JP6642305B2 - 電力制御ユニットの車載構造 - Google Patents

電力制御ユニットの車載構造 Download PDF

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本明細書は、直流電源の電力を走行モータ駆動用の交流電力に変換する電力制御ユニットの車載構造を開示する。
電気自動車は、直流電源の電力を走行モータ駆動用の交流電力に変換する電力制御ユニットを備える。直流電源の例はバッテリや燃料電池である。電力制御ユニットは、走行モータとともに電気自動車の前部空間(フロントコンパートメント)に搭載されることが多い。典型的には、電力制御ユニットは、走行モータを収容するハウジングの上に固定される。なお、本明細書における電気自動車は、走行モータとエンジンの両方を備えるハイブリッド車でもよい。
電力制御ユニットは、直流電源の電流を平滑化するコンデンサを備える。コンデンサには大電力が蓄積されるので、衝突時には、コンデンサを速やかに放電することが望ましい。それゆえ、電力制御ユニットにはコンデンサを放電する放電回路が備えられる。
電力制御ユニットは、他のデバイスとワイヤハーネスで接続されており、そのワイヤハーネスを通じて他のデバイスと様々なデータ通信を行いながら動作する。車両が衝突した際にコンデンサを放電させる放電指令も、ワイヤハーネスを通じて他のデバイスから電力制御ユニットへ伝達される。衝突の際、放電指令を伝達する前に、ワイヤハーネスを電力制御ユニットに接続するコネクタが損傷すると、電力制御ユニットはコンデンサの放電を行わないことが生じ得る。衝突時に電力制御ユニットに接続されているコネクタを保護する技術が例えば特許文献1、2に開示されている。
特開2015−133803号公報 特開2016−060324号公報
電力制御ユニットの一つの態様では、その上面後方に、他のデバイスから放電指令を伝達するワイヤハーネスのコネクタが接続される。衝突の際、そのコネクタに他のワイヤハーネスが接触すると、コネクタがダメージを受ける虞がある。他のワイヤハーネスの配策を工夫し、他のワイヤハーネスを電力制御ユニットの側面にボルトで固定すると、衝突時にそのボルトのヘッドが周囲のデバイスと接触する虞がある。本明細書は、上面の後方にワイヤハーネスのコネクタが接続される電力制御ユニットの車載構造に関し、衝突時にコネクタを保護するのに好適な車載構造を提供する。
本明細書が開示する車載構造の特徴は以下の通りである。電力制御ユニットは、直流電源の電流を平滑化するコンデンサと、そのコンデンサを放電する放電回路を備えている。他のデバイスからコンデンサを放電させる放電指令を伝達するワイヤハーネスのコネクタが電力制御ユニットの上面後方に接続されている。電力制御ユニットは、車両の前部空間にて、走行モータを収容しているハウジングの上に固定されている。他のワイヤハーネスが上記したコネクタよりも前方で電力制御ユニットの上面を車幅方向に通過しているとともに、他のワイヤハーネスを固定するボルトが、電力制御ユニットの車幅方向を向く側面に設けられた窪み内で固定されている。さらに、そのボルトのヘッドが、窪みの周囲の縁を通る平面よりも窪みの内側に位置している。
上記の車載構造では、まず、他のワイヤハーネスが上記したコネクタよりも前方で電力制御ユニットの上面を車幅方向に通過している。車両が前方衝突した際、衝撃により電力制御ユニットが後退したときにコネクタが他のワイヤハーネスと干渉せずに済む。すなわち、車両衝突の際にコネクタは他のワイヤハーネスと接触することが避けられる。コネクタがワイヤハーネスとの接触によってダメージを受けることが防止される。また、車両の前方衝突の際、衝撃によって周囲のデバイスが後退すると電力制御ユニットと干渉する可能性がある。その際、電力制御ユニットの側面からボルトヘッドが突出していると、周囲のデバイスがボルトに接触してダメージを受ける可能性がある。