JP6697895B2 - 作業工具 - Google Patents

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Description

本発明は、先端工具を駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具に関する。
スピンドルの下端に装着された先端工具を揺動させることで被加工材に加工作業を行う作業工具が知られている。例えば、特許文献1には、駆動部によって駆動軸の下端に装着された工具を揺動させるよう構成された手持ち式の作業工具が開示されている。この作業工具は長尺状に形成されており、アウタハウジングがその外郭を形成している。作業工具の前端部には、スピンドルを含む工具配置領域が設けられ、アウタハウジングの内部には、工具配置領域の後方に隣接して駆動部が配置されている。駆動部が配置された領域に対応するアウタハウジングの領域は、使用者が把持可能な把持領域とされている。
米国特許出願公開第2015/0034347号明細書
上記作業工具では、アウタハウジングと駆動要素(駆動部および工具配置領域)とが、弾性変形可能な伝達部材を介して連結されている。これにより、駆動要素からアウタハウジング(特に把持部)への振動等の伝達が抑制され、使用時の快適性の向上が図られている。一方で、アウタハウジングに対する駆動要素の若干の移動が許容されるため、先端工具にある程度の負荷がかかると、先端工具を支点として、使用者に把持されたアウタハウジング内でインナハウジングが揺動してしまい、先端工具の作業効率が低下する可能性がある。
本発明は、先端工具を駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具において、先端工具の作業効率の低下を抑制するのに資する技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様によれば、先端工具を駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具が提供される。この作業工具は、インナハウジングと、アウタハウジングと、モータと、スピンドルと、伝達機構とを備える。
インナハウジングは、長尺状に形成されている。アウタハウジングは、インナハウジングを収容し、且つ、前記インナハウジングに対して弾性要素を介して連結されている。言い換えると、アウタハウジングとインナハウジングとの間に弾性要素が介在状に配置されている。例えば、アウタハウジングがインナハウジングと弾性要素のみによって連結されていてもよいし、アウタハウジングとインナハウジングとが、弾性要素および他の部材を介して連結されていてもよい。なお、アウタハウジングは、インナハウジングに対して全方向(作業工具の前後、左右、上下方向)に相対移動可能に複数個所で弾性連結されていることが好ましい。弾性要素の典型例はゴムであるが、その他の弾性を有する材料で形成された要素であってもよい。インナハウジングおよびアウタハウジングは、いずれも、1つの部分のみから形成されていてもよいし、複数の部分が結合されることで形成されていてもよい。
モータは、出力軸を有し、インナハウジングに収容されている。モータは、直流モータであってもよいし、交流モータであってもよい。また、モータは、ブラシを備えたモータであってもよいし、ブラシを備えていない所謂ブラシレスモータであってもよい。サイズ比での出力性能の観点からは、ブラシレスモータであることがより好ましい。スピンドルは、インナハウジングの内部で所定の軸線周りに回転可能に支持されている。スピンドルは、先端工具を着脱可能に構成された工具装着部を有する。伝達機構は、インナハウジングの内部に収容され、且つ、モータの出力軸の回転運動をスピンドルに伝達し、スピンドルを軸線周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成されている。
また、スピンドルは、インナハウジングの長軸方向における一方の端部領域で規定される前端領域に配置されている。一方、モータは、インナハウジングの長軸方向に関して前端領域とは反対側の端部領域で規定される後端領域に配置されている。
このように、長尺状のインナハウジング内で、スピンドルが前端領域に配置され、モータが後端領域に配置されることで、スピンドルに隣接してモータが配置される場合に比べ、スピンドルを中心とした揺動に関して、インナハウジングの慣性モーメントを大きくすることができる。よって、先端工具にある程度の負荷がかかった場合でも、インナハウジングが先端工具を支点として揺動しにくくなる。これにより、作業中の、アウタハウジングに対するインナハウジングの無用の動きが抑制され、先端工具が被加工材に対して確実に加工作業を行うことができるため、先端工具の作業効率の低下を抑制することができる。また、インナハウジングに発生する振動自体も低減することができる。
本発明に係る作業工具の一態様として、インナハウジングは、前端領域と後端領域との間に中間領域を有してもよい。そして、アウタハウジングにおいて中間領域に対応する領域は、使用者によって把持される把持領域として構成されていてもよい。モータは、後端領域に配置され、中間領域には配置されないため、中間領域に対応するアウタハウジングの把持領域を、モータの配置による制約を受けずに設計することができる。
