JP6676922B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、帯電後の感光体表面について、ニップ部に沿った方向を基準とした接触帯電部材の中央部および端部にそれぞれ対応する、感光体表面上の中央部相当位置および端部相当位置を露光手段によって露光し、これら被露光部を接触帯電部材を介して再び帯電するときに電源から接触帯電部材へ流れる電流について、中央部相当位置を露光したものと、端部相当位置を露光したものとを比較することにより、感光体の寿命を検知することが記載されている。
特許文献2には、感光体の厚み減少状態ないしは使用限界(寿命)としての下限厚みに達したことを精度よく安定に検知することが記載されている。特許文献2では、平均的な厚みを検知することができる。
また、特許文献3には、帯電量が飽和した後のリーク電流(漏れ電流)を所定のしきい値と比較し、比較結果に応じて感光体の厚み検知を制御する。しきい値を超える場合は、帯電電流を示すデータを破棄することが記載されている。
特開平08−202220号公報 特開平04−056914号公報 特開2006−5548号公報
帯電電流から、膜厚に起因する電流を抽出することは困難であり、また、感光体の平均的な厚みによる監視では、偏摩耗が検知できない。
本発明は上記事実を考慮し、平均的な膜厚のみ監視する場合に比べて、感光体の偏摩耗を精度よく検知することができる画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、周回する感光体の表面を帯電する機能を持つ帯電部、及び感光体の表面を除電する機能を持つ除電機能部を含む除電機能群、を備えた画像形成機構部と、前記帯電部による飽和状態の帯電を条件に、一部の露光領域を露光する露光手段と、除電動作の遮断を条件に、前記一部の露光領域の帯電が開始されてから前記感光体の表面が飽和状態の帯電となるまでに、前記帯電部に流れる電流値の積算値と、しきい値とを用いて、前記一部の露光領域の偏摩耗の発生の有無を判定し、偏摩耗の発生を条件に偏摩耗の発生を報知させ、偏摩耗の発生の有無に関わらず未露光の露光領域があれば前記露光手段に当該露光領域の少なくとも一部を露光させる判定手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記一部の露光領域の帯電が開始されてから前記感光体の表面が飽和状態の帯電となるまでの期間が、前記感光体の1周回である。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記感光体の表面の全域を網羅するように、前記露光手段で露光する露光領域を分割し、分割された一部の露光領域を対象に、順次、露光及び露光後の帯電を繰り返す。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記露光領域が、前記感光体の周回方向の全域、かつ前記周回方向の交差する方向に分割された領域である。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記除電機能群が、前記感光体の表面に静電潜像を形成する露光部、静電潜像をトナーによって現像する現像部、現像部で現像されたトナー像を被転写体へ転写する転写部、及び前記感光体の表面の電荷を除去する除電部の少なくとも1つを含む。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の発明において、前記判定手段が、感光体の表面の偏摩耗の発生有りと判定した場合に、画像情報に基づく画像形成時の画像濃度を調整する調整手段をさらに有する。
請求項7に記載の発明は、前記請求項1〜請求項6の何れか1項記載の発明において、前記判定手段が、感光体の表面の偏摩耗の発生有りと判定した場合に、前記感光体の交換を促すことを報知する報知手段をさらに有する。
請求項1に記載の発明によれば、平均的な膜厚のみ監視する場合に比べて、感光体の偏摩耗を精度よく検知することができる。
請求項2に記載の発明によれば、感光体の1周回で、一部の露光領域の偏摩耗の有無を判定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、感光体の全露光領域で偏摩耗の有無を判定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、感光体の周回方向と交差する方向を分割して、偏摩耗の有無を判定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、感光体から電荷が漏出するのを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、偏摩耗が判定し得ないときの画質に比べて、画質低下を軽減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、偏摩耗が判定し得ないときに比べて、早期に画質低下を防止することがきる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の画像形成部及びその周辺の用紙搬送部の拡大図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 (A)は感光体ドラム及びその周辺の拡大図、(B)は図4のIVB−IVB線断面図である。 