そこで、上記した車載構造では、他のワイヤハーネスを固定するボルトが電力制御ユニットの車幅方向を向く側面に設けられた窪みの中で固定されており、そのボルトのヘッドが、窪みの周囲の縁を通る平面よりも窪みの内側に位置している。別言すれば、ボルトヘッドが電力制御ユニットの側面よりも外側に突出していない。それゆえ、衝突の際に周囲のデバイスが電力制御ユニットの側面に当接してもボルトと干渉することが避けられる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の車載構造を採用したハイブリッド車の電力系のブロック図である。 実施例の車載構造を含むハイブリッド車のフロントコンパートメントにおけるデバイス配置を示す斜視図である。 フロントコンパートメントにおけるデバイス配置を示す平面図である。 図3の破線IVが示す範囲の拡大図である。 車載されたPCU(電力制御ユニット)の側面視を示す。
図面を参照して実施例の車載構造を説明する。実施例の車載構造は、走行用のモータとエンジンを備えるハイブリッド車100に採用されている。まず、ハイブリッド車100の電気系を説明する。図1にハイブリッド車100の電気系のブロック図を示す。図1のブロック図は、本明細書が開示する技術の説明に必要のない一部の部品は図示を省略してあることに留意されたい。ハイブリッド車100は、走行用に電気モータ8(走行モータ8)とエンジン10を備える。以下では説明を簡単にするため、走行モータ8を単純にモータ8と表記する。モータ8の出力とエンジン10の出力は動力分配機構9により合成され車軸11に出力される。動力分配機構9は、場合によってはエンジン10の出力トルクを車軸11とモータ8に分配する。このとき、モータ8は、エンジン10の出力トルクの一部により発電する。あるいは、モータ8は、車両の減速エネルギを利用して発電する。発電で得られた電力は電力制御ユニット5を介して高電圧バッテリ3の充電に用いられる。エンジン10の筐体には、エンジンコントローラ12が取り付けられている。エンジンコントローラ12は、車両全体の制御を司るHVコントローラ6とエンジンワイヤハーネス28で接続されている。エンジンワイヤハーネス28は、HVコントローラ6とエンジンコントローラ12との間で様々な信号を伝達するための通信ケーブルである。
モータ8は、電力制御ユニット5から供給される交流電力で駆動される。電力制御ユニット5は、高電圧バッテリ3の直流電力をモータ8の駆動に適した交流電力に変換してモータ8に供給する。高電圧バッテリ3の出力は、例えば、300ボルトである。以下では、説明の便宜上、「電力制御ユニット5」を「PCU5(Power Control Unit 5)」と称する。
PCU5は、昇圧コンバータ回路とインバータ回路を備えている。昇圧コンバータ回路は、高電圧バッテリ3の電力をモータ8の駆動に適した電圧まで昇圧する。昇圧後の電圧は例えば600ボルトである。インバータ回路は、昇圧された直流電力を、モータ8の駆動に適した周波数を有する3相交流電力に変換する。インバータ回路は、モータ8が発電した交流電力を直流電力に変換する機能も有している。昇圧コンバータ回路は、インバータ回路で直流変換された電力の電圧を高電圧バッテリ3の電圧まで降圧する機能も有している。昇圧コンバータ回路とインバータ回路については詳しい説明は省略する。
PCU5には、高電圧バッテリ3の電流を平滑化するコンデンサ16が備えられている。さらに、PCU5には、車両衝突時にコンデンサ16を放電する放電回路17が備えられている。放電回路17は、例えば放電抵抗である。あるいは、先に述べた昇圧コンバータ回路やインバータ回路が放電回路として利用される場合もある。
