JP6713424B2 - 音声復号装置、音声復号方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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〔参考文献1〕古井貞煕著、「ディジタル音声処理」、東海大学出版会、pp. 60-98
上記実施形態は、G.711と完全な互換性を有する広帯域音声符号化装置および広帯域音声復号装置の例であるが、これを以下に示すように、G.726と完全な互換性を有する広帯域音声符号化装置および広帯域復号装置に変形することができる。
〔参考文献2〕特許第5014493号公報
図14は、実施形態の音声符号化装置における低域音声復号部16および実施形態の音声復号装置における低域音声復号部22の構成例である。G.711と完全な互換性を有する広帯域音声符号化装置および広帯域音声復号装置の低域音声復号部には、単純に既存のG.711デコーダを用いることができる。図15は、G.726と完全な互換性を有する広帯域音声符号化を実現するための、広帯域音声符号化装置および広帯域復号装置の低域音声符号化部の変形例であり、図14のG.711デコーダ162を既存のG.726デコーダ163に置き換えたものである。
図17は、図9に示した高域音声復号部25の変形例である。変形例の高域音声復号部25Aは、高域音声復号部25と比べて、指定帯域信号抽出部61、線形予測部62、および逆フィルタ63を備える点が異なる。高域音声復号部25では、LH帯域の線形予測残差信号でHL帯域の合成フィルタを駆動することによりHL帯域の信号を生成していた。ここでLH帯域の線形予測残差信号とは2〜4kHz帯域の線形予測残差信号であるが、高域音声復号部25Aでは、2〜4kHz帯域の代わりに、
F〜(F+2)kHz帯域
ただし、0≦F≦2
の線形予測残差信号でHL帯域の合成フィルタを駆動する。ここで、Fはあらかじめ定めた定数である。図17の構成では、指定帯域信号抽出部61は復号低域音声x− LのF〜(F+2)kHz帯域成分を抽出して4kHzサンプリングの指定帯域信号x− LFを求める。線形予測部62は、指定帯域信号x− LFに線形予測分析を適用して、p次の指定帯域線形予測係数aLFを出力する。指定帯域線形予測係数aLFは、逆フィルタ63へ入力される。逆フィルタ63は、指定帯域線形予測係数aLFをフィルタ係数とするFIRフィルタであり、指定帯域信号x− LFから指定帯域線形予測残差eLFを求め、複製部45へ送る。複製部45は指定帯域線形予測残差eLFを複製してHL帯域駆動音源eHLを出力する。
F〜(F+2)kHz帯域
ただし、0≦F<2
の線形予測残差信号でHL帯域の合成フィルタを駆動する方が、生成されるHL帯域の信号のノイズ感を低減することができる。
図19は、指定帯域信号抽出部61の構成例である。指定帯域信号抽出部61は、フーリエ変換部161、周波数成分巡回部162、フーリエ逆変換部163、および帯域分割フィルタ(指定帯域分割部とも呼ぶ)164を備える。フーリエ変換部161は、復号低域音声x− Lをフーリエ変換して周波数領域復号低域音声X− Lに変換する。周波数成分巡回部162は、周波数領域復号低域音声X− LのfkHz成分が、
f≦2+Fのとき f'=f+2-F
f>2+Fのとき f'=f-2-F
となるf'kHz成分を持つ周波数領域巡回復号低域音声X− LSを計算する。フーリエ逆変換部163は、周波数領域巡回復号低域音声X− LSをフーリエ逆変換して、巡回復号低域音声x− LSを計算する。帯域分割フィルタ164は、図9に示した高域音声復号部25の帯域分割フィルタ41と同様に、入力された巡回復号低域音声x− LSをサンプリング周波数がそれぞれ4kHzの高域音声と低域音声に分割し、高域音声を指定帯域信号x− LFとして出力する。
上記実施形態で説明した各装置における各種の処理機能をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記各装置における各種の処理機能がコンピュータ上で実現される。
12 帯域分割フィルタ
13 低域音声符号化部
14 高域音声符号化部
15 遅延部
16 低域音声復号部
17 符号送出部
21 符号受信部
22 低域音声復号部
23 高域符号抽出部
24 遅延部
25 高域音声復号部
26 帯域合成フィルタ
Claims (5)
- 入力音声の低域音声を符号化した低域符号であって、上記低域符号を復号した低域音声に基づいて上記入力音声の高域音声を符号化した高域符号を埋め込んだ低域符号を音声符号として受信する符号受信部と、
上記音声符号を復号して復号低域音声を生成する低域音声復号部と、
上記音声符号に埋め込まれた上記高域符号を抽出する高域符号抽出部と、
上記復号低域音声に基づいて上記高域符号を復号して復号高域音声を生成する高域音声復号部と、
上記復号低域音声と上記復号高域音声とを合成して復号音声を出力する帯域合成部と、
を含み、
上記高域音声復号部は、
上記復号低域音声をLH帯域音声とLL帯域音声とに帯域分割する帯域分割部と、
上記音声符号をゲイン符号と係数符号とに分離する符号分離部と、
上記LH帯域音声の線形予測係数を用いて上記係数符号を復号してHL帯域復号線形予測係数を求める係数復号部と、
上記LH帯域音声の線形予測係数と上記係数符号とを用いて上記ゲイン符号を復号して復号相対ゲインを求める相対ゲイン復号部と、
上記LH帯域音声の線形予測係数と上記係数符号とを用いてHH帯域線形予測係数を予測して求める係数予測部と、
上記ゲイン符号と上記係数符号とを用いて予測相対ゲインを予測して求める相対ゲイン予測部と、
Fをあらかじめ決められた0≦F≦2の定数として、上記復号低域音声のF〜(F+2)キロヘルツ帯域成分を抽出して指定帯域信号を求める指定帯域信号抽出部と、
