JP6665935B2 - 鋳型造型方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋳枠内に充填された鋳物砂をスクイズして鋳型を造型する鋳型造型方法に関する。
従来、鋳型の密度をほぼ均一にするために、鋳型の造型空間を形成する際、模型部の高さが高い部分ではスクイズフットを下降させて圧縮される鋳物砂の量を少なくし、模型部の高さが低い部分では、スクイズフットは上昇したままで、圧縮される鋳物砂の量を多くすることは公知にされている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上述の方法では、模型部が見切り面に対して凸型の場合は効果があるが、模型部が見切り面に対して凹型(ポケット形状等)の場合は効果が少ないという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、模型部が見切り面に対して凹型の箇所であっても部分的に鋳型の密度を高くすることができ、鋳型の密度をほぼ均一にすることができる鋳型造型方法を提供することを目的とする。
特開2001−38451号公報
上記の目的を達成するために本発明の鋳型造型方法は、鋳枠及びパターンプレートを用いて鋳物砂で鋳型を造型する鋳型造型方法であって、前記鋳枠と、前記鋳枠の上開口部と接続可能な下開口部を有する盛枠と、前記盛枠内に入出可能なスクイズボード、及び、前記スクイズボードを貫通して前記スクイズボードに対して昇降可能な複数のスクイズフットを有するスクイズヘッド機構と、前記パターンプレートとを用いて造型空間を形成する工程と、前記鋳物砂を貯留する砂充填ホッパ内の前記鋳物砂を前記造型空間に充填する工程と、前記スクイズヘッド機構を下降させて前記鋳物砂をスクイズする工程と、を有し、前記スクイズする工程の開始と同時、もしくは、前記スクイズする工程の途中に、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットを下降させることを特徴とする。
また本発明の鋳型造型方法は、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットを下降させる作動圧力は、所望の圧力に変更可能にされていることを特徴とする。
さらに本発明の鋳型造型方法は、前記スクイズする工程において前記鋳物砂をスクイズするスクイズ圧力を測定し、該測定されたスクイズ圧力が予め設定された圧力に到達したとき、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットの下降を開始させることを特徴とする。
さらに本発明の鋳型造型方法は、前記スクイズする工程において前記鋳物砂をスクイズするスクイズヘッド機構の下降距離を測定し、該測定された下降距離が予め設定された距離に到達したとき、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットの下降を開始させることを特徴とする。
さらに本発明の鋳型造型方法は、前記造型空間を形成する工程において、前記パターンプレートに形成された模型凸部に対向する前記スクイズフットを下降させ、その後、前記充填する工程を実施することを特徴とする。
さらに本発明の鋳型造型方法は、前記充填する工程の後に、前記パターンプレートに形成された模型凸部に対向する前記スクイズフットを上昇させた後、もしくは、上昇させながら前記スクイズする工程を実施することを特徴とする。
さらに本発明の鋳型造型方法は、前記パターンプレートの外周を包囲し、上下摺動する枠状フレームを備え、前記造型空間は、その一部が該枠状フレームにより形成されることを特徴とする。
本発明は、鋳枠及びパターンプレートを用いて鋳物砂で鋳型を造型する鋳型造型方法であって、前記鋳枠と、前記鋳枠の上開口部と接続可能な下開口部を有する盛枠と、前記盛枠内に入出可能なスクイズボード、及び、前記スクイズボードを貫通して前記スクイズボードに対して昇降可能な複数のスクイズフットを有するスクイズヘッド機構と、前記パターンプレートとを用いて造型空間を形成する工程と、前記鋳物砂を貯留する砂充填ホッパ内の前記鋳物砂を前記造型空間に充填する工程と、前記スクイズヘッド機構を下降させて前記鋳物砂をスクイズする工程と、を有し、前記スクイズする工程の開始と同時、もしくは、前記スクイズする工程の途中に、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットを下降させるようにしたから、模型部が見切り面に対して凹型の箇所であっても部分的に鋳型の密度を高くすることができ、鋳型の密度をほぼ均一にすることができる等種々の効果がある。
