JP6697710B2 - 速度切替装置、駆動装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
図2は、実施例1に係る駆動装置30の概略断面図である。
この実施例1に係る駆動装置30は、定着ローラ145とレジスト駆動ローラ143aとを駆動するものである。
定着ローラ145とレジスト駆動ローラ143aとを駆動する駆動源たるモータ1は、ブラケット31のローラ側の面とは反対側の面に固定されている。モータ1のモータ軸は、ブラケット31を貫通しており、モータ軸の外周には歯が形成されておりモータギヤ1aとなっている。
第二電磁クラッチ9は、軸固定部9e、電磁コイル部9d、ロータ部9c、アーマチュア9b、駆動連結部材9fなどを備えている。軸固定部9eには、レジスト軸7が挿入される挿入穴を有しており、その挿入穴が、断面D字形状となっている。レジスト軸7には、このD字形状に嵌合するように、切り欠いて、断面D字部分を有している。レジスト軸7の断面D字部分は、第二電磁クラッチ9が取り付けられた箇所まで延びている。軸固定部9eの断面D字形状部分を、レジスト軸7の断面D字部分と嵌合させることにより、軸固定部9eを、レジスト軸7と連れ回りするように固定している。
図4に示すように、定着ローラ145とレジスト駆動ローラ143aは、上述した駆動装置30により駆動され、二次転写ローラは、二次転駆動装置70により駆動される。
V1=(Z2/Z1)×(Z3/Z2)×(Z5/Z4)
=(Z3/Z1)×(Z5/Z4)・・・・(1)
V2=(Z2/Z1)×(Z3/Z2)×(Z7/Z6)
=(Z3/Z1)×(Z7/Z6)・・・・(2)
まず、本プリンタの制御部は、搬送される記録紙Pが厚紙か否かをチェックする(S1)。搬送される記録紙Pの紙厚の情報は、例えば、給紙カセットに記録紙をセットしたときに、操作表示部を操作してユーザーがセットした記録紙の紙厚情報を入力させることで、把握することができる。また、レジストローラ対143よりも搬送方向上流側に紙厚検知センサを設けて、紙厚検知センサで紙厚を検知することで、搬送される記録紙Pの紙厚を把握してもよい。
図6は、実施例2に係る駆動装置30Aの概略断面図である。
この実施例2の駆動装置30Aは、実施例1の変形であり、速度切替機構Dの第一駆動伝達経路D1が複数の外歯ギヤからなるギヤ列で構成され、第二駆動伝達経路D2が、ベルト部材を用いて駆動伝達を行うように構成したものである。以下の説明では、実施例1と同一の点は説明を省略する。
V1=(Z2/Z1)×(Z3/Z2)×(Z4/Z3)
=(Z4/Z1)・・・・(式3)
V2=(Z2/Z1)×(Z6/Z5)・・・・(式4)
(V1/V2)=(Z4/Z1)×(Z1/Z2)×(Z5/Z6)
=(Z4/Z2)×(Z5/Z6)・・・・(式5)
図7は、実施例3に係る駆動装置30Bの概略断面図である。
この実施例3に係る駆動装置30Bは、実施例1の変形であり、第一電磁クラッチ8と、第二電磁クラッチ9とを互いに異なる軸に設けたものである。具体的には、第一入力ギヤ6aと第二入力ギヤ6bとを支持する軸を、軸受を介してブラケット31と側板32に回転自在に支持する回転軸Xとし、第二電磁クラッチ9をこの回転軸Xに取り付け、第二入力ギヤ6bと軸方向から係合させた。一方、第一電磁クラッチ8については、第一出力ギヤ10と第二出力ギヤ11が回転自在に支持されたレジスト軸7に取り付け、第一出力ギヤ10に軸方向から係合している。
V1=(Z2/Z1)×(Z3/Z2)×(Z4/Z3)
=(Z4/Z1)・・・・(式6)
V2=(Z2/Z1)×(Z3/Z2)×(Z6/Z5)
=(Z3/Z1)×(Z6/Z5)・・・(式7)
(V1/V2)=(Z4/Z1)×(Z1/Z3)×(Z5/Z6)
=(Z4/Z3)×(Z5/Z6)・・・・(式8)
図8は、実施例4に係る駆動装置30Cの概略断面図である。
この実施例4は、速度切替機構の第一駆動伝達経路D1と第二駆動伝達経路D2の両方を、タイミングベルトを用いて構成したものである。第一駆動伝達経路D1は、回転軸Xに支持された第一入力プーリ18と、レジスト軸7に取り付けられた第一出力プーリ19と、第一入力プーリ18と第一出力プーリ19とに張架された歯付きベルトたる第一タイミングベルト20とを備えている。また、第一出力プーリ19と軸方向から係合し、レジスト軸に取り付けられた第一電磁クラッチ8を備えている。