感光体ドラムの電荷輸送層における電界−電流特性図である。 本実施の形態に係る感光体ドラムのサイクル数に対する、表面電位及び帯電部DC電流値を示す特性図である。 本実施の形態に係る画像形成処理制御部で実行される偏摩耗監視制御の流れを機能別の分類したブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成処理制御部で実行される、偏摩耗監視制御を実行するためのフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成処理制御部で実行される、偏摩耗監視制御を実行するためのタイミングチャートである。 本実施の形態に係る画像形成処理制御部で実行される、偏摩耗監視制御時に選択される帯状の露光領域を特定するための感光体ドラムの斜視図である。
図1には、本実施の形態に係る画像形成装置10の概略が示されている。
画像形成装置10は、筐体12内に、画像形成部14、用紙38を搬送する用紙搬送部16及び画像形成部14を制御するMCU18が設けられている。MCU18は、画像形成装置10の全体を制御するメインコントローラ20に接続されている。
(画像形成部14)
図2には画像形成部14及び用紙搬送部16の概略図が示されている。
画像形成部14は、図2の矢印A方向に定速回転する感光体としての感光体ドラム22を備えている。
この感光体ドラム22の周囲には、感光体ドラム22の回転方向(図2の矢印Aで示す時計回り方向)に沿って帯電部24、露光手段の一例としての露光部26、現像部28、転写ロール30、クリーナ32及びイレーズランプ34が順に配設されている。
以下、帯電部24、露光部26、現像部28、転写ロール30、クリーナ32及びイレーズランプ34を総称して、画像形成機構部という場合がある。また、露光部26、現像部28、転写ロール30、及びイレーズランプ34は、画像形成機構部の内、除電機能群に属する。
露光部26は、LEDプリンタヘッド(LPH)が適用されている。なお、露光部26は、LPHに限らず、レーザーを回転するポリゴンミラーに照射し、その反射光を走査する光走査装置であってもよい。
感光体ドラム22は、帯電部24によって表面が一様に帯電された後、露光部26によって光ビームが照射されて、感光体ドラム22上に潜像が形成される。
光ビームによって感光体ドラム22上に形成された潜像には、現像部28によってトナーが供給されて、当該感光体ドラム22上にトナー像が形成される。
感光体ドラム22上のトナー像は、転写ロール30によって、記録媒体としての用紙38に転写される。以下、トナー像が転写される領域を、「転写部TR」という場合がある。
転写部TRでの転写後に、感光体ドラム22に残留しているトナーは、クリーナ32によって除去され、イレーズランプ34によって除電された後、再び帯電部24によって帯電されて、同様の画像形成処理を繰り返すことが可能である。
一方、転写部TRでトナー像が転写された用紙38は、加圧ローラ40Aと加熱ローラ40Bからなる定着部40に搬送されて定着処理が施される。これにより、トナー像が定着されて、用紙38上に所望の画像が形成される。画像が形成された用紙38は装置外へ排出される。
なお、感光体ドラム12から用紙に直接転写せず、中間転写部材(ベルト又はドラムによって形成されている。)に一次転写し、その後、用紙に二次転写(上記転写部TRでの転写に相当)するようにしてもよい。
カラー画像の場合、複数(例えば、CMYKの各色毎の4個)の画像形成ユニットを配列し、中間転写ベルトに各色のトナー像を重ねて転写(一次転写)した後、転写部で用紙に転写(二次転写)して、定着処理すればよい。
(用紙38の搬送系の詳細)
図1に示される如く、画像形成装置10には、画像形成部14に用紙38を供給する複数段の供給装置82が装着されている。供給装置82は、それぞれ画像形成装置10の前側(図1の左側面)に引き出し可能になっており、供給装置82を画像形成装置10から引き出した状態で用紙38が装填(補充)される。
供給装置82は、例えば普通紙や厚紙といった用紙を種類毎に収納する異なる収納容器84を有する。用紙38の種類としては、例えば、上段から順に、A3普通紙、A3厚紙、A4普通紙及びA4厚紙といったように、ユーザの選択によって装填される。
供給装置82は、収納容器84に収納された最上位の用紙38を持ち出しし、持ち出した用紙38を画像形成部14へ向けて搬送する搬送ロール86を有する。
図1及び図2に示される如く、画像形成装置10には、用紙38の搬送に用いられる用紙搬送部16が形成されている。用紙搬送部16は、主搬送路88と、反転搬送路90と、副搬送路91とを有する。
