JP6643036B2 - ズーム制御装置、ズーム制御装置の制御方法、ズーム制御装置の制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

ズーム制御装置、ズーム制御装置の制御方法、ズーム制御装置の制御プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ズーム機能を有するズーム制御装置及びその制御方法等に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置には、ズームレンズの駆動による光学的な変倍(光学ズーム)機能と、撮像した領域の一部を拡大する電子的な変倍(電子ズーム)機能の少なくとも一方を備えたものがある。近年、ズームレンズの性能向上により、超広角から超望遠まで同一のレンズで撮影でき、また撮像素子の高画素化によって、拡大倍率を高くしても十分な解像感の得られる撮影が可能になってきている。
高倍率のズーム機能を備えるカメラでは、望遠状態での画角合わせの際、被写体のわずかな移動でフレームアウトが起こりうる。また、カメラを少し動かすだけで画角が大きくずれてしまう。そこで、被写体がフレームアウトした場合でも、簡単な操作で被写体を捉え直すことができるようにするための方法が提案されている。
特許文献1では、被写体がフレームアウトした際に迅速に被写体を捉える機能を有する撮像装置が開示されている。特許文献1の構成によれば、ズーム機能の開始が指示された場合にズーム位置を広角方向にズームアウトさせるとともにズーム開始時の画角を枠で表示する。さらに、ズーム機能の終了が指示された場合には、枠で表示されたズーム開始時のズーム位置にズームインさせる制御を行う。この機能によれば、被写体がフレームアウトした場合でも、撮影者は簡単な操作で即座に被写体を捉え直しつつ、所望の画角で撮影を行うことができる。さらに、広角方向へのズームアウト中にズームレバーを操作するで、ズームイン位置を示す枠の大きさやズームアウト画角を変更することができる。
一方、撮影したい画角へと高速に移動させる機能として、いわゆるプリセットズーム機能が知られている。プリセットズーム機能とは、ユーザがスイッチを操作することで、任意のズーム位置から、メモリに予め記憶させておいたズーム位置へ移動させる機能である。
特許文献2の構成によれば、プリセットズーム機能によるズーム位置の記憶動作か記憶したズーム位置へのズーム動作かを選択する操作部材と、該操作部材によって選択されている動作を実行させる別の操作部材とを異なる指で操作することができる。これによって、プリセットズーム機能の誤操作を防止している。
特開2012−60595号公報 特開2001−117153号公報
特許文献1に開示の機能では、ズームアウト中のズームレバー操作によってズームイン位置を示す枠の大きさやズームアウト画角を変更する場合、どちらを変更するかはメニュー設定などによってあらかじめ設定しておく必要がある。しかしながら、実際の撮影では、ズームイン枠を変更したい場合とズームアウト画角を変更したい場合は撮影シーンによって適宜変化するため、即座に設定を変更できることが望ましい。
特許文献2に開示のプリセットズーム機能では、撮影したい画角に高速に移動させることはできる。しかしながら、画角を微調整したい場合には従来通りズームレバーを操作する必要がある。また、ズームレバーはレリーズスイッチと同じ指で操作する位置に配置されることが多いため、ズームレバーを操作するためには一旦レリーズスイッチから指を離す必要がある。したがって、撮影したい構図となった場合に即座に撮影することができずにシャッタチャンスを逃してしまう可能性がある。
本発明の目的は、フレーミングが難しい望遠撮影において、所望の構図に調整するための操作性を高めたズーム制御装置を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、ズーム倍率の変更を指示するための第1の操作手段及び第2の操作手段と、前記第1の操作手段の操作と前記第2の操作手段の操作とに応じてズーム倍率を制御する制御手段とを有するズーム制御装置であって、前記制御手段は、前記第1の操作手段の操作に応じて、記憶されている第1のズーム倍率までズーム倍率を変更する第1のモードと、前記第1のモードよりも低速で望遠方向へズーム倍率を変更する第2のモードとを切り替えて、ズーム倍率を制御し、前記第2の操作手段を介した第1の操作に応じて、現在のズーム倍率を第2のズーム倍率として記憶するとともに、ズーム倍率を広角方向に変更し、前記第1の操作の後、前記第2の操作手段を介した第2の操作に応じて、前記第2のズーム倍率へズーム倍率を変更し、前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した第3の操作に応じて現在のズーム倍率を変更し、前記第1の操作手段を介した前記第3の操作と異なる第4の操作に応じて前記第2のズーム倍率を変更することを特徴とする。
第2の本発明は、ズーム倍率の変更を指示するための第1の操作手段および第2の操作手段と、前記第1の操作手段および前記第2の操作手段の操作に応じてズーム倍率を制御する制御手段とを有するズーム制御装置であって、前記制御手段は、前記第2の操作手段を介した第1の操作に応じて、現在のズーム倍率を第2のズーム倍率として記憶するとともに、ズーム倍率を広角方向に変更し、前記第1の操作の後、前記第2の操作手段を介した第2の操作に応じて、前記第2のズーム倍率へズーム倍率を変更し、前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した第3の操作に応じて現在のズーム倍率を変更し、前記第1の操作手段を介した前記第3の操作と異なる第4の操作に応じて前記第2のズーム倍率を変更することを特徴とする。
