JP6648534B2 - デューティサイクル調整回路,インパルス送信機およびインパルス受信機 - Google Patents

デューティサイクル調整回路,インパルス送信機およびインパルス受信機 Download PDF

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Description

本明細書で言及する実施例は、デューティサイクル調整回路,インパルス送信機およびインパルス受信機に関する。
近年、インターネット利用者の爆発的増加、或いは、高精細画像や映像および音声データ等のコンテンツの大容量化および多様化に伴って、無線通信においても伝送容量の増大が望まれている。
大容量無線通信方式としては、例えば、商用無線局が少なく、広い周波数帯域を確保しやすいミリ波帯の利用が適している。また、近年、RFパルスを伝送媒体とするインパルス方式による無線通信方式が、広帯域無線通信システムへの適用として注目されている。
インパルス方式による無線伝送装置(インパルス送信機およびインパルス受信機)は、低周波パルス信号から逓倍により高周波パルス信号を得るため、バンドパスフィルタの比帯域が従来方式と比較して大きくなる上、局部発振器やミキサが不要になる。
そのため、インパルス送信機およびインパルス受信機は、搬送波方式による狭帯域の無線伝送装置と比較して、無線部の構成を簡素化および低コスト化することが可能である。さらに、例えば、毎秒10ギガビット(10Gbps)を超える大容量無線通信の実現手段として、インパルス方式の無線通信システム(インパルス無線通信システム)が期待されている。
インパルス無線通信システムでは、データの『1』,『0』に対してミリ波パルスを送信するON/OFF変調および包絡線検波を行ってデータを伝送する。ここで、毎秒伝送可能なデータ量(伝送速度)は、バンドパスフィルタの通過周波数帯域幅で決まる。
さらに、例えば、無線通信用途として数ギガヘルツ(GHz)〜数十GHzと広い周波数帯域幅がいくつか割り当てられているミリ波帯(30GHz〜300GHz)を用いて、数十ギガビット/秒(Gbps)の大容量通信を簡易なシステムで実現するのに適している。
このようなインパルス無線通信システムにおいて、インパルス送信機およびインパルス受信機には、短パルス発生器が設けられるが、この短パルス発生器では、デューティサイクル(デューティ)を正しく制御することが求められる。
ところで、従来、インパルス方式を利用した無線通信システム、並びに、デューティサイクルを調整する回路としては、様々な提案がなされている。
特開2004−187200号公報 特開2000−228622号公報 特開平01−097010号公報
デューティサイクルを調整する回路としては、様々な提案がなされているが、例えば、GHz以上の周波数を利用するインパルス無線通信システムに利用する短パルス発生器のデューティサイクル調整回路は、十分に満足できるものではなかった。
すなわち、例えば、CMOSインバータなどの論理回路では、デューティサイクル(論理値『1』と論理値『0』の時間差やクロックの高レベル『H』と低レベル『L』の時間差)により、誤動作が生じる虞がある。
この問題は、高周波動作で顕著化するため、例えば、GHz以上の周波数を利用するインパルス無線通信システム(インパルス送信機およびインパルス受信機に用いる短パルス発生器では大きな問題になる。すなわち、短パルス発生器から出力されるパルス信号は、わずかなディーティサイクルのずれでRF信号のスペクトルに不要な線スペクトルが発生するため、デューティサイクルを高精度に制御して抑制することが求められる。
一実施形態によれば、第1入力ノードおよび第1出力ノードを有する第1インバータと、前記第1出力ノードに接続された第2入力ノードおよび第2出力ノードを有する第2インバータと、パストランジスタと、を有するデューティサイクル調整回路が提供される。
前記パストランジスタは、前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に設けられ、前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間にソースおよびドレインがそれぞれ接続された一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む。前記一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのそれぞれのゲートには、同相の制御電圧が印加される。前記第1インバータは、第1pMOSトランジスタおよび第1nMOSトランジスタを有し、前記第2インバータは、第2pMOSトランジスタおよび第2nMOSトランジスタを有する。入力信号は、前記第1入力ノードに入力され、前記制御電圧により、前記パストランジスタを流れる電流を制御して前記第1出力ノードから出力する出力信号のデューティが調整される。
開示のデューティサイクル調整回路,インパルス送信機およびインパルス受信機によれば、簡単な構成によりデューティのずれを低減することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るデューティサイクル調整回路の一例を説明するための図である。 図2は、MOSトランジスタのゲート幅およびゲート長を模式的に示す図である。 図3は、デューティサイクル調整回路の第1実施例を説明するための図である。 図4は、デューティサイクル調整回路の第2実施例を説明するための図である。 図5は、デューティサイクル調整回路の第3実施例を説明するための図である。 図6は、デューティサイクル調整回路の第4実施例を説明するための図である。 図7は、デューティサイクル調整回路の第5実施例を説明するための図である。 図8は、デューティサイクル調整回路の第6実施例を説明するための図である。 図9は、デューティサイクル調整回路の第1実施例〜第6実施例を説明するための図である。 図10は、本実施例のデューティサイクル調整回路の一構成例を説明するための図である。 図11は、デューティサイクル調整回路の変形例を説明するための図である。 図12は、インパルス無線通信システムの一例を説明するための図である。 図13は、図12に示すインパルス送信機における短パルス発生器の一例を説明するための図である。 図14は、インパルス無線通信システムにおけるインパルス受信機の一例を説明するための図である。
