波器40Bは、第1入力路41に入力された光を、第1出力路43、第2出力路44に分岐する。また、分波器40Bは、第1出力路43および第2出力路44に入力された光を、第2入力路42(および第1入力路41)に分岐(分配)させる。
第1出力アーム20および第2出力アーム30における反射光L41,L42の一部は、導波路WG4に分岐し、光ファイバ84に入力される。位相検出器60は、光ファイバ84を介して戻された戻り光Lの強度を測定する。
以上が照明装置2Bの構成である。この照明装置2Bにおいて分波器40Bは、戻り光分波部62と分波器40を一体形成したものと把握できる。この照明装置2Bによれば、図4の戻り光分波部62が不要となる。先端部4Bに供給可能な光のエネルギーは、戻り光分波部62によって制約を受けるところ、照明装置2Bによれば、この制約を受けずに、大きなエネルギーを供給できる。また一般的に、光ファイバの方がサーキュレータよりも安価であるため、低コスト化に資することとなる。
(第3実施例)
図9(a)、(b)は、第3実施例に係る照明装置2Cを示す図である。第3実施例では、第2光検出器PD2が先端部4Cに設けられている。挿入部6の内部には、図8(a)の光ファイバ84に代えて、第2光検出器PD2の出力信号Sを伝送する配線85が挿通される。
図9(b)には、光集積回路100Cの平面図が示される。分波器40Cは、図8(b)の分波器40Bと同様に、2×2結合器である。光集積回路100Cには、第2光検出器PD2が集積化されており、第2光検出器PD2には、第2入力路42から出力される戻り光Lが入射する。第2光検出器PD2の出力信号Sは、配線85を介して、コントローラ70に入力される。
以上が照明装置2Cの構成である。第3実施例によれば、第2実施例(図8)と比べて、光ファイバ84が不要となる。一般的に、電気的な配線85の方が光ファイバよりも安価であるため、低コスト化に資することとなる。また、光ファイバは曲げによって伝搬損失が変化する。第2実施例(図8)では戻り光Lが光ファイバ84を伝搬するため、第2光検出器PD2により測定される戻り光Lの強度Iは、光ファイバ84の曲げの影響を受けてしまう。これに対して第3実施例によれば、光集積回路100C(先端部4C)において、戻り光Lの強度Iが測定されるため、光ファイバの曲げの影響を受けにくくなる。
(第4実施例)
図10は、第4実施例に係る照明装置2Dを示す図である。第4実施例は、第1実施例と第2実施例の組み合わせと把握することができる。先端部4Dの構成は、図8(a)の先端部4Cと同様である。分波器40Cの第1入力路から光ファイバ82に対して第1の戻り光L51が入力され、分波器40Cの第2入力路から光ファイバ84に対して第2の戻り光L52が入力される。
位相検出器60は、戻り光分波部62、第1光検出器PD1、第2光検出器PD2を含む。第1光検出器PD1は、戻り光分波部62の第3ポートPORT3から出力される第1の戻り光L51の強度を測定し、その強度を示す検出信号S21を生成する。第2光検出器PD2は、第2の戻り光L52の強度を測定し、その強度を示す検出信号S22を生成する。コントローラ70は、第1光検出器PD1の出力S21と第2光検出器PD2の出力S22とにもとづいて、位相差Δφを検出する。
以上が照明装置2Dの構成である。続いてその動作を説明する。図11は、図10の照明装置2Dにおける、位相差Δφと2つの戻り光L51,L52の関係を示す図である。2つの戻り光L51,L52は、位相差Δφに関して明暗が反転した相補的な関係にある。したがって、位相差Δφの値に応じて、戻り光L51,L52のそれぞれの強度I,Iのうち大きい方を利用することにより、S/N比を高めることができる。
2つの強度I,Iの和I+Iは一定でありピーク強度Iを与える。したがってコントローラ70は、2つ強度I,Iの和にもとづいてピーク強度Iを求めてもよい。より好ましくは、2つの強度I,Iをそれぞれ、(I+I)で除算することにより正規化してもよい。正規化された値A,Aは、以下の式で与えられる。
=I/(I+I)=cos(Δφ) …(3a)
=I/(I+I)=1−cos(Δφ)…(3b)
コントローラ70は、A,Aのうち値が大きい方を選択し、式(3a)、(3b)のうち対応する一方から、Δφを求めることができる。正規化された値を用いることにより、光ファイバの曲げに起因するピーク強度Iの変動の影響を取り除くことができる。
