JP2015019282A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像処理装置の制御プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像処理装置の制御プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 望遠状態で被写体がフレームアウトした場合でも、広角状態で被写体を追い続ける場合でも、速やかに被写体を捉えることを可能にする。
【解決手段】 画像処理装置は、ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作手段と、前記第1の操作手段の操作に応じてズーム位置を制御する制御手段とを有する。前記制御手段は、前記第1の操作手段における第1の操作に応じて第1のズーム位置を設定し、さらに前記第1の操作手段における第2の操作に応じてズーム位置を前記第1のズーム位置に移動し、前記第1の操作に応じてズーム位置を広角側に移動する第1のモードと、当該第1のモードと異なる第2のモードとを切り替え可能である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ズーム機能を有する画像処理装置及びその制御方法等に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置には、ズームレンズの駆動による光学的な変倍(光学ズーム)機能と、撮像した領域の一部を拡大する電子的な変倍(電子ズーム)機能を備えたものがある。近年、ズームレンズの性能向上により、超広角から超望遠まで同一のレンズで撮影でき、また撮像素子の高画素化によって、拡大倍率を高くしても十分な解像感の得られる撮影が可能になってきている。
高倍率のズーム機能を備えるカメラでは、望遠状態での画角合わせの際、被写体のわずかな移動でフレームアウトが起こりうる。また、カメラを少し動かすだけで画角が大きくずれてしまう。そこで、被写体がフレームアウトした場合でも、簡単な操作で被写体を捉え直すことができるようにするための方法が提案されている。
特許文献1では、所定の操作スイッチの押下中は被写体を探索しやくするために画角をズームアウトさせ、該操作スイッチが開放されるともとのズーム位置までズームインする機能が開示されている。この機能によれば、被写体がフレームアウトした場合でも、撮影者は簡単な操作で即座に被写体を捉え直しつつ、所望の画角で撮影を行うことができる。
特開2012−60595号公報
特許文献1に開示の機能では、望遠状態で被写体がフレームアウトした場合に、広角方向にズーム位置を変更することによって被写体を捉え直している。一方、撮影者が動いている被写体であると分かっているような場合には、予め広角状態で被写体を追い続けたほうが被写体を捉えやすい場合がある。このような場合でも、シャッタチャンスがきたときに速やかに所望の画角に変更できることが望ましい。
本発明の目的は、望遠状態で被写体がフレームアウトした場合でも、広角状態で被写体を追い続ける場合でも、速やかに被写体を捉えるのを可能にすることである。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作手段と、前記第1の操作手段の操作に応じてズーム位置を制御する制御手段とを有する画像処理装置であって、前記制御手段は、前記第1の操作手段における第1の操作に応じて第1のズーム位置を設定し、さらに前記第1の操作手段における第2の操作に応じてズーム位置を前記第1のズーム位置に移動し、前記第1の操作に応じてズーム位置を広角側に移動する第1のモードと、当該第1のモードと異なる第2のモードとを切り替え可能であることを特徴とする。
第2の本発明は、ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作手段を有する画像処理装置の制御方法であって、前記第1の操作手段における第1の操作に応じて第1のズーム位置を設定するステップと、さらに前記第1の操作手段における第2の操作に応じてズーム位置を前記第1のズーム位置に移動するステップとを有し、前記第1の操作に応じてズーム位置を広角側に移動する第1のモードと、当該第1のモードと異なる第2のモードとを切り替え可能であることを特徴とする。
本発明によれば、望遠状態で被写体がフレームアウトした場合でも、広角状態で被写体を追い続ける場合でも、速やかに被写体を捉えることが可能になる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 焦点距離と、被写体距離ごとのフォーカスレンズ位置との関係を例示した図である。 被写体探索状態での画角及び撮影準備状態での画角を例示した図である。 本発明の実施形態に係るズーム機能の処理例を説明するフローチャートである。 FAモードの選択処理例を説明するフローチャートである。 メニュー設定の設定画面を例示した図である。 手動切替モードにおける電子ズーム及び光学ズームによるズームアウト位置の算出方法を説明する図である。 自動切替モードにおける電子ズーム及び光学ズームによるズームアウト位置の算出方法を説明する図である。 選択されるFAモードを撮影者に知らせる表示を例示した図である。 被写体探索状態でのズーム操作時の動作例を説明するフローチャートである。 図6とは別の動作例を説明するフローチャートである。 図6の動作と図7の動作を選択可能な動作例を説明するフローチャートである。 FAズーム操作スイッチを含むデジタルカメラの外観を示す図である。 図5とは別のFAモードの選択処理例を説明するフローチャートである。
(実施例1)
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例によって実現される機能は、撮影者によるフレーミングを支援するフレーミング支援ズーム機能であり、便宜上、フレーミングアシストズーム機能(以下、FAズーム機能と略記)と呼ぶこととする。
図1は、本発明の実施例に係る画像処理装置の一例としての、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズ鏡筒101は、その内部にレンズ群を保持している。ズームレンズ102は光軸方向に移動することにより、焦点距離を調節することで光学的に画角を変更(ズーム位置を移動)する。フォーカスレンズ103は光軸方向に移動することによりピントを調節する。防振レンズ104は手ぶれに起因する像振れを補正する補正用レンズである。光量を調節する絞り及びシャッタ105は露出制御に使用される。レンズ鏡筒101を通過した光は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子106にて受光され、光電変換されて撮像信号が生成される。撮像信号は、画像処理回路107に入力されて、画素補間処理や色変換処理等が施された後、画像データとして画像メモリ108に送られる。画像メモリ108はDRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。
表示手段としての表示部109は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)等で構成され、撮影した画像データとともに、特定の情報(例えば、撮影情報や後述するFAズーム枠等)を表示する。このようなライブビュー等の情報表示により、ユーザが画角合わせを行うための電子ビューファインダ(EVF)機能を実現している。