以下、デューティサイクル調整回路,インパルス送信機およびインパルス受信機の実施例を、添付図面を参照して詳述する。図1は、本実施形態に係るデューティサイクル調整回路の一例を説明するための図であり、図2は、MOSトランジスタのゲート幅およびゲート長を模式的に示す図である。
ここで、図1(a)は、本実施形態に係るデューティサイクル調整回路の一例を示す回路図であり、図1(b)は、デューティサイクルを説明するための図であり、図1(c)は、図1(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作の一例を説明するための図である。なお、図1(c)において、横軸は、制御電圧(VCONT)[V:ボルト]を示し、縦軸は、デューティタイム(Duty time)[ps:ピコ秒]を示す。
図1(a)に示されるように、デューティサイクル調整回路は、2つのCMOS(Complementary MOS)インバータINV1,INV2、および、パストランジスタTGを含む。
第1インバータINV1は、高電位電源線(高電位電源電圧)Vddと低電位電源線(低電位電源電圧)Vss間に設けられたpチャネル型MOS(pMOS)トランジスタQp1およびnチャネル型MOS(nMOS)トランジスタQn1を有する。また、第2インバータINV2は、高電位電源線Vddと低電位電源線Vss間に設けられたpMOSトランジスタQp2およびnMOSトランジスタQn2を有する。
第1インバータINV1の入力ノード(第1入力ノード)Ni1には、入力信号INが入力され、第1インバータINV1の出力ノード(第1出力ノード)No1は、第2インバータINV2の入力ノード(第2入力ノード)Ni2に接続されている。
第2インバータINV2の出力ノード(第2出力ノード)No2と、第1入力ノードNi1の間には、パストランジスタTGが設けられ、そのパストランジスタTGのゲートには、制御電圧VCONTが印加されている。
ここで、図1(a)において、パストランジスタTGは、nMOSトランジスタとされているが、後述のように、nMOSトランジスタに限定されるものではない。なお、図3(a)〜図8(a)および図10(a)において、第1および第2インバータINV1およびINV2は、単にインバータの記号として描いているが、それぞれ図1(a)と同様の構成を有している。
また、図1(b)に示されるように、例えば、パルス信号の高レベル『H』になっている時間(H期間)をTHとし、低レベル『L』になっている時間(L期間)をTLとすると、Duty time(デューティタイム:デューティ)は、Duty time=TH−TLと表すことができる。
ここで、各トランジスタ(Qp1,Qn1,Qp2,Qn2,TG)は、図2に示されるように、それぞれゲート長Lgおよびゲート幅Wgが定義される。なお、例えば、図3(a)において、第1インバータINV1の近傍の『P 90n/16u』は、pMOSトランジスタQp1のゲート長Lgが90nmでゲート幅Wgが16μmであることを示す。また、『N 90n/8u』は、nMOSトランジスタQp2のゲート長Lgが90nmでゲート幅Wgが8μmであることを示す。これは、他のトランジスタおよび図4(a)〜図8(a)および図10(a)でも同様である。
そして、図1(a)に示すデューティサイクル調整回路は、例えば、図1(c)のように動作する。なお、図1(c)は、パルス信号として、クロックサイクルが1.5GHz(1周期が略666ps)の場合の動作を示している。また、後述する図3(b)〜図8(b)および図10(b)は、図1(c)と同様の手法で各デューティサイクル調整回路の動作を表すものである。
すなわち、図1(c)に示されるように、図1(a)に示すデューティサイクル調整回路は、パストランジスタ(nMOSトランジスタ)TGのゲートに印加する制御電圧VCONTに従ってデューティ(Duty time)が変化するのが分かる。このように、本実施例のデューティサイクル調整回路によれば、制御電圧VCONTの電圧により出力信号OUTのデューティを調整することができる。これは、以下に詳述する各実施例および変形例等においても同様である。
図3は、デューティサイクル調整回路の第1実施例を説明するための図であり、第2インバータINV2の駆動能力をパラメータとした場合を説明するためのものである。ここで、図3(a)は、第1実施例のデューティサイクル調整回路の一例を示す回路図であり、図3(b)は、図3(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作を説明するための図である。
なお、図3(b)において、横軸は、制御電圧(VCONT)[V:ボルト]を示し、縦軸は、デューティタイム(Duty time)[ps:ピコ秒]を示す。この縦軸と横軸は、後述する図4(b)〜図8(b)および図10(b)でも同様である。
また、図3(a)において、第1インバータINV1および第2インバータINV2におけるトランジスタ(Qp1,Qn1,Qp2,Qn2)の構成は、前述した図1(a)と同じである。これは、後述する図4(a)〜図8(a)および図10(a)に関しても同様である。ここで、図3(a)は、第1インバータINV1のpMOSトランジスタ(Qp1)のゲート長Lgを90nmでゲート幅Wgを16μm固定とし、nMOSトランジスタ(Qn1)のゲート長Lgを90nmでゲート幅Wgを8μm固定とした場合を示す。
また、図3(a)は、第2インバータINV2のpMOSトランジスタ(Qp2)のLgを90nmでnMOSトランジスタ(Qn2)のLgを90nm固定とし、パストランジスタ(nMOSトランジスタQn3)TGのLgを65nmでWgを4μm固定とした場合を示す。さらに、図3(a)は、第2インバータINV2のpMOSトランジスタ(Qp2)のゲート幅Wgp並びにnMOSトランジスタ(Qn2)のゲート幅Wgnを調整する場合を示す。
すなわち、図3(a)は、Qp1,Qn1,Qp2,Qn2の各Lgを90nm、Qp1のWgを16μm,Qn1のWgを8μm,Qn3のLgを65nm,そして,Qn3のWgを4μm固定とし、Qp2のWgpおよびQn2のWgnを調整する場合を示している。
図3(b)において、曲線L11は、第2インバータINV2のpMOSトランジスタ(Qp2)のゲート幅Wgpが16μmでnMOSトランジスタ(Qn2)のゲート幅Wgnが8μm(すなわち、INV2:pch16μm/nch8μm)のときの動作特性を示す。また、曲線L12は、Qp2のWgpが8μmでQn2のWgnが4μm(INV2:pch8μm/nch4μm)のときの動作特性を示す。さらに、曲線L13は、Qp2のWgpが4μmでQn2のWgnが2μm(INV2:pch4μm/nch2μm)のときの動作特性を示し、そして、曲線L14は、Qp2のWgpが32μmでQn2のWgnが16μm(INV2:pch32μm/nch16μm)のときの動作特性を示す。