図9は、実施例5に係る駆動装置30Dの概略断面図である。
この実施例5に係る駆動装置は、速度切替機構Dよりも駆動伝達方向上流側にスラスト速度切り替え部などの上段速度切替機構Eを設けたものである。
この実施例5に係る駆動装置30Dは、モータ1のモータギヤ1aがハスバギヤとなっている。このモータギヤ1aには、ハスバギヤとしての定着移動ギヤ21とレジスト移動ギヤ28とが噛み合っている。定着移動ギヤ21は、ブラケット31と側板32とに固定された第一定着側固定軸S1に回転自在に支持されており、軸方向両側面に駆動連結爪21a,21bがそれぞれ複数設けられている。レジスト移動ギヤ28は、第一レジスト側固定軸t1に回転自在に支持されており、定着移動ギヤ21と同様、軸方向両側面に駆動連結爪28a,28bがそれぞれ複数設けられている。
図10は、実施例6に係る駆動装置30Eの概略断面図である。
この実施例6に係る駆動装置は、第一レジスト駆動伝達経路E1を第一レジスト入力ギヤ51と、第一レジストアイドラギヤ52と、第一レジスト出力ギヤ53とで構成したものである。以下の説明では、実施例5と同一の構成については、説明を省略する。
図11は、実施例7に係る駆動装置30Fの概略断面図である。
この実施例7に係る駆動装置は、第一レジスト駆動伝達経路E1を、内歯歯車を用いて駆動伝達を行うように構成し、第二レジスト駆動伝達経路E2を、複数の外歯ギヤが噛み合ったギヤ列で駆動伝達を行うように構成したものである。具体的には、第一レジスト駆動伝達経路E1を内歯ギヤ61と、第一レジスト出力ギヤ47とで構成し、第二レジスト駆動伝達経路E2を第二レジスト入力ギヤ44と第二レジスト出力ギヤ48とで構成した。
図12は、実施例8に係る駆動装置30Gの概略断面図である。
この実施例8に係る駆動装置30Gは、実施例5の変形例であり、モータ1を、側板32のローラ側側面に取り付けるとともに、モータギヤ1aから駆動力が伝達され定着移動ギヤ21とレジスト移動ギヤ28とに駆動力を伝達する駆動入力部材45を設けたものである。この駆動入力部材45は、筒状形状をしており、内周面に内歯45aが形成され、外周面に外歯45bが形成されている。駆動入力部材45は、ブラケット31と側板32とに固定された固定軸u1に回転自在に支持されており、内歯45aにモータギヤ1aが噛み合っている。外歯45bは、はす歯であり、この外歯45bに定着移動ギヤ21とレジスト移動ギヤ28とが噛み合っている。
(態様1)
レジスト駆動ローラ143aなどの出力対象回転体の回転速度を切り替える速度切替機構Dなどの速度切替装置において、出力対象回転体を同方向に回転させ、かつ、速度伝達比が互いに異なる複数の駆動伝達経路(本実施形態では、第一駆動伝達経路D1と第二駆動伝達経路D2)を備え、駆動伝達経路において最初に駆動力が入力される入力駆動伝達部材(第一入力ギヤ6a,第二入力ギヤ6b)と、最後に駆動力が入力される出力駆動伝達部材(第一出力ギヤ10,第二出力ギヤ11)とを、複数の駆動伝達経路それぞれに設け、かつ、複数の駆動伝達経路それぞれに駆動力を伝達する状態と駆動力の伝達を遮断する状態とを切り替え可能な駆動伝達切り替え手段(第一電磁クラッチ8,第二電磁クラッチ9)を設けた。
特許文献1に記載の速度切替装置においては、出力駆動伝達部材である変速用ギヤと噛み合って、変速用ギヤとの間で速度伝達比が決まる入力駆動伝達部材は、複数の変速用ギヤで共通の共通ギヤである。よって、一方の変速用ギヤの歯数に対して他方の変速用ギヤの歯数を1つ異ならせることで、一方の変速用ギヤから駆動伝達された出力対象回転体の速度と、他方の変速用ギヤから駆動伝達された出力対象回転体との速度との差が最小となる。従って、一方の変速用ギヤから駆動伝達された出力対象回転体の速度と、他方の変速用ギヤから駆動伝達された出力対象回転体の速度との比を、例えば、1%以下に微調整可能にするには、各変速用ギヤの歯数を100歯以上にする必要があり、各変速用ギヤの径が大径となってしまい、装置が大型化してしまう。
