JP6664177B2 - 焦点検出装置、予測方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

焦点検出装置、予測方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は焦点検出装置に関し、特に移動する被写体の動きの予測を行う焦点検出装置に関するものである。
近年、移動している被写体の動きを予測するための手段が多く提案されている。例えば、特許文献1では、過去複数回の焦点検出結果を記憶しておき、将来の被写体像面位置の変化を予測するために最も適した関数を選択する焦点調節装置を開示している。
また、いわゆる撮像面位相差AF(記録用画像を取得するための撮像素子で取得した信号を用いて行うAF)において検出した像ズレ量(視差がある2つの像信号のずれ量)を、デフォーカス量に変換するための換算係数に、誤差が生じ得ることが知られている。換算係数の誤差によりデフォーカス量に誤差が生じてしまうと、ピントがずれてしまう。特許文献2では、n回目の焦点検出(デフォーカス量検出)結果に基づく換算係数とn−1回目の焦点検出結果に基づく換算係数とを比較し、重みづけを行うことで換算係数を補正している。
特開2001−21794号公報 特開2010−025997号公報
撮像面位相差AFにおいて移動している被写体の動きを予測する場合に、ケラレが生じることにより換算係数の誤差が生じると、誤差が生じなかった場合と比較して、被写体の動きの予測精度が低下してしまう。このとき、特許文献2の換算係数の補正を被写体が移動している場合に適用し、被写体の光軸方向の動きを予測しようとしても、被写体の動きの正確な予測が困難な場合があった。
このことから、移動している被写体の動きに対する予測精度の更なる向上が求められていた。
そこで、本発明は、移動している被写体の動きをより精度良く予測することができる焦点検出装置を提供することを目的とする。
また、このような焦点検出装置における予測方法、そのプログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、移動する被写体の将来の像面位置を予測する焦点検出装置、その予測方法、プログラム又は記憶媒体において、記録用画像を取得するための撮像素子から取得した一対の像信号の像ずれ量を検出する像ずれ量検出手段と、前記像ずれ量検出手段が検出した前記像ずれ量を、換算係数を用いてデフォーカス量へと換算する換算手段と、レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報を取得する位置取得手段と、前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した複数の前記データと被写体の動きに関する関数とに基づいて被写体の将来の像面位置を予測する予測手段と、記換算係数を補正する補正手段と、を有し、前記補正手段は前記記憶手段に記憶した前記レンズ位置情報のデータと、前記関数とに基づいて、前記換算係数を補正し、前記補正手段が補正した換算係数を用いて前記換算手段が換算したデフォーカス量に基づいて、前記予測手段が被写体の像面位置を予測するよう構成したことを特徴とする。
本発明によれば、移動している被写体の動きをより精度良く予測することができる。
カメラ本体100及び撮影レンズ120の機能ブロック図である。 カメラ本体100及び撮影レンズ120の断面図である。 撮像素子103の画素配列である。 撮像素子が有する画素部の瞳分割機能である。 絞り125を考慮しない場合の瞳強度分布および線像の説明図である。 絞り値が小さい場合の瞳強度分布および線像の説明図である。 絞り値が大きい場合の瞳強度分布および線像の説明図である。 サーボ撮影モードにおけるフローチャートである。 焦点検出処理のフローチャートである。 予測処理のフローチャートである。 換算係数の補正処理のフローチャートである。 換算係数の補正値算出処理のフローチャートである。 換算係数の補正値更新判別処理のフローチャートである。 換算係数誤差倍率の選択に関する説明図である。 予測処理への影響に関する説明図である。
[第1実施形態]
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
[撮像システム]
図1及び図2を用いて、第1実施形態におけるカメラ本体100及び、カメラ本体100に着脱可能な撮影レンズ120について説明する。図1は、カメラ本体100及び撮影レンズ120の機能ブロック図である。図2は、カメラ本体100及び撮影レンズ120の断面図である。
本実施形態のカメラは、ファインダ104、撮像素子103を有するカメラ本体100と、撮影光学系を有する撮像レンズ120とを組み合わせて使用するレンズ交換式のデジタルスチルカメラである。
カメラ本体100は、ファインダ104、撮像素子103、表示器105、CPU110、撮像素子制御回路102、メモリ回路101、インターフェース回路106、画像処理手段107、電気接点108、クイックリターンミラー109を備えている。
ファインダ104は、カメラ本体100の+Y側に配置され、クイックリターンミラー109が反射する被写体像を操作者が観察可能にする。
撮像素子103は、CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ等により形成されており、カメラ本体100の撮影レンズ120の予定結像面に配置されている。撮像素子103の詳細については後述する。
表示器105は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等により形成され、撮影画像の表示や撮影情報等の情報表示を行う。また表示器105は、ライブビューモード時には、撮影予定の領域をリアルタイム動画表示する。ここで、ライブビューモードとは、撮影レンズ120からの被写体像を撮像素子103による撮像して、プレビュー用の低画素動画像を表示器105にリアルタイムで表示するモードである。このライブビューモード時には、撮像素子103から取得した像信号を用いて位相差方式の焦点検出(後述)を実行することができる。さらに、連写撮影中には各連写時の低画素静止画像を表示器105に表示する。
CPU110は、カメラ全体を統括的に制御する。CPU110は、例えば像ずれ量検出手段111、換算手段112、記憶指示手段113、焦点調節手段114、予測手段119、補正値算出手段115、式算出手段116、偏差算出手段1110、補正値更新判別手段117、補正値適用手段118である。
