JP6653397B2 - ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドア構造に関する。
車両の後部のドア構造としては、一端を中心に開閉自在に設けられるテールゲートを備えた構造が知られている。テールゲートは、ヒンジにより車体に対して枢支されており、ヒンジを取り付けるための取付面を有している。
例えば、特許文献1には、車幅方向に延在してテールゲートの回動中心となる回動軸と、回動軸と略平行に延在する取付面とを有し、この取付面にヒンジとスティフナとをボルトにより共締めしたドア構造が開示されている。
特開2004−161128号公報
特許文献1のドア構造では、回動軸と略平行に延在する取付面にヒンジ及びスティフナが取り付けられるため、取付面及びスティフナの延在方向とヒンジから取付面に入力される力の入力方向とが略直交することになる。このため、取付面とスティフナとで入力荷重を受け切れずに、ドアの変形を招く虞がある。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、ヒンジからの入力荷重に対する耐力を好適に発揮することができるドア構造を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明は、車体に設けられたドア開口を開閉するドア構造であって、ドア本体と、前記ドア本体を前記車体に対して枢支するヒンジと、を備えており、前記ドア本体は、回動軸を法線とする平面と略平行な取付面と、前記取付面に形成され、前記ヒンジを取り付けるためのヒンジ取付部と、を有していることを特徴とする。なお、本発明において、「略平行」とは、回動軸を法線とする平面と取付面及び第1面とが完全に平行である状態の他、不可避的な製造誤差等に起因して回動軸を法線とする平面と取付面及び第1面とが厳密には平行でなく僅かに傾斜した状態を含む。
本発明に係るドア構造によれば、ヒンジからの入力荷重に対する耐力を好適に発揮することができる。
実施形態に係るドア構造を備えた車両を後方から見た後面図である。 実施形態に係るドア構造を前方から見た前面図である。 図1に示すドア構造からアウタパネルを取り外した状態を示す後面図である。 図3の部分拡大図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線に相当する断面図である。 図4のVII−VII線に相当する断面図である。 図3に示すドア構造から膜面部材を取り外した状態を示す後面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図8に示すドア構造からスティフナを取り外した状態を示す後面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図中に適宜矢印で示される、「前後」及び「上下」は、車両の前後方向及び上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
図1は、実施形態に係るドア構造を備えた車両Vを後方から見た後面図である。図2は実施形態に係るドア構造を前方から見た前面図である。図3は、図1に示すドア構造からアウタパネル1bを取り外した状態を示す後面図である。
図1及び図2に示すように、車両Vは、いわゆるハッチバック式の車両である。車両Vは、車体4の後部に設けられたドア開口41と、ドア開口41を開閉可能に覆うテールゲート1と、テールゲート1と車体4との間に介設される左右一対のオープンステー5及びヒンジ6と、を備えている。なお、車両Vの後部のドア構造は、左右対称となっているため、以下の説明においては左側のみを説明し、右側の説明は省略する。
テールゲート1は、一端(実施形態では上端)を中心として回動する部材である。テールゲート1は、図1及び図3に示すように、車内側となる前側に配置されたインナパネル1aと、インナパネル1aの車外側となる後側に配置されたアウタパネル1bと、インナパネル1aとアウタパネル1bとの間に配置された膜面部材1cと、リヤウインドウガラス1eの車幅方向外側においてインナパネル1aの後面に設置されたスティフナ1dと、を備えている。テールゲート1は、請求の範囲のドア本体に相当する。
図3に示すインナパネル1aは、本実施形態では樹脂材料で形成されている。インナパネル1aは、上縁部14と下縁部15と左右の側縁部16,16とを備えており、略矩形状を呈する。インナパネル1aの上端側には、リヤウインドウガラス1eが設置される略矩形状のガラス開口部17が形成されている。
図4は、図3の部分拡大図である。図5は、図4のV−V線断面図である。図6は、図4のVI−VI線に相当する断面図である。図7は、図4のVII−VII線に相当する断面図である。