図3(b)に示されるように、パストランジスタ(nMOSトランジスタQn3)TGのゲートに印加する制御電圧(VCONT)に対するデューティタイム(Duty time)は、例えば、特性曲線L13→L12→L11→L14となるように、その変動量が増大するのが分かる。すなわち、第2インバータINV2のCMOSトランジスQp2およびQn2のゲート幅WgpおよびWgnを調整することにより、制御電圧VCONTに対する変動量を変化させることが可能なのが分かる。
図4は、デューティサイクル調整回路の第2実施例を説明するための図であり、第1インバータINV1のpMOSトランジスタQp1の駆動能力をパラメータとした場合を説明するためのものである。ここで、図4(a)は、第2実施例のデューティサイクル調整回路の一例を示す回路図であり、図4(b)は、図4(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作を説明するための図である。
なお、図4(a)において、INV1(Qp1,Qn1)およびINV2(Qp2,Qn2)の各Lgは90nm、Qn1のWgは8μm,Qp2のWgは16μm、Qn2のWgは8μm、Qn3(TG)のLgは65nm,そして,Qn3のWgは4μm固定とされている。
図4(b)において、曲線L21は、第1インバータINV1のpMOSトランジスタ(Qp1)のゲート幅Wgpが16μm(すなわち、INV1:pch16μm/nch8μm)のときの動作特性を示す。また、曲線L22は、Qp1のWgpが32μm(INV1:pch32μm/nch8μm)のときの動作特性を示す。さらに、曲線L23は、Qp1のWgpが24μm(INV1:pch24μm/nch8μm)のときの動作特性を示し、そして、曲線L24は、Qp1のWgpが20μm(INV1:pch20μm/nch8μm)のときの動作特性を示す。
図4(b)に示されるように、パストランジスタ(nMOSトランジスタQn3)TGのゲートに印加するVCONT(制御電圧)に対するDuty time(デューティ)は、特性曲線L21→L23→L24→L21となるように、その変動域がシフトするのが分かる。すなわち、第1インバータINV1のpMOSトランジスQp1のゲート幅Wgpを調整することにより、制御電圧VCONTに対する変動域をシフトさせることが可能なのが分かる。
図5は、デューティサイクル調整回路の第3実施例を説明するための図であり、第2インバータINV2のpMOSトランジスタQp2の駆動能力をパラメータとした場合を説明するためのものである。ここで、図5(a)は、第3実施例のデューティサイクル調整回路の一例を示す回路図であり、図5(b)は、図5(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作を説明するための図である。
すなわち、図4(a)および図4(b)を参照して説明したように、第2実施例では、第1インバータINV1のpMOSトランジスタQp1のゲート幅を調整したが、第3実施例では、第2インバータINV2のpMOSトランジスタQp2のゲート幅を調整する。
なお、図5(a)において、INV1(Qp1,Qn1)およびINV2(Qp2,Qn2)の各Lgは90nm、Qp1のWgは16μm、Qn1のWgは8μm,Qn2のWgは8μm、Qn3(TG)のLgは65nm,そして,Qn3のWgは4μm固定とされている。
図5(b)において、曲線L31は、第2インバータINV2のpMOSトランジスタ(Qp2)のゲート幅Wgpが16μm(すなわち、INV2:pch16μm/nch8μm)のときの動作特性を示す。また、曲線L32は、Qp2のWgpが32μm(INV2:pch32μm/nch8μm)のときの動作特性を示す。さらに、曲線L33は、Qp2のWgpが24μm(INV2:pch24μm/nch8μm)のときの動作特性を示し、そして、曲線L34は、Qp2のWgpが20μm(INV2:pch20μm/nch8μm)のときの動作特性を示す。
図5(b)に示されるように、パストランジスタ(nMOSトランジスタQn3)TGのゲートに印加するVCONTに対するデューティ(デューティタイム)は、特性曲線L31→L34→L33→L32となるように、その変動域がシフトするのが分かる。すなわち、第2インバータINV2のpMOSトランジスQp2のゲート幅Wgpを調整することによっても、制御電圧VCONTに対する変動域をシフトさせることが可能なのが分かる。
図6は、デューティサイクル調整回路の第4実施例を説明するための図であり、nMOSトランジスタで形成したパストランジスタTGの駆動能力をパラメータとした場合を説明するためのものである。ここで、図6(a)は、第4実施例のデューティサイクル調整回路の一例を示す回路図であり、図6(b)は、図6(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作を説明するための図である。
なお、図6(a)において、INV1(Qp1,Qn1)およびINV2(Qp2,Qn2)の各Lgは90nm、Qp1のWgは16μm、Qn1のWgは8μm,Qp2のWgは16μm、Qn2のWgは8μm、そして、Qn3(TG)のLgは65nm固定とされている。
図6(b)において、曲線L41は、パストランジスタTG(Qn3)のゲート幅Wgnが4μm(すなわち、TG:4μm)のときの動作特性を示し、また、曲線L42は、TGのWgnが2μm(TG:2μm)のときの動作特性を示す。さらに、曲線L43は、TGのWgnが8μm(TG:8μm)のときの動作特性を示し、そして、曲線L44は、TGのWgnが1μm(TG:1μm)のときの動作特性を示す。
図6(b)に示されるように、パストランジスタ(nMOSトランジスタQn3)TGのゲートに印加するVCONTに対するデューティは、特性曲線L44→L42→L41→L43となるように、その変動量が変化するのが分かる。すなわち、パストランジスタTGのゲート幅Wgnを調整することにより、制御電圧VCONTに対する変動量を変化させることが可能なのが分かる。