像ずれ量検出手段111は、撮像素子103から得た、視差を有する一対の像信号の像ずれ量を検出する。
換算手段112は、像ずれ量検出手段111が検出する像ずれ量を、後述の換算係数を用いてデフォーカス量へ換算する。
記憶指示手段113は、換算手段112で換算係数を用いて換算したデフォーカス量と、撮影レンズの像面位置と、デフォーカス量の算出時刻と、換算したデフォーカス量と、撮影レンズの像面位置から算出した被写体像面位置とを記憶するメモリ回路101(記憶手段)に記憶させる。なお、本実施例ではデフォーカス量の算出時刻をメモリ回路101に記憶するものとして説明するが、デフォーカス量の算出時刻の代わりに像ずれ量検出検出時刻や被写体像面位置の算出時刻を記憶し、用いても良い。
なお、本実施形態において像面位置とは、撮影レンズ120に対応する焦点の位置である(撮影レンズの像面位置、レンズ像面位置とも称する)。また、被写体の像面位置とは、被写体に対して焦点の合う位置に撮影レンズ201がある場合の焦点の位置である。
また、記憶指示手段113がメモリ回路101に記憶させるデフォーカス量と、撮影レンズの像面位置と、被写体像面位置は像面換算したものでもよいし、レンズ位置換算したものでもよい。すなわち、デフォーカス量と、撮影レンズの像面位置と、被写体像面位置に相当する情報であれば良く、どのような単位の情報として記憶しても良い。また、複数の単位ごとにデフォーカス量と、撮影レンズの像面位置と、被写体像面位置の情報を記憶しても良い。
焦点調節手段114は、換算したデフォーカス量に基づいて焦点位置を移動させるようにレンズCPU122に指示を行う。さらに焦点調節手段114は、将来における被写体の像面位置を予測手段119によって予測し、撮影レンズ120が予測した被写体の像面位置に来るために必要なレンズ駆動量を算出し、レンズCPU122に指示を行う。
補正値算出手段115は、記憶指示手段113でメモリ回路101に記憶させた結果に基づいて換算係数に対する補正値を算出する。
式算出手段116は、補正値算出手段115で補正値を算出する際に、被写体の像面位置軌跡を近似する近似式を算出する。
偏差算出手段1110は、式算出手段116で算出した近似式と被写体像面位置との偏差を算出する。
補正値更新判別手段117は、補正値算出手段115で算出した補正値の結果と、記憶指示手段113でメモリ回路101に記憶させた結果に基づき、補正値の結果を更新するかの判別を行う。
補正値適用手段118は補正値更新判別手段で更新を行うと判別した場合に、補正値算出手段115で算出した補正値を用いて、換算手段112で使用する換算係数を補正する。
撮像素子制御回路102は、CPU110の指示に従い、撮像素子103を駆動制御する。
メモリ回路101は、撮像素子103により撮像された画像を記憶する。また、メモリ回路101は、撮像素子103の受光分布、及び、後述の換算係数を記憶する。
インターフェース回路106は、画像処理手段107により画像処理された画像をカメラ外部に出力する。
画像処理手段107は、撮像素子103による撮像した画像信号を画像処理する。
電気接点108は、撮影レンズ120の電気接点124と接触して電力及び各種信号の通信に用いられる。
クイックリターンミラー109は、撮影レンズ120から撮影光束をファインダ104方向へ反射する。また、クイックリターンミラー109は、撮影時及びライブビューモード時には、+Y方向に対比し、撮影レンズ120からの撮影光束が撮像素子103へ到達可能な状態とする。なお、図示しないが、クイックリターンミラー109より−Z側、かつ、撮像素子103の+Z側には、シャッタが設けられており、撮影時及びライブビューモード時にシャッタ開状態となる。
撮影レンズ120は、カメラ本体100に対して着脱可能な撮影レンズ120である。
撮影レンズ120は撮影光学系、レンズCPU122、撮影レンズ駆動機構121、絞り駆動機構123、絞り125、電気接点124を備えている。
撮影光学系は、撮影する被写体の光学像を撮像素子103上に結像させる。撮影光学系は、複数のレンズ群からなり、撮像素子103の撮像面付近にある焦点位置をZ方向に沿って移動させるように撮影レンズ駆動機構121により駆動される。
レンズCPU122は、カメラ本体100のCPU110から送られてくる焦点調節情報を、電気接点124を介して受信し、その焦点調節情報に基づいて撮影レンズ駆動機構121を駆動する。
絞り駆動機構123は、絞り125を駆動する機構及びそのアクチュエータを有し、レンズCPU122の指示に従い絞り125を駆動する。
[撮像素子の構造]
続いて図3を参照して、本実施形態における撮像素子103の画素構造について説明する。図3は撮像素子103の画素配列の説明図である。X、Y、Zで示される座標軸に関し、X−Y平面は図3(A)の紙面内に位置し、Z軸は紙面に対して垂直な軸である。
図3では、撮像素子103(2次元CMOSセンサ)の画素配列を、4行×4列の画素範囲で示している。各画素部はカラーフィルタ303を有し、カラーフィルタ303の配列は、いわゆるベイヤー配列が採用されている。画素部群310において、対角方向の2画素として、G(緑)の分光感度を有する画素部310Gが配置されている。また、他の2画素として、R(赤)の分光感度を有する画素部310R、および、B(青)の分光感度を有する画素部310Bがそれぞれ配置されている。
[撮像素子による瞳分割機能の概念]
続いて、撮像素子103の瞳分割機能について説明する。図4は、撮像素子103の有する画素部における瞳分割の様子を示している。
図4の上方に示される座標軸(X、Y、Z)に関し、X−Y平面は図4の紙面内に位置し、Z軸は紙面に対して垂直な軸である。図4中の下方に示される画素部の座標軸(X、Y、Z)に関し、X−Z平面は図4の紙面内に位置し、Y軸は紙面に対して垂直な軸である。
画素部は、光電変換部301a及び光電変換部301bを有する。画素部はマイクロレンズ304を有する。
図4の射出瞳302は、撮像素子側から見た絞りの像である。つまり、絞り枠やレンズ枠によってケラレることなく残る束が射出瞳を通過する。
光電変換部301a及び光電変換部301bは、+X方向および−X方向にそれぞれ偏芯しているため、1つのマイクロレンズ304を用いて瞳分割を行うことが可能である。
