JP6728903B2 - 蓄電装置及び蓄電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電池の充電率を推定する蓄電装置及び蓄電方法に関する。
満充電容量を式1のように計算する場合、充放電開始前及び終了後の充電率(SOC:State Of Charge)の推定精度がよいほど、満充電容量Fcの算出精度も向上する。
Fc=ΣIi/(SOCa−SOCb) 式1
Fc :満充電容量[Ah]
ΣIi :電流積算量[Ah]
SOCa :充放電終了後SOC[%]
SOCb :充放電開始前SOC[%]
そのため、充放電開始前及び終了後には、分極が解消した後の開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)を用いてSOCの補正を行うことが望ましい。
例えば、車両に搭載された蓄電装置の場合、車両が停止しているときにOCVを計測あるいは推定し、計測あるいは推定したOCVに基づいてSOCを補正する。ここで、OCVの計測は、放電あるいは充電が完了した後に、分極が解消したと見做すことができる分極解消時間を経過した後に実施し、OCVの推定は、分極解消時間内の所定時間に実施する。
関連する技術として、電池の分極解消後にOCVを計測すること、計測したOCVを用いてSOCを補正すること、などが開示されている。例えば、特許文献1、2を参照。
特開2009−303291号公報 特開2013−214371号公報
しかしながら、車両を連続稼働するような場合には、OCVの計測あるいは推定をする前に、次の放電あるいは充電が開始されることがあるため、計測したOCVあるいは推定したOCVを用いて、SOCを補正する機会が少なくなり、SOCに推定誤差が蓄積されたままになり、SOCの推定精度が悪くなる。その結果、例えば電池の使用可能容量を使い切る前に残容量がゼロであることを示す誤表示をしたり、実際には容量が無いのに残容量があるかのような誤表示をしたり、これらのダイアグが、車両が稼働しているときに発生してしまう場合がある。
本発明の一側面に係る目的は、電池の満充電容量の推定精度を向上させることができる蓄電装置及び蓄電方法を提供することである。
本発明に係る一つの形態である電池の満充電容量を推定可能な蓄電装置は、電池の充電率が補正される前に、蓄電装置と充電装置とが接続されたことを検出すると、充電率が補正されるまでの時間通電開始を待ち、充電率が補正された後に通電を開始させる処理部を、備える。
また、充電率が補正されるまでの時間は、分極が解消したと見做すことができる分極解消時間を経過した後に計測した開回路電圧を用いて充電率が補正されるまでの時間、あるいは、分極解消時間内の所定時間に推定した開回路電圧を用いて充電率が補正されるまでの時間、である。
また、処理部は、電池の充電率が補正される前に、蓄電装置と充電装置とが接続されたことを所定回数以上検出し、かつ通電開始前に充電率が補正できない場合、充電率が補正されるまで通電開始を待ち、充電率が補正された後に通電を開始させる。
また、処理部は、電池の満充電容量が推定される前に、蓄電装置と充電装置とが接続されたことを所定回数以上検出し、かつ通電開始前に満充電容量が推定できない場合、満充電容量が推定されるまで通電開始を待ち、満充電容量が推定された後に通電を開始させる。
また、処理部は、蓄電装置と充電装置とが接続されたことを検出し、通電開始処理を完了すると、電流積算が所定時間以上継続した場合、電流指令値を0アンペアに保持し、充電率が補正された後に電流指令値を上昇させる。
電池の満充電容量の推定精度を向上させることができる。
蓄電装置と充電装置とを有するシステムの一実施例を示す図である。 実施形態1の動作の一実施例を示すフロー図である。 実施形態2の動作の一実施例を示すフロー図である。 実施形態3の動作の一実施例を示すフロー図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
<実施形態1>
図1は、蓄電装置と充電装置とを有するシステムの一実施例を示す図である。電池のSOCを推定可能な蓄電装置1は、例えば、処理部3、電池4、電流計測部5、電圧計測部6、スイッチ7、接続部8(例えばコネクタ)を備える。また、蓄電装置1の接続部8と、充電装置2の電力を供給するためのケーブルに設けられている接続部9(例えばコネクタ)と、が接続されると、所定の手順を経て、充電装置2から蓄電装置1の電池4へ電力の供給が開始される。