主搬送路88は、何れかの供給装置82から供給された用紙38を画像形成部14に搬送し、画像が形成された用紙38を画像形成装置10外に排出するために用いられる。
主搬送路88に沿って、用紙38が搬送される方向における上流側から順に、搬送ロール86と、レジストロール92と、転写ロール30と、定着部40(加圧ローラ40Aと加熱ローラ40B)と、排出ロール94とが配置されている。
レジストロール92は、例えば、供給装置82側から搬送されてきた用紙38の先端部を挟んだ状態で一時的に停止させ、転写部TRにトナー像が転写されるタイミングと合致するように用紙38を転写ロール30に向けて送り出す。
排出ロール94は、定着部40によって各色のトナーが定着された用紙38を画像形成装置10外に排出する。
反転搬送路90は、一方の面にトナー像が定着された用紙38を反転させつつ、再び画像形成部14に向けて供給するために用いられる搬送路である。
反転搬送路90に沿って、例えば、一対の反転搬送ロール96が適宜配置されている。反転搬送路90には、排出ローラ94で用紙38の後端部を挟みこんだ状態で、排出ロール94が逆回転することで用紙38が後端部側から供給され、供給された用紙38が反転搬送ロール96、96によって、レジストロール92の上流の位置へと搬送される。
副搬送路91は、供給装置82に収納された用紙38とは異なる用紙38を画像形成部14に供給するための搬送路である。副搬送路91には、供給用開閉部98を開いた状態で画像形成装置10の図1の左側面から用紙38が供給される。副搬送路91には、搬送ロール99が設けられている。搬送ロール99は、副搬送路91に供給された用紙38を画像形成部14に向けて搬送する。
(エンジン部制御系)
図3は、画像形成装置の制御系のブロック図である。
メインコントローラ20には、報知手段の一例としてのユーザインターフェイス42が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、このメインコントローラ20には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、ネットワークラインを介して画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ20では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、画像形成部14に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、MCU18の一部として機能する画像形成処理制御部44へ、変換した画像データを送出する。
画像形成処理制御部44では、入力された画像データに基づいて、画像形成処理制御部44と共に、それぞれMCU18として機能する搬送制御装置の一例としての駆動系コントロール部46、帯電コントロール部48、露光コントロール部50、転写コントロール部52、定着コントロール部54、除電コントロール部56、クリーナコントロール部58及び現像コントロール部60のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。なお、本実施の形態では、MCU18で実行される機能をブロックに分類し、記載したものであり、MCU18のハード構成を限定するものではない。
なお、メインコントローラ20には、温度センサ62及び湿度センサ64等が接続され、温度センサ62及び湿度センサ64に基づき、画像形成装置10の筐体12内の環境温度・湿度を検出する場合がある。
ここで、本実施の形態における画像形成部14において、画像形成を継続していくと、図4(A)に示される如く、感光体ドラム22と転写ロール30との間に用紙38を挟んで転写する工程が必須であるため、感光体ドラム22と用紙38とが接触し、少なからず感光体ドラム22の表面が摩耗することがある。
図4(B)は、感光体ドラム22の断面図である。
感光体ドラム22は、軸芯となる円柱状の基材100が金属製(アルミニウム製)であり、基材100の周囲には、基材100側から順に下引き層102、電荷発生層104、及び電荷輸送層106が層状に設けられている。
下引き層102は、電荷発生層104を保持する下地の役目を有しており、基本的には導電性であるが、必要に応じて抵抗を持たせる場合がある。
電荷発生層104は、感光体ドラム22に帯電部24(図4(A)参照)から電圧を印加したときにプラスの電荷を発生させる役目を有する。
電荷輸送層106は、絶縁体であり、電荷発生層104に応じて、表層面にマイナスの電荷が帯電し、露光したときに、プラスの電荷が輸送される層であり、潜像形成に最も重要な層である。
本実施の形態では、電荷輸送層106の層厚(膜厚という場合もある)は、30μm〜40μmが適正層厚とされている。
この電荷輸送層106が、前述したように、用紙38と直接対峙するため、この電荷輸送層106が摩耗することになる。