図4において、射出瞳302が有する領域である瞳302a(像信号Aに対応する領域)、及び瞳302b(像信号Bに対応する領域)が示されている。−X方向に偏芯した光電変換部301aが、瞳302aを通過した光束を受光し光電変換することで、像信号A(第1の像信号)を取得する。また、+X方向に偏芯した光電変換部301bが、瞳302bを通過した光束を受光し光電変換することで、像信号B(第2の像信号)を取得する。
以上説明したように、本実施形態において、像信号A(第1の信号)は、図3に示される複数の画素部における光電変換部301aから得られた信号である。また、像信号B(第2の信号)は、図3に示される複数の画素部における光電変換部301bから得られた信号である。すなわち、像信号Aは、結像光学系の射出瞳302が有する一対の領域のうち一方を通過した光束から得られた像信号であり、像信号Bは、射出瞳302が有する一対の領域のうち他方を通過した光束から得られた像信号である。像信号Aと像信号Bは視差を有する。
CPU110(像ずれ量検出手段111、換算手段112)は、光電変換部301aから取得した像信号Aと光電変換部301bから取得した像信号Bの相対的な像ずれ量を検出し、デフォーカス量を算出する(いわゆる位相差方式)。
以上のように、光電変換部301aから取得した像信号Aと光電変換部301bから取得した像信号Bを別個に用いることで、像ずれ量の検出のための画像信号として用いることができる。一方で、光電変換部301aから取得した像信号Aと光電変換部301bから取得した像信号Bを加算することで、記録用の画像信号として用いることができる。
なお、本実施形態では、2つの光電変換部及び対応する2つの瞳領域がX方向に分割されている例を示したが、Y方向に分割されていても良い。
また、瞳302aの重心位置と、瞳302bの重心位置との、重心同士の間隔が基線長(不図示)である。基線長は絞り125の絞り値に応じて異なる。絞り値が変わると射出瞳302の大きさが変わるため、瞳302aと瞳302bの大きさも変わり、それぞれの重心位置も変わるためである。
[絞り125によるケラレと線像の非対称性]
続いて、図5から図7を参照して、像信号A及び像信号Bに対応する瞳強度分布と、瞳強度分布に対応して得られる線像について説明する。なお、図6及び図7における枠503(絞り枠)及び枠603(絞り枠)の大きさと、射出瞳302の大きさとは対応している。
図5は瞳強度分布および線像の説明図である。図5(A)は絞り125を考慮しなかった場合における、像信号A(A像)に対応する瞳強度分布401a、図5(B)は像信号B(B像)に対応する瞳強度分布401bをそれぞれ示している。図5(C)は、図5(A)および図5(B)に示される像信号Aと像信号Bの、瞳強度分布401a、401bのX軸方向に沿った断面図(線像402a、402b)である。
図6は、絞り値が小さい場合(絞り125の口径が大きい場合)における、瞳強度分布および線像の説明図である。図6(A)は、像信号Aに対等する瞳強度分布が、絞り125の枠503(絞り枠)でケラレている様子(瞳強度分布501a)を示している。図6(B)は、像信号Bに対応する瞳強度分布が、絞り125の枠503でケラレている様子(瞳強度分布501b)を示している。図6(C)は、図6(A)および図6(B)に示される像信号Aと像信号Bの、瞳強度分布501a、501bのX軸方向に沿った断面図(線像502a、502b)を示している。
図5(C)と図6(C)を比較すればわかるように、絞り値が小さい場合、絞り125を考慮しない場合と比較して、線像502aに関し、−X側では枠503によるケラレの影響が大きいため急峻な曲線となる。一方、+X側では枠503による影響が小さいため緩やかな曲線となる。このように、絞り値が小さい場合、線像502aは光軸に対して非対称な形状となっている。線像502bに関しても、線像502aの正負が反転することを除いて、線像502aと同様に非対称な形状を有する。
図7は、図6と比較して絞り値が大きい場合(絞りの口径が小さい場合)における、瞳強度分布および線像の説明図である。図7(A)は、像信号Aに対応する瞳強度分布が、絞り125の枠603(絞り枠)でケラレている様子(瞳強度分布601a)を示している。図7(B)は、像信号Bに対応する瞳強度分布が、枠603でケラレている様子(瞳強度分布601b)を示している。図7(C)は、図7(A)および図7(B)に示される像信号A、Bの瞳強度分布601a、601bのX軸方向に沿った断面図(線像602a、602b)を示している。
図7(C)に示されるように、図6よりも絞り値が大きい場合、線像602aに関し、−X側および+X側ともに、枠603によるケラレの影響が大きいため急峻な曲線となる。このように、絞り値が大きい場合、線像602aは光軸に対して対称な形状となっている。同様に、線像602bも対称な形状を有する。
図7のように、線像が対称な形状となる場合、撮像素子103から出力される像信号A、Bは、異なる被写体に対しても互いに略同一形状の波形となる。このため、実際のデフォーカス量と算出デフォーカス量(像ずれ量検出結果と換算係数に基づき算出されたデフォーカス量)は、互いに近い値となる。一方、図6(C)に示されるように線像が非対称な形状である場合、撮像素子103から出力される像信号A、Bも非対称な形状となるため、線像が対称な形状である場合と比較して、実際のデフォーカス量に対する算出デフォーカス量の誤差は大きくなる。
[レンズ位置の違いによるケラレの程度の違い]
以上のような絞り125によるケラレの他にも、ケラレの要因がある。前述のように、本実施形態では、移動している被写体の動きを予測して撮影することを想定している。このとき、被写体を追従するために、被写体の動きの予想結果に応じて撮影レンズ120が移動する。撮影レンズ120が移動すると、ケラレの程度も変化する。射出瞳302の大きさは撮影レンズの位置によって異なるからである。射出瞳302の大きさが異なるということは、図6を用いて説明した場合と同様に、射出瞳の大きさによっては撮像素子103から出力される像信号A、Bも非対称な形状となる場合がある。前述のように像信号A、Bも非対称な形状であると、対称な形状である場合と比較して、実際のデフォーカス量に対して算出デフォーカス量では誤差が生じる。
ここで、特許文献2(特開2010−025997号公報)のように、デフォーカス量に着目して換算係数を補正する方法では、撮影レンズ120の位置の違いに起因して生じるケラレの補正が上手くいかない場合がある。移動している被写体に対する算出デフォーカス量は、被写体の動きに起因して必ずしも一定ではないことが考えられるためである。
