JP6667725B2 - 非接触給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、受電装置に電力を伝送する誘導加熱調理器を備えた非接触給電システムに関する。
従来の非接触給電システムは、非接触受電装置と誘導加熱装置とを備える。誘導加熱調理器は、トッププレートの下方に加熱コイルを有する。非接触受電装置は、受電コイルを有する。受電コイルは、非接触受電装置がトッププレート上に載置されたとき、電磁誘導を利用して非接触で加熱コイルから電力の供給を受ける。また、誘導加熱調理器は、トッププレート上に載置された非接触受電装置を検知するための受電装置検知部を備える(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2014/030314号
特許文献1に記載の非接触給電システムは、誘導加熱調理器の天板の下方に、ホール素子により構成された受電装置検知部を備える。また、受電装置に、磁石により構成された受電装置伝達部を備える。そして、受電装置検知部は、受電装置伝達部の磁場を検知することによって、受電装置の位置を検知する。
しかしながら、誘導加熱調理器の天板の下方に受電装置検知部が配置されているため、被加熱物から天板へ伝わった熱及び加熱コイルから生じた熱により受電装置検知部が劣化し、受電装置の位置を誤検知してしまう、という問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、誘導加熱調理器に載置された受電装置の位置の誤検知を防止することができる非接触給電システムを得るものである。
本発明に係る非接触給電システムは、高周波磁場を発生する加熱コイルを有する誘導加熱調理器と、前記加熱コイルから受電する受電コイルを有する受電装置と、前記受電装置に配置され、通信信号を送信する第1通信装置と、前記誘導加熱調理器の上方に配置され、前記第1通信装置からの前記通信信号を受信する第2通信装置と、前記第2通信装置が前記第1通信装置からの前記通信信号を受信すると、前記加熱コイルに対する前記受電コイルの位置が、予め設定された範囲内であるか否かの報知を行うように構成された報知手段と、を備えたものである。
本発明に係る非接触給電システムは、誘導加熱調理器の上方に配置された第2通信装置が、第1通信装置からの通信信号を受信すると、受電コイルの位置が予め設定された範囲内であるか否かの報知を行う。
このため、誘導加熱調理器に載置された受電装置の位置の誤検知を防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの第2通信装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの第2通信装置の配置を説明する平面図である。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの位置検知動作を説明する平面図である。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの位置判定動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの変形例1を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの変形例2を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの変形例3を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの赤外線通信を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの変形例1を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの変形例2を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る非接触給電システムの位置検知動作を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る非接触給電システムの変形例1を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る非接触給電システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。 位置ずれ幅と受電コイルの電力との関係の一例を示す図である。
実施の形態1.
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、誘導加熱調理器100の上部には、鍋等の被加熱物が載置される天板4を有している。また、天板4上には、誘導加熱調理器100から電力が伝送される受電装置200(図2参照)が着脱可能に載置される。
天板4の下方には、第1の加熱コイル11、第2の加熱コイル12及び第3の加熱コイル13が設けられている。第1の加熱コイル11、第2の加熱コイル12及び第3の加熱コイル13は、絶縁皮膜された金属からなる導電線を巻き付けることにより構成される。なお、導電線の材質は、例えば銅又はアルミニウムなど任意の金属からなる。例えば、第1の加熱コイル11、第2の加熱コイル12及び第3の加熱コイル13は、それぞれ、同心円状に配置された複数のコイルで構成されている。なお、以下の説明において、第1の加熱コイル11、第2の加熱コイル12、及び第3の加熱コイル13を区別しない場合には、第1の加熱コイル11、第2の加熱コイル12、及び第3の加熱コイル13を、それぞれ、加熱コイルと称する。
各加熱コイルは、後述するインバータ回路50から高周波電流が供給されることで、高周波磁場を発生する。これにより、誘導加熱調理器100は、天板4に載置された被加熱物の誘導加熱を行う。また、誘導加熱調理器100は、天板4に載置された受電装置200に電力を伝送する非接触伝送装置として機能する。
天板4には、第1の加熱コイル11、第2の加熱コイル12、及び第3の加熱コイル13の加熱範囲に対応して、第1の加熱口1、第2の加熱口2、及び第3の加熱口3が設けられている。なお、以下の説明において、第1の加熱口1、第2の加熱口2、及び第3の加熱口3を区別しない場合には、第1の加熱口1、第2の加熱口2、及び第3の加熱口3を、それぞれ、加熱口と称する。
各加熱口は、被加熱物又は受電装置200の載置位置を示す円形の位置表示が、塗料の塗布又は印刷等により形成されている。なお、各加熱コイル及び各加熱口の配置はこれに限るものではない。また、加熱コイル及び加熱口の数は3つに限るものではなく任意の数で良い。
誘導加熱調理器100の本体前面及び天板4の上面の手前側には、本体操作部40が設けられている。本体操作部40は、第1の加熱コイル11、第2の加熱コイル12、及び第3の加熱コイル13で被加熱物を加熱する際の投入電力、及び調理メニューを設定するための入力装置として機能する。本体操作部40は、例えばプッシュスイッチ若しくはタクトスイッチ等の機械的なスイッチ、又は電極の静電容量の変化により入力操作を検知するタッチスイッチ等により構成されている。
天板4の上面の手前側には、誘導加熱調理器100の動作状態、並びに本体操作部40からの入力内容及び操作内容等を表示によって使用者へ報知する本体表示部41が設けられている。本体表示部41は、例えばLCD(Liquid Crystal Device)又はLED(Light Emitting Diode)等で構成されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。この図2は、誘導加熱調理器100の第1の加熱口1に受電装置200が載置されている状態を示している。
図2に示すように、非接触給電システムは、誘導加熱調理器100と、受電装置200と、第1通信装置10と、第2通信装置20と、位置検知手段70と、報知手段71とを備えている。
誘導加熱調理器100の内部には、第1の加熱コイル11に高周波電流を供給するインバータ回路50が設けられている。インバータ回路50は、整流回路を介して交流電源が接続される。インバータ回路50は、整流回路から入力された直流電力を、例えば20kHz〜100kHz程度の高周波の交流電力に変換して加熱コイルへ出力する。
また、誘導加熱調理器100の内部には、インバータ回路50を含め誘導加熱調理器100全体の動作を制御するための本体制御部45が設けられている。本体制御部45は、マイコン又はDSP(Digital Signal Processor)等で構成される。本体制御部45は、本体操作部40からの操作内容等に基づいて、インバータ回路50を制御する。また、本体制御部45は、誘導加熱調理器100の動作状態などに応じて、本体表示部41への表示を行う。
受電装置200は、例えば、フライヤー、蒸し器、ロースター、又はトースター等の加熱調理機器である。また例えば、受電装置200は、ブレンダー、ミキサー、ミル、泡だて器、又はフードプロセッサー等、料理の下準備及び下拵え等を行う調理機器である。