本発明によれば、フレーミングが難しい望遠撮影において、所望の構図に調整するための操作性を高めることが可能になる。
本実施例に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 焦点距離と、被写体距離ごとのフォーカスレンズ位置との関係を例示した図である。 本実施例に係るデジタルカメラの外観図である。 FA画角調整機能及びFA探索機能による画面の変化を例示した図である。 望遠撮影における撮影者の操作の全体を説明するフローチャートである。 FA画角調整機能における処理を説明するフローチャートである。 FA探索機能における処理を説明するフローチャートである。
〔実施例1〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例によって実現される機能は、撮影者によるフレーミングを支援するフレーミング支援ズーム機能であり、便宜上、フレーミングアシストズーム機能(以下、FAズーム機能と略記)と呼ぶこととする。また、FAズーム機能のうち、第1の操作部材を用いて画角の粗調整および微調整を行う機能をFA画角調整機能、第2の操作部材を用いてフレームアウトした被写体を捉え直す機能をFA探索機能と呼ぶこととする。
図1は、本発明の実施例に係るズーム制御装置の一例としての、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズ鏡筒101は、その内部にレンズ群を保持している。ズームレンズ102は光軸方向に移動することにより、焦点距離を調節することで光学的に画角を変更(ズーム位置を移動)する。フォーカスレンズ103は光軸方向に移動することによりピントを調節する。防振レンズ104は手ぶれに起因する像振れを補正する補正用レンズである。光量を調節する絞り及びシャッタ105は露出制御に使用される。レンズ鏡筒101を通過した光は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子106にて受光され、光電変換されて撮像信号が生成される。撮像信号は、画像処理回路107に入力されて、画素補間処理や色変換処理等が施された後、画像データとして画像メモリ108に送られる。画像メモリ108はDRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。
表示手段としての表示部109は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)等で構成され、撮影した画像データとともに、特定の情報(例えば、撮影情報や後述するFAズーム枠等)を表示する。このようなライブビュー等の情報表示により、ユーザが画角合わせを行うための電子ビューファインダ(EVF)機能を実現している。
絞りシャッタ駆動部110は、画像処理回路107での画像処理によって得られた輝度情報に基づいて露出制御値(絞り値及びシャッタ速度)を演算し、演算結果に基づき絞り及びシャッタ105を駆動する。これによって、自動露出(AE)制御が行われる。防振レンズ駆動部111は、ジャイロセンサ等の角速度センサの情報に基づいてデジタルカメラ100に加わる振れ量を演算し、振れを打ち消すように防振レンズ104を駆動する。
フォーカスレンズ駆動部112は、フォーカスレンズ103を駆動する。例えば、コントラストAF方式の制御では、画像処理回路107の画像処理によって得られた撮影光学系の焦点調節情報(コントラスト評価値)に基づき、被写体にピントが合うようにフォーカスレンズ103が駆動される。なお、本実施例の適用上、焦点調節制御の如何は問わないので、位相差AF方式や他の方式と組み合わせた方式も採用可能である。
ズームレンズ駆動部113は、ズーム操作指示に従ってズームレンズ102を駆動する。操作部117には、撮影者がカメラにズーミングを指示するためのズーム操作部材としてのズームレバーまたはズームボタン等が設けられている。ズーム指示操作に用いるズーム操作部材の操作量及び操作方向に基づいてシステム制御部114によりズーム駆動速度や駆動方向が演算され、演算結果に従ってズームレンズ102が光軸に沿って移動する。
撮影動作によって生成された画像データは、インターフェース部(以下I/F部と呼ぶ)115を介して記録部116に送られて記録される。画像データは、カメラに装着して使用するメモリカード等の外部記録媒体や、デジタルカメラ100に内蔵されている不揮発性のメモリ118、あるいは両方に記録される。
操作部117は、上述したズーム操作部材の他、撮影開始を指示するレリーズスイッチ117c、FA画角調整機能の開始や終了を指示するFA画角調整ボタン117a、FA探索機能の開始や終了を指示するFA探索ボタン117b等を含む。操作信号は前述のシステム制御部114に送られる。メモリ118は、コンピュータプログラムデータや画像データの他に、デジタルカメラ100の設定情報や、後述するFA画角調整機能やFA探索機能におけるズーム位置(ズーム倍率)等の情報を記憶する。
制御手段としてのシステム制御部114は、CPU(中央演算処理装置)等の演算装置を用いて構成され、撮影者の操作に応じて各部に制御命令を送ることでカメラ全体を制御する。システム制御部114は、メモリ118に記憶されている各種の制御プログラム、例えば撮像素子106の制御やAE/AF制御、ズーム制御(FAズーム処理を含む)等を行うためのプログラムを実行する。
