JP6696943B2 - 植栽育成ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、温室効果と、通気効果と、防虫効果が同時に得られると共に、植栽物の茎丈や根の成長に伴って任意に植栽育成ボックスの形状を変化させることができる植栽育成ボックスに関する。
従来より提供されている栽培ボックスを利用して野菜等の植栽物を栽培する手段として、散水作業及び農薬散布作業を不要にする機能を備えたり、栽培ボックス全体を網状の虫除けネットで覆って防虫対策ならびに通気性を確保する機能を有することで、鉢や、プランター等に観賞用植物や家庭菜園用の野菜等を育成するガーデニング用の植栽育成ボックスが、多種多様に亘って提供されている。
上記における植栽育成ボックスにおける具体的な提案としては、例えば、ガーデニング用保護カバーの骨組みを形成する骨材を弾性体で構成することにより、ワンタッチで張設して自立する機能を有するとともに、一方、このドームを折曲げてコンパクトに収納する機能を有する自立式ドームであって、ドーム本体の稜線により囲まれる部位を通気性の良いメッシュ生地で被覆することにより、鉢、プランター等植木箱を中に入れて観葉植物等を育成する「ガーデニング用保護カバー」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。具体的には、バネ弾性の張力により張設する骨材を備えた自立式ドームであって、骨材により形成される稜線で囲まれる側面および天井面をメッシュ生地で被覆してドーム本体を形成するとともに、このドーム本体の底面に水抜き穴を設けて成る提案である。
しかしながら、かかる「ガーデニング用保護カバー」の提案によれば、単に鉢、プランター等を収める植栽育成ボックスに水抜き機能を設けると共に、メッシュ生地でドーム本体を形成して、単に通気性と虫除け効果が得られる機能が備わるガーデニング用保護カバーであって、本発明のような温室効果と、通気効果と、防虫効果が同時に得られると共に、植栽物の茎丈や根の成長に伴って、任意に植栽育成ボックスの形状を変化させることができる植栽育成ボックスの提案ではなかった。
また、栽培ボックス本体を利用して野菜の栽培を行う時の散水作業及び農薬散布作業を不要にする「自動灌漑野菜栽培ボックス」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。具体的には、上面が開放された有底のボックス本体と、前記ボックス本体の底部に形成された複数の溝と、前記溝のボックス本体への開口寄り側壁に溝の長手方向に沿って形成した排水孔と、前記溝内の中間部分に該溝に沿って配設された給水孔付きの溝カバーと、前記溝カバー上に積層配置された不織布と、前記ボックス本体内に形成され、前記各溝の底部と開口を介してそれぞれ連通される貯水室と、前記貯水室に水または水溶性肥料を含む水を供給する給水用配管部と、前記貯水室内に配設され、該貯水室の水位を前記溝カバーの給水孔から前記不織布側へ溢れ出る一定のレベルに制御するフロート弁と、前記貯水室に連結された給排気用の配管部と、前記ボックス本体の上面開口を覆う着脱可能な防虫網を備えた提案である。
しかしながら、かかる「自動灌漑野菜栽培ボックス」の提案によれば、単に散水機能と防虫機能を備えた野菜栽培ボックスの提案であって、本発明のような温室効果と、通気効果と、防虫効果が得られると共に、植栽物の茎丈や根の成長に伴って、任意に植栽育成ボックスの形状を変化させることができる植栽育成ボックスの提案ではなかった。
本出願人は、従来における植栽育成ボックスが備える機能において、温室効果と植栽育成ボックスの形状に着目し、家庭菜園でも容易に温室栽培できるとともに、植栽の成長や種類に適合した安価且つコンパクトな植栽育成ボックスの提供ができないものかという着想下、温室効果と、通気効果と、防虫効果が同時に得られると共に、植栽物の茎丈や根の成長に伴って、任意に植栽育成ボックスの形状を変化させることができる植栽育成ボックスを開発し、本発明における「植栽育成ボックス」の提案に至るものである。
実用新案登録3101421号公報 実用新案登録3039745号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、温室効果と、通気効果と、防虫効果が同時に得られると共に、植栽物の茎丈や根の成長に伴って任意に植栽育成ボックスの形状を変化させることができる植栽育成ボックスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、植栽物を育成するための植栽育成ボックスであって、透明または半透明の合成樹脂素材で成形される収納容器と、密封蓋と、で形成され、該収納容器は、上方が開口されるボックス状の容器で形成され、側壁所定箇所に着脱自在の網体または格子体で被覆された少なくとも1以上の通気窓が備えられると共に、側壁下部若しくは底面部の所定箇所に少なくとも1以上の水抜き孔が開孔されて成り、該密封蓋は、両サイドにロック装置を設けて前記収納容器の上方を密封する略平板形状に形成されると共に、所定箇所に開塞自在に形成された少なくとも1以上の通気窓が備えられて成り、植栽時において、植栽物を植え込んだ植栽プランターを前記収納容器に収納し、若しくは、前記収納容器に培土を直接収納して植栽物を直植えして前記密封蓋で密閉することで、温室効果と、通気効果と、防虫効果が同時に図られる手段を採る。