受電装置200は、受電コイル60と、受電回路61と、負荷回路62と、受電側制御部63と、受電側操作部64とを備えている。
受電コイル60は、絶縁皮膜された金属からなる導電線を巻き付けることにより構成される。なお、導電線の材質は、例えば銅又はアルミニウムなど任意の金属からなる。例えば、受電コイル60は、平面視において、誘導加熱調理器100の加熱コイルと略同様の形状を有している。受電コイル60は、受電装置200が天板4の上に載置された際に、電磁誘導又は磁気共鳴によって、加熱コイルから電力を受電する。
なお、磁気共鳴による電力伝送は、電磁誘導による電力伝送と比較して、加熱コイルと受電コイル60との距離を長くした際における、受電効率の低減が少ない。即ち、磁気共鳴による電力伝送は、伝送距離が長いメリットがある。電磁誘導による電力伝送は、磁気共鳴による電力伝送と比較して、伝送距離が短いが、受電効率が高い。即ち、電磁誘導による電力伝送は、高効率電力伝送が可能となるメリットがある。なお、電力伝送における受電効率とは、加熱コイルへ供給した電力に対する受電コイル60が受電した電力の割合をいう。
受電回路61は、受電コイル60が受電した電力の整流及び平滑化を行う。負荷回路62は、受電回路61の出力側に接続され、受電回路61からの電力が給電される。受電側制御部63は、受電回路61及び負荷回路62を含め受電装置200全体の動作を制御する。受電側操作部64は、例えば、受電装置200への電力供給の開始及び停止の操作、並びに負荷回路62に供給する電力等の設定値等を入力する。
この受電装置200は、誘導加熱調理器100の天板4の上に載置され、誘導加熱調理器100から非接触で電力を受電する。即ち、誘導加熱調理器100の天板4の下の第1の加熱コイル11に、インバータ回路50により高周波電力が供給されることで、第1の加熱コイル11からは高周波磁場が発生する。この高周波磁場を受電装置200の中に設けられた受電コイル60で受け、負荷回路62への給電を行う。
なお、受電装置200の受電側制御部63は、負荷回路62がヒータ負荷の場合、受電コイル60で受けた電力を交流のまま負荷回路62に供給するように、受電回路61を制御する。また例えば、受電側制御部63は、負荷回路62がモータ負荷の場合、受電コイル60で受けた電力を整流及び平滑し、インバータ回路等で任意の交流に変換して負荷回路62に供給するように、受電回路61を制御する。つまり、負荷回路62がモータ負荷の場合、負荷回路62を可変速駆動する。なお、ヒータ負荷に整流及び平滑して直流を印加しても良い。
第1通信装置10は、第2通信装置20と無線通信を行う通信機器により構成される。第1通信装置10は、例えば、赤外線発光素子と赤外線受光素子とを備え、赤外線通信によって第2通信装置20との間で通信信号の送信及び受信を行う。第1通信装置10は、赤外線である通信信号を、上方に向けて送信する。
第1通信装置10は、受電装置200に配置される。例えば、第1通信装置10は、受電装置200の筐体の上面に取り付けられる。
第2通信装置20は、第1通信装置10と無線通信を行う通信機器により構成される。第2通信装置20は、例えば、赤外線発光素子と赤外線受光素子とを備え、赤外線通信によって第1通信装置10との間で通信信号の送信及び受信を行う。第2通信装置20は、赤外線である通信信号を下方に向けて送信する。
第2通信装置20は、誘導加熱調理器100の上方に配置される。例えば、第2通信装置20は、誘導加熱調理器100の上方に設けられた換気扇Fの筐体に取り付けられる。なお、換気扇Fは、誘導加熱調理器100が設置された部屋の壁W又は天井等に取り付けられている。
位置検知手段70は、誘導加熱調理器100の上方に設けられた換気扇Fの筐体内に設けられる。位置検知手段70は、マイコン又はDSP(Digital Signal Processor)等で構成される。
位置検知手段70は、第2通信装置20が受信した通信信号に基づき、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判定する。また、位置検知手段70は、判定結果の情報を第2通信装置20に送信させる。
報知手段71は、位置検知手段70の判定結果の情報を報知する。即ち、報知手段71は、第2通信装置20が第1通信装置10からの通信信号を受信すると、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かの報知を行うように構成されている。
報知手段71は、例えば、受電装置200に配置される。報知手段71は、第1通信装置10によって受信された、位置検知手段70の判定結果の情報を、受電側制御部63を介して取得し、位置検知手段70の判定結果の報知を行う。
報知手段71は、例えばLCD又はLED等の表示装置によって構成され、文字、記号、及び点灯の有無などの表示によって情報を報知する。また例えば、報知手段71は、スピーカ又はブザー等の音響装置によって構成され、音声メッセージ又はブザーの鳴動などの音によって情報を報知する。
(第2通信装置20の構成)
図3は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの第2通信装置の構成を示す模式図である。図3においては、第2通信装置20を誘導加熱調理器100側から見た平面図を模式的に示している。
図3に示すように、第2通信装置20は、複数の受信部21a〜21pを有する。複数の受信部21a〜21pは、それぞれ、赤外線センサである赤外線受光素子によって構成され、第1通信装置10から送信された赤外線を受信する。複数の受信部21a〜21pは、平面視において、縦列及び横列にそれぞれ4個ずつ並んで配置されている。即ち、第2通信装置20は、16個の赤外線受光素子によって構成された複眼型赤外線センサモジュールを有している。
なお、本実施の形態1では、第2通信装置20が16個の受信部21a〜21pを有する構成を説明するが、本発明はこれに限定されず、任意の個数とすることができる。また、第2通信装置20の複数の受信部21a〜21pのそれぞれの配置は、4行4列の配列に限らず、任意の配置としても良い。
(第2通信装置20の配置)
図4は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの第2通信装置の配置を説明する平面図である。図4においては、誘導加熱調理器100の第1の加熱口1に受電装置200が載置された状態を模式的に示している。
図4に示すように、第2通信装置20は、受電装置200の受電コイル60が、誘導加熱調理器100の第1の加熱コイル11の真上に配置された際、平面視において第1通信装置10が重なる位置に配置されている。例えば、第2通信装置20は、受電コイル60が第1の加熱コイル11の真上に配置された際に、複数の受信部21a〜21pの配列の中心位置が、第1通信装置10の真上となる位置に配置されている。
(位置検知動作)
次に、位置検知手段70の位置検知動作について説明する。
位置検知手段70は、複数の受信部21a〜21pのうち、予め設定した受信部21が通信信号を受信すると、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であると判断する。
予め設定された範囲とは、電力伝送の受電効率の低下量が、許容範囲内となる受電コイル60の位置の範囲である。
ここで、誘導加熱調理器100の加熱コイルから受電装置200の受電コイル60への電力伝送を行う際、加熱コイルに対する受電コイル60の位置には、電力伝送の受電効率が最大となる位置がある。すなわち、受電コイル60が加熱コイルの真上に配置された場合、加熱コイルと受電コイル60との距離が最も短くなり、電力伝送の受電効率が最大となる。一方、受電コイル60と加熱コイルとの位置にずれが生じると、位置のずれが大きい程、電力伝送の受電効率が大きく低下し、加熱コイルから受電コイル60への供給電力が低下する。
例えば、電力伝送の受電効率の低下量が許容範囲内となる、受電コイル60と加熱コイルとの位置のずれの最大値が15mmである場合、複数の受信部21a〜21pの配列の中心位置から半径15mmの円内に配置された受信部を、予め設定した受信部21とする。
以下、図3に示す例において、受信部21f、受信部21g、受信部21j、及び受信部21kが、予め設定した受信部21であるとして、位置検知手段70の位置検知動作の具体例を説明する。
図4に示したように、受電コイル60が第1の加熱コイル11の真上となる位置に受電装置200が載置された場合、第2通信装置20の受信部21f、受信部21g、受信部21j、又は受信部21kが第1通信装置10からの通信信号を受信する。そして、位置検知手段70は、受信部21f、受信部21g、受信部21j、及び受信部21kの少なくとも1つが通信信号を受信すると、第1の加熱コイル11に対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であると判断する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの位置検知動作を説明する平面図である。図5においては、誘導加熱調理器100の第1の加熱口1に受電装置200が載置された状態を模式的に示している。