この出願は、日本国で2016年7月20日に出願された特願2016−142452号に基づいており、その内容は本出願の内容として、その一部を形成する。
また、本発明は以下の詳細な説明により更に完全に理解できるであろう。しかしながら、詳細な説明および特定の実施例は、本発明の望ましい実施の形態であり、説明の目的のためにのみ記載されているものである。この詳細な説明から、種々の変更、改変が、当業者にとって明らかだからである。
出願人は、記載された実施の形態のいずれをも公衆に献上する意図はなく、開示された改変、代替案のうち、特許請求の範囲内に文言上含まれないかもしれないものも、均等論下での発明の一部とする。
本明細書あるいは請求の範囲の記載において、名詞及び同様な指示語の使用は、特に指示されない限り、または文脈によって明瞭に否定されない限り、単数および複数の両方を含むものと解釈すべきである。本明細書中で提供されたいずれの例示または例示的な用語(例えば、「等」)の使用も、単に本発明を説明し易くするという意図であるに過ぎず、特に請求の範囲に記載しない限り本発明の範囲に制限を加えるものではない。
本発明の実施形態を示す概要構成断面図であって、造型空間が形成された状態を示す図である。 模型凸部に対向するスクイズフットを所定の位置まで下降させた状態を示す概要構成断面図である。 鋳物砂のエアレーション充填状態を示す概要構成断面図である。 模型凸部に対向するスクイズフットを上昇端まで上昇させた状態を示す概要構成断面図である。 鋳物砂のスクイズが完了した状態を示す概要構成断面図である。 鋳型が造型された鋳枠を示す断面図である。 別のパターンキャリアを用いた場合の造型空間が形成された状態を示す概要構成断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。本実施形態では鋳型造型装置として、上下鋳型を交互に上下鋳枠に造型する枠付鋳型造型装置を用いた例を示す。図1は本発明の実施形態を示す概要構成断面図であり、主に鋳型造型装置における砂充填部及びスクイズ部を示している。このため、砂充填部及びスクイズ部以外の鋳型造型装置の構成要素については図示を省略している。
図1において、パターンキャリア1には上鋳枠用のパターンプレート(模型板)2が、その外周を包囲された状態で着脱可能に装着されている。パターンキャリア1上(パターンプレート2上)には、鋳枠3が載置されている。鋳枠3は図示されない搬入出コンベヤにより装置内に搬入もしくは装置外に搬出されるようになっている。また、鋳枠3は図示されない鋳枠昇降手段により昇降されるようになっている。
鋳枠3上には、鋳枠3の上開口部3aと接続可能な下開口部4aを有する盛枠4が押し付け密着されている。盛枠4は図示されない盛枠昇降手段により昇降されるようになっている。盛枠4には図示されないエンコーダが取り付けられており、該盛枠4の昇降距離は、このエンコーダにより測定することができる。なお図1は、鋳枠3の上開口部3aと盛枠4の下開口部4aが接続(連通)された状態を示している。
盛枠4には、鋳物砂(本実施形態では生型砂)Sを貯留する砂充填ホッパ5の下端が挿入される。スクイズヘッド機構6が砂充填ホッパ5の下端に装着され、盛枠4内に挿入されている。スクイズヘッド機構6は、盛枠4内で昇降移動可能なスクイズボード7、及び、スクイズボード7を貫通してスクイズボード7に対して昇降可能なセグメント方式の複数のスクイズフット8を有している。該複数のスクイズフット8は、本実施形態では油圧(油圧シリンダによる昇降方式)により作動するようになっている。
砂充填ホッパ5は、上端にスライドゲート9により開閉される砂投入口10が設けられていると共に上位部に開閉弁11を介して低圧エアー(例えば、0.05〜0.18MPa)を導入する給気管12が連通されている。砂充填ホッパ5の下位部は二股のシュート13で構成されている。砂充填ホッパ5の内面には、図示されない開閉弁を介して図示されない圧縮空気源に連通する多数のエアー噴出口14が配設されている。