一方、態様1においては、入力ギヤなどの入力駆動伝達部材が、複数の駆動伝達経路でそれぞれ個別に設けている。これにより、出力ギヤなどの出力駆動伝達部材のみならず入力駆動伝達部材を互いに異ならせて、各駆動伝達経路の速度伝達比を互いに異ならせることができる。よって、出力駆動伝達部材の歯数が100歯以下でも、各駆動伝達経路の入力駆動伝達部材の歯数を調整することにより、一方の駆動伝達経路による出力対象回転体の速度と、他方の駆動伝達経路による出力対象回転体との速度との比を、1%以下にすることができる。これにより、特許文献1に記載の装置に比べて、装置の小型化を図ることができる。
また、態様1では、入力ギヤなどの入力駆動伝達部材が、複数の駆動伝達経路でそれぞれ個別に設けることができるので、一方の駆動伝達経路を、ベルト駆動伝達とし、他方の駆動伝達経路をギヤ列とするなど、駆動伝達の方式を各駆動伝達経路で互いに異ならせて、速度伝達比を1%以下に微調整することも可能となる。
また、複数の駆動伝達経路それぞれに電磁クラッチなどの駆動伝達切り替え手段を有しているので、出力対象回転体の回転速度の切り替えを、各駆動伝達経路の駆動伝達切り替え手段を制御することにより行うことができる。
態様1において、ギヤの噛み合いにより駆動伝達を行うギヤ駆動伝達経路と、ベルトを用いて駆動伝達を行うベルト駆動伝達経路とを備える。
これによれば、実施例2を用いて説明したように、ギヤ駆動伝達経路とギヤの歯数と、ベルト駆動伝達経路のプーリの歯数を100歯以下で、ギヤ駆動伝達経路とベルト駆動伝達経路との速度伝達比を1%以下にすることができ、ギヤやプーリの大径化を抑制することができ、装置の大型化を抑制することができる。
態様1において、ギヤの噛み合いにより駆動伝達を行うギヤ駆動伝達経路を複数備え、各ギヤ駆動伝達経路のギヤのモジュールを互いに異ならせた。
これによれば、実施例1で説明したように、各ギヤの歯数100歯以下で、一方の駆動伝達経路と他方の駆動伝達経路との速度伝達比を1%以下にすることができ、ギヤの大径化を抑制することができ、装置の大型化を抑制することができる。
態様1において、ギヤの噛み合いにより駆動伝達を行うギヤ駆動伝達経路を複数備え、各ギヤ駆動伝達経路のギヤの歯のねじれ角を互いに異ならせた。
かかる構成としても、実施例1で説明したように、各ギヤの歯数100歯以下で、一方の駆動伝達経路と他方の駆動伝達経路との相対速度比を1%以下にすることができ、ギヤの大径化を抑制することができ、装置の大型化を抑制することができる。
態様1において、タイミングベルトなどの歯付きベルトを用いて駆動伝達を行うベルト駆動伝達経路を複数備え、各ベルト駆動伝達経路の歯付きベルトの歯形を互いに異ならせた。
これによれば、実施例4で説明したように、各プーリの歯数100歯以下で、一方の駆動伝達経路と他方の駆動伝達経路との相対速度比を1%以下にすることができ、プーリの大径化を抑制することができ、装置の大型化を抑制することができる。
態様1乃至5いずれかにおいて、複数の駆動伝達経路の少なくともひとつが、特定の駆動伝達経路に対する速度伝達比の差が1%以下である。
これによれば、実施例1で説明したように、駆動伝達経路の切り替えにより、速度伝達比の差を1%以下にすることができる。
態様1乃至6いずれかにおいて、複数の駆動伝達経路は、入力ギヤなどの入力駆動伝達部材と、前記入力駆動伝達部材から駆動力が伝達される出力ギヤなどの出力駆動伝達部材の2部材で構成され、複数の駆動伝達経路は、入力駆動伝達部材と、前記入力駆動伝達部材から駆動力が伝達される出力駆動伝達部材と、入力駆動伝達部材または出力駆動伝達部材と同軸上に設けた駆動伝達切り替え手段のみで構成した。
これによれば、実施例1で説明したように、複数の駆動伝達経路を、第三固定軸uなどの第一軸と、レジスト軸7などの第二軸の2軸間で構成することができ、速度切替装置がラジアル方向に大型化するのを抑制することができる。
態様1乃至7いずれかにおいて、各駆動伝達経路の電磁クラッチなどの駆動伝達切り替え手段を同軸上に設けた。
