JP6722028B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明は、雪上を走行する冬用タイヤに関するもので、特に、雪上走行性能を向上させることのできるバットレス部の形状に関する。
従来、冬用タイヤのトレッドパターンとして、雪上走行性能を向上させるため、周方向溝に交差する方向に延長するラグ溝と、周方向溝とラグ溝とにより区画されたブロックの表面にサイプを形成するとともに、バットレス部にタイヤ周方向に伸びる階段状の補助陸部を形成したものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、更に、階段状の補助陸部のタイヤ径方向外表面部をジグザグ形状とすることにより、雪中での雪とショルダーブロックとの接触面積を増加させて、ブレーキ性能及びトラクション性能を向上させることができるとしている。
特開2003−211915号公報
上記特許文献1のタイヤでは、ラグ溝のブロックの角の稜線によるエッジ効果とラグ溝の凹部による雪柱剪断力によって雪上走行性能を発揮していたが、バットレス部においては、ラグ溝の凹部以外は雪柱剪断力には寄与しないため、十分な雪上走行性能を得ることが困難であるといった問題点があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、雪上走行性能向上させることができるバットレス部を有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、タイヤの周方向に交差するラグ溝と前記ラグ溝により区画された陸部とを備えたタイヤであって、前記タイヤのトレッド部の接地端からサイドウォール部のタイヤ径方向の最外端まで延在するバットレス部の表面には、タイヤ周方向に所定の間隔を隔てて形成された、前記ラグ溝を挟んでタイヤ周方向に隣接する2つの陸部に跨る複数の凹部が形成されており、前記複数の凹部が、前記トレッド部の接地端側に形成された踏面側凹部と、前記踏面側凹部よりもサイドウォール部側で、かつ、前記ラグ溝の溝底よりも前記トレッド部の接地端側に形成されたサイド側凹部とを有し、前記踏面側凹部の底面がバットレス部の表面と平行で、かつ、側面が平面状であるすることを特徴とする。
本発明による凹部は、ラグ溝の踏み込み側に開口し踏み込み側の陸部側に延長する踏み側凹部と蹴り出し側とに開口し蹴り出し側の陸部側に延長する蹴り側凹部とから構成されるので、ラグ溝に雪が入る際には、踏み側凹部がラグ溝に対して漏斗の入口として機能するので雪が入りやすく、ラグ溝から雪が出てゆく際には、蹴り側凹部が固められた雪を蹴り出し側に誘導するので、ラグ溝の雪柱剪断力を高めることができ、雪上走行性能を向上させることができる。
また、凹部をタイヤ周方向に所定の間隔を隔てて形成することで、凹部の陸部表面との境界線である稜線の角がラグ溝付近にある雪を引っ掻くことができるようにしたので、エッジ効果が増大する。
また、前記踏面側凹部の底面をバットレス部の表面と平行で、かつ、側面が平面状であるように形成することで、凹部内に取り込まれる雪量を多くできるようにしたので、雪柱剪断力を一層高めることができる。
また、本発明は、前記バットレス部の表面をタイヤ踏面側から見たときの前記サイド側凹部の延長方向を、踏み込み側の端部が蹴り出し側の端部よりもタイヤ幅方向外側に位置するようにタイヤ周方向に対して傾けたことを特徴とする。
これにより、サイド側凹部でも、踏み込み側の端部を踏面から遠い側に位置させ、蹴り出し側の端部を踏面から近い側に位置させることができるので、雪を踏面に遠い側から踏面に近い側に運ぶことができる。したがって、雪をラグ溝に効果的に誘導できるので、ラグ溝の雪柱剪断力を一層高めることができ、雪上走行性能が更に向上する。
また、前記サイド側凹部の、タイヤ周方向に垂直な平面で切ったときの断面形状を円弧状とすることで、サイド側凹部の周囲の陸部の剛性を確保できるようにしたので、上記の陸部によるラグ溝から出てくる雪やラグ溝に入り込まない雪を踏み固めることができるので、ラグ溝の雪柱剪断力を一層高めることができる。
また、本発明は、前記サイド側凹部が、蹴り出し側に設けられて、当該サイド側凹部の蹴り出し側に位置するサイド側凹部に連通する蹴り出し側連通部と、踏み込み側に設けられて、ラグ溝の溝底側に連通する踏み込み側連通部とを備え、蹴り出し側にて、前記踏面側凹部と連通していることを特徴とする。