蓄電装置1は、例えば、車両に搭載された電池パックなどが考えられる。電池4は、電池パックに設けられた二次電池であり、例えば、鉛蓄電池、リチウムイオン電池である。スイッチ7は、電池4への充放電をする際に、処理部3により制御される。
処理部3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)を用いた回路が考えられる。
処理部3は、充放電を行っている間(例えば、車両が稼働している間)には、電流計測部5が計測した電流を用いて電流積算をし、該電流積算に基づいてSOCを推定する。なお、SOCを推定する際に、電圧計測部6が計測した電圧と、図1には図示していないが温度計測部を用いて計測した電池4の温度又は周辺温度と、を用いて、更に精度よくSOCを推定してもよい。
ただし、処理部3は、電池4のSOCが補正される前に、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出すると、SOCが補正されるまでの時間通電開始を待ち、SOCが補正された後に通電を開始させる。すなわち、SOCが補正された後に、蓄電装置1は充電装置2に電流指令値を送信し、電流指令値を受信した充電装置2は電流指令値に基づいて通電を開始する。
ここで、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出するとは、例えば、蓄電装置1の接続部8と、充電装置2の接続部9と、が接続されたことを検出することである。
SOCが補正されるまでの時間とは、充電あるいは放電が完了してから、分極が解消したと見做すことができる分極解消時間を経過した後に計測したOCVを用いてSOCが補正されるまでの時間、あるいは、分極解消時間内の所定時間に推定したOCVを用いてSOCが補正されるまでの時間、である。例えば、蓄電装置1を搭載した車両の場合、SOCが補正されるまでの時間とは、充電あるいは放電が完了(例えば、車両が稼働停止)をしてから、計測あるいは推定したOCVを取得してSOCが補正されるまでの時間である。
通電開始とは、実施形態1においては、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことが検出された後、所定の手順を経て、充電装置2から蓄電装置1の電池4へ電力供給が開始されることである。
実施形態1の動作について説明する。
図2は、実施形態1の動作の一実施例を示すフロー図である。ステップS1では、処理部3が蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出する。例えば、蓄電装置1の接続部8と、充電装置2の接続部9と、が接続されたことを検出する。
ステップS2では、処理部3がSOCの補正ができるか否かを判定し、補正ができる場合(Yes)にはステップS3に移行する。補正ができない場合(No)にはステップS2に移行する。ここで、SOCの補正ができるか否かの判定とは、例えば、充電あるいは放電が完了した後、分極解消時間を経過しているか否かの判定、あるいは、充電あるいは放電が完了した後、分極解消時間内においてOCVを推定する所定時間を経過しているか否かの判定、である。
ステップS3では処理部3がOCVを取得する。取得したOCVとは、分極解消時間を経過した後に計測したOCV、あるいは、分極解消時間内に所定時間を経過した後に推定したOCV、である。
ステップS4では処理部3がSOCを補正する。ステップS3で取得したOCVを用いて、処理部3の記憶部に記憶されているOCVとSOCとが関連付けられたOCV−SOC特性情報などを参照し、SOCを補正する。更に、補正したSOCを用いて、式1に基づいて満充電容量Fcを補正してもよい。SOCを補正することにより、式1に示したSOCa及びSOCbの精度が向上しているため、満充電容量Fcの推定精度も向上する。
ステップS5では、蓄電装置1と充電装置2との通電を、処理部3が開始させる。例えば、蓄電装置1は充電装置2に電流指令値を送信し、電流指令値を受信した充電装置2は通電を開始する。
実施形態1の効果について説明する。
例えば、フォークリフトなどの車両を連続稼働するような場合、OCVの計測あるいは推定をする前に、次の放電あるいは充電が開始され、計測あるいは推定をしたOCVを用いてSOCの補正ができない場合には、SOCに推定誤差が蓄積する。