多数のエアー噴出口14からは低圧エアー(例えば、0.05〜0.18MPa)が砂充填ホッパ5内に噴出されて鋳物砂Sを浮遊流動化させるエアレーションを成すように構成されている。また、砂充填ホッパ5におけるシュート13の最下位部には、鋳物砂Sをシュート13から下方に送る砂充填口15が設けられている。
スクイズボード7における複数のスクイズフット8の両外側には、鋳物砂Sをスクイズボード7の下方の造型空間に送る砂充填ノズル16が形成されており、砂充填ノズル16は砂充填口15に連通されている。砂充填ホッパ5及びその下端に装着されたスクイズヘッド機構6は、図示されない砂充填ホッパ昇降手段(本実施形態では油圧シリンダ)により昇降されるようになっている。
また、パターンプレート2には模型凸部2a及び模型凹部2bが形成されている。本発明において、模型凸部とは模型部の高さがパターンプレート2の見切り面2cより高い部分のことを言い、模型凹部とは模型部の高さがパターンプレート2の見切り面2cより低い部分のことを言う。
このように構成されたものの作動について説明する。図1は鋳枠3、盛枠4、スクイズヘッド機構6及びパターンプレート2により造型空間が形成された状態である。次に、パターンプレート2に形成された模型凸部2aに対向するスクイズフット8を所定の位置まで下降させ、図2の状態にされる。これにより、模型凸部2aに対向するスクイズフット8でスクイズする鋳物砂Sの量を少なくすることができ、より好ましい造型空間が形成される。
次に多数のエアー噴出口14から低圧エアーを砂充填ホッパ5内に噴出させて砂充填ホッパ5内の鋳物砂Sを浮遊流動化させるエアレーションを行う。エアレーションをさせながら開閉弁11を介して給気管12から低圧エアーを砂充填ホッパ5に供給する。低圧エアーにより鋳物砂Sを造型空間に、砂充填口15及び砂充填ノズル16を介して、図3に示すようにエアレーション充填する。この際、エアレーション充填時の低圧エアーは、盛枠4の図示されないベントホールから排気される。
次に、模型凸部2aに対向するスクイズフット8を上昇端まで上昇させる。図4に示すように、造型空間に鋳物砂Sの無い空間部17が形成される。次に、前記砂充填ホッパ昇降手段により砂充填ホッパ5及びスクイズヘッド機構6を下降させ、スクイズボード7及び複数のスクイズフット8により造型空間内の鋳物砂Sをスクイズする。そして、このスクイズする工程の開始と同時、もしくは、スクイズする工程の途中に、パターンプレート2に形成された模型凹部2bに対向するスクイズフット8を下降させ、模型凹部2bの鋳物砂Sを部分的にスクイズする(図5参照)。空間部17はスクイズしスクイズフット8を下降させることにより消滅する。
次に、前記砂充填ホッパ昇降手段により砂充填ホッパ5及びスクイズヘッド機構6を上昇させ、鋳型が造型された鋳枠3とスクイズヘッド機構6を離隔させる。また、模型凹部2bに対向するスクイズフット8を上昇端まで上昇させる。さらに、前記盛枠昇降手段により盛枠4を上昇させ、該鋳枠3と盛枠4を離隔させる。次に、前記鋳枠昇降手段により該鋳枠を上昇させることにより抜型がなされ、該鋳枠3とパターンプレート2が離隔される。
次に、前記搬入出コンベヤにより、鋳型が造型された鋳枠3が搬出され、空の鋳枠3が搬入される。なお、鋳型が造型された鋳枠3は図6のようになる。次に、図示されないパターン交換装置により、パターンプレート2がパターンキャリア1と共に装置外に搬出され、図示されない下鋳枠用のパターンプレートがパターンキャリアと共に装置内に搬入される。
次に、前記鋳枠昇降手段により空の鋳枠3を下降させ、前記下鋳枠用のパターンプレート上(パターンキャリア上)に載置させる。次に、前記盛枠昇降手段により盛枠4を下降させ、鋳枠3上に押し付け密着させる。また、前記砂充填ホッパ昇降手段により砂充填ホッパ5及びスクイズヘッド機構6を下降させ、盛枠4内にスクイズヘッド機構6が挿入された状態にする。これにより、再度、造型空間が形成され、上記の作動が繰り返される。
なお本発明の実施形態では、パターンプレート2に形成された模型凹部2bに対向するスクイズフット8を下降させる作動圧力は、所望の圧力に変更可能にされている。本構成によれば、該作動圧力を所定の(通常の)圧力より低い圧力に設定することにより、模型凹部2bの抜型不良を防止できるという利点がある。
模型凹部2bの鋳物砂Sが必要以上にスクイズされ、模型凹部2bの垂直方向面(内周面)の抵抗が極端に増加した場合、模型凹部2bの抜型不良が起こることがある。このような場合は、該スクイズフット8の作動圧力を所定の圧力より低い圧力(例えば、所定の圧力の半分の圧力)に設定し、模型凹部2bの垂直方向面の鋳型の抜型抵抗を減少させることにより、模型凹部2bの抜型不良を防止することができる。