インナパネル1aの上縁部14の車幅方向外側には、図4及び図5に示すように、車幅方向に略直交する方向(上下方向かつ前後方向)に延在する取付面11が設けられている。取付面11は、テールゲート1の回動中心である回動軸61を法線とする平面と略平行な面である。取付面11には、貫通孔である複数のヒンジ取付部12が形成されている。ヒンジ取付部12は、本実施形態では上下方向に互いに離間して2つ設けられている。
図8は、図3に示すドア構造から膜面部材1cを取り外した状態を示す後面図である。
図8に示すように、インナパネル1aの下縁部15の車幅方向中央には、テールゲート1を車体4(図1参照)に対して係止するロック装置18が設置されている。ロック装置18は、下縁部15に固定されたロックスティフナ18aと、ロックスティフナ18aを介してインナパネル1aに固定されるラッチ機構18b(図8の破線参照)と、を有している。ラッチ機構18bは、テールゲート1を閉じた状態において、車体4のドア開口41の下縁部に設置された図示せぬストライカに係合する。
図10は、図8に示すドア構造からスティフナ1dを取り外した状態を示す後面図である。
図10に示すように、ガラス開口部17の開口縁には、周壁19が車両後方に向けて延出している。周壁19は、上壁19aと下壁19bと左右の側壁19c,19cとを備えている。インナパネル1aにおいてガラス開口部17と下縁部15との間には、上下方向に延在するリブ13が設けられている。リブ13の上端側13aは、側壁19cの下端部に当接又は近接して配置されている。リブ13の下端側13bは、ロック装置18に近接して配置されている。リブ13は、上端側13aから下端側13bに延びていくほどロック装置18(車幅方向中心)に近付くように傾斜して配置されている。取付面11と側壁19cとリブ13とは、ヒンジ6(図5参照)からロック装置18付近まで延設されている。取付面11と側壁19cとリブ13とは、連続的又は断続的に延設される。リブ13については後に詳しく説明する。
図1に示すアウタパネル1bは、本実施形態では樹脂材料で形成されている。アウタパネル1bは、ガラス開口部17を挟んで上下に配置されたアウタパネルアッパ21とアウタパネルロア22とを有している。
アウタパネルアッパ21は、インナパネル1aの上縁部14を後方から覆っている。アウタパネルアッパ21は、車幅方向に長いスポイラ状を呈する。図7に示すアウタパネルアッパ21は、前後方向及び車幅方向に延在する略水平状の上面21aと、上面21aの後端から前斜め下方へ延出する第1傾斜面21bと、第1傾斜面21bの下端から後斜め下方へ延出する第2傾斜面21cと、を有している。
図1に示すアウタパネルロア22は、インナパネル1aの下端側を後方から覆っている。アウタパネルロア22は、車幅方向に長い略矩形状を呈する。アウタパネルロア22は、アウタパネルアッパ21とは別体で形成されている。
図3に示す膜面部材1cは、テールゲート1を補強する金属製部材である。膜面部材1cは、車幅方向に直線状に延びる複数の直線部と、この直線部に交差(直交乃至斜交)する複数の交差部とを備えており、略格子形状を呈する。
スティフナ1dは、図5に示すように、ヒンジ6と共にインナパネル1aに取り付けられる金属製部材である。スティフナ1dは、補強部材としてヒンジ取付部12周辺の剛性を高めている。スティフナ1dは、車幅方向外側に位置する本体面31と、本体面31の車幅方向内側に連続する第1面32と、第1面32の上端側の車幅方向内側に連続する第2面33と、を有している。
本体面31は、図4に示すように、インナパネル1aの上縁部14と側縁部16とに亘って上下方向かつ車幅方向に延在している。本体面31には、車幅方向に延びるビード34がインナパネル1aから離間する方向(後方)に膨出している。ビード34は、上下方向に間隔を空けて複数形成されている。図5に示す本体面31は、インナパネル1aに対して後方に離間した状態で配置されている。なお、本体面31をインナパネル1aに当接した状態で配置してもよい。図6に示す本体面31の車外側部位は、インナパネル1aへ向けて段差状に突出しており、接着剤7によりインナパネル1aに固定されている。第1面32は、接着剤7により側壁19cに固定されている。図6に示すスティフナ1dとインナパネル1aとの間には、閉断面35が形成されている。本体面31の下端は、ボルトBにより膜面部材1cに固定されている(図3参照)。
第1面32は、図5及び図6に示すように、取付面11及び側壁19cに沿って形成されており、車幅方向に略直交する方向(上下方向かつ前後方向)に延在している。第1面32は、回動軸61を法線とする平面と略平行な面である。第1面32は、本体面31に対して交差(実施形態では略直交)している。第1面32と本体面31とは、横断面視で略L字状に形成されている。第1面32には、貫通孔である複数のスティフナ側取付部36が形成されている。スティフナ側取付部36は、インナパネル1aとヒンジ6とに取り付けられる部位であって、ヒンジ取付部12に対応する位置に設けられている。