図7は、デューティサイクル調整回路の第5実施例を説明するための図であり、pMOSトランジスタQp3で形成したパストランジスタTGの駆動能力をパラメータとした場合を説明するためのものである。ここで、図7(a)は、第5実施例のデューティサイクル調整回路の一例を示す回路図であり、図7(b)は、図7(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作を説明するための図である。
すなわち、図6(a)および図6(b)を参照して説明したように、第4実施例では、nMOSトランジスタQn3であるパストランジスタTGのゲート幅を調整したが、第5実施例では、pMOSトランジスタQp3であるパストランジスタTGのゲート幅を調整する。なお、図7(a)において、INV1(Qp1,Qn1)およびINV2(Qp2,Qn2)の各Lgは90nm、Qp1のWgは16μm、Qn1のWgは8μm,Qp2のWgは16μm、Qn2のWgは8μm、そして、Qp3(TG)のLgは65nm固定とされている。
図7(b)において、曲線L51は、パストランジスタTG(Qp3)のゲート幅Wgpが4μm(すなわち、TGp:4μm)のときの動作特性を示し、曲線L52は、TGのWgpが8μm(TGp:8μm)のときの動作特性を示す。さらに、曲線L53は、TGのWgpが16μm(TGp:16μm)のときの動作特性を示す。
図7(b)に示されるように、パストランジスタ(pMOSトランジスタQp3)TGのゲートに印加するVCONTに対するデューティは、特性曲線L53→L52→L51となるように、その変動量が変化するのが分かる。なお、図7(b)では、参考のために、上述した第4実施例を示す図6(b)の特性曲線L41も描かれている。すなわち、パストランジスタTGのゲート幅Wgnを調整することにより、制御電圧VCONTに対する変動量の変化と共に、その変化する領域を制御可能なのが分かる。
上述した図6(b)および図7(b)に示されるように、パストランジスタTGのゲート幅Wgnを大きくすると、変動量が増大することが分かる。さらに、TGをpMOSトランジスタで形成した場合は、TGをnMOSトランジスタで形成した場合よりも変動幅が小さいことが分かる。
図8は、デューティサイクル調整回路の第6実施例を説明するための図であり、パストランジスタTGを、並列接続されたnMOSトランジスタQn3およびpMOSトランジスタQp3で形成した場合を説明するためのものである。ここで、図8(a)は、第6実施例のデューティサイクル調整回路の一例を示す回路図であり、図8(b)は、図8(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作を説明するための図である。
図8(a)に示されるように、パストランジスタTGを形成するpMOSトランジスタQp3のゲートには制御電圧(VCONTp)を印加し、nMOSトランジスタQn3のゲートには制御電圧(VCONTn)を印加する。すなわち、図8(a)と、図6(a)および図7(a)の比較から明らかなように、第6実施例では、パストランジスタTGが、ソースおよびゲートが並列に接続されたpMOSトランジスタQp3およびnMOSトランジスタQn3で形成されている。
なお、図8(a)において、INV1(Qp1,Qn1)およびINV2(Qp2,Qn2)の各Lgは90nm、Qp1のWgは16μm、Qn1のWgは8μm,Qp2のWgは16μm、また、Qn2のWgは8μm固定とされている。そして、TGpおよびTGnのLgは65nm、TGpのWgは16μm、さらに、TGnのWgは4μm固定とされている。
図8(b)において、曲線L61は、pMOSトランジスタQp3のゲートに与える第1制御電圧VCONTpと、nMOSトランジスタQn3のゲートに与える第2制御電圧VCONTnが差動のときの動作特性を示し、曲線L62は、同相のときの動作特性を示す。なお、図8(b)では、前述した図7(b)と同様に、参考として第4実施例を示す図6(b)の特性曲線L41も描かれている。
ここで、VCONTpおよびVCONTnが差動(VCONTが差動入力)の場合、電源電圧をVddとすると、例えば、VCONTp=Vdd−VCONTnと表すことができる。また、VCONTpおよびVCONTnが同相(VCONTが同相入力)の場合、VCONTp=VCONTnと表すことができる。
図8(b)に示されるように、VCONTpおよびVCONTnを差動(VCONTを差動入力)にすると、pおよびnMOSトランジスタQp3,Qn3の特性が打ち消しあって、例えば、nMOSトランジスタだけの場合よりも変動幅を小さくすることができる。
また、VCONTpおよびVCONTnを同相(VCONTを同相入力)にすると、pおよびnMOSトランジスタQp3,Qn3の特性が重畳され、例えば、nMOSトランジスタだけの場合よりも変動幅を大きくすることができる。さらに、VCONTを同相入力にした場合、不感部がなくなり、単調に変化することになる。なお、上述した第1〜第5実施例、並びに、本第6実施例でVCONTを差動入力とした場合には、不感部が存在する。
図9は、デューティサイクル調整回路の第1実施例〜第6実施例を説明するための図であり、図3〜図8を参照して説明した第1実施例〜第6実施例の動作特性の概略をまとめて示すものである。
図9に示されるように、第1実施例〜第6実施例のデューティサイクル調整回路は、それぞれ特徴的な特性を有しており、使用する装置に適した特性を有するデューティサイクル調整回路を適用することができる。すなわち、本実施例によれば、簡単な構成によりデューティのずれを低減することができ、例えば、デューティサイクル調整回路を適用した装置における誤動作を抑制することが可能になる。
図10は、本実施例のデューティサイクル調整回路の一構成例を説明するための図であり、第6実施例のように、TGを並列接続したQn3およびQp3でVCONTを同相入力とし、さらに、第2実施例のように、Qp1のWgpを調整したものに相当する。ここで、図10(a)は、本構成例のデューティサイクル調整回路の回路図であり、図10(b)の曲線L7は、図10(a)に示すデューティサイクル調整回路の動作を示す特性曲線である。
すなわち、図10(a)において、INV1(Qp1,Qn1)およびINV2(Qp2,Qn2)の各Lgは90nm、Qp1のWgは20μm、Qn1のWgは8μm,Qp2のWgは16μm、また、Qn2のWgは8μm固定とされている。そして、TGpおよびTGnのLgは65nm、TGpのWgは16μm、さらに、TGnのWgは4μm固定とされている。また、VCONTは、同相入力とされている。すなわち、TGpの制御電圧VCONTpおよびTGnの制御電圧VCONTnは、VCONTp=VCONTn(同相)とされている。