次に、システム制御部114のうち、FAズーム機能に関連する制御について説明する。なお、図1にはシステム制御部114の内部処理を119乃至122の各機能ブロックで表している。
光学ズームによる画角変更時でも合焦状態を維持するためには、レンズ鏡筒101に示すリアフォーカスタイプの鏡筒の場合、ズームレンズ102の位置に応じてフォーカスレンズ103を適正なフォーカス位置へ移動させる必要がある。このような制御をコンピュータズーム(CZ)制御という。図2は、ズームレンズの焦点距離と、ピントが合うフォーカス位置との関係を、被写体までの距離ごとに示すデータデーブルをグラフ化した図である。このテーブルはフォーカスカムテーブルと称する。横軸はズーム位置に対応する焦点距離を示し、縦軸はフォーカス位置を示し、各グラフ線の横にはカメラから被写体までの距離(被写体距離)を示している。システム制御部114は、AF動作時にフォーカスレンズ駆動部112を制御してフォーカスレンズ103を所定の範囲で移動させることでスキャン動作を行う。この動作中に得られるコントラスト評価値等を用いて既知の方法により、合焦点であるフォーカス位置が検出される。その時のズーム位置とフォーカス位置から、フォーカスカムテーブルを参照することで被写体距離が計測可能である。
デジタルカメラ100は、光学ズーム機能と電子ズーム機能を有する。CZ制御部119とズームレンズ駆動部113は、光学ズーム駆動を担当する。CZ制御部119は、ズーム動作時にて所定の制御周期ごとにズームレンズ102の位置を検出し、そのズーム位置に応じてフォーカスカムテーブルに追従するようにフォーカスレンズ103を駆動させる。これによって、合焦状態を維持したまま光学ズーム動作を行うことが可能となる。
一方、電子ズーム制御部120及び画像メモリ108は、電子ズーム駆動を担当する。電子ズーム制御部120は、画像メモリ108に転送された画像データから対象領域を切り出すことによって電子ズーム機能を実現する。また、撮像素子106に取り込む映像のフレームレート周期で切り出す範囲を徐々に大きくし、表示部109に表示させることで滑らかな電子ズーム表示が実現される。なお、ズーム機能として光学ズーム機能と電子ズーム機能のいずれか一方のみを備えるようにしてもよい。
ズーム操作部材によって撮影者がズームを操作する場合、通常は広角側では光学ズームを動作させ、望遠側では電子ズームを動作させる。すなわち、光学ズームの広角端から望遠方向にズームインさせる場合、CZ制御部119によって光学ズームの望遠端まで動作させた後に、電子ズーム制御部120によって電子ズームを動作させる。反対に、電子ズームの望遠端から広角方向にズームアウトさせる場合、電子ズーム制御部120によって電子ズームの広角端まで動作させた後に、CZ制御部119によって光学ズームを動作させる。FAズーム機能においてもズーム操作部材によるズーム操作と同様、広角側の光学ズーム領域でFAズームの開始が指示されると光学ズームを動作させ、望遠側の電子ズーム領域でFAズームの開始が指示されると電子ズームを動作させる。
図3は、デジタルカメラ100の外観の(A)左側面、(B)右側面及び(C)上面を示した図である。本実施例においては、操作部117のFA画角調整ボタン117a(第1の操作部材)とFA探索ボタン117b(第2の操作部材)とはレンズ鏡筒101の両側面に配置されている。撮影者がデジタルカメラ100を正位置でグリップする場合、FA画角調整ボタン117aを左手の親指で、FA探索ボタン117bを左手の人差し指や中指で操作できる位置に配置される。これによって、FA画角調整ボタン117aとFA探索ボタン117bとを(一方の手で)同時に操作することができる。また、これら二つのボタンをレリーズスイッチ117cとは異なる指で操作できる位置に配置することで、レリーズスイッチ117cに指を置いたまま、画角調整などの操作をすることができ、シャッタチャンスを逃しにくくなる。ただし、FA画角調整ボタン117aとFA探索ボタン117bの位置は逆であってもよい。さらに、レリーズスイッチ117cと異なる指でFA画角調整ボタン117aとFA探索ボタン117bの両方のボタンを同時に操作可能な位置であればこの配置に限らない。また、第1の操作部材と第2の操作部材はボタン部材でなくても、レバー部材などでもよい。
また、本実施例では、二つのボタン操作として、ボタンを短く押して離す短押し操作と、ボタンを押し続ける長押し操作として説明する。但し、単一ボタンの操作であれば、その操作に限らない。例えば、操作ボタンをレリーズスイッチのように半押し/全押しの押下量によって押し分けることができる部材とした場合、例えば、短押し操作を半押し操作に、長押し操作を全押し操作に置き換えてもよい。
次に、図4を用いて、FAズーム機能の概要と、FAズーム枠制御部121及びFAズーム制御部122について説明する。図4(A)乃至(C)は、FA画角調整機能によって被写体を捉えて画角合わせを行うときの画面を示す図である。従来、撮影者がカメラを起動した後、被写体をフレーミングするまでには、撮影者は以下の操作が必要であった。
・ズーム操作部材の操作によりズームインを行って被写体を画角に捉えること
・ズーム操作部材の操作量を調整しながら画角を調整すること
例えば、遠くにある被写体をフレーミングする場合に、ズーム操作部材の操作によりズームインを行って被写体を大まかに画角に捉えた後、所望の画角まで画角を調整する必要がある。このとき、被写体を画角内に捉えるまでは速やかにズームイン動作を行うことが望ましいが、被写体を捉えた後で画角を調整する際には、ズーム速度が速すぎると被写体がフレームアウトしやすくなる。