コンデンサ16には高電圧バッテリ3の電圧が印加されており、衝突の際に放電回路17がコンデンサ16を放電することでPCU5の安全性が確保される。PCU5へは、HVコントローラ6から、放電回路17を起動してコンデンサ16を放電させる放電指令が伝達される。HVコントローラ6は、エアバックコントローラ18から、車両が衝突したことを示す信号を受け取ると、PCU5へ放電指令を送信する。同時にHVコントローラ6は、高電圧バッテリ3とPCU5を電気的に接続しているシステムメインリレー4を開放する。システムメインリレー4が開放されると、PCU5が高電圧バッテリ3から遮断され、コンデンサ16への電力供給が止まり、コンデンサ16の放電が可能になる。なお、エアバックコントローラ18は、衝突を検知する加速度センサを備えており、加速度センサが所定の大きさ以上の加速度を検知すると、車両が衝突したことを示す信号をHVコントローラ6へ送信する。
高電圧バッテリ3とPCU5は、高電圧電力線24で接続されている。高電圧電力線24の一端には高電圧コネクタ21が設けられており、その高電圧コネクタ21がPCU5に接続される。即ち、高電圧電力線24と高電圧コネクタ21が、高電圧バッテリ3の電力をPCU5に供給する。高電圧電力線24の途中には、システムメインリレー4が備えられている。
PCU5には、低電圧で駆動する制御回路も収容されている。ここで、低電圧とは、上記した高電圧バッテリ3の出力電圧よりも低い電圧である。その制御回路へ電力を供給するために、PCU5は、補機バッテリ7とも接続されている。補機バッテリ7の出力電圧は、高電圧バッテリ3の出力電圧よりも低く、例えば12ボルト、あるいは、24ボルトである。PCU5と補機バッテリ7は、補機共通電力線14、低電圧電力線26、及び、低電圧コネクタ23を介して接続されている。低電圧コネクタ23は、低電圧電力線26の一端に接続されている。補機共通電力線14は、車内に張り巡らされている電力線であり、様々な補機に電力を供給する。「補機」とは、低電圧で駆動するデバイス群の総称である。補機の一例は、例えば、カーナビゲーション装置15である。PCU5に実装されている、低電圧で動作する制御回路も補機の一つである。
低電圧コネクタ23には、低電圧電力線26のほか、PCUワイヤハーネス27が接続されている。PCUワイヤハーネス27は、PCU5とHVコントローラ6の間で様々な信号をやり取りするための通信ケーブルである。先に述べた放電指令も、PCUワイヤハーネス27を通じてHVコントローラ6からPCU5へ伝達される。車両が衝突した際、HVコントローラ6がPCU5へ放電指令を送信する前に低電圧コネクタ23がダメージを受けると、PCU5は放電指令を適切に受信できず、コンデンサ16の放電が実施されない虞がある。ハイブリッド車100は、衝突の際に低電圧コネクタ23がダメージを受け難いように、PCU5を車両に搭載している。次に、PCU5の車載構造を説明する。
図2−図5を参照してPCU5の車載構造2を説明する。図2は、ハイブリッド車100のフロントコンパートメント90におけるデバイスレイアウトを示す斜視図である。図3は、フロントコンパートメントの平面図である。図4は、図3の破線IVが示す範囲の拡大図である。図5は、フロントコンパートメント90にて車載されたPCU5の側面視である。図5の符号45はフロントコンパートメント90を覆うフードを示している。図中の座標系のF軸が車両前方を示し、H軸が車幅方向を示し、V軸が車両上方を示している。以下、本明細書における「前」とは車両前後方向の「前」を意味し、「後ろ」とは車両前後方向の「後ろ」を意味する。
PCU5は、ハイブリッド車100のフロントコンパートメント90(車両前部空間)に搭載されている。PCU5は、フロントコンパートメント90において、トランスアクスル30の上に固定されている。トランスアクスル30は、図1を使って説明した動力分配機構9を構成するギア群のほか、不図示のデファレンシャルギアと、モータ8を内蔵している。従ってトランスアクスル30は、モータ8を収容するハウジングに相当する。トランスアクスル30は、エンジン10と連結されている。トランスアクスル30とエンジン10は振動が大きいため、振動遮断用のエンジンマウント(不図示)を介して車両の2本のサイドメンバ92に懸架されている。PCU5は、トランスアクスル30からの振動を遮断するため、防振ブッシュ付きの2個のブラケット(フロントブラケット31とリアブラケット32)でトランスアクスル30の上方に固定されている。PCU5は、フロントブラケット31とリアブラケット32によって、トランスアクスル30との間に隙間を有して支持されている。