図5に示すように、受電コイル60と第1の加熱コイル11との位置にずれが生じる位置に、受電装置200が載置された場合、第2通信装置20と、受電装置200に配置された第1通信装置10との平面視における位置についても、ずれが生じる。
この場合、複数の受信部21a〜21pのうち、受信部21f、受信部21g、受信部21j、又は受信部21kの何れも第1通信装置10からの通信信号を受信しない。そして、位置検知手段70は、受信部21f、受信部21g、受信部21j、及び受信部21kの少なくとも1つが通信信号を受信しないため、第1の加熱コイル11に対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内ではないと判断する。
なお、第2通信装置20には、受信部21f、受信部21g、受信部21j、及び受信部21k以外の受信部を設けている。このため、第1の加熱コイル11に対する受電コイル60の位置が予め設定された範囲内ではない場合であっても、第2通信装置20は、第1通信装置10からの通信信号を受信することが可能となる。
なお、複数の受信部21a〜21pのうち、受信した赤外線の受信強度が最も強い受信部が、受信部21f、受信部21g、受信部21j又は受信部21kの何れかであるか否かによって、受電コイル60の位置が予め設定された範囲内であるか否かを判断しても良い。
なお、位置検知手段70は、複数の受信部21a〜21pの少なくとも一つが第1通信装置10からの通信信号を受信した場合に、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であると判断しても良い。即ち、複数の受信部21a〜21pの全てを予め設定した受信部21としても良い。
なお、受電側操作部64は、本発明における「操作部」に相当する。
また、本体制御部45は、本発明における「制御装置」に相当する。
(位置判定報知動作)
次に、本実施の形態1における非接触給電システムの位置判定動作について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの位置判定動作を示すフローチャートである。以下、図6の各ステップに基づいて説明する。
使用者は、誘導加熱調理器100の天板4の上に受電装置200を載置する。使用者は、誘導加熱調理器100の前面に備えられた本体操作部40から、受電装置200の動作を開始させる入力操作を行う。
本体制御部45は、インバータ回路50を駆動させ、制御電源用の電力を加熱コイルへ投入する(ステップS10)。受電装置200の受電コイル60は、加熱コイルから電力を受電する。受電コイル60が受電した電力は、受電回路61を介して受電側制御部63へ供給される。これにより、受電側制御部63が動作可能なスタンバイ状態となる(ステップS11)。なお、制御電源用の電力とは、受電装置200の負荷回路62が動作状態における電力と比較して小さい電力である。
次に、受電側制御部63は、第1通信装置10に通信信号を送信させる。第1通信装置10は、赤外線である通信信号を、上方に向けて送信する(ステップS12)。なお、第1通信装置10が送信する通信信号には、位置判定報知動作を示す情報を含めても良い。
誘導加熱調理器100の上方に配置された第2通信装置20は、複数の受信部21a〜21pの何れかにより、第1通信装置10からの通信信号を受信する(ステップS13)。
位置検知手段70は、上述した位置検知動作により、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判断する。即ち、受電装置200の位置が適正であるか否かを判断する(ステップS14)。なお、位置検知手段70は、第2通信装置20が受信した通信信号に、位置判定報知動作を示す情報が含まれている場合にのみ、位置検知動作を行うようにしても良い。
加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内でない場合、位置検知手段70は、受電装置200の位置が不適切である情報を含めた通信信号を、第2通信装置20に送信させる。第1通信装置10は、第2通信装置20からの通信信号を受信する。受電側制御部63は、第1通信装置10から取得した、受電装置200の位置が不適切である情報を報知手段71に報知させる(ステップS15)。即ち、報知手段71は、第2通信装置20が第1通信装置10からの通信信号を受信すると、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かの報知を行う。
受電側制御部63は、ステップS15の後、ステップS12へ戻り、上述した動作を繰り返す。
使用者は、報知手段71の報知により、受電装置200の位置が不適切であることを認識し、受電装置200の位置を適切な位置へ移動させる。
ステップS14において、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であると判断した場合、位置検知手段70は、受電装置200の位置が適切である情報を含めた通信信号を、第2通信装置20に送信させる。第1通信装置10は、第2通信装置20からの通信信号を受信する。受電側制御部63は、第1通信装置10から取得した、受電装置200の位置が適切である情報を報知手段71に報知させる(ステップS16)。即ち、報知手段71は、第2通信装置20が第1通信装置10からの通信信号を受信すると、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かの報知を行う。
受電側制御部63は、ステップS16の後、位置判定報知動作を終了する。
使用者は、報知手段71の報知により、受電装置200の位置が適切であることを認識し、受電装置200の動作を開始させる操作へ移行する。
なお、受電側制御部63は、ステップS12において第1通信装置10から通信信号を送信させたあと、予め設定した時間内に、第2通信装置20からの通信信号の受信の有無を判定しても良い。受電側制御部63は、予め設定した時間内に、受電装置200の位置が適切であるか否かの情報を含む通信信号を、第2通信装置20から受信できない場合、受電装置200の位置が不適切である情報を報知手段71に報知させても良い。
なお、位置検知手段70は、複数の受信部21a〜21pのうち、受信した赤外線の受信強度が最も強い受信部によって、受電装置200の位置をより詳細に判断しても良い。この場合、報知手段71によって、受電装置200の位置をより詳細に報知しても良い。例えば図3に示す例において、受信部21aの受信強度が最も強い場合、位置検知手段70は、第1通信装置10が受信部21aの真下に位置すると判断する。即ち、位置検知手段70は、受電装置200の位置が天板4の奥側且つ右側にずれていると判断する。受電側制御部63は、受電装置200の位置が天板4の奥側且つ右側にずれている旨の情報を報知手段71に報知させる。
以上のように本実施の形態1においては、第2通信装置20は、誘導加熱調理器100の上方に配置され、第1通信装置10からの通信信号を受信する。そして、報知手段71は、第2通信装置20が第1通信装置10からの通信信号を受信すると、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かの報知を行う。
このため、誘導加熱調理器100に載置された受電装置200の位置の誤検知を防止することができる。
また、使用者に対して、受電装置200の適正な位置の報知を行うことが可能となる。これより、電力伝送の受電効率の低下量が許容範囲内となる適正な位置に受電装置200が載置されていることを報知することができる。よって、誘導加熱調理器100から受電装置200への電力伝送の受電効率の大幅な低下を抑制することができる。したがって、受電装置200の性能が十分確保でき、使い勝手を向上させることが可能となる。
また、誘導加熱調理器100にて発生した熱が第2通信装置20及び位置検知手段70へ伝わり難いため、特許文献1に記載の技術と比較して、熱による劣化を抑制することができる。また、受電装置200の位置を検出するために、天板4の下に複数のホール素子を設ける必要がないので、特許文献1に記載の技術と比較して、製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態1においては、第2通信装置20は、複数の受信部21a〜21pを有する。位置検知手段70は、複数の受信部21のうち、予め設定した受信部21が通信信号を受信すると、受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内である報知を、報知手段71に行わせる。