これにより、図10(b)の特性曲線L7に示されるように、制御電圧VCONT(VCONTp,VCONTn)の変化に対して線型性が良好で、しかもデューティ変動がプラス方向とマイナス方向でほぼバランスした動作特性が得られることが分かる。このような特性を有するデューティサイクル調整回路は、例えば、GHz以上の周波数を利用するインパルス無線通信システムに利用する短パルス発生器への使用に好適なものと考えられる。もちろん、他の様々な回路装置に対しても適用可能なのはいうまでもない。
図11は、デューティサイクル調整回路の変形例を説明するための図である。図11に示されるように、本変形例のデューティサイクル調整回路は、直列に接続さられた第1デューティサイクル調整回路AAおよび第2デューティサイクル調整回路BBを含む。
例えば、第1デューティサイクル調整回路AAとして第1実施例を適用し、第2デューティサイクル調整回路BBとして第2実施例を適用することで、例えば、制御電圧VCONTAおよびVCONTBによりデューティの疎調整および微調整を行うことができる。
なお、第1および第2デューティサイクル調整回路AA,BBとしては、上述した他の様々な実施例を適用することもできる。さらに、直列接続するデューティサイクル調整回路は、図11に示す2段(AA,BB)に限定されず、3段以上であってもよい。このように、本変形例によれば、調整可能なデューティを、広範囲でしかも制御性よく制御することが可能になる。
図12は、インパルス無線通信システムの一例を説明するための図であり、上述した本実施例のデューティサイクル調整回路が適用されるインパルス送信機Txを含むインパルス無線通信システムを説明するためのものである。
図12に示されるように、インパルス無線通信システム(インパルス方式の無線通信システム)は、インパルス送信機Tx、および、インパルス受信機Rxを含む。インパルス送信機Txは、ベースバンド信号生成器101、短パルス発生器102、バンドパスフィルタ103、送信増幅器104、および、送信アンテナ105を含む。インパルス受信機Rxは、受信アンテナ121、受信増幅器122、検波器123、リミットアンプ124およびベースバンド信号再生器125を含む。
まず、インパルス送信機Txにおいて、ベースバンド信号生成器101は、通信クロックのタイムスロット単位のデータ信号A1を生成し、短パルス発生器102に出力する。ここで、データ信号A1は、例えば、「1」の値では高レベル『H』になり、「0」の値では低レベル『L』になる。データ信号A1の通信速度は、例えば、10ギガビット/秒(Gbps)である。
短パルス発生器102は、データ信号A1がタイムスロットで『H』になると、短パルスA6を生成する。バンドパスフィルタ103は、短パルスA6に対して、所定の通過周波数帯域のみを通過させるためのフィルタリングを行い、ミリ波パルスA7を出力する。ここで、本実施例のデューティサイクル調整回路は、例えば、短パルス発生器102に適用され、生成する短パルスのデューティ(デューティサイクル)を調整するために使用される。
次に、インパルス受信機Rxにおいて、受信アンテナ121を介して受信された受信信号は、受信増幅器122により増幅され、検波器123に出力される。検波器123は、受信増幅器122で増幅された受信信号(ミリ波パルス)の包絡線を検波して、リミットアンプ124に出力する。
リミットアンプ124は、検波器123で検波された信号を増幅して、ベースバンド信号再生器125に出力する。ベースバンド信号再生器125は、リミットアンプ124からの信号を受け取って、例えば、10Gbpsの受信データの再生を行う。ここで、本実施例のデューティサイクル調整回路は、例えば、検波器123に適用され、生成する短パルスのデューティを調整するために使用される。
図13は、図12に示すインパルス送信機における短パルス発生器の一例を説明するための図である。図13に示されるように、短パルス発生器(バイポーラRZ式短パルス発生器)102は、入力バッファ501および502と、NRZ(Non-Return to Zero:ノンリターンゼロ)−RZ(Return to Zero:リターンゼロ)変換部(NRZ−RZ変換部)503を有する。
さらに、短パルス発生器102は、トリガーフリップフロップ(T−FF)504と、エッジ整形(シェーピング)回路505と、フィルタ506と、増幅器507と、を有する。ここで、データ信号A1は、例えば、ノンリターンゼロ信号である。入力バッファ501は、ノンリターンゼロ信号A1をバッファリングし、入力バッファ502はクロック信号CLKをバッファリングする。
ノンリターンゼロ/リターンゼロ変換部503は、ノンリターンゼロ信号A1をリターンゼロ信号A2に変換する。具体的には、ノンリターンゼロ/リターンゼロ変換部503は、論理積(AND)回路であり、ノンリターンゼロ信号A1およびクロック信号CLKの論理積をとり、その論理積信号をリターンゼロ信号A2として出力する。
トリガーフリップフロップ504は、リターンゼロ信号A2が1周期変化する毎に出力信号A3を反転させる。例えば、リターンゼロ信号A2が『H』→『L』→『H』のように1周期変化する毎に、出力信号A3は論理レベルが反転する。具体的には、出力信号A3は、リターンゼロ信号A2の立ち上がりエッジに同期して論理反転する。
エッジシェーピング回路505は、トリガーフリップフロップ504の出力信号A3の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジを急峻にして信号A4をフィルタ506に出力する。信号A4は、立ち上がり時間および立ち下がり時間の短い信号になり、より高い周波数までスペクトルを有する信号になる。ここで、本実施例のデューティサイクル調整回路は、例えば、短パルス発生器102におけるエッジシェーピング回路505に適用される。
フィルタ506は、ハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタであり、エッジシェーピング回路505の出力信号A4の低周波数成分を除去することにより、データ信号A1の値に応じたパルスの有無であって正極パルスおよび負極パルスを交互に生成した信号A5を出力する。ハイパスフィルタとしては、例えば、直列接続されたキャパシタ素子を使用できる。増幅器507は、広帯域増幅器または分布型増幅器であり、フィルタ506の出力信号A5を増幅し、その増幅した信号A6をバンドパスフィルタ(103)に出力する。