しかし、実施形態1では、充電をする際にSOCが補正されるまで通電開始を待ち、SOCが補正された後に通電を開始させるため、SOCの精度を向上させることができるので、式1に基づいて求められる満充電容量Fcの推定精度も向上させることができる。
その結果、例えば電池の使用可能容量を使い切る前に残容量がゼロであることを示す誤表示をしたり、実際には容量が無いのに残容量があるかのような誤表示をしたり、これらのダイアグが、車両が稼働しているときに発生するのを低減できる。
<実施形態2>
実施形態2における電池4のSOCを推定可能な蓄電装置1は、実施形態1と同様の構成である。実施形態1との違いは、処理部3が実行する処理の違いである。
実施形態2の処理部3は(A)あるいは(B)の処理を実行する。
(A)実施形態2の処理部3は、電池4のSOCが補正される前に、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを所定回数以上検出し、かつ通電開始前にSOCが補正できない場合、SOCが補正されるまで通電開始を待ち、SOCが補正された後に通電を開始させる。すなわち、SOCが補正された後に、蓄電装置1は充電装置2に電流指令値を送信し、電流指令値を受信した充電装置2は電流指令値に基づいて通電を開始する。
ここで、電池4のSOCが補正される前に、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを所定回数以上検出し、とは(1)(2)が考えられる。(1)計測したOCVを用いてSOCを補正する前までに、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを所定回数以上検出したことである。また(2)推定したOCVを用いてSOCを補正する前までに、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを所定回数以上検出したことである。
(B)実施形態2の処理部3は、電池4の満充電容量Fcが推定される前に、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを所定回数以上検出し、通電開始前に式1に基づいて求められる満充電容量Fcが推定できない場合、満充電容量Fcが推定されるまで通電開始を待ち、満充電容量Fcが推定された後に通電を開始させる。すなわち、満充電容量Fcが推定された後に、蓄電装置1は充電装置2に電流指令値を送信し、電流指令値を受信した充電装置2は電流指令値に基づいて通電を開始する。
ここで、電池4の満充電容量Fcが推定される前に、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを所定回数以上検出し、とは(3)計測あるいは推定したOCVを用いてSOCを補正し、その補正したSOCを用いて満充電容量Fcを推定する前までに、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを、所定回数以上検出したことである。
なお、(1)から(3)に示した所定回数は、例えば、実験やシミュレーションで求めることが考えられる。なお、満充電容量Fcは徐々に低下をしていくが、急激に低下をすることがないため、頻繁に更新する必要はない。
実施形態2の動作について説明する。
図3は、実施形態2の動作の一実施例を示すフロー図である。図3において、処理部3は、ステップS1で蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出し、ステップS2でSOCの補正ができる場合(Yes)にはステップS3でOCVを取得し、ステップS4でSOCを補正してステップS301に移行する。なお、ステップS1からステップS5の処理の詳細は、実施形態1で説明をしたので省略する。
ステップS301では、処理部3は、補正不可カウンタをリセットした後、ステップS5の処理に移行して通電を開始させる。
補正不可カウンタのリセットは、(1)分極解消後に計測したOCV、あるいは、(2)分極解消中の所定時間に推定したOCV、を用いてSOCの補正ができた場合に、処理部3によりリセットされる。又は、(3)計測あるいは推定したOCVを用いてSOCを補正し、その補正したSOCを用いて満充電容量Fcが推定できた場合に、補正不可カウンタは処理部3によりリセットされる。
また、ステップS1で蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出し、ステップS2でSOCの補正ができない場合(No)にはステップS302に移行する。
