JP6665142B2 - 鞍乗型車両の排気装置 - Google Patents
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Description
しかし、下記特許文献1の構造では、走行風を利用して触媒を冷却するために、燃料タンクと車体カバーとの間に触媒装置を配置することが前提となり、触媒装置の配置レイアウトに制約を受ける。また、設置スペースから触媒装置の長手方向に排気管を接続し、触媒装置の長手方向を車両前後方向に向けて配置することとなるが、燃料タンクの側方に位置して置かれるため、車両バンク時に触媒装置が地面と干渉し易く、それを避けバンク角を確保するためには、車両の高さ方向が大型化する恐れがあった。
それに対し、触媒装置をその長手方向を車幅方向に向けて車幅方向中間位置に配置し、バンク角を確保し、車両が高さ方向に大型化することを抑制することが考えられる。しかしながら、触媒装置を車幅方向中間位置に配置した場合は、触媒装置の前方に、車体カバーや車両機器が配置されているため、走行風を利用しての触媒の冷却がし難くなる。
車体フレームと、クランクケースに、シリンダ軸線を略水平に前傾して配置されたシリンダとシリンダヘッドを取付け、前記車体フレームにリンク部材を介して揺動可能に支持されたスイング式パワーユニットと、前記シリンダヘッドに接続された排気管と、同排気管の途中に介装された触媒装置と、前記スイング式パワーユニットの前方に位置する足載部とを備え、前記触媒装置の長手方向両端に前記排気管を接続した鞍乗型車両の排気装置において、
前記触媒装置は、車両側面視で少なくともその一部は前記シリンダの下方に配置されるとともにその長手方向を車幅方向に向けて配設され、前記足載部の下部、且つ、前記触媒装置の前方にアンダーカバーが配設され、前記触媒装置は、車両側面視で、車両前後方向において、前記排気管の前記シリンダヘッドとの接続部と前記クランクケースとの間に位置し、前記アンダーカバーの最下端より上方に配設され、車両側面視で前記アンダーカバーの底面後端は、上方に屈曲して前記触媒装置に向けて形成されたことを特徴とする鞍乗型車両の排気装置である。
排気管を長手方向に接続した触媒装置を、少なくともその一部をシリンダの下方に配置するとともにその長手方向を車幅方向に向けて配設したことで、触媒装置が車幅方向中央寄り位置に配置され、車両バンク時に触媒装置が地面と干渉しないようにすることができる。つまり、触媒装置を車両側方に位置して置くことを避けて、バンク角を確保するために車両を高さ方向に大型化することを抑制することができる。その際に、アンダーカバーの底面後端を触媒装置に向けて指向させたことで、アンダーカバーで受ける走行風を触媒装置に導くことができ、走行風を利用して触媒装置内に装填された触媒を冷却することができる。
前記アンダーカバーの底面に車両前後方向に沿う導風リブが立設され、前記導風リブの後端は、平面視で、前記触媒装置を指向するようにしてもよい。
その構成によれば、
触媒装置の前方に配置されるアンダーカバーの底面に導風リブを設け、触媒装置に向けて指向させたことで、走行風を触媒装置に導くことができ、触媒の冷却を図ることができる。
前記導風リブは、車両前後方向において、前方から後方に至るにつれて立設高さが高くなるようにしてもよい。
その構成によれば、
前方から後方に至るにつれて導風リブの立設高さを高くしたことで、アンダーカバーの底面で受ける走行風の導風効果が高まり、走行風をより効果的に触媒装置に導いて触媒の走行風による冷却効果を向上させることができる。
前記アンダーカバーの前部に、前記足載部側に通じる開口部が設けられてもよい。
その構成によれば、
車両前方からの走行風を開口部から取り入れ、アンダーカバーの底部後端が触媒装置に向けて指向しているので、アンダーカバーと足載部との間を通過する走行風を触媒装置に導くことができ、さらに走行風を利用して触媒装置を冷却することができる。
排気管を長手方向に接続した触媒装置を、少なくともその一部をシリンダの下方に配置するとともにその長手方向を車幅方向に向けて配設したことで、触媒装置が車幅方向中央寄り位置に配置され、車両バンク時に触媒装置が地面と干渉しないようにすることができる。つまり、触媒装置を車両側方に位置して置くことを避けて、バンク角を確保するために車両を高さ方向に大型化することを抑制することができる。その際に、アンダーカバーの底面後端を触媒装置に向けて指向させたことで、アンダーカバーで受ける走行風を触媒装置に導くことができ、走行風を利用して触媒装置内に装填された触媒を冷却することができる。