さらに、図13に示されるように、短パルス発生器102は、平均値検出部1001、ルックアップテーブル1002および制御電圧発生器1003を有する。ところで、信号のデューティ比は、温度等の環境に応じて変化することが知られている。そこで、エッジシェーピング回路505が有するインバータのpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのバックゲート電圧端子を自動制御することにより、信号のデューティ比を50%に調整する。
すなわち、平均値検出部1001は、エッジシェーピング回路505の出力信号A4の平均値を検出し、ルックアップテーブル1002は、平均値検出部1001により検出された平均値に応じて、バックゲート電圧情報を制御電圧発生器1003に出力する。制御電圧発生器1003は、バックゲート電圧情報に応じてバックゲート電圧を生成し、エッジシェーピング回路505のインバータのバックゲート電圧を出力する。
このように、制御電圧発生器1003は、エッジシェーピング回路505の出力信号A4の平均値に応じてインバータのバックゲート電圧を生成する。これにより、エッジシェーピング回路505は、信号のデューティ比を50%に調整することができる。ここで、上述した本実施例のデューティサイクル調整回路は、例えば、インパルス送信機Txの短パルス発生器102(エッジシェーピング回路505)に適用することができる。すなわち、インパルス送信機Txの周囲の温度等が変化しても、信号のデューティ比をリアルタイムで制御することが可能になる。
図14は、インパルス無線通信システムにおけるインパルス受信機の一例を説明するための図である。図12を参照して説明したインパルス送信機Txから出力されたインパルス信号を受信するインパルス受信機Rxは、例えば、図14に示す構成を有する。すなわち、図14に示されるように、インパルス受信機Rxは、受信アンテナ121と、受信増幅器122と、検波器123と、リミットアンプ124と、ベースバンド信号再生器125と、を有する。
検波器123は、短パルス発生器801と、バンドパスフィルタ802と、第1ミキサ803Aと、第2ミキサ803Bと、π/2移相器804と、を有する。短パルス発生器801は、通信クロックClockを多重度(例えば、『2』)で除した周波数信号(2分周信号)の半周期毎に短パルスを発生する。
すなわち、短パルス発生器801は、例えば、インパルス送信機のバンドパスフィルタ103の通過帯域の中心周波数のローカル発振信号の短パルスを発生する。ここで、本実施例のデューティサイクル調整回路は、例えば、検波器123における短パルス発生器801に適用される。
バンドパスフィルタ802は、送信機のバンドパスフィルタ103と同様の通過特性を有し、短パルス発生器801の出力信号を受け取って、振動信号と同じ周波数の発振信号で、その包絡線が短パルス信号に対応するパルス信号を生成する。
第1ミキサ803Aは、受信増幅器122の出力信号に、バンドパスフィルタ802が出力するパルス信号をミキシングして検波を行う。第2ミキサ803Bは、受信増幅器122の出力信号に、バンドパスフィルタ802が出力するパルス信号の位相をπ/2移相器804によりπ/2だけ位相シフトし、その位相シフトされた信号をミキシングして検波を行う。これにより中間周波数(IF)信号が得られる。
リミットアンプ124は、第1ミキサ803Aの出力を増幅する第1アンプ124Aと、第2ミキサ803Bの出力を増幅する第2アンプ124Bと、を有する。ここで、第1ミキサ803Aと第2ミキサ803Bでミキシングするローカル発振信号は、π/2(例えば、3ps)だけ位相がずれており、第1アンプ124AからIF信号(Q信号)が出力され、第2アンプ124BからIF信号(I信号)が出力される。
ベースバンド信号再生器125は、アナログ・デジタル変換器(ADC:Analog to Digital Converter)851と、位相検出部852と、データ再生部853と、を有する。ADC851は、IF信号(Q)およびIF信号(I)をデジタルデータに変換する。
位相検出部852は、IF信号(Q)およびIF信号(I)のデジタルデータから、受信したインパルス信号の位相を検出する。データ再生部853は、検出した位相および受信したクロックの位相からデータを再生する。ここで、上述した本実施例のデューティサイクル調整回路は、例えば、インパルス受信機Rxにおける検波器123の短パルス発生器801に適用することができる。
このように、本実施形態のデューティサイクル調整回路は、例えば、インパルス送信機Txおよびインパルス受信機Rxに適用することができるが、それに限定されず、様々な電子機器に適用することができるのはいうまでもない。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
第1入力ノード,および,第1出力ノードを有する第1インバータと、
前記第1出力ノードに接続された第2入力ノード,および,第2出力ノードを有する第2インバータと、
前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に設けられ、制御電圧がゲートに印加されたパストランジスタと、を有し、
入力信号を前記第1入力ノードに入力し、前記制御電圧に基づいてデューティが調整された出力信号を前記第1出力ノードから出力する、
ことを特徴とするデューティサイクル調整回路。
(付記2)
前記第1インバータは、第1pMOSトランジスタおよび第1nMOSトランジスタを有し、
前記第2インバータは、第2pMOSトランジスタおよび第2nMOSトランジスタを有し、
前記パストランジスタは、少なくとも1つのMOSトランジスタを有し、
前記制御電圧により、前記パストランジスタを流れる電流を制御して前記出力信号のデューティを調整する、
ことを特徴とする付記1に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記3)
前記第2pMOSトランジスタおよび前記第2nMOSトランジスタのゲート幅、または、前記パストランジスタのゲート幅を調整して、前記制御電圧に対する前記出力信号のデューティにおける変動量を制御する、
ことを特徴とする付記2に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記4)