本発明に係る作業工具の一態様として、モータおよびスピンドルは、モータの出力軸とスピンドルの軸線とが平行に延在するように配置されていてもよい。そして、伝達機構は、中間軸と、帯状部材と、運動変換機構とを含んでもよい。中間軸は、出力軸および軸線に平行な別の軸線周りに回転可能に支持される。帯状部材は、モータの出力軸および中間軸の間に架け渡され、出力軸の回転運動を中間軸に伝達して、中間軸を回転させるように構成される。なお、出力軸に同軸状に剛体連結され、出力軸と一体的に回転する軸については、出力軸の一部として解釈されればよい。運動変換機構は、中間軸の回転運動をスピンドルに伝達して、スピンドルを軸線周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成される。モータとスピンドルとを上記のような配置とすることで、モータを後端領域に配置しつつ、帯状部材を用いたシンプルな構成の伝達機構でスピンドルを駆動することができる。なお、帯状部材の典型的な例として、ベルトやチェーンが挙げられる。ベルトの種類は特に限定されず、平ベルト、Vベルト、歯付ベルト等が採用可能である。
本発明に係る作業工具の一態様として、伝達機構は、モータの出力軸に設けられた第一ホイールと、中間軸に設けられ、第一ホイールとは異なる径を有する第二ホイールとを更に備えてもよい。そして、帯状部材は、第一ホイールと第二ホイールとに架け渡されていてもよい。この場合、径の異なる2つのホイールを出力軸と中間軸に設けるというシンプルな構成で、出力軸の回転速度と中間軸の回転速度を異ならせることができる。なお、第一ホイール、第二ホイールとして、例えば、帯状部材がベルトの場合はプーリが採用可能であり、帯状部材がチェーンの場合はスプロケットが採用可能である。
本発明に係る作業工具の一態様として、モータおよび前記スピンドルは、前記モータの出力軸と前記軸線とが交差するように配置されていてもよい。そして、伝達機構は、連結軸と、運動変換機構とを含んでもよい。連結軸は、モータの出力軸に連結され、出力軸と共に回転可能に支持される。なお、連結軸は、1つの軸で構成されてもよいし、互いに連結されて一体的に回転する複数の部分から構成されてもよい。運動変換機構は、連結軸の回転運動をスピンドルに伝達して、スピンドルを軸線周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成される。モータとスピンドルとを上記のような配置とした場合でも、モータを後端領域に配置しつつ、連結軸と運動変換機構を用いた伝達機構でスピンドルを駆動することができる。なお、連結軸は、出力軸と同軸状に連結されていてもよい。この場合、モータの出力軸の軸線の径方向に関して連結軸部分のサイズ、ひいては、インナハウジング、アウタハウジングにおいてこの部分に対応する部分の径を最小にすることが可能となる。
本発明に係る作業工具の一態様として、作業工具は、バッテリを更に備えてもよい。そして、バッテリは、アウタハウジングに設けられたバッテリ装着部に取り外し可能に装着されていてもよい。インナハウジングに比べて振動が少ないアウタハウジングにバッテリ装着部を設けることで、バッテリ装着部の耐久性を高めることができる。また、装着されたバッテリによってアウタハウジング全体としての質量を増加できるので、バッテリが装着されない場合に比べ、アウタハウジングの更なる低振動化を実現することができる。
第一実施形態に係る振動工具の前後方向縦断面図である。 振動工具の内部構造を示す斜視図である。 第一実施形態の変形例に係る振動工具の前後方向断面図である。 第二実施形態に係る振動工具の前後方向縦断面図である。 モータの軸線における振動工具の横断面図である(但し、内部構造のみ)。 振動工具の内部構造を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、作業工具の一例として、先端工具を揺動駆動して、被加工材に対して加工作業を行う電動式振動工具(以下、単に振動工具という)を用いて説明する。振動工具に装着可能な先端工具として、ブレードや研磨パッド等の複数種類の工具が用意されている。使用者は、これらの先端工具のうち、切断や研磨等、所望の作業に適した1つを選択して振動工具に装着し、作業を行うことができる。以下で参照する図面では、先端工具の一例として、ブレードが振動工具に装着された例が図示されている。
[第一実施形態]
図1および図2を参照して、第一実施形態に係る振動工具1について説明する。まず、図1を参照して、振動工具1の概略構成について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、振動工具1の方向を、スピンドル30の軸線A2の延在方向を上下方向、軸線A2に直交し、且つ、インナハウジング13が延在する方向を前後方向と規定する。この方向定義は、後述の第2実施形態にも適用される。
図1に示すように、振動工具1は、振動工具1の外郭を形成するアウタハウジング12と、アウタハウジング12に収容されたインナハウジング13とを備えている。アウタハウジング12およびインナハウジング13は、いずれも、1つの部分のみから形成されていてもよいし、複数の部分が結合されることで形成されていてもよい。