そこで、本実施形態によれば、動いている被写体に対しても精度良く予測を行うために、撮影レンズ120の位置(レンズ位置)を考慮した上で換算係数の補正を行う。詳しい方法については後述する。
[ケラレに対応して換算係数を補正することの意義・効果]
以上説明したように、瞳分割方式(位相差方式)による焦点検出を行う際に、絞り125の枠やレンズ枠によるケラレの影響により線像が歪んで非対称な形状となる場合がある。このため、実際のデフォーカス量と算出デフォーカス量との間に差が生じる。すなわち、換算係数によって補正しきれていない(誤差が生じている)。デフォーカス量の算出を正確に行うためには、より適切な換算係数を用いる必要がある。
本実施形態では、移動している被写体の動きを予測する場合において、像ずれ量からデフォーカス量に換算する換算係数を適切に補正することで、実際のデフォーカス量に対する算出デフォーカス量の誤差をより小さくする。これにより、より正確に被写体にピントを合わせることができる。
また、本実施形態では、特に、移動している被写体の動きを予測する場合において、レンズの位置の違いに起因するケラレによる換算係数の誤差を補正することで、被写体の動きをより正確に予測することができる。
[サーボ撮影モード中における撮影準備及び撮影フロー]
続いて、図8から図13を用いて、本実施形態の換算係数の補正値算出方法と、算出した補正値の適用方法を説明する。
まず、図8を用いて、本実施形態におけるカメラのサーボ撮影モード中に、撮影準備スイッチ(いわゆるSW1)がオンである状態(一般的なカメラでは撮影ボタンのスイッチが半押しの状態)におけるカメラの動作について説明する。サーボ撮影モードとは、将来の被写体の像面位置を予測しながら撮影レンズ120を駆動するモードである。サーボ撮影モード中に撮影準備スイッチがオンになると、図8のフローが開始する。
[撮影準備]
サーボ撮影モード中に撮影準備スイッチがオンになると、ステップS102で、CPU110は、換算係数の補正値のリセットを行う。これは、現在撮影準備スイッチがオンになる前に撮影準備スイッチがオンされたことがあった場合には、前回撮影準備スイッチがオンされた際に使用した換算係数を、次の撮影に持ち越さないためである。ステップS102の換算係数補正値リセットでは、設定換算係数(絞り値等に基づいて予め設定されている換算係数)と理想的な換算係数に差が生じていないものとして補正値を初期値1にリセットする。
次に、ステップS103で、CPU110が焦点検出処理を行う。詳細は図9を用いて後述する。
ステップS104で、CPU110(予測手段119)は撮影前予測を行う。撮影前予測では、撮影開始スイッチがオン状態(いわゆるSW2がオンの状態であり、撮影ボタンのスイッチが全押しの状態)であれば、像ずれ量検出時から撮像素子103による撮像時までの像面位置をCPU110が予測する。また、撮影開始スイッチがオフ状態であれば、次の像ずれ量検出時までの像面位置をCPU110が予測する。
ステップS105では、CPU110がステップS104で予測した像面位置に撮影レンズを動かすために必要なレンズ駆動量を算出し、レンズCPU122に伝える。
ステップS106で、CPU110が換算係数の補正処理を行う。詳細は図11を用いて後述する。
次に、ステップS107でCPU110が撮影開始スイッチの状態を判定する。スイッチオン状態であれば、ステップS108の撮影に移行する。スイッチオフ状態であれば、ステップS111に移行する。
[撮影]
ステップS108で、CPU110が撮像素子制御回路102に指示を行い、撮像素子103を駆動制御させ、撮像素子103により撮像された記録用画像をメモリ回路101(記憶手段)に記憶する。
ステップS109で、CPU110(予測手段119)が撮影後予測を行う。CPU110は、次の像ずれ量検出時(ステップS103)までの像面位置を予測する。
ステップS110で、ステップS109で予測した像面位置に撮影レンズを動かすために必要なレンズ駆動量を算出し、レンズCPU122に伝える。
ステップS111でCPU110が撮影準備スイッチオフ判定を行う。スイッチオフ状態であればステップS112へ移行して撮影及び撮影準備を終了する。スイッチオン状態であればステップS103へ再度進み、撮影準備スイッチがオフになるまでステップS103〜S111を繰り返す。
[焦点検出処理]
次に、ステップS103の焦点検出処理の動作の一例を図9のフローチャートに基づき説明する。なお、本実施形態において焦点検出とは、具体的には像ずれ量をもとにデフォーカス量を算出することである。以下、詳しく説明する。
ステップS201で、CPU110が撮像素子103から出力される像信号A、像信号Bの像信号を取得する。
ステップS202で、CPU110(像ずれ量検出手段111)は、ステップS201で取得した像信号A、像信号Bを用いて像ずれ量を検出する。
続いて、ステップS203で、CPU110(換算手段112)が、ステップS202で算出した像ずれ量をデフォーカス量に換算する。この時の換算係数は、撮影準備スイッチがオンになってから1回目のデフォーカス量算出処理では、設定換算係数(絞り値等に基づいて予め設定されている換算係数)である。撮影準備スイッチがオンになってから2回目以降のデフォーカス量算出処理においては、ステップS106で換算係数の補正処理によって補正された換算係数が更新されている場合には、CPU110(補正手段)が補正した換算係数を用いる。この場合、換算係数は外部データ(メモリ回路101)の換算係数を外部データ(メモリ回路101)の換算係数補正値を用いた値である。外部データ(メモリ回路101)の換算係数は、メモリ回路101(記憶手段)に事前に記憶している。
ステップS204で、焦点検出情報として、ステップS203で算出したデフォーカス量をメモリ回路101(記憶手段)が記憶する。更に、メモリ回路101は、デフォーカス量算出時の撮影レンズの像面位置と、デフォーカス量及びレンズ位置情報に基づき算出した被写体像面位置と、デフォーカス量算出時刻(以下、単に算出時刻とも称する)とを記憶する。一般的に、撮像素子103から像信号が得られるまでに、ある程度の電荷の蓄積時間を必要とする。このため、蓄積開始時刻と終了時刻の中点をデフォーカス量算出時刻とし、撮影レンズの相対的な繰り出し量にこのデフォーカス量を加えることによって、被写体の像面位置を算出する。なお、前述の通り、デフォーカス量算出時刻の代わりに像ずれ量検出時刻や被写体の像面位置の算出時刻をメモリ回路101に記憶し、用いても良い。とみなすことができる。デフォーカス量算出時の撮影レンズの像面位置は、CPU110(位置取得手段)がレンズCPU122から取得する。