前記第1pMOSトランジスタまたは前記第2pMOSトランジスタのゲート幅を調整して、前記制御電圧に対する前記出力信号のデューティにおける変動域を制御する、
ことを特徴とする付記2に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記5)
前記パストランジスタは、
前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間にソースおよびドレインが接続された1つのpMOSトランジスタ、または、
前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間にソースおよびドレインが接続された1つのnMOSトランジスタを含む、
ことを特徴とする付記2乃至付記4のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記6)
前記パストランジスタは、
前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に、ソースおよびドレインがそれぞれ接続された一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む、
ことを特徴とする付記2乃至付記4のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記7)
前記一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのそれぞれのゲートには、同相の制御電圧が印加される、
ことを特徴とする付記6に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記8)
前記一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのそれぞれのゲートには、差動の制御電圧が印加される、
ことを特徴とする付記6に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記9)
直列に接続された少なくとも2つのデューティサイクル調整回路を含み、
前記少なくとも2つのデューティサイクル調整回路は、それぞれ付記1乃至付記8のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路である、
ことを特徴とするデューティサイクル調整回路。
(付記10)
前記入力信号は、1GHzよりも高い周波数の信号である、
ことを特徴とする付記1乃至付記9のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路。
(付記11)
通信クロックのタイムスロット単位のデータ信号を生成するベースバンド信号生成器と、
前記データ信号に基づいて、短パルスを生成する短パルス発生器と、
前記短パルスに対して、所定の通過周波数帯域のみを通過させてインパルス信号を生成するバンドパスフィルタと、
前記インパルス信号を増幅して、アンテナを経由して出力する送信増幅器と、を有するインパルス送信機であって、
前記短パルス発生器は、付記1乃至付記10のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路を含む、
ことを特徴とするインパルス送信機。
(付記12)
アンテナを経由して入力するインパルス信号を増幅する受信増幅器と、
前記受信増幅器により増幅された受信信号の包絡線を検波する検波器と、
前記検波器により検波された信号を増幅するリミットアンプと、
前記リミットアンプにより増幅された信号を受け取って、受信データの再生を行うベースバンド信号再生器と、を有するインパルス受信機であって、
前記検波器は、付記1乃至付記10のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路を含む、
ことを特徴とするインパルス受信機。
101 ベースバンド信号生成器
102 短パルス発生器
103 バンドパスフィルタ
104 送信増幅器
105 送信アンテナ
121 受信アンテナ
122 受信増幅器
123 検波器
124 リミットアンプ
125 ベースバンド信号再生器
501,502 入力バッファ
503 ノンリターンゼロ/リターンゼロ変換部
504 トリガーフリップフロップ
505 エッジ整形(シェーピング)回路
506 パルス発生フィルタ(バンドパスフィルタ)
507 パルス増幅器(送信増幅器)
801 ユニポーラ短パルス発生器
802 バンドパスフィルタ
803A ミキサ(第1ミキサ)
803B ミキサ(第2ミキサ)
804 π/2移相器
851 アナログ・デジタル変換器(ADC)
852 位相検出部
853 データ再生部
1001 平均値検出部
1002 ルックアップテーブル
1003 制御電圧発生器

Claims (14)

  1. 第1入力ノード,および,第1出力ノードを有する第1インバータと、
    前記第1出力ノードに接続された第2入力ノード,および,第2出力ノードを有する第2インバータと、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に設けられ、前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に、ソースおよびドレインがそれぞれ接続された一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含み、前記一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのそれぞれのゲートには同相の制御電圧が印加された、パストランジスタと、を有し、
    前記第1インバータは、第1pMOSトランジスタおよび第1nMOSトランジスタを有し、
    前記第2インバータは、第2pMOSトランジスタおよび第2nMOSトランジスタを有し、
    入力信号を前記第1入力ノードに入力し、前記制御電圧により、前記パストランジスタを流れる電流を制御して前記第1出力ノードから出力する出力信号のデューティを調整する、
    ことを特徴とするデューティサイクル調整回路。
  2. 直列に接続された少なくとも2つのデューティサイクル調整回路を含み、
    前記少なくとも2つのデューティサイクル調整回路は、それぞれ請求項1に記載のデューティサイクル調整回路である、