これに対して、FA画角調整機能を搭載したデジタルカメラ100では、被写体を大まかに画角に捉えたり、細かく画角を調整したりする場合、撮影者はFA画角調整ボタン117aを操作すればよい。図4(A)はカメラ起動直後の画角の例を示している。被写体が画角に対して非常に小さいとき、撮影者がFA画角調整ボタン117aを短押しすることによって、FA画角調整の粗調整モードの開始をカメラに指示する。FA画角調整の粗調整モードの開始が指示されると、FAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対してズーム速度を高速に設定する。次に、CZ制御部119または電子ズーム制御部120は、設定されたズーム速度でメモリ118に記憶されたズーム倍率へとズーム動作を開始する。ズーム倍率がメモリ118に記憶されたズーム倍率に到達するか、被写体がある程度の大きさとなって撮影者が再度FA画角調整ボタン117aを短押しするとズームイン動作が停止される(図4(B))。
粗調整モードの目標ズーム倍率としてメモリ118に記憶するズーム倍率は、設定メニューからの操作によって任意の値に設定可能である。また、例えば、35mm換算の焦点距離として設定する構成や、飛行機モードでは600mm、鳥モードでは800mmなどのように、撮影モードに応じて内部的に焦点距離を設定する構成でもよい。また、複数の焦点距離を設定する構成でもよい。例えば、400mm/600mm/800mmを設定した場合、粗調整モードを開始するごとに400mm→600mm→800mm→400mm…というように段階的にズーム動作を実行してもよい。粗調整モードで設定する焦点距離としては、撮影したい画角よりも広めの画角となる焦点距離を設定することが望ましい。これによって、粗調整モードによって広めの画角で被写体を捉えた後、次に説明する微調整モードによって望遠方向に徐々に画角を狭めていくことで、簡単に画角調整を行うことが可能となる。
画角の細かな調整を行う場合、撮影者がFA画角調整ボタン117aを長押しすることによって、FA画角調整の微調整モードの開始をカメラに指示する。FA画角調整の微調整モードの開始が指示されると、FAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対してズーム速度を低速に設定する。次に、CZ制御部119または電子ズーム制御部120は、設定されたズーム速度で望遠方向へのズームイン動作を開始する。撮影者が撮影したい画角となるとFA画角調整ボタン117aを解放することによって、FA画角調整の微調整モードの終了をカメラに指示すると、ズームイン動作が停止される(図4(C))。
図4(D)乃至(G)は、FA探索機能によってフレームアウトした被写体を捉え直す場合の画面を示す図である。撮影者が被写体をフレーミングしてシャッタチャンスを待っている間に被写体がフレームアウトした場合等に、撮影者は以下の操作が必要であった。
・ズーム操作部材の操作によりズームアウトを行って被写体を探索すること。
・再び所望の画角になるまでズーム操作を行って画角調整すること。
これに対して、FA探索機能を搭載したデジタルカメラ100では、撮影前に画角合わせ等を行う状態(以下、撮影準備状態という)で被写体を見失ってしまった場合、撮影者はFA探索ボタン117bを操作すればよい。FA探索ボタン117bの押下によって、FA探索の開始をカメラに指示する。FAズーム制御部122は、FA探索ボタン117bからのFA探索開始指示にともなって電子ズーム及び光学ズームの各ズーム倍率(ズームイン倍率)をメモリ118に記憶する。さらにFAズーム制御部122は、後述する図7の処理手順に従って、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対して広角方向にズームアウトの指示を行い、撮影準備状態よりも画角がズームアウトされた状態(以下、被写体探索状態という)にする。なお、本実施例ではズーム倍率を記憶するものとして説明するが、ズーム倍率に対応する情報であればよい。例えば、焦点距離に相当する値や、光学ズームの場合はパルス位置やステップ位置(ステッピングモータの場合)などでもよい。
図4(D)及び図4(G)はズームイン状態での画角を示し、図4(E)及び図4(F)はズームアウト状態での画角を示す。撮影者は、被写体がフレームアウトしたとき(図4(D))、被写体を探索するためにFA探索ボタン117bを押下する。FA探索ボタン117bの押下中はズームアウト状態が保持されるとともに、ズームイン倍率を示すFAズーム枠400が画像に重畳して表示部109に表示される。被写体探索状態で所望の被写体を発見した場合(図4(E))、このFAズーム枠400を目安としてFAズーム枠内に被写体が収まるようにフレーミングを行う(図4(F))。その後、撮影者がFA探索ボタン117bを解放してFA探索終了をカメラに指示すると、FAズーム制御部122は、記憶しておいた撮影準備状態のズーム倍率(ズームイン倍率)まで電子ズームまたは光学ズームによるズームイン動作を行う。このようにして、図4(G)で示すような最適なフレーミング状態が得られる。
FAズーム枠制御部121は、図4(E)及び図4(F)で示すように、記憶した撮影準備状態での画角を示す大きさを算出し、表示部109のEVFの中心部にFAズーム枠400を表示させる。FAズーム枠400の大きさは、ズームアウトした時点でのズーム倍率を元に計算される。例えば、撮影準備状態から電子ズーム倍率を2倍、光学ズーム倍率を3倍としてズームアウトして被写体探索状態となった場合には、被写体探索状態でEVFに表示される画角に対して、(1/2)×(1/3)=1/6倍の大きさのFAズーム枠が表示される。本処理によって、撮影者は簡単な操作で、フレームアウトした被写体を再度フレームインさせながら所望の画角で撮影することができる。