またさらに、本発明は、前記収納容器の上部に前記収納容器の底面部が開口する擁壁植栽ボックスを少なくとも1以上連結して成る手段を採る。
さらにまた、本発明は、前記収納容器の側壁所定箇所に水やり補給装置を装着可能な略L字管が形成されて成る手段を採る。
そしてまた、本発明は、前記収納容器における少なくとも一以上の側壁が、ヒンジ機構により外方へ傾倒することで開放可能となっている手段を採る。
さらにまた、本発明は、前記密封蓋が、下面に一乃至複数の灯光体が備えられると共に上面に該灯光体へ送電供給するための太陽光発電パネルが載置されて成る手段を採る。
本発明にかかる植栽育成ボックスによれば、収納容器と密封蓋とを、透明または半透明の合成樹脂素材で形成して、密封状態とすることで温室効果が効果的に得られると共に、網体または格子体で被覆された通気窓を備えることで防虫効果も得られるため、害虫駆除用の農薬散布の必要性がない安価且つコンパクトな植栽育成ボックスの提供ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明にかかる植栽育成ボックスによれば、収納容器の側壁所定箇所に着脱自在の網体または格子体で被覆された通気窓が備えられていることによって、通気効果と防虫効果が同時に得られる、といった優れた効果を奏する。
さらに、本発明にかかる植栽育成ボックスによれば、密封蓋の所定箇所に開塞自在に形成された通気窓が形成されていることによって、防虫効果を確保しつつ、より通気性の向上した植栽育成ボックスを提供することができると共に、かかる密封蓋を取り外すことなく通気窓を介して散水を行うことができる、といった優れた効果を奏する。
またさらに、本発明にかかる植栽育成ボックスによれば、収納容器ならびに密封蓋に設けられる通気窓が開塞自在に形成されていることによって、必要に応じて通気窓の開放・閉塞を行うことで、日常の気温の変化への対応や植栽物の種類毎の育苗環境の設定が容易にできる、といった優れた効果を奏する。
さらにまた、本発明にかかる植栽育成ボックスによれば、収納容器の一側面に水やり補給装置を装着可能な略L字管が形成されていることによって、水やり補給作業を自動的に行うことができる、といった優れた効果を奏する。
そしてまた、本発明にかかる植栽育成ボックスによれば、底面部が開口する擁壁植栽ボックスを任意の数量連結可能な構造で成ることによって、小ロット多種少量栽培が可能になると共に、葉物根菜類の植栽物の茎丈や根の成長に伴って植栽育成ボックスを任意に連結できる、といった優れた効果を奏する。
さらにまた、本発明にかかる植栽育成ボックスによれば、収納容器ならびに密封蓋によって温室効果と通気効果が同時に得られると共に、網体または格子体で被覆された通気窓が虫篭機能を備えるため、昆虫用繁殖ボックスとしても使用可能である、といった優れた効果を奏する。
本発明にかかる植栽育成ボックスの実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明にかかる植栽育成ボックスの他の実施形態を示す説明図である。(実施例2,3 本発明にかかる植栽育成ボックスの他の実施形態を示す説明図である。(実施例 本発明にかかる植栽育成ボックスの他の実施形態を示す説明図である。(実施例 本発明にかかる植栽育成ボックスの他の実施形態を示す説明図である。(実施例 本発明にかかる植栽育成ボックスの他の実施形態を示す説明図である。(実施例
本発明にかかる植栽育成ボックス10は、透明または半透明の合成樹脂素材で成形される収納容器20と、密封蓋30と、で形成され、植栽時において、植栽物Sを植え込んだ植栽プランター50を収納容器20に収納し、若しくは、収納容器20に培土Tを直接収納して植栽物Sを直植えして密封蓋30で密閉することで、温室効果と、通気効果と、防虫効果が同時に図られると共に、植栽物Sの茎丈や根の成長に伴って、任意に植栽育成ボックス10の形状を変化させることができる手段を採ったことを最大の特徴とする。
