JP6665122B2 - 刃セット、毛切断装置、及び関連する製造方法 - Google Patents

刃セット、毛切断装置、及び関連する製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6665122B2
JP6665122B2 JP2016575440A JP2016575440A JP6665122B2 JP 6665122 B2 JP6665122 B2 JP 6665122B2 JP 2016575440 A JP2016575440 A JP 2016575440A JP 2016575440 A JP2016575440 A JP 2016575440A JP 6665122 B2 JP6665122 B2 JP 6665122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
blade
metal component
component
fixed blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016575440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017524425A5 (ja
JP2017524425A (ja
Inventor
ジークフリート サブラトシャン
ジークフリート サブラトシャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2017524425A publication Critical patent/JP2017524425A/ja
Publication of JP2017524425A5 publication Critical patent/JP2017524425A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6665122B2 publication Critical patent/JP6665122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/3846Blades; Cutters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/042Long hair cutters or older types comprising a cutting grid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/06Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof involving co-operating cutting elements both of which have shearing teeth
    • B26B19/063Movable or adjustable cutting head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/20Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers with provision for shearing hair of preselected or variable length
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/3893Manufacturing of shavers or clippers or components thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)
  • Brushes (AREA)

Description

本開示は、毛切断装置に関し、特に、電気的に動作する毛切断装置に関し、特に、このような装置のための刃セットの固定刃に関する。刃セットは、毛内を移動方向に移動され、毛を切断するように配置され得る。固定刃は、第1の壁部分及び第2の壁部分であって、それらの間に、可動カッター刃が少なくとも部分的に囲まれ且つ案内され得るガイドスロットを画定する、第1の壁部分及び第2の壁部分を含み得る。本開示は、更に、毛切断装置用の固定刃及び刃セットを製造するための方法に関する。
英国特許出願公開第2266259A号は、本体を含む鼻又は耳用の毛トリマを開示している。本体は、ハンドルとして機能し、その遠位端に切断手段を備える、鼻又は耳内に挿入するための拡張部を有する。前記切断手段は、毛が入るための少なくとも1つの孔を有するアンビルに摺動可能に係合する、往復して動くことができる刃手段を含む。前記アンビルは、刃手段を囲むシールドを形成するような形状である。
国際公開第2013/150412A1号は、毛切断装置及び毛切断装置の対応する刃セットを開示している。刃セットは、固定刃及び可動刃を含む。可動刃は、毛を切断するために固定刃に対して往復して駆動され得る。刃セットは、トリミング操作及び剃毛操作の両方を可能にするのに特に適している。
体毛を切断する目的のために、基本的に2つの慣例的に区別される種類の電動装置、即ち、かみそり及び毛トリマ又はクリッパが存在する。一般に、かみそりは、剃毛、即ち、無精髭のない滑らかな肌を得るために体毛を皮膚の高さにおいて薄く切るために用いられる。毛トリマは、典型的には、肌からの選択された距離において毛を切断するため、即ち、毛を所望の長さに切るために用いられる。用途の違いは、両装置に実装される切断刃構成物の異なる構造及び構成に反映される。
電気かみそりは、一般に、フォイル、即ち、極薄の孔の開いたスクリーンと、このフォイルの内側に沿って、このフォイルに対して動くことができるカッター刃とを含む。使用中、フォイルの外側は皮膚に当てられて押し付けられ、フォイルを貫通するあらゆる毛がフォイルの内側に対して動くカッター刃によって切断され、かみそり内部の中空の毛収集部に落下するようにされている。
その一方で、電気毛トリマは、一般に、歯状縁を有する略2つのカッター刃を含み、各歯状縁が重なるように、一方が他方の上に配置される。動作時、カッター刃は互いに対して往復運動し、これらの歯の間に捉えられたあらゆる毛を鋏の動作で切断する。毛が切断される皮膚上の正確な高さは、通常、(スペーサ)ガード又はコームと呼ばれる付加的な取付可能部品によって決定される。
更に、基本的に剃毛及びトリミングの両方の目的に適合された、組み合わされたデバイスが知られている。しかしながら、これらのデバイスは、単に、2つの別個の且つ異なる切断部、即ち、上で記載したような電動かみそりの概念に合致する設定を含む剃毛部と、他方では、毛トリマの概念に合致する設定を含むトリミング部とを含むものである。
一般的な電気かみそりは、皮膚の上で所望の可変長に毛を切断すること、即ち、正確なトリミング操作に特に適しているわけではない。これは、少なくとも一部、電気かみそりがフォイルと、従ってカッター刃を皮膚から離間するための機構とを含まないという事実によって説明され得る。しかし、電気かみそりが、例えば、スペーシングコームなどのアタッチメントスペーサ部品を付加することによりこのような機構を含んでいたとしても、通常、多数の小さい孔を含むフォイルの構成が、最も短い及び最も堅い毛を除く全ての毛の効率的な捕捉を低減するであろう。
同様に、一般的な毛トリマは、主として、変形することなく鋏の動作を実施するために別個のカッター刃が特定の剛性と従って厚さとを必要とするという理由で、剃毛に特に適しているわけではない。皮膚の近傍で毛が切断されるのを防ぐのは、その皮膚に面する刃の最小必要刃厚である。従って、ユーザは、自らの体毛を剃ること及びトリミングすることの両方を望む場合、2つの別個の装置を購入し、取り付ける必要があり得る。
更に、組み合わせ式剃毛及びトリミングデバイスは、それらが基本的に2つの切断刃セット及びそれぞれの駆動機構を必要とすることから、幾つかの欠点を呈する。従って、これらのデバイスは、汎用の単一目的用の毛切断装置よりも重く且つ摩耗し易く、また、コストのかかる製造及び組み立て工程を必要とする。同様に、これらの組み合わせ式デバイスを操作することは、多くの場合、むしろ不快さ及び複雑さを体感させる。2つの別個の切断部を含む従来の組み合わせ式剃毛及びトリミングデバイスが使用される場合であっても、デバイスの取り扱い及び異なる動作モード間での切り換えは時間のかかるものであり、ユーザにあまり優しくないと考えられる可能性がある。切断部は、通常、デバイスの異なる位置に設けられることから、ユーザは動作中、2つの異なる主な保持位置に慣れる必要があるため、案内の精度(及び従ってまた切断精度)が低減される場合がある。
上記の国際公開第2013/150412A1号は、剃毛に使用される際に皮膚に面する可動刃の側に固定刃の第1部分が配置され、固定刃の第2部分が使用時に皮膚とは反対側に面する可動刃の側に配置されるように、可動刃を収容する固定刃を含む刃セットを提供することによって、これらの課題の幾つかに対処している。更に、歯状切刃において、固定刃の第1部分と第2部分とが接続され、それによって、可動刃の各歯をカバーする複数の固定歯を形成する。その結果、可動刃は固定刃によって保護される。
この構成は、固定刃が皮膚とは反対側に面する可動刃の側にも存在するため、固定刃が強度及び剛性の増加を刃セットに付与し得る限りにおいて有利である。これは、一般に、可動刃の皮膚に面する側にある固定刃の第1部分の厚さの低減を可能にし得る。従って、このようにして、動作時に可動刃を皮膚に接近させることができるため、上記刃セットは毛剃毛操作に好適である。これに加えて、スロットと交互に配置される各歯を含む切刃の構成が、より長い毛がスロットに入り、結果として、可動刃と固定刃との間の相対切断運動によって切断されることも可能にすることから、刃セットは、毛トリミング操作にも特に好適である。
しかしながら、毛切断デバイス及びそれぞれの刃セットの改良に対する需要は依然としてある。これは、特に、ユーザの快適性に関連する点、性能に関連する点及び製造に関連する点を含み得る。製造に関連する点は、連続生産又は量産に対する適性を含み得る。
本開示の目的は、代替的な固定カッター刃と、剃毛及びトリミングの両方を可能にするための対応する刃セットとを提供することである。特に、剃毛操作及びトリミング操作の両方におけるユーザの快適な体験に寄与する固定刃及び刃セットが提供され得る。より好ましくは、本開示は、例えば、上述のような既知の先行技術の毛切断刃に固有の少なくとも幾つかの欠点に対処し得る。向上した動作性能を示し得る一方で、好ましくは、切断操作に必要な時間を低減する刃セットを提供すると更に有利であろう。対応する、このような固定刃を製造するための方法を提供することが更に好ましい。刃セット、特に固定刃の製造を、コスト効率的な態様で且つ適切な工程能力によって可能にし得る製造方法を呈示することが特に所望される。
本開示の第1の態様によれば、毛切断装置の刃セットの、一体形成された金属プラスチック複合材の固定刃が呈示される。前記刃セットは、毛内を移動方向に動かされて毛を切断するようになっており、前記固定刃は、
− 動作時、皮膚に面する壁として機能するように配置された第1の壁部分と、
− 第2の壁部分であって、第1の壁部分から少なくとも部分的にオフセットされ、それにより、第1の壁部分と第2の壁部分とがそれらの間に、可動カッター刃を受け入れるために配置されたガイドスロットを画定する、第2の壁部分と、
− 第1の壁部分と第2の壁部分との両方によって形成された少なくとも1つの歯状前縁と、
− 少なくとも1つの取付要素を含むプラスチック構成要素と
を含み、
少なくとも1つの歯状前縁が複数の歯を含み、
第1の壁部分及び第2の壁部分が、金属構成要素、特に薄板構成要素から一体的に作製され、
第1の壁部分及び第2の壁部分が、固定刃の内部金属シェルを相互に画定し、
プラスチック構成要素は第2の壁部分に一体化(モールド)される。