次に、図5乃至図7を用いて、FAズーム機能の処理例について説明する。図5は、望遠撮影における撮影者の操作の全体を示すフローチャートである。望遠撮影を行う場合、撮影者はデジタルカメラ100を被写体に向けてフレーミングを開始する。
被写体を画角内に捉えた後、S500で被写体の大きさが適切でないと撮影者が判定した場合、S501に進んで画角調整を行う。S501では、後述するFA画角調整機能によって被写体が適切な大きさとなるまで画角を調整する。S501で画角調整が終了したか、S500で被写体の大きさが適切であると判定した場合には、S502に進む。
S502では、撮影者は、被写体をフレーミングしてシャッタチャンスを待っている間に、被写体が動くなどしてフレームアウトしたか否かを判定する。被写体が画角からフレームアウトしてしまった場合には、S503へ進み、後述するFA探索機能によって被写体を画角内に捉え直す。S503でフレームアウトした被写体を捉え直したか、S502で被写体を画角内に収め続けられている場合には、S504に進む。
S504では、撮影者は、所望の構図になったか否かを判定し、所望の構図になった場合には、S505へ進んで撮影を行う。S504で所望の構図になっていないと判定された場合には、所望の構図となるまでS500乃至S504の操作を繰り返す。
S505で撮影を行った後、S506へ進み、撮影を終了するか否かを判定する。S506で撮影を終了すると判定した場合には撮影を終了し、撮影に失敗した場合や異なる構図で再度撮影する場合には、S500に戻って、被写体のフレーミングと撮影を実施する。
図6は、S501でFA画角調整機能によって画角を調整する場合のFAズーム制御部122の処理を示すフローチャートである。図5のS500にて撮影者が被写体の大きさが適切でないと判定すると、FA画角調整ボタン117aを押下することでFA画角調整機能が開始される。S600にて、FAズーム制御部122は、FA画角調整ボタン117aが押下されたことを判定するとS601に進む。
S601では、FAズーム制御部122は、FA画角調整ボタン117aが所定時間内に解放されたか否か、つまり短押しか否かを判定する。ここで、FA画角調整ボタン117aが解放された状態は第1の状態、押下された状態は第2の状態に相当する。FA画角調整ボタン117aが所定時間内に解放された場合(短押しの場合)はS605に進み、所定時間内に解放されない場合(長押しの場合)はS602に進む。ここで、画角内の被写体の大きさと撮影したい被写体の大きさとの差が大きい(画角内の被写体が小さすぎる)場合には、粗調整モードによる画角調整を行うため、撮影者はFA画角調整ボタン117aを短押しする。一方、画角内の被写体の大きさと撮影したい被写体の大きさとの差が小さい場合には、微調整モードによる画角調整を行うため、撮影者はFA画角調整ボタン117aを長押しする。
S605〜S608は粗調整モードの処理を示している。FA画角調整ボタン117aの短押し操作により粗調整モードの開始が指示されると、S605にてFAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対してズーム速度を高速に設定する。さらに、FAズーム制御部122は、前述した設定に基づきメモリ118に記憶されている目標ズーム倍率をCZ制御部119または電子ズーム制御部120に設定してズーム動作を開始させる。
S606では、FAズーム制御部122は、目標ズーム倍率へ到達したか否かを判定する。目標ズーム倍率へ到達したと判定された場合には、S610へ進み、目標ズーム倍率へ到達していないと判定された場合には、S607へ進む。S610では、FAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120にズーム動作の停止を指示し、本フローを終了する。
S607では、FAズーム制御部122は、FA画角調整ボタン117aが押下されたか否かを判定する。S606でFAズーム制御部122によって目標ズーム倍率へ到達したと判定されるか、S607でFA画角調整ボタン117aの押下が検出されるまで、S605〜S607の処理を継続する。S607でFA画角調整ボタン117aの押下が検出されると、S608に進む。
S608では、FAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120にズーム動作の停止を指示する。ズーム動作を停止すると、S609へ進む。
S609では、FAズーム制御部122は、FA画角調整ボタン117aが所定時間内に解放されたか否かを判定する。すなわち、S607で検出されたFA画角調整ボタン117aの押下が短押し操作か否かを判定する。ここでのFA画角調整ボタン117aの短押し操作は、粗調整モードの終了を指示する操作である。FA画角調整ボタン117aが所定時間内に解放された場合(短押しの場合)は本フローを終了し、所定時間内に解放されない場合(長押しの場合)はS602へ進んで、後述する微調整モードを行う。ここで、撮影者は、粗調整モードによる画角調整によって適切な被写体サイズとなったことを判定すると、FA画角調整ボタン117aを短押ししてFA画角調整機能を終了する。一方、被写体サイズを微調整したい場合には、FA画角調整ボタン117aを長押しして微調整モードによる画角調整を行う。