このため、電力伝送の受電効率の低下量が許容範囲内となる適正な位置に受電装置200が載置されていることを報知することができる。また、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が予め設定された範囲内ではない場合であっても、第2通信装置20は、第1通信装置10からの通信信号を受信することが可能となる。よって、使用者の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施の形態1においては、第1通信装置10は、赤外線である通信信号を、上方に向けて送信する。赤外線の周波数は、Wi−Fi(登録商標)に用いられる2.4GHz帯又は5GHz帯の周波数、及びBluetooth(登録商標)に用いられる2.4GHz帯の周波数よりも高い周波数である。このため、第1通信装置10から送信される赤外線は、Wi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)の通信方式の電波と比較して、指向性が高くなる。
したがって、第2通信装置20が第1通信装置10からの赤外線を受信することで、受電装置200の位置を精度よく検知することができる。
なお、本実施の形態1では、誘導加熱を行う加熱コイルから受電コイル60へ電力を給電する構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。受電装置200の受電コイル60へ電力を給電するための給電コイルを、加熱コイルとは別個に設けても良い。
(変形例1)
上記の説明では、1つの受電装置200に1つの第1通信装置10と、1つの第2通信装置20を備える構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。1つの受電装置200について、第1通信装置10及び第2通信装置20を複数組設けても良い。
図7は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの変形例1を示す平面図である。
図7に示すように、1つの受電装置200に、第1通信装置10a及び第1通信装置10bを、それぞれ異なる位置に配置する。第2通信装置20aは、受電装置200の位置が適切である場合に、第1通信装置10aに対応する位置に配置される。第2通信装置20bは、受電装置200の位置が適切である場合に、第1通信装置10bに対応する位置に配置される。
このような構成により、より精度よく、位置検知手段70は、受電装置200が適正な位置であるか否かを判断することができる。
即ち、図7に示すように、受電装置200の向きが天板4に対して斜めに配置されている際、第2通信装置20aが第1通信装置10aからの通信信号を受信した場合であっても、第1の加熱コイル11と受電コイル60との位置にずれが生じることがある。このような場合、第2通信装置20bが第1通信装置10bからの通信信号を受信しないため、位置検知手段70は、受電装置200の位置が不適切であると判定することができる。
また、複数の第2通信装置20のうち、一部の第2通信装置20のみが第1通信装置10からの通信信号を受信した場合、受電装置200の向きが適切でないと判定することが可能となる。
(変形例2)
上記の説明では、報知手段71を受電装置200に配置した構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。
図8は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの変形例2を示すブロック図である。
図8に示すように、報知手段71は、誘導加熱調理器100の上方に設けられている。例えば、報知手段71は、換気扇Fの筐体内に設けられている。報知手段71は、位置検知手段70に接続されている。位置検知手段70は、受電装置200の位置が適切であるか否かの情報を、報知手段71に報知させる。
このような構成により、受電装置200の構成を簡素化できる。
なお、報知手段71の配置は、誘導加熱調理器100の上方に限らず、任意の位置に配置することができる。
また、報知手段71を、例えばスマートフォンなどの携帯情報端末の画面又はスピーカによって構成しても良い。この場合には、位置検知手段70は、Wi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)の通信方式に適合した通信部によって、位置検知手段70の情報を携帯情報端末へ送信させる。
(変形例3)
上記の説明では、第1通信装置10が受電装置200に配置され、第2通信装置20が誘導加熱調理器100の上方に配置された構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。
第2通信装置20を受電装置200に配置し、第1通信装置10を誘導加熱調理器100の上方に配置しても良い。
図9は、本発明の実施の形態1に係る非接触給電システムの変形例3を示すブロック図である。
図9に示すように、第1通信装置10は、誘導加熱調理器100の上方に配置される。例えば、第1通信装置10は、換気扇Fの筐体に取り付けられる。
第2通信装置20は、受電装置200に配置されている。また、位置検知手段70は、受電装置200に配置されている。
このような構成により、第1通信装置10は、赤外線である通信信号を、下方に向けて送信する。第2通信装置20は、第1通信装置10からの通信信号を受信する。位置検知手段70は、上述した動作により、受電装置200の位置を判定し、判定結果を報知手段71に報知させる。
これにより、非接触給電システムの構成のうち、誘導加熱調理器100の上方に配置される構成を少なくすることができ、システムの設置作業を容易に行うことができる。
(変形例4)
上記の説明では、第2通信装置20が複数の受信部21a〜21pを有する構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。第2通信装置20が1つの受信部を有する構成でも良い。
このような構成において、位置検知手段70は、1つの受信部が第1通信装置10からの通信情報を受信した場合、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であると判定する。また、位置検知手段70は、1つの受信部が第1通信装置10からの通信情報を受信しない場合、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内でないと判定する。
このような構成により、第2通信装置20の構成を簡素化することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2における非接触給電システムは、受電装置200の第1通信装置10からの通信信号に基づき、誘導加熱調理器100のインバータ回路50の制御を行う。
以下、本実施の形態2における非接触給電システムの構成及び動作を、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
(構成)
図10は、本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の構成を示す斜視図である。
図11は、本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。
図10及び図11に示すように、誘導加熱調理器100の前面には、第3通信装置30が設けられている。第3通信装置30は、第2通信装置20と無線通信を行う通信機器により構成される。第3通信装置30は、例えば、赤外線発光素子と赤外線受光素子とを備え、赤外線通信によって第2通信装置20との間で通信信号の送信及び受信を行う。
なお、第3通信装置30の配置は、誘導加熱調理器100の前面に限定されない。例えば、天板4の上面の手前側に、第3通信装置30を配置しても良く、第2通信装置20と通信可能な位置であれば良い。
本体制御部45には、第3通信装置30が第2通信装置20から受信した通信情報が入力される。本体制御部45は、第3通信装置30から入力された通信情報に基づき、インバータ回路50を制御する。また、本体制御部45は、本体操作部40からの入力操作の情報を含めた通信信号を、第3通信装置30に送信させる。
なお、第2通信装置20及び第3通信装置30の無線通信に赤外線を用いる場合、第2通信装置20と第3通信装置30との間に赤外線を反射する物体が介在しても良い。具体例を、図12を用いて説明する。
図12は、本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの赤外線通信を説明する図である。
図12に示すように、第2通信装置20から送信された赤外線である通信信号が、誘導加熱調理器100の前面に立つ人Hに反射することで、第3通信装置30は、第2通信装置20からの通信信号を受信する。また、第3通信装置30から送信された赤外線である通信信号が、誘導加熱調理器100の前面に立つ人Hに反射することで、第2通信装置20は、第3通信装置30からの通信信号を受信する。
例えば第3通信装置30を誘導加熱調理器100の上面側に設けた場合、第3通信装置30の上に、調理物、調理器具又は布巾などが載置され、赤外線である通信信号が遮られる場合がある。