これによれば、実施例1で説明したように、駆動伝達切り替え手段が取り付けられている軸にのみ、作業者がアクセス可能に画像形成装置などの速度切替装置が搭載される装置を構成すれば、各駆動伝達経路の駆動伝達切り替え手段の交換を行うことができる。これにより、互いに異なる回転軸に駆動伝達切り替え手段を取り付けた構成に比べて、駆動装置が搭載される装置の小型化を図ることができる。
態様8において、各駆動伝達経路の電磁クラッチなどの駆動伝達切り替え手段を、レジスト駆動ローラ143aなどの出力対象回転体と同軸上に設けた。
これによれば、実施例1で説明したように、元々回転可能に支持された軸に電磁クラッチなどの駆動伝達切り替え手段を設けることができ、出力対象回転体とは異なる軸に設けた場合に比べて、軸受などの部品点数を削減することができ、装置のコストアップを抑制することができる。
態様1乃至7いずれかにおいて、複数の駆動伝達切り替え手段のうちの少なくとも一つを、他の駆動伝達切り替え手段とは別の軸上に設けた。
これによれば、実施例3で説明したように、各駆動伝達経路の電磁クラッチなどの駆動伝達切り替え手段を同軸上に配置した場合に比べて、装置を軸方向に小型化することができる
態様1乃至10いずれかにおいて速度伝達比が互いに異なる複数の駆動伝達経路を備えた速度切替部を、複数段設けた。
これによれば、実施例5で説明したように、複数段速度切替部を設けることで、ひとつの速度切替部で、速度切り替えを行う場合に比べて、設ける駆動伝達経路の数を削減することができる。これにより、装置の大型化を抑制することができる。
態様11において、複数速度切り替え部のうちのひとつが、二系統の駆動伝達経路(本実施形態では、第一レジスト駆動伝達経路E1と第二レジスト駆動伝達経路E2)を備え、モータ1などの駆動源の正転時と逆転時とで、前記二系統の駆動伝達経路の間でスラスト方向の異なる向きに移動して、前記二系統の駆動伝達経路のうちの一方の駆動伝達経路または他方の駆動伝達経路に前記駆動源からの回転駆動力を伝達する回転可能なレジスト移動ギヤ28などの移動回転部材とを有する上段速度切替機構Eなどのスラスト速度切り替え部である。
これによれば、実施例5で説明したように、二系統の駆動伝達経路の切り替えを、モータ1などの駆動源の正転時と逆転時とで、二系統の駆動伝達経路の間でスラスト方向の異なる向きに前記移動回転部材を移動させることで行うことができる。これにより、各駆動伝達経路に電磁クラッチやワンウェイクラッチを設けて、駆動伝達経路を切り替える場合に比べて、部品点数を削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる
態様12において、上段速度切替機構Eなどのスラスト速度切り替え部の二系統の駆動伝達経路は、駆動力を出力するレジスト駆動伝達部材102などの出力駆動伝達部材の回転方向がモータ1などの駆動源の回転方向と同じになる第二レジスト駆動伝達経路E2などの駆動伝達経路と、前記出力駆動伝達転部材の回転方向が前記駆動源の回転方向と逆になる第一レジスト駆動伝達経路E2などの駆動伝達経路とである。
これによれば、実施例5などで説明したように、モータ1などの駆動源の回転方向によらず、レジスト駆動ローラ143aなどの出力対象回転体を、一方の方向に回転させることができる。
態様13において、上段速度切替機構Eなどのスラスト速度切り替え部の前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方は複数のプーリによって回転可能に張架された第二レジストタイミングベルト42などのベルト部材を用いて駆動伝達を行うように構成しており、他方は複数のギヤ部材が噛み合ったギヤ列で駆動伝達を行うように構成した。
これによれば、実施例5で説明したように、モータ1などの駆動源の回転方向によらず、レジスト駆動ローラ143aなどの出力対象回転体を、一方の方向に回転させることができる。
態様13において、上段速度切替機構Eなどのスラスト速度切り替え部の前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方は駆動伝達部材の数が偶数であり、他方は駆動伝達部材の数が奇数である。
上記構成とすることでも、実施例6で説明したように、モータ1などの駆動源の回転方向によらず、レジスト駆動ローラ143aなどの出力対象回転体を、一方の方向に回転させることができる。
