JP6733457B2 - ラジエータの取付構造 - Google Patents

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本発明は、ラジエータの取付構造に関する。
水冷式のエンジンを備える自動二輪車においては、エンジンの前方にラジエータが設けられる(例えば、特許文献1参照)。具体的に特許文献1では、車両の走行風を受けるように、ラジエータがシリンダヘッドの前面に配置されている。エンジンによって温められた冷却水は、ラジエータ内を通過する際に、ラジエータが車両の走行風を受けることで熱交換される。
特開2012−66729号公報
ところで、特許文献1では、ラジエータがシリンダヘッドとの間で排気管を挟むように配置されている。また、排気管の上方において、ラジエータとシリンダヘッドとの間には、樹脂製のラジエータファンが設けられている。この場合、ラジエータファンと排気管とが近接することで、ラジエータファンが排気管の熱の影響を受けるおそれがある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、排気管の熱の影響を抑制することができるラジエータの取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係るラジエータの取付構造は、車両用のエンジンの前方に配置されるラジエータと、前記エンジンと前記ラジエータとの間で当該ラジエータの車幅方向中央に配置されるラジエータファンと、前記ラジエータの下端を前記エンジンに固定するラジエータブラケットと、前記エンジンの排気ポートに接続される複数の排気管と、前記複数の排気管のうち、車幅方向中央に位置する2つの排気管同士を連通する連通管と、を備え、前記ラジエータは、前記排気管の前方に位置し、前記ラジエータファンは、前記排気管及び前記連通管の上方に位置し、前記ラジエータブラケットは、前記ラジエータファンと前記連通管とを仕切るように車幅方向に延びる延長部を有し、前記延長部の車幅方向の長さは、前記連通管が設けられる2つの排気管の幅内であることを特徴とする。
本発明によれば、ラジエータファンに対する排気管の熱の影響を抑制することができる。
本実施の形態に係るラジエータの取付構造が適用される自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。 本実施の形態に係るラジエータの取付構造が適用される自動二輪車のエンジン及びその周辺構成を示す拡大図である。 本実施の形態に係るラジエータブラケットの斜視図である。 本実施の形態に係るラジエータブラケットの上面図である。 本実施の形態に係るラジエータ及び排気管を左前方から見た斜視図である。 本実施の形態に係るラジエータ及び排気管を後方から見た図である。 図6のA−A線に沿って切断したときの断面図である。 ラジエータ及びラジエータ周辺の空気の流れを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るラジエータの取付構造をスポーツタイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るラジエータの取付構造を、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動三輪車、自動四輪車等に適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両左方を矢印L、車両右方を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るラジエータの取付構造が適用される自動二輪車の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るラジエータの取付構造が適用される自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。図2は、本実施の形態に係るラジエータの取付構造が適用される自動二輪車のエンジン及びその周辺構成を示す拡大図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、パワーユニット、電装系等の各部を搭載する車体フレーム2にエンジン3を懸架して構成される。エンジン3は、例えば、水冷式の並列4気筒エンジンで構成される。エンジン3は、クランクシャフト(不図示)等が収容されるクランクケース30の上部に、シリンダ31、シリンダヘッド32及びシリンダヘッドカバー33を取り付けて構成される。シリンダ31の軸線は、鉛直方向に対して前側に僅かに傾いている。クランクケース30の下部には、オイルパン34が設けられる。