絞りシャッタ駆動部110は、画像処理回路107での画像処理によって得られた輝度情報に基づいて露出制御値(絞り値及びシャッタ速度)を演算し、演算結果に基づき絞り及びシャッタ105を駆動する。これによって、自動露出(AE)制御が行われる。防振レンズ駆動部111は、ジャイロセンサ等の角速度センサの情報に基づいてデジタルカメラ100に加わる振れ量を演算し、振れを打ち消すように防振レンズ104を駆動する。
フォーカスレンズ駆動部112は、フォーカスレンズ103を駆動する。例えば、コントラストAF方式の制御では、画像処理回路107の画像処理によって得られた撮影光学系の焦点調節情報(コントラスト評価値)に基づき、被写体にピントが合うようにフォーカスレンズ103が駆動される。なお、本実施形態の適用上、焦点調節制御の如何は問わないので、位相差AF方式や他の方式と組み合わせた方式も採用可能である。
ズームレンズ駆動部113は、ズーム操作指示に従ってズームレンズ102を駆動する。操作部117には、撮影者がカメラにズーミングを指示するためのズーム操作部材としてのズームレバーまたはズームボタン等が設けられている。ズーム指示操作に用いるズーム操作部材(第2の操作手段)の操作量及び操作方向に基づいてシステム制御部114によりズーム駆動速度や駆動方向が演算され、演算結果に従ってズームレンズ102が光軸に沿って移動する。
撮影動作によって生成された画像データは、インターフェース部(以下I/F部と呼ぶ)115を介して記録部116に送られて記録される。画像データは、カメラに装着して使用するメモリカード等の外部記録媒体や、デジタルカメラ100に内蔵されている不揮発性のメモリ118、あるいは両方に記録される。
操作部117は、前記ズーム操作部材の他、撮影開始を指示するレリーズスイッチ、FAズーム機能の開始や終了を指示する、FAズーム操作スイッチ(第1の操作手段)等を含む。操作信号は前述のシステム制御部114に送られる。メモリ118は、コンピュータプログラムデータや画像データの他に、デジタルカメラ100の設定情報や、後述するFAズーム機能におけるズームイン位置等の情報を記憶する。なお、ズームイン位置(第1のズーム位置)とは、FAズームの終了時に、開始時のズーム位置へと復帰させる際の戻り位置等であり、その詳細については後述する。
制御手段としてのシステム制御部114は、CPU(中央演算処理装置)等の演算装置を用いて構成され、撮影者の操作に応じて各部に制御命令を送ることでカメラ全体を制御する。システム制御部114は、メモリ118に記憶されている各種の制御プログラム、例えば撮像素子106の制御やAE/AF制御、ズーム制御(FAズーム処理を含む)等を行うためのプログラムを実行する。
次に、システム制御部114のうち、FAズーム機能に関連する制御について説明する。なお、図1にはシステム制御部114の内部処理を119乃至122の各機能ブロックで表している。
光学ズームによる画角変更時でも合焦状態を維持するためには、レンズ鏡筒101に示すリアフォーカスタイプの鏡筒の場合、ズームレンズ102の位置に応じてフォーカスレンズ103を適正なフォーカス位置へ移動させる必要がある。このような制御をコンピュータズーム(CZ)制御という。図2は、ズームレンズの焦点距離と、ピントが合うフォーカス位置との関係を、被写体までの距離ごとに示すデータデーブルをグラフ化した図である。このテーブルはフォーカスカムテーブルと称する。横軸はズーム位置に対応する焦点距離を示し、縦軸はフォーカス位置を示し、各グラフ線の横にはカメラから被写体までの距離(被写体距離)を示している。システム制御部114は、AF動作時にフォーカスレンズ駆動部112を制御してフォーカスレンズ103を所定の範囲で移動させることでスキャン動作を行う。この動作中に得られるコントラスト評価値等を用いて既知の方法により、合焦点であるフォーカス位置が検出される。その時のズーム位置とフォーカス位置から、フォーカスカムテーブルを参照することで被写体距離が計測可能である。
デジタルカメラ100は、光学ズーム機能と電子ズーム機能を有する。CZ制御部119とズームレンズ駆動部113は、光学ズーム駆動を担当する。CZ制御部119は、ズーム動作時にて所定の制御周期ごとにズームレンズ102のズーム位置を検出し、そのズーム位置に応じてフォーカスカムテーブルに追従するようにフォーカスレンズ103を駆動させる。これによって、合焦状態を維持したまま光学ズーム動作を行うことが可能となる。
一方、電子ズーム制御部120及び画像メモリ108は、電子ズーム駆動を担当する。電子ズーム制御部120は、画像メモリ108に転送された画像データから対象領域を切り出すことによって電子ズーム機能を実現する。また、撮像素子106に取り込む映像のフレームレート周期で切り出す範囲を徐々に大きくし、表示部109に表示させることで滑らかな電子ズーム表示が実現される。
被写体検出部123(被写体検出手段)は、画像メモリ108の画像データから所望の被写体領域を検出する。本実施例では顔情報を元に被写体として人物を検出する被写体検出方法について説明する。顔検出処理は、画像データ中に存在する顔領域を公知のアルゴリズムにより検出する処理である。例えば、被写体検出部123は、画像データ上の正方形状の部分領域から特徴量を抽出し、その特徴量を予め用意された顔の特徴量と比較し、両者の相関が一定の閾値を超える場合に、その部分領域を顔領域と判定する。この判定を、部分領域のサイズ、配置位置、配置角度の組み合わせを様々に変更しながら繰り返せば、画像データ中に存在する様々な顔領域が検出される。被写体検出部123は、顔情報と共に、CZ制御部119で計測した被写体距離情報及びズームレンズ102の焦点距離情報を用いることで画像データ上での被写体領域の大きさを推定することができる。
次に、FAズーム機能の概要と、FAズーム枠制御部121及びFAズーム制御部122について説明する。本実施例におけるFAズーム機能は、ズームアウトFAモードとズームインFAモードの二つのモードを備えている。二つのモードの違いは被写体がフレームアウトしたときに被写体を捉え直すモードか、被写体をフレームアウトさせることなく画角合わせを支援するモードかの違いである。各モードの機能の概要を説明する。
FAズーム機能が非搭載のカメラでは、撮影者が望遠状態でフレーミングしてシャッタチャンスを待っている間に被写体が動いてフレームアウトした場合等に、撮影者は以下の操作が必要であった。
・ズーム操作部材の操作によりズームアウトを行って被写体を探索すること。
・再び所望の画角になるまでズーム操作を行って画角調整すること。
これに対して、FAズーム機能のズームアウトFAモードを搭載したデジタルカメラ100では、撮影前に画角合わせ等を行う状態(以下、撮影準備状態という)で被写体を見失ってしまった場合、撮影者はFAズーム操作スイッチを操作すればよい。このFAズーム操作スイッチは、FAズーム機能のために割り当てられたスイッチであり、ズーム操作部材とは別の部材である。FAズーム操作スイッチの押下によって、FAズームの開始をカメラに指示する。FAズーム制御部122は、FAズーム操作スイッチからのFAズーム開始指示にともなって電子ズーム及び光学ズームの各ズーム位置(ズームイン位置)をメモリ118に記憶する。さらにFAズーム制御部122は、後述する図4の処理手順に従って、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対して広角方向にズームアウトの指示を行い、撮影準備状態よりも画角がズームアウトされた状態(以下、被写体探索状態という)にする。