この態様は、1つの金属構成要素が、固定刃の第1の壁部分と第2の壁部分との両方を形成するように加工され得るという見識に基づく。動作時、第1の壁部分は、皮膚と密接し得る。第1の壁部分は、基本的に、可動カッター刃と協働して毛を切断するように構成され得る。概して、皮膚の近傍で毛を切断することを可能にするために、第1の壁部分は極めて薄肉であることが望まれる。しかしながら、第1の壁部分の要求最小厚さが、基本的に、最小切断長さを制限する。従って、固定刃を補強するために、第1の壁部分に第2の壁部分を付加すると有利である。換言すると、第1の壁部分及び第2の壁部分は、可動カッター刃用のガイドスロットを囲む実質的に閉じた輪郭を画定し得る。従って、固定刃は極めて剛性であり得、動作中における刃セットの望ましくない撓みを防止することができる。特に、毛の切断プロセスに必ずしも関与しない第2の壁部分が固定刃を強化し得ることから、第1の壁部分は更に薄くなり得、これにより、特に毛切断装置の毛剃毛性能を向上させ得る。
上記態様によれば、プラスチック構成要素は第2の壁部分に一体化(モールド)される。しかしながら、これは、プラスチック構成要素が、また、少なくとも部分的に、第1の壁部分に、又は第1の壁部分と第2の壁部分との間の移行部に一体化されることを必ずしも排除するものではない。
第1の壁部分及び第2の壁部分が作製される未処理又はブランク金属構成要素は薄板構成要素であることが好ましい。より好ましくは、金属構成要素は、基本的に平坦な薄板構成要素として初めに提供される。これは、金属構成要素がコイルから供給されることを含み得る。従って、第1の壁部分及び第2の壁部分は、基本的に、同様の又は更には同じ厚さを有し得る。しかしながら、上記態様によれば、第2の壁(底壁とも呼ばれ得る)が第1の壁(頂壁又は皮膚に面する壁とも呼ばれ得る)に付加されることから、極めて剛性のある構成物(arrangement)が提供され得る。第1の壁部分及び第2の壁部分は基本的に閉じた設計を画定するように加工されることが特に好ましい。これは、第1の壁部分及び第2の壁部分が、ガイドスロットに外接する基本的に閉じたシェルを画定することを含み得る。基本的に閉じた設計又は断面は、概して、同様の断面積を有する開いた設計又は開いた断面と比較して、向上した剛性及び増加した断面係数を提供し得る。
従って、第1の壁部分及び第2の壁部分は、内部フレーム構造を画定し得る。内部フレーム構造は、第1の壁部分に対する可動カッター刃の垂直姿勢(Z姿勢)を画定するための更なる取付構成要素を付加する必要なく可動カッター刃が案内スロット内に受け入れられ得るように構成されていることが好ましい。換言すると、上記態様に従って形成される固定刃の内部金属シェルは、可動カッター刃のための画定されたクリアランスを提供し得る。従って、固定刃の第1の壁部分に対して可動カッター刃を付勢する更なる付勢部材(例えば、板ばね)を付加することは必ずしも必要とされない。
好ましくは、固定刃は、一体形成された固定刃である。これは、プラスチック構成要素が金属構成要素に一体化されることを含む。プラスチック構成要素を成形するステップと、プラスチック構成要素を金属構成要素に接着するステップとが、1つの統合された製造ステップ又はプロセスにおいて実施されることが特に好ましい。従って、更なる組立ステップは必要ない。更に、締結具又は別個の取付要素は必要ない。
概して、プラスチック構成要素は、固定刃のアタッチメントインタフェースとして配置され得る。例として、固定刃は、毛切断装置の受器に着脱可能に取り付けられ得るスナップ式固定刃として配置され得る。従って、プラスチック構成要素の少なくとも1つの取付要素は、スナップ式要素として配置され得る。
一実施形態において、金属構成要素は、曲げられた薄板構成要素であり、金属構成要素の曲げ領域、特に、U字形の曲げ領域に少なくとも1つの歯状前縁が形成されており、少なくとも1つの歯状前縁の歯が、金属構成要素に配置されたスロットのパターンから形成されており、スロットは、全体的に、長手方向Xに延びている。
上に示したように、金属構成要素は、初めに薄板構成要素として提供され得る。例として、基本的に、矩形ブランクが提供され得る。ブランクは、その中に複数のスロットを画定するように加工され得る。スロットは、基本的に長手方向Xに延び得る。好ましくは、複数の並列スロットが設けられる。スロットの間に、各ストリップが提供され得る。概して、スロットは、長穴として配置され得る。換言すると、スロットは、金属構成要素の金属材料によって囲まれる閉じたスロット又は長穴として配置され得る。
金属構成要素を曲げることは、基本的に、基本的に長手方向Xに垂直な横方向Yに基本的に延びる曲縁又はプロファイルの周りで金属構成要素を折ること又は曲げることを含み得る。更に、曲げプロファイル又は曲縁は、スロットの長手方向の伸長範囲の中心部に配置されることが好ましい。換言すると、長手方向に向けられたスロット及びストリップは、側方に延びる曲縁の周りで曲げられる。従って、スロット構成物のストリップは、基本的に平坦な金属構成要素内のスロットによって画定された各歯スロットと交互に配置される内部金属シェルの歯を画定し得る。従って、横方向Yに垂直な断面平面において見た場合、金属構成要素の歯は、基本的に、U字形の断面プロファイルを含み得る。より一般には、固定刃の歯状前縁は、実質的に平坦な金属構成要素の格子構造を変形させる又は曲げることにより形成され得る。歯のU字形プロファイルにおいて、可動カッター刃の各歯は、固定刃の歯と協働して毛を切断するように配置され得る。
別の実施形態において、少なくとも1つの歯状前縁の歯は、横方向Yに垂直な断面平面において見た場合、第1の壁部分にある第1の脚と、第2の壁部分にある第2の脚とを含む実質的にU字形の形態を含む。第1の脚及び第2の脚は、それらの先端部において互いに一体となる。概して、歯の先端部は、金属構成要素の曲げ領域内に配置され得る。
固定刃の更に別の実施形態において、第1の脚は、長手方向Xに垂直な断面平面において見た場合、可動カッター刃の各切刃と協働するように配置される側方切刃を含み、第2の脚は、長手方向Xに垂直な断面平面において見た場合、その上面(第1の壁部分に面する側)にテーパ状の部分を含み、テーパ状の部分は、プラスチック構成要素のプラスチック材料によって被覆される。
概して、切刃は、第1の脚の下面(皮膚とは逆側に面する側)の長手方向に延びる縁に配置され得る。第1の脚の皮膚に面する側にある対向する縁は、皮膚の炎症を避けるために滑らかにされ得る。皮膚に面する縁を滑らかにすることは、丸み付け及び/又は面取りを含み得る。対照的に、第2の脚の皮膚に面する上面の縁は、第1の脚へと向かうテーパ部を含み得る。従って、テーパ部によって作製された開空間に、金属構成要素とプラスチック構成要素との間の接着を更に強化することができるプラスチック材料が充填され得る。
概して、歯の第2の脚が、第1の脚の横方向の伸長範囲よりも狭い横方向の伸長範囲を含むことが好ましい場合がある。既に上で示したように、プラスチック材料が、各歯の第2の脚を含み得る少なくとも第2の壁部分に接着されることが好ましい場合がある。プラスチック構成要素と金属構成要素との間の接着力を更に向上するために、プラスチック構成要素が、歯の第2の脚に、それらの下面(皮膚の逆側に面する)及びそれらの側面において接することが好ましい場合がある。テーパ部により、第2の脚の各側面は少なくとも僅かに傾斜し得る。従って、長手方向Xに垂直な断面平面において見ると、第2の脚の下面は各上面に比べてより広い横方向の伸長範囲を有し得る。これは、プラスチック材料が充填されるより多くの空間が提供されるという利点を有し得る。これは、第2の脚の上面に隣接するプラスチック材料の要求最小厚さが提供されることを確実にし得る。概して、一方では、プラスチック構成要素が歯の第2の脚の下面及び側面を被覆することが好ましい場合がある。他方で、また、歯の第2の脚の一体形成された構造及びプラスチック被覆範囲が、基本的に、歯の第1の脚の横方向の伸長範囲と同様の全体的な横方向の伸長範囲を有することが更に好ましい場合がある。
この点に関して、概して、プラスチック材料は歯の第1の脚に接着されないことに言及しておく価値がある。これは、特に、各切刃が取り付けられる第1の脚の部分に当てはまる。しかしながら、少なくとも幾つかの実施形態では、プラスチック材料は、また、先端部又は第1の脚と第2の脚とが相互に接続される移行領域に接着される。
更に別の実施形態において、固定刃は、第1の歯状前縁及び第2の歯状前縁を含み、第1の壁部分は、第1の歯状前縁から第2の歯状前縁まで基本的に連続的な状態で延び、第2の壁部分は、第1の歯状前縁から中心部まで延びる前部分と、第2の歯状前縁から中心部まで延びる後部分とを含み、前部分及び後部分の狭い側部は、中心部において互いに面している。
従って、初めは基本的に平坦な金属構成要素に、スロットの2つの各パターン(又はより具体的には行)が加工され得る。第1の歯状前縁及び第2の歯状前縁は、金属構成要素を各曲げプロファイル又は曲縁の周りで曲げることによって画定され得る。当然のことながら、また、第1及び第2の歯状前縁のそれぞれに対し、それぞれの曲げ型が提供され得る。概して、第1の歯状前縁及び第2の歯状前縁のそれぞれは、約180°(度)の曲げ角度を含み得る。概して、第1の壁部分及び第2の壁部分、特に、そのそれぞれの第1の脚及び第2の脚は、互いに実質的に平行に配置され得る。従って、可動カッター刃のための精密なクリアランス寸法が提供され得る。
上記実施形態は、狭い側部が中心部において相互に接続される、特に、相互に接着されるという点で更に発展され得る。幾つかの実施形態では、プラスチック構成要素が、第2の壁部分の下面にある少なくとも幾つかの接着点を被覆する。前部分の狭い側部と対向する後部分の狭い側部とを接着することによって、金属シェルの閉じた構造又は環状構造が得られることができる。前部分と後部分とを接着するすることで、金属シェルの寸法安定性を更に向上させ得る。接着は、金属接着、特に、レーザボンディング、又は特に、レーザスポットボンディングを含み得る。概して、前部分及び後部分の向かい合う狭い側部間に間隙が設けられ得る。間隙に沿って、少なくとも幾つかの接着点が設けられ得る。概して、間隙はプラスチック材料によって被覆されることが好ましい。プラスチック材料は、基本的に、前部分及び後部分を含む第2の壁部分に面積的に接着されることから、金属シェルの寸法安定性は更に一層向上され得る。更に、固定刃の強度及び剛性が更に一層増加され得る。
更に別の実施形態において、第1の壁部分及び第2の壁部分が作製される金属構成要素は、第2の壁部分の前部分から、第1の歯状前縁、第1の壁部分及び第2の歯状前縁にわたり、第2の壁部分の後部分に向かって延びる。第1の壁部分及び第2の壁部分の両方は、略平ら又は平坦であり得る。第1の壁部分及び第2の壁部分は互いに実質的に平行に延び、且つそれらの間にガイドスロットを画定し得る。
更に別の実施形態において、金属構成要素は、横方向Yに垂直な断面平面において見た場合、基本的に、可動カッター刃用のガイドスロットを囲んでいる。換言すると、可動カッター刃は、第1の壁部分及び第2の壁部分から形成された金属シェルによって画定されるガイドスロット内で垂直方向に案内され且つ長手方向に案内され得る。概して、可動カッター刃は固定刃に対して横方向Yに動くことができ得る。
更に別の実施形態において、プラスチック構成要素と金属構成要素とは、インサート成形部品、アウトサート成形部品及び重ね成形部品からなる群から選択される一体形成部品を形成する。従って、好ましくは、その曲げられ且つ接着された状態にある金属構成要素が、流体プラスチック材料が注入され得る金型、特に射出成形金型内に配置されることが好ましい場合がある。従って、プラスチック材料は金属構成要素に一体化され、それによって、プラスチック構成要素及び固定刃の一体形状の設計を画定することができる。この点に関して、成形工程時、可動カッター刃のための各空間を排除するために、代替構成要素がガイドスロット内に配置されることが更に好ましい場合がある。