メモリ回路101が記憶した情報は、換算係数の補正処理(ステップS106)、撮影前予測処理(ステップS104)及び撮影後予測処理(ステップS109)の際に用いる。詳しくは後述する。
[予測処理]
続いて、被写体の過去複数回の像面位置と、デフォーカス量算出時刻の変化から、将来の像面位置を予測するための予測処理について説明する。当該予測処理は、ステップS104の撮影前予測及びステップS109の撮影後予測処理において適用する。
将来の像面位置の予測方法は、特許文献1が詳しため、詳しい説明は省略する。本第1実施形態では、図10のフローチャートを用いて、特許文献1の実施例の1つである統計演算を用いて予測を行う。
まず、ステップS804では、メモリ回路101に格納されたデータ(デフォーカス量算出時刻、被写体像面位置)の数が第1の所定値以上であるかどうかをCPU110が判定する。データの数が第1の所定値より少ないと、統計演算を行うことができないからである。データの数が第1の所定値以上であると判定された場合にはステップ805へ進み、統計演算による予測の決定を行う。データの数が第1の所定値より少ない場合には、ステップS807へと進む。
ステップS805における統計演算による予測式の決定は特許文献1に詳しく記載されているため、以下、簡易的に説明する。式(1)に示すような予測関数f(t)において、重回帰分析によって各係数α、β、γを統計的に決定する。また、式(1)におけるnは複数の代表的な動体予測撮影シーンのサンプルに対して予測を行ったとき、その予測誤差が最小となるnの値を求めている。
f(t)=α+βt+γt ・・・式(1)
ステップS805で予測式を決定した後はステップS806に進み、メモリ回路101に格納されたデータ(デフォーカス量算出時刻、被写体像面位置)を用いて、CPU110(予測手段119)が将来の被写体像面位置を予測する。そして、撮影レンズ120がその被写体像面位置に来るために必要なレンズ駆動量を算出する。ステップS104の撮影前予測の場合には、前述の通り、撮影開始スイッチがオン状態(いわゆるSW2がオンの状態であり、撮影ボタンのスイッチが全押しの状態)であれば、撮像時までの被写体像面位置をCPU110が予測する。また、撮影開始スイッチがオフ状態であれば、次の像ずれ量検出時までの被写体像面位置をCPU110が予測する。ステップS109の撮影後予測の場合には、前述の通り、次の像ずれ量検出時(ステップS103)までの被写体像面位置をCPU110が予測する。
一方、ステップ804においてデータ数が第1の所定値より少ないとCPU110が判定した場合はステップS807へと進み、統計演算によらず、算出したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を算出する。
[換算係数に誤差があった場合のデフォーカス量の誤差]
(実際のデフォーカス量と算出デフォーカス量の差が大きい場合の合焦精度の影響)
以下、実際のデフォーカス量に対する算出デフォーカス量の誤差が大きい場合の課題について説明する。
まず、デフォーカス量は次の式(2)によって求められる。
(デフォーカス量)=K×(像ずれ量) ・・・式(2)
式(2)においてKは換算係数である。
式(2)の定義からも明らかなように、換算係数が適切な数値である場合と比較して、デフォーカス換算係数に誤差がある場合には、算出デフォーカス量も誤差を伴ってしまう。つまり、正しく合焦状態までのデフォーカス量を算出することができない。
続いて、正しく合焦状態までのデフォーカス量を算出することができない場合、上記移動する被写体に対する予測結果にどのような影響が生じるかを図15に表す。図15(A)は、換算係数誤差倍率Kが1未満の場合(適切な換算係数に対して設定した換算係数が小さかった場合)の予測への影響を示している。図15(B)は、換算係数誤差倍率Kが1より大きいの場合(適切な換算係数に対して設定した換算係数が大きかった場合)の予測への影響を示している。ここで換算係数誤差倍率Kを式(3)で定義する。
=(設定換算係数)/(正解換算係数) ・・・式(3)
図15(A)は縦軸に像面位置、横軸は像ずれ量検出時の時間である。ここで、被写体の像面位置が線形に遷移しているとする。また、最初の像ずれ量検出時a_tのときに算出した被写体像面位置a_yは本来の被写体像面位置と誤差なく算出できているとする。このとき、2回目の像ずれ量検出時a_tでは、像ずれ量検出時のレンズ像面位置a_wと被写体の像面位置との差が実際のデフォーカス量a_dとなる。しかし、換算係数誤差倍率が1未満の場合は算出デフォーカス量が実際のデフォーカス量よりも小さくなり、算出した被写体像面位置a_yは本来の被写体像面位置に対して誤差が生じる。それにより、焦点位置が合焦位置に対して後ろ気味になる。次に、3回目の像ずれ量検出時a_tでは、像ずれ量検出時のレンズ像面位置は事前に焦点調節手段114が予測手段119によって移動させているため、像ずれ量検出時のレンズ像面位置はa_wとなる。そして、像ずれ量検出時のレンズ像面位置a_wと被写体の像面位置との差が実際のデフォーカス量a_dとなる。ここでも、換算係数誤差倍率が1未満のため、算出デフォーカス量が実際のデフォーカス量よりも小さくなり、算出した被写体像面位置a_yは本来の被写体像面位置に対して誤差が生じ、焦点位置が合焦位置に対して後ろ気味になる。これを繰り返すと、図15(A)の各a_yに示すように算出する被写体像面位置が本来の被写体像面位置に対して行き過ぎた位置と行き足りない位置を行き来するように誤差が発生する。ただしここでnは自然数を表す。
続いて、図15(B)に換算係数誤差倍率Kが1より大きい場合を示す。図15(A)と同様、縦軸に像面位置、横軸は像ずれ量検出時の時間である。また、被写体の像面位置が線形に遷移しているとし、最初の像ずれ量検出時b_tのときに算出した被写体像面位置b_yは本来の被写体像面位置と誤差なく算出できているとする。2回目の像ずれ量検出時b_tでは、像ずれ量検出時のレンズ像面位置b_wと被写体像面位置との差が実際のデフォーカス量b_dとなる。このとき、換算係数誤差倍率が1より大きい場合は算出デフォーカス量が実際のデフォーカス量よりも大きくなり、算出した被写体像面位置b_yは本来の被写体像面位置に対して誤差が生じ、焦点位置が合焦位置に対して前気味になる。次に、3回目の像ずれ量検出時b_tでは、像ずれ量検出時のレンズ像面位置は事前に焦点調節手段114が予測手段119によって移動させているため、像ずれ量検出時のレンズ像面位置はb_wとなる。このとき、像ずれ量検出時のレンズ像面位置b_wと被写体の像面位置との差が実際のデフォーカス量b_dとなる。そして、換算係数誤差倍率が1より大きいため、算出デフォーカス量が実際のデフォーカス量よりも大きくなり、算出した被写体像面位置b_yは本来の被写体像面位置に対して誤差が生じ焦点位置が合焦位置に対して前気味になる。