また、触媒装置は、その長手方向を車幅方向に向けて配設されたので、シリンダヘッドとクランクケースとの間の狭いスペースにシリンダに近く位置することができ、触媒装置の配置位置をより高くアンダーカバーの最下端より上方に設定できるため、車両バンクに対してより有利になる。その場合においても、アンダーカバーの底面後端が上方に屈曲して形成されたことで、上方に位置する触媒装置へ走行風が導かれて、触媒の冷却がなされる。
なお、本明細書の説明および特許請求の範囲における前後左右上下等の向きは、本実施形態に係る鞍乗型車両の排気装置を、車両に搭載した状態での車両の向きに従うものとする。ここで車両は鞍乗型車両であり、本実施形態において鞍乗型車両は具体的にはスクータ型自動二輪車(以下、単に「自動二輪車」という)である。
また、図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
本実施形態の自動二輪車1においては、車体前部1Aと車体後部1Bとが、低い足載部(フロア部)1Cを介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレーム2は、概ねダウンフレーム21とメインフレーム22とからなる。
すなわち車体前部1Aのヘッドパイプ20からダウンフレーム21が下方へ延出し、ダウンフレーム21の下端から後方へ略水平に延びる左右一対のメインフレーム22のロアフレーム部22aが接続する。ロアフレーム部22aの後端から斜め後上方に延びるメインフレーム22は左右一対の傾斜部22bを形成し、傾斜部22bの上部がさらに屈曲して後方に略水平に延びた左右一対の水平部22cを形成している。
一方、車体前部1Aにおいては、ヘッドパイプ20に軸支されて上方にハンドル12が設けられ、下方にフロントフォーク13が延びてその下端に前輪14が軸支されている。
メインフレーム22の傾斜部22aにパワーユニット支持ブラケット23が後方に向けて突設され、パワーユニット支持ブラケット23にリンク部材24を介してスイング式パワーユニット(以下、単に「パワーユニット」という。)3が上下揺動可能に連結支持される。
すなわち、本実施形態の自動二輪車1は、パワーユニット3の上部リンク支持構造を採っており、その結果、パワーユニット3の前部下方に後述の触媒装置7を備えるスペースが得られる。
足載部(フロア部)1Cは、車体フレーム2のメインフレーム22の左右一対のロアフレーム部22a側に設けられ、ロアフレーム部22aの上方がフロアカバー10cにより覆われるとともに、その左右がそれぞれ前後方向にフロアサイドカバー10dで覆われ、下部はアンダーカバー10eで覆われる。
車体後部1Bでは、乗員シート11の後部下方に燃料タンク16がメインフレーム22の水平部22cに取付けられており、メインフレーム22の傾斜部22bと水平部22cはボデイカバー10fにより左右および後方が覆われる。また、前輪14の上方にはフロントフェンダ10gが設けられる。
各カバー10a〜10fは適宜な材料で形成される。アンダーカバー10eは、好ましくは樹脂材料で形成されるが、それに限定されない。
動力伝達部5の後部と、メインフレーム22後部の水平部22cとの間に図示しないリヤクッションが介装されている。
クランクケース30は左右割り構造で、左半体は後方に一体に延在して動力伝達部5を構成している。
また、シリンダヘッド43の下部の排気ポート出口47に接続した排気管6(6A、6B)には略円筒形状の触媒装置7が介装されており、その内部に排気ガス浄化用の、例えば三元触媒等の触媒71が装填されている。
排気管6は、前部排気管6Aと後部排気管6Bからなり、排気ポート出口47から下方に延出した前部排気管6Aが、中心軸線Xを車幅方向に配向された略円筒形状の触媒装置7の左端のケース入口72(図3参照)に接続した後、触媒装置7の右端のケース出口73(図3参照)に接続した後部排気管6Bが後方へ屈曲し車両右側に沿って後方に延びて、後輪15の右側のマフラ60に接続している。