インナハウジング13は、前後方向に延在する長尺状に形成されている。インナハウジング13の前側の端部領域を前端領域131、後側の端部領域を後端領域132、前端領域131と後端領域132との間の領域を中間領域133という。本実施形態では、前後方向はインナハウジング13の長軸方向であるから、前端領域131は、インナハウジング13の長軸方向おける一方の端部領域、後端領域132は、その反対側の端部領域とも規定することができる。インナハウジング13には、モータ20と、スピンドル30と、伝達機構40とが収容される。なお、ここでいう「収容する」とは、必ずしも、モータ20と、スピンドル30と、伝達機構40の全体がインナハウジング13に完全に覆われることを意味するものではなく、これらの一部がインナハウジング13の外部に露出する場合も含む。
アウタハウジング12も、インナハウジング13と同様、前後方向に延在する長尺状に形成されている。アウタハウジング12において、インナハウジング13の中間領域133に対応する領域は、把持領域123として構成されている。把持領域123は、使用者が把持可能な部位として機能する。また、アウタハウジング12は、インナハウジング13に対して相対移動可能に弾性連結されている。
アウタハウジング12内のインナハウジング13の後側には、コントローラ7が配置されている。アウタハウジング12の後端部に設けられたバッテリ装着部125には、バッテリ9が取り外し可能に装着される。また、アウタハウジング12には、スライドスイッチ(図示略)および変速ダイヤル(図示略)が設けられている。バッテリ装着部125およびスライドスイッチは、コントローラ7に電気的に接続されている。コントローラ7は、スライドスイッチのスライド位置に応じて、モータ20のONとOFFの切替えを行うと共に、変速ダイヤルの操作に応じて、ON動作時のモータ20の回転数制御を行う。
以下、振動工具1の構成要素の詳細について説明する。まず、インナハウジング13内部の構成要素の配置関係について説明する。図1に示すように、インナハウジング13の前端領域131には、スピンドル30が配置されている。本実施形態では、さらに、後述する伝達機構40の大部分が前端領域131に配置されている。一方、後端領域132には、モータ20が配置されている。前端領域131および後端領域132は、かかる構成要素を内部に収容するための高さ(上下方向の長さ)を有する。一方、本実施形態の中間領域133は、内部に収容すべき構成要素が特にないため、適切な強度を保持しつつ前端領域131と後端領域132とを接続する部分として構成されている。よって、中間領域133は、前端領域131および後端領域132に比べ、高さが小さく設定されている。
次に、図1および図2を参照して、インナハウジング13に収容されたモータ20と、スピンドル30と、伝達機構40について、順に説明する。
後端領域132に配置されたモータ20は、その軸線A1が振動工具1の上下方向に延在するように、インナハウジング13内部に配置されている。モータ20の出力軸21は、下方向に突出しており、その先端部には、連結軸22が、出力軸21と同軸状に連結されている。連結軸22は、インナハウジング13に保持されたベアリング23によって、回転可能に支持されている。なお、本実施形態では、モータ20は、小型でありながら高出力であることから、ブラシレス直流モータが採用されている。
前端領域131に配置されたスピンドル30は、略円柱状の長尺部材である。スピンドル30は、その軸線A2がモータの軸線A1と平行に延在するように配置されている。なお、ここでいう平行とは、軸線A1と軸線A2とが実質的に平行であることをいい、厳密に平行である場合のみを指すものではない。本実施形態では、スピンドル30は、その軸線A2が振動工具1の上下方向に延在するように、ベアリング31、32によって、上下方向の2箇所で軸線A2周りに回転可能に支持されている。ベアリング31、32は、インナハウジング13に保持されている。スピンドル30の先端部(下端部)は、前端領域131の下方に突出し、外部に露出している。スピンドル30は、この下端部にフランジ状の工具装着部35を有する。工具装着部35は、先端工具8を着脱可能に構成された部位である。
本実施形態では、工具装着部35の内部には、スピンドル30の下端から軸線A2に沿ってネジ穴351が形成されている。ネジ穴351には、フランジ状の固定部371を有する固定ネジ37が締結可能である。使用者は、工具装着部35と固定部371との間に先端工具8が挟持された状態でネジ穴351に固定ネジ37を締結することで、先端工具8をスピンドル30に装着することができる。なお、スピンドル30に対する先端工具8の装着方法はこれに限られず、例えば、スピンドル30を貫通するクランプシャフトと、クランプシャフトをスピンドル30の上方で挟持するクランプ部材を含むクランプ機構等、その他の方法が採用されてもよい。
伝達機構40は、モータ20の回転運動をスピンドル30に伝達し、スピンドル30を軸線A2周りの所定の角度範囲内で往復回動するように構成されている。つまり、伝達機構40は、スピンドル30を中心に先端工具8を揺動駆動するように構成されている。本実施形態の伝達機構40は、中間軸41と、駆動ベアリング42と、揺動アーム43と、第一プーリ45と、第二プーリ46と、ベルト49とを含む。