また本発明の実施形態では、スクイズヘッド機構6を下降させて鋳物砂Sをスクイズするスクイズ圧力を測定し、該測定されたスクイズ圧力が予め設定された圧力に到達したとき、パターンプレート2に形成された模型凹部2bに対向するスクイズフット8の下降を開始させるようにしている。
模型凹部2bに対向するスクイズフット8の下降開始のタイミングは、模型形状にもよるが、通常、早すぎると鋳物砂Sが圧縮されにくい。また、遅すぎると鋳物砂Sが既にある程度圧縮されるため、該スクイズフット8の下降による鋳物砂Sの圧縮が困難になる。本構成によれば、これらの問題を回避し、適切なタイミングで模型凹部2bに対向するスクイズフット8の下降を開始させることができるという利点がある。なお、スクイズヘッド機構6を下降させて鋳物砂Sをスクイズするスクイズ圧力とは、本実施形態では、該スクイズするための前記砂充填ホッパ昇降手段の下降圧力のことである。
なお本発明の実施形態では、模型凹部2bに対向するスクイズフット8の下降開始のタイミングを上述のようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、鋳物砂Sをスクイズするスクイズヘッド機構6の下降距離を測定し、該測定された下降距離が予め設定された距離に到達したとき、パターンプレート2に形成された模型凹部2bに対向するスクイズフット8の下降を開始させるようにしてもよい。
本構成でも、上述の問題を回避し、適切なタイミングで模型凹部2bに対向するスクイズフット8の下降を開始させることができるという利点がある。なお本実施形態では砂充填ホッパ5に図示されないエンコーダが取り付けられており、該スクイズヘッド機構6の下降距離は、このエンコーダにより測定することができる。
また本発明の実施形態では、造型空間を形成する際、パターンプレート2に形成された模型凸部2aに対向するスクイズフット8を下降させ、その後、鋳物砂Sを造型空間に充填するようにしているが、この工程は模型の形状によっては実施しないことがあり、必須のものではない。模型凸部2aに対向するスクイズフット8を下降させない場合は、当然、上昇させる工程は無い。
また本発明の実施形態では、鋳物砂Sを造型空間に充填した後に、パターンプレート2に形成された模型凸部2aに対向するスクイズフット8を上昇させた後、スクイズヘッド機構6を下降させて鋳物砂Sをスクイズするようにしている。本構成によれば、図4に示すように造型空間に鋳物砂Sの無い空間部17を形成することができ、模型凸部2a上でスクイズされる鋳物砂Sの量が少なくなる。そのため、模型凹部2bに対向するスクイズフット8を下降させる際、模型凹部2b上の鋳物砂Sが圧縮されやすくなるという利点がある。
本実施形態では上述したように、模型凸部2aに対向するスクイズフット8を上昇させた後、スクイズヘッド機構6を下降させて鋳物砂Sをスクイズするようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、模型凸部2aに対向するスクイズフット8を上昇させながらスクイズヘッド機構6を下降させて鋳物砂Sをスクイズするようにしてもよい。このようにすると、装置のサイクルタイムを短縮できるという利点がある。
また、パターンキャリア1は上述したものに限定されるものではない。ここでパターンキャリアの別の実施形態について説明する。図7は別のパターンキャリア18を用いた場合の造型空間が形成された状態を示す図である。パターンキャリア18は、パターンプレート2の外周を包囲し、上下摺動する枠状フレーム19を備えている。枠状フレーム19の下部には複数のガイドピン20が連結されており、ガイドピン20は本体フレーム21に上下摺動可能に挿入されている。枠状フレーム19はガイドピン20を介して図示されない昇降シリンダにより昇降されるようになっている。なお枠状フレーム19の上面は、該昇降シリンダの伸長端でパターンプレート2の見切り面2cから若干(例えば、30mm)上方に突出され(図7参照)、収縮端でパターンプレート2の見切り面2cとほぼ同一面になるようにされている。