図3(A)及び図3(D)はズームイン状態での画角を示し、図3(B)及び図3(C)はズームアウト状態での画角を示す。撮影者は被写体がフレームアウトしたとき(図3(A))、被写体を探索するためにFAズーム操作スイッチを押下する。FAズーム操作スイッチの押下中はズームアウト状態が保持されるとともに、ズームイン位置を示すFAズーム枠300が画像に重畳して表示部109に表示される。被写体探索状態で所望の被写体を発見した場合(図3(B))、このFAズーム枠300を目安としてFAズーム枠内に被写体が収まるようにフレーミングを行う(図3(C))。その後、撮影者がFAズーム操作スイッチを開放してFAズーム終了をカメラに指示すると、FAズーム制御部122は、記憶しておいた撮影準備状態のズーム位置(ズームイン位置)まで電子ズームまたは光学ズームによるズームイン動作を行う。このようにして、図3(D)で示すような最適なフレーミング状態が得られる。
FAズーム枠制御部121は、図3(B)及び図3(C)で示すように、記憶した撮影準備状態での画角を示す大きさを算出し、表示部109のEVFの中心部にFAズーム枠300を表示させる。FAズーム枠300の大きさは、ズームアウトした時点でのズーム倍率を元に計算される。例えば、撮影準備状態から電子ズーム倍率を2倍、光学ズーム倍率を3倍としてズームアウトして被写体探索状態となった場合には、被写体探索状態でEVFに表示される画角に対して、(1/2)×(1/3)=1/6倍の大きさのFAズーム枠が表示される。本処理によって、撮影者は簡単な操作で、フレームアウトした被写体を再度フレームインさせながら所望の画角での撮影することができる。
一方、被写体が動いているなどしてフレームアウトし易い状態であることを撮影者が分かっている場合には、撮影者が予め広角側のズーム位置にズームを設定しておき被写体を追い続けることが想定される。このような場合、撮影者はシャッタチャンスになったときにズームを広角側から所望の画角に変更する。ここで、従来は、実際に撮影する際の画角を決められない状態で、広角側のズーム位置で被写体を追っていた。つまり、撮影者はシャッタチャンスになってからズーム操作部材の操作によって画角を調整する必要があり、所望の画角を決めるまでに時間がかかってしまう。
そこで、本実施例のデジタルカメラ100は、FAズーム機能としてズームインFAモードでのズーム動作を可能としている。ズームインFAモードでは、撮影者がFAズーム操作スイッチを操作すると、ズームアウトすることなく撮影探索状態とすることができる。撮影者は予め広角側のズーム位置から被写体をフレーム内で追いかけたい場合(図3(B))、FAズーム操作スイッチを押下する。FAズーム枠制御部121は、メモリ118に記憶しているズームイン駆動量だけズームインしたときの画角を示す大きさを算出し、表示部109のEVFの中心部にFAズーム枠300を表示させる。その後はズームアウトFAモードと同様に、FAズーム枠300内に被写体が収まるようにフレーミングを行う(図3(C))。撮影者がFAズーム操作スイッチを開放してFAズーム終了をカメラ指示すると、FAズーム枠300が示すズーム位置となるまでズームイン動作を行う(図3(D))。本処理によって、撮影者は簡単な操作で、動いている被写体などを撮影する場合でも素早く所望の画角に変更することができる。
次に、図4を用いて、FAズーム機能の処理例について説明する。S400でFAズーム制御部122は、撮影準備状態で操作部117のFAズーム操作スイッチが押下されたか否かを判定する。FAズーム操作スイッチの押下が検出されるとFAズーム処理を開始する。S401では、FAズーム制御部122は、後述するFAモード選択処理を行う。S402に進み、S401で選択したFAモードがズームアウトFAモードの場合にはS403へ、そうでない場合(ズームインFAモードの場合)にはS411へと進む。
S403でFAズーム制御部122は、撮影準備状態での光学ズーム位置をCZ制御部119から取得し、電子ズーム位置を電子ズーム制御部120から取得する。さらに、FAズーム制御部122は、光学ズーム位置及び電子ズーム位置のデータを各々のズームイン位置(第1のズーム位置)としてメモリ118に記憶する。なお、光学ズーム位置は、光学ズーム機能によって変更可能なズーム倍率に相当するズームレンズの位置を表し、電子ズーム位置は電子ズーム機能によって変更可能な画像拡大及び縮小の倍率に相当する制御位置を表す。
S404でFAズーム制御部122は、メモリ118に記憶しているズームアウト駆動量を取得する。ズームアウト駆動量は、撮影者が設定メニューからの操作によって変更可能である。この場合、操作部117と表示部109がズームアウト駆動量の設定手段および変更手段を構成する。設定メニューについては図6を用いて後述する。本実施例では、予め設定されたズームアウト駆動量に従って後述のズームアウト動作が行われるが、FAズーム制御部122が該動作を段階的に制御する形態や、撮影者が停止操作を行うまでの間、ズームアウト動作を継続させる形態等がある。
S405でFAズーム制御部122は、撮影準備状態でのズーム状態が電子ズーム状態であるか否かを判定する。一般的なズーム操作では、操作部117のズーム操作スイッチが押下されると、光学ズーム位置がワイド端からテレ端の間である場合には、CZ制御部119の制御下で光学ズームを駆動させる。光学ズーム位置がテレ端であって、さらに望遠方向への操作指示がなされた場合には、電子ズーム制御部120が電子ズームを駆動させることで超望遠撮影が可能となる。ズーム操作スイッチの操作によるズーム動作とFAズーム動作との整合性を取るために、FAズーム動作においても、撮影準備状態でのズーム状態が電子ズーム状態の場合には電子ズームを先に駆動させる。つまり、メモリ118に記憶した時点のズーム位置が優先すべきズーム状態でのズーム領域内にあるか否かが判定され、本例では電子ズームが優先されるので、S405ではズーム位置が電子ズーム領域にあるか否かが判定される。FAズーム開始時のズーム状態が電子ズーム状態であった場合には、S406に処理を進める。
S406でFAズーム制御部122は、後述するズームアウト位置の算出方法に従って、S403で取得した電子ズーム位置とS404で取得したズームアウト駆動量から電子ズームのズームアウト位置を算出し、電子ズーム制御部120に設定する。S407でFAズーム制御部122は、電子ズーム制御部120に対して、S406で設定した電子ズームのズームアウト位置まで変倍処理を行うように指示する。そして、電子ズーム制御部120は電子ズームによるズームアウト動作を行う。
S405にて撮影準備状態でのズーム位置が光学ズーム領域にあると判定された場合や、S407にて電子ズームのズームアウト動作が行われた後、S408に進む。S408でFAズーム制御部122は、さらに光学ズームによるズームアウトが必要であるか否かを判断する。つまり、電子ズームだけでは、設定したズームアウト駆動量のズーム駆動に充分でない場合、残りのズームアウト駆動量を光学ズームで補う必要がある(駆動残量の算出については後述する)。光学ズームによるズームアウトが必要と判断された場合にはS409に進み、光学ズームによるズームアウトが不要な場合にはS413に進む。
S409でFAズーム制御部122は、後述の算出方法に従って、光学ズーム位置とズームアウト駆動量から光学ズームのズームアウト位置を算出し、CZ制御部119に設定する。S410でFAズーム制御部122は、CZ制御部119に対して、S409で設定した光学ズームのズームアウト位置までズーム駆動するように指示する。CZ制御部119はズームレンズ駆動部113を制御し、光学ズームのズームアウト動作を行う。そしてS413に進む。