第4実施例のように2つの光検出器を併用する場合、2つの光検出器の測定強度(I,I)にオフセット成分が含まれる場合、以下の処理を行えばよい。
=I01・cos(Δφ)+IDC1
=I02・cos(Δφ)+IDC2
強度Iについて、最大値IMAX1、最小値をIMIN1を取得し、IDC1=IMIN1、I01=IMAX1−IMIN1とする。同様に強度Iについて、最大値IMAX2、最小値をIMIN2を取得し、IDC2=IMIN2、I02=IMAX2−IMIN2とする。
そして以下の関係式によって、正規化された値A,Aを求めてもよい。
=I01/(I01+I02)=cos(Δφ) …(3a’)
=I02/(I01+I02)=1−cos(Δφ)…(3b’)
(第5実施例)
図12(a)、(b)は、第5実施例に係る照明装置2Eを示す図である。図12(a)に示すように、第5実施例においても、第4実施例と同様に、2つの戻り光L51,L52を検出する2つの光検出器PD1,PD2が利用される。第5実施例において、2つの光検出器PD1,PD2は先端部4Eに設けられている。
図12(b)は、第5実施例に係る光集積回路100Eの平面図である。分波器40Eは、分波器40B,40Cと同様に、2×2結合器である。位相検出器60Eは、光集積回路100Eに集積化される第1光検出器PD1、第2光検出器PD2およびサブ分波器64を備える。
サブ分波器64は、2×2結合器(40E)の第1入力路41に対する戻り光L51を、光源側のアームと検出用アーム66とに分配する。第1光検出器PD1は、検出用アーム66に分配された光L51の強度を測定する。第2光検出器PD2は図9(b)と同様に、第2入力路42からの出力光の強度を測定する。
第1光検出器PD1、第2光検出器PD2それぞれの出力(検出信号)S21,S22は、電気的な配線86、85を経由して、コントローラ70に供給される。コントローラ70は2つの検出信号S21,S22にもとづいて、位相差Δφを検出する。
以上が照明装置2Eの構成である。照明装置2Eによれば、図10の照明装置2Dと比べて、戻り光分波部62および光ファイバ84を省略することができる。
図10において、第1光検出器PD1を先端部4D(光集積回路100)に内蔵し、戻り光分波部62を省略してもよい。
(第6実施例)
図13(a)、(b)は、第6実施例に係る照明装置2Fを示す図である。この照明装置2Fは、図4の照明装置2Aを多波長化したものと把握される。
光源80Fは、干渉縞を形成するための光λに加えて、位相差検出用の波長の異なる光λを発生する。たとえば光源80Fは、発振波長の異なる2つのレーザダイオードを含んでもよいし、波長可変レーザを含んでもよい。波長の異なる光λ,λは、マルチプレクサ88によって合波される。たとえば2つの波長として、λ=633nmとλ=540nmを用いてもよい。
位相検出器60Fは、戻り光分波部62、デマルチプレクサ68および2つの光検出器PD1,PD1を備える。デマルチプレクサ68は、戻り光Lに含まれる波長の異なる光λ,λを分波する。2つの光検出器PD1,PD1はそれぞれ、対応する波長の光λ,λの強度を検出する。
以上が照明装置2Fの構成である。続いてその動作を説明する。図14は、図13(a)の照明装置2Eにおける、位相差Δφと戻り光の強度の関係を示す図である。ある制御信号Sを与えたときに、2つの出力アーム20,30の位相差Δφは波長ごとに異なる。ここでは、波長λに対する位相差をΔφとし、測定対象である波長λに対する位相差をΔφと区別する。
上述のように単波長の光λのみを用いる場合、同じ強度Iを与える位相差は複数Δφ,Δφ、存在する。
第5実施例では、複数の波長λ,λに関して戻り光Lの強度I,Iのペアを測定することにより、正しい位相差Δφを求めることができる。位相差Δφ(制御信号S)の範囲ごとに、ΔφとΔφの大小関係が変化する。図14の例では、波長λの強度がIy1であれば波長λに関してΔφが正しい位相であり、波長λの強度がIy2であれば波長λに関してΔφが正しい位相となる。このように複数の波長の強度を測定することにより正しい位相Δφを検出できる。
より詳しくは、位相差Δφは以下の手順で計算することができる。図15(a)〜(d)は、位相差の計算の方法を示す図である。図15(a)〜(d)において、位相差の単位は度(Degree)である。図15(a)は、光検出器PD1の検出強度I、光検出器PD1の検出強度Iを示す。式(2A)または(2B)を用いて、IからΔφを、IからΔφを計算する(図15(b))。