更に別の実施形態において、第2の壁部分は、少なくとも1つの開口部を画定する少なくとも1つの切取部部分を含み、この少なくとも1つの開口部を通じて、取り付けられた状態において、可動カッター刃が伝達部材にアクセス可能である。概して、可動カッター刃は、基本的に平ら又は平坦な形状又は伸長部を含み得る。可動カッター刃を固定刃に対して駆動するために、伝達部材が可動カッター刃に取り付けられ得る。伝達部材は、毛切断装置の駆動部材(例えば、駆動シャフト)によって係合され得る各係合部を含み得る。例として、伝達部材は、可動カッター刃に接着され得る。幾つかの実施形態では、伝達部材は、可動カッター刃に着脱可能に取り付けられ得る。概して、可動カッター刃に伝達部材を取り付ける又は接着することで、可動カッター刃を固定刃に固定し得る。これは、可動カッター刃の更なる締結具又は固定部材が必要とされないという利点を有し得る。対照的に、伝達部材は、取り付けられた状態において、固定刃の少なくとも1つの開口部を貫通することができ、これにより、可動カッター刃の望ましくない側方の係脱を防ぎ得る。
本開示の更なる態様によれば、毛切断装置用の刃セットが呈示される。前記刃セットは、毛内を移動方向に動かされて毛を切断するようになっており、前記刃セットは、
− 本開示の原理の少なくとも幾つかに従って形成された固定刃と、
− 少なくとも1つの歯状前縁を含む可動カッター刃であって、固定刃によって画定されたガイドスロット内に可動的に配置されており、それにより、可動カッター刃と固定刃との間の相対運動の際、可動カッター刃の少なくとも1つの歯状前縁が固定刃の対応する歯と協働して、その間に捉えられた毛を切断動作において切断する、可動カッター刃と
を含む。
刃セットは、固定刃及び可動カッター刃からなることが特に好ましい。これは、可動カッター刃のための駆動力伝達部材を含み得る。換言すると、少なくとも幾つかの実施形態では、刃セットが、更なる要素を含まないことが好ましい。可動カッター刃がガイドスロット内に付勢ばね要素などの別個の付勢部材によって付勢されることなく配置されることが特に好ましい。従って、可動カッター刃の上面が第1の壁部分に接しており、及び可動カッター刃の下面が第2の壁部分に接していることが好ましい。可動カッター刃はガイドスロット内に摺動可能に配置されることが好ましいため、可動カッター刃は、ガイドスロット内に、それぞれ第1の壁部分及び第2の壁部分に対して特定のクリアランスを有して配置され得ることは言うまでもない。
相対運動は、固定刃に対する可動カッター刃の往復運動を含み得る。幾つかの実施形態では、相対運動は、固定刃に対する可動カッター刃の回転を含み得る。
本開示の更に別の態様によれば、毛切断装置用の刃セットの一体形成された金属プラスチック複合材の固定刃を製造する方法が呈示される。前記方法は、以下のステップ:
− 実質的に平坦な金属構成要素、特に薄板構成要素を用意するステップと、
− 金属構成要素内にスロットの少なくとも1つのパターンを形成し、それによって、少なくとも1つの歯状前縁を画定するステップと、
− 第1の壁部分及び第2の壁部分を含む金属シェルを形成するステップであって、金属シェルを形成するステップが、実質的に平坦な金属構成要素を曲げるステップを含み、第2の壁部分が、実質的に平坦な金属構成要素の反対端に配置された前部分と後部分とから形成され、第1の壁部分と第2の壁部分との両方によって少なくとも1つの歯状前縁を形成し、第1の壁部分が、動作時、皮膚に面する壁として機能するように配置され、第2の壁部分が、第1の壁部分から少なくとも部分的にオフセットされ、それにより、第1の壁部分と第2の壁部分とがそれらの間に、可動カッター刃のためのガイドスロットを画定し、少なくとも1つの歯状前縁が複数の歯を含む、ステップと、
− 成形時、固定刃のガイドスロットを排除するように構成される代替構成要素を用意するステップと、
− 金型、特に射出成形金型を用意するステップであって、金型がプラスチック構成要素の形状を画定する、ステップと、
− 曲げられた金属構成要素及び代替構成要素を金型内に配置するステップと、
− プラスチック構成要素を形成する、特にプラスチック構成要素を射出成形するステップであって、プラスチック構成要素が少なくとも1つの取付要素を含む、ステップと、
− 金属プラスチック複合材の固定刃から代替構成要素を取り外すステップと
を含む。
方法の一実施形態において、金属シェルを形成するステップは、以下のステップ:
− 実質的に側方に延びる曲げコアを用意するステップであって、曲げコアは、代替構成要素によって具現化されることが好ましく、曲げコアは、曲げ加工後、ガイドスロット内に残る、ステップと、
− 金属構成要素の曲げ領域、特にU字形の曲げ領域に少なくとも1つの歯状前縁を形成するステップと、
− 前部分及び後部分の対向する狭い側部を相互接続するステップであって、特に、対向する狭い側部を接着するステップと
の少なくとも1つを更に含む。
概して、曲げコアが金属シェルを補強することが好ましい場合がある。結果的に、製造工程の更なる段階時に金属シェルの所望の形状が維持され得る。これは、基本的に、このような金属シェルが、曲げ工程後、基本的に寸法的及び幾何学的に不安定であることを含み得る。内部金属シェルには、成形工程後、プラスチック構成要素が金属構成要素に一体化される際に必要な剛さ及び剛性が提供され得る。金属シェルは、曲げコアにおいて予張力がかけられた状態で形成され得る。基本的に、薄板構成要素の各狭い側部を接着し、それにプラスチック構成要素を一体化させることで、金属シェルの形状を「固め」得る。
概して、曲げコア及び代替構成要素が同じ部品によって具現化されることが好ましい場合がある。換言すると、曲げコアは、曲げ及び接着工程後、形成された金属シェル内に残り得る。従って、金属構成要素及び曲げコアは、射出成形工程時に曲げコアがガイドスロットを排除するように金型内に配置され得る。しかしながら、幾つかの実施形態では、別個の異なる構成要素が使用され得る。即ち、成形のための代替構成要素と、曲げ加工のための曲げコアとは互いに異なり得る。概して、曲げコア及び代替構成要素は、再利用可能な構成要素として配置され得る。その代わりに、曲げコア及び代替構成要素は、犠牲構成要素として配置され得る。通常、犠牲構成要素は製造工程中に破損又は破壊される。
方法の更に別の実施形態において、金属構成要素内にスロットの少なくとも1つのパターンを形成するステップは、金属構成要素を機械加工するステップであって、実質的に長手方向に延びるスロットを機械加工するステップと、スロットの第1の壁部分に切刃を形成するステップと、好ましくは、スロットの第2の壁部分にテーパ状の部分を形成するステップとを含み、
− 切断、特にレーザ切断、
− エッチング、特に電気化学エッチング、
− 打ち抜き、
− 圧印、
− 侵食、特にワイヤ侵食、及びこれらの組み合わせ
からなる群から選択される少なくとも1つのプロセスを利用する、ステップを更に含む。
スロットパターンのスロット間の各ストリップが、それらの所期の目的を果たすために機械加工されることが好ましい場合がある。後に歯の第1の脚を形成する(スロット間の)ストリップの部分に、各切刃が設けられ得る。後に、プラスチック材料が接着される歯の第2の脚を形成する、スロット間のストリップの部分は、接着力を増加するため、及びプラスチック材料の要求最小厚さを確保するための、それぞれ受け入れ又は固定用の幾何学的形状を含み得る。
本開示の更に別の態様によれば、毛切断装置用の刃セットを製造する方法が呈示される。前記方法は、以下のステップ:
− 本開示の少なくとも幾つかの態様により形成された固定刃を製造するステップと、
− 固定刃の少なくとも1つの各々の歯状前縁と協働するために配置された少なくとも1つの歯状前縁を含む可動カッター刃を用意するステップと、
− 固定刃のガイドスロットに可動カッター刃を挿入するステップ、特に、固定刃の側方開口部を通じて可動カッター刃を供給するステップと
を含む。
本発明の好適な実施形態は従属請求項に定義される。特許請求される方法は、特許請求されるデバイス及び従属請求項に定義されるものと類似の及び/又は同一の好適な実施形態を有することは理解されるべきである。
本開示の幾つかの態様は、以下に記載される実施形態から明らかであると共に、以下に記載される実施形態を参照しながら説明される。
本開示の少なくとも幾つかの態様による刃セットの例示的実施形態が取り付けられた例示的な電気毛切断装置の概略斜視図を示す。 毛切断装置用の刃セットを含む切断ヘッドの斜視頂面図である。 金属構成要素のブランクの概略斜視底面図である。 金属構成要素に曲げコアが配置された、基本的に平坦な金属構成要素の更なる斜視底面図を示す。 金属構成要素が金属シェルを画定する、曲げた状態にある金属構成要素の部分斜視底面図である。 金属構成要素の歯がより詳細に示されている、図5に示される金属構成要素の部分斜視頂面図である。 金型、特に射出成形金型が破線によって示される、金属シェルを画定する金属構成要素の側面図である。 プラスチック構成要素及び金属構成要素を含む固定刃の側面図である。固定刃は、プラスチック構成要素を金属構成要素に一体化させる成形工程によって形成される。 曲げコアがそのガイドスロット内に残っている固定刃の部分斜視底面図である。 例示的な目的のために金属構成要素が隠されている、固定刃のプラスチック構成要素の部分斜視頂面図である。 固定刃及び可動カッター刃を含む刃セットの部分断面図である。この図は、図8の線XI−XIに沿って切ったものである。 図11の線XII−XIIに沿って切った固定刃の部分切取図(partial broken view)である。 その構成要素が分解された状態で示される、毛切断装置用の刃セットの部分分解組立斜視底面図である。 本開示の幾つかの態様による固定刃を製造するための方法の一実施形態の幾つかのステップを示す例示的なブロック図を示す。 本開示の幾つかの態様による刃セットを製造する例示的な方法の一実施形態の幾つかのステップを示す更なる例示的なブロック図を示す。
図1は、簡略斜視図において、毛切断装置10、特に電気毛切断装置10の例示的実施形態を概略的に示す。切断装置10は、筺体、又は特に筺体部12と、筺体部12内の点線ブロック14によって示されるモータと、筺体部12内の点線ブロック16によって示される駆動機構又はドライブトレインとを含み得る。モータ14に電源を供給するために、切断装置10の少なくとも幾つかの実施形態では、筺体部12内の点線ブロック17によって示される、例えば、充電式バッテリ、交換式バッテリ等などの電池が提供され得る。しかしながら、幾つかの実施形態では、切断装置10に、電源に接続するための電力ケーブルが更に提供され得る。(内部)電池17に加えて、又は(内部)電池17の代わりに電源コネクタが提供され得る。
切断装置10は、切断ヘッド18を更に含み得る。切断ヘッド18において、刃セット20が毛切断装置10に取り付けられ得る。刃セット20は、モータ14により駆動機構又はドライブトレイン16を介して駆動され、切断動作を可能にし得る。切断動作は、概して、固定刃と可動刃との間の相対運動と考えられ得、これについては以下に更に記載されると共に論じられる。概して、ユーザは切断装置10を把持し、保持し、毛内を移動方向28に手で案内し、毛を切断し得る。切断装置10は、一般に、手案内式及び手動式の電動デバイスと考えられ得る。更に、切断ヘッド18、又は特に、刃セット20は、切断装置10の筺体部12に枢動可能な態様で接続され得る。図1の参照番号26によって示される曲線の二重矢印を参照されたい。幾つかの実施形態では、切断装置10、又はより具体的には、刃セット20を含む切断ヘッド18は、皮膚で成長する毛を切断するために皮膚に沿って移動され得る。皮膚に接近して毛を切断する場合、基本的に、毛を皮膚の高さにおいて切断する又は細断することを目的とした剃毛操作が実施され得る。しかしながら、また、刃セット20を含む切断ヘッド18が皮膚に対して所望の距離にある経路に沿って移動される切り落とし(又はトリミング)操作が想定され得る。