ステップS302では、蓄電装置1と充電装置2とが接続され、かつSOCが補正できない状態が検出されたので、処理部3は補正不可カウンタをカウントしてカウント値を更新する。
ステップS303では、補正不可カウンタのカウント値が、所定回数以上か否かを判定し、所定回数以上の場合(Yes)にはステップS2に移行する。補正不可カウンタのカウント値が所定回数に達していない場合(No)にはステップS5に移行し、蓄電装置1と充電装置2との通電を、処理部3が開始させる。例えば、蓄電装置1は充電装置2に電流指令値を送信し、電流指令値を受信した充電装置2は通電を開始する。
所定回数は、蓄電装置1と充電装置2とが複数回接続され、複数回SOCの補正ができなかった場合に、この所定回数まで電流積算に基づいてSOCを推定すると実際のSOCとの差(推定誤差)が広がり、SOCの推定精度が悪化して利用できなくなると考えられるSOCに達する回数である。従って、補正不可カウンタが所定回数に達していない場合は、SOCは利用可能なので、SOCが補正されるまで待つことなく、通電を開始させる。
実施形態2の効果について説明する。
例えば、フォークリフトなどの車両を連続稼働するような場合、OCVの計測あるいは推定をする前、又は、満充電容量Fcを推定する前に、蓄電装置1と充電装置2とが接続され、計測あるいは推定をしたOCVを用いてSOCの補正ができない状態が所定回数(複数回)続くと、SOCに推定誤差が蓄積する。その結果、式1を用いた満充電容量Fcの推定精度も悪くなる。
しかし、実施形態2では、蓄電装置1と充電装置2とが接続された場合に、計測あるいは推定をしたOCVを用いてSOCの補正ができない状態が所定回数継続した場合でも、SOCの補正、又は、満充電容量Fcの推定、がされるまで通電開始を待ち、SOCが補正された後、又は、満充電容量Fcが推定された後に通電を開始させる。従って、SOCの精度を向上させることができるので、式1に基づいて求められる満充電容量Fcの推定精度も向上させることができる。
その結果、例えば電池の使用可能容量を使い切る前に残容量がゼロであることを示す誤表示をしたり、実際には容量が無いのに残容量があるかのような誤表示をしたり、これらのダイアグが、車両が稼働しているときに発生するのを低減できる。
<実施形態3>
実施形態3における電池4のSOCを推定可能な蓄電装置1は、実施形態1と同様の構成である。実施形態1、2との違いは、処理部3が実行する処理の違いである。
例えば、車両に搭載される蓄電装置1の場合、車両に搭載された補機(例えば、ヒータやライトなど)を使用し続けると車両が停止しても電池4からの放電は継続するため、SOCの補正をする機会が得られず、SOC推定精度が悪くなる。すなわち、蓄電装置1は充放電をしている間は電流積算に基づいてSOCを推定し、充放電を停止したときにOCVを用いてSOCを補正しているが、前回のSOC補正から電流積算に基づいてSOCの推定を長時間(所定時間)継続すると、充放電を停止してSOCを補正できないために電流積算に基づいて推定したSOCと実際のSOCとの差が大きくなり、SOCの推定精度が悪くなる。
そこで、実施形態3では、処理部3が、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出し、蓄電装置1が電流指令値を充電装置2を送信する前に実行する所定の処理(通電開始処理)を完了すると、電流積算が所定時間以上継続している場合に電流指令値を0アンペア(単位:[A])に保持し、SOCが補正された後にその電流指令値を上昇させる。
ここで、所定時間は、SOCが補正されないままに、電流積算によりSOCの推定を継続した場合に、この所定時間まで電流積算に基づいてSOCを推定すると実際のSOCとの差が広がり、SOCの推定精度が悪化して利用できなくなると考えられるSOCに達する時間である。
なお、実施形態3においては、通電開始処理を完了し、電流積算が所定時間以上継続している場合に、蓄電装置1が電流指令値を0[A]に設定し、SOCを補正した後にその電流指令値を上昇させて充電装置2に送信している。
実施形態3の動作について説明する。
図4は、実施形態3の動作の一実施例を示すフロー図である。図4において、処理部3は、ステップS1で蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出するとステップS401の処理に移行する。なお、ステップS1の処理の詳細は、実施形態1で説明をしたので省略する。