これにより、踏み込み側のラグ溝と蹴り出し側のラグ溝とが、サイド側凹部及び踏面側凹部を介して連通するので、雪を踏面に遠い側から踏面に近い側に容易に運ぶことができる。したがって、ラグ溝の雪柱剪断力を一層高めることができ、雪上走行性能を更に向上させることができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態に係るタイヤのトレッドパターンを示す図である。 バットレス部の拡大図である。 バットレス部の斜視図と部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は本実施の形態に係るタイヤ10のトレッド部11の展開図の一例を示す図で、図2はバットレス部12の拡大図、図3(a),(b)はバットレス部12の斜視図と部分拡大図である。
図1の上側から下側に向かう方向がタイヤ回転方向で、同図の上側が蹴り出し側、下側が踏み込み側である。また、同図の左右方向がタイヤ幅方向で、CLはタイヤ赤道面、TGは、トレッド部11が接地する部分であるタイヤ踏面のタイヤ幅方向の端部(以下、トレッド接地端という)である。
以下、タイヤ幅方向に沿ってタイヤ赤道面CL側を「タイヤ幅方向内側」、タイヤ赤道面CLと反対側を「タイヤ幅方向外側」という。
また、トレッド接地端TGから、図1のTEで示すトレッド部10の端部であるトレッド端まで延在する領域をバットレス部12という。なお、トレッド端TEは、図3(b)にも示すように、サイドウォール部13のタイヤ径方向の最外端である。
トレッド部11の表面には、タイヤ周方向に所定の間隔を隔てて複数のラグ溝14と、副溝15とが設けられている。これらラグ溝14と副溝15とにより、トレッドセンター部11Cに位置するセンター陸部16とショルダー部11Sに位置するショルダー陸部17とが区画される。これらセンター陸部16とショルダー陸部17の表面には、タイヤ幅方向と平行な方向に延長する複数のサイプ18が形成されている。
なお、サイプ18としては、図1に示すような直線状のサイプでもよいし、図3(a),(b)に示すような、ジグザグ状のサイプ(2Dサイプ)でもよい。また、サイプ18を3Dサイプとしてもよい。
ラグ溝14は、トレッドセンター部11Cからタイヤ回転方向と反対側へタイヤ幅方向に対して斜めに延びてトレッド端TEに開口する溝で、これらラグ溝14により、バットレス部12も、複数の陸部(バットレス陸部19)に区画される。
図2にも示すように、バットレス部12の表面には、ラグ溝14を挟んで隣接する2つのバットレス陸部19に跨る、複数の凹部21,22が形成されている。これら踏面側凹部21とサイド側凹部22とは、ともに、タイヤ周方向に所定の間隔を隔てて形成されている。
トレッド部11の端部側に形成された凹部を踏面側凹部21、踏面側凹部21よりもサイドウォール部13側に形成された凹部をサイド側凹部22という。
踏面側凹部21は、トレッド端TEに開口するとともに、踏み込み側の端部は踏み込み側のバットレス陸部(踏み側陸部19F)内で終端し、蹴り出し側の端部は蹴り出し側の陸部(蹴り側陸部19K)内で終端し、かつ、踏み側陸部19Fと蹴り側陸部19Kから、踏み側陸部19Fと蹴り側の陸部19Kとを区画するラグ溝14Mに開口する。
また、サイド側凹部22は、踏み込み側の端部は踏み側陸部19F内で終端し、蹴り出し側の端部は蹴り側陸部19K内で終端し、かつ、踏み側陸部19Fと蹴り側陸部19Kから、踏み側陸部19Fと蹴り側の陸部19Kとを区画するラグ溝14Mに開口する。
なお、踏み側陸部19Fの踏み込み側にあるバットレス陸部19Aを踏み側陸部としたときには、踏み側陸部19Fが蹴り側陸部となり、蹴り側陸部19Kの蹴り出し側にあるバットレス陸部19Bを蹴り側陸部としたときには、蹴り側陸部19Kが踏み側陸部となることはいうまでもない。
踏面側凹部21は、タイヤ踏面側から見たときの形状が台形の溝で、踏み側陸部19Fと蹴り側の陸部19Kとを区画するラグ溝14Mの踏み込み側に開口し踏み側陸部19F側に延長して終端する踏み側凹部21Fと、ラグ溝14Mの蹴り出し側に開口し蹴り出し側の陸部側に延長して終端する蹴り側凹部21Kとから構成される。
踏面側凹部21のトレッド接地端TG側の辺21aはタイヤ周方向に平行で、辺21aに対向する辺であるサイドウォール部側の辺21bは、踏み込み側の端部が蹴り出し側の端部よりもタイヤ幅方向外側に位置するようにタイヤ周方向に対して傾いている。また、台形の互いに平行な2辺である21c、21dは、タイヤ幅方向外側に行くにしたがって、踏み込み側に位置するように、タイヤ周方向に対して傾いている。