一方、S401にてズームインFAモードが選択された場合には、S402にてズームアウトFAモードでないと判定し、S411へと進む。S411でFAズーム制御部122は、メモリ118に記憶しているズームイン駆動量を取得する。ズームイン駆動量は、S404で取得したズームアウト駆動量と同様に撮影者が設定メニューでの操作によって変更可能である。
S412でFAズーム制御部122は、撮影準備状態での光学ズーム位置をCZ制御部119から取得し、電子ズーム位置を電子ズーム制御部120から取得する。撮影準備状態での光学ズーム位置と電子ズーム位置及びズームイン駆動量から後述の算出方法に従ってズームイン位置を算出し、各々のズームイン位置(第1のズーム位置)としてメモリ118に記憶する。そしてS413に進む。
S413でFAズーム制御部122は、ズームアウト倍率もしくはズームイン倍率に応じたFAズーム枠の表示をFAズーム枠制御部121に指示し、被写体探索状態とする。S414でFAズーム制御部122は、被写体探索状態で操作部117のFAズーム操作スイッチが開放され、オフ状態になったか否かを判定する。FAズーム制御部122は、FAズーム操作スイッチがオフ状態になったことを検出するとS415以降のFAズーム終了動作を開始する。S415でFAズーム制御部122は、S403もしくはS412で記憶したズームイン位置のデータをメモリ118から読み込む。
S416でFAズーム制御部122は、被写体探索状態でのズーム状態が光学ズーム状態であるか否かを判定する。光学ズーム状態の場合(S416のyes)、光学ズームを優先してズームインを行うためにS417に処理を進め、光学ズーム状態でない場合(電子ズーム状態の場合)(S416のno)、電子ズームのみでズームインを行うためにS419に処理を進める。S417でFAズーム制御部122は、S415で読み込んだズームイン位置のうち、光学ズームによるズームイン位置をCZ制御部119に設定する。S418でFAズーム制御部122は、CZ制御部119に対して、S417で設定した光学ズームによるズームイン位置までズームレンズ102を駆動するように指示する。CZ制御部119はズームレンズ駆動部113を制御して、光学ズームでのズームイン動作を行う。
S416にて被写体探索状態でのズーム位置が電子ズーム領域内であると判定された場合や、S418での光学ズームでズームイン動作が行われた後、S419に進む。S419でFAズーム制御部122は、さらに電子ズームによるズームインが必要か否かを判断する。電子ズームによるズームインが必要な場合にはS420に進み、電子ズームによるズームインが不要な場合には撮影準備状態にして処理を終了する。S420でFAズーム制御部122は、S415で読み込んだズームイン位置のうち、電子ズームによるズームイン位置を電子ズーム制御部120に設定する。S421でFAズーム制御部122は、電子ズーム制御部120に対して、S420で設定した電子ズームによるズームイン位置まで変倍処理を行うように指示する。電子ズーム制御部120は電子ズームイン動作を行い、これによってズームイン位置へと復帰する。該動作が終了すると、撮影準備状態にして処理を終了する。
次に、図5を用いて、図4のS401におけるFAズーム機能のモード選択処理について説明する。S500でFAズーム制御部122は、メモリ118に記憶されているモード切替設定がズーム位置に応じて自動でモードを切替える自動切替モードか、撮影者が設定したモード設定によってモードを切替える手動切替モードのいずれかの判定を行う。自動切替モードである場合(S500のyes)にはS501へ、手動切替モードである場合(S500のno)にはS502へ進む。
S501でFAズーム制御部122は、撮影準備状態での光学ズーム位置をCZ制御部119から取得し、電子ズーム位置を電子ズーム制御部120から取得する。FAズーム制御部122は、取得したズーム位置がメモリ118に記憶されている自動切替の閾値となるズーム位置よりも望遠側(S501のyes)か、広角側(S501のno)かの判定を行う。換言すると、焦点距離が所定値以上か否かの判定を行う。
一方、S502でFAズーム制御部122は、メモリ118に記憶されているモード設定がズームアウトFAモード(S502のyes)か、ズームインFAモード(S502のno)かの判定を行う。
S501でズーム位置が自動切替の閾値となるズーム位置よりも望遠側であると判定されるか、S502でモード設定がズームアウトFAモードと判定される場合には、S503に進みFAズーム機能のモードをズームアウトFAモードとする。S501でズーム位置が自動切替の閾値となるズーム位置よりも広角側であると判定されるか、S502でモード設定がズームインFAモードと判定される場合には、S504に進みFAズーム機能のモードをズームインFAモードとする。本処理によって選択されたモードに応じて、図4のS403もしくはS411の処理に進む。このように、本実施例では、自動切替モードの場合、焦点距離に応じて自動切替モードか手動切替モードかの判定を行っている。
図6は、フレーミングアシストの設定メニュー画面を示している。切替モード、自動切替モードでの切替の閾値となるズーム位置(自動切替焦点距離)、及び手動切替モードで選択するFAモードは、撮影者が図6で示す設定メニューからの操作によって設定可能である。図6では、「モード切替」で「自動」と「手動」のいずれかを選択することで、切替モードを選択可能になっている。また、「モード切替」で「自動」を選択した場合、「自動切替焦点距離」を選択可能になる。一方、「モード切替」で「手動」を選択した場合は、「手動切替モード設定」で「アウト」と「イン」のいずれかを選択することで、FAモードを撮影者が選択可能になっている。また、同メニューでは、図4のS404で取得したズームアウト駆動量やS411で取得したズームイン駆動量に対応する、「ズーム駆動量」の大きさも本メニューで「大」「中」「小」から選択可能である。ズームアウトもしくはズームインの倍率変化が大きい順に、「大」「中」「小」となっている。なお、ズームアウト駆動量とズームイン駆動量を別々に設定できるようにしてもよい。
図6(A)は自動切替モードでの自動切替焦点距離が210mmを選択している例であり、図6(B)は手動切替モードでズームアウトFAモードを選択している例である。設定メニューによるモード選択の形態としては、ズームアウトFA/ズームインFA/自動切替の3つのモードを並列的に選択できるような形態などを取ることも可能である。また、自動切替モードでのFAモード切替の閾値としては、焦点距離ではなく、ワイド端の焦点距離に対するズーム倍率や離散的なズーム位置を指定する形態なども取ることが可能であり、本実施例に限定されない。
次に、図7を用いて、モード切替設定が手動切替モードのときの電子ズーム及び光学ズームのズームアウト位置もしくはズームイン位置について説明する。手動切替モードの場合、撮影準備状態でのズーム位置がどの位置であっても、設定メニューで選択されているFAモードに従ってズームアウト動作及びズームイン動作を行う。本例では、光学ズームの焦点距離が24乃至840mmの範囲で光学ズーム倍率を最大35倍とし、電子ズーム倍率を最大4倍としている。また、ズームアウト駆動量はズーム倍率に換算して1/8倍、ズームイン駆動量は8倍に設定されているとする。なお、図中の「光学ワイド端」、「光学テレ端」は光学ズーム動作におけるワイド端(焦点距離24mm)、テレ端(焦点距離840mm)をそれぞれ示し、光学ズーム領域の境界を表す。「電子ワイド端」、「電子テレ端」は電子ズーム動作におけるワイド端(焦点距離840mm相当)、テレ端(焦点距離3360mm相当)をそれぞれ示し、電子ズーム領域の境界を表す。光学テレ端位置と電子ワイド端位置が一致している。なお、上記の数値は一例であり、本発明の適用は上記数値に限定されない。