毛内を動かされて案内されている際、刃セット20を含む切断装置10は、典型的には、図1の参照番号28によって示される共通の移動方向に沿って動かされる。この点に関して、毛切断装置10が、通常、手で案内され且つ動かされるとすれば、移動方向28は、従って、毛切断装置10及び刃セット20が取り付けられたその切断ヘッド18の向きに対して固定された定義及び関係を有する厳密な幾何学的基準として必ずしも解釈される必要はないことに言及する価値がある。即ち、皮膚の切断される毛に対する毛切断装置10の全体的な向きは、幾分不安定であると解釈され得る。しかしながら、説明の目的のため、(想像上の)移動方向28が、以下において、毛切断装置10の構造的特徴を説明するための手段の役割を果たし得る座標系の主要中心面に平行(又は略平行)であると十分に想定され得る。
参照を容易にするため、本明細書中の幾つかの図面において座標系が示される。例として、図1にデカルト座標系X−Y−Zが示される。本開示の目的では、各座標系の軸Xは全般的に長さに関連付けられた略長手方向に延びる。本開示の目的では、座標系の軸Yは、幅に関連付けられた横(又は横断)方向に延びる。座標系の軸Zは、高さ(又は垂直)方向に延び、この方向は、説明目的のため、少なくとも幾つかの実施形態において、略垂直方向と呼ばれ得る。毛切断装置10の特長及び/又は実施形態への座標系X−Y−Zの関連付けは、主に説明の目的で行われ、限定であるように解釈されるべきではないことは言うまでもない。当業者であれば、異なる向きを含む別の実施形態、各々の図及び図面に遭遇した際には、本明細書中に記載された座標系を容易に変換及び/又は転換し得ることは理解すべきである。更に、本開示の目的のため、座標系X−Y−Zは、刃セット20を含む切断ヘッド18の主要方向及び向きに全体的に位置合わせされることに言及する価値がある。
図2は、図1に示される切断ヘッド18内に実装され得る刃セット20の斜視上部を示す。刃セット20の固定刃22は、複数の歯を含む少なくとも1つの歯状前縁30a、30bを画定し得る。また、可動カッター刃24は、各々の歯が設けられた各々の歯状前縁を含み得る。可動カッター刃24は図2に点線表示で示される。可動カッター刃24は、ドライブシャフト48によって往復する態様で駆動され得る。この目的のために、伝達部材34が可動カッター刃24に結合されても取り付けられ得る。結果として、可動カッター刃24と固定刃22とは、互いに対して往復して動かされることができ、従って、毛切断装置10が毛内を移動方向28に動かされた際に少なくとも1つの歯状前縁30a、30bにある歯の間のスロットに入る毛を協働して切断し得る。既に上で示したように、刃セット20は、剃毛操作及びトリミング操作に特に適し得る。剃毛性能は、刃セット20が実際の皮膚輪郭に従うことができる場合、更に向上され得る。結果的に、刃セット20が、毛切断装置10の筺体又は筺体部12に枢動自在に取り付け可能であることが好ましくなり得る。
固定刃22は、可動カッター刃24のためのガードとして配置され得る。可動カッター刃24のためのガイドスロットが間に画定されるように、少なくとも部分的に互いに離間している固定刃22が第1の壁部分及び第2の壁部分を含むことが特に好ましい。従って、固定刃22は、また、少なくとも1つの歯状前縁30a、30bにある可動カッター刃24を覆い得る。刃セット20は旋回機構40に取り付けられ得る。旋回機構40は、刃セット20と筺体部12との間に配置された切断ヘッド18の一部分を形成し得る。旋回機構40は、刃セット20の枢軸、又はむしろ仮想枢軸を画定し得る。図1及び図2の曲線の二重矢印26を参照されたい。
旋回機構40は、筺体部12に対する刃セット20の最大旋回角度を画定するための限界停止部42を更に含み得る。少なくとも1つの接触面44が刃セット20に関連付けられ得る。結果的に、刃セット20が枢軸又は仮想枢軸の周りで枢動されると、接触面44は限界停止部42に接し、従って、枢動運動を制限し得る。切断ヘッド18は、交換可能切断ヘッドであると考えられ得る。切断ヘッド18は、毛切断装置10の筺体部12にある各受入インタフェースに係合するように配置されたアタッチメントインタフェース46を含み得る。特に、切断ヘッド18はプラグ差込式切断ヘッド18として配置され得る。既に上で示したように、刃セット20、特にその可動カッター刃24は、ドライブシャフト48に結合され得る。ドライブシャフト48は、ドライブシャフト48の長手方向の軸線の周りを回転し得る偏心部を含み得る。従って、可動カッター刃24を固定刃22に対して往復して駆動する偏心切断機構が提供され得る。
図2に示される旋回機構40又は旋回機構40の別の例示的実施形態に取り付けられると、切断ヘッド18は剃毛操作に特に好適であり得る。しかしながら、切断ヘッド18が毛トリミング操作にも適していることが好ましい。毛トリミングは、毛を所望の長さで切断することを含み得る。毛の所望の残りの長さはいわゆるアタッチメントコームによって画定され得る。アタッチメントコームは、概して、刃セット20を皮膚表面から間隔を開けて配置し得る。アタッチメントコームを毛切断装置10に取り付けると、刃セット20が基本的に、筺体部12に枢動的に取り付けられたと見なされる必要がある。枢動可能な取り付けは、毛切断装置10の剃毛性能を向上させ得る。しかしながら、その一方で、トリミングモードにおいて刃セット20の向きを固定すること又は妨げることが好ましい可能性もある。刃セット20の固定は、刃セット20を所望のトリミング向きに維持することを含み得る。
図3、図4及び図5を特に参照すると、固定刃22の内部金属シェルを形成し得る金属構成要素56の例示的実施形態が更に記載され且つ示されている。図3で最も良く見えるように、金属構成要素56は実質的に平坦な金属構成要素56として配置され得る。特に、金属構成要素56は、薄板構成要素56として配置され得る。金属構成要素56は、例えば、薄板コイルから与えられ得る。金属構成要素56は、基本的に矩形形状を含み得る。金属構成要素は、変形された状態において、第1の壁部分58及び第2の壁部分60を画定するように配置され得る。図3から更に分かり得るように、第2の壁部分60は、第1の壁部分58に隣接して配置された2つの各セクション60a、60bから形成され得る。金属構成要素56は、スロット62の少なくとも1つのパターンを更に含み得る。好ましくは、スロット62aの第1のパターン及びスロット62bの第2のパターンが設けられる。各スロット62a、62bは並列に配置され得る。スロット62は基本的に長手方向Xに延び得る。スロット62a、62bの各行又はパターンは、基本的に横方向Yに延び得る。各パターンの隣り合うスロット62a、62bの間に、後に、金属構成要素56の歯90を形成する金属ストリップが提供され得る。図5も参照されたい。
図3及び図4から最も良く分かり得るように、金属構成要素56は、少なくとも1つの切取部64a、64bを更に含み得る。少なくとも1つの切取部64は、変形された状態において、金属構成要素56から形成された金属シェルの内部空間又は中空空間が中を通過して垂直方向にアクセス可能な開口部82を画定し得る。図5も参照されたい。少なくとも1つの切取部64は、(平坦)金属構成要素56の長手方向端部に配置され得る。好ましくは、金属構成要素56の対向する長手方向端部に、対応する相互切取部64a、64bが設けられる。
概して、金属構成要素56は、約0.08mm〜約0.15mm(ミリメートル)の範囲の全体的厚さ又は垂直伸長範囲(vertical extension)を含み得る。第1の壁部分58及び第2の壁部分60は同じ厚さを含み得ることは言うまでもない。
図4及び図5から最も良く分かり得るように、金属構成要素56の下面に代替構成要素68が配置され得る。代替構成要素68は、曲げコア又は成形コアとも呼ばれ得る。代替構成要素68は、加工済みの状態において、(変形され且つ接着された)金属構成要素56によって囲まれるガイドスロットを画定するように設計され得る。代替構成要素68は、基本的に平坦な形状及び基本的に横方向の伸長範囲を有し得る。概して、代替構成要素68は、その長手方向の伸長範囲及びその横方向の伸長範囲よりも大幅に狭い(垂直)厚さ又は高さ伸長範囲を含み得る。例として、代替構成要素68の垂直伸長範囲は、0.1mm〜0.18mm(ミリメートル)の範囲であり得る。従って、代替構成要素68によって排除された各ガイドスロットは、同様の垂直伸長範囲(又はクリアランス寸法)を含み得る。
代替構成要素68は、適切な材料、例えば、プラスチック材料又は金属材料から形成され得る。代替構成要素68が、下流製造段階において金属構成要素56に一体化させるプラスチック材料の加工温度よりも高いことが好ましい極めて高い融点又は融解温度を含むことが特に好ましい。
代替構成要素68は、少なくとも1つの曲縁70、好ましくは、第1の曲縁70a及び第2の曲縁70bを含み得る。少なくとも1つの曲縁70は、横方向Yに延びることが好ましい。少なくとも1つの曲縁70a、70bにおいて、金属構成要素56は、金属シェルを画定するように、変形されても曲げられ得る。換言すると、各前部分72及び各後部分74は、各曲縁70a、70bの周りで折られても曲げられ得る。曲げられた状態において(図5も参照されたい)、前部分72及び後部分74は、第2の壁部分60を共に画定し得る。各曲げ方向又は折り方向は、図4に、参照番号76a、76bにより示される各曲線矢印によって示される。前部分72及び後部分74を曲げることで、金属構成要素56のプレストレス又はプレテンションを生じさせ得る。例として、金属構成要素の特徴的な跳ね返りが考慮されなければならない可能性がある。その一方で、大きいプレストレスなしに所望の形状を得るために金属構成要素56は過剰に曲げられ得る。
跳ね返り効果が予想される場合であっても、変形済みの金属構成要素56の所望の形状が得られることができる。これは、金属構成要素56の曲げた状態又は形態を固定することを含み得る。この目的のために、曲げ工程後、代替構成要素68は、金属構成要素56によって形成された金属シェル内に留まり得る。更に、金属構成要素56の長手方向端部にある各狭い側部80a、80bは、曲げた状態において、金属構成要素56がその所望の形状を確実に維持するように接続され得る。
図5から最も良く分かり得るように、変形された状態において、前部分72と後部分74とは互いに接近している。特に、各狭い側部80a、80bは、代替構成要素の下面の接触領域84において互いに向き合っている。接触領域84において、前部分72と後部分74との間に間隙が設けられ得る。狭い側部80a、80bは接触領域84内において互いに接着されることが好ましい。この目的のために、少なくとも1つの接着点86が生成され得る。例として、接着は、レーザボンディング、特に、レーザスポットボンディングを含み得る。結果として、基本的に閉じたシェル又はループが提供され得る。図5から更に分かり得るように、(変形された)金属構成要素56の下面に少なくとも1つの開口部82が設けられ得る。開口部82は、金属構成要素56の前部分72及び後部分74の各切取部64a、64bによって画定され得る。
図5から更に分かり得るように、曲げ領域88は、第1の壁部分58(図5では隠れている)と第2の壁部分60との間の移行部を画定し得る。代替構成要素68の各曲縁70は、歯状前縁30a、30bを結果的に形成し得る各曲げ領域88を画定し得る。
図6は、各切刃30の部分詳細斜視頂面図を示す。図6に示される構成物の上面は参照番号32で示される。上面は、皮膚に面する側とも呼ばれ得る。歯90及び各歯のスロットの構成物が歯状前縁30に提供され得る。歯90は、歯90の第1の脚94と第2の脚96との間の移行部に形成された各歯先端部92を含み得る。第1の脚94は、第1の壁部分58に配置され得る。第2の脚96は、第2の壁部分60に配置され得る。第1の脚94、第2の脚96及び歯先端部92は、歯90のU字形の断面を共に画定し得る。