態様13において、上段速度切替機構Eなどのスラスト速度切り替え部の前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方は内歯歯車を用いて駆動伝達を行うように構成しており、他方は外歯歯車のみで駆動伝達を行うように構成した。
上記構成とすることでも、実施例7で説明したように、モータ1などの駆動源の回転方向によらず、レジスト駆動ローラ143aなどの出力対象回転体を、一方の方向に回転させることができる。
モータ1などの駆動源を備え、該駆動源の駆動力を複数の出力対象回転体(本実施形態では、定着ローラ145、レジスト駆動ローラ143a)に駆動力を伝達する駆動装置において、各出力対象回転体に対応して設けられた複数の駆動伝達機構の少なくとも一つは、速度切替手段を備え、前記速度切替手段として、態様1乃至16いずれかの速度切替装置を用いた。
これによれば、実施形態で説明したように、ある出力対象回転体を、駆動源の駆動力により定速で回転させつつ、別の出力対象回転体の回転速度を切り替えることができる。
態様17において、モータ1などの駆動源の速度を切り替えたとき、速度切替手段により速度を切り替える。
これによれば、実施形態で説明したように、ある出力対象回転体を、駆動源の駆動力により定速で回転させつつ、別の出力対象回転体の回転速度を切り替えることができる。
態様17または18において、モータ1などの駆動源の出力軸に設けられたモータギヤ1aなどの出力ギヤ部材と噛み合う内歯歯車を備えた。
これによれば、実施例8で説明したように、出力ギヤ部材との噛み合い率を高めることができ、回転ムラや騒音・振動の発生を抑制することができる。
画像を形成する画像形成手段と、複数の出力回転体を駆動する駆動手段とを備えた画像形成装置において、前記駆動手段として、態様17乃至19いずれかの駆動装置を用いた。
これによれば、定速で回転させるレジスト駆動ローラ143aなどの出力対象回転体と、紙厚などにより速度を切り替える定着ローラ145などの出力対象回転体とをひとつの駆動源で駆動させることができる。これにより、定速で回転させる出力対象回転体を駆動する駆動源と、紙厚などにより速度を切り替える出力対象回転体を駆動する駆動源とを別々に設ける装置に比べて、モータ騒音を低減することができ、装置の静音化を図ることができる。また、モータ数を削減することができ、装置のコストダウンや、装置の小型化を図ることができる。
態様20において、画像を形成する記録媒体の種類に応じて、複数の出力対象回転体のうちの少なくともひとつの回転速度を切り替える。
これにより、記録媒体の種類に応じた最適な画像形成条件で記録媒体に画像を形成することができ、記録媒体に良好な画像を形成することができる。
1a モータギヤ
2 定着アイドラギヤ
2a 第一外歯ギヤ
2b 第二外歯ギヤ
3 定着ギヤ
4 レジストアイドラギヤ
5 レジスト入力ギヤ
6a 第一入力ギヤ
6b 第二入力ギヤ
7 レジスト軸
8 第一電磁クラッチ
9 第二電磁クラッチ
9a 駆動爪
9b アーマチュア
9c ロータ部
9d 電磁コイル部
9e 軸固定部
9f 駆動連結部材
10 第一出力ギヤ
11 第二出力ギヤ
11a 駆動連結穴
12a 第一レジストギヤ
12b 第二レジストギヤ
13 第一アイドラギヤ
15 第二入力プーリ
16 第二タイミングベルト
17 第二出力プーリ
18 第一入力プーリ
19 第一出力プーリ
20 第一タイミングベルト
21 定着移動ギヤ
21a,21b 駆動連結爪
22 定着入力プーリ
22a 駆動連結穴
23 定着タイミングベルト
24 定着出力プーリ
25 定着入力ギヤ
25a 駆動連結穴
26 定着出力ギヤ
28 レジスト移動ギヤ
28a,28b 駆動連結爪
30 駆動装置
31 ブラケット
32 側板
41 第一レジスト入力プーリ
41a 駆動連結穴
42 第一レジストタイミングベルト
43 第一レジスト出力プーリ
44 第二レジスト入力ギヤ
44a 駆動連結穴
45 駆動入力部材
45a 内歯
45b 外歯
46 内歯ギヤ
47 第一レジスト出力ギヤ
48 第二レジスト出力ギヤ