アンダーカバー10eの左、右端縁81L、81R(図3参照)は、それぞれ左、右のフロアサイドカバー10dの車両中心側に折り曲げられた下縁10d1内に位置して覆われている。
アンダーカバー10eとクランクケース30との間で、シリンダ42の下方(図4参照)に位置して、略円筒形状の触媒装置7が、長手方向となる中心軸線X方向を車幅方向に配向して配設されている。
なお、本実施形態において「長手方向」とは、後述のようにその両端に排気管6(6A、6B)を接続する方向である。
右側方を向くまで平面視で湾曲した前部排気管6Aの下流端6Abは、シリンダ42の下方(図4参照)で中心軸線Xを車幅方向に配向された略円筒形状の触媒装置7の左端側のケース入口72に接続する。
すなわち、排気管6(6A、6B)を長手方向に接続した触媒装置7が排気管6の途中に介装され、長手方向を車幅方向に向けて車幅方向中央寄り位置に配置されている。
ケース出口73は触媒装置7の右端側に車幅方向右方向に向いて設けられており、後部排気管6Bが接続される。後部排気管6Bは平面視で後向きになるまで湾曲し、車両右側部を前述のマフラ60まで配設される。
したがって、触媒装置7は、その長手方向、すなわち前側排気管6Aと後側排気管6Bが接続する方向である中心軸線X方向を車幅方向に配向されて、平面視で少なくともその一部がシリンダ42と重なって配設され、車幅方向中央寄り位置に安定して固定され、その前方にアンダーカバー10eが配設されている。
なお、本発明において、触媒装置7の取付け構造は本実施形態に示すものに限られることはなく、周囲の装置構造に従って適宜なされてよい。
パワーユニット3は、クランクケース30の上部においてリンク部材24で支持され(図1参照)、その前部に構成される内燃機関4は、強制空冷式1気筒内燃機関であり、シリンダ42とシリンダヘッド43は、強制空冷空気を通すシュラウド48で囲まれている。
クランクケース30に車幅方向に配向され支持されたクランク軸41は、シリンダ42内を往復するピストン31によって回転駆動され、シリンダヘッド43は、燃焼室32、吸気ポート33と吸気弁34、排気ポート35と排気弁36、動弁機構37等を備えることが示されている、
アンダーカバー10eの底面85には車両前後方向に沿って下方に向けて複数の導風リブ86が立設されているが、図4に示されるアンダーカバー10eの車両前後方向断面83が示すように、アンダーカバー10eの底面後端84は、触媒装置7に向けて指向している。
つまり、触媒装置7を車両側方に位置して置くことを避けて、バンク角を確保するために、自動二輪車1が高さ方向に大型化することを抑制することができる。
その際に、アンダーカバー10eの底面後端84を触媒装置7に向けて指向させたことで、アンダーカバー10eの底面85で受ける走行風を触媒装置7に導くことができ、走行風を利用して触媒装置7内に装填された触媒71を冷却することができるものとなる。
遮熱板49は、鋼板等の金属板で作られており、シリンダ42を囲う強制空冷用のシュラウド48の近くに触媒装置7を配置しても、遮熱板49により触媒装置7の熱がシュラウド48に及び難くすることができる。
アンダーカバー10eの最下端10exは、車両側面視で触媒装置7の最下端より下方に位置する。言い換えれば、触媒装置7の下端は、アンダーカバー10eの最下端10exより上方に位置する。アンダーカバー10eは最下端10exから上方に屈曲して形成されている。
触媒装置7は、その長手方向を車幅方向に向けて配設されたので、そのように、シリンダヘッド42とクランクケース30との間の狭いスペースにシリンダ42に近く位置することができ、触媒装置7の配置位置をより高くアンダーカバー10eより上方に設定できるため、車両バンクに対してより有利になる。その場合においても、アンダーカバー10eの底面後端84が上方に屈曲して形成されたことで、上方に位置する触媒装置7へ走行風が導かれて、触媒71の冷却がなされる。
図5、図6に示されるように、アンダーカバー10eの底面85には、車両前後方向に沿う導風リブ86が複数立設されている。そして、導風リブ86の後端86aは、図3、5に示されるように、平面視(下面視)で、触媒装置7を指向している。導風リブ86の後端86aは、平面視(下面視)で、車幅方向において、排気管6の車幅方向幅内に位置する。そのように、触媒装置7の前方に配置されるアンダーカバー10eの底面85に導風リブ86を設け、触媒装置7に向けて指向させたことで、走行風を触媒装置7に導くことができ、触媒71の冷却を図ることができる。