図7に示す実施形態では、パターンキャリア18が、パターンプレート2の外周を包囲し、上下摺動する枠状フレーム19を備え、造型空間は、その一部が該枠状フレーム19により形成される。本構成によれば、造型空間の鋳物砂Sをスクイズする際、枠状フレーム19が下降されることにより、模型面側からのスクイズがなされるという利点がある。また、枠状フレーム19が上昇されることにより、造型された鋳型は鋳枠3と共に停止状態から若干上昇されて抜型されるため、抜型精度が高いという利点がある。
また本発明の実施形態では、スクイズボード7における複数のスクイズフット8の両外側に砂充填ノズル16を形成したが、これに限定されるものではない。例えば、砂充填ノズル16を盛枠4の側部を貫通して形成するようにしてもよい。この場合、砂充填ホッパ5下位部の二股のシュート13を盛枠4の外側に配置して該盛枠4に固定すればよい。そして、シュート13の最下位部に設けられた砂充填口15と盛枠4の側部に形成された砂充填ノズル16を連通させればよい。また、スクイズヘッド機構6は、別途、アクチュエータを設けて昇降させればよい。このようにするとスクイズボード7に砂充填ノズル16が形成されないため、スクイズボード7へのスクイズフット8の配置が制限されないという利点がある。
また本発明の実施形態では、図5に示すように、スクイズが完了した際のスクイズボード7の下面からパターンプレート2の見切り面2cまでの距離K1と模型凹部2bに対向するスクイズフット8の下面から模型凹部2bの底面までの距離K2が近いほど、鋳型密度が均一に近づくため、より好ましい。
以下に、本明細書および図面で用いた主な符号をまとめて示す。
2 パターンプレート
2a 模型凸部
2b 模型凹部
3 鋳枠
3a 上開口部
4 盛枠
4a 下開口部
5 砂充填ホッパ
6 スクイズヘッド機構
7 スクイズボード
8 スクイズフット
19 枠状フレーム
S 鋳物砂

Claims (5)

  1. 鋳枠及びパターンプレートを用いて鋳物砂で鋳型を造型する鋳型造型方法であって、
    前記鋳枠と、前記鋳枠の上開口部と接続可能な下開口部を有する盛枠と、前記盛枠内に入出可能なスクイズボード、及び、前記スクイズボードを貫通して前記スクイズボードに対して昇降可能な複数のスクイズフットを有するスクイズヘッド機構と、前記パターンプレートとを用いて造型空間を形成する工程と、前記鋳物砂を貯留する砂充填ホッパ内の前記鋳物砂を前記造型空間に充填する工程と、前記スクイズヘッド機構を下降させて前記鋳物砂をスクイズする工程と、を有し、
    前記スクイズする工程の開始と同時、もしくは、前記スクイズする工程の途中に、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットを下降させ
    前記造型空間を形成する工程において、前記パターンプレートに形成された模型凸部に対向する前記スクイズフットを下降させ、その後、前記充填する工程を実施し、
    前記充填する工程の後に、前記パターンプレートに形成された模型凸部に対向する前記スクイズフットを上昇させた後、もしくは、上昇させながら前記スクイズする工程を実施することを特徴とする、
    鋳型造型方法。
  2. 前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットを下降させる作動圧力は、所望の圧力に変更可能にされていることを特徴とする、
    請求項1記載の鋳型造型方法。
  3. 前記スクイズする工程において前記鋳物砂をスクイズするスクイズ圧力を測定し、該測定されたスクイズ圧力が予め設定された圧力に到達したとき、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットの下降を開始させることを特徴とする、
    請求項1又は2のいずれかに記載の鋳型造型方法。
  4. 前記スクイズする工程において前記鋳物砂をスクイズする前記スクイズヘッド機構の下降距離を測定し、該測定された下降距離が予め設定された距離に到達したとき、前記パターンプレートに形成された模型凹部に対向する前記スクイズフットの下降を開始させることを特徴とする、
    請求項1又は2のいずれかに記載の鋳型造型方法。
  5. 前記パターンプレートの外周を包囲し、上下摺動する枠状フレームを備え、前記造型空間は、その一部が該枠状フレームにより形成されることを特徴とする、
    請求項1又は2のいずれかに記載の鋳型造型方法。
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