概して、歯90は、(薄板)金属構成要素56のスロット62a、62b間のストリップであると考えられ得る。図3も参照されたい。ストリップの各部分又はセクションは更に機械加工されることが特に好ましい。例として、少なくとも1つの切刃98が第1の脚94に設けられ得る。少なくとも1つの切刃98は、基本的に長手方向Xに延び得る。少なくとも1つの切刃98は、可動カッター刃の各切刃と協働するように配置され得る。この点については図11も参照されたい。少なくとも1つのテーパ部100が第2の脚96に設けられ、少なくとも幾つかの実施形態では、歯先端部92に設けられることが更に好ましい場合がある。テーパ部100は、第1の脚94に向かって延び得る。図11も参照されたい。更に、少なくとも1つの凹部102が、歯先端部92に、特に歯先端部92と第1の脚94との間の移行部に設けられ得る。基本的に、固定刃22のプラスチック構成要素の形成時に、テーパ部100、及び凹部102がもしあれば、凹部102に、プラスチック材料を充填し得る。凹部102は、更に、金属構成要素56の曲げ又は折りが更に簡略化されるという利点を有し得る。曲げ領域88内の金属構成要素56の厚みが薄くなる程、歯90をより一層それらの所望の形状にすることができる。
更に図7及び図8を参照されたい。図7から最も良く分かり得るように、変形され且つ接着された金属構成要素56によって形成された金属シェルは、成形ツール又は金型104、特に射出成形金型内に配置され得る。図7に、簡略化した破線表示によって示されるように、金型104は、互いに接近することができ、且つ互いから開口部方向108に取り外され得る金型半片106a、106bを含み得る。図7に、参照番号110で示されるように、金型104は、金型104内で形成又は成形され得るプラスチック構成要素114の外部形状を画定し得る。金属構成要素56及び代替構成要素68は金型104内に配置され得る。結果的に、プラスチック材料を金属構成要素56に一体化させ得る。従って、得られる固定刃22は、一体形成された固定刃22と考えられ得る。より具体的には、固定刃22は、インサート成形された固定刃、アウトサート成形された固定刃又は重ね成形された固定刃と考えられ得る。図8から最も良く分かり得るように、プラスチック構成要素114は、金属構成要素56の第2の壁部分60に全体的に配置され得る。更に、各歯先端部92もプラスチック構成要素114によって被覆され、歯端部124を形成し得る。概して、プラスチック構成要素114は金属構成要素56の下面を覆い得る。プラスチック構成要素114は、また、第2の壁部分60の少なくとも1つの接着点86を覆い得る。成形作業中、代替構成要素68は金属構成要素56内に残るため、各内部ガイドスロット116は、成形工程中、排除され得る。従って、ガイドスロット116は、代替構成要素68を除去することによって出現させ得る。ガイドスロット116は、可動カッター刃24を受け入れるように配置され得る。図13も参照されたい。
概して、プラスチック構成要素114は、金属構成要素56によって形成された内部金属シェルを更に補強しても強化し得る。更に、代替構成要素68がガイドスロット116から取り除かれる際に、金属構成要素56の所望の幾何学的形状が維持され得る。
更に図9を参照すると、図9は、一体形成された金属プラスチック複合材の固定刃22の断面斜視底面図である。プラスチック構成要素114は、固定刃22の少なくとも1つの取付要素36を更に画定し得る。少なくとも1つの取付要素36は、スナップ式取付要素として配置され得る。図13も参照されたい。図9から更に分かり得るように、プラスチック構成要素114は、金属構成要素56の側方端部を覆う又は保護するために配置され得る少なくとも1つの側方保護要素120を更に画定し得る。従って、金属構成要素56、特に、その第1の壁部分58の、場合によっては鋭利な側縁が、比較的軟質のプラスチック構成要素114によって被覆され得る。更に、少なくとも1つの側方保護要素120は、面取り又は少なくとも1つの丸みのあるセクションを含み得る滑らかな部分を含み得る。図9から更に分かり得るように、各歯先端部92もまた、プラスチック構成要素114によって形成された歯端部124によって滑らかにされ得る。
更に図10を参照されたい。図10は、プラスチック構成要素114の部分斜視頂面図を示す。説明目的のため、図10では金属構成要素56は隠れている。また、プラスチック構成要素114は、金属構成要素56の第2の脚96及び各歯先端部92に接着されることが好ましい各プラスチック歯端部124を画定し得る。歯端部124は、金属構成要素56の第2の脚96、及び少なくとも部分的に、各歯90の歯先端部92を基本的に受け入れる凹設された着座部122を画定し得る。結果的に、プラスチック構成要素114は、金属構成要素56に、また、前縁30a、30bにおいて密に且つ強固に接着され得る。
更に図11及び図12を参照されたい。図11は、刃セット20の断面正面図である。図8の線XI−XIも参照されたい。図11から最も良く分かり得るように、固定刃22によって画定されるガイドスロット116内に可動カッター刃24が配置され得る。可動カッター刃24は、複数の歯126を含み得、複数の歯126は、その皮膚に面する側又は上部側に、固定刃22の歯90の第1の脚94の各切刃98と協働するように構成された切刃128を含み得る。可動カッター刃24はガイドスロット116内において横方向Yに往復して駆動され得る。結果的に、歯90、126の間の各スロットに入る毛が切断され得る。
図11から更に分かり得るように、第1の脚94の横方向の伸長範囲は、第2の脚96の横方向の伸長範囲よりも大きいことができる。これは、第2の脚96の側面もまた、プラスチック構成要素114のプラスチック材料によってコーティング又は被覆され得るという利点を有し得る。プラスチック構成要素114と第2の脚96との間の接着力又はフィット性を更に向上させるために、第2の脚96の上面又は皮膚に面する側に各テーパ部100が設けられ得る。従って、テーパ部100にプラスチック材料を充填し得る。図12から最も良く分かり得るように、同様のテーパ部130が歯90の先端部92に設けられ得る。結果的に、プラスチック構成要素114は金属構成要素56に更により強固に接着され得る。プラスチック構成要素114は、先端部92のかなりの断面部分を囲み得る。好ましくは、歯90の外側に面する側は、先端部92及び第2の壁部分96のプラスチック構成要素114によって完全に被覆される。好ましくは、コーティングされた第2の脚96の全体的な横方向の伸長範囲は、第1の脚94の全体的な横方向の伸長範囲に一致する。
更に図13を参照すると、刃セット20の斜視図が提供されている。刃セット20は、固定刃22と、取り外された状態で示される可動カッター刃24とを含む。可動カッター刃24は、固定刃22の第1の壁部分94と第2の壁部分96との間に画定されるガイドスロット116内に挿入され得る。この目的のために、可動カッター刃24は、固定刃22の側方開口部を通じて挿入され得る。取り付けられた状態において、可動カッター刃24の歯126は、固定刃22の歯90と協働して毛を切断し得る。
可動カッター刃24の挿入された状態において、駆動力伝達部材34が可動カッター刃24に結合され得る。駆動力伝達部材34は、第2の壁部分96の少なくとも1つの開口部82内に延び得る。駆動力伝達部材34は、毛切断装置10のドライブトレインのドライブシャフト48によって係合されるように構成され得る。図2も参照されたい。更に、少なくとも1つの取付要素36が第2の壁部分96に配置され得る。好ましくは、少なくとも1つの取付要素36は、プラスチック構成要素114によって形成されている。例として、図13から分かり得るように、少なくとも1つの取付要素36は、全体的に垂直方向Zに延び得る。少なくとも1つの取付要素36は、全体的に横方向Yに延びる取付凹部又は突起物を含み得る。少なくとも1つの取付要素36は、刃セット20を毛切断装置10に取り付けるために取付相手輪郭部(mounting partner contour)に係合し得る各取付穴を含み得る。
図14を参照すると、本開示の幾つかの態様による刃セット20の固定刃22の例示的な製造方法が示され且つ更に詳述される。第1のステップS10では、固定刃の金属構成要素を形成するための実質的に原料又は半完成材料が用意され得る。これは、薄板材料又はブランクを用意するステップを含み得る。薄板材料を用意するステップは、薄板材料をコイルから供給するステップを更に含み得る。各中間金属材料は、複数の部分を含み得、複数の部分のそれぞれは、固定刃の、完成される金属構成要素を画定する。例えば、これらの画定された半完品(precursor)のそれぞれは、打ち抜き又は別の適切な切断方法によって予め加工され得る。
加工される金属構成要素にスロットの少なくとも1つのパターンを形成するステップを含み得る更なるステップS12が続くことができる。好ましくは、スロットは並列に配置され、隣り合うスロット間に配置されたストリップと交互に配置される。スロットの少なくとも1つのパターンを形成するステップは、金属構成要素を機械加工するステップを更に含み得、金属構成要素を機械加工するステップは、実質的に長手方向に延びるスロットを機械加工するステップと、スロットの第1の壁部分に切刃を形成するステップと、好ましくは、スロットの第2の壁部分にテーパ状の部分を形成するステップとを含み得る。これは、以下の曲げステップにおいて、第1の壁部分と第2の壁部分とによって画定されるU字形の歯が形成され得、歯の各「脚」は、その画定された目的に十分に適しているという利点を有し得る。皮膚に面する壁部分と考えられ得る第1の壁部分には、比較的鋭利な切刃が取り付けられ得る。(完成した状態において)第1の壁部分に対向する第2の壁部分は、プラスチック構成要素によって十分に被覆されるようになり得る。概して、スロットの少なくとも1つのパターンを形成するステップは、切断、特にレーザ切断、エッチング、特に電気化学エッチング、打ち抜き、圧印、侵食、特にワイヤ侵食、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのプロセスを含み得る。
実質的に平坦な金属構成要素に曲げコアを配置するステップを含み得る更なるステップS14が続くことができる。曲げコアは、曲げゲージと考えられ得る。曲げコアは、基本的に、固定刃の形成されるガイドスロットに対応し得る。曲げコアは金属構成要素の第1の壁部分を押さえ付け得る。曲げコアは、全体的に、横方向に延び得る。曲げコアは、スロットの画定された部分と、スロットの少なくとも1つのパターンの各ストリップとを被覆し得る。曲げコアは、基本的に、側方に延びる曲縁を含み得、側方に延びる曲縁は、金属構成要素の第1の壁部分と第2の壁部分との間の移行部における曲げプロセスにより形成される歯先端部を画定し得る。従って、金属構成要素を曲げコアの周りで曲げることによって、U字形の断面を含む複数の歯を含む少なくとも1つの歯状前縁が形成され得る。
更なるステップS16において、金属構成要素を曲げコアの周りで曲げることによって内部金属シェルが形成され得る。スロットの少なくとも1つのパターンに各曲げ領域が配置され得る。例として、第1の壁部分は、実質的に平坦な金属構成要素の中心部から形成される。第1の壁部分は、実質的に平坦な金属構成要素の反対端に配置された前部分と後部分とから形成され得、第1の壁部分と第2の壁部分との両方によって、少なくとも1つの歯状前縁の歯を形成する。曲げコアは曲げゲージとして機能し得るため、画定されたガイドスロットが、第1の壁部分と第2の壁部分との間に形成され得る。ガイドスロットの断面は曲げコアの断面に一致し得る。曲げた状態において、形成された金属シェルの形状を固定するために、前部分と後部分とは接着され得る。これは、前部分及び後部分の各狭い縁を接着することを含み得る。
更なるステップS18において、曲げられた金属構成要素を受けるように構成された金型、特に射出成形金型が用意され得る。金属構成要素の第1の壁部分と第2の壁部分との間のガイドスロット内に代替構成要素が配置され得る。曲げステップ後、曲げコアがガイドスロット内に残ることが特に好ましい。結果的に、代替構成要素は曲げコアによって具現化され得る。しかしながら、幾つかの実施形態では、曲げステップ後、曲げコアは取り外されることができ、これは、ガイドスロットを排除するために、別個の代替構成要素がガイドスロット内に配置されることを含む。金型は、形成されるプラスチック構成要素の形状を画定するために配置され得る。金型は、更に、プラスチック構成要素が金属構成要素に強固に接着されることを可能にするために配置され得る。代替構成要素を含む金属構成要素を金型内に配置すること又は置くことを含むステップS20が続くことができる。