51 第一レジスト入力ギヤ
52 第一レジストアイドラギヤ
53 第一レジスト出力ギヤ
61 内歯ギヤ
70 二次転駆動装置
71 二次転モータ
101 定着駆動伝達出力部材
102 レジスト駆動伝達部材
140 定着装置
143 レジストローラ対
143a レジスト駆動ローラ
143b レジスト従動ローラ
145 定着ローラ
145b 定着軸
178 二次転写ローラ
179 中間転写ベルト
301 定着駆動伝達機構
302 レジスト駆動伝達機構
D 速度切替機構
D1 第一駆動伝達経路
D2 第二駆動伝達経路
E 上段速度切替機構
E1 第一レジスト駆動伝達経路
E2 第二レジスト駆動伝達経路
P 記録紙
R1 第一定着駆動伝達経路
R2 第二定着駆動伝達経路
S 第一固定軸
S1 第一定着側固定軸
S2 第二定着固定軸
t 第二固定軸
t1 第一レジスト側固定軸
t2 第二レジスト固定軸
u 第三固定軸
U1 固定軸
Claims (18)
- 出力対象回転体の回転速度を切り替える速度切替装置において、
速度伝達比が互いに異なる複数の駆動伝達経路を備える速度切り替え部を複数有し、
複数の前記速度切り替え部のうちの少なくともひとつは、出力対象回転体を同方向に回転させ、かつ、速度伝達比が互いに異なる複数の駆動伝達経路を備える第一速度切り替え部であり、
前記第一速度切り替え部は、駆動伝達経路において最初に駆動力が入力される入力駆動伝達部材と、最後に駆動力が入力される出力駆動伝達部材とを、複数の駆動伝達経路それぞれに設け、かつ、複数の駆動伝達経路それぞれに駆動力を伝達する状態と駆動力の伝達を遮断する状態とを切り替え可能な駆動伝達切り替え手段を設けたものであり、
前記速度切り替え部を、複数段設け、
複数段の前記速度切り替え部のうちのひとつが、二系統の駆動伝達経路を備え、駆動源の正転時と逆転時とで、前記二系統の駆動伝達経路の間でスラスト方向の異なる向きに移動して、前記二系統の駆動伝達経路のうちの一方の駆動伝達経路または他方の駆動伝達経路に前記駆動源からの回転駆動力を伝達する回転可能な移動回転部材とを有するスラスト速度切り替え部であり、
前記スラスト速度切り替え部の前記二系統の流駆動伝達経路は、前記出力駆動伝達部材の回転方向が前記駆動源の回転方向と同じになる駆動伝達経路と、前記出力駆動伝達部材の回転方向が前記駆動源の回転方向と逆になる駆動伝達経路とであることを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1に記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、ギヤの噛み合いにより駆動伝達を行うギヤ駆動伝達経路と、ベルトを用いて駆動伝達を行うベルト駆動伝達経路とを備えることを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1に記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、ギヤの噛み合いにより駆動伝達を行うギヤ駆動伝達経路を複数備え、各ギヤ駆動伝達経路のギヤのモジュールを互いに異ならせたことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1に記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、ギヤの噛み合いにより駆動伝達を行うギヤ駆動伝達経路を複数備え、各ギヤ駆動伝達経路のギヤの歯のねじれ角を互いに異ならせたことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1に記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、歯付きベルトを用いて駆動伝達を行うベルト駆動伝達経路を複数備え、