車体フレーム2は、アルミ鋳造で形成されるツインスパータイプのフレームであり、上記のようにエンジン3を懸架することで、車体全体として剛性が得られるように構成される。車体フレーム2は、全体として、前方から後方に向かって延在し、後端側で下方に向かって湾曲した形状を有している。
具体的に車体フレーム2は、ヘッドパイプ20から後方に向かって左右二股に分岐して延びるヘッドフレーム21と、ヘッドフレーム21から車体後方に向って斜め下方に延びる左右一対のタンクレール22と、タンクレール22の後端から下方に延びるボディフレーム23とを備えている。
ヘッドフレーム21は、下方に向かって突出する左右一対のブラケット部21aを有し、当該ブラケット部21aでエンジン3の前側を支持する。タンクレール22は、中空断面形状を有する筒状に形成される。タンクレール22の上部には、燃料タンク10が配置される。
ボディフレーム23は、各タンクレール22の後端から下方に延びる一対のフレーム部23aの上下端部を車幅方向で連結して構成される。ボディフレーム23の上下端部において、エンジン3の後側が支持される。また、ボディフレーム23の鉛直方向の略中央部分には、スイングアーム11を揺動可能に支持するスイングアームピボット23bが形成されている。
また、ボディフレーム23の上端には、後上方に向かって延びるシートレール(不図示)及びバックステー24が設けられている。シートレールには、燃料タンク10に連接されるライダーシート12及びピリオンシート13が設けられる。
このように構成される車体フレーム2及びエンジン3には、車体外装としての各種カバーが装着される。具体的には、車体側面がサイドカウル41によって覆われ、シートレールがリヤカウル42によって覆われる。
ヘッドパイプ20には、ステアリングシャフト(不図示)を介して左右一対のフロントフォーク50が操舵可能に支持される。フロントフォーク50の下部には前輪51が回転可能に支持されており、前輪51の上方はフロントフェンダ52によって覆われる。
スイングアーム11は、スイングアームピボット23bから後方に向かって延びている。スイングアーム11とボディフレーム23の間には、リヤサスペンション53が設けられている。リヤサスペンション53は、一端がボディフレーム23の上端側に支持され、他端がリヤサスペンションリンク54を介してスイングアーム11の前側下方に支持される。スイングアーム11の後端には後輪55が回転可能に支持されている。後輪55の上方は、リヤカウル42の後部に設けられるリヤフェンダ56によって覆われる。
また、シリンダヘッド32の各排気ポートには、排気システムとして、エキゾーストパイプ6、及びマフラ7が接続される。排気ポートはエンジン3の前側に設けられている。エキゾーストパイプ6は、各排気ポートから下方に向かって複数本(本実施の形態では4本)延び、エンジン3の前下方で後方に屈曲した後、1本にまとめられる。
具体的にエキゾーストパイプ6は、シリンダヘッドの各排気ポートから下方に延出されるエキゾーストパイプ6a−6d(図5及び図6参照)を、集合パイプ61で1つにまとめて構成される。図5及び図6では、車幅方向左側からエキゾーストパイプ6a、6b、6c、6dとしている。車幅方向外側のエキゾーストパイプ6a、6dは、車幅方向に延びる連通管62aによって連結される。車幅方向内側(車幅方向中央に)に位置する2つのエキゾーストパイプ6b、6cは、車幅方向に延びる連通管62bによって連結される。集合パイプ61は、エンジン3の下方を後方に向かって延び、マフラ7に接続される。
また、エンジン3の前方には、エンジン3によって温められた冷却水を冷却するラジエータ8が配置されている。ラジエータ8は、車両の走行風を受けるようにシリンダヘッド32の前方に設けられており、エキゾーストパイプ6の前方に位置している。また、ラジエータ8は、シリンダ31の軸線と平行になるように、鉛直方向に対して前側に僅かに傾けられている。ラジエータ8は、側面視において、車両の上下方向及び前後方向でエキゾーストパイプ6に重なるように配置される。
ラジエータ8は、アッパタンク80とロアタンク81を車幅方向に対向させ、アッパタンク80及びロアタンク81をラジエータコア82で連結して構成される(図5参照)。ラジエータコア82は、扁平形状のウォータチューブ(不図示)と冷却フィン(不図示)とを交互に複数積層して構成される。