PCU5の上面後方に低電圧コネクタ23が接続されている。図1を使って説明したように、低電圧コネクタ23は、補機バッテリ7の電力を供給する低電圧電力線26をPCU5に繋ぐためのコネクタである。低電圧コネクタ23には、また、PCUワイヤハーネス27が接続されている。図1を使って説明したように、PCUワイヤハーネス27はHVコントローラ6に繋がっており、PCUワイヤハーネス27を介してPCU5とHVコントローラ6は通信する。
また、PCU5の後面に高電圧コネクタ21が接続されている。高電圧コネクタ21は、高電圧バッテリ3の電力を供給する高電圧電力線24をPCU5に繋ぐためのコネクタである。なお、図2では、高電圧コネクタ21はPCU5に隠れて見えず、図3では高電圧コネクタ21の図示を省略した。
PCU5の上面の車両前後方向のほぼ中央をエンジンワイヤハーネス28が通過している。別言すれば、エンジンワイヤハーネス28は、低電圧コネクタ23よりも前方でPCU5の上面を車幅方向に通過している。PCU5の上面では、エンジンワイヤハーネス28は、矩形筒状の樹脂プロテクタ29で覆われている。エンジンワイヤハーネス28は、HVコントローラ6とエンジンコントローラ12との間で様々な信号を通信するための通信ケーブルである。図2−図5では、HVコントローラ6とエンジンコントローラ12は図示を省略してある。
PCU5の斜め前方には補機バッテリ7が位置している。なお、図5では、補機バッテリ7は仮想線で示してある。
図4、図5に示すように、エンジンワイヤハーネス28は、PCU5の車幅方向を向く側面5aに、ブラケット34とボルト35で固定されている。図3では、ブラケット34とボルト35の図示を省略した。エンジンワイヤハーネス28は、PCU5の補機バッテリ7の側の側面5aにてブラケット34とボルト35で固定されている。ボルト35は、PCU5の補機バッテリ7の側の側面5aに設けられた窪み5bの中で固定されている。図4に示すように、ボルト35のヘッドが、窪み5bの周囲の縁を通る平面よりも窪み5bの内側に位置している。図4の破線Lが、窪み5bの周囲の縁を通る平面を示している。別言すれば、ボルト35は、そのヘッドがPCU5の側面5aから突出しないように、窪み5bの内側に固定されている。なお、図4の破線Lは、本来は、PCU5の側面5aを示す実線と一致するが、説明のため、破線で描いてある。
実施例の車載構造2の特徴をまとめると以下の通りである。PCU5は、高電圧バッテリ3の電流を平滑化するコンデンサ16と、コンデンサ16を放電する放電回路17を備えている。コンデンサ16を放電させる放電指令をHVコントローラ6から伝達するPCUワイヤハーネス27のコネクタ(低電圧コネクタ23)が、PCU5の上面後方に接続されている。PCU5は、車両の前部空間(フロントコンパートメント90)にて、モータ8を収容しているハウジング(トランスアクスル30)の上に固定されている。PCU5の斜め前方に補機バッテリ7が配置されている。エンジンワイヤハーネス28が、低電圧コネクタ23よりも前方でPCU5の上面を車幅方向に通過している。そのエンジンワイヤハーネス28を固定するボルト35が、PCU5の車幅方向を向く側面5aに固定されている。別言すれば、ボルト35は、PCU5の補機バッテリ7の側の側面5aに固定されている。ボルト35は、PCU5の側面5aに設けられた窪み5bの中で固定されている。ボルト35のヘッドが、窪み5bの周囲の縁を通る平面(図4の破線L)よりも窪み5bの内側に位置している。
