JP6638206B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成システムに関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
画像形成装置には、感光体の表面を一様に負極性に帯電させる帯電装置が設けられる。この帯電装置では、帯電極収容部内で発生した放電生成物が感光体表面に付着することがあり、像流れ(像の輪郭がはっきりしない画像)等の画像不良の原因となっている。放電生成物が感光体表面に付着することで生ずる画像不良を防止する方策として、帯電極収容部内で発生した放電生成物を気体によって排出する方法が数多く案出されている。その中でも帯電極収容部の一部分に設けられた吸気手段によって気体を吸気し、別な部分に設けられた排気手段によって放電生成物を機外(画像形成装置の外)へ排出する機構を有する画像形成装置がある。
図1は、その種の画像形成装置の感光体ドラム413と帯電極収容部320を示す図である。同図において、帯電極収容部320は、感光体ドラム413の軸方向に沿って配置される。帯電極収容部320は、帯電極321とグリッド322を収容し、感光体ドラム413側に開口を有する。帯電極収容部320は、一端側に帯電極収容部320内に空気を吸気する吸気ダクト330A及び吸気ファン330Bを有する吸気部330が設けられており、また他端側に帯電極収容部320から機外(画像形成装置外)へ空気を排出する排出ダクト340A及び排気ファン340Bを有する排気部340が設けられている。帯電極収容部320は、吸気部330にて空気を吸気し、排気部340にて放電生成物を排気する。図中の矢印は気流の流れを示しており、吸気部330で吸気された空気は、感光体ドラム413の作像領域413Aに沿って排気部340方向へ流れるとともに、感光体ドラム413の非作像領域413B方向へ流れる。作像領域413Aに沿って排気部340方向へ流れた空気は、感光体ドラム413の非作像領域413Cの周囲の空気とともに排気部340にて排気される。なお、排気部340の排気ファン340Bで捕集された空気は不図示のオゾンフィルターを通して機外へ排出される。
特許文献1に記載された画像形成装置も上記画像形成装置と同様の構成を有する。すなわち、吸気ファンによって帯電極収容部の長手方向に空気を送り込み、送り込まれた空気を排気ファンによって排出する構成を有している。特に、特許文献1に記載された画像形成装置では、吸気風速が排気風速よりも大きくなるように設定している。
なお、ファンによって空気の流れを生じさせるのではなく、気圧の差によって空気の流れを生じさせているものとして、例えば特許文献2に記載された技術がある。すなわち、コロナ放電器のシールド内の気圧Aとコロナ放電の周りに配置されたダクト内空間の気圧Bとダクト外空間の気圧Cの関係が像担持体回転時にA>B>Cとなるように設定する。
特開2008−076777号公報 特開2003−241484号公報
しかしながら、図1に示す画像生成装置においては、帯電極収容部320への吸気風量と帯電極収容部320からの排気風量の比率を吸気風量<排気風量とした場合、帯電極収容部320内にトナーや粉塵などの汚れを吸引してしまい、画像不良が発生してしまう。逆に、特許文献1に記載された画像形成装置と同様に、排気風量<吸気風量とした場合は、トナーや粉塵などの汚れの吸引は防止できるが、排気能力が低くなることから、放電生成物を効率良く排気することができず、帯電収容部320と感光体ドラム413との間の隙間から外に放電生成物が漏れて機内(画像形成装置)のシール部材(不図示)の劣化や臭気などの不具合が生じてしまう。図2に図1のB−B線断面図を示す。同図に示すように、吸気風量が排気風量より大きいと、帯電収容部320と感光体ドラム413との間の隙間GPから排気しきれない放電生成物が帯電収容部320から外に漏れてしまう。
なお、特許文献2に記載の技術では、A>Bの関係から汚れを帯電極収容部内に吸引しないが、B>Cの関係のため、ダクトから放電生成物がダクト外へ漏れてしまう。
本発明は、帯電装置において、放電生成物を帯電極収容部外に漏らすことなく機外へ排出することができる画像形成装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、
帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
を有し、
前記気体入口は、前記感光体の前記軸方向に沿って延在する前記帯電極収容部の長手方向中央部に設けられ、
前記気体出口は、前記帯電極収容部の長手方向両端部に設けられる。
また、本発明に係る画像形成装置は、
帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
を有し、
前記気体出口は、前記感光体の回転方向における前記帯電極収容部の両端部と前記感光体との間の隙間に設けられる。
また、本発明に係る画像形成装置は、
帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
前記感光体の回転方向における前記帯電極収容部の両端部と前記感光体の前記作像領域との間の隙間を塞ぐシール部材と、
を有する。
また、本発明に係る画像形成装置は、
帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
前記帯電極収容部の、前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置であって、前記感光体の端部より外側の領域を含む位置に設けられた予備開口と、
前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
を有し、
前記気体出口と前記予備開口とは、前記感光体の軸に対し直交する方向において互いに対応する位置でありかつ前記感光体の軸に対する直交平面上で互いに異なる位置に設けられる。
本発明に係る画像形成システムは、
画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
を有し、
前記気体入口は、前記感光体の前記軸方向に沿って延在する前記帯電極収容部の長手方向中央部に設けられ、
前記気体出口は、前記帯電極収容部の長手方向両端部に設けられる。
また、本発明に係る画像形成システムは、
画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
前記帯電極収容部の、前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置であって、前記感光体の端部より外側の領域を含む位置に設けられた予備開口と、
前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
を有し、
前記気体出口と前記予備開口とは、前記感光体の軸に対し直交する方向において互いに対応する位置でありかつ前記感光体の軸に対する直交平面上で互いに異なる位置に設けられる。
本発明によれば、帯電装置において、放電生成物を帯電極収容部外に漏らすことなく機外へ排出することができる。
