JP6710958B2 - 球状親水性樹脂の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明で用いられるポリビニルアルコール系樹脂(以下、ポリビニルアルコール系樹脂をPVA系樹脂と略記する。)(a)は、フィルムにした際の水の接触角が20〜80°となるものであり、好ましくは25〜80°、更に好ましくは30〜75°、特に好ましくは30〜70°である。かかる水の接触角が小さすぎると、そのような樹脂を製造する時の生産性の低下及び高コスト化が問題となり、大きすぎると粒径サイズが適度でなくなったり、粒子形状の均一性が損なわれたりする。
本発明において、上記接触角は以下の方法により、測定される。
PVA系樹脂(a)の5重量%水溶液を、10cm×10cmの型枠に流し込み、23℃、50%RH環境において2日間乾燥させて、厚さ60μmのフィルムを作製する。そして、23℃、50%RHの環境下で、協和界面科学(株)製固液界面解析装置を用いて、得られたフィルムの接触角を以下の手順で測定する。
(1)装置の試料台に作製したフィルムを水平に置く
(2)フィルム表面に精製水を0.2ml滴下して水滴を形成させる
(3)水滴とフィルム表面との成す角を測定する。
上記測定を10回行い、その平均値をPVA系(a)フィルムの接触角とする。
上記の共重合変性PVAは、酢酸ビニルと、酢酸ビニルと共重合可能な他の不飽和単量体とを共重合させた後、ケン化することにより製造することができる。
以下に、側鎖に1,2−ジオール構造を有するPVA系樹脂(a1)とスルホン酸変性PVA系樹脂(a2)について詳細に説明する。
側鎖に1,2−ジオール構造を有するPVA系樹脂(a1)中の側鎖に1,2−ジオール構造を有する構造単位の含有量は1〜20モル%、特に1.5〜10モル%、更には、3〜8モル%であることが好ましい。かかる含有量が低すぎると融点が高くなるため成形温度を高くする必要があり、熱劣化による不溶分が発生する傾向があり、また水溶性が低下する傾向がある。一方、高すぎると溶融成形性や水溶性の向上が頭打ちとなり、また生産性が低下する傾向がある。
R10及びR11はそれぞれ独立して水素原子または炭素数1〜4のアルキル基である。
なかでも、共重合反応性及び工業的な取り扱い性に優れるという点から、(i)の方法において、一般式(3)で表わされる化合物として3,4−ジアシロキシ−1−ブテンを用いることが好ましく、特に3,4−ジアセトキシ−1−ブテンが好ましく用いられる。
なお、ビニルエステル系モノマーとして酢酸ビニルを用い、これと3,4−ジアセトキシ−1−ブテンを共重合させた際の各モノマーの反応性比(r)は、r(酢酸ビニル)=0.710、r(3,4−ジアセトキシ−1−ブテン)=0.701、であり、これは(ii)の方法で用いられる一般式(4)で表される化合物の一例であるビニルエチレンカーボネートの場合の、r(酢酸ビニル)=0.85、r(ビニルエチレンカーボネート)=5.4、と比較して、3,4−ジアセトキシ−1−ブテンが酢酸ビニルとの共重合反応性に優れることを示すものである。
また、試薬レベルではアクロス社の製品を市場から入手することができる。
よって、かかる点からも、(i)の方法によって得られたPVA系樹脂が本発明においては好適に用いられる。
〔スルホン酸変性PVA系樹脂(a2)〕
スルホン酸変性PVA系樹脂(a2)のスルホン酸基の含有量は0.1〜20モル%、特に1〜10モル%、更には、1.5〜5モル%であることが好ましい。かかる含有量が低すぎると融点が高くなるため成形温度を高くする必要があり、熱劣化による不溶分が発生する傾向があり、また水溶性が低下する傾向がある。一方、高すぎると溶融成形性や水溶性の向上が頭打ちとなり、また生産性が低下する傾向がある。
かかるビニルエステル系単量体としては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニル、バーサチック酸ビニル等が挙げられる。なかでも、経済的な点から酢酸ビニルが好ましく用いられる。
また、上記のスルホアルキルマレートとして具体的には、例えば、ナトリウムスルホプロピル2−エチルヘキシルマレート、ナトリウムスルホプロピル2−エチルヘキシルマレート、ナトリウムスルホプロピルトリデシルマレート、ナトリウムスルホプロピルエイコシルマレート等が挙げられる。
また、上記のスルホアルキル(メタ)アクリルアミドとして具体的には、例えば、ナトリウムスルホメチルアクリルアミド、ナトリウムスルホt−ブチルアクリルアミド、ナトリウムスルホS−ブチルアクリルアミド、ナトリウムスルホt−ブチルメタクリルアミド等が挙げられる。
さらに、上記のスルホアルキル(メタ)アクリレートとして具体的には、例えば、ナトリウムスルホエチルアクリレート等が挙げられる。
共重合により導入する場合、上記スルホン酸基含有不飽和単量体の中でもオレフィンスルホン酸、又はその塩が好適に使用される。
共重合時の単量体成分の仕込み方法としては特に制限されず、一括仕込み、分割仕込み、連続仕込み等任意の方法が採用される。