図5は、電荷輸送層106の表面と基材100と間の、電界E−電流i特性図である。電界Eは、電荷輸送層106の表面と基材100と間の、電位差V/距離Lで表される(E=V/L)。なお、下引き層102は導電体であり、電荷発生層104は絶縁体ではあるが、層厚が電荷輸送層106の1/1000のオーダー(例えば、0.03μm〜0.04μm)であるため、ここでは、距離Lは、電荷輸送層106の層厚に依存する(距離L≒電荷輸送層106の層厚)。
図5に示される如く、電荷輸送層106は使用範囲内(図5の矢印Ea参照)であれば、絶縁体として機能するが、距離Lが減少すると電界Eが増加し、当該電界Eが使用範囲を超えると、電流iが急激に流れることがわかる。
すなわち、絶縁体である電荷輸送層106が摩耗して、層厚が適正な層厚よりも薄くなると、表層面に帯電しているマイナスの電荷の影響を受けて、電荷発生層104のプラスの電荷が移動し(すなわち、電流が流れ)、露光したときと同等の結果となる。
電荷輸送層106の層厚は、感光体ドラム22の全面を露光したときの電流を検出することで、感光体ドラム22の平均的な層厚を得ることは可能である。
一方、感光体ドラム22の部分的な摩耗(偏摩耗)に関しては、平均的な層厚では良性判定されるため、結果として、摩耗発生領域に筋状の画像となって現れるまで、画質低下を招く要因(摩耗)を認識することができない場合がある。
すなわち、比較例として、感光体ドラム22の摩耗は、感光体ドラム22の全帯電領域を対象として、帯電が飽和するまでの電流値の積算値を取得し、当該積算値から感光体ドラム22の電荷輸送層106の層厚を演算し、摩耗の発生の有無を判断するようにしている。
なお、全帯電領域とは、帯電ドラム24の軸方向における帯電長×感光体ドラム22の帯電可能な有効周長で表現される、感光体ドラム22の周面を展開したときの帯電可能な領域の面積である。
この平均的な層厚では、感光体ドラム22(図4(A)参照)の交換等の作業が遅延するという不具合が生じる場合がある。
そこで、本実施の形態では、感光体ドラム22の帯電可能な領域を飽和状態となるまで帯電した後、感光体ドラム22の軸方向に分割し、帯状に分割された露光領域22(n)(図10参照)毎に露光して、当該露光領域22(n)が飽和するまでの電流積算値を取得する構成とした。
すなわち、露光領域22(n)毎の平均的な層厚を得ることになり、感光体ドラム22の全帯電領域の平均的な層厚に比べて、狭い露光領域22(n)毎の摩耗の発生の有無の判別が可能となる。
(露光領域22(n)毎の露光手段)
本実施の形態では、図10に示される如く、感光体ドラム22の軸線方向に沿って32分割し、周方向に沿った帯状の露光領域22(n)を設定している。例えば、感光体ドラム22の軸方向の帯電領域が320mmであれば、10mm幅×32個の帯状の露光領域22(n)を順次露光することになる。
ここで、露光領域22(n)毎の露光処理の実行に際し、事前処理を必要とする。
すなわち、図4(A)に示される如く、画像形成部14には、感光体ドラム22から流れる電流の経路が、露光部26の露光時、現像部28の現像時、転写ロール30による転写時、イレーズランプ34による除電時が存在する。
このため、露光領域22(n)毎の帯電遷移状態(電流値の検出及び蓄積)を得る場合に、以下の事前処理を実行する。
(事前処理1) 露光部26の露光をオフ。
(事前処理2) 現像部28は、トナーの移動が電流に相当するため、トナー現像無しの電位(例えば、帯電部24が−700Vであれば、−600V)とすればよい。
(事前処理3) 転写ロール30による転写電位をオフ。
(事前処理4) イレーズランプ34による除電電位をオフ。
事前処理1〜事前処理4を実行した後、帯電部24により感光体ドラム22を帯電していくと(図6の左端縦軸に基づく特性曲線A参照)、感光体ドラム22のサイクル数(図6の横軸)に応じて、帯電部24−感光体ドラム22間の電流値、すなわち帯電部DC電流値(図6の右端縦軸に基づく特性曲線B参照)が徐々に小さくなり、十分な帯電になると電流が流れなくなる。なお、帯電後、理論上は電流値0であるが、正常の層厚でも許容範囲内の誤差で電流が流れる場合がある。
許容範囲の誤差で電流が流れたとしても、漏れ電流が発生していない場合は、帯電部24における、感光体ドラム22が1周し始めたときの電荷量Qoutと、感光体ドラム22が1周終えたときの電荷量Qinとが誤差の許容範囲内で同一(Qout≒Qin)となる。
本実施の形態では、MCU18の画像形成処理制御部44(図3参照)で、前記Qout≒Qinとなった後(電荷の飽和状態)、分割した露光領域22(n)毎の露光を行い、露光領域22(n)が再度帯電されていくときの電流値を蓄積し(積分演算し)、当該結果を基に偏摩耗の有無の判別を実行するようにした。
なお、制御主体は、画像形成処理制御部44に限定されず、メインコントローラ20又は外部のPCを代表とする制御装置であってもよい。