各ベルト駆動伝達経路の歯付きベルトの歯形を互いに異ならせたことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1乃至5いずれかに記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、複数の駆動伝達経路の少なくともひとつが、特定の駆動伝達経路に対する速度伝達比の差が1%以下であることを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1乃至6いずれかに記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、複数の駆動伝達経路が、前記入力駆動伝達部材、前記出力駆動伝達部材および前記駆動伝達切り替え手段のみで構成したことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1乃至7いずれかに記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、各駆動伝達経路の駆動伝達切り替え手段を同軸上に設けたことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項8に記載の速度切替装置において、
各駆動伝達経路の出力駆動伝達部材と、各駆動伝達経路の駆動伝達切り替え手段とを出力対象回転体と同軸上に設けたことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1乃至7いずれかに記載の速度切替装置において、
前記第一速度切り替え部は、複数の駆動伝達切り替え手段のうちの少なくとも一つを、他の駆動伝達切り替え手段とは別の軸上に設けたことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1乃至10いずれかに記載の速度切替装置において、
前記スラスト速度切り替え部の前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方は複数のプーリによって回転可能に張架されたベルト部材を用いて駆動伝達を行うように構成しており、他方は複数のギヤ部材が噛み合ったギヤ列で駆動伝達を行うように構成したことを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1乃至11いずれかに記載の速度切替装置において、
前記スラスト速度切り替え部の前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方は駆動伝達部材の数が偶数であり、他方は駆動伝達部材の数が奇数であることを特徴とする速度切替装置。 - 請求項1乃至12いずれかに記載の速度切替装置において、
前記スラスト速度切り替え部の前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方は内歯歯車を用いて駆動伝達を行うように構成しており、他方は外歯歯車のみで駆動伝達を行うように構成したことを特徴とする速度切替装置。 - 駆動源を備え、該駆動源の駆動力を複数の出力対象回転体に駆動力を伝達する駆動装置において、
各出力対象回転体に対応して設けられた複数の駆動伝達機構の少なくとも一つは、速度切替手段を備え、
前記速度切替手段として、請求項1乃至13いずれかに記載の速度切替装置を用いたことを特徴とする駆動装置。 - 請求項14に記載の駆動装置において、
前記駆動源の速度を切り替えたとき、前記速度切替手段により速度を切り替えることを特徴とする駆動装置。 - 請求項14または15に記載の駆動装置において、
前記駆動源の出力軸に設けられた出力ギヤ部材と噛み合う内歯歯車を備えたことを特徴とする駆動装置。 - 画像を形成する画像形成手段と、
複数の出力回転体を駆動する駆動手段とを備えた画像形成装置において、
前記駆動手段として、請求項14乃至16いずれかに記載の駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項17に記載の画像形成装置において、
画像を形成する記録媒体の種類に応じて、複数の出力対象回転体のうちの少なくともひとつの回転速度を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
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