S602〜S604は微調整モードの処理を示している。FA画角調整ボタン117aの長押し操作により微調整モードの開始が指示されると、S602にてFAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対してズーム速度を低速に設定する。さらに、FAズーム制御部122は、望遠端のズーム倍率を目標ズーム倍率としてCZ制御部119または電子ズーム制御部120に設定してズームイン動作を開始させる。撮影者は、適切な被写体サイズになるまでFA画角調整ボタン117aの押下を保持することでズームイン動作を継続する。そして、撮影者は、適切な被写体サイズになったと判定したらFA画角調整ボタン117aを解放することで、微調整モードの終了を指示する。
S603にてFAズーム制御部122は、FA画角調整ボタン117aが解放されたか否かを判定する。FA画角調整ボタン117aが解放されたことが判定されるとS604に進む。S604では、FAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120にズーム動作の停止を指示し、微調整モードによる画角調整を終了する。
図7は、S503でFA探索機能によってフレームアウトした被写体を捉え直す場合のFAズーム制御部122の処理を示すフローチャートである。図5のS502にて被写体がフレームアウトしたことを撮影者が判定すると、FA探索ボタン117bを長押しすることでFA探索機能が開始される。S700にて、FAズーム制御部122は、FA探索ボタン117bが長押しされている(押下した状態が所定時間保たれている)ことを判定するとS701に進む。
FA探索ボタン117bの長押し操作によりFA探索の開始が指示されると、S701にてFAズーム制御部122は、FA探索開始時のズーム倍率をメモリ118に記憶する。このズーム倍率は、後述するFA探索終了時のズームイン動作の目標ズームイン倍率として設定される。S701でズーム倍率をメモリ118に記憶すると、S702に進む。
S702にてFAズーム制御部122は、FA探索開始時のズーム倍率に対応する焦点距離とメモリ118に記憶されているズームアウト倍率に基づいて目標ズームアウト倍率を算出する。例えば、FA探索開始時の焦点距離を400mm、ズームアウト倍率を1/2倍とすると、目標ズームアウト倍率は焦点距離が400mm×(1/2)=200mmに相当するズーム倍率となる。FAズーム制御部122は、算出した目標ズームアウト倍率をCZ制御部119または電子ズーム制御部120に設定してズームアウト動作を開始させる。
S703では、FAズーム制御部122は、目標ズームアウト倍率へ到達したか否かを判定する。FAズーム制御部122は、目標ズームアウト倍率へ到達するまでS702のズームアウト動作を継続し、目標ズームアウト倍率に到達したと判定すると、S704に進む。S704では、FAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120にズーム動作の停止を指示し、CZ制御部119または電子ズーム制御部120はズーム動作を停止させて、S705に進む。
S705にてFAズーム枠制御部121は、S701でメモリ118に記憶したズームイン倍率に相当する画角を示すFAズーム枠400を画像に重畳して表示部109に表示する。これによって、FA探索機能による被写体探索状態となる。S705でFAズーム枠400の表示が完了すると、S706に進む。
S706では、FAズーム制御部122は、FA画角調整ボタン117aが押下されたか否かを判定する。FA画角調整ボタン117aが押下された場合にはS707に進み、押下されていない場合はS712に進む。
S707では、FAズーム制御部122は、FA画角調整ボタン117aが押下されて所定時間内に解放されたか否か、つまり短押しか否かを判定する。FA画角調整ボタン117aが所定時間内に解放された場合(短押しの場合)はS702に進み、所定時間内に解放されない場合(長押しの場合)はS708に進む。
ここで、被写体探索状態となっても被写体が画角内にフレームインしていないことを撮影者が判定した場合には、撮影者はFA探索ボタン117bを長押ししたままFA画角調整ボタン117aを短押しする。これにより、被写体の再探索を指示し、現在のズーム倍率を広角方向に変更する。この場合、FAズーム制御部122はS702に処理を戻してメモリ118に記憶されている所定量のズームアウト倍率だけさらにズームアウトさせることで、被写体を再探索する。
一方、被写体が画角内にフレームインしているが、被写体の大きさに対してFAズーム枠400が小さい場合、すなわちズームイン動作後の画角に対して被写体の大きさが大きい場合が想定される。この場合、撮影者はFAズーム枠400の大きさを調整するために、FA探索ボタン117bを押下したままFA画角調整ボタン117aを長押しする。撮影者によりFA探索ボタン117bが押下されたままFA画角調整ボタン117aが長押しされると、FAズーム制御部122は、S708においてFAズーム枠制御部121にFAズーム枠400の拡大を指示する。この指示により、FAズーム枠制御部121は、FAズーム枠400の大きさを徐々に拡大させるように表示部109への表示を更新する。FA画角調整ボタン117aが押下されている間、FAズーム枠400の拡大が継続され、撮影者は適切なFAズーム枠400の大きさになったらFA画角調整ボタン117aを解放する。