第2面33は、インナパネル1aの上縁部14に沿って形成されており、上下方向かつ車幅方向に延在している。第2面33は、第1面32に対して交差(実施形態では略直交)している。第1面32と第2面33とは、横断面視で略L字状に形成されている。第2面33は、ボルトBによりインナパネル1aに接合されている。第2面33には、ボルトBが挿通される貫通孔37が形成されている。貫通孔37は、図4に示すように、スティフナ側取付部36よりも車幅方向内側であって、上下方向において2つのスティフナ側取付部36,36の間(実施形態ではスティフナ側取付部36,36の中間点付近)に配置されている。
ここで、図8及び図9を参照して、スティフナ1dとインナパネル1aの取付構造について詳しく説明する。なお、図9は、図8のIX−IX線断面図である。
第1面32の下端側には、上下方向及び車幅方向に延在するフランジ面38が形成されている。第1面32とフランジ面38とは、平断面視略L字状に形成されている。
図9に示すリブ13は、インナパネル1aの後面から後方に延出する基端面13cと、基端面13cの延出端から交差方向に延出する先端面13dとを含んで構成されており、平断面視略L字状に形成されている。基端面13cは、車幅方向に略直交する方向(上下方向かつ前後方向)に延在している。基端面13cは、第1面32と略平行な面である。基端面13cは、請求の範囲の第3面に相当する。先端面13dは、上下方向及び車幅方向に延在している。先端面13dは、フランジ面38と前後に重ね合わされており、ボルトBにより互いに接合されている。これにより、第1面32と基端面13cとは、フランジ面38及び先端面13dを介して互いに連結されている。すなわち、リブ13の上端側13aは、フランジ面38を介して第1面32の下端側に連結されている。図8に示す第1面32とリブ13とは、全体的に上下方向に連続するように配置されている。
図2に示すオープンステー5は、テールゲート1の開放をアシストし、かつ、テールゲート1を所定位置(例えば全開した位置)に維持するための部材である。オープンステー5は、テールゲート1を閉じた状態において、インナパネル1aの側縁部16の前側に設置されている。オープンステー5の上端は、車体4(図1参照)にブラケット51を介して枢支されている。オープンステー5の下端は、ブラケット52を介してインナパネル1aに枢支されている。オープンステー5は、車幅方向においてヒンジ6とずれた位置に設置されており、本実施形態ではヒンジ6よりも車幅方向外側に配置されている。
ヒンジ6は、テールゲート1を車体4に対して枢支する金属製部材である。ヒンジ6は、インナパネル1aの上縁部14の左右両側に設置されている。ヒンジ6は、図5に示すように、車幅方向に略平行に延在する回動軸61と、テールゲート1に接合されるドア側ヒンジ62と、車体4に接合される車体側ヒンジ63と、を有している。
回動軸61は、取付面11及び第1面32に対して交差(実施形態では略直交)している。回動軸61の軸線は、インナパネル1aとスティフナ1dとヒンジ6とを締結するボルトBの軸線と略平行に配置されている。
ドア側ヒンジ62は、回動軸61を法線とする平面と略平行に延在する板状部である。ドア側ヒンジ62には、ボルトBが挿通される貫通孔64が形成されている。貫通孔64は、ヒンジ取付部12とスティフナ側取付部36とに対応する位置に設けられている。ドア側ヒンジ62とインナパネル1aの取付面11とスティフナ1dの第1面32とは、車幅方向内側から挿通されるボルトBにより互いに固定されている。ヒンジ取付部12において、ドア側ヒンジ62は、スティフナ1dよりも車幅方向内側に位置している。
車体側ヒンジ63は、回動軸61を介してドア側ヒンジ62に相対回動可能に接続される板状部であって、略L字状を呈する。車体側ヒンジ63の先端面63aは、回動軸61と略平行に延在している。車体側ヒンジ63の先端面63aには、車体4に接続するための複数の接続ピン65が設置されている。図7に示すテールゲート1を閉じた状態において、ドア側ヒンジ62と車体側ヒンジ63とは、上下方向でアウタパネルアッパ21の上面21aと重なる位置に配置されている。ドア側ヒンジ62と車体側ヒンジ63とは、前後方向でアウタパネルアッパ21の第1傾斜面21bと重なる位置に配置されている。すなわち、ドア側ヒンジ62と車体側ヒンジ63とは、アウタパネルアッパ21によって上方かつ後方から覆われている。