    ことを特徴とするデューティサイクル調整回路。
  3. 通信クロックのタイムスロット単位のデータ信号を生成するベースバンド信号生成器と、
    前記データ信号に基づいて、短パルスを生成する短パルス発生器と、
    前記短パルスに対して、所定の通過周波数帯域のみを通過させてインパルス信号を生成するバンドパスフィルタと、
    前記インパルス信号を増幅して、アンテナを経由して出力する送信増幅器と、を有するインパルス送信機であって、
    前記短パルス発生器は、デューティサイクル調整回路を含み、
    前記デューティサイクル調整回路は、
    第1入力ノード,および,第1出力ノードを有する第1インバータと、
    前記第1出力ノードに接続された第2入力ノード,および,第2出力ノードを有する第2インバータと、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に設けられ、制御電圧がゲートに印加されたパストランジスタと、を有し、
    入力信号を前記第1入力ノードに入力し、前記制御電圧に基づいてデューティが調整された出力信号を前記第1出力ノードから出力する
    ことを特徴とするインパルス送信機。
  4. 前記第1インバータは、第1pMOSトランジスタおよび第1nMOSトランジスタを有し、
    前記第2インバータは、第2pMOSトランジスタおよび第2nMOSトランジスタを有し、
    前記パストランジスタは、少なくとも1つのMOSトランジスタを有し、
    前記制御電圧により、前記パストランジスタを流れる電流を制御して前記出力信号のデューティを調整する、
    ことを特徴とする請求項に記載のインパルス送信機
  5. 前記パストランジスタは、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間にソースおよびドレインが接続された1つのpMOSトランジスタ、または、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間にソースおよびドレインが接続された1つのnMOSトランジスタを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のインパルス送信機
  6. 前記パストランジスタは、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に、ソースおよびドレインがそれぞれ接続された一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のインパルス送信機
  7. 前記一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのそれぞれのゲートには、同相の制御電圧が印加される、
    ことを特徴とする請求項に記載のインパルス送信機
  8. 直列に接続された少なくとも2つのデューティサイクル調整回路を含み、
    前記少なくとも2つのデューティサイクル調整回路は、それぞれ請求項乃至請求項のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路である、
    ことを特徴とするインパルス送信機
  9. アンテナを経由して入力するインパルス信号を増幅する受信増幅器と、
    前記受信増幅器により増幅された受信信号の包絡線を検波する検波器と、
    前記検波器により検波された信号を増幅するリミットアンプと、
    前記リミットアンプにより増幅された信号を受け取って、受信データの再生を行うベースバンド信号再生器と、を有するインパルス受信機であって、
    前記検波器は、デューティサイクル調整回路を含み、
    前記デューティサイクル調整回路は、
    第1入力ノード,および,第1出力ノードを有する第1インバータと、
    前記第1出力ノードに接続された第2入力ノード,および,第2出力ノードを有する第2インバータと、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に設けられ、制御電圧がゲートに印加されたパストランジスタと、を有し、
    入力信号を前記第1入力ノードに入力し、前記制御電圧に基づいてデューティが調整された出力信号を前記第1出力ノードから出力する
    ことを特徴とするインパルス受信機。
  10. 前記第1インバータは、第1pMOSトランジスタおよび第1nMOSトランジスタを有し、
    前記第2インバータは、第2pMOSトランジスタおよび第2nMOSトランジスタを有し、
    前記パストランジスタは、少なくとも1つのMOSトランジスタを有し、
    前記制御電圧により、前記パストランジスタを流れる電流を制御して前記出力信号のデューティを調整する、
    ことを特徴とする請求項に記載のインパルス受信機
  11. 前記パストランジスタは、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間にソースおよびドレインが接続された1つのpMOSトランジスタ、または、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間にソースおよびドレインが接続された1つのnMOSトランジスタを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載のインパルス受信機
  12. 前記パストランジスタは、
    前記第1入力ノードと前記第2出力ノードの間に、ソースおよびドレインがそれぞれ接続された一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載のインパルス受信機
  13. 前記一対のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのそれぞれのゲートには、同相の制御電圧が印加される、
    ことを特徴とする請求項12に記載のインパルス受信機
  14. 直列に接続された少なくとも2つのデューティサイクル調整回路を含み、
    前記少なくとも2つのデューティサイクル調整回路は、それぞれ請求項乃至請求項13のいずれか1項に記載のデューティサイクル調整回路である、
    ことを特徴とするインパルス受信機
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