図7(A)は、手動切替モードでズームアウトFAモードを選択したときの動作例を示す図である。パターン1は、撮影準備状態でのズーム位置が、電子テレ端位置(焦点距離3360mm相当)の場合を示している。電子ズーム倍率は最大4倍であるため、電子ズームのズームアウト位置は電子ワイド端位置とし、残りの2倍分については光学ズームでのズームアウト動作が行われる。したがって、光学ズームによるズームアウト位置は840mm×(1/2倍)=420mmの焦点距離に対応する位置となる。
パターン2は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学テレ端位置で焦点距離840mmの場合を示している。撮影準備状態でのズーム状態は光学ズーム状態であるため、電子ズーム位置は電子ワイド端位置のままである。ズーム倍率1/8倍に対応するズームアウト駆動量で光学ズーム位置を変更した場合、840mm×(1/8倍)=105mmの焦点距離に対応する位置がズームアウト位置となる。
パターン3は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離192mmの場合を示している。このときの光学ズームのズームアウト位置は、192mm×(1/8倍)=24mmの焦点距離に対応する位置(この場合、光学ワイド端位置)となる。
パターン4は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離72mmの場合を示している。光学ズームのズームアウト位置の算出結果は、72mm×(1/8倍)=9mmとなり、光学ワイド端位置よりも広角側の位置となる。この場合、光学ワイド端位置(焦点距離24mm)をズームアウト位置とする。
図7(B)は、手動切替モードでズームインFAモードを選択したときの動作例を示す図である。パターン5は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ワイド端位置で焦点距離24mmの場合を示している。撮影準備状態でのズーム状態は光学ズーム状態であるため、電子ズーム位置は電子ワイド端位置のままである。ズーム倍率8倍に対応するズームイン駆動量で光学ズーム位置を変更した場合、24mm×8倍=192mmの焦点距離に対応する位置がズームイン位置となる。
パターン6は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離105mmの場合を示している。このときの光学ズームのズームイン位置は、105mm×8倍=840mmの焦点距離に対応する位置(この場合、光学テレ端位置)となる。
パターン7は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離420mmの場合を示している。光学ズームのズームイン位置の算出結果は、420mm×8倍=3360mmとなり、光学テレ端位置よりも望遠側の位置となる。したがって、光学ズームのズームイン位置は光学テレ端位置とし、残りの4倍分については電子ズームでのズームイン動作が行われる。電子ズームによるズームイン位置は、840mm×4倍=3360mmの焦点距離に対応する位置(この場合、電子テレ端位置)となる。
パターン8は、撮影準備状態でのズーム位置が、電子ワイド端位置で焦点距離840mmの場合を示している。電子ズームのズームイン位置の算出結果は、840mm×8倍=6720mmとなり、電子テレ端位置よりも望遠側の位置となる。この場合、電子テレ端位置(焦点距離3360mm相当)をズームイン位置とする。
次に、図8を用いて、モード切替設定が自動切替モードのときの電子ズーム及び光学ズームのズームアウト位置もしくはズームイン位置について説明する。自動切替モードの場合、撮影準備状態でのズーム位置が設定メニューで選択されている自動切替焦点距離よりも望遠側である場合はズームアウトFAモード、広角側である場合にはズームインFAモードのズーム動作を行う。本例では、図7と同様に、光学ズームの焦点距離が24乃至840mmの範囲で光学ズーム倍率を最大35倍とし、電子ズーム倍率を最大4倍としている。また、ズームアウト駆動量はズーム倍率に換算して1/8倍、ズームイン駆動量は8倍に設定されているとする。また、自動切替焦点距離は210mmとする。なお、上記の数値は一例であり、本発明の適用は上記数値に限定されない。
図8(A)乃至図8(C)は、ズームアウトFAモードのズームアウト動作もしくはズームインFAモードのズームイン動作が自動切替焦点距離を跨いで行われる際の異なる実施形態を示している。したがって、撮影準備状態でのズーム位置が広角側もしくは望遠側であって、ズーム動作中に焦点距離が自動切替焦点距離を跨がないときには、図7と同様のズーム位置となる。撮影準備状態でのズーム位置が、電子テレ端位置で焦点距離3360mmのとき(パターン9、パターン13、パターン17)は、図7(A)のパターン1と同様のズームアウト位置となり、ズームアウトFAモードでの動作となる。一方、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ワイド端位置で焦点距離24mmのとき(パターン12、パターン16、パターン20)は、図7(B)のパターン5と同様のズームイン位置となり、ズームインFAモードでの動作となる。上記パターン以外の動作例について説明する。
図8(A)は、ズームアウト動作もしくはズームイン動作で自動切替焦点距離を跨いだ場合であっても、所定のズーム駆動量だけズーム動作をさせる動作例を示す図である。
パターン10は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学テレ端位置で焦点距離840mmの場合を示している。撮影準備状態でのズーム位置は、自動切替焦点距離210mmよりも望遠側であるため、ズームアウトFAモードでズームアウト動作が開始される。ここで、光学ズームのズームアウト位置の算出結果は、840mm×(1/8倍)=105mmとなり、自動切替焦点距離210mmのズーム位置よりも広角側の位置となる。しかしながら、本例では自動切替焦点距離を跨いだ場合でも、ズーム倍率1/8倍のズームアウト位置である焦点距離105mmの位置までズームアウトさせる。つまり、図7(A)のパターン2と同様のズーム位置となる。
パターン11は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離105mmの場合を示している。撮影準備状態でのズーム位置は、自動切替焦点距離210mmよりも広角側であるため、ズームインFAモードでズームイン動作が開始される。ここで、光学ズームのズームイン位置の算出結果は、105mm×8倍=840mmとなり、自動切替焦点距離210mmのズーム位置よりも望遠側の位置となる。しかしながら、本例では自動切替焦点距離を跨いだ場合でも、ズーム倍率8倍のズームイン位置である焦点距離840mmの位置までズームインさせる。つまり、ズームイン位置は図7(B)のパターン6と同様のズーム位置となる。
以上説明したように、図8(A)の方法では、FAモード開始時のズーム位置に応じてFAモードを切り替えるとともに、手動切替モードと同じ動作でズームインFAモード及びズームアウトFAモードのズーム動作を行うことができる。