中間軸41は、モータ20の出力軸21の軸線A1とスピンドル30の軸線A2に平行に配置されている。本実施形態では、中間軸41は、その軸線A3が上下方向に延在するように、上端部と中間部とでベアリング411、412によって回転可能に支持されている。ベアリング411、412は、インナハウジング13に保持されている。中間軸41は、ベアリング411、412の間に、軸線A3に対して偏心した偏心部415を有する。偏心部415の外周部には、駆動ベアリング42が設けられている。揺動アーム43は、駆動ベアリング42とスピンドル30とを接続する部材である。揺動アーム43は、固定部431とアーム部432とを含む。固定部431は、スピンドル30の外周部に固定された環状の部分である。アーム部432は、固定部431から後方へ向けて左右に二股に分かれて延びる部分である。アーム部432の後端部は、駆動ベアリング42を左右から挟んで、駆動ベアリング42の外輪の外周部に当接するように配置されている。
モータ20の出力軸21に同軸状に剛体連結された連結軸22の下端部は、インナハウジング13の後端領域132から下方に突出している。連結軸22の下端部には、第一プーリ45が固定されている。中間軸41の下端部は、インナハウジング13の前端領域131から下方に突出している。中間軸41の下端部には、第一プーリ45と同一の径を有する第二プーリ46が固定されている。第一プーリ45および第二プーリ46には、ベルト49が架け渡されている。よって、本実施形態では、伝達機構40のうち、第一プーリ45、第二プーリ46、ベルト49は、インナハウジング13の外部に配置されている。ベルト49は、連結軸22を介して出力軸21の回転運動を中間軸41に伝達し、中間軸41を回転させるよう構成されていればよく、その種類は特に限定されない。例えば、平ベルト、Vベルト、歯付ベルトが採用可能である。
モータ20が駆動されると、出力軸21と共に連結軸22が回転する。連結軸22の回転運動はベルト49を介して中間軸41に伝達され、中間軸41が回転される。上述の通り、第一プーリ45および第二プーリ46は同一の径を有するため、出力軸21の回転は、加減速されることなく中間軸41に伝達される。中間軸41の回転に伴い、偏心部415の中心が中間軸41の軸線A3周りを移動(周回)するので、偏心部415の外周部に設けられた駆動ベアリング42も移動(周回)する。これにより、揺動アーム43は、スピンドル30を支点として、水平方向に所定の角度範囲内で揺動される。揺動アーム43は固定部431でスピンドル30に固定されているため、スピンドル30は、揺動アーム43の揺動運動に伴って所定の角度範囲内で往復回動する。その結果、工具装着部35と固定ネジ37によって挟持された先端工具8が揺動駆動され、所定の加工作業(例えば、切断、研削、研磨等)が遂行可能となる。
上述の通り、中間軸41の偏心部415、駆動ベアリング42、揺動アーム43は、中間軸41の回転運動をスピンドル30に伝達して、スピンドル30を軸線A2周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成された運動変換機構として機能する。なお、かかる機能を有する運動変換機構は上記構成例に限らず、他の構成が採用されてもよい。
図1を参照して、アウタハウジング12の構成について説明する。アウタハウジング12は、インナハウジング13に対して弾性要素を介して連結されている。より詳細には、本実施形態のアウタハウジング12は、インナハウジング13に対して全方向(前後、左右、上下方向)に相対移動可能に複数個所で弾性連結されている。図1に示す断面図では、アウタハウジング12が、4箇所に配置された4つの弾性要素91〜94を介してインナハウジング13に連結されている状態が示されている。弾性要素91、92は、夫々、インナハウジング13の前端部外面の上端部、下端部とアウタハウジング12の前端部内面との間に介在状に配置されている。弾性要素93は、インナハウジング13の前端領域131の下端部とアウタハウジング12の下部内面との間に介在状に配置されている。弾性要素94は、インナハウジング13の後端領域132の下端部とアウタハウジング12の下部内面との間に介在状に配置されている。なお、弾性要素91〜94の典型例として防振ゴムが挙げられるが、弾性要素91〜94は、防振ゴム以外の弾性を有する材料で形成されていてもよい。
このように、アウタハウジング12とインナハウジング13とが相対移動可能に弾性連結されることで、インナハウジング13に収容されたモータ20、スピンドル30、および伝達機構40(特に、スピンドル30)の駆動に起因して発生する振動がアウタハウジング12に伝達されることを抑制することができる。
上述の通り、アウタハウジング12の把持領域123は、インナハウジング13の中間領域133に対応する領域である。中間領域133の高さが前端領域131および後端領域132に比べて小さいことに伴い、把持領域123の高さも、アウタハウジング12の前端部および後端部の高さに比べて小さく設定されている。これにより、把持領域123の径は、他の部分よりも細く、使用者が把持しやすい構成とされている。
アウタハウジング12の後端部には、バッテリ9を着脱可能に構成されたバッテリ装着部125が設けられている。バッテリ装着部125は、バッテリ9と電気的に接続するための端子等を有する。上述の構成によって防振されたアウタハウジング12にバッテリ装着部125を設けることで、バッテリ装着部125の耐久性を高めることができる。また、装着されたバッテリ9によってアウタハウジング12全体としての質量を増加できるので、バッテリ9が装着されない場合に比べ、アウタハウジング12の更なる低振動化を実現することができる。