ラジエータ8の背面には、ラジエータ8に走行風を送り込むためのラジエータファン83が取り付けられている。ラジエータファン83は、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成され、周囲がファンカバー84によって覆われている。また、ラジエータファン83は、複数のファンブラケット85によってラジエータ8に固定され、ラジエータコア82の車幅方向中央に配置されている。また、ラジエータファン83は、エキゾーストパイプ6及び連通管62bの上方に位置している。詳細は後述するが、ラジエータ8の下端は、ラジエータブラケット9を介してシリンダ31に固定される。
ところで、水冷式エンジンが採用される自動二輪車においては、エンジンの前側に排気ポートが設けられており、当該排気ポートを挟んでエンジンの前面にラジエータが設けられる。特にラジエータの本体とエンジンとの間には、ラジエータファンが設けられる。この場合、排気管とラジエータファンが近接しており、樹脂材料で形成されることが多いラジエータファンは、排気管から発せられる熱の影響を受けるおそれがある。
また、昨今の自動二輪車にあっては、車両のホイールベースを小さくして軽快な乗り心地を得るものが流行となっている。そこで、可能な限り前輪をエンジン側に近づけるため、フロントフェンダの後端部分が短く形成される場合がある。例えば、図1に示す自動二輪車1は、フロントフェンダ52の後端部分が、ラジエータ8の下端と略同一高さであるか、それよりも高く位置付けられている。この結果、走行中の飛石等がラジエータ8やラジエータファン83に衝突することが想定される。このように、車両のホイールベースを優先した結果、前輪が巻き上げる泥や飛石から周辺構成を保護するというフロントフェンダ52の本来機能が十分に発揮されないおそれがある。
そこで、本件発明者は、ラジエータ8の下端をエンジン3に固定するラジエータブラケット9に着目して本発明に想到した。すなわち、本発明の骨子は、ラジエータファン83とエキゾーストパイプ6(より具体的には連通管62b)とを、ラジエータブラケット9で仕切ることにより、エキゾーストパイプ6の近傍を流れて温められた空気がラジエータファン83側に流れ込むのを抑制することである。
具体的に本実施の形態では、ラジエータブラケット9をエキゾーストパイプ6の形状に合わせて車幅方向に延ばした形状とした。これにより、ラジエータ8側に流れ込む走行風と、ラジエータ8より下方のエキゾーストパイプ6(連通管62b)側に流れ込む走行風とを分けることができる。
よって、連通管62bの熱がラジエータファン83に伝わり難くなると共に、連通管62bを冷却した後の空気がラジエータファン83側に流れ込むのを抑制することができる。この結果、ラジエータファン83は、エキゾーストパイプ6の熱の影響を受け難くなる。
また、ラジエータファン83には、比較的温度の低い走行風が流れ込むため、効果的にラジエータファンを冷却することが可能である。更には、ラジエータブラケット9に走行風が衝突することで、ラジエータブラケット9も効果的に冷却することができるため、ラジエータブラケット9の延長部を放熱フィンとして用いることも可能である。
また、ラジエータファン83の下方にラジエータブラケット9が位置することで、飛石等の異物からラジエータファン83を保護することができる。また、ラジエータブラケット9の大部分は、エキゾーストパイプ6で隠されるため、外観意匠性に影響を与えることがない。
次に、図3及び図4を参照して、本実施の形態に係るラジエータブラケットの詳細形状について説明する。図3は、本実施の形態に係るラジエータブラケットの斜視図である。図4は、本実施の形態に係るラジエータブラケットの上面図である。
図3及び図4に示すように、ラジエータブラケット9は、金属板を折り曲げて形成される。具体的にラジエータブラケット9は、前後方向に延び後端側が左方に折り曲げられた上面視L字状のL字部90を有している。
L字部90は、左右方向に比べて前後方向が長くなっている。L字部90の先端には、ナット91が溶接されている。ナット91は、左右方向に貫通するネジ穴92を有し、右側に突出している。また、L字部90の後側の折り曲げ部分には、前後方向に貫通する貫通穴93が形成されている。
また、ラジエータブラケット9は、ラジエータファン83と連通管62b(共に図6参照)とを仕切るように車幅方向に延びる複数の延長部を有する。具体的にL字部90の上辺部略中央には、右方向に折り曲げられて延長された右側延長部94が形成されている。右側延長部94の右前角は、切り欠かれている。また、L字部90の下辺部略中央には、左方向に折り曲げられて延長された左側延長部95が形成されている。左側延長部95の左前角は、切り欠かれている。