一方、第3通信装置30を誘導加熱調理器100の前面に設け、第2通信装置20及び第3通信装置30が人Hなどの物体に赤外線を反射させて通信することにより、第2通信装置20と第3通信装置30との間の通信をより確実に行うことができる。
なお、第3通信装置30を構成する赤外線発光素子及び赤外線受光素子を、それぞれ複数設けても良い。また、赤外線発光素子の発光面及び赤外線受光素子の受光面を、誘導加熱調理器100の前面側に傾けて配置しても良い。
(動作)
次に、本実施の形態2における非接触給電システムの動作について説明する。
図13は、本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの動作を示すフローチャートである。以下、図13の各ステップに基づいて説明する。
使用者は、誘導加熱調理器100の天板4の上に受電装置200を載置する。使用者は、誘導加熱調理器100の前面に備えられた本体操作部40から、受電装置200の動作を開始させる入力操作を行う。
本体制御部45及び受電側制御部63は、位置判定報知動作を行う(ステップS20)。位置判定報知動作は、上記実施の形態1で説明したステップS10〜S16と同様である。
位置判定報知動作において報知手段71が受電装置200の位置が適切である情報を報知し、位置判定報知動作が終了すると、使用者は、受電装置200に設けられた受電側操作部64から、受電装置200の動作を設定する入力操作を行う。例えば、受電側操作部64には、受電装置200への電力供給の開始及び停止の操作、並びに負荷回路62に供給する電力等の設定値が入力される。
受電側制御部63は、受電側操作部64からの入力操作の情報を含めた通信信号を、第1通信装置10に送信させる(ステップS21)。
誘導加熱調理器100の上方に配置された第2通信装置20は、第1通信装置10からの通信信号を受信する。第2通信装置20は、受電側操作部64からの入力操作の情報を含めた通信信号を、第3通信装置30へ送信する。誘導加熱調理器100の前面に配置された第3通信装置30は、第2通信装置20からの通信信号を受信する(ステップS22)。
第3通信装置30は、第2通信装置20から受信した通信信号に含まれる、受電側操作部64からの入力操作の情報を、本体制御部45へ入力する。本体制御部45は、受電側操作部64からの入力操作の情報に基づき、インバータ回路50を制御する(ステップS23)。
例えば、入力操作の情報が、受電装置200の負荷回路62を「高出力」で動作させる操作である場合、本体制御部45は、「高出力」に対応する電力が、加熱コイルへ供給されるように、インバータ回路50の駆動を制御する。
これにより、受電装置200の受電コイル60は、加熱コイルから「高出力」に対応する電力を受電する。受電コイル60が受電した電力は、受電回路61を介して負荷回路62に給電され、負荷回路62が動作する。
また例えば、入力操作の情報が、受電装置200の負荷回路62の動作を「停止」させる操作である場合、本体制御部45は、インバータ回路50の駆動を停止させる。
これにより、加熱コイルから受電コイル60への給電が停止され、受電装置200の負荷回路62の動作が停止する。
なお、上記の説明では、ステップS21において、受電側制御部63は、受電側操作部64からの入力操作の情報を含めた通信信号を、第1通信装置10に送信させる動作を説明したが、本発明はこれに限定されない。受電側制御部63は、受電装置200の動作に関連する任意の情報を含めた通信信号を、第1通信装置10に送信させることができる。
例えば、受電装置200に、受電コイル60に流れる電流を検出する電流センサを備える。受電側制御部63は、受電コイル60に流れる電流が、設定閾値を超えた場合、加熱コイルから受電コイル60への給電を停止させる保護情報又は給電電力を低減させる保護情報の情報を出力するようにしても良い。本体制御部45は、第3通信装置30を介して取得した保護情報に基づき、インバータ回路50を停止又は給電出力を低減させる制御を行う。これにより、例えば、使用者が誤って誘導加熱調理器100の本体操作部40からの電力設定を過大にしてしまう等の場合に、受電コイル60に過電流が流れることを防止することができる。
なお、ステップS20において、本体制御部45は、第3通信装置30を介して、第2通信装置20から受電装置200の位置が適切である情報を受信していない場合、加熱コイルへの投入する電力を制限しても良い。例えば、本体操作部40の操作にかかわらず、本体制御部45は、インバータ回路50から加熱コイルへ投入する電力が、制御電源用の電力を超えないようにしても良い。
以上のように本実施の形態2においては、誘導加熱調理器100は、第2通信装置20と通信する第3通信装置30を備える。そして、第3通信装置30は、第2通信装置20を介して第1通信装置10からの通信信号を受信する。
このため、第1通信装置10と第3通信装置30との間に、通信信号を遮る遮蔽物が存在した場合であっても、第3通信装置30は、第2通信装置20を介して、第1通信装置10から送信された通信信号を受信することができる。よって、第1通信装置10と第3通信装置30との間の通信不良を抑制することができる。したがって、非接触給電システムの信頼性の向上及び使用者の使い勝手の向上を図ることができる。
例えば、第3通信装置30を天板4の下に配置し、天板4を赤外線が透過する材料によって構成して、第1通信装置10と第3通信装置30とが赤外線を用いた通信を行う場合、天板4に付着した汚れ又は天板4の傷などが遮蔽物となって、天板4を透過する赤外線が遮蔽される場合がある。本実施の形態2では、誘導加熱調理器100の上方に設置された第2通信装置20を介して、第1通信装置10と第3通信装置30とが通信を行うので、通信不良を抑制することができる。
また、本実施の形態2においては、本体制御部45は、第3通信装置30が第2通信装置20から受信した、第1通信装置10からの通信信号に基づき、インバータ回路50を制御する。
このため、受電装置200の動作状態に応じて、加熱コイルから受電コイル60へ電力を給電することができる。
なお、本実施の形態2では、第2通信装置20と第3通信装置30とが、赤外線通信を用いた通信を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。第2通信装置20及び第3通信装置30は、例えば、Wi−Fi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)など、任意の通信規格に適合した無線通信インターフェースを備えても良い。
また、第2通信装置20と第3通信装置30との間の通信は、無線に限らず有線により通信を行ってもよい。
(変形例1)
上記の説明では、位置検知手段70が誘導加熱調理器100の上方に配置された構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。
位置検知手段70を誘導加熱調理器100の内部に配置しても良い。また、本体制御部45が位置検知手段70の機能を備えても良い。
図14は、本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの変形例1を示すブロック図である。
図14に示すように、本体制御部45は、位置検知手段70の機能を備えている。
このような構成により、第2通信装置20は、複数の受信部21a〜21pが第1通信装置10から受信した通信信号を、それぞれ、第3通信装置30へ送信する。本体制御部45は、第3通信装置30を介して第2通信装置20からの通信信号を取得し、複数の受信部21a〜21pが受信した通信信号に基づき、受電装置200の位置が適正であるか否かを判断する。本体制御部45は、受電装置200の位置が適切であるか否かの情報を、本体表示部41に報知させる。
これにより、非接触給電システムの構成のうち、誘導加熱調理器100の上方に配置される構成を少なくすることができ、システムの設置作業を容易に行うことができる。
(変形例2)
図15は、本発明の実施の形態2に係る非接触給電システムの変形例2を示すブロック図である。
図15に示すように、非接触給電システムの構成のうち、位置検知手段70と報知手段71とを省略しても良い。非接触給電システムは、上述した位置検知動作及び位置検知報知動作を行わない動作でも良い。
即ち、非接触給電システムは、受電装置200に配置された第1通信装置10と、誘導加熱調理器100の上方に配置された第2通信装置20と、誘導加熱調理器100に配置された第3通信装置30とが通信を行う。
このような構成においても、第1通信装置10と第3通信装置30との間に、通信信号を遮る遮蔽物が存在した場合であっても、第3通信装置30は、第2通信装置20を介して、第1通信装置10から送信された通信信号を受信することができる。よって、第1通信装置10と第3通信装置30との間の通信不良を抑制することができる。よって、非接触給電システムの信頼性の向上及び使用者の使い勝手の向上を図ることができる。
実施の形態3.