一方、図8(B)は、ズームアウトFAモードでのズームアウト動作で被写体探索状態となるズーム位置を自動切替焦点距離までとする動作例を示す図である。
パターン14は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学テレ端位置で焦点距離840mmの場合を示している。撮影準備状態でのズーム位置は、自動切替焦点距離210mmよりも望遠側であるため、ズームアウトFAモードとなる。光学ズームのズームアウト位置の算出結果は、840mm×(1/8倍)=105mmとなり、自動切替焦点距離210mmのズーム位置よりも広角側の位置となる。この場合、自動切替焦点距離210mmのズーム位置をズームアウト位置とする。再度、被写体探索状態から撮影準備状態に変更する場合のズームイン位置は、被写体探索状態での焦点距離210mmからズーム駆動量である8倍ズームインした位置とする。したがって、光学ズームのズームイン位置は光学テレ端位置となり、電子ズームによるズームイン位置は210mm×8倍=1680mmの焦点距離に対応する位置となる。
パターン15は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離105mmの場合を示している。撮影準備状態でのズーム位置は、自動切替焦点距離210mmよりも広角側であるため、ズームインFAモードとなる。本例では、ズームインFAモードの場合は、図8(A)と同様に、ズームイン動作で自動切替焦点距離を跨いだ場合であっても所定のズーム駆動量だけズーム動作をさせる。したがって、図7(B)のパターン6と同様のズームイン位置となる。
図8(B)のように、ズームアウトFAモードでのズームアウト動作で被写体探索状態となるズーム位置を自動切替焦点距離までとすると、ズームアウトFAモードでのズームアウト動作に制限を設けることになる。そのため、必要以上にズームアウトせずに被写体探索をしたい場合に有利である。
図8(C)は、ズームインFAモードでのズームイン動作で被写体探索状態となるズーム位置を自動切替焦点距離までとする動作例を示す図である。
パターン18は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学テレ端位置で焦点距離840mmの場合を示している。撮影準備状態でのズーム位置は、自動切替焦点距離210mmよりも望遠側であるため、ズームアウトFAモードとなる。本例では、ズームアウトFAモードの場合は、図8(A)と同様に、ズームアウト動作で自動切替焦点距離を跨いだ場合であっても所定のズーム駆動量だけズーム動作をさせる。したがって、図7(A)のパターン2と同様のズームイン位置となる。
パターン19は、撮影準備状態でのズーム位置が、光学ミドル位置で焦点距離105mmの場合を示している。光学ズームのズームイン位置の算出結果は、105mm×8倍=840mmとなり、自動切替焦点距離のズーム位置よりも望遠側の位置となる。この場合、自動切替焦点距離210mmのズーム位置をズームイン位置とする。
図8(C)のように、ズームインFAモードでのズームイン動作で被写体探索状態となるズーム位置を自動切替焦点距離までとすると、ズームインFAモードでのズームイン動作に制限を設けることになる。そのため、必要以上にズームインせずに被写体探索をしたい場合に有利である。なお、自動切替モードの場合に、図8(A)乃至(C)のうちどの実施形態を採用するか、撮影者が選択できるようにしてもよい。
図9は、FAズーム操作スイッチが押下されたときにズームアウトFAモード及びズームインFAモードのいずれのモードとなるかを、FAズーム機能開始前に撮影者に知らせるための表示例を示す図である。図6の設定メニューにて手動切替モードでズームアウトFAモードが選択されたときには、図9(A)のように、表示部109にズームアウトFAモード表示900を表示する。一方、ズームインFAモードが選択されたときには、図9(B)のように、ズームインFAモード表示901を表示する。また、自動切替モードが選択された場合、撮影準備状態でのズーム位置に応じて表示が切り替わる。すなわち、自動切替焦点距離より広角側のズーム位置からズーム操作部材の操作によりズームインする場合、ズーム位置が自動切替焦点距離よりも望遠になったときに、ズームインFAモード表示901からズームアウトFAモード表示900に表示が切り替わる。同様に、自動切替焦点距離より望遠側のズーム位置からズーム操作部材の操作によりズームアウトする場合、ズーム位置が自動切替焦点距離よりも広角になったときにズームアウトFAモード表示900からズームインFAモード表示901に表示が切り替わる。
なお、本実施例では、被写体探索状態、すなわち図4のS414にてFAズーム動作の終了が判定される前のズームアウト状態で撮影者がズーム操作部材を操作することで、種々の動作が可能である。その動作例を、図10乃至12のフローチャートで示す。
図10は、撮影者が被写体探索状態でズーム操作部材を操作した場合に、撮影準備状態でのズーム操作と同様にズーム駆動を行う処理例を示す。S1000でFAズーム制御部122は、操作部117のFAズーム操作スイッチがオフ状態になった否かを判定し、該スイッチのオフ状態が判定されると被写体探索状態を終了する。FAズーム操作スイッチがオン状態の場合、S1001に進み、FAズーム制御部122は被写体探索状態でズーム操作部材が操作されたか否かを判定する。ズーム操作部材が操作された場合にはS1002に進み、該スイッチが操作されない場合にはS1000に戻る。S1002でFAズーム制御部122は、現時点でのズーム状態が電子ズーム状態であるか否かを判定する。電子ズーム状態の場合にはS1003に進み、電子ズーム状態でない場合(光学ズーム状態の場合)にはS1004に進む。
S1003でFAズーム制御部122は、電子ズーム制御部120に制御命令を送って電子ズーム動作を行う。またS1004でFAズーム制御部122は、CZ制御部119に制御命令を送って光学ズーム動作を行う。いずれも場合も、ズーム操作部材の操作方向、つまりズームイン方向またはズームアウト方向に応じて望遠方向または広角方向への変倍動作が行われる。S1003またはS1004の後、S1005に進み、FAズーム制御部122は、ズーム位置が、FAズーム動作の終了時にズームインさせるズームイン位置まで到達したか否かを判定する。本例では、ズーム操作部材の操作により望遠方向にズーム動作が行われた場合、FAズーム動作の終了時にズームインさせるズームイン位置に到達する可能性がある。ズーム位置がズームイン位置に到達した場合、強制的にズーム操作を終了してS1000に戻る。ズーム位置がズームイン位置に到達しない場合にはS1006に進む。S1006でFAズーム制御部122は、ズーム操作スイッチの押下状態によってズーム操作が終了したか否かを判定する。ズーム操作の終了と判定された場合にはS1000に戻る。またズーム操作が継続していると判定された場合にはS1002に戻り、ズーム動作を継続する。
図10に示す処理によれば、被写体探索状態の画角となったにも関わらず被写体がフレームインしなかった場合に、ズーム操作部材の操作により、即座に画角を広げて被写体を探索し直したり、被写体探索状態のまま画角の範囲を狭めることが可能である。
図11は、撮影者が被写体探索状態でズーム操作部材を操作した場合に、ズームイン位置を変更する処理例を示す。図10との相違点は、S1101に続くS1102及びS1103の処理である。よって図10と同じ処理については説明を省略し、以下に相違点を説明する。