本実施形態では、アウタハウジング12の後端部の領域内にインナハウジング13の後端領域132が配置されている。つまり、モータ20は、アウタハウジング12の後端部の領域内に配置されている。そして、後端領域132の後方に配置されたコントローラ7も、アウタハウジング12の後端部の領域内に配置されている。このように、バッテリ装着部125とモータ20とコントローラ7とが、アウタハウジング12の後端部の領域内で互いに近傍に配置されることで、配線を容易にすることができる。
以上に説明したように、本実施形態の振動工具1は、長尺状のインナハウジング13と、インナハウジング13を収容し、且つ、インナハウジング13に対して弾性要素91〜94を介して連結されたアウタハウジング12とを備えている。インナハウジング13の前端領域131にはスピンドル30が配置される一方、後端領域132にはモータ20が配置されている。かかる構成によれば、スピンドル30に隣接してモータ20が配置される場合に比べ、スピンドル30を中心とした揺動に関して、インナハウジング13の慣性モーメントを大きくすることができる。よって、先端工具8にある程度の負荷がかかった場合でも、インナハウジング13が先端工具8を支点として揺動しにくくなる。これにより、作業中の、アウタハウジング12に対するインナハウジング13の無用の動きが抑制され、先端工具8が被加工材にしっかりと仕事をすることができるため、先端工具8の作業効率の低下を抑制することができる。また、インナハウジング13に発生する振動自体も低減することができる。
本実施形態では、インナハウジング13は、前端領域131と後端領域132との間に中間領域133を有し、アウタハウジング12において中間領域133に対応する領域は、使用者によって把持される把持領域123として構成されている。中間領域133にはモータ20が配置されないため、中間領域133、ひいては把持領域123を、モータ20の配置による制約を受けずに設計することができる。よって、使用者の把持しやすさを考慮して、把持領域123の太さや形状を設定することができる。
本実施形態では、モータ20とスピンドル30は、軸線A1と軸線A2とが平行に延在するように配置されている。そして、軸線A1と軸線A2とに平行な軸線A3を有する中間軸41が、インナハウジング13の長軸方向においてモータ20とスピンドル30との間に配置されている。出力軸21に連結された連結軸22と中間軸41との間に架け渡されたベルト49によって、出力軸21の回転運動が中間軸41に伝達され、更に、駆動ベアリング42と揺動アーム43によって、中間軸41の回転運動が揺動アーム43の揺動運動に変換されることで、スピンドル30が所定の角度範囲内で往復回動される。かかる構成により、モータ20を後端領域132に配置しつつ、ベルト49を用いたシンプルな構成の伝達機構40でスピンドル30を駆動することができる。
なお、本実施形態では、連結軸22から中間軸41に回転運動を伝達するベルト49が架け渡される第一プーリ45と第二プーリ46は同一の径を有するが、異なる径を有するプーリが採用されてもよい。図3には、かかる変形例の振動工具2が示されている。なお、振動工具2は、プーリ以外は振動工具1と同一構成を有するため、プーリ以外の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、振動工具2では、連結軸22に設けられた第一プーリ47の径は、第一実施形態の第一プーリ45の径と同一である。また、中間軸41に設けられた第二プーリ48の径は、連結軸22に設けられた第一プーリ47の径よりも大きい。よって、出力軸21の回転が中間軸41に伝達される際、回転速度が減速される。つまり、第一プーリ47および第二プーリ48は、減速機構として機能する。先端工具8の揺動速度(単位時間当たりの揺動回数)は、第一実施形態よりも遅くなる。この変形例とは逆に、第一プーリ47の径を第二プーリ48の径よりも大きくした場合、第一プーリ47および第二プーリ48は、増速機構として機能することになる。このように、径の異なる2つのプーリを利用したシンプルな構成で、変速機構を実現することができる。
[第二実施形態]
以下、図4〜図6を参照して、第二実施形態に係る振動工具3について説明する。本実施形態の振動工具3の構成は、インナハウジング14とその内部構成以外、第一実施形態の振動工具1の構成と同一である。よって、以下では、同一の構成については同一符号を付して説明を省略または簡略化し、主に第一実施形態と異なる点について説明する。
図4〜図6に示すように、振動工具3は、振動工具3の外郭を形成するアウタハウジング12と、アウタハウジング12に収容されたインナハウジング14とを備えている。インナハウジング14には、モータ25と、スピンドル30と、伝達機構50とが収容されている。インナハウジング14は、第一実施形態のインナハウジング13と同様、前端領域141と、後端領域142と、中間領域143とを含む。前端領域141にはスピンドル30が配置され、後端領域142にはモータ25が配置されている。本実施形態では、モータ25は、ブラシを有する直流モータである。モータ25は、その出力軸26が前方へ突出し、出力軸26の軸線A4が前後方向に延在するように配置されている。スピンドル30は、第一実施形態と同様、軸線A2が上下方向に延在するように配置されている。つまり、モータ25とスピンドル30とは、軸線A4と軸線A2とが交差(より詳細には直交)するように配置されている。