これを繰り返すと、図15(B)のb_yに示すように算出する被写体像面位置が本来の被写体像面位置に対して行き過ぎた位置と行き足りない位置を行き来するように誤差が発生する。
以上説明したように、設定換算係数と理想的な換算係数に誤差が生じ、実際のデフォーカス量と算出デフォーカス量との間に差が生じると、被写体の実際の動きに対する予測処理の予測精度が低下してしまう。
そこで、本発明は、換算係数を補正することで、実際のデフォーカス量に対する算出デフォーカス量の誤差を小さくする。これにより、移動している被写体に対する予測処理の精度を向上させる。
[補正処理]
以下、換算係数の補正について、図11〜図13を用いて説明する。
まず、換算係数の補正処理の動作の一例を、図11のフローチャートに基づき説明する。
ステップS301では、CPU110が、換算係数の補正値を算出する。補正値算出処理の詳細は図12のサブフローチャートを用いて後述する。
ステップS302では、CPU110が、上述のステップS301で換算係数の補正値が算出されたかどうかの判定を行う。ステップS301で換算係数の補正値が算出された場合はステップS303に移行する。算出されなかった場合は、換算係数を補正せずに、図8のフローへ戻る。
ステップS303では、CPU110が、換算係数の補正値を更新するかどうかの判別処理を行う。詳細は、図13のサブフローチャートを用いて後述する。
ステップS304では、CPU110が、ステップS303の換算係数の補正値更新判別処理の結果から、補正値を更新するかどうかの判定を行う。更新を行う判定の場合は、ステップS305に移行する。換算係数の補正値の更新を行わない場合は、ステップS306に移行し、換算係数を補正せずに、図8のフローへ戻る。
ステップS305では、CPU110が、換算係数の補正値を、ステップS301で算出した最新の補正値に更新する。具体的には、算出した補正値を外部データ(メモリ回路101)に記憶されている換算係数補正値の値を更新する。更新された換算係数の補正値は、次にステップS103の焦点検出処理に移行した際、ステップS203のデフォーカス量算出処理において適用する。
[補正値算出処理(ステップS401〜S406)]
続いて、ステップS301の換算係数の補正値算出処理の動作の一例を図12のフローチャートに基づき説明する。
ステップS401で、CPU110が、メモリ回路101に換算係数の補正値を算出するために必要なデータの数が第2の所定値以上記憶されているかどうか(言い換えると、焦点検出を行った回数が所定回数以上であるかどうか)の判定を行う。第2の所定値以上のデータ数が記憶されている場合には、ステップS402に移行する。記憶されているデータが第2の所定値より少ない場合には、補正値を算出せずに、処理終了する。
[仮定した補正値に対応した被写体像面位置の再算出(ステップS402)]
ステップS402では、CPU110が、複数仮定される換算係数の補正値のうち、1つの補正値を用いて、過去複数回の焦点検出によるデータ(デフォーカス量、デフォーカス量算出時の撮影レンズのレンズ位置情報)に基づき、被写体像面位置を再算出する。以下、ステップS402の処理について詳しく説明する。
ここで、前述した換算係数誤差倍率Kと補正値とが等しいときに、理想的な換算係数を求めることができる。換算係数誤差倍率Kの定義は式(3)で示した通りだが、理想的な換算係数は未知の数値のため、補正値を直接求めることができない。そこで、現在の換算係数を補正するための補正値を複数仮定する。仮定した補正値をrとする。nは自然数である。rは所定範囲内において複数設定する。当該所定範囲は任意であり、当該所定範囲内においてどのような間隔でいくつの補正値を仮定するかも任意である。本実施形態では一例として、rを0.5から1.5までの範囲において、0.1刻みで、11個の補正値を仮定する。(すなわちnは1〜11のいずれかに該当する。)ステップS402では、CPU110が(位置算出手段)が、仮定した補正値を使用して、式(4)で示すように被写体像面位置を算出する。
y(t,r)=d(t)/r+p(t) ・・・式(4)
tはデータ内に記憶しているデフォーカス量の算出時刻、yは算出した被写体像面位置、d(t)は算出時刻tで算出した算出デフォーカス量、p(t)は算出時刻tのときの撮影レンズの像面位置を示す。
なお、式(4)では換算係数に対する補正値rで算出デフォーカス量d(t)を割っている(逆数を掛けても良い)。これは算出デフォーカス量d(t)を、補正値rによって補正した換算係数を用いた場合のデフォーカス量に変換するためであり、式(2)から導き出される。
ステップS402では、CPU110(位置算出手段)が、仮定した補正値に基づき、記憶している過去のデータにおいて(すなわち、過去の焦点検出結果に対応して)、式(4)を用いてその時の被写体像面位置を再算出する。
[近似式の算出と、近似式と被写体像面位置との偏差の算出(ステップS403〜S405)]
ステップS403では、CPU110(式算出手段116)が、再算出した複数の被写体像面位置を用いて、被写体像面軌跡の近似式を算出する。近似式はCPU110(予測手段119)が前述の予測処理で用いる予測関数(式(1))と同様のものを使用し、再算出した被写体像面位置と、デフォーカス量算出時刻とを用いて、予測関数の各係数を統計的に算出する。
ステップS404で、CPU110(偏差算出手段)は、算出した近似式と再算出した各像面位置との偏差を算出する。言い換えると、ステップS403で算出した近似式が、再算出した複数の被写体像面位置とデフォーカス量算出時刻との組に対して、どれだけよくフィットしているかを定量的に算出する。本実施形態では偏差を算出する方法として、近似式に対する、再算出した複数の被写体像面位置との差の分散を求める。