図7は、画像形成処理制御部44で実行される偏摩耗監視制御の流れを機能別の分類したブロック図である。なお、このブロック図は、画像形成処理制御部44における偏摩耗の有無判別のためのハード構成を限定するものではない。
図7に示される如く、偏摩耗監視制御は、判定手段の一例としての事前処理制御部110と偏摩耗判定制御部112とによって実行される。
事前処理制御部110は、偏摩耗判定時期設定部114と、事前処理指示部116と、帯電実行部118と、露光領域選択部117と、分割露光実行部119とを備える。露光領域選択部117及び分割露光実行部119は、露光手段として機能する。
偏摩耗判定時期設定部114では、画像形成処理回数が予め定めた回数になった時点でメンテンナンスモードとして、偏摩耗判定時期を設定する。偏摩耗判定時期設定部114では、偏摩耗判定時期になると、事前処理指示部116に対して、事前処理の実行を指示する。なお、画像形成処理回数が予め定めた回数毎(定期的)に摩耗判定を行うようにしたが、予め定めた日時(期間)毎に実行してもよいし、例えば、ユーザーの指定によって不定期に行ってもよい。
事前処理指示部116は、偏摩耗判定時期設定部114から実行指示を受けると、事前処理1〜事前処理4を実行する。
すなわち、事前処理指示部116は、露光コントロール部50に露光オフを指示する(事前処理1)。
事前処理指示部116は、現像コントロール部60にトナー非現像を指示する(事前処理2)。
事前処理指示部116は、転写コントロール部52に転写オフを指示する(事前処理3)。
事前処理指示部116は、除電コントロール部56に除電オフを指示する(事前処理4)。
事前処理制御部116では、感光体ドラム22の帯電が完了し、事前処理1〜事前処理4の処理が完了すると、帯電実行部118に対して、偏摩耗監視のための帯電の実行を指示する。帯電実行部118は、偏摩耗監視を実行するとき、露光コントロール部28に対して、感光体ドラム22を一様に帯電するように指示する。
感光体ドラム22の帯電が終了すると(帯電飽和状態になると)、事前処理指示部116は、露光領域選択部117に対して、露光領域22(n)の選択を指示する。
露光領域選択部117には、予め分割した露光領域22(n)を選択する選択順序が定められており、その最初の露光領域22(n)を指定する情報を、分割露光実行部119へ送出する。
分割露光実行部119では、露光コントロール部50に露光を指示する(露光オン)。これにより、最初の露光領域22(n)の露光が実行される(図10に示すfirst露光)。
なお、露光領域選択部117は、後述する偏摩耗判定制御部112の選択回数カウンタ134から露光回数カウント値情報を受けると(図7の破線C参照)、予め定めた順序に従い、分割露光実行部119に露光領域22(n)を指定する情報を送出する(図10に示す、「2nd露光」→・・・→「Mth露光」→・・・→「Nth露光」→「n+1th露光」→・・・→「final露光」参照)。
図10は、分割した露光領域22(n)の露光の推移を示したものである。本実施の形態では、感光体ドラム22を軸線方向に32分割して、帯状の露光領域22(n)を設定している。
本実施の形態では、感光体ドラム22の軸線方向の一端部の露光領域22(n)から順次に、「first露光」→「2nd露光」→・・・→「Mth露光」→・・・→「Nth露光」→「n+1th露光」→・・・→「final露光」が実行される。なお、M、Nは正の整数、M<Nであり、また、変数nは、選択回数カウンタ134でカウントされるカウント値(現在選択されている露光領域22(n)の特定)である。
分割露光実行部119では、露光領域を指定する情報を受ける毎に、当該指定された露光領域を露光するようになっている。
ここで、分割露光部119は、露光領域22(n)の露光の実行毎に、偏摩耗判定制御部112に対して、当該露光領域の偏摩耗判定制御の実行指示を出力する。
すなわち、帯電部24での帯電は継続されているため、露光された露光領域22(n)は、感光体ドラム22が1周することで、再度、帯電が実行されることになる。すなわち、図6は、感光体ドラム22の全領域の帯電中のDC電流値の推移を示しているが、分割された露光領域22(n)の特性に置き換えることが可能である(この場合、図6の縦軸のDC電流値の目盛が変更される場合がある。)。
偏摩耗判定制御部112は、事前処理制御部110からの指示に基づき、偏摩耗判定制御が実行される。
第1の受付部120は、駆動系コントロール部46から感光体ドラム22のサイクル情報を受け付ける。また、第2の受付部122は、電流検出部108から電流値情報を受け付ける。
第1の受付部120及び第2の受付部122は、電流値抽出部124に接続されている。
電流値抽出部124では、帯電が開始され、感光体ドラム22が十分に帯電されるまでの周回(例えば、1〜3サイクル程度)を十分に過ぎた後の周回までの、電流値を抽出し、積算部125へ送出する。
積算部125では、電流値を積算(積分)して積算電流値Iを得る。得られた積算電流値Iは、演算結果を比較部126へ送出される。