かかる共重合で用いられる溶媒としては、通常、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロパノール、ブタノール等の低級アルコールやアセトン、メチルエチルケトン等のケトン類等が挙げられ、工業的には、メタノールが好適に使用される。
溶媒の使用量は、目的とする共重合体の重合度に合わせて、溶媒の連鎖移動定数を考慮して適宜選択すればよく、例えば、溶媒がメタノールの時は、S(溶媒)/M(単量体)=0.01〜10(質量比)、好ましくは0.05〜3(質量比)程度の範囲から選択される。
また、共重合反応の反応温度は、使用する溶媒や圧力により30℃〜沸点程度で行われ、より具体的には、35〜150℃、好ましくは40〜75℃の範囲で行われる。
アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール等が挙げられるが、メタノールが特に好ましく用いられる。アルコール中の共重合体の濃度は、系の粘度により適宜選択されるが、通常は10〜60重量%の範囲から選ばれる。ケン化に使用される触媒としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート、リチウムメチラート等のアルカリ金属の水酸化物やアルコラートの如きアルカリ触媒;硫酸、塩酸、硝酸、メタスルフォン酸、ゼオライト、カチオン交換樹脂等の酸触媒が挙げられる。
また、ケン化反応の反応温度は特に限定されないが、10〜60℃(特には、20〜50℃)であることが好ましい。
〔親水性樹脂(b)〕
親水性樹脂(b)としては、親水性を有する樹脂であればよく、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ビニルアルコール系樹脂等が挙げられ、中でも親水性の度合いをコントロールする点でビニルアルコール系樹脂が好ましく、特には溶融成形性が優れる点でエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物が好ましい。
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコン酸、等の単独重合体あるいはこれらを組み合わせた共重合体が用いられる。
〔エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1)〕
エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1)は、通常、エチレンとビニルエステル系モノマーとの共重合体(エチレン−ビニルエステル系共重合体)をケン化することにより得られる樹脂であり、非水溶性の熱可塑性樹脂である。重合法も公知の任意の重合法、例えば、溶液重合、懸濁重合、エマルジョン重合を用いて行うことができるが、一般的にはメタノール等の低級アルコールを溶媒とする溶液重合が用いられる。得られたエチレン−ビニルエステル系共重合体のケン化も公知の方法で行い得る。このようにして製造されるエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1)は、エチレン由来の構造単位とビニルアルコール構造単位を主とし、場合によってケン化されずに残存した若干量のビニルエステル構造単位を含むものである。
本発明の球状親水性樹脂(B)の製造方法は、PVA系樹脂(a)と親水性樹脂(b)を溶融混練し、PVA系樹脂(a)を水洗除去することにより、球状親水性樹脂(B)を製造する方法である。
ドライブレンドや溶融混練等で得られたPVA系樹脂(a)と親水性樹脂(b)の混合物を、二軸押出機を用いて、シリンダー温度180〜220℃、ヘッド温度180〜220℃程度の条件で溶融成形し、成形物を得るのである。なお、ここでいうシリンダー温度とは、シリンダー各カラムの温度の内最も高い温度を表す。かかる成形物の形状は特に限定されず、ストランド状、ペレット状、フィルム状等任意であるが、後のPVA系樹脂(a)の除去処理の効率を考慮すればペレット状が好ましい。
かかる(温)水浴中での成形物と(温)水との接触時間は、PVA系樹脂(a)及び親水性樹脂(b)の混合組成やフィルム厚さ、ペレット形状などの違いにより一概に断言できないが、通常1〜300分が好ましく、更には5〜200分が好ましい。
尚、例中、「部」、「%」とあるのは、重量基準を意味する。
なお、実施例において、MFRは東洋精機製作所製のメルトインデクサーF−F01を用い、温度210℃、荷重2160gの条件で測定した値である。
〔側鎖に1,2−ジオール構造を有するPVA系樹脂(a1−1)の作製〕
まず、酢酸ビニル1000部、3,4−ジアセトキシ−1−ブテン160部(8モル%対仕込み酢酸ビニル)、メタノール300部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.26モル%(対仕込み酢酸ビニル)を準備した。
次いで、還流冷却器、滴下漏斗、攪拌機を備えた反応缶に、メタノールとAIBNの全量、および酢酸ビニルと3,4−ジアセトキシ−1−ブテンの50%を投入し、攪拌しながら窒素気流下で温度を上昇させ、重合を開始した。さらに酢酸ビニルと3,4−ジアセトキシ−1−ブテンの残部(50%)を8時間かけて滴下し、酢酸ビニルの重合率が90%となった時点でm−ジニトロベンゼンを所定量添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込みつつ蒸留することで未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し共重合体のメタノール溶液を得た。