本実施形態でも、伝達機構50は、モータ25の回転運動をスピンドル30に伝達し、スピンドル30を軸線A2周りの所定の角度範囲内で往復回動するように構成されている。伝達機構50は、連結軸部51と、駆動ベアリング52と、揺動アーム53とを含む。伝達機構50のうち、連結軸部51の一部は、中間領域143に配置されている。中間領域143の高さは、連結軸部51が内部に配置されるために第一実施形態の中間領域133の高さよりも大きく設定されているが、前端領域141および後端領域142の高さよりは若干小さく設定されている。
連結軸部51は、第一連結軸511と、カップリング515と、第二連結軸516とを含む。第一連結軸511は、モータ25の出力軸26の先端部に、出力軸26と同軸状に剛体連結されている。第一連結軸511は、インナハウジング14に保持されたベアリング513によって回転可能に支持されている。カップリング515は、第一連結軸511と第二連結軸516とを同軸状に連結する。第二連結軸516は、インナハウジング14に保持されたベアリング517、518によって回転可能に支持されている。かかる構成により、連結軸部51は、一つの軸部として、出力軸26と共に一体的に回転する。第二連結軸516は、前端部に、軸線A4に対して偏心した偏心部519を有する。偏心部519の外周部には、駆動ベアリング52が設けられている。揺動アーム53は、第一実施形態の揺動アーム43と同様に構成された固定部531とアーム部532とを含む。
モータ25が駆動されると、出力軸26と共に連結軸部51が回転する。第二連結軸516の回転に伴い、偏心部519の中心が軸線A4周りを移動(周回)するので、偏心部519の外周部に設けられた駆動ベアリング52も移動(周回)する。これにより、揺動アーム53は、スピンドル30を支点として、水平方向に所定の角度範囲内で揺動される。揺動アーム53は固定部531でスピンドル30に固定されているため、スピンドル30は、揺動アーム53の揺動運動に伴って所定の角度範囲内で往復回動する。その結果、工具装着部35に装着された先端工具8が揺動駆動される。
上述の通り、第二連結軸516の偏心部519、駆動ベアリング52、揺動アーム53は、連結軸部51の回転運動をスピンドル30に伝達して、スピンドル30を軸線A2周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成された運動変換機構として機能する。なお、かかる機能を有する運動変換機構は上記構成例に限らず、他の構成が採用されてもよい。
本実施形態でも、アウタハウジング12は、インナハウジング14に対して全方向(前後、左右、上下方向)に相対移動可能に複数個所で弾性連結されている。図4に示す断面図では、アウタハウジング12が、4箇所に配置された4つの弾性要素95〜98を介してインナハウジング14に連結されている状態が示されている。弾性要素95、96は、夫々、インナハウジング14の前端部外面の上端部、下端部とアウタハウジング12の前端部内面との間に介在状に配置されている。弾性要素97は、インナハウジング14の後端領域142の下端部とアウタハウジング12の下部内面との間に介在状に配置されている。弾性要素98は、インナハウジング14の後端領域142の上端部とアウタハウジング12の上部内面との間に介在状に配置されている。
以上に説明したように、本実施形態の振動工具3も、第一実施形態の振動工具1と同様、長尺状のインナハウジング14と、インナハウジング14を収容し、且つ、インナハウジング14に対して弾性要素95〜98を介して連結されたアウタハウジング12とを備えている。インナハウジング14の前端領域141にはスピンドル30が配置される一方、後端領域142にはモータ25が配置されている。従って、振動工具3によれば、振動工具1と同様に、先端工具8の作業効率の低下を抑制することができ、また、インナハウジング14に発生する振動自体も低減することができる。
更に、振動工具3では、モータ25およびスピンドル30は、軸線A4と軸線A2とが交差する向きに配置されている。そして、出力軸26には、出力軸26と同軸状に回転する連結軸部51が連結されている。駆動ベアリング52と揺動アーム53によって、連結軸部51の回転運動が揺動アーム53の揺動運動に変換されることで、スピンドル30が所定の角度範囲内で往復回動される。上記のようなモータ25とスピンドル30の配置関係の下では、モータ25の出力軸26と同軸状に連結された連結軸部51を用いることで、出力軸26の軸線A4の径方向に関して連結軸部51のサイズ、ひいては、インナハウジング14、アウタハウジング12においてこの部分に対応する部分の径を最小にすることが可能となる。より具体的には、インナハウジング14の中間領域143とアウタハウジング12の把持領域123の径を最小にすることができる。よって、使用者の把持しやすさを考慮して、把持領域123の太さや形状を設定することができる。
詳細な説明は省略するが、上記のほか、振動工具3によっても、第一実施形態の振動工具1と同一の構成による作用と効果を得ることができる。
上述の実施形態は単なる例示であり、本発明に係る作業工具は、例示された振動工具1〜3の構成に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す振動工具1〜3のいずれか、あるいは請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