続いて、Δφ、Δφそれぞれについて、傾きが負の領域を反転し、Δφ’、Δφ’を得る(図15(c))。続いて、Δφ’−Δφ’を計算する。Δφ’−Δφ’を、0より小さい範囲に正規化することにより、求めるべき位相差Δφを得ることができる。
以上が第5実施例の動作である。第5実施例は、第1実施例において、2つの波長λ,λのビートに相当する波長λ=λ・λ/(λ−λ)を用いたときと同等まで、位相差検出の範囲を拡大することができる。
(第6実施例)
図16は、第6実施例に係る照明装置2Gを示す図である。この照明装置2Gは、第5実施例の変形と把握できる。光源80Gは、3波長の光λ〜λを生成する。λは、干渉縞の生成に使用される光であり、λおよびλは、位相検出用の光である。つまり位相検出に関して、第6実施例の2つの光λおよびλは、第5実施例における光λ,λに対応付けられる。マルチプレクサ88は、3波長の光λ〜λを合波する。3つの波長を含む入力光Lは、光ファイバ82を伝搬して先端部4Gに入力される。
先端部4Gにおいて、第1出力アーム20の出射端24、第2出力アーム30の出射端34には、λは透過し、λおよびλは反射するように波長フィルタコーティングが施されている。これにより、光λが空間に放射されて干渉縞が形成される。また、光λとλは、出射端24,34で反射し、戻り光Lとして位相検出器60Gに入力される。
位相検出器60Gは、図13(a)の位相検出器60Fと同じ構成を有する。デマルチプレクサ68は、戻り光Lを波長λとλに分波する。
コントローラ70は、光検出器PD1とPD1の出力にもとづいて、位相差を検出する。位相検出の方法は第5実施例で説明した通りである。
第6実施例によれば、光λを利用した干渉縞の形成と平行して、2つの光λ、λを利用して2つの出力アーム20,30の位相差を検出することができる。
また、干渉縞の生成に使用される波長の光λを、位相差検出に用いる必要がないため、照射効率を高めることができる。また位相差検出のための光λ,λを用いるため、λの光の一部を利用する場合に比べて、検出感度を高めることができる。
(第7実施例)
図17は、第7実施例に係る照明装置2Hを示す図である。これまでの実施例では、先端部4Gにおいて光が2分岐されていたが、第7実施例では3分岐される。照明装置2Hは、先端部4Gを除く部分については、図16の照明装置2Gと同様の構成を有する。
先端部4Hについて説明する。先端部4Hにおいて、入力アーム10に入射した光は、第1出力アーム20、第2出力アーム30、第3出力アーム31に分岐する。したがって先端部4Hには、3分岐の分波器40Hが設けられる。位相変調器50は、コントローラ70からの制御信号S11にもとづいて第2出力アーム30の光路長を変化させ、位相変調器51は、制御信号S12にもとづいて第3出力アーム31の光路長を変化させる。
先端部4Hの出射端には波長フィルタコーティングが施されている。第1出力アーム20の出射端24では、光λ,λは一部透過、一部反射する。第2出力アーム30の出射端34では、光λが全透過し、λは一部透過、一部反射する。第3出力アーム31の出射端35では、光λが全透過し、λは一部透過、一部反射する。
以上が照明装置2Hの構成である。続いてその動作を説明する。
戻り光Lに含まれる波長λの成分は、第1出力アーム20と第3出力アーム31のペアの位相差を表す。したがって、光検出器PD1の出力にもとづいて、第1出力アーム20と第3出力アーム31のペアの位相差を検出できる。
戻り光Lに含まれる波長λの成分は、第1出力アーム20と第2出力アーム30のペアの位相差を表す。したがって、光検出器PD1の出力にもとづいて、第1出力アーム20と第2出力アーム30のペアの位相差を検出できる。
第7実施例によれば、互いに異なる2つの光路(出力アーム)の位相差を検出できる。波長の数を増やせば、3より多い数の出力アームについて位相差の検出が可能である。
(第8実施例)
図18は、第8実施例に係る照明装置2Iを示す図である。この照明装置2Iは、図10の照明装置2D(第4実施例)の変形と把握でき、照明装置2Dに加えて、光ファイバ90,92を備える。光ファイバ90は、先端部4Dの導波路(WG2)の出射端24とカップリングされており、先端部4Dの導波路(WG2)とともに第1出力アーム20をなしている。同様に光ファイバ92は、先端部4Dの導波路(WG3)の出射端34とカップリングされており、先端部4Dの導波路(WG3)とともに第2出力アーム30をなしている。なお、光ファイバ90,92は、マルチコアファイバを用いてもよい。