以下、本発明にかかる植栽育成ボックス10の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本発明にかかる植栽育成ボックス10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状や寸法、材質等の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明にかかる植栽育成ボックスの実施形態を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)は植栽プランター50を使用した場合の断面説明図である。
本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、透明または半透明の合成樹脂素材で成形される収納容器20と、密封蓋30と、で形成される。
収納容器20は、上方が開口されるボックス状の容器で形成され、側壁24所定箇所に着脱自在の網体または格子体で被覆された少なくとも1以上の通気窓21が備えられている。また、底面部所定箇所には、少なくとも1以上の水抜き孔22が開孔されている。
通気窓21は、収納容器20の側壁24所定箇所に設けられるもので、一の収納容器20につき少なくとも1以上の通気窓21が設けられる。該通気窓21の大きさについては特に限定はなく、また、形状についても円形や方形・多角形など特に限定するものではない。該通気窓21には、メッシュ状の網体またはルーバー状の格子体が着脱自在に被覆されている。
水抜き孔22は、収納容器20の側壁24下部若しくは底面部の所定箇所に植栽物Sの水分含有量を調節する目的で設けられるもので、一の収納容器20につき少なくとも1以上の水抜き孔22が設けられる。
植栽プランター50は、底面部に水抜き孔22を備えたトレー状のプランターボックスであって、既存のプランターを使用すれば足り、植栽物Sの種類や大きさに合わせて一ないし複数個用意される。
密封蓋30は、両サイドに収納容器20と連結するための簡易的なロック装置30が設けられ、収納容器20の開口する上方を全閉密封し得る略平板形状に形成されている。
図1(c)は、本実施形態にかかる植栽育成ボックス10の直植えの場合の断面説明図である。
該植栽育成ボックス10は、植栽プランター50を使用せず、図示のように収納容器20内へ培土Tを直接収納して使用することも可能であって、同種類の植栽物Sを多量に植栽育成する場合や根菜類を植栽する場合などに適している。
以上で構成される本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20と密封蓋30とを透明または半透明の合成樹脂素材で形成して、密封状態とすることで温室効果が得られると共に、収納容器20の側壁24所定箇所に着脱自在の網体または格子体で被覆された通気窓21を備えることによって、通気効果と防虫効果が同時に得られるといった、多機能性の植栽育成ボックス10を提供することができるものである。
植栽育成ボックス10の他の実施形態について、図2を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図2は、本発明にかかる植栽育成ボックス10の密封蓋30の実施形態を示す説明図である。
本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、密封蓋30の所定箇所に開塞自在に形成された少なくとも1以上の通気窓21が備えられる態様を採用するものである。
通気窓21は、略平板形状を成す密封蓋30の所定箇所に設けられて、収納容器20内の通気性をより快適に確保する手段として設けられる。また、かかる密封蓋30に通気窓21が設けられることで、散水時に密封蓋30を取り外すことなく、そのまま通気窓21を介して散水することができるという二次的効果も存する。
以上で構成される本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、植栽時において、密封蓋30で密閉することで温室効果と、通気効果と、防虫効果を同時に図ることができ、しかも密封蓋30を取り外すことなく散水を行うことが可能な植栽育成ボックス10を提供することができるものである。
植栽育成ボックス10における開塞自在に形成された通気窓21の実施形態について、図2を用いて説明する。実施例1乃至2と同様の部分は省略する。図2は、本発明にかかる植栽育成ボックス10の通気窓21の実施形態を示す説明図である。
本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20や密封蓋30の所定箇所に設けられた通気窓21が、開塞自在に形成された態様を採用するものである。
尚、図面では、説明の便宜上、密封蓋30に設けられた通気窓21についての実施形態のみ示している。
通気窓21は、任意に開放・閉塞を切替可能な開塞自在に形成されており、その開塞のための手段については特に限定は無いが、例えば差し替え式、可動ルーバー式、スライド式、ドア式などの手段が考え得る。