比較部126には、しきい値メモリ128が接続されている。しきい値メモリ128には、しきい値Isが記憶されている。
比較部126では、積算電流値Iを受け付けると、しきい値メモリ128からしきい値Isを読み出し、両者を比較する。比較部126の比較結果は、判定手段の一例としての判定部130に送出され、偏摩耗の有無を判定する。
すなわち、判定部130が、比較部126から「積算電流値Iがしきい値Isを上回っている情報」を受け付けた場合は、感光体ドラム22の特定の露光領域22(n)に偏摩耗を起因する漏れ電流が発生していると判定する。
一方、判定部130が、比較部126から「積算電流値Iがしきい値Is以下である情報」を受け付けた場合は、感光体ドラム22の特定の露光領域22(n)に偏摩耗は発生していない判定する。
判定部130の判定結果は、出力部132を介して、例えば、メインコントローラ20を介して、ユーザインターフェイス42の表示部に表示される。
また、判定部130には、選択回数カウンタ134が接続されている。
選択回数カウンタ134は、分割された露光領域22(n)の露光実行回数をカウントするものであり、本実施の形態では、32分割された露光領域22(n)が露光される毎にカウントされ、未露光の露光領域22(n)が存在する場合は、前記事前処理制御部110の露光領域選択部117に対して、露光回数カウント値情報を出力する。
なお、選択回数カウンタ134からの露光回数カウント値情報の出力は、判定部130での判定結果が終了しており、当該判定対象である分割された露光領域22(n)の帯電が飽和し終えた時期以降となる。すなわち、次の分割された露光領域22(n)を露光する時点で、前回の分割された露光領域22(n)は、帯電が飽和状態となっていることになる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
まず、画像形成処理の手順を説明する。
メインコントローラ20により、外部から受け付けた画像データは、例えば、階調データに変換され、MCU18(露光コントロール部50)を介して、画像形成部14へ出力される。画像形成部14では、階調データに応じて露光部26を駆動して露光光を出射して、感光体ドラム22走査露光を行い、潜像(静電潜像)を形成する。
感光体ドラム22上に形成された静電潜像は、現像部28によって、トナー像として顕在化される(現像)。そして、感光体ドラム22に形成されたトナー像は、転写ロール30によって用紙38へ転写される。
用紙38上の各色のトナー像は、定着部40で定着され、定着後の用紙38は装置外へ排出される(片面印刷処理)、或いは、排出ローラ94で用紙38の後端部を挟みこんだ状態で、反転搬送路90へ送られる(両面印刷処理)。
トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム22の表面は、残留トナーや紙粉等が除去され、かつ除電される。次の画像形成処理の際に一様に帯電される。
反転搬送路90へ送られる用紙38(表面の画像形成が終了した用紙38)は、排出ローラ94で用紙38の後端部を挟みこんだ状態で、当該排出ロール94が逆回転することで用紙38が後端部側から供給され、供給された用紙38が反転搬送ロール96、96によって、表裏が反転した状態でレジストロール92の上流の位置へと搬送される。
これにより、裏面への画像形成が、上記画像形成工程と同様に実行され、定着部40で定着され、定着後の用紙38は装置外へ排出される。
本実施の形態における画像形成部14において、画像形成を継続していくと、少なからず感光体ドラム22の表面(図4(B)に示す電荷輸送層106)が摩耗することがある。電荷輸送層106の全領域の平均的な摩耗の発生の有無は、帯電時の電流積算値によって判定可能であるが、部分的な摩耗、すなわち、偏摩耗は見落とされる場合があった。
そこで、本実施の形態では、飽和状態に帯電された感光体ドラム22の帯電領域を、軸線方向に沿って分割して露光し、露光領域22(n)が再度飽和帯電されるまでの積算電流値Iをしきい値Isと比較することで、露光領域22(n)毎の偏摩耗の発生の有無を判別するようにした。
図8は、MCU18の画像形成処理制御部44で実行される、偏摩耗監視制御を実行するためのフローチャートである。また、図9は、図8のフローチャートによる処理手順に従い、各部の動作状態を示すタイミングチャートである。
図8(A)に示される如く、ステップ150では、偏摩耗の判定時期か否かが判断され、否定判定された場合は、偏摩耗の判定時期ではない(例えば、画像形成処理回数が予め定めた回数に達していない。)と判断され、このルーチンは終了する。
また、ステップ150で肯定判定されると、偏摩耗の判定時期である(例えば、画像形成処理回数が予め定めた回数に達した。)と判断され、ステップ151へ移行して、分割する露光領域22(n)の数に相当する変数nをクリア(n=0)し、ステップ152へ移行する。