更なるステップS22において、成形が行われ得る。金型内のキャビティを充填するために、金型内に流体プラスチック材料が注入され得る。このようにして、プラスチック構成要素が形成され得る。成形ステップは、プラスチック材料を金属構成要素に一体化させるステップを含み得る。結果的に、プラスチック構成要素と金属構成要素とは分離不能な態様で結合され得る。概して、ステップS22では、一体形成された金属プラスチック複合材の固定刃が作製され得る。特に、ステップS22は、インサート成形ステップと呼ばれ得る。幾つかの実施形態では、ステップS22は、アウトサート成形ステップと考えられ得る。金属構成要素は、従って、インサート又はアウトサート構成要素と考えられ得る。幾つかのまた更なる実施形態において、ステップS22は、重ね成形ステップと考えられ得る。代替構成要素により、ガイドスロットはプラスチック材料から排除される。
金属内部シェル及びプラスチック構成要素を含む一体形成された金属プラスチック複合材の固定刃を金型から取り出すステップを含み得る更なるステップS24が続くことができる。ステップS24は、代替構成要素をガイドスロットから取り出すステップを更に含み得る。これにより、ガイドスロットが出現し得る。ガイドスロットは、固定刃に取り付けられる可動カッター刃の画定された相手(defined mating)のために配置され得る。
図15は、本開示の少なくとも幾つかの態様により形成された、固定刃及び可動カッター刃を含む刃セットの例示的な製造方法を示す。方法は、固定刃を用意するステップを含むステップS50を含み得る。固定刃は、図14に示される例示的な製造方法に従って形成され得る。更なるステップS52は、可動カッター刃を用意するステップを含み得る。可動カッター刃は、本開示の少なくとも幾つかの態様に従って配置された固定刃と協働するように構成され得る。概して、可動カッター刃の半完品又は半完成可動カッター刃が提供され得る。これは、複数の加工される可動カッター刃の既定の行又はアレイを含み得る薄板材料を用意するステップを含み得る。可動カッター刃の歯状前縁を形成するステップ又は加工するステップを含み得る更なるステップが続くことができる。このステップは、歯状前縁の各歯に比較的鋭利な切刃を加工するステップを更に含み得る。このステップは、適切な材料除去プロセスを更に含み得る。例として、統合されたエッチングステップは、歯状前縁に略歯形を形成するステップと、比較的鋭利な切刃を歯に形成するステップとを含み得る。複数の可動カッター刃の行又はアレイを含む支持構造から各可動カッター刃を分離するステップを含み得る更なるステップが続くことができる。
固定刃のガイドスロットに可動カッター刃が挿入される接合又は結合ステップS54が続くことができる。固定刃のガイドスロットに可動カッター刃を挿入するステップは、固定刃の側方開口部を通じて可動カッター刃を側方に挿入するステップを含み得る。
更なるステップS56において、伝達部材が設けられ得る。伝達部材は、可動カッター刃に接するように、及び可動カッター刃が固定刃に対して動き始めるように配置され得る。伝達部材は、毛切断装置のドライブトレインによって係合されるように配置され得る。
刃セットの半完成組立品に伝達部材を供給するステップを含み得る更なるステップS58が続くことができる。ステップS58は、特に、可動カッター刃の挿入方向とは異なる供給方向に伝達部材を供給するステップを含み得る。可動カッター刃に伝達部材を取り付けるステップを含む更なるステップS60が続くことができる。ステップS60は、可動カッター刃に伝達部材を接着するステップを更に含み得る。接着するステップは、溶接、特にレーザ溶接を含み得る。可動カッター刃と伝達部材とを、両要素が固定刃に配置されている間に取り付けることで、可動カッター刃を固定刃に固定し得る。このような態様では、可動カッター刃用の別個の固定又はロック用構成要素が必要とされないことから、これは特に有利となり得る。
刃セットが、固定刃、可動カッター刃、及び伝達部材がもしあれば、伝達部材のみからなることが全般的に好ましい場合がある。
本発明が図面及び前述の記載で詳細に説明され且つ記載されてきたが、そのような説明及び記載は、説明又は例示であり、限定ではないと考えられ、本発明は、開示される実施形態に限定されない。当業者は、特許請求される本発明の実施において、開示される実施形態の他の変形形態を図面、開示及び添付の特許請求の範囲の研究から理解及び実施し得る。
特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という語は、他の要素又はステップを排除せず、不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数を排除しない。1つの要素又は他のユニットが、特許請求の範囲に列挙した幾つかの物品の機能を満たし得る。相互に異なる従属請求項に特定の施策が列挙されるという単なる事実は、これらの施策の組み合わせが効果的に使用され得ないことを示すものではない。
特許請求の範囲のあらゆる参照符号は範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 毛内を移動方向に動かされて毛を切断する毛切断装置の刃セットの、一体形成された金属プラスチック複合材の固定刃であって、前記固定刃は、
    動作時、皮膚に面する壁である第1の壁部分と、
    第2の壁部分であって、第1の壁部分から少なくとも部分的に、かつ、動作時、皮膚に面する方向とは逆方向にオフセットされ、それにより、第1の壁部分と第2の壁部分との間に、可動カッター刃を受け入れるガイドスロットを画定する、第2の壁部分と、
    第1の壁部分と第2の壁部分との両方によって形成された少なくとも1つの歯状縁と、
    少なくとも1つの取付要素を含むプラスチック構成要素と
    を含み、
    前記少なくとも1つの歯状縁が複数の歯を含み、
    第1の壁部分及び第2の壁部分が、金属構成要素から一体的に作製され、
    第1の壁部分及び第2の壁部分が、前記ガイドスロットを囲む実質的に閉じた輪郭を画定し、
    前記プラスチック構成要素は第2の壁部分に一体化される、固定刃。
  2. 前記金属構成要素は、曲げられた薄板構成要素であり、前記金属構成要素の曲げ領域に前記少なくとも1つの歯状縁が形成されており、前記少なくとも1つの歯状縁の歯が、前記金属構成要素に設けられた複数のスロットの間のストリップにより形成されており、前記ガイドスロットは、全体的に、長手方向に延びている、請求項1に記載の固定刃。
  3. 前記少なくとも1つの歯状縁の歯は、前記歯状縁に沿った方向に垂直な断面平面において見た場合、第1の壁部分にある第1の脚と、第2の壁部分にある第2の脚とを含む実質的にU字形の形態を含み、第1の脚及び第2の脚は、それらの先端部において互いに一体となっている、請求項1又は2に記載の固定刃。
  4. 第1の脚は、前記長手方向に垂直な断面平面において見た場合、前記可動カッター刃の各切刃と協働する側方切刃を含み、第2の脚は、長手方向に垂直な断面平面において見た場合、その上面にテーパ状の部分を含み、前記上面の側は前記第1の壁部分に面する側であり、前記テーパ状の部分は、前記プラスチック構成要素のプラスチック材料によって被覆される、請求項3に記載の固定刃。
  5. 第1の歯状縁及び第2の歯状縁を含み、第1の壁部分は、第1の歯状縁から第2の歯状縁まで連続的な状態で延び、第2の壁部分は、第1の歯状縁から中心部まで延びる前部分と、第2の歯状縁から前記中心部まで延びる後部分とを含み、前記前部分及び前記後部分の狭い側部は、前記中心部において互いに面している、請求項1乃至4の何れか一項に記載の固定刃。
  6. 前記狭い側部が前記中心部において相互に接続され、前記プラスチック構成要素が、第2の壁部分の下面にある少なくとも幾つかの接着点を被覆する、請求項5に記載の固定刃。
  7. 第1の壁部分及び第2の壁部分が作製される前記金属構成要素は、第2の壁部分の前記前部分から、第1の歯状縁、第1の壁部分及び第2の歯状縁にわたり、第2の壁部分の前記後部分に向かって延びる、請求項5又は6に記載の固定刃。
  8. 前記金属構成要素は、前記歯状縁に沿った方向に垂直な断面平面において見た場合、前記可動カッター刃用の前記ガイドスロットを囲んでいる、請求項1乃至7の何れか一項に記載の固定刃。
  9. 前記プラスチック構成要素と前記金属構成要素とは、インサート成形部品、アウトサート成形部品及び重ね成形部品からなる群から選択される一体形成部品を形成する、請求項1乃至8の何れか一項に記載の固定刃。
  10. 第2の壁部分は、少なくとも1つの開口部を画定する少なくとも1つの切取部部分を含み、前記少なくとも1つの開口部を通じて、取り付けられた状態において、前記可動カッター刃が伝達部材にアクセス可能である、請求項1乃至9の何れか一項に記載の固定刃。
  11. 毛内を移動方向に動かされて毛を切断する毛切断装置用の刃セットであって、前記刃セットは、
    請求項1乃至10の何れか一項に記載の固定刃と、
    少なくとも1つの歯状縁を含む可動カッター刃であって、前記固定刃によって画定された前記ガイドスロット内に可動的に配置されており、それにより、前記可動カッター刃と前記固定刃との間の相対運動の際、前記可動カッター刃の前記少なくとも1つの歯状縁が前記固定刃の対応する歯と協働して、その間に捉えられた毛を切断動作において切断する、可動カッター刃と
    を含む、刃セット。
  12. 毛切断装置用の刃セットの一体形成された金属プラスチック複合材の固定刃を製造する方法であって、前記方法は、
    実質的に平坦な金属構成要素を用意するステップと、
    前記金属構成要素に複数のスロットを設け、前記複数のスロットの間のストリップにより、少なくとも1つの歯状縁の歯を画定するステップと、
    代替構成要素を用意して前記金属構成要素に配置するステップと、
    第1の壁部分及び第2の壁部分により、可動カッター刃のためのガイドスロットを囲む実質的に閉じた輪郭を画定するステップであって、前記輪郭を画定するステップが、前記実質的に平坦な金属構成要素を曲げるステップを含み、第1の壁部分と第2の壁部分との両方により少なくとも1つの歯状縁を形成し、第1の壁部分が、動作時、皮膚に面する壁であり、第2の壁部分が、第1の壁部分から少なくとも部分的に、かつ、動作時、皮膚に面する方向とは逆方向にオフセットされ、それにより、第1の壁部分と第2の壁部分とがそれらの間に、前記ガイドスロットを画定し、前記少なくとも1つの歯状縁が複数の歯を含む、ステップと、
    金型を用意するステップであって、前記金型がプラスチック構成要素の形状を画定する、ステップと、
    曲げられた前記金属構成要素及び前記代替構成要素を前記金型内に配置するステップと、
    プラスチック構成要素を形成するステップであって、前記プラスチック構成要素が少なくとも1つの取付要素を含む、ステップと、
    金属プラスチック複合材の固定刃から前記代替構成要素を取り外すステップと
    を含む、方法。
  13. 前記輪郭を画定するステップは、
    前記実質的に平坦な金属構成要素を曲げるステップに含まれ、前記代替構成要素が、曲げ加工後、前記ガイドスロット内に残る、ステップと、
    前記金属構成要素の曲げ領域に少なくとも1つの歯状縁を形成するステップと、
    前記第2の壁部分が、第1の歯状縁から延びる前部分と、第2の歯状縁から延びる後部分とを含み、前記前部分及び前記後部分の対向する狭い側部を相互接続するステップと