以上で構成される本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20や密封蓋30に設けられる通気窓21が開塞自在に形成されていることによって、必要に応じて通気窓21の開放・閉塞を行うことで、日常の気温の変化への対応や植栽物Sの種類毎の育苗環境の設定が容易となる植栽育成ボックス10を提供することができるものである。
植栽育成ボックス10の他の実施形態について、図3を用いて説明する。実施例1乃至3と同様の部分は省略する。図3は、本発明にかかる植栽育成ボックス10の他の実施形態を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)及び(c)は植栽育成ボックス10の直植えの場合の断面説明図である。
本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20の上部に収納容器20の底面部が開口する形態から成る擁壁植栽ボックス40を連結することができる構造を採用するものである。
擁壁植栽ボックス40は、収納容器20の上部と底部が開口する形態で、該収納容器20の上方に積み重ねることが可能な構造となっている。これにより、少なくとも1以上の擁壁植栽ボックス40を収納容器20の上方へ積み重ねることで、植栽育成ボックス10自体の高さ寸法を嵩上げすることが可能となっている。
尚、図面では、一の擁壁植栽ボックス40を収納容器20の上方に重ねた場合について示しているが、収納容器20の上方に積み重ねた擁壁植栽ボックス40の上方に、更に擁壁植栽ボックス40を積み重ねる態様、即ち、複数の擁壁植栽ボックス40を積み重ねる態様も可能である。
以上で構成される本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、擁壁植栽ボックス40を任意の数量連結して植栽育成ボックス10を嵩上げすることによって、小ロット多品種の栽培が可能になると共に、図3(b)に示すような葉物野菜・茎物野菜などの植栽物Sの背丈(茎丈)や、図3(c)に示すような根菜類の根の成長に伴った植栽育成ボックス10を提供することができるものである。
このとき、収納容器20内に培土Tを直接収納して図3(c)に示すような根菜類を植栽する際、該収納容器20の通気窓21が存する高さまで培土Tが収納される場合も想定されるが、該通気窓21は網体または格子体で被覆されているため、培土Tの流出については殆ど問題とはならず、また、上記実施例3で述べたように、通気窓21を開塞自在に形成する態様を採用することで、培土Tの流出を完全に防止することが可能となる。
植栽育成ボックス10の他の実施形態について、図4を用いて説明する。実施例1乃至4と同様の部分は省略する。図4は、本発明にかかる植栽育成ボックス10の他の実施形態を示す説明図である。
本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20の側壁24所定箇所に水やり補給装置41を装着可能な略L字管42を形成した態様を採用するものである。
水やり補給装置41は、瓶状の補給容器(例えばペットボトルなど)を逆さまにした状態で、略L字管42によって重力を利用して容器内の水を自動補給するものである。尚、必須構成要件ではないが、図面に示すように、植栽物Sの種類によって補給量を調節することができるバルブコックがさらに備えられた態様も考え得る。
以上で構成される本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20の側壁24所定箇所に水やり補給装置41を装着可能な略L字管42を形成することによって、水やり補給作業を自動的に行うことができる植栽育成ボックス10を提供することができるものである。
植栽育成ボックス10の他の実施形態について、図5を用いて説明する。実施例1乃至5と同様の部分は省略する。図5は、本発明にかかる植栽育成ボックス10の他の実施形態を示す説明図である。
本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20における側壁24が、ヒンジ機構26により外方へ傾倒可能となっており、それにより側方を開放可能にした態様を採用するものである。
一の収納容器20につき傾倒可能な側壁24の数については、少なくとも一以上の側壁24であって、特に限定するものではない。例えば図示された様に、一の側壁24のみ傾倒可能とする態様のほか、二乃至三の側壁24を傾倒可能とする態様や、全側壁24を傾倒可能とする態様も考え得る。
ヒンジ機構26は、側壁24を外方へ傾倒すべく、該側壁24と底面との接線上に設けられ、これにより該接線を回動軸として側壁24が外方へ傾倒可能となっている。尚、傾倒可能な側壁24とそれに隣接する側壁24とを係止するための係止機構28が備えられ、通常使用時など側壁24が傾倒しないように維持可能となっている。