アウタハウジング12は、上記実施形態のように、弾性要素のみによってインナハウジング13、14と連結されていてもよいが、弾性要素に加え、他の部材を介して連結されていてもよい。例えば、インナハウジング13、14の外側に設けられた介在部材とアウタハウジング12との間に弾性要素が配置されてもよいし、アウタハウジング12の内面に設けられた介在部材とインナハウジング13、14との間に弾性要素が配置されてもよい。また、弾性要素の数や位置は、上記実施形態の例に限られるものではなく、インナハウジング13、14とアウタハウジング12とを全方向(前後、左右、上下方向)に相対移動可能に弾性連結できる範囲で変更が可能である。
上記実施形態では、ベルト49は、連結軸22に設けられた第一プーリ45、47と中間軸41に設けられた第二プーリ46、48との間に架け渡されているが、モータ20の出力軸21に直接設けられたプーリと、中間軸41に設けられたプーリとの間にベルトが架け渡されてもよい。また、出力軸21と中間軸41との間の伝達には、ベルトと2つのプーリの組み合わせに代えて、チェーンとスプロケットの組み合わせが採用されてもよい。
上記実施形態では、連結軸部51は複数の部材(第一連結軸511、カップリング515、第二連結軸516)で構成されているが、出力軸26に同軸状に連結され、出力軸26と共に回転する1本の軸に変更されてもよい。また、出力軸26の回転を揺動アーム53に伝達する連結軸は、把持領域123を使用者が把持し易い構成とするためには、出力軸26と同軸状に連結されることが好ましい。しかしながら、出力軸26の回転を揺動アーム53に伝達する軸は、必ずしも出力軸26に同軸状に連結されている必要はない。例えば、出力軸26に平行な軸または出力軸26に対して斜めに延在する軸とギアとを介して出力軸26の回転を揺動アーム53に伝達する構成が採用されてもよい。
上記実施形態では、モータ20、25は、インナハウジング13、14の後端領域132、142の最後端に配置されている。しかしながら、モータ20、25は、必ずしもインナハウジング13の最後端に配置される必要はなく、後端領域132、142内に配置されていればよい。例えば、後端領域132、142において、モータ20、25の後方にコントローラ7が配置されてもよい。また、バッテリ装着部125は、アウタハウジング12にではなく、インナハウジング13、14の後端に設けられてもよい。
上記実施形態では、バッテリ9を電源として駆動するモータ20、25が例示されているが、振動工具1〜3は、バッテリ9に代えて外部電源を利用可能に構成されていてもよい。具体的には、振動工具1〜3は、アウタハウジング12の後端部に、外部電源に接続可能、且つ、コントローラ7に電気的に接続された電源ケーブルが接続された構成とされてもよい。モータ20、25が上述のように直流モータの場合には、コントローラ7は、外部電源から供給される交流電流を直流電流に変換するコンバータとしての機能を有するものとして構成されればよい。一方、モータ20、25として、交流モータが採用されてもよい。この場合、コントローラ7がコンバータとしての機能を有する必要はない。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。振動工具1、2、3は、各々、本発明の「作業工具」に対応する構成例である。インナハウジング13、14は、各々、本発明の「インナハウジング」に対応する構成例である。前端領域131、141は、本発明の「前端領域」に対応する構成例である。後端領域132、142は、本発明の「後端領域」に対応する構成例である。中間領域133、134は、本発明の「中間領域」に対応する構成例である。アウタハウジング12は、本発明の「アウタハウジング」に対応する構成例である。把持領域123は、本発明の「把持領域」に対応する構成例である。弾性要素91〜98の各々は、本発明の「弾性要素」に対応する構成例である。モータ20、25は、各々、本発明の「モータ」に対応する構成例である。スピンドル30、工具装着部35、軸線A2は、夫々、本発明の「スピンドル」、「工具装着部」、「所定の軸線」に対応する構成例である。中間軸41と、駆動ベアリング42と、揺動アーム43と、第一プーリ45と、第二プーリ46と、ベルト49とは、本発明の「伝達機構」に対応する構成例である。連結軸部51と、駆動ベアリング52と、揺動アーム53とは、本発明の「伝達機構」に対応する構成例である。中間軸41、ベルト49、第一プーリ45、47、第二プーリ46、48は、夫々、本発明の「中間軸」、「帯状部材」、「第一ホイール」、「第二ホイール」に対応する構成例である。偏心部415、駆動ベアリング42、揺動アーム43は、本発明の「運動変換機構」に対応する構成例である。連結軸部51は、本発明の「連結軸」に対応する構成例である。偏心部519、駆動ベアリング52、揺動アーム53は、本発明の「運動変換機構」に対応する構成例である。バッテリ装着部125、バッテリ9は、夫々、本発明の「バッテリ装着部」、「バッテリ」に対応する構成例である。
1、2、3 電動式振動工具
12 アウタハウジング
123 把持領域
125 バッテリ装着部
13、14 インナハウジング
131、141 前側領域
132、142 後側領域
133、143 中間領域
20、25 モータ
21、26 出力軸
22 連結軸