ここで、テールゲート1とヒンジ6との組付手順について説明する。当該組付手順は、まず車体4にヒンジ6の車体側ヒンジ63を組み付け、その後ドア側ヒンジ62にテールゲート1を組み付けてもよい。あるいは、まずテールゲート1にドア側ヒンジ62を組み付け、その後車体側ヒンジ63に車体4を組み付けてもよい。つまり、組付手順には制限が無く、どの組付手順においても組付作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係るドア構造を備えた車両Vは、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果について説明する。
本実施形態によれば、ドア本体であるテールゲート1は、回動軸61を法線とする平面と略平行な取付面11と、取付面11に形成されヒンジ6を取り付けるためのヒンジ取付部12と、を有していることにより、回動軸61を法線とする平面と略平行な取付面11にヒンジ6が取り付けられることになる。このため、取付面11の延在方向とヒンジ6から取付面11に入力される荷重の入力方向とが略平行となり、入力荷重に対するテールゲート1の耐力を好適に発揮することができる。
また、テールゲート1の耐力を向上させることで、ヒンジ6の取付位置を自由に設定できるようになるため、回動軸61を可能な限りドア開口41から離すことも可能になり、ひいては、テールゲート1の開放時にドア開口41を広く使うことができる。
本実施形態によれば、補強部材であるスティフナ1dは、取付面11に沿って形成される第1面32を有するので、第1面32の延在方向とヒンジ6から取付面11に入力される荷重の入力方向とが略平行となり、スティフナ1dと合わせたテールゲート1全体の耐力をより一層好適に発揮することができる。
本実施形態によれば、スティフナ1dは、回動軸61を法線とする平面と略平行な第1面32と、第1面32と交差しかつ第1面32に連続する第2面33とを有するので、第1面32と第2面33とは略L字状に形成されることになる。このため、テールゲート1の回動軸61を法線とする平面と略平行な方向の荷重やこれと交差する方向の荷重がスティフナ1dに加わっても、入力荷重に対するスティフナ1dの耐力を好適に発揮することが可能となり、スティフナ1dやテールゲート1の変形を抑制することができる。
本実施形態によれば、第2面33は、テールゲート1のインナパネル1aと接合されているので、第2面33に入力された荷重をテールゲート1全体で分散して受けることができる。
本実施形態のテールゲート1は、第1面32と略平行な基端面13cを含むリブ13を有しており、リブ13の一端側となる上端側13aはフランジ面38を介して第1面32の下端側に連結され、リブ13の他端側となる下端側13bにはロック装置18が配置されている。また、本実施形態では、リブ13の上端側13aから下端側13bに延びていくほどロック装置18に近付くように配置されている。このため、ヒンジ6から入力される荷重を第1面32とリブ13を通じてロック装置18でも共同して受けることが可能となり、テールゲート1全体の剛性も向上させることができる。
本実施形態によれば、ヒンジ取付部12において、ヒンジ6はスティフナ1dよりも車内側となる車幅方向内側に位置しているので、テールゲート1に対するヒンジ6の固定手段であるボルトBの頭部も車内方向を向いて外部に露出しない。これにより、ボルトBを覆うカバーやテールゲート1の延長等の追加部材を設ける必要がなく、簡易な構造で車内のセキュリティを確保することができる。
また、本実施形態によれば、ヒンジ取付部12において、ヒンジ6はスティフナ1dよりも車内側となる車幅方向内側に位置しているので、ヒンジ6よりも車外側となる車幅方向外側にオープンステー5を設けることが可能となり、車幅方向におけるスペース効率も良好となる。
さらに、本実施形態によれば、ヒンジ取付部12において、ヒンジ6はスティフナ1dよりも車内側となる車幅方向内側に位置していることにより、テールゲート1の車幅方向中心を左右対称に2箇所設けられるヒンジ6のヒンジ間距離が小さくなるため、左右のヒンジ6,6間でのテールゲート1の剛性も向上させることができる。
本実施形態によれば、テールゲート1を閉じた状態において、ドア側ヒンジ62と車体側ヒンジ63は上下方向でアウタパネルアッパ21と重なる位置に配置されているので、アウタパネルアッパ21によりドア側ヒンジ62と車体側ヒンジ63とを覆うことができる。これにより、固定手段であるボルトBを覆うカバーやテールゲート1の延長等の追加部材を設ける必要がなく、簡易な構造で車内のセキュリティを確保することができる。
本実施形態によれば、インナパネル1aは樹脂材料で形成されているため、金属材料で形成する場合に比べて、取付面11や第3面である基端面13cの成形が容易となる。