また、左側延長部95の前方にも同様に、L字部90の下辺部から左方向に折り曲げられて延長された左側延長部96が形成されている。左側延長部96は、ナット91の下方に位置している。
次に、図2及び図5から図7を参照して、本実施の形態に係るラジエータの取付構造について詳細に説明する。図5は、本実施の形態に係るラジエータ及び排気管を左前方から見た斜視図である。図6は、本実施の形態に係るラジエータ及び排気管を後方から見た図である。図7は、図6のA−A線に沿って切断したときの断面図である。
上記のように構成されたラジエータブラケット9は、図2に示すように、L字部90の後側の折り曲げ部分がシリンダ31にネジ止めされ、L字部90の先端部分がラジエータ8の下端に接続される。これにより、ラジエータ8をエンジン3に取り付けることが可能である。
なお、L字部90の後側の取付箇所(貫通穴93)が前側に開放されている。具体的には、側面視において、各延長部が貫通穴93の貫通方向(前後方向)に対して平行となるように折り曲げられ、ラジエータブラケット9の上下方向において、各延長部が重なっていない。このため、ラジエータブラケット9をシリンダ31側に取り付ける際のツールラインを確保することができる。よって、組み付け性が向上されている。
また、ラジエータ8の下端とL字部90の先端との間には、ゴム等の弾性部材97が設けられている。このため、ラジエータ8は、ラジエータブラケット9に対して浮動支持された状態となり、車両の振動がラジエータ8に伝わり難くなっている。
また、図5から図7に示すように、ラジエータブラケット9を車幅方向に複数箇所折り曲げたことにより、ラジエータ8下方のエキゾーストパイプ6(特に連通管62b)と、ラジエータ8及びラジエータファン83とをラジエータブラケット9で仕切ることが可能である。
具体的に図5に示すように、連通管62bと弾性部材97との間には、左側延長部96が介在している。このため、左側延長部96によって連通管62bの熱を弾性部材97に伝わり難くすることができ、弾性部材97を熱から保護することができる。
また、図6及び図7に示すように、ラジエータブラケット9を左右に延長し、右側延長部94及び左側延長部95の外縁形状をエキゾーストパイプ6b、6cの形状に沿うように切り欠いている。この結果、車幅方向内側のエキゾーストパイプ6b、6cの隙間を可能な限り埋めることができ、連通管62bの熱をラジエータブラケット9より上方に伝わり難くすることができる。
また、右側延長部94及び左側延長部95の車幅方向の長さが2つのエキゾーストパイプ6b、6cの幅内に収められている。このため、右側延長部94及び左側延長部95の長さを最小限に抑えつつも、連通管62bとラジエータ8(特にラジエータファン83)とを仕切ることが可能である。更には、ラジエータブラケット9を左右に延長したことで、ラジエータブラケット9自体の剛性も高められている。
また、図7に示すように、ラジエータブラケット9及びラジエータファン83が車両の中心軸線C上(フロントフェンダ52の延長線上)に位置している。このため、走行中にフロントフェンダ52の後端を越えて異物が巻き上げられたとしても、ラジエータブラケット9で保護することができる。よって、ラジエータファン83内に異物が入り込むのを防止することが可能である。すなわち、ホイールベースの縮小に伴ってフロントフェンダ52の後側が短くなったとしても、ラジエータブラケット9が保護部材としての役割を補うことができる。
次に図8を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の走行風の流れについて説明する。図8は、ラジエータ及びラジエータ周辺の空気の流れを示す図である。
図8に示すように、ラジエータブラケット9は、シリンダ31の軸線に対して略垂直となるように配置されている。すなわち、ラジエータブラケット9は、L字部90の先端が下方に下がるように、水平方向に対して僅かに傾斜している。
このように、ラジエータブラケット9が後方に向かうに従って高くなるため、ラジエータブラケット9より上方の空間では、走行風がラジエータ8及びラジエータファン83に向かって流れ易くなっている。これにより、ラジエータ8の冷却効果が高められると共に、ラジエータファン83も冷却することができる。
一方、ラジエータブラケット9より下方の空間では、走行風が複数の延長部(右側延長部94、左側延長部95、96)に沿ってエンジン3に向かって流れた後、下方に誘導される。このため、ラジエータブラケット9の下方空間では、エキゾーストパイプ6や連通管62bに衝突して温められた空気が上記の延長部によって遮られる。よって、比較的温度の高い空気がラジエータファン83側に流れ込むのを防止することができる。また、複数の延長部により、連通管62b側の空気に対する接触面積を増やすことができ、放熱効果が更に高められている。