すなわち、導風リブ86は、中心軸線X方向を車幅方向に配向し車幅方向中央寄りに配置された触媒装置7の長さの範囲内に、アンダーカバー10eの底面85を流れる走行風を集めるようにして触媒装置7へ導き、触媒71の冷却効果が向上するようにしている。
そのように、前方から後方に至るにつれて導風リブ86の立設高さHを高くすることで、アンダーカバー10eの底面85で受ける走行風の導風効果が高まり、走行風をより効果的に触媒装置7に導いて触媒71の走行風による冷却効果を向上させることができる。
また、符号88は車体フレーム2に対するアンダーカバー10eの係合フックであり、図4に示されるように、左右一対のメインフレーム22のロアフレーム部22a間のクロスメンバー22dに係合し、位置決めと負荷支持を担っている。
なお、本発明において、アンダーカバー10eの支持、固定は、本実施形態の態様に限定されるものではなく、周囲の装置構造に従って適宜なされてよい。
図8は、図1中VIII−VIII矢視による自動二輪車1の前輪14より後方の前面断面図であり、図8に示されるように、アンダーカバー10eの開口部89は、前輪14より後方において前方に向けて開口している。
そのため、車両前方からの走行風を開口部89から取り入れ、アンダーカバー10eの底面後端84が触媒装置7に向けて指向しているので、アンダーカバー10eと足載部1Cとの間を通過する走行風を触媒装置7に導くことができ、さらに走行風を利用して触媒装置7を冷却することができる。
なお、アンダーカバー10eの開口部89に代えて、足載部1Cの前方に配置されるレッグシールド10bに開口部89′を設けてもよい。
なお、説明の便宜上、パワーユニット、内燃機関を実施形態に図示の左右配置のものに特定して説明したが、左右配置の異なるものであっても、本発明に含まれる。
Claims (4)
- 車体フレーム(2)と、
クランクケース(30)に、シリンダ軸線(C)を略水平に前傾して配置されたシリンダ(42)とシリンダヘッド(43)を取付け、前記車体フレーム(2)にリンク部材(24)を介して揺動可能に支持されたスイング式パワーユニット(3)と、
前記シリンダヘッド(43)に接続された排気管(6)と、
同排気管(6)の途中に介装された触媒装置(7)と、
前記スイング式パワーユニット(3)の前方に位置する足載部(1C)とを備え、
前記触媒装置(7)の長手方向両端に前記排気管(6)を接続した鞍乗型車両(1)の排気装置において、
前記触媒装置(7)は、車両側面視で少なくともその一部は前記シリンダ(42)の下方に配置されるとともにその長手方向を車幅方向に向けて配設され、
前記足載部(1C)の下部、且つ、前記触媒装置(7)の前方にアンダーカバー(10e)が配設され、
前記触媒装置(7)は、車両側面視で、車両前後方向において、前記排気管(6)の前記シリンダヘッド(43)との接続部(6Aa)と前記クランクケース(30)との間に位置し、前記アンダーカバー(10e)の最下端(10ex)より上方に配設され、
車両側面視で前記アンダーカバー(10e)の底面後端(84)は、上方に屈曲して前記触媒装置(7)に向けて指向して形成されたことを特徴とする鞍乗型車両の排気装置。 - 前記アンダーカバー(10e)の底面(85)に車両前後方向に沿う導風リブ(86)が立設され、前記導風リブ(86)の後端(86a)は、平面視で、前記触媒装置(7)を指向することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の排気構造。
- 前記導風リブ(86)は、車両前後方向において、前方から後方に至るにつれて立設高さ(H)が高くなることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両の排気構造。
- 前記アンダーカバー(10e)の前部に、前記足載部(1C)側に通じる開口部(89)が設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の排気構造。
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