車載構造2には次の利点がある。エンジンワイヤハーネス28が、低電圧コネクタ23よりも前方に位置している。それゆえ、車両が前方衝突(あるいは斜め前方衝突)してPCU5が後退したとき、エンジンワイヤハーネス28が低電圧コネクタ23と干渉することがない。それゆえ、車両衝突時に、低電圧コネクタ23がエンジンワイヤハーネス28との接触から保護される。低電圧コネクタ23が保護されることで、HVコントローラ6からPCU5へ放電指令が確実に伝達され、PCU5はコンデンサ16を放電することができる。
また、エンジンワイヤハーネス28を固定するボルト35のヘッドが、PCU5の側面5aに設けられた窪み5bの周囲の縁を通る平面よりも窪み5bの内側に位置している。車両が正面衝突(あるいは補機バッテリ7の側の斜め前方衝突)して補機バッテリ7がPCU5へ向かって後退したとき、補機バッテリ7は側面5aに接触するもボルト35と接触することはない。補機バッテリ7がボルト35との接触でダメージを受ける可能性を低減できる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例のトランスアクスル30が請求項の「ハウジング」の一例に相当する。実施例の高電圧バッテリ3が請求項の「直流電源」の一例に相当する。実施例の補機バッテリ7が請求項の「バッテリ」の一例に相当する。実施例のHVコントローラ6が、請求項の「他のデバイス」の一例に相当する。実施例のPCUワイヤハーネス27が請求項の「他のデバイスからコンデンサを放電させる放電指令を伝達するワイヤハーネス」の一例に相当する。実施例のエンジンワイヤハーネス28が請求項の「他のワイヤハーネス」の一例に相当する。「他のワイヤハーネス」は、通信線に限らず、電力を伝送するパワーケーブルであってもよい。
補機バッテリ7の位置に別のデバイスが配置されていてもよい。その場合、ボルト35がPCU5の側面5aの窪み5bの中で固定される構造は、衝突時に別のデバイスがPCU5と接触してもボルト35が別のデバイスと接触することを回避することができる。
実施例の車載構造は、エンジンを備えない電気自動車、あるいは、燃料電池を電源として搭載する自動車に適用されてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:車載構造
3:高電圧バッテリ
4:システムメインリレー
5:電力制御ユニット(PCU)
5a:側面
5b:窪み
6:HVコントローラ
7:補機バッテリ
8:走行モータ
9:動力分配機構
10:エンジン
11:車軸
12:エンジンコントローラ
14:補機共通電力線
15:カーナビゲーション装置
16:コンデンサ
17:放電回路
18:エアバックコントローラ
21:高電圧コネクタ
23:低電圧コネクタ
24:高電圧電力線
26:低電圧電力線
27:PCUワイヤハーネス
28:エンジンワイヤハーネス
29:樹脂プロテクタ
30:トランスアクスル
31:フロントブラケット
32:リアブラケット
34:ブラケット
35:ボルト
90:フロントコンパートメント
100:ハイブリッド車

Claims (1)

  1. 直流電源の電力を走行モータ駆動用の交流電力に変換する電力制御ユニットの車載構造であり、
    前記電力制御ユニットは、車両の前部空間にて、前記走行モータを収容しているハウジングの上に固定されており、
    前記電力制御ユニットは、前記直流電源の電流を平滑化するコンデンサと、前記コンデンサを放電する放電回路を備えており、
    他のデバイスから前記コンデンサを放電させる放電指令を伝達するワイヤハーネスのコネクタが前記電力制御ユニットの上面後方に接続されており、
    他のワイヤハーネスが前記コネクタよりも前方で前記電力制御ユニットの上面を車幅方向に通過しているとともに、当該他のワイヤハーネスを固定するボルトが、前記電力制御ユニットの車幅方向を向く側面に設けられた窪み内で固定されており、前記ボルトのヘッドが、前記窪みの周囲の縁を通る平面よりも窪みの内側に位置している、電力制御ユニットの車載構造。
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