ステップS405では所定範囲内で仮定した全ての補正値rについてステップS402からステップS403までの処理を繰り返したかどうかをCPU110が判定する。仮定した全ての補正値rについてステップS404の偏差の算出が終了した場合は、ステップS406に移行する。そうでない場合はステップS402へ戻り、仮定した全ての補正値についてステップS404の処理が終了するまで、ステップS402〜S405を繰り返す。例えば、11個の補正値を仮定した場合はステップS402〜S405を11通り繰り返す。
ステップS406では、CPU110(選択手段)が、仮定した補正値rから適した補正値を選択する。このとき、適切な補正値を選択する際の考え方について、図14を用いて説明する。
図14(A)は図15(B)と同じ、換算係数誤差倍率が1より大きい場合に算出した被写体像面位置を示す。図14(B)は図14(A)の被写体像面位置を補正値が1より大きいと仮定して再算出した場合の被写体像面位置を示している。図14(C)は図14(A)の被写体像面位置を補正値が1未満と仮定して再算出した場合の被写体像面位置を示している。図14(B)では、実際に算出に使用した換算係数誤差倍率と仮定した補正値が近いため、再算出した被写体像面位置と本来の被写体像面位置との差が小さい。一方、図14(C)では、実際に算出に使用した換算係数誤差倍率と仮定した補正値が離れているため、再算出した被写体像面位置と本来の被写体像面位置との差が算出した被写体像面位置よりもさらに大きくなってしまう。
つまり、偏差の算出に分散を用いた場合、最も分散が小さい値を取る時に仮定した補正値rを選択することで、より適切に換算係数を補正することができる。以上説明した理由により、ステップS406では、CPU110(選択手段)が、最も分散が小さい値を取る時に仮定した補正値rを選択する。
[補正値更新判別処理]
次に、ステップS303の換算係数の補正値更新判別処理の動作の一例を図13のフローチャートに基づき説明する。
ステップS501で、CPU110(速度算出手段)は像面速度を算出する。像面速度とは、像面位置の移動速度である。CPU110は像面速度を、換算手段112によって求められる像面位置とデフォーカス量算出時刻および記憶している過去複数回の像面位置とデフォーカス量算出時刻によって算出する。
ステップS502で、CPU110(速度判定手段)が、ステップS501で算出した像面速度が第3の所定値より小さいかどうかを判定する。像面速度が第3の所定値より小さい場合は、被写体が移動していない可能性があるため、ステップS503に移行し補正値を更新しない。像面速度が小さい場合は像面速度が大きい場合と比較して、相対的に被写体の動きの変化が少ないことから、算出する被写体像面位置への誤差の影響が小さいためである。また、像面速度が小さい場合は像面速度が大きい場合と比較して被写体が遠くにいる可能性が高いため、デフォーカス量に誤差が生じていたとしても目立ちにくい。像面速度が第3の所定値より大きい像面速度の場合はステップS504に移行する。
ステップS504で、CPU110(デフォーカス量判定手段)が過去複数回のデフォーカス量が閾値より小さいかどうかを判定する。算出されるデフォーカス量が小さい場合、換算係数に誤差が生じていても、算出する被写体像面位置への誤差の影響が小さい。そのため、過去複数回のデフォーカス量が第4の所定値より小さい場合、ステップS503に移行し補正値を更新しない。一方、過去複数回のデフォーカス量が第4の所定値より大きい場合は、ステップS505に移行する。
ステップS505では、CPU110(偏差判定手段)が、換算係数補正値を算出するときにステップS404で算出した各偏差の差が第5の所定値より小さいかどうか判定する。具体的には、ステップS406において選択された補正値を用いた場合の偏差と、その他の補正値を用いた場合の偏差との差を比較する。この差が第5の所定値より小さいものが第6の所定値以上の個数あった場合には、ステップS503に移行し補正値を更新しない。ステップS406で選択した補正値を用いた場合と、他の補正値を用いた場合とで差が少ない場合は、異なる各偏差の値から選択した換算係数補正値の信頼性が低いため、補正値を更新しない。一方、各偏差の差が閾値より大きい場合、ステップS506に移行し、算出した補正値を更新する。
なおステップS502とステップS504は、いずれか一方でも良い。例えば、像面速度が第3所定値より小さい場合は、デフォーカス量も小さい場合が多いことから、ステップS504のみを行っても良い。これにより、CPU110の処理がより少なくなる。
また、ステップS505では、例えばステップS406において選択された補正値を用いた場合の偏差と、一番大きい偏差との差が、閾値以上であるかを判定しても良い。この場合、差が閾値よりも小さい場合には、補正値を更新しない。
[本実施形態による効果]
以上、第1実施形態によれば、変換係数の補正を行うにあたって、デフォーカス量だけでなくレンズ位置を考慮して補正を行う。これにより、移動している被写体に対して光学系によるケラレが生じる場合であっても、換算係数の補正を行うことができる。例えば、被写体のレンズ位置の違いによって生じるケラレを補正することができる。その結果、移動している被写体の動きをより精度良く予測することができる。
換算係数の補正を行うにあたり、レンズ位置を考慮して補正を行うため、レンズ位置(ひいては被写体距離)による換算係数の誤差を補正することができる。
また、本実施形態の換算係数の補正では、焦点検出処理(ステップS103)による結果が更新される度に、補正値算出処理(ステップS301)において被写体像面位置と近似式を算出し直すことで、新たな補正値を算出している。このため、仮に過去の補正値が適切でなかったとしても、過去の補正値に影響されることなく、より適切な補正値を算出することができる。
[その他]
第1の実施形態では、レンズ位置(及び被写体像面位置)を考慮して、換算係数の補正値を算出した。これに対し、レンズ位置を含む各条件(絞り値等)に応じて、どのようなデフォーカス換算係数を用いてデフォーカス量を換算するかを予め決めておいても良い。
この場合、カメラのメモリ回路101又は撮影レンズ120のメモリに記憶しておく情報量は大きくなる一方で、CPU110による換算係数の補正のための処理を大きく減らすことができる。
また、本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み取り実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 メモリ回路
103 撮像素子
110 CPU
120 撮影レンズ