上記指定帯域信号の線形予測係数をフィルタ係数として上記指定帯域信号から求めた指定帯域線形予測残差を複製してHL帯域駆動音源を求める複製部と、
上記HH帯域線形予測係数をフィルタ係数としてガウス乱数から求めたHH帯域音声のパワーと上記LH帯域音声のパワーとの比に基づいて上記予測相対ゲインから算出したゲインを上記HH帯域音声に乗算して復号HH帯域音声を生成するHH帯域乗算部と、
上記HL帯域復号線形予測係数をフィルタ係数として上記HL帯域駆動音源から求めたHL帯域合成音声のパワーと上記LH帯域音声のパワーとの比に基づいて上記復号相対ゲインから算出したゲインを上記HL帯域合成音声に乗算して復号HL帯域音声を生成するHL帯域乗算部と、
上記復号HH帯域音声と上記復号HL帯域音声とを合成して上記復号高域音声を出力する帯域合成部と、
を含むものである、
音声復号装置。 - 請求項1に記載の音声復号装置であって、
上記指定帯域信号抽出部は、
上記復号低域音声を周波数領域に変換して周波数領域復号低域音声を生成するフーリエ変換部と、
上記周波数領域復号低域音声のfキロヘルツ成分が、f≦2+Fのときはf'=f+2-Fとなり、f>2+Fのときはf'=f-2-Fとなるf'キロヘルツ成分からなる周波数領域巡回復号低域音声を計算する周波数成分巡回部と、
上記周波数領域巡回復号低域音声を時間領域に変換して巡回復号低域音声を生成するフーリエ逆変換部と、
上記巡回復号低域音声を高域音声と低域音声に分割し、その高域音声を上記指定帯域信号として出力する指定帯域分割部と、
を含むものである、
音声復号装置。 - 符号受信部が、入力音声の低域音声を符号化した低域符号であって、上記低域符号を復号した低域音声に基づいて上記入力音声の高域音声を符号化した高域符号を埋め込んだ低域符号を音声符号として受信し、
低域音声復号部が、上記音声符号を復号して復号低域音声を生成し、
高域符号抽出部が、上記音声符号に埋め込まれた上記高域符号を抽出し、
高域音声復号部が、上記復号低域音声に基づいて上記高域符号を復号して復号高域音声を生成し、
帯域合成部が、上記復号低域音声と上記復号高域音声とを合成して復号音声を出力し、
上記高域音声復号部は、
上記復号低域音声をLH帯域音声とLL帯域音声とに帯域分割し、
上記音声符号をゲイン符号と係数符号とに分離し、
上記LH帯域音声の線形予測係数を用いて上記係数符号を復号してHL帯域復号線形予測係数を求め、
上記LH帯域音声の線形予測係数と上記係数符号とを用いて上記ゲイン符号を復号して復号相対ゲインを求め、
上記LH帯域音声の線形予測係数と上記係数符号とを用いてHH帯域線形予測係数を予測して求め、
上記ゲイン符号と上記係数符号とを用いて予測相対ゲインを予測して求め、
Fをあらかじめ決められた0≦F≦2の定数として、上記復号低域音声のF〜(F+2)キロヘルツ帯域成分を抽出して指定帯域信号を求め、
上記指定帯域信号の線形予測係数をフィルタ係数として上記指定帯域信号から求めた指定帯域線形予測残差を複製してHL帯域駆動音源を求め、
上記HH帯域線形予測係数をフィルタ係数としてガウス乱数から求めたHH帯域音声のパワーと上記LH帯域音声のパワーとの比に基づいて上記予測相対ゲインから算出したゲインを上記HH帯域音声に乗算して復号HH帯域音声を生成し、
上記HL帯域復号線形予測係数をフィルタ係数として上記HL帯域駆動音源から求めたHL帯域合成音声のパワーと上記LH帯域音声のパワーとの比に基づいて上記復号相対ゲインから算出したゲインを上記HL帯域合成音声に乗算して復号HL帯域音声を生成し、
上記復号HH帯域音声と上記復号HL帯域音声とを合成して上記復号高域音声を出力する、
音声復号方法。 - 請求項1または2に記載の音声復号装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項1または2に記載の音声復号装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017013846A JP6713424B2 (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | 音声復号装置、音声復号方法、プログラム、および記録媒体 |
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JP2018124304A JP2018124304A (ja) | 2018-08-09 |
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ID=63110251
Family Applications (1)
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JP2017013846A Active JP6713424B2 (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | 音声復号装置、音声復号方法、プログラム、および記録媒体 |
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JP2021145291A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-24 | サクサ株式会社 | 電話装置 |
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2017
- 2017-01-30 JP JP2017013846A patent/JP6713424B2/ja active Active
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