第8実施例によれば、光ファイバ90,92を含む出力アーム20,30全体の位相差を検出することができる。また光ファイバ90,92の先端が、空間への光出射部となるため、小型化が可能となり、取り回しの自由度が高まる。
なお、そのほかの実施例に関しても、第8実施例と同様に、光ファイバ90,92を追加することが可能である。
2…照明装置、4…先端部、6…挿入部、10…入力アーム、20…第1出力アーム、22…入射端、24…出射端、30…第2出力アーム、32…入射端、34…出射端、40…分波器、41…第1入力路、42…第2入力路、43…第1出力路、44…第2出力路、50…位相変調器、52…薄膜ヒータ、54,56…電極、60…位相検出器、62…戻り光分波部、64…サブ分波器、66…検出用アーム、68…デマルチプレクサ、70…コントローラ、80…光源、82,84…光ファイバ、85,86…配線、88…マルチプレクサ、90,92…光ファイバ、100…光集積回路、PD1…第1光検出器、PD2…第2光検出器。

Claims (6)

  1. 干渉縞を生成する照明装置であって、
    光源からの入力光を受ける入力アームと、
    第1出力アームと、
    第2出力アームと、
    前記入力アームを通過した前記入力光を、前記第1出力アームおよび前記第2出力アームに分岐させる分波器と、
    前記第1出力アームと前記第2出力アームそれぞれの出射光の位相差を変化させる位相変調器と、
    前記第1出力アームの先端での第1反射光と前記第2出力アームの先端での第2反射光が合成された戻り光にもとづいて、前記第1出力アームと前記第2出力アームそれぞれの出射光の位相差を検出する位相検出器と、
    を備える照明装置。
  2. 前記位相検出器は、
    前記光源と接続される第1ポートと、前記入力アームと接続される第2ポートと、前記入力アームから前記第2ポートへの入力光を出力する第3ポートと、を有する戻り光分波部と、
    前記第3ポートからの出力光の強度を測定する第1光検出器と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記分波器は、前記入力アームと接続される第1入力路と、第2入力路と、前記第1出力アームと接続される第1出力路と、前記第2出力アームと接続される第2出力路と、を有する2×2結合器を含み、
    前記位相検出器は、前記第2入力路からの戻り光の強度を測定する第2光検出器を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記分波器は、前記入力アームと接続される第1入力路と、第2入力路と、前記第1出力アームと接続される第1出力路と、前記第2出力アームと接続される第2出力路と、を有する2×2結合器を含み、
    前記位相検出器は、前記第2入力路からの戻り光の強度を測定する第2光検出器をさらに含み、前記第1光検出器の出力と前記第2光検出器の出力とにもとづいて、前記位相差を検出することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記位相検出器は、
    前記2×2結合器の前記第1入力路に対する戻り光を、前記光源側のアームと検出用アームに分配するサブ分波器と、
    前記検出用アームに分配された光の強度を測定する第1光検出器と、
    をさらに含み、前記第1光検出器の出力と前記第2光検出器の出力とにもとづいて、前記位相差を検出することを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  6. 前記光源は、波長の異なる複数の入力光を生成可能であり、
    前記位相検出器は、
    前記戻り光を、複数の波長に対応する複数の経路に分岐するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサにより分岐された波長ごとの光の強度を測定する複数の光検出器と、
    を備え、前記複数の光検出器の出力にもとづいて、前記位相差を検出することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
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