以下、本実施の形態3における非接触給電システムの構成及び動作を、上記実施の形態1及び2との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1及び2と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
(構成)
図16は、本発明の実施の形態3に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。
図16に示すように、本実施の形態3における非接触給電システムは、上記実施の形態1又は2の構成に加え、撮像装置80と、位置標示手段81とを備える。
撮像装置80は、誘導加熱調理器100の上方に配置される。例えば、撮像装置80は、誘導加熱調理器100の上方に設けられた換気扇Fの筐体に取り付けられる。
撮像装置80は、誘導加熱調理器100に載置された受電装置200を撮像し、撮像した画像の情報を位置検知手段70へ出力する。撮像装置80は、例えばCCDなどの撮像素子を有し、撮像素子が検出した各画素の色彩及び輝度の情報を、画像データとして出力する。例えば、撮像装置80は、デジタルカメラ又はビデオカメラなどによって構成される。
位置標示手段81は、受電装置200に配置される。例えば、第1通信装置10は、受電装置200の筐体の上面に取り付けられる。位置標示手段81は、予め設定された色彩又は形状を有する標示により構成されている。
例えば、位置標示手段81は、塗料の塗布又は印刷等によって、受電装置200の上面に予め設定された色彩の標示が形成される。また例えば、位置標示手段81は、受電装置200の筐体の上面に形成された凹凸又は受電装置200の筐体の上面に取り付けられた別部材によって、受電装置200の上面に予め設定された形状の標示が形成される。
なお、予め設定された色彩は、受電装置200の筐体上面の色彩とは異なる色彩であるのが望ましい。また、予め設定された形状は、後述する画像認識において、認識が容易となる形状が望ましい。認識が容易となる形状としては、例えば円形、三角形、又は四角形などがある。即ち、位置標示手段81は、受電装置200の位置を示す目印となり得る構成であれば良い。また、位置標示手段81は、受電装置200の構成部の一部によって構成しても良い。例えば、受電装置200に設けられた、円形形状の電源スイッチを、位置標示手段81としても良い。
(位置検知動作)
次に、位置検知手段70の位置検知動作について説明する。
図17は、本発明の実施の形態3に係る非接触給電システムの位置検知動作を説明する図である。図17においては、誘導加熱調理器100に載置された受電装置200を、撮像装置80が撮像した画像Pを模式的に示している。
位置検知手段70は、撮像装置80が撮像した画像Pに含まれる位置標示手段81の位置を検出する。例えば図17に示すように、位置検知手段70は、画像Pの横軸をX軸及び縦軸をY軸として、各画素の位置をXY座標として識別する。そして、位置検知手段70は、任意の画像認識処理によって、画像Pに含まれる位置標示手段81の位置を抽出し、XY座標における位置Xd,Ydを検出する。
例えば、位置検知手段70は、画像Pの各画素において色彩又は輝度が変化する特徴点を抽出し、複数の特徴点を結んで色彩の輪郭又は形状の輪郭を抽出する。そして、位置検知手段70は、画像Pから抽出した輪郭が、予め記憶した位置標示手段81の色彩又は形状の輪郭と一致又は近似するか否かによって、位置標示手段81の位置を検出する。
なお、位置標示手段81の位置の検出は上記に限定されず、任意の画像認識処理を適用することができる。
位置検知手段70は、撮像装置80が撮像した画像Pに含まれる位置標示手段81の位置に基づき、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判定する。
予め設定された範囲とは、電力伝送の受電効率の低下量が、許容範囲内となる受電コイル60の位置の範囲である。
例えば図17において、予め設定された範囲として、画像PのX軸がX1からX2の範囲及び画像PのY軸がY1からY2の範囲が設定される。
ここで、予め設定された範囲となる座標範囲は、受電装置200を電力伝送の受電効率の低下量が許容範囲内となる位置に移動させ、その際に撮像された画像Pの位置標示手段81の座標を取得することで、位置検知手段70に予め設定される。
なお、図17に示す例では、予め設定された範囲が矩形形状であるが、本発明はこれに限定されない。予め設定された範囲としては、受電コイル60が加熱コイルの真上となる位置に受電装置200が載置された際における位置標示手段81の位置を中心とした円形の範囲でも良い。
位置検知手段70は、画像PのXY座標における位置標示手段81の位置Xd,Ydが、X1からX2の範囲内及びY1からY2の範囲内である場合、受電装置200の位置が適正であると判定する。一方、位置検知手段70は、画像PのXY座標における位置標示手段81の位置Xd,Ydが、X1からX2の範囲内及びY1からY2の範囲内でない場合、受電装置200の位置が不適切であると判定する。
位置検知手段70は、上述した実施の形態1又は2と同様に、判定結果の情報を第2通信装置20に送信させる。そして、報知手段71は、上述した実施の形態1又は2と同様に、位置検知手段70の判定結果を報知する。
以降の動作は、上述した実施の形態1又は2と同様である。
以上のように本実施の形態3においては、位置検知手段70は、撮像装置80が撮像した画像に含まれる位置標示手段81の位置に基づき、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判定する。
このため、電力伝送の受電効率の低下量が許容範囲内となる適正な位置に受電装置200が載置されていることを報知することができる。よって、誘導加熱調理器100から受電装置200への電力伝送の受電効率の大幅な低下を抑制することができる。したがって、受電装置200の性能が十分確保でき、使い勝手を向上させることが可能となる。
また、誘導加熱調理器100の上方に配置された撮像装置80が撮像した画像Pにおいて、受電装置200に配置された位置標示手段81を検出するので、受電装置200の天板4上の載置位置を精度良く検出することが可能となる。
なお、位置検知手段70は、上述した実施の形態1における位置検知動作と、本実施の形態3における位置検知動作との両方を実施して、受電装置200の位置が適切であるか否かを判定しても良い。即ち、位置検知手段70は、第2通信装置20が第1通信装置10からの通信信号に基づく位置検知動作と、撮像装置80が撮像した画像Pに含まれる位置標示手段81の位置に基づく位置検知動作とを実施しても良い。
なお、撮像装置80を用いた位置検知動作は、調理中に被加熱物から発生する煙などの影響を受け易いため、上述した実施の形態1における位置検知動作についても実施することで、位置検知動作の信頼性を向上させることができる。
なお、上記の説明では、受電装置200の筐体の上面に位置標示手段81を配置した構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。受電装置200の筐体の側面に突き出して位置標示手段81を配置しても良い。
また、受電装置200の外郭形状の全体を、位置標示手段81としても良い。例えば、受電装置200の筐体の上面の全体の色彩又は形状を、位置標示手段81としても良い。この場合、画像Pにおける受電装置200の外郭形状を抽出し、その中心位置を位置標示手段81の位置として検出する。
なお、位置標示手段81は、平面形状に限らず立体形状であっても良い。例えば、撮像装置80をステレオカメラで構成し、立体形状の画像データを取得しても良い。
(変形例1)
図18は、本発明の実施の形態3に係る非接触給電システムの変形例1を示すブロック図である。
図18に示すように、非接触給電システムの構成のうち、第1通信装置10、第2通信装置20、及び第3通信装置30を省略しても良い。この構成においては、報知手段71は、誘導加熱調理器100の上方に設けられ、位置検知手段70に接続されている。位置検知手段70は、受電装置200の位置が適切であるか否かの情報を、報知手段71に報知させる。
このような構成においても、電力伝送の受電効率の低下量が許容範囲内となる適正な位置に受電装置200が載置されていることを報知することができる。
また、第1通信装置10、第2通信装置20、及び第3通信装置30を省略することで、非接触給電システムの構成を簡素化できる。
実施の形態4.