S1100およびS1101の処理は、図10のS1000およびS1001の処理と同様である。S1101でズーム操作部材の操作が行われた場合、S1102に進み、FAズーム制御部122は、ズーム操作部材の操作方向に従って、図4のS403又はS412でメモリ118に記憶したズームイン位置のデータを更新する。撮影者によるズーム操作部材の操作方向が望遠方向である間はズームイン位置のデータが望遠方向に更新され、操作方向が広角方向である間はズームイン位置のデータが広角方向に更新される。次のS1103でFAズーム制御部122は、FAズーム枠制御部121に対してFAズーム枠の更新を指示する。FAズーム枠制御部121は、S1102で更新したズームイン位置に応じてFAズーム枠の大きさを再計算し、FAズーム枠のEVF表示を更新する。S1103の後でS1104に進み、FAズーム制御部122は、FAズーム枠が示すズームイン位置が被写体探索状態のズームアウト位置まで到達したか否かを判定する。本例では、ズーム操作部材の操作により広角方向にFAズーム枠の更新が行われた場合、FAズーム枠が示すズームイン位置が被写体探索状態のズームアウト位置まで到達する可能性がある。FAズーム枠が示すズーム位置がズームアウト位置に到達した場合、強制的にズーム操作を終了してS1100に戻る。FAズーム枠が示すズーム位置がズームアウト位置に到達しない場合にはS1105に進む。S1105の処理は図10のS1006の処理と同様である。図11に示す処理によれば、撮影準備状態で撮影者がフレーミングを行った時点から被写体の大きさが変わった場合に、被写体探索状態のままズームインする画角を調整することができる。
図12は、撮影者が被写体探索状態でズーム操作スイッチを操作した場合、図10及び図11で説明した動作を選択的に行えるようした例を示す。図10との相違点は、S1201に続くS1202乃至S1204の処理である。よって図10と同じステップ番号を付した処理については説明を省略し、以下に相違点を説明する。
S1200およびS1201の処理は図10のS1000およびS1001の処理と同様である。S1202でFAズーム制御部122は、被写体探索状態でのズーム操作モードを判別する。ズーム操作モードとしては、図10で説明した動作を行うズーム駆動モードと、図11で説明した動作を行うズームイン位置変更モードがある。ズーム駆動モードが選択されている場合にはS1203へ進んで図10のS1002乃至1005の処理が実行される。ズームイン位置変更モードの場合にはS1204へ進んで図11のS1102乃至1104の処理が実行される。モード設定については、操作者が設定メニューを用いてモードを設定する方法や、操作部117に割り当てた操作部材を用いてモードを設定する方法等が挙げられる。S1203のズーム駆動モード処理やS1204のズームイン位置変更モード処理の後、S1205に進む。S1205の処理は図10のS1006の処理と同様である。図12に示す処理によれば、被写体探索状態にて撮影者がズーム駆動モードとズームイン位置変更モードを選択できるので、利便性が高まる。
以上説明したように、本実施例によれば、ズームアウトFAモードとズームインFAモードを切り替え可能な構成により、望遠状態で被写体がフレームアウトした場合でも、広角状態で被写体を追い続ける場合でも、速やかに被写体を捉えることが可能になる。
(実施例2)
以下、図13及び図14を参照して、本発明の第2の実施例として、第1の実施例で示したメニュー設定や焦点距離以外の種々の情報に応じてズームアウトFAモードとズームインFAモードとを変更する例について説明する。本実施例においては、FAズーム操作スイッチの操作量や被写体の検知結果に基づいてモード変更を行う。本実施例と実施例1との違いは、図5乃至図8で説明したズームアウトFAモードとズームインFAモードとの判定処理やメニュー設定方法等の違いであり、それ以外の説明については同様であるため説明を省略する。
図13は、デジタルカメラ100の外観の(A)上面、(B)背面及び(C)側面を示した図である。本実施形態においては、操作部117の一つであるFAズーム操作スイッチ117aがレンズ鏡筒101の側面に配置されている。さらに、FAズーム操作スイッチ117aは、ボタンを押下した状態のまま上下方向にスライドできる構造となっており、検出素子等によりスライドされた方向が検知される。
また、操作部117の一つとして、撮影者がカメラにズーミングを指示するためのズーム操作部材としてのズームレバー117bが設けられている。ズーム指示操作に用いるズーム操作部材の操作量及び操作方向に基づいてシステム制御部114によりズーム駆動速度や駆動方向が演算され、演算結果に従ってズームレンズ102が光軸に沿って移動する。
次に、図14を用いて、図4のS401で選択するFAズーム機能のモード選択処理について説明する。図14(A)は、FAズーム操作スイッチ117aの操作方向に応じてズームアウトFAモードとズームインFAモードとを変更する処理のフローチャートである。
S1400でFAズーム制御部122は、FAズーム操作スイッチ117aが上方向の操作を検知したか、下方向の操作を検知したかの判定を行う。上方向である場合(S1400のyes)にはS1401に進みFAズーム機能のモードをズームアウトFAモードとする。下方向である場合(S1400のno)にはS1402に進みFAズーム機能のモードをズームインFAモードとする。本処理によって選択されたモードに応じて、図4のS402の判定処理に進む。操作部材としては、FAズーム操作スイッチ117aのような物理的なスイッチだけでなく、表示部109がタッチパネルとなっている場合には、タッチパネル上に表示されたタッチスイッチをスライドさせる形態等でもよい。
図14(B)は、撮影したい被写体の大きさに応じてズームアウトFAモードとズームインFAモードとを変更する処理のフローチャートである。本実施形態では、例えば、被写体が近寄ってくるなどで被写体がフレームアウトしやすいようなシーンでは、ズームアウトFAモードにてフレームアウトを防止する。一方、被写体が遠くにあるような場合には、ズームインFAモードにて画角合わせを容易にすること等を想定している。本例では、被写体の大きさに基づいて、被写体が近くにあるかどうかを判定する。
S1403でFAズーム制御部122は、被写体検出部123から被写体の大きさを取得し、画角に対する被写体の大きさの比率を算出する。被写体の比率が所定の比率よりも大きい場合(S1403のyes)には、S1404に進みFAズーム機能のモードをズームアウトFAモードとする。一方、所定の比率よりも小さい場合(S1403のno)には、S1405に進みFAズーム機能のモードをズームインFAモードとする。
図14(C)は、撮影したい被写体が画角からフレームアウトするか否かに応じてズームアウトFAモードとズームインFAモードとを変更する処理のフローチャートである。本実施形態では、例えば、動き回る被写体がフレームアウトしてしまった場合にはズームアウトFAモードにて被写体を再捕捉し、被写体が画角内だけで動いているような場合にはズームインFAモードにて画角合わせを容易にすること等を想定している。本例では、被写体の動きを検出し、その検出結果に基づいて被写体が画角からフレームアウトするか(フレームアウトしたか)を判定する。