ステップ152では、事前処理制御(図8(B)参照)が実行される。事前処理制御は、図6に示す符号aに相当し、帯電前の感光体ドラム22の準備回転中に実行すればよい。
図8(B)に示される如く、ステップ154では、事前処理1が実行される。すなわち、露光部26の露光をオフにして、ステップ156へ移行する。
ステップ156では、事前処理2が実行される。すなわち、現像部28は、トナーの移動が電流に相当するため、トナー現像無しの電位(例えば、帯電部24が−700Vであれば、−600V)として、ステップ158へ移行する。
ステップ158では、事前処理3が実行される、すなわち、転写ロール30による転写電位をオフにして、ステップ160へ移行する。
ステップ160では、事前処理4が実行される。すなわち、イレーズランプ34による除電電位をオフにして、図8(A)のステップ162へリターンする。
図8(A)に示される如く、ステップ162では、感光体ドラム22を帯電する。
次のステップ164では、帯電完了サイクルになったか否かが判断される。このステップ164で肯定判定されると、ステップ166へ移行する。
図6には、感光体ドラム22の帯電の推移(帯電部24のDC電流値)を示しており、図6の符号cに示される如く、感光体ドラム22の帯電が開始されると、当初は帯電部DC電流が−90μA〜−100μA前後となり、徐々に電流値が小さくなっていく過程を経て、帯電が終了すると(図6の符号d参照)、理論上は帯電部DC電流値が0となる(飽和状態)。この飽和状態(帯電完了)時が帯電完了サイクルとなり、図6では、4サイクル目となっている。なお、帯電完了サイクルは、4サイクル目に限定されるものではなく、5サイクル目以降であってもよい。
ステップ166では、分割する露光領域22(n)の数である変数nをインクリメント(n=n+1)し、ステップ167へ移行して、分割露光制御を実行する。
図8(C)に示される如く、分割露光制御では、まず、ステップ182において、n番目の露光領域22(n)を選択し、次いでステップ184へ移行して選択された露光領域22(n)の露光を実行する。すなわち、例えば、変数nが1の場合は、最初の露光(first露光)が実行される。この露光は、分割する露光領域22(n)の数(本実施の形態では、n=32)だけ繰り返されることになる(後述するステップ180参照)。
次のステップ186では、n番目の露光領域22(n)の露光が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ188へ移行して、当該n番目の露光領域22(n)の帯電中の電流値iを検出する。
次のステップ190では、検出した帯電中の電流値iを積算し、積算電流値Iを得る(I=Σi)。
次のステップ192では、n番目の露光領域22(n)が飽和状態(電流値iが許容誤差を含む0A)となったか否かが判断され、否定判定された場合は、ステップ188へ戻り、上記工程を繰り返す(電流値iの積算)。
また、ステップ192で肯定判定された場合は、n番目の露光領域22(n)の露光が終了したと判断し、ステップ168へリターンする。
次のステップ168では、しきい値Isを読み出し、次いでステップ170へ移行して電流値ΔIとしきい値Isとを比較する。
ステップ170において、積算電流値I≦Isと判定された場合は、積算電流値Iは許容範囲であると判断し、ステップ172へ移行して、正常判定(漏れ電流無し)し、次いでステップ174へ移行して「偏摩耗無し」を報知して、ステップ180へ移行する。
一方、ステップ170において、積算電流値I>Isと判定された場合は、積算電流値Iが許容範囲を超えていると判断し、ステップ176へ移行して、異常判定(漏れ電流有り)し、次いでステップ178へ移行して「偏摩耗有り」を報知して、ステップ180へ移行する。
ステップ180では、分割した全露光領域22(n)(本実施の形態では、n=32)の判定が終了したか否かが判断され、否定判定された場合は、ステップ166へ戻り、上記工程を繰り返す。
また、ステップ180で肯定判定された場合は、分割した全露光領域22(n)(本実施の形態では、n=32)の判定が終了したと判断し、このルーチンは終了する。
ここで、ステップ178において、「偏摩耗有り」を報知する場合、併せて、感光体ドラム22の交換を促すことが好ましい。
また、画像形成装置10に通信機能が搭載されている場合、感光体ドラム22の交換が必要である旨を保守管理センター等に通知するようにしてもよい。
さらに、調整手段の一例として、異常判定後は、画像形成処理時の感光体ドラム22の表面電位を定常時の電位(−700V)よりも下げる(例えば、−600V)ようにしてもよい(濃度調整)。また、濃度調整は、画像情報自体を補正して濃度を調整するようにしてもよい。
本実施の形態よれば、事前処理1〜事前処理4(露光オフ,トナー非現像、転写オフ、除電オフ)が完了し、感光体ドラム22の帯電が完了すると、予め定めた分割数(本実施の形態では、32分割)の露光領域22(n)毎に露光し、その後の帯電中の電流値iを積算し(積算電流値I)、しきい値と比較して、偏摩耗の発生の有無を判定する。露光領域22(n)毎に偏摩耗の発生の有無の判定が可能であり、平均的な摩耗の発生の有無の判定に比べて、迅速に編摩耗の発生が認識可能となる。すなわち、感光体ドラム22の偏摩耗を画質低下が発生する前に検知することが可能となる。