以下、本実施の形態4における非接触給電システムの構成及び動作を、上記実施の形態1〜3との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1〜3と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
(構成)
図19は、本発明の実施の形態4に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。
図19に示すように、本実施の形態4における非接触給電システムは、上記実施の形態1又は2の構成に加え、換気制御装置90を備える。例えば、換気制御装置90は、誘導加熱調理器100の上方に設けられた換気扇Fの筐体に配置される。
換気扇Fの筐体内には、室内の空気を吸入して室外へ排出する換気装置91が設けられている。換気装置91は、例えば、ファンを駆動するモータを備える。換気装置91は、モータの回転数を可変することで、風量を可変する。
換気制御装置90は、第2通信装置20が受信した第1通信装置10からの通信信号に応じて、換気装置91の動作を制御する。換気制御装置90は、例えば、換気装置91の動作の開始及び停止を制御する。また、換気制御装置90は、例えば、換気装置91が有するモータの回転数を制御して、換気装置91の風量を制御する。例えば、換気制御装置90は、換気装置91の風量を、弱、中、及び強の3段階に制御する。換気制御装置90は、マイコン又はDSP(Digital Signal Processor)等で構成される。
(動作)
次に、本実施の形態4における非接触給電システムの動作について説明する。
図20は、本発明の実施の形態4に係る非接触給電システムの動作を示すフローチャートである。以下、図20の各ステップに基づいて説明する。
使用者は、誘導加熱調理器100の天板4の上に受電装置200を載置する。使用者は、誘導加熱調理器100の前面に備えられた本体操作部40から、受電装置200の動作を開始させる入力操作を行う。
本体制御部45及び受電側制御部63は、位置判定報知動作を行う(ステップS40)。位置判定報知動作は、上記実施の形態1で説明したステップS10〜S16と同様である。
位置判定報知動作において報知手段71が受電装置200の位置が適切である情報を報知し、位置判定報知動作が終了すると、使用者は、受電装置200に設けられた受電側操作部64から、受電装置200の動作を設定する入力操作を行う。例えば、受電側操作部64には、受電装置200への電力供給の開始及び停止の操作、並びに負荷回路62に供給する電力等の設定値が入力される。
受電側制御部63は、受電側操作部64からの入力操作の情報を含めた通信信号を、第1通信装置10に送信させる(ステップS41)。
誘導加熱調理器100の上方に配置された第2通信装置20は、第1通信装置10からの通信信号を受信する。第2通信装置20は、第1通信装置10から受信した通信信号に含まれる、受電側操作部64からの入力操作の情報を、換気制御装置90へ入力する(ステップS42)。
換気制御装置90は、受電側操作部64からの入力操作の情報に基づき、換気装置91を制御する。
例えば、入力操作の情報が、受電装置200の負荷回路62を「低出力」で動作させる操作である場合、換気制御装置90は、換気装置91の風量を「弱」に制御する。
また例えば、入力操作の情報が、受電装置200の負荷回路62を「高出力」で動作させる操作である場合、換気制御装置90は、換気装置91の風量を「強」に制御する。
また例えば、入力操作の情報が、受電装置200の負荷回路62の動作を「停止」させる操作である場合、換気制御装置90は、換気装置91の動作を停止させる。
第2通信装置20は、第1通信装置10からの通信信号を受信すると、受電側操作部64からの入力操作の情報を含めた通信信号を、第3通信装置30へ送信する。誘導加熱調理器100の前面に配置された第3通信装置30は、第2通信装置20からの通信信号を受信する(ステップS43)。ステップS43の動作は、上記実施の形態1で説明したステップS22と同様である。
第3通信装置30は、第2通信装置20から受信した通信信号に含まれる、受電側操作部64からの入力操作の情報を、本体制御部45へ入力する。本体制御部45は、受電側操作部64からの入力操作の情報に基づき、インバータ回路50を制御する(ステップS44)。ステップS44の動作は、上記実施の形態1で説明したステップS23と同様である。
以上のように本実施の形態4においては、換気制御装置90は、第2通信装置20が受信した第1通信装置10からの通信信号に応じて、誘導加熱調理器100の上方に設けられた換気装置91の動作を制御する。
このため、受電装置200の動作状態に対応して、換気装置91を動作させることが可能となる。よって、消費エネルギーの削減及び換気装置91から生じる動作音の低減を図ることができる。また、受電装置200の動作に適した風量で換気装置91を動作させることがき、換気効率を向上させることができる。また、使用者が換気装置91の風量設定の操作を行う必要が無いため、使用者の使い勝手を向上させることができる。
例えば、受電装置200の受電側操作部64からの入力操作が「低出力」で動作させる操作である場合には、換気装置91の風量設定を「弱」とすることで、消費エネルギーの削減及び換気装置91から生じる動作音の低減を図ることができる。
例えば、受電装置200の受電側操作部64からの入力操作が「高出力」で動作させる操作である場合には、換気装置91の風量設定を「強」とすることで、換気効率を向上させることができる。
また、本実施の形態4においては、受電側操作部64からの入力操作の情報に基づき、換気制御装置90が換気装置91の動作を制御し、本体制御部45がインバータ回路50を制御する。
このため、受電装置200の動作状態に適した、換気装置91の動作と誘導加熱調理器100の加熱動作とを実現することが可能となる。
また、本実施の形態4においては、換気制御装置90には、第2通信装置20が受信した通信情報が入力される。このため、上述した位置検出動作を行うための通信装置と、換気装置91を制御するための通信装置とを別個に設ける必要がなく、安価なシステムを得ることができる。
さらに、換気装置91の動作を、受電装置200の動作に連動した構成としている。このため、誘導加熱調理器100と換気装置91との間で連動した運転を行う、従来の誘導加熱調理システムが備えている通信部を、本実施の形態4における非接触給電システムでも兼用でき、安価なシステムを得ることができる。
(変形例1)
上記の説明では、受電側操作部64からの入力操作の情報に基づき、換気制御装置90が換気装置91の動作を制御する動作について説明したが、本発明はこれに限定されない。
換気制御装置90は、本体操作部40からの入力操作の情報に基づき、換気装置91の動作を制御しても良い。
具体的には、本体制御部45は、本体操作部40からの入力操作の情報を含む通信信号を、第3通信装置30から第2通信装置20へ送信させる。第2通信装置20は、第3通信装置30から受信した通信信号に含まれる、本体操作部40からの入力操作の情報を、換気制御装置90へ入力する。換気制御装置90は、本体操作部40からの入力操作の情報に基づき、換気装置91を制御する。
例えば、入力操作の情報が、インバータ回路50を「低出力」で動作させる操作である場合、換気制御装置90は、換気装置91の風量を「弱」に制御する。
また例えば、入力操作の情報が、インバータ回路50を「高出力」で動作させる操作である場合、換気制御装置90は、換気装置91の風量を「強」に制御する。
また例えば、入力操作の情報が、インバータ回路50の動作を「停止」させる操作である場合、換気制御装置90は、換気装置91の動作を停止させる。
このような構成により、非接触給電システムは、誘導加熱調理器100の天板4上に載置された被加熱物を加熱コイルによって誘導加熱する場合には、誘導加熱調理器100の動作状態に適した、換気装置91の動作を実現することが可能となる。
実施の形態5.