ステップS401では、処理部3が、通電開始処理を完了したか否かを判定し、通電開始処理を完了している場合(Yes)にはステップS402に移行し、通電開始処理を完了していない場合(No)には通電開始処理が完了するのを待つ。
ステップS402では、処理部3が、電流積算を所定時間以上継続しているか否かを判定し、電流積算を所定時間以上継続している場合(Yes)にはステップS403に移行し、電流積算を停止している場合(No)にはステップS404に移行する。
ステップS403では、処理部3が電流指令値を0[A]に設定し、充電装置2にその電流指令値を送信したのち、ステップS2に移行する。
ステップS2では、SOCの補正ができる場合(Yes)にはステップS3に移行し、SOCの補正がでない場合(No)にはステップS403に移行する。
続いて、ステップS3、ステップS4の処理を実行する。なお、ステップS2からステップS4の処理の詳細は、実施形態1で説明をしたので省略する。
ステップS404では、SOCの補正が完了すると、処理部3が、電流指令値を上昇させ通電を開始させる。例えば、蓄電装置1は0[A]から上昇させた電流指令値を充電装置2に送信し、その電流指令値を受信した充電装置2は上昇させた電流指令値に基づいて通電を開始する。
実施形態3の効果について説明する。
実施形態3では、通電開始処理が正常に完了し、充電を実行できる状態になった後、充電電流指令値を0[A]に保持し、強制的にSOCの補正をしてから、充電電流指令値を上昇させ、通電を開始するので、SOCの精度を向上させることができる。更に、式1に基づいて求められる満充電容量Fcの推定精度も向上させることができる。
その結果、例えば、電池4の使用可能容量を使い切る前に残容量がゼロであることを示す誤表示をしたり、実際には容量が無いのに残容量があるかのような誤表示をしたり、これらのダイアグが、車両が稼働しているときに発生するのを低減できる。
また、実施形態3では、蓄電装置1が通電開始処理をしないで待機してしまうと、蓄電装置1と充電装置2との間で遣り取りができないため充電装置2側では蓄電装置1が異常と判定してしまい、蓄電装置1が正常であるにも係らず充電ができなくなる。そこで実施形態3では、蓄電装置1と充電装置2とが接続されたことを検出し、通電開始処理が正常に完了してから、SOC補正が完了するまで待機することで、充電装置2が誤って異常と判定することを防止できる。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 蓄電装置
2 充電装置
3 処理部
4 電池
5 電流計測部
6 電圧計測部
7 スイッチ
8 接続部
9 接続部

Claims (6)

  1. 電池と、
    前記電池に流れる電流を計測する電流計測部と、
    前記電池が充放電を行っている間に前記電流計測部が計測した電流を用いて電流積算をし、該電流積算に基づいて前記電池の充電率を推定する処理部と、を有する蓄電装置であって、
    前記処理部は、前記電流積算に基づいて推定された前記電池の充電率を、前記電池の分極が解消したと見做すことができる分極解消時間を経過した後に計測した前記電池の開回路電圧、あるいは、前記分極解消時間内の所定時間に推定した前記電池の開回路電圧、を用いて補正する前に、前記蓄電装置と充電装置とが接続されたことを所定回数以上検出し、かつ前記充電装置から前記蓄電装置への通電開始前に前記充電率が前記補正できない場合、前記充電率が前記補正されるまでの時間前記通電開始を待ち、前記充電率が前記補正された後に、前記通電を開始させ、前記補正された充電率を用いて前記電池の満充電容量を推定する、ことを特徴とする蓄電装置。
  2. 電池と、
    前記電池に流れる電流を計測する電流計測部と、
    前記電池が充放電を行っている間に前記電流計測部が計測した電流を用いて電流積算をし、該電流積算に基づいて前記電池の充電率を推定する処理部と、を有する蓄電装置であって、
    前記処理部は、前記電流積算に基づいて推定された前記電池の充電率を、前記電池の分極が解消したと見做すことができる分極解消時間を経過した後に計測した前記電池の開回路電圧、あるいは、前記分極解消時間内の所定時間に推定した前記電池の開回路電圧、を用いて補正する前に、前記蓄電装置と充電装置とが接続されたことを検出し、通電開始処理を完了すると、前記電流積算が所定時間以上継続した場合、前記充電装置に送信する電流指令値を0アンペアに保持し、前記充電率が前記補正されるまでの時間前記充電装置から前記蓄電装置への通電開始を待ち、前記充電率が前記補正された後に前記電流指令値を上昇させて前記通電を開始させ、前記補正された充電率を用いて前記電池の満充電容量を推定する、ことを特徴とする蓄電装置。