以上説明したように、本実施の形態に係るラジエータ8の取付構造によれば、ラジエータブラケット9を車幅方向に延長したことで、比較的温度の高い連通管62b側の空間とラジエータファン83側の空間とを仕切ることができる。これにより、エキゾーストパイプ6や連通管62bによって温められた空気がラジエータファン83側に流れ込むのを防止することができる。また、ラジエータブラケット9によって、ラジエータ8やラジエータファン83を飛石等から保護することも可能である。しかも、ラジエータブラケット9を車幅方向に延長するだけで上記効果を得ることができるため、既存の構成を大幅に変更する必要がない。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態においては、並列4気筒エンジンを例にして説明したが、この構成に限定されない。エンジン3は、例えば、2気筒、又は4気筒より多い気筒数であってもよい。
また、上記した実施の形態においては、ラジエータブラケット9が金属板で形成される構成としたが、この構成に限定されない。ラジエータブラケット9は、板金加工に限らず、例えば、切削加工で形成されてもよい。
また、上記した実施の形態においては、ラジエータブラケット9が、3つの延長部(右側延長部94、左側延長部95、96)を有する構成としたが、延長部の数は特に限定されるものではない。例えば、左側延長部95、96は、一体的に形成されてもよい。
また、上記した実施の形態においては、右側延長部94及び左側延長部95の車幅方向の長さが2つのエキゾーストパイプ6の幅内に収められる構成としたが、この構成に限定されない。右側延長部94及び左側延長部95を、例えばラジエータファン83の左右幅に合わせて延長してもよく、又はそれ以上延長してもよい。
以上説明したように、本発明は、排気管の熱の影響を抑制することができるという効果を有し、特に、水冷式エンジンを備える自動二輪車のラジエータの取付構造に有用である。
3 エンジン
6、6b、6c 排気管(エキゾーストパイプ)
62b 連通管
8 ラジエータ
83 ラジエータファン
9 ラジエータブラケット
94 右側延長部(延長部)
95、96 左側延長部(延長部)
97 弾性部材

Claims (3)

  1. 車両用のエンジンの前方に配置されるラジエータと、
    前記エンジンと前記ラジエータとの間で当該ラジエータの車幅方向中央に配置されるラジエータファンと、
    前記ラジエータの下端を前記エンジンに固定するラジエータブラケットと、
    前記エンジンの排気ポートに接続される複数の排気管と、
    前記複数の排気管のうち、車幅方向中央に位置する2つの排気管同士を連通する連通管と、を備え、
    前記ラジエータは、前記排気管の前方に位置し、
    前記ラジエータファンは、前記排気管及び前記連通管の上方に位置し、
    前記ラジエータブラケットは、前記ラジエータファンと前記連通管とを仕切るように車幅方向に延びる延長部を有し、
    前記延長部の車幅方向の長さは、前記連通管が設けられる2つの排気管の幅内であることを特徴とするラジエータの取付構造。
  2. 車両用のエンジンの前方に配置されるラジエータと、
    前記エンジンと前記ラジエータとの間で当該ラジエータの車幅方向中央に配置されるラジエータファンと、
    前記ラジエータの下端を前記エンジンに固定するラジエータブラケットと、
    前記エンジンの排気ポートに接続される複数の排気管と、
    前記複数の排気管のうち、車幅方向中央に位置する2つの排気管同士を連通する連通管と、を備え、
    前記ラジエータは、前記排気管の前方に位置し、
    前記ラジエータファンは、前記排気管及び前記連通管の上方に位置し、
    前記ラジエータブラケットは、前記ラジエータファンと前記連通管とを仕切るように車幅方向に延びる延長部を有し、
    前記ラジエータブラケットは、前記エンジンのシリンダの軸線に対して、略垂直に配置されることを特徴とするラジエータの取付構造。
  3. 前記ラジエータブラケットの一端は、弾性部材を介して前記ラジエータに取り付けられ、
    前記延長部は、前記弾性部材と前記連通管との間に介在することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラジエータの取付構造。
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