S709でFA画角調整ボタン117aの解放が判定されると、S710に進み、FAズーム制御部122は、FAズーム枠400の拡大を終了するようにFAズーム枠制御部121に指示する。このようにして、撮影者はズームイン動作後の被写体の大きさを適切な大きさに調整することができる。なお、ズームイン動作後の画角に対して被写体の大きさが小さい場合には、ズームイン動作後にFA画角調整機能の微調整モードによって画角を望遠方向に調整することができる。そのため、FA探索機能中は、FAズーム枠400の調整は拡大する方向だけを実現できればよい。
S711にてFAズーム制御部122は、拡大されたFAズーム枠400が示す画角に相当するズーム倍率を算出し、算出したズーム倍率によりメモリ118に記憶しているズームイン倍率を更新する。S705で表示されたFAズーム枠400、あるいはS708〜S710で調整されたFAズーム枠400が適切であると撮影者が判定すると、FA探索ボタン117bを解放することでFA探索機能の終了を指示する。FAズーム制御部122は、FA探索ボタン117bが解放されるまでS706でFA画角調整ボタン117aの操作を受け付け、S712でFA探索ボタン117bが解放されたと判定するとS713に進む。
S713では、FAズーム制御部122は、S701もしくはS711でメモリ118に記憶した目標ズームイン倍率をCZ制御部119または電子ズーム制御部120に設定してズームイン動作を開始する。FAズーム制御部122は、目標ズームイン倍率に到達するまでズームイン動作を継続し、S714で目標ズームイン倍率に到達したと判定したらS715に進む。S715では、FAズーム制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120にズーム動作の停止を指示して、被写体探索機能を終了する。
以上説明したように、本実施例においては、第1の操作部材に対して、異なる操作を行うことによって画角の粗調整モードと微調整モードとを切り替えることが可能である。さらに、第2の操作部材の操作による被写体探索状態において第1の操作部材を操作することによって、より簡単にフレームアウトした被写体を捉え直すことができる。すなわち、被写体探索状態で第1の操作部材の短押し操作を行うことで画角をさらに広角にすることができる。これによって、被写体探索状態で被写体を見つけられなかった場合でも簡単に再探索を行うことが可能となる。また、被写体探索状態で第1の操作部材の長押し操作を行うことでFAズーム枠400を拡大、すなわち、FA探索後のズームイン画角が広角になるようにFAズーム枠400を変更することができる。これによって、被写体探索状態で被写体が近づいてきた場合でも簡単にズームイン画角を変更することが可能となる。
このような制御を行うことで、フレーミングが難しい望遠撮影において、大まかな画角調整(粗調整)と細かな画角調整(微調整)とを簡単に切り替えることができ、さらに被写体がフレームアウトした場合でも速やかに被写体を捉え直すことが可能になる。
(他の実施形態)
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
また、本発明はデジタルカメラのような撮影を主目的とした機器に限定されず、携帯電話、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、デスクトップ型、タブレット型など)、ゲーム機など、ズーム制御装置を内蔵もしくは外部接続する任意の機器に適用可能である。従って、本明細書における「ズーム制御装置」は、ズーム機能を備えた任意の電子機器を包含することが意図されている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。適用するシーンとして、静止画撮影のための画角合わせ中のみでなく、動画記録中の画角合わせの際に適用しても構わない。
100 デジタルカメラ
102 ズームレンズ
114 システム制御部
117 操作部
118 メモリ
119 CZ制御部
120 電子ズーム制御部
122 FAズーム制御部

Claims (15)

  1. ズーム倍率の変更を指示するための第1の操作手段及び第2の操作手段と、
    前記第1の操作手段の操作と前記第2の操作手段の操作とに応じてズーム倍率を制御する制御手段とを有するズーム制御装置であって、
    前記制御手段は、前記第1の操作手段の操作に応じて、記憶されている第1のズーム倍率までズーム倍率を変更する第1のモードと、前記第1のモードよりも低速で望遠方向へズーム倍率を変更する第2のモードとを切り替えて、ズーム倍率を制御し、
    前記第2の操作手段を介した第1の操作に応じて、現在のズーム倍率を第2のズーム倍率として記憶するとともに、ズーム倍率を広角方向に変更し、前記第1の操作の後、前記第2の操作手段を介した第2の操作に応じて、前記第2のズーム倍率へズーム倍率を変更し、前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した第3の操作に応じて現在のズーム倍率を変更し、前記第1の操作手段を介した前記第3の操作と異なる第4の操作に応じて前記第2のズーム倍率を変更することを特徴とするズーム制御装置。
  2. 前記第1のズーム倍率は任意のズーム倍率に設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のズーム制御装置。
  3. 前記第1の操作手段が第1の状態から第2の状態に操作されることでズーム倍率の変更が指示され、