したがって、ラグ溝14Mに雪が入る際には、踏み側凹部21Fがラグ溝14Mに対して漏斗の入口として機能するので雪が入りやすくなる。また、ラグ溝14Mから雪が出てゆく際には、蹴り側凹部21Kが固められた雪を蹴り出し側に誘導するよう機能する。したがって、ラグ溝14Mの雪柱剪断力を高めることができ、雪上走行性能を向上させることができる。
また、本例の踏面側凹部21は、トレッド端TEに開口しているので、雪を掻き集めやすく、掃き出しやすい。したがって、内側(下側)からの雪を踏面に出しやすい。
また、踏面側凹部21はタイヤ周方向に所定の間隔を隔てて形成されているので、隣接する踏面側凹部21間はバットレス陸部19の表面となる。この蹴り側凹部21Kに対して凸部となるバットレス陸部19の表面を、便宜上凸部23aと呼ぶ。このように、踏面側凹部21間に凸部23aが存在することで、ラグ溝14で固められた雪が勝手に出て行くことができないので、踏面側凹部21がバットレス陸部19内で終端しない場合に比較して、ラグ溝14の雪柱剪断力が向上する。
また、台形の、タイヤ周方向に交差する稜線(上底21cと下底21d)によるエッジ効果が得られるので、雪上走行性能を向上させることができる。
また、図3(a),(b)に示すように、踏面側凹部21は、底面をバットレス部12の表面と平行で、かつ、側面が平面状であるように形成した。これは、踏面側凹部21の断面形状を、円弧状などの外側のRとすると、踏面側凹部21内に取り込む雪の量が減少するので、ラグ溝14に誘導する雪の量が減少するからである。また、踏面側凹部21は、タイヤ踏面に近いので、内側のRとすると、バットレス陸部19の体積が減少して陸部剛性が低下するおそれがあるからである。
サイド側凹部22は、踏面側凹部21よりもサイドウォール部13側で、かつ、ラグ溝14の溝底よりもトレッド端TE側に、タイヤ周方向に所定の間隔を隔てて形成された溝で、タイヤ踏面側から見たときの延長方向が、タイヤ回転方向の踏み込み側の端部が蹴り出し側の端部よりもタイヤ幅方向外側に位置するように形成されている。
サイド側凹部22は、タイヤ踏面側から見たときの形状が平行四辺形の主凹部22Mと、主凹部22Mの蹴り出し側に設けられた蹴り側連通部22pと、主凹部22Mの踏み込み側に設けられた踏み側連通部22qとを備える。
主凹部22Mは、踏み側陸部19Fと蹴り側の陸部19Kとを区画するラグ溝14Mの踏み込み側に開口し踏み側陸部19F側に延長して終端する踏み側主凹部22Fと、ラグ溝14Mの蹴り出し側に開口し蹴り出し側の陸部側に延長して終端する蹴り側主凹部22Kとから構成される。
蹴り出し側連通部22pは、蹴り側主凹部22Kの蹴り出し側の端部に設けられた、平面視平行四辺形状の凹部で、サイド側凹部22の蹴り側主凹部22Kと、踏面側凹部21の蹴り側凹部21Fと、当該サイド側凹部22よりも蹴り出し側にあるサイド側凹部22の踏み側連通部22qとに連通する。
また、踏み側連通部22qは、踏み側主凹部22Fの踏み込み側の端部に設けられた、平面視平行四辺形状の凹部で、サイド側凹部22の踏み側主凹部22Fと、当該サイド側凹部22よりも踏み込み側にあるサイド側凹部22の踏み側連通部22qと、ラグ溝14Aとに連通する。
なお、本例では、蹴り出し側連通部22pの蹴り出し端側の辺の延長方向に、当該サイド側凹部22よりも蹴り出し側にあるサイド側凹部22Aの踏み側連通部22qのと蹴り出し端側の辺を位置させ、蹴り出し側連通部22pの踏み込み端側の辺の延長方向に、当該サイド側凹部22よりも蹴り出し側にあるサイド側凹部22Aの踏み側連通部22qのと踏み込み端側の辺を位置させることで、バットレス陸部19内におけるサイド側凹部22の配置を同一になるようにしている。
踏み側主凹部22Fは、一端がラグ溝14Mに開口し、他端が踏み側連通部22qを介して、ラグ溝14Mの踏み込み側のラグ溝14Aの、ラグ溝14Mとの開口部よりもタイヤ径方向内側に開口しているので、ラグ溝14Aで固められた雪を蹴り出し側のラグ溝14Mに誘導するよう機能する。したがって、ラグ溝14Aから出た雪をラグ溝14Mにスムースに導くことができる。
一方、主凹部22Mの蹴り側主凹部22Kは、一端がラグ溝14Mに開口し、他端が蹴り側陸部19Kで終端しているので、ラグ溝14Mから雪が出てゆく際には、蹴り側主凹部22Kが固められた雪を蹴り出し側に誘導するよう機能するので、ラグ溝14Mの雪柱剪断力を高めることができ、雪上走行性能を向上させることができる。
このように、サイド側凹部22でも、踏み込み側の端部を踏面から遠い側に位置させ、蹴り出し側の端部を踏面から近い側に位置させたので、雪を踏面に遠い側から踏面に近い側に運ぶことができる。したがって、雪をラグ溝に効果的に誘導できるので、ラグ溝の雪柱剪断力を一層高めることができ、雪上走行性能が更に向上する。