23 ベアリング
30 スピンドル
31 ベアリング
32 ベアリング
35 工具装着部
351 ネジ穴
37 固定ネジ
371 固定部
40、50 伝達機構
41 中間軸
411 ベアリング
412 ベアリング
415 偏心部
42、52、 駆動ベアリング
43、53 揺動アーム
431、531 固定部
432、532 アーム部
45、47 第一プーリ
46、48 第二プーリ
49 ベルト
51 連結軸部
511 第一連結軸
513 ベアリング
515 カップリング
516 第二連結軸
517 ベアリング
518 ベアリング
519 偏心部
7 コントローラ
8 先端工具
9 バッテリ
91、92、93、94、95、96、97、98 弾性要素

Claims (6)

  1. 先端工具を駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具であって、
    長尺状のインナハウジングと、
    前記インナハウジングを収容し、且つ、前記インナハウジングに対して弾性要素を介して連結されたアウタハウジングと、
    前記インナハウジングの内部に収容された、出力軸を有するモータと、
    前記インナハウジングの内部で所定の軸線周りに回転可能に支持され、且つ、前記先端工具を着脱可能に構成された工具装着部を有するスピンドルと、
    前記インナハウジングの内部に収容され、且つ、前記出力軸の回転運動を前記スピンドルに伝達し、前記スピンドルを前記軸線周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成された伝達機構とを備え、
    前記スピンドルは、前記インナハウジングの長軸方向における一方の端部領域で規定される前端領域に配置され、
    前記スピンドルの前記軸線は、前記インナハウジングの前記長軸方向と交差し、
    前記モータは、前記長軸方向に関して前記前端領域とは反対側の端部領域で規定される後端領域に配置されていることを特徴とする作業工具。
  2. 先端工具を駆動して被加工材に対して加工作業を行う作業工具であって、
    長尺状のインナハウジングと、
    前記インナハウジングを収容し、且つ、前記インナハウジングに対して弾性要素を介して連結されたアウタハウジングと、
    前記インナハウジングの内部に収容された、出力軸を有するモータと、
    前記インナハウジングの内部で所定の軸線周りに回転可能に支持され、且つ、前記先端工具を着脱可能に構成された工具装着部を有するスピンドルと、
    前記インナハウジングの内部に収容され、且つ、前記出力軸の回転運動を前記スピンドルに伝達し、前記スピンドルを前記軸線周りの所定の角度範囲内で往復回動させるように構成された伝達機構とを備え、
    前記スピンドルは、前記インナハウジングの長軸方向における一方の端部領域で規定される前端領域に配置され、
    前記モータは、前記長軸方向に関して前記前端領域とは反対側の端部領域で規定される後端領域に配置され
    前記モータおよび前記スピンドルは、前記モータの出力軸と前記軸線とが平行に延在するように配置されており、
    前記伝達機構は、
    前記出力軸および前記軸線に平行な別の軸線周りに回転可能に支持された中間軸と、
    前記モータの前記出力軸および前記中間軸の間に架け渡され、前記出力軸の回転運動を前記中間軸に伝達して、前記中間軸を回転させるように構成された帯状部材と、
    前記中間軸の回転運動を前記スピンドルに伝達して、前記スピンドルを前記軸線周りの前記所定の角度範囲内で往復回動させるように構成された運動変換機構とを含むことを特徴とする作業工具。
  3. 請求項1または2に記載の作業工具であって、
    前記インナハウジングは、前記前端領域と前記後端領域との間に中間領域を有し、
    前記アウタハウジングにおいて前記中間領域に対応する領域は、使用者によって把持される把持領域として構成されていることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項に記載の作業工具であって、
    前記伝達機構は、
    前記出力軸に設けられた第一ホイールと、
    前記中間軸に設けられ、前記第一ホイールとは異なる径を有する第二ホイールとを更に備え、
    前記帯状部材は、前記第一ホイールと前記第二ホイールとに架け渡されていることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記モータおよび前記スピンドルは、前記モータの出力軸と前記軸線とが交差するように配置されており、
    前記伝達機構は、
    前記出力軸に連結され、前記出力軸と共に回転可能に支持された連結軸と、
    前記連結軸の回転運動を前記スピンドルに伝達して、前記スピンドルを前記軸線周りの前記所定の角度範囲内で往復回動させるように構成された運動変換機構とを含むことを特徴とする作業工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載の作業工具であって、
    バッテリを更に備え、
    前記バッテリは、前記アウタハウジングに設けられたバッテリ装着部に取り外し可能に装着されていることを特徴とする作業工具。
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