    前記制御手段は、前記第1の操作手段が前記第2の状態に操作されてから前記第1の状態に戻るまでの時間が所定時間内の場合に前記第1のモードでズーム倍率を制御し、前記第1の操作手段が前記第2の状態に操作されてから前記第1の状態に戻るまでの時間が前記所定時間よりも長い場合に前記第2のモードでズーム倍率を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のズーム制御装置。
  4. 前記第1のモードにおいて、ズーム倍率が前記第1のズーム倍率に到達する前に前記第1の操作手段が再度前記第2の状態に操作された場合、前記制御手段は、ズーム倍率の変更を停止することを特徴とする請求項3に記載のズーム制御装置。
  5. 前記第2のモードにおいて、前記第1の操作手段が前記第2の状態に操作されている間、前記制御手段は、望遠方向へのズーム倍率の変更を継続することを特徴とする請求項3または4に記載のズーム制御装置。
  6. ズーム倍率の変更を指示するための第1の操作手段および第2の操作手段と、
    前記第1の操作手段および前記第2の操作手段の操作に応じてズーム倍率を制御する制御手段とを有するズーム制御装置であって、
    前記制御手段は、前記第2の操作手段を介した第1の操作に応じて、現在のズーム倍率を第2のズーム倍率として記憶するとともに、ズーム倍率を広角方向に変更し、前記第1の操作の後、前記第2の操作手段を介した第2の操作に応じて、前記第2のズーム倍率へズーム倍率を変更し、前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した第3の操作に応じて現在のズーム倍率を変更し、前記第1の操作手段を介した前記第3の操作と異なる第4の操作に応じて前記第2のズーム倍率を変更することを特徴とするズーム制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した前記第3の操作に応じて広角方向へ所定量、現在のズーム倍率を変更することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズーム制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した前記第4の操作に応じて広角方向へ前記第2のズーム倍率を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズーム制御装置。
  9. 画像を表示する表示手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、画像に重畳して前記第2のズーム倍率に対応する画角を示す枠を表示することを特徴とする請求項乃至8のいずれか1項に記載のズーム制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、現在のズーム倍率または前記第2のズーム倍率の変更に応じて、前記表示手段に表示する枠の大きさを更新することを特徴とする請求項に記載のズーム制御装置。
  11. 前記第1の操作手段および前記第2の操作手段は、一方の手で同時に操作可能な位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズーム制御装置。
  12. ズーム倍率の変更を指示するための第1の操作手段と第2の操作手段とを有するズーム制御装置の制御方法であって、
    前記第1の操作手段の操作に応じて、第1のモードと第2のモードに切り替えてズーム倍率を制御し、
    前記第1のモードにおいて、記憶されている第1のズーム倍率までズーム倍率を変更し、
    前記第2のモードにおいて、前記第1のモードよりも低速で望遠方向へズーム倍率を変更し、
    前記第2の操作手段を介した第1の操作に応じて、現在のズーム倍率を第2のズーム倍率として記憶するとともに、ズーム倍率を広角方向に変更し、前記第1の操作の後、前記第2の操作手段を介した第2の操作に応じて、前記第2のズーム倍率へズーム倍率を変更し、
    前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した第3の操作に応じて現在のズーム倍率を変更し、前記第1の操作手段を介した前記第3の操作と異なる第4の操作に応じて前記第2のズーム倍率を変更することを特徴とするズーム制御装置の制御方法。
  13. ズーム倍率の変更を指示するための第1の操作手段および第2の操作手段を有するズーム制御装置の制御方法であって、
    前記第1の操作手段および前記第2の操作手段の操作に応じて、ズーム倍率を制御し、前記第2の操作手段を介した第1の操作に応じて、現在のズーム倍率を第2のズーム倍率として記憶するとともに、ズーム倍率を広角方向に変更し、
    前記第1の操作の後、前記第2の操作手段を介した第2の操作に応じて、前記第2のズーム倍率へズーム倍率を変更し、
    前記第2の操作手段を介した前記第1の操作に応じてズーム倍率を広角方向に変更してから前記第2の操作が行われるまでの間に、前記第1の操作手段を介した第3の操作に応じて現在のズーム倍率を変更し、前記第1の操作手段を介した前記第3の操作と異なる第4の操作に応じて前記第2のズーム倍率を変更することを特徴とするズーム制御装置の制御方法。
  14. 請求項12又は13に記載のズーム制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるように構成されていることを特徴とするズーム制御装置の制御プログラム。
  15. 請求項14に記載のズーム制御装置の制御プログラムを記憶していることを特徴とする記憶媒体。
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