また、サイド側凹部22も、タイヤ周方向に所定の間隔を隔てて形成されているので、隣接するサイド側凹部22間には陸部19が存在する。この陸部19は、蹴り側主凹部22Kに対して凸部23bとなって、ラグ溝14で固められた雪が勝手に出て行くことができないので、サイド側凹部22がバットレス陸部19で終端しない場合に比較して、ラグ溝14Mの雪柱剪断力が向上する。
また、踏み側主凹部22Fは、バットレス陸部19内で終端するので、踏み側主凹部22Fとラグ溝14Aとの間の陸部は、踏み側主凹部22Fに対して凸部23cとなる。したがって、ラグ溝14A内の雪を効果的に固めることができる。
また、主凹部22Mのタイヤ周方向の両側に形成される稜線(上辺22aと下辺22b)によるエッジ効果が得られるので、雪上走行性能を向上させることができる。
また、サイド側凹部22は、タイヤ周方向に垂直な平面で切ったときの断面形状が円弧状である。これは、サイド側凹部22が踏面側凹部21よりもタイヤ踏面側から遠くにあるので、取り込む雪の量を増加させるよりも、符号23a〜23dで示すサイド側凹部22の周囲の陸部の剛性を確保することを優先させたためである。これにより、上記の陸部によるラグ溝から出てくる雪やラグ溝に入り込まない雪を踏み固めることができるので、ラグ溝の雪柱剪断力を一層高めることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
例えば、前記実施の形態では、踏面側凹部21の形状を台形状としたが、三角形であってもよい。この場合も、三角形のトレッド接地端TG側の辺をタイヤ周方向に平行とし、他の2辺を踏み込み側の端部が蹴り出し側の端部よりもタイヤ幅方向外側に位置するようにタイヤ周方向に対して傾けることが好ましい。
これにより、蹴り出し側の辺(底辺)によるエッジ効果が得られるので、雪上走行性能を向上させることができるとともに、踏み込み側の端部が踏面から遠い側にあり、蹴り出し側の端部は踏面から近い側にあるので、雪をラグ溝に効果的に誘導でき、ラグ溝14の雪柱剪断力を一層高めることができる。
このように、踏面側凹部21の断面形状及びサイド側凹部22の断面形状は、矩形もしくは円弧に限るものではなく、凹部に取り込むべき雪の量や陸部の剛性を考慮して決定すればよい。
10 タイヤ、11 トレッド部、11C トレッドセンター部、
12 バットレス部、13 サイドウォール部、14 ラグ溝、15 副溝、
16 センター陸部、17 ショルダー陸部、18 サイプ、
19 バットレス陸部、19F 踏み側陸部、19K 蹴り側陸部、
21 踏面側凹部、22 サイド側凹部、
CL タイヤ赤道面、TG トレッド接地端、TE トレッド端。

Claims (4)

  1. タイヤの周方向に交差するラグ溝と前記ラグ溝により区画された陸部とを備えたタイヤであって、
    前記タイヤのトレッド部の接地端からサイドウォール部のタイヤ径方向の最外端まで延在するバットレス部の表面には、タイヤ周方向に所定の間隔を隔てて形成された、前記ラグ溝を挟んで隣接する2つの陸部に跨る複数の凹部が形成されており、
    前記複数の凹部は、
    前記トレッド部の接地端側に形成された踏面側凹部と、
    前記踏面側凹部よりもサイドウォール部側で、かつ、前記ラグ溝の溝底よりも前記トレッド部の接地端側に形成されたサイド側凹部とを有し、
    前記踏面側凹部の底面がバットレス部の表面と平行で、かつ、側面が平面状であることを特徴とするタイヤ。
  2. 前記バットレス部の表面をタイヤ踏面側から見たときの前記サイド側凹部の延長方向が、踏み込み側の端部が蹴り出し側の端部よりもタイヤ幅方向外側に位置するようにタイヤ周方向に対して傾いていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記サイド側凹部の、タイヤ周方向に垂直な平面で切ったときの断面形状が円弧状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記サイド側凹部は、
    蹴り出し側に設けられて、当該サイド側凹部の蹴り出し側に位置するサイド側凹部に連通する蹴り出し側連通部と、踏み込み側に設けられて、ラグ溝の溝底側に連通する踏み込み側連通部とを備え、
    蹴り出し側にて、前記踏面側凹部と連通していることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載のタイヤ。
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