  3. 電池と、
    前記電池に流れる電流を計測する電流計測部と、
    前記電池が充放電を行っている間に前記電流計測部が計測した電流を用いて電流積算をし、該電流積算に基づいて前記電池の充電率を推定する処理部と、を有する蓄電装置であって、
    前記処理部は、前記蓄電装置と充電装置とが接続されたことを検出すると、前記電流積算に基づいて推定された前記電池の充電率を、前記電池の分極が解消したと見做すことができる分極解消時間を経過した後に計測した前記電池の開回路電圧、あるいは、前記分極解消時間内の所定時間に推定した前記電池の開回路電圧、を用いて補正ができるか否かを判定し、補正ができない場合には、前記充電装置から前記蓄電装置への通電を開始させる電流指令値を送信せずに前記充電率が前記補正されるまでの時間前記通電開始を待ち、前記充電率が前記補正された後に前記通電を開始させる電流指令値を送信して前記通電を開始させ、前記補正された充電率を用いて前記電池の満充電容量を推定する、ことを特徴とする蓄電装置。
  4. 電池の満充電容量を推定する蓄電装置の蓄電方法であって、
    前記蓄電装置は、
    前記電池に流れる電流を用いて電流積算をし、該電流積算に基づいて前記電池の充電率を推定し、
    前記電流積算に基づいて推定された前記電池の充電率を、前記電池の分極が解消したと見做すことができる分極解消時間が経過した後に計測した前記電池の開回路電圧、あるいは、前記分極解消時間内の所定時間に推定した前記電池の開回路電圧、を用いて補正する前に、前記蓄電装置に充電装置が接続されたことを所定回数以上検出し、かつ前記充電装置から前記蓄電装置への通電開始前に前記充電率が前記補正できない場合、
    記充電率が前記補正されるまでの時間前記通電開始を待ち、前記充電率が前記補正した後に前記通電を開始し、
    前記補正された充電率を用いて前記電池の満充電容量を推定する
    処理を実行することを特徴とする蓄電方法。
  5. 電池の満充電容量を推定する蓄電装置の蓄電方法であって、
    前記蓄電装置は、
    前記電池に流れる電流を用いて電流積算をし、該電流積算に基づいて前記電池の充電率を推定し、
    前記電流積算に基づいて推定された前記電池の充電率を、前記電池の分極が解消したと見做すことができる分極解消時間が経過した後に計測した前記電池の開回路電圧、あるいは、前記分極解消時間内の所定時間に推定した前記電池の開回路電圧、を用いて補正する前に、前記蓄電装置に充電装置が接続されたことを検出し、通電開始処理を完了すると、前記電流積算が所定時間以上継続した場合、前記充電装置に送信する電流指令値を0アンペアに保持し、
    前記充電率が前記補正されるまでの時間前記充電装置から前記蓄電装置への通電開始を待ち、前記充電率が前記補正した後に、前記電流指令値を上昇させて前記通電を開始し、
    前記補正された充電率を用いて前記電池の満充電容量を推定する
    処理を実行することを特徴とする蓄電方法。
  6. 電池の満充電容量を推定する蓄電装置の蓄電方法であって、
    前記蓄電装置は、
    前記電池に流れる電流を用いて電流積算をし、該電流積算に基づいて前記電池の充電率を推定し、
    前記蓄電装置に充電装置が接続されたことを検出すると、
    前記電流積算に基づいて推定された前記電池の充電率を、前記電池の分極が解消したと見做すことができる分極解消時間が経過した後に計測した前記電池の開回路電圧、あるいは、前記分極解消時間内の所定時間に推定した前記電池の開回路電圧、を用いて補正ができるか否かを判定し、
    補正ができない場合には、前記充電装置から前記蓄電装置への通電を開始させる電流指令値を送信せずに前記充電率が前記補正されるまでの時間前記充電装置から前記蓄電装置への通電開始を待ち、前記充電率が前記補正された後に前記通電を開始させる電流指令値を送信して前記通電を開始し、
    前記補正された充電率を用いて前記電池の満充電容量を推定する
    処理を実行することを特徴とする蓄電方法。
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