上記で得られたPVA系樹脂(a1−1)の5%水溶液を、10cm×10cmの型枠に流し込み、23℃、50%RH環境において2日間乾燥させて、厚さ60μmのフィルムを作製した。そして、23℃、50%RHの環境下で、協和界面科学(株)製固液界面解析装置を用いて、得られたフィルムの接触角を以下の手順で測定した。
(1)装置の試料台に作製したフィルムを水平に置く。
(2)フィルム表面に精製水を0.2ml滴下して水滴を形成させる。
(3)水滴とフィルム表面との成す角を測定する。
上記測定を10回行い、その平均値をPVA系フィルムの接触角とした。
結果を表1に示す。
上記で得られたPVA系樹脂(a1−1)90部と、エチレン含有率44モル%、ケン化度99モル%、MFR12g/10分(PVA系樹脂(a1−1)とのMFRの差 30)のエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1−1)10部を二軸押出機(テクノベル社製KZW15−60)を用いて、下記の条件にて、ストランドを形成し、ストランドカッターを用いてペレット化した。
押出機:テクノベル社製 15mmφ L/D=60
押出温度(℃):C1/C2/C3/C4/C5/C6/C7/C8/D=90/150/210/210/210/210/210/200/200
回転数:200rpm
吐出量:1.5kg/時
上記で得られたペレットを常温の水浴中で約1時間浸漬・撹拌して、PVA系樹脂(a1−1)を溶出させ、エチレン-酢酸ビニル系共重合体ケン化物(B)球状樹脂を得た。
走査型電子顕微鏡(日本電子社製、JSM−6060LA)を用いて、球状親水性樹脂(B)を撮影し、無作為に球体を選び出し粒径を計測し、計測した球体の平均粒径を算出した。
結果を表1に示す。
上記で得られた球状親水性樹脂(B)の成形状態を目視で観察して以下の基準で評価した。
A:棒状の成形物はほとんど見られなかった
B:棒状の成形物が少し見られた
C:棒状の成形物が多く見られた
上記で得られた球状親水性樹脂(B)の表面状態を目視で観察して以下の基準で評価した。
A:表面が平滑であった
B:表面に粗い部分が少し見られた
C:表面に粗い部分が多く見られた
実施例1において、親水性樹脂(b)としてエチレン含有率29モル%、ケン化度99.5モル%、MFR8g/10分(PVA系樹脂(a1−1)とのMFR差 34)のエチレン-酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1−2)を用い、押出温度を下記の通りにした以外は同様に行い、球状親水性樹脂(B)を得、同様の評価を行った。
押出温度(℃):C1/C2/C3/C4/C5/C6/C7/C8/D=90/150/220/220/220/220/220/210/210結果を表1に示す。
実施例2において、PVA系樹脂(a1−1)とエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1−2)の含有量を(a1−1)/(b1−2)=100/43(重量比)の割合で溶融混合した以外は同様に行い、球状親水性樹脂(B)を得、同様の評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例1において、親水性樹脂(b)としてエチレン含有率44モル%、ケン化度99モル%、MFR3g/10分(PVA系樹脂(a1−1)とのMFR差 39)のエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1−3)を用いた以外は同様に行い、球状親水性樹脂(B)を得、同様の評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例2において、親水性樹脂(b)としてエチレン含有率29モル%、ケン化度99モル%、MFR4g/10分(PVA系樹脂(a1−1)とのMFR差 38)のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(b1−4)を用いた以外は同様に行い、球状親水性樹脂(B)を得、同様の評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例1において、PVA系樹脂(a)としてスルホン酸変性PVA樹脂(a2−1)(ケン化度99モル%、平均重合度260、スルホン酸基含有量2モル%、フィルムとした際の接触角35°)を用い、親水性樹脂(b)としてエチレン含有率44モル%、ケン化度99モル%、MFR3g/10分PVA系樹脂(a1−1)とのMFR差 115)のエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1−3)を用い、押出温度を下記の通りにした以外は、実施例1と同様に行い、球状親水性樹脂(B)を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