以上で構成される本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、収納容器20における側壁24が外方へ傾倒可能となっていることによって、収納容器20内への植栽プランター50や培土Tの出し入れを容易に行うことができる植栽育成ボックス10を提供することができるものである。
植栽育成ボックス10の他の実施形態について、図6を用いて説明する。実施例1乃至6と同様の部分は省略する。図6は、本発明にかかる植栽育成ボックス10の他の実施形態を示す説明図である。
本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、密封蓋30の下面に一乃至複数の灯光体32が備えられると共に、上面には該灯光体32へ送電供給するための太陽光発電パネル34が載置されて成る態様を採用するものである。
灯光体32は、電気で発光する常法のものを使用すれば足り、特に限定するものではない。例えば、発光と同時に発熱を利用する場合は白熱電球(フィラメント電球)を用い、発熱が不要の場合はLED電球を使用することが考え得る。
太陽光発電パネル34は、太陽光を受けて発電するパネル体であって、発電した電気は灯光体32へ送電され、該灯光体32を発光させる。尚、太陽光発電パネル34から灯光体32への送電供給に際し、太陽光の無い夜間などに灯光体32を発光可能とすべく、中間に蓄電池(バッテリー)や送電のON/OFFを制御するスイッチを備えることが好ましい。
以上で構成される本実施形態にかかる植栽育成ボックス10は、太陽光発電パネル34で発電された電気が送電供給されて灯光体32を発光することによって、収納容器20内の温度管理が可能であったり、植栽物Sの光合成を適宜促すことが可能な植栽育成ボックス10を提供することができるものである。
本発明にかかる植栽育成ボックスは、従来の植栽育成ボックスにはなかった温室効果と、通気効果と、防虫効果を同時に得ることができると共に、植栽物の茎丈や根の成長に伴って任意に植栽育成ボックスの形状を変化させることが可能である。したがって、本発明にかかる「植栽育成ボックス」の産業上の利用可能性は、極めて大であるものと思料する。
10 植栽育成ボックス
20 収納容器
21 通気窓
22 水抜き孔
24 側壁
26 ヒンジ機構
28 係止機構
30 密封蓋
31 ロック装置
32 灯光体
34 太陽光発電パネル
40 擁壁植栽ボックス
41 水やり補給装置
42 略L字管
50 植栽プランター
S 植栽物
T 培土

Claims (5)

  1. 植栽物を育成するための植栽育成ボックスであって、
    前記植栽育成ボックスは、透明または半透明の合成樹脂素材で成形される収納容器と、密封蓋と、で形成され、
    前記収納容器は、上方が開口されるボックス状の容器で形成され、側壁所定箇所に着脱自在の網体または格子体で被覆された少なくとも1以上の通気窓が備えられると共に、側壁下部若しくは底面部の所定箇所に少なくとも1以上の水抜き孔が開孔されて成り、
    前記密封蓋は、両サイドにロック装置を設けて前記収納容器の上方を密封する略平板形状に形成されると共に、所定箇所に開塞自在に形成された少なくとも1以上の通気窓が備えられて成り、
    植栽時において、植栽物を植え込んだ植栽プランターを前記収納容器に収納し、若しくは、前記収納容器に培土を直接収納して植栽物を直植えして前記密封蓋で密閉することで、温室効果と、通気効果と、防虫効果が同時に図られることを特徴とする植栽育成ボックス。
  2. 前記収納容器の上部に前記収納容器の底面部が開口する擁壁植栽ボックスを少なくとも1以上連結して成ることを特徴とする請求項1に記載の植栽育成ボックス。
  3. 前記収納容器の側壁所定箇所に水やり補給装置を装着可能な略L字管が形成されて成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の植栽育成ボックス。
  4. 前記収納容器における少なくとも一以上の側壁が、ヒンジ機構により外方へ傾倒することで開放可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の植栽育成ボックス。
  5. 前記密封蓋が、下面に一乃至複数の灯光体が備えられると共に上面に該灯光体へ送電供給するための太陽光発電パネルが載置されて成ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の植栽育成ボックス。
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