本実施の形態5における非接触給電システムにおいては、加熱コイルと受電コイル60との相互インダクタンスに基づき、受電装置200の位置の判定を行う動作について説明する。
以下、本実施の形態5における非接触給電システムの構成及び動作を、上記実施の形態1〜4との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1〜4と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
(構成)
図21は、本発明の実施の形態5に係る非接触給電システムの構成を示すブロック図である。
図21に示すように、非接触給電システムは、誘導加熱調理器100と、受電装置200と、第1通信装置10と、位置検知手段70とを備えている。
本発明の実施の形態5における第1通信装置10は、誘導加熱調理器100に設けられた第3通信装置30と通信を行う。第1通信装置10は、第3通信装置30と無線通信を行う通信機器により構成される。第1通信装置10は、例えば、赤外線通信によって第3通信装置30との間で通信信号の送信及び受信を行う。第1通信装置10は、赤外線である通信信号を、下方に向けて送信する。
本体制御部45は、位置検知手段70の機能を備えている。
受電装置200は、電力検出手段67を備えている。電力検出手段67は、受電コイル60が受電した電力値を計測する。電力検出手段67は、例えば、受電コイル60の電圧と、受電コイル60に流れる電流とから電力値を計測する。
なお、誘導加熱調理器100の本体表示部41は、「報知手段」に相当する。
なお、本実施の形態5に係る非接触給電システムは、上記実施の形態1〜4における第2通信装置20を備えていない。
(位置検知動作)
次に、位置検知手段70の位置検知動作について説明する。
使用者が誘導加熱調理器100の前面に備えられた本体操作部40から、受電装置200の動作を開始させる入力操作を行う。本体制御部45は、インバータ回路50を駆動させ、予め設定した電力を加熱コイルへ投入する。受電装置200の受電コイル60は、加熱コイルから電力を受電する。受電コイル60が受電した電力は、受電回路61を介して受電側制御部63へ供給される。これにより、受電側制御部63が動作可能なスタンバイ状態となる。また、電力検出手段67は、受電コイル60が受電した電力値を計測し、計測結果を受電側制御部63へ入力する。
次に、受電側制御部63は、受電コイル60が受電した電力値の情報を含めた通信信号を、第1通信装置10に送信させる。第3通信装置30は、第1通信装置10からの通信信号を受信し、受電コイル60が受電した電力値の情報を本体制御部45へ入力する。
本体制御部45の位置検知手段70は、受電コイル60が受電した電力値に基づき、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判断する。即ち、受電装置200の位置が適正であるか否かを判断する。
具体的には、位置検知手段70は、受電コイル60が受電した電力値が閾値以上であるとき、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であると判断する。また、位置検知手段70は、受電コイル60が受電した電力値が閾値未満であるとき、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内でないと判断する。
本体制御部45は、位置検知手段70の判定結果の情報を、本体表示部41に報知させる。
ここで、加熱コイル及び受電コイル60の相互インダクタンスは、加熱コイルに対する受電コイル60の位置によって変化する。つまり、受電コイル60が加熱コイルの真上に配置された場合、加熱コイルから発生した高周波磁場が受電コイル60を交差する面積が最も広くなり、相互インダクタンスが最大となる。一方、受電コイル60と加熱コイルとの位置にずれが生じると、位置のずれが大きい程、相互インダクタンスが小さくなる。
このようなことから、加熱コイルに一定の電力を供給した際に、受電コイル60に誘導される起電力及び電流を計測することで、相互インダクタンスの変化、即ち、加熱コイルと受電コイル60との位置のずれ幅を検知することができる。具体例を、図22を用いて説明する。
図22は、位置ずれ幅と受電コイルの電力との関係の一例を示す図である。図22においては、受電コイル60が加熱コイルの真上に載置された状態を、位置ずれ幅0mmとし、受電装置200の位置をずらしたときの受電コイル60が受電した電力値の変化をプロットしたものである。
図22に示すように、位置ずれ幅0mm時に、誘導加熱調理器100から受電装置200へ750Wを投入している状態で位置ずれ幅を増加させた場合、位置ずれ幅が大きくなる程、受電効率が低下する。このため、例えば20mmの位置ずれ幅で受電コイル60が受電した電力が600Wに低下する。また、30mmの位置ずれ幅で受電コイル60が受電した電力が200Wに低下する。
例えば、電力伝送の受電効率の低下量が許容範囲内となる、受電コイル60と加熱コイルとの位置ずれ幅が15mmである場合、700Wを閾値に設定する。そして、位置検知手段70は、受電コイル60が受電した電力値が700W以上である場合には、受電装置200の位置が適正であると判断する。一方、位置検知手段70は、受電コイル60が受電した電力値が700W未満である場合には、受電装置200の位置が適正でないと判断する。
なお、上記の説明では、一例として、誘導加熱調理器100から受電装置200に750Wの一定の電力を印加した場合としたが、本発明はこれに限定されない。位置検知動作において、誘導加熱調理器100から受電装置200へ投入する電力は任意の値に設定することができる。例えば、誘導加熱調理器100から受電装置200に、約400Wを投入しても良い。この場合、位置検知手段70は、電力検出手段67の検出結果が350W未満となった場合に、受電装置200の位置が適正でないと判断する。
以上のように本実施の形態5においては、位置検知手段70は、受電コイル60が受電した電力値に基づき、加熱コイルに対する受電コイル60の位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判断する。
このため、赤外線センサ又は撮像装置等の部品を用いることなく、受電装置200の位置が適正であるか否かを判断することができる。よって、安価なシステムを得ることができる。
1 第1の加熱口、2 第2の加熱口、3 第3の加熱口、4 天板、10 第1通信装置、10a 第1通信装置、10b 第1通信装置、11 第1の加熱コイル、12 第2の加熱コイル、13 第3の加熱コイル、20 第2通信装置、20a 第2通信装置、20b 第2通信装置、21a〜21p 受信部、30 第3通信装置、40 本体操作部、41 本体表示部、45 本体制御部、50 インバータ回路、60 受電コイル、61 受電回路、62 負荷回路、63 受電側制御部、64 受電側操作部、67 電力検出手段、70 位置検知手段、71 報知手段、80 撮像装置、81 位置標示手段、90 換気制御装置、91 換気装置、100 誘導加熱調理器、200 受電装置。

Claims (9)

  1. 高周波磁場を発生する加熱コイルを有する誘導加熱調理器と、
    前記加熱コイルから受電する受電コイルを有する受電装置と、
    前記受電装置に配置され、通信信号を送信する第1通信装置と、
    前記誘導加熱調理器の上方に配置され、前記第1通信装置からの前記通信信号を受信する第2通信装置と、
    前記第2通信装置が前記第1通信装置からの前記通信信号を受信すると、前記加熱コイルに対する前記受電コイルの位置が、予め設定された範囲内であるか否かの報知を行うように構成された報知手段と、
    を備えた、非接触給電システム。
  2. 位置検知手段を備え、
    前記第2通信装置は、複数の受信部を有し、
    前記位置検知手段は、
    前記複数の受信部のうち、予め設定した前記受信部が前記通信信号を受信すると、前記受電コイルの位置が、予め設定された範囲内である報知を、前記報知手段に行わせるように構成された
    請求項1に記載の非接触給電システム。
  3. 前記複数の受信部は、複数の赤外線センサであり、
    前記第1通信装置は、赤外線である前記通信信号を、上方に向けて送信する
    請求項2に記載の非接触給電システム。
  4. 前記受電装置に配置され、予め設定された色彩又は形状を有する標示により構成された位置標示手段と、
    前記誘導加熱調理器の上方に配置され、前記誘導加熱調理器に載置された前記受電装置を撮像する撮像装置と、
    を備え、
    前記位置検知手段は、前記撮像装置が撮像した画像に含まれる前記位置標示手段の位置に基づき、前記加熱コイルに対する前記受電コイルの位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判定し、
    前記報知手段は、前記位置検知手段の判定結果を報知する
    請求項2又は3に記載の非接触給電システム。
  5. 前記誘導加熱調理器は、
    前記第2通信装置と通信する第3通信装置と、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
    前記第3通信装置が前記第2通信装置から受信した、前記第1通信装置からの前記通信信号に基づき、前記インバータ回路を制御する制御装置と、
    を備えた、請求項1〜4の何れか一項に記載の非接触給電システム。
  6. 前記第2通信装置が受信した前記第1通信装置からの前記通信信号に応じて、前記誘導加熱調理器の上方に設けられた換気装置の動作を制御する換気制御装置を備えた、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の非接触給電システム。
  7. 前記受電装置は、当該受電装置に対する入力操作を行う操作部を備え、
    前記第1通信装置は、前記操作部の前記入力操作の情報を含めた前記通信信号を送信し、
    前記制御装置は、
    前記入力操作の情報に応じて、前記インバータ回路の動作を制御する
    請求項5に記載の非接触給電システム。
  8. 前記受電装置は、当該受電装置に対する入力操作を行う操作部を備え、
    前記第1通信装置は、前記操作部の前記入力操作の情報を含めた前記通信信号を送信し、
    前記換気制御装置は、
    前記入力操作の情報に応じて、前記換気装置の動作を制御する
    請求項6に記載の非接触給電システム。
  9. 高周波磁場を発生する加熱コイルを有する誘導加熱調理器と、
    前記加熱コイルから受電する受電コイルを有する受電装置と、
    前記受電装置に配置され、予め設定された色彩又は形状を有する標示により構成された位置標示手段と、
    前記誘導加熱調理器の上方に配置され、前記誘導加熱調理器に載置された前記受電装置を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した画像に含まれる前記位置標示手段の位置に基づき、前記加熱コイルに対する前記受電コイルの位置が、予め設定された範囲内であるか否かを判定する位置検知手段と、
    前記位置検知手段の判定結果を報知する報知手段と、
    を備えた、非接触給電システム。
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