S1406でFAズーム制御部122(検出手段)は、撮影者が画角合わせをしている間、被写体検出部123から撮像フレーム毎の画角内での被写***置を取得し、被写体の動きベクトルを算出する。被写体がフレームアウトしてしまったか、直前の動きベクトル情報から次フレームでフレームアウトしてしまうことが予測される場合(S1406のyes)には、S1407に進みFAズーム機能のモードをズームアウトFAモードとする。一方、被写体がフレームアウトする可能性が少ない場合(S1406のno)には、S1408に進みFAズーム機能のモードをズームインFAモードとする。
なお、上述した以外にも、人物や動物などを認証する機能を用いてズームアウトFAモードとズームインFAモードを切り替えても良い。例えば、動きの激しい被写体の場合にはズームアウトFAモードを、動きの少ない被写体の場合にはズームインモードを選択するようにする。また、GPS情報を用いて、撮影場所によりズームアウトFAモードとズームインFAモードを切り替えても良い。
(他の実施形態)
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
また、本発明はデジタルカメラのような撮影を主目的とした機器に限定されず、携帯電話、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、デスクトップ型、タブレット型など)、ゲーム機など、画像処理装置を内蔵もしくは外部接続する任意の機器に適用可能である。従って、本明細書における「画像処理装置」は、画像処理機能を備えた任意の電子機器を包含することが意図されている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。適用するシーンとして、静止画撮影のための画角合わせ中のみでなく、動画記録中の画角合わせの際に適用しても構わない。
100 デジタルカメラ
102 ズームレンズ
109 表示部
114 システム制御部
116 記録部
117 操作部
118 メモリ
119 CZ制御部
120 電子ズーム制御部
121 FAズーム枠制御部
122 FAズーム制御部
123 被写体検出部

Claims (18)

  1. ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作手段と、
    前記第1の操作手段の操作に応じてズーム位置を制御する制御手段とを有する画像処理装置であって、
    前記制御手段は、前記第1の操作手段における第1の操作に応じて第1のズーム位置を設定し、さらに前記第1の操作手段における第2の操作に応じてズーム位置を前記第1のズーム位置に移動し、
    前記第1の操作に応じてズーム位置を広角側に移動する第1のモードと、当該第1のモードと異なる第2のモードとを切り替え可能であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1のモードにおいて、前記制御手段は、前記第1の操作に応じてズーム位置を広角側に移動するとともに、当該第1の操作が行われる前のズーム位置を前記第1のズーム位置に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2のモードにおいて、前記制御手段は、前記第1の操作が行われる前のズーム位置より所定のズーム倍率だけ望遠側のズーム位置を前記第1のズーム位置に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 撮影した画像を表示する表示手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の操作があった場合、前記画像に重畳して前記第1のズーム位置の画角を示す表示を行うよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1のモードと前記第2のモードのいずれかを示す表示を行うよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2のモードにおいて、前記制御手段は、前記第1の操作に応じてズーム位置を移動しないよう制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の操作が行われる前のズーム位置に応じて前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の操作が行われる前のズーム位置が所定のズーム位置より望遠側か否かに応じて前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1の操作が行われる前のズーム位置が前記所定のズーム位置より望遠側の場合、前記第1のモードに設定し、前記所定のズーム位置より広角側の場合、前記第2のモードに設定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記所定のズーム位置を変更可能な変更手段を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1のモードと前記第2のモードのいずれかをユーザにより設定可能とするための設定手段を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 画像から被写体を検出する被写体検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記被写体検出手段により検出された被写体の大きさに応じて前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 被写体の動きを検出する検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. ユーザがズーム位置の変更を指示するための第2の操作手段をさらに有し、
    前記第1の操作手段において記第1の操作が行われてから前記第2の操作が行われるまでの間に前記第2の操作手段が操作された場合、前記ズーム制御手段は、前記第2の操作手段の操作に応じてズーム位置を移動することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. ユーザがズーム位置の変更を指示するための第2の操作手段をさらに有し、
    前記第1の操作手段において前記第1の操作が行われてから前記第2の操作が行われるまでの間に前記第2の操作手段が操作された場合、前記ズーム制御手段は、前記第2の操作手段の操作に応じて前記第1のズーム位置の画角を変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作手段を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記第1の操作手段における第1の操作に応じて第1のズーム位置を設定するステップと、
    さらに前記第1の操作手段における第2の操作に応じてズーム位置を前記第1のズーム位置に移動するステップとを有し、
    前記第1の操作に応じてズーム位置を広角側に移動する第1のモードと、当該第1のモードと異なる第2のモードとを切り替え可能であることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  17. 請求項16に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるように構成されていることを特徴とする画像処理装置の制御プログラム。
  18. 請求項17に記載の画像処理装置の制御プログラムを記憶していることを特徴とする記憶媒体。
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