また、本実施の形態では、露光順序として、感光体ドラム22の一端部から他端部にかけて順番に行うが、特に順序は限定されるものではない。例えば、中央から両端部に振り分けるような露光順序としてもよいし、ランダムに帯状の露光領域22(n)を選択してもよい。
さらに、感光体ドラム22の全領域ではなく、特に摩耗による画質低下が顕著となる、例えば、両端部、中央部等の露光領域22(n)に特化して、部分的な露光領域22(n)を選択してもよい。
なお、本実施の形態では、偏磨耗監視制御を新品交換時から定期的に実行することを前提としているが、例えば、予め定めた画像形成処理回数を経た後に実行するようにしてもよい。
10 画像形成装置
12 筐体
14 画像形成部
16 用紙搬送部
18 MCU
20 メインコントローラ
22 感光体ドラム
22(n) 露光領域
24 帯電部
26 露光部
28 現像部
30 転写ロール
TR 転写部
32 クリーナ
34 イレーズランプ
38 用紙
40A 加圧ローラ
40B 加熱ローラ
40 定着部
42 ユーザインターフェイス
44 画像形成処理制御部
46 駆動系コントロール部
48 帯電コントロール部
50 露光コントロール部
52 転写コントロール部
54 定着コントロール部
56 除電コントロール部
58 クリーナコントロール部
60 現像コントロール部
62 温度センサ
64 湿度センサ
82 供給装置
84 収納容器
86 搬送ロール
88 主搬送路
90 反転搬送路
91 副搬送路
92 レジストロール
94 排出ロール
96 反転搬送ロール
98 供給用開閉部
99 搬送ロール
100 基材
102 下引き層
104 電荷発生層
106 電荷輸送層
108 電流検出部
110 事前処理制御部
112 偏摩耗判定制御部
114 偏摩耗判定時期設定部
116 事前処理指示部
117 露光領域選択部
118 帯電実行部
119 分割露光実行部
120 第1の受付部
122 第2の受付部
124 電流値抽出部
125 積算部
126 比較部
128 しきい値メモリ
130 判定部
132 出力部
134 選択回数カウンタ

Claims (7)

  1. 周回する感光体の表面を帯電する機能を持つ帯電部、及び感光体の表面を除電する機能を持つ除電機能部を含む除電機能群、を備えた画像形成機構部と、
    前記帯電部による飽和状態の帯電を条件に、一部の露光領域を露光する露光手段と、
    除電動作の遮断を条件に、前記一部の露光領域の帯電が開始されてから前記感光体の表面が飽和状態の帯電となるまでに、前記帯電部に流れる電流値の積算値と、しきい値とを用いて、前記一部の露光領域の偏摩耗の発生の有無を判定し、偏摩耗の発生を条件に偏摩耗の発生を報知させ、偏摩耗の発生の有無に関わらず未露光の露光領域があれば前記露光手段に当該露光領域の少なくとも一部を露光させる判定手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記一部の露光領域の帯電が開始されてから前記感光体の表面が飽和状態の帯電となるまでの期間が、前記感光体の1周回である請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体の表面の全域を網羅するように、前記露光手段で露光する露光領域を分割し、分割された一部の露光領域を対象に、順次、露光及び露光後の帯電を繰り返す請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記露光領域が、前記感光体の周回方向の全域、かつ前記周回方向の交差する方向に分割された領域である請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記除電機能群が、前記感光体の表面に静電潜像を形成する露光部、静電潜像をトナーによって現像する現像部、現像部で現像されたトナー像を被転写体へ転写する転写部、及び前記感光体の表面の電荷を除去する除電部の少なくとも1つを含む請求項1〜請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段が、感光体の表面の偏摩耗の発生有りと判定した場合に、画像情報に基づく画像形成時の画像濃度を調整する調整手段をさらに有する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記判定手段が、感光体の表面の偏摩耗の発生有りと判定した場合に、前記感光体の交換を促すことを報知する報知手段をさらに有する請求項1〜請求項6の何れか1項記載の画像形成装置。
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