インナパネル1aからリブを立てて第1面32とする方法も考えられるが、この方法ではインナパネル1aの裏面にヒケが発生し、車体4とシールする箇所がヒケると、シール線を精度よく確保するのが困難となる。これに対して、本実施形態では、インナパネル1aとは別体のスティフナ1dに第1面32を形成したので、インナパネル1aの裏面に発生するヒケを抑制して、シール線を精度よく確保することができる。
本実施形態によれば、取付面11と側壁19cとリブ13とは、ヒンジ6からロック装置18付近まで連続的又は断続的に延設されているため、ヒンジ6から入力される荷重を取付面11と側壁19cとリブ13を通じてロック装置18でも共同して受けることが可能となり、テールゲート1全体の剛性も向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、跳ね上げ式のドア構造に本発明のドア構造を適用したが、側端を中心として回動するテールゲート1を備えた横開き式のドア構造に本発明を適用することもできる。また、本実施形態では、ハッチバック式の車両に本発明を適用したが、トランクタイプの車両に本発明を適用することもできる。
本実施形態では、インナパネル1a及びアウタパネル1bを樹脂材料で形成したが、金属材料で形成してもよい。本実施形態では、スティフナ1dを金属材料で形成したが、樹脂材料で形成してもよい。本実施形態では、スティフナ1dを備えたが、スティフナ1dを省略してもよい。
本実施形態では、貫通孔37をスティフナ側取付部36よりも車幅方向内側に配置したが、スティフナ側取付部36よりも車幅方向外側に配置してもよい。この場合、取付面11の後端から車幅方向外側へ延出するタブ形状の取付部を設け、当該取付部に沿ってスティフナ1dの一部を形成し、取付部とスティフナ1dの一部を接合手段で互いに連結する。接合手段としては、例えばボルトとナット、接着剤、クリップ等が挙げられる。
本実施形態では、オープンステー5の位置をヒンジ6よりも車幅方向外側に配置したが、ヒンジ6よりも車幅方向内側に配置してもよいし、ヒンジ6と車幅方向で一致するように配置してもよい。
V 車両(ドア構造)
1 テールゲート(ドア本体)
1a インナパネル
11 取付面
12 ヒンジ取付部
13 リブ
13a 上端側(一端側)
13b 下端側(他端側)
13c 基端面(第3面)
18 ロック装置
1b アウタパネル
21 アウタパネルアッパ
1d スティフナ(補強部材)
32 第1面
33 第2面
4 車体
41 ドア開口
5 オープンステー
6 ヒンジ
61 回動軸
62 ドア側ヒンジ
63 車体側ヒンジ
B ボルト(固定手段)

Claims (4)

  1. 車体に設けられたドア開口を開閉するドア構造であって、
    ドア本体と、
    前記ドア本体を前記車体に対して枢支するヒンジと、を備えており、
    前記ドア本体は、回動軸を法線とする平面と略平行な取付面と、前記取付面に形成され、前記ヒンジを取り付けるためのヒンジ取付部と、を有しており、
    前記ドア本体には、前記ヒンジと共に前記ドア本体に取り付けられる補強部材が設けられており、
    前記補強部材は、前記取付面に沿って形成される第1面と、前記第1面と交差し、かつ、前記第1面に連続する第2面と、前記第1面に連続し、前記第2面と略平行なフランジ面と、を有しており、
    前記ドア本体は、前記第1面と略平行な第3面及び当該第3面に連続し前記フランジ面に面接触した状態で接合される先端面を含むリブと、前記ドア本体を前記車体に対して係止するロック装置とを有しており、
    前記フランジ面及び前記先端面は、車幅方向に延在しており、
    前記リブの一端側は、前記フランジ面を介して前記第1面に連結され、前記リブの他端側には、前記ロック装置が配置されており、
    前記リブは、一端側から他端側に延びていくほど前記ロック装置に近付くように配置されていることを特徴とするドア構造。
  2. 前記第2面は、前記ドア本体に接合されていることを特徴とする請求項1に記載のドア構造。
  3. 前記ヒンジ取付部において、前記ヒンジは、前記補強部材よりも車内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のドア構造。
  4. 前記ヒンジは、前記ドア本体に接合されるドア側ヒンジと、前記車体に接合される車体側ヒンジと、を有しており、
    前記ドア本体を閉じた状態において、前記ドア側ヒンジと前記車体側ヒンジは、上下方向で前記ドア本体と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1、請求項4又は請求項6に記載のドア構造。
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