    の少なくとも1つを更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記金属構成要素に複数のスロットを設け、前記複数のスロットの間のストリップにより、少なくとも1つの歯状縁の歯を画定するステップは、前記金属構成要素を機械加工するステップであって、実質的に長手方向に延びる前記スロットを機械加工するステップと、前記スロットの第1の壁部分に切刃を形成するステップとを含み、
    切断、
    エッチング、
    打ち抜き、
    圧印、
    侵食、及びこれらの組み合わせ
    からなる群から選択される少なくとも1つのプロセスを利用する、ステップを更に含む、
    請求項12又は13に記載の方法。
  15. 毛切断装置用の刃セットを製造する方法であって、前記方法は、
    請求項12乃至14の何れか一項に記載の方法にしたがって固定刃を製造するステップと、
    前記固定刃の少なくとも1つの各々の歯状縁と協働するために、当該少なくとも1つの歯状縁を含む可動カッター刃を用意するステップと、
    前記固定刃のガイドスロットに前記可動カッター刃を挿入するステップと
    を含む、方法。
JP2016575440A 2014-07-04 2015-06-24 刃セット、毛切断装置、及び関連する製造方法 Active JP6665122B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14175725.2 2014-07-04
EP14175725 2014-07-04
PCT/EP2015/064170 WO2016001019A1 (en) 2014-07-04 2015-06-24 Blade set, hair cutting appliance, and related manufacturing method

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017524425A JP2017524425A (ja) 2017-08-31
JP2017524425A5 JP2017524425A5 (ja) 2018-08-02
JP6665122B2 true JP6665122B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=51136352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016575440A Active JP6665122B2 (ja) 2014-07-04 2015-06-24 刃セット、毛切断装置、及び関連する製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (3) US10647010B2 (ja)
EP (1) EP3164249B1 (ja)
JP (1) JP6665122B2 (ja)
CN (1) CN106470807B (ja)
TR (1) TR201911089T4 (ja)
WO (1) WO2016001019A1 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2013245349B2 (en) * 2012-04-03 2017-04-27 Koninklijke Philips N.V. Blade set for hair cutting appliance and method for its manufacture
EP2857158B1 (en) * 2013-10-01 2017-05-10 Koninklijke Philips N.V. Blade set and hair cutting appliance
EP2857155A1 (en) * 2013-10-01 2015-04-08 Koninklijke Philips N.V. Blade set and hair cutting appliance
WO2015158572A1 (en) * 2014-04-18 2015-10-22 Koninklijke Philips N.V. Blade set, hair cutting appliance, and related manufacturing method
ES2684332T3 (es) * 2014-04-18 2018-10-02 Koninklijke Philips N.V. Juego de cuchillas, aparato de corte de pelo y método de fabricación relacionado
EP3164249B1 (en) * 2014-07-04 2019-05-08 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade and related manufacturing method therefor
EP3049219B1 (en) * 2014-09-18 2017-03-22 Koninklijke Philips N.V. Blade set, cutting appliance, and related manufacturing method
WO2016173846A1 (en) * 2015-04-28 2016-11-03 Koninklijke Philips N.V. Blade set and hair cutting appliance
EP3388209A1 (en) 2017-04-11 2018-10-17 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade, blade set, and manufacturing method
EP3409432A1 (en) 2017-05-30 2018-12-05 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade, blade set, and manufacturing method
EP3450119A1 (en) 2017-08-30 2019-03-06 Koninklijke Philips N.V. Processing head for a hair cutting appliance and combined blade unit
USD952946S1 (en) 2017-09-01 2022-05-24 Church & Dwight Co., Inc. Hair removal device
EP3461602A1 (en) 2017-10-02 2019-04-03 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade and manufacturing method
EP3466619A1 (en) * 2017-10-05 2019-04-10 Koninklijke Philips N.V. Blade set and manufacturing method
JP6975928B2 (ja) * 2018-03-20 2021-12-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 トリマー刃及び体毛切断装置
EP3736057A1 (en) 2019-05-08 2020-11-11 Koninklijke Philips N.V. Method of forming teeth of a cutting blade or guard
USD925830S1 (en) 2019-07-19 2021-07-20 Church & Dwight Co., Inc. Head assembly for hair removal apparatus
USD914977S1 (en) 2019-07-19 2021-03-30 Church & Dwight Co., Inc. Handle for hair removal apparatus
USD936899S1 (en) 2019-10-18 2021-11-23 Church & Dwight Co., Inc. Hair removal apparatus
USD914978S1 (en) 2019-10-18 2021-03-30 Church & Dwight Co., Inc. Hair removal apparatus
USD942687S1 (en) 2019-11-18 2022-02-01 Church & Dwight Co., Inc. Articulating blade assembly for hair removal device
USD940958S1 (en) 2019-11-18 2022-01-11 Church & Dwight Co., Inc. Articulating blade assembly for hair removal device
EP3854538A1 (en) * 2020-01-23 2021-07-28 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3854542B1 (en) 2020-01-23 2023-12-13 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3854540A1 (en) 2020-01-23 2021-07-28 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3854541B1 (en) 2020-01-23 2024-06-26 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3907044A1 (en) * 2020-05-08 2021-11-10 Braun GmbH Electric beard trimmer
CN113910307A (zh) * 2021-11-12 2022-01-11 元海医疗科技有限公司 毛发切割器的静刀及毛发切割器

Family Cites Families (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2102529A (en) * 1935-02-07 1937-12-14 Clipshave Inc Hair clipper
US2249825A (en) * 1935-03-07 1941-07-22 Gillette Safety Razor Co Hair clipper
US2098849A (en) * 1936-04-08 1937-11-09 Amsler Max Dry safety razor
US2151965A (en) * 1937-04-05 1939-03-28 Clipshave Inc Hair clipper
US2253737A (en) * 1937-08-23 1941-08-26 Gillette Safety Razer Company Shaving implement
US2251577A (en) * 1938-07-22 1941-08-05 Remington Rand Inc Electric razor
US2323655A (en) * 1939-10-16 1943-07-06 Gillette Safety Razor Co Mount for shearing heads
US2246586A (en) * 1939-11-09 1941-06-24 Gillette Safety Razor Co Dry shaving cutter mount
US2290326A (en) * 1939-11-21 1942-07-21 Gillette Safety Razor Co Dry shaving appliance