Claims (13)

  1. 移動する被写体の将来の像面位置を予測する焦点検出装置において、
    記録用画像を取得するための撮像素子から取得した一対の像信号の像ずれ量を検出する像ずれ量検出手段と、
    前記像ずれ量検出手段が検出した前記像ずれ量を、換算係数を用いてデフォーカス量へと換算する換算手段と、
    レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した複数の前記データと被写体の動きに関する関数とに基づいて被写体の将来の像面位置を予測する予測手段と、
    記換算係数を補正する補正手段と、を有し、
    前記補正手段は前記記憶手段に記憶した前記レンズ位置情報のデータと、前記関数とに基づいて、前記換算係数を補正し、
    前記補正手段が補正した換算係数を用いて前記換算手段が換算したデフォーカス量に基づいて、前記予測手段が被写体の像面位置を予測することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記像ずれ量検出手段が検出した像ずれ量を、前記換算手段がデフォーカス量へと換算し、前記記憶手段が記憶した前記デフォーカス量及び前記時刻のデータを複数用いて前記補正手段が換算係数を補正し、前記像すれ量検出手段が新たに検出した像ずれ量に対して、前記換算手段は前記補正手段が補正した新たな換算係数を用いてデフォーカス量を検出することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記記憶手段が記憶した前記データを用いて、被写体に合焦した場合の像面位置である被写体の像面位置を算出する位置算出手段と、
    前記関数と、前記位置算出手段が算出した前記被写体の像面位置を複数用いて、近似式を算出する式算出手段と、
    前記近似式の算出に用いた前記被写体の像面位置と、前記近似式との偏差を算出する偏差算出手段と、を有し、
    前記記憶手段は前記補正のための複数の補正値を記憶しており、
    前記位置算出手段が、前記複数の補正値それぞれに対応して前記被写体の像面位置を複数算出するとともに、前記式算出手段についても前記複数の補正値それぞれに対応して近似式を算出し、
    前記偏差算出手段が算出した偏差がより小さい近似式の算出及び前記複数の被写体の像面位置の算出に用いた補正値を用いて前記補正手段は換算係数を補正し、
    前記換算手段は前記補正手段が補正した換算係数を用いて算出されたデフォーカス量を用いて像面位置を予測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の焦点検出装置。
  4. 前記時刻は、前記像ずれ量検出手段が像ずれ量を検出した時刻、前記換算手段が前記デフォーカス量を換算した時刻、又は前記位置算出手段が前記被写体の像面位置を算出した時刻であることを特徴とする請求項3に記載の焦点検出装置。
  5. 前記偏差算出手段が算出した偏差が最も小さい近似式の算出及び前記複数の被写体の像面位置の算出に用いた補正値を用いて、前記補正手段は換算係数を補正することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の焦点検出装置。
  6. 前記偏差算出手段は、前記近似式に対する前記被写体の像面位置の分散の程度を偏差として算出することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  7. 前記複数の補正値のうち、前記偏差算出手段が算出した偏差が最も小さくなる補正値と、その他の補正値との偏差の差が第5の所定値以上である補正値が、第6の所定値以上の数ある場合は、前記補正手段は換算係数の補正を行わないことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  8. 前記記憶手段が記憶した前記データの数が第2の所定値より少ない場合には、前記補正手段は前記換算係数を補正しないことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  9. 前記換算手段が換算したデフォーカス量が第4の所定値より小さい場合には、前記補正手段は換算係数の補正を行わないことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  10. 像面速度を算出する速度算出手段を有し、前記像面速度が第3の所定値より小さい場合には、前記補正手段は換算係数の補正を行わないことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  11. デフォーカス量、レンズ位置に関する情報であるレンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶手段を有し、移動する被写体の将来の像面位置を予測する焦点検出装置の予測方法において、
    記録用画像を取得するための撮像素子から取得した一対の像信号の像ずれ量を検出する像ずれ量検出ステップと、
    前記像ずれ量検出ステップにおいて検出した前記像ずれ量を、換算係数を用いてデフォーカス量へと換算する換算ステップと、
    前記レンズ位置情報を取得する位置取得ステップと、
    前記デフォーカス量、前記レンズ位置情報及び時刻、のデータを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶手段に記憶された複数の前記データと被写体の動きに関する関数とに基づいて被写体の将来の像面位置を予測するする予測ステップと、
    記換算係数を補正する補正ステップと、を有し、
    前記補正ステップでは、前記記憶手段に記憶された前記レンズ位置のデータと、前記関数とに基づいて、前記換算係数を補正し、
    前記補正ステップで補正した換算係数を用いて、前記換算ステップにおいて換算したデフォーカス量に基づいて、前記予測ステップで被写体の将来の像面位置を予測することを特徴とする予測方法。
  12. 請求項11に記載の予測方法における各ステップをコンピュータによって実行させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムをコンピュータで読み取ることができるように記憶する記憶媒体。
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