押出温度(℃):C1/C2/C3/C4/C5/C6/C7/C8/D=90/150/220/220/220/220/220/210/210
実施例1において、PVA系樹脂(a)として、オキシアルキレン基含有量1モル%、ケン化度93モル%、平均重合度550、MFR3g/10分、フィルムとした際の接触角が112°であるオキシアルキレン基含有PVA系樹脂を用い、親水性樹脂(b)として、エチレン含有率29モル%、ケン化度99モル%、MFR4g/10分のエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(b1−4)を用いた(PVA系樹脂とのMFR差(a)(b)−1)こと、押出温度を下記の通りにしたこと、およびペレットを80℃の温水浴中で約1時間浸漬・撹拌して(a)PVA系樹脂を溶出させたこと以外は、同様に行い、球状親水性樹脂を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
押出温度(℃):C1/C2/C3/C4/C5/C6/C7/C8/D=90/150/220/220/220/220/220/210/210
比較1において、PVA系樹脂(a)としてケン化度88モル%、平均重合度300、MFR20g/10分、フィルムとした際の接触角が83°である未変性PVAを用い、親水性樹脂(b)としてエチレン含有率44モル%、ケン化度99モル%、MFR3g/10分(PVAとのMFR差 17)のエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物を用いたこと、および押出温度を下記の通りにした以外は、同様に行い、球状親水性樹脂を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
押出温度(℃):C1/C2/C3/C4/C5/C6/C7/C8/D=90/150/210/210/210/210/210/200/200
一方、PVA系樹脂のフィルムとした際の接触角の大きい比較例1及び2では、粒径が大きすぎ、又は小さすぎ、更には形状均一性、表面平滑性にも劣るものであった。
Claims (9)
- ポリビニルアルコール系樹脂(a)と親水性樹脂(b)を溶融混練し、球状親水性樹脂(
B)を製造する方法において、
ポリビニルアルコール系樹脂(a)として、1,2−ジオール構造を有するPVA系樹脂(a1)、またはスルホン酸変性PVA系樹脂(a2)
親水性樹脂(b)としてポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂またはエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物であり、
ポリビニルアルコール系樹脂(a)をフィルムにした際の接触角が20〜80°であることを特徴とする球状親水性樹脂(B)の製造方法。 - ポリビニルアルコール系樹脂(a)と親水性樹脂(b)のメルトフローレート(210℃、荷重2160g)の差が20〜150であることを特徴とする請求項1記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
- ポリビニルアルコール系樹脂(a)100重量部に対して、親水性樹脂(b)を1〜100重量部混合させることを特徴とする請求項1又は2記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
- ポリビニルアルコール系樹脂(a)が親水性の変性基を含有するポリビニルアルコール系樹脂であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
- ポリビニルアルコール系樹脂(a)が側鎖に一級水酸基を有するポリビニルアルコール系樹脂であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
- ポリビニルアルコール系樹脂(a)が側鎖に1,2−ジオール構造を有するポリビニルアルコール系樹脂(a1)であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
- ポリビニルアルコール系樹脂(a)がスルホン酸変性ポリビニルアルコール系樹脂(a2)であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
- 親水性樹脂(b)がエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(B1)であることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
- ポリビニルアルコール系樹脂(a)とエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(B1)のケン化度の差が25モル%以下であることを特徴とする請求項8記載の球状親水性樹脂(B)の製造方法。
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