FR980267A (fr) 1943-02-23 1951-05-10 Perfectionnement aux organes de coupe des appareils à raser et à couper les poils
US2948063A (en) * 1957-05-20 1960-08-09 Sunbeam Corp Head for electrically operated hair clipping and shaving device
BE625321A (ja) * 1961-11-27
CH496523A (fr) * 1969-06-19 1970-09-30 Loers Finanz Ag De Tête de coupe pour rasoir ou pour tondeuse
US3675325A (en) 1970-07-06 1972-07-11 Gunnar P Michelson Razor edge safety guard apparatus
JPS527348Y2 (ja) * 1971-07-22 1977-02-16
JPS4724797Y1 (ja) 1971-08-27 1972-08-04
US3940851A (en) * 1974-06-12 1976-03-02 Rookus James E Hair-raising panel for electric razor
JPS5940547B2 (ja) 1975-07-08 1984-10-01 株式会社ダイヘン 2電極ア−ク溶接方法
US4426777A (en) * 1980-06-27 1984-01-24 Sunbeam Corporation Electric dry shaver
US4459334A (en) 1981-10-08 1984-07-10 Rmax, Inc. Composite building panel
JPS627348A (ja) 1985-06-28 1987-01-14 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電気絶縁線輪の製法
NL8700516A (nl) * 1987-03-04 1988-10-03 Philips Nv Knipeenheid.
DE3833179A1 (de) * 1988-09-30 1990-04-05 Braun Ag Scherkopf fuer trockenrasierapparate
JP3237868B2 (ja) * 1991-07-15 2001-12-10 松下電工株式会社 往復式電気かみそりの内刃の製法
GB2266259B (en) * 1992-04-14 1995-08-16 Specialife Ind Ltd Hair trimmer for nose or ears
CN2145688Y (zh) 1992-12-26 1993-11-10 李刚 保安剃须刀
EP0743144B1 (en) * 1995-05-19 2000-10-11 Matsushita Electric Works, Ltd. Cutter combination for an electric shaver
KR100447912B1 (ko) * 1996-04-26 2004-11-03 산요덴키가부시키가이샤 전기면도기와외부날의제조방법
JPH11114245A (ja) * 1997-10-20 1999-04-27 Sanyo Electric Co Ltd 往復式電気かみそり
US6058608A (en) 1998-08-28 2000-05-09 Wruck; Rickey A. Line trimmer
FR2789341B1 (fr) * 1999-02-05 2001-04-13 Jean Marc Chevalet Couteau de poche fermant
FR2789928B1 (fr) 1999-02-19 2001-08-24 Jean Marc Brun Systeme de plaquette de coupe interchangeable ou rapportee pour tete de tonte de tondeuse electique pour la tonte de poils ou de cheveux
DE10110228C1 (de) * 2001-03-02 2002-08-01 Braun Gmbh Schersystem für einen Trockenrasierer mit Langhaarschneider
US20060070242A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-06 Szczepanowski Andrew A Shaving razors and razor cartridges
US9610695B2 (en) * 2005-01-03 2017-04-04 Koninklijke Philips N.V. Hair-clipping device and cutter-member assembly for such a device
GB2425277B (en) 2005-02-11 2009-12-02 Gillette Co Electric razor assembly
JP4234124B2 (ja) 2005-09-16 2009-03-04 クリハ工業株式会社 剃刀具
WO2009024900A1 (en) 2007-08-17 2009-02-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Hair trimming device
US8307553B2 (en) * 2008-05-01 2012-11-13 Eveready Battery Company, Inc. Razor cartridge
DE102008027224A1 (de) 2008-06-06 2009-12-10 Braun Gmbh Untermesser für den Scherkopf eines Trockenrasierapparates
WO2009149662A1 (zh) 2008-06-13 2009-12-17 You Tuming 电动剃须刀的刀头装置
US8874232B2 (en) * 2009-11-30 2014-10-28 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Electrode array having concentric split ring electrodes and methods of making the same
US8881406B2 (en) * 2011-05-17 2014-11-11 Abraham Glezerman Shaving device with dual cutting elements
US9199384B2 (en) 2011-07-07 2015-12-01 Allway Tools, Inc. Razor blade assembly
DE102012001490B4 (de) * 2012-01-27 2013-09-12 Martor Kg Schneidwerkzeug
AU2013245349B2 (en) * 2012-04-03 2017-04-27 Koninklijke Philips N.V. Blade set for hair cutting appliance and method for its manufacture
CN202825877U (zh) * 2012-08-10 2013-03-27 珠海新秀丽家居用品有限公司 一种小型体毛修剪器
US9486930B2 (en) * 2012-09-27 2016-11-08 Shavelogic, Inc. Shaving systems
JP6376427B2 (ja) * 2012-12-27 2018-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 スリット刃ブロックおよびスリット刃ブロックを有する電気かみそり
EP2875917A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-27 Koninklijke Philips N.V. Hair cutting appliance and blade set
US20150273711A1 (en) * 2014-03-26 2015-10-01 The Gillette Company Razor Comprising A Molded Shaving Aid Composition Comprising A Thermally Resilient Sensate
ES2672572T3 (es) * 2014-04-18 2018-06-15 Koninklijke Philips N.V. Conjunto de cuchillas, dispositivo para cortar el pelo y método de fabricación relacionado
EP3164249B1 (en) * 2014-07-04 2019-05-08 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade and related manufacturing method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
EP3164249A1 (en) 2017-05-10
CN106470807A (zh) 2017-03-01
US20170144319A1 (en) 2017-05-25
US20230017028A1 (en) 2023-01-19
US11472049B2 (en) 2022-10-18
US10647010B2 (en) 2020-05-12
TR201911089T4 (tr) 2019-08-21
WO2016001019A1 (en) 2016-01-07
JP2017524425A (ja) 2017-08-31
EP3164249B1 (en) 2019-05-08
CN106470807B (zh) 2019-03-15
US20200164534A1 (en) 2020-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665122B2 (ja) 刃セット、毛切断装置、及び関連する製造方法
US11213963B2 (en) Blade set, hair cutting appliance, and related manufacturing method
JP6332892B2 (ja) 固定刃、刃のセット、及び、ヘアカッティング機器
RU2680324C2 (ru) Ножевой блок, устройство для срезания волос и соответствующий способ изготовления
JP6378324B2 (ja) ブレードのセット及び毛髪切断器具
JP6585735B2 (ja) 静止ブレードの製造方法及び静止ブレード
JP6253791B2 (ja) 刃のセット、ヘアカット機器、及び、関連する製造方法
JP6222787B2 (ja) 刃のセット、ヘアカッティング機器、及び、関連する製造方法
JP6333411B2 (ja) 刃セット、毛切断装置、及び、関連の製造方法
CN109070368B (zh) 刀片组制造方法、刀片组和毛发切削器具
JP2020516384A (ja) 静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180620

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6665122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250