従来の画像形成装置の感光体と帯電極収容部を示す図である。 図1の画像形成装置のB−B線断面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示すブロック図である。 実施の形態における帯電極収容部と感光体ドラムの配置関係を示す図である。 実施の形態における第1領域及び第2領域の位置関係を示す図である。 図5のX−X線断面図である。 図5のY−Y線及びZ−Z線断面図である。 実施の形態における気体の流れを示す図である。 実施の形態における気体の流れを別の角度から見て示す図である。 実施の形態の帯電装置の構成の変形例を示す図である。 本発明の有効性を気体のオゾン濃度の観点で確認する実験の結果を示すグラフである。 本発明の有効性を風速の観点で確認する実験の結果を示すグラフである。 本発明の有効性を画像ムラランクの観点で確認する実験の結果を示すグラフである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図4は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示すブロック図である。図3、4に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト(第1転写部材)421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図4に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、記憶部70、通信部80、吸気部ファン駆動部90、排気部ファン駆動部91及び制御部100を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部70に格納されている各種データが参照される。記憶部70は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部80を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、用紙Sに印字すべき画像のデータ(入力画像データ)を取得し、取得した入力画像データに基づいて用紙Sに画像を形成させる。制御部100は、例えば外部の装置から送信された画像データを受信することで、入力画像データを取得する。
通信部80は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。画像読取部10は、図3に示すように、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された入力画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図3では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100が感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。詳細は後述するが、帯電装置414は、放電生成物を帯電極外に漏らすことなく機外(機外:画像形成装置1外)へ排出できる構造を有する。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、例えば二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナー(ワックスをトナー粒子内に含むオイルレストナー)を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるローラー423B(以下「バックアップローラー423B」と称する)に対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写バイアスを二次転写ローラー424に印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像が用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング部426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、用紙Sのトナー像が形成されている面(定着面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、及び加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。なお、定着部60および制御部100は、定着装置として機能する。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62、上加圧ローラー63及び張架部材64を有する(ベルト加熱方式)。定着ベルト61は、加熱ローラー62と上加圧ローラー63と張架部材64(テンションローラー)とに所定のベルト張力(例えば、400[N])で張架されている。定着ベルト61は、下加圧ローラー65とともに、定着ニップを形成する。
定着ベルト61は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、当該トナー像を用紙Sに定着温度(例えば、160〜200[℃])で加熱定着する。ここで、定着温度とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される用紙Sの紙種等によって異なる。加熱ローラー62は、定着ベルト61を加熱する。加熱ローラー62は、定着ベルト61を加熱する加熱源60C(ハロゲンヒーター)を内蔵している。加熱源60Cの温度は、制御部100によって制御される。加熱源60Cによって加熱ローラー62が加熱され、その結果、定着ベルト61が加熱される。
上加圧ローラー63は、定着部60における主駆動源(図示せず)により駆動回転する下加圧ローラー65に定着ベルト61を介して圧接される。下側定着部60Bは、例えば裏面側支持部材である下加圧ローラー65を有する(ローラー加圧方式)。制御部100は、主駆動源(駆動モーター)を制御して、下加圧ローラー65を反時計回り方向に回転させる。駆動モーターの駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)は、制御部100によって行われる。下加圧ローラー65には、ハロゲンヒーター等の加熱源(図示せず)が内蔵されている。この加熱源が発熱することにより、下加圧ローラー65は加熱される。制御部100は、加熱源に供給する電力を制御し、下加圧ローラー65を所定温度(例えば、80〜120[℃])に制御する。
下加圧ローラー65は、定着ベルト61を介して上加圧ローラー63に所定の定着荷重(例えば、2650[N])で圧接される。このようにして、定着ベルト61と下加圧ローラー65との間には、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。下加圧ローラー65が駆動回転すると、定着ベルト61が時計回り方向に従動回転する。これに伴い、上加圧ローラー63は、時計回り方向に従動回転する。また、張架部材64は、時計回り方向に従動回転する。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
次に、帯電装置414について説明する。図5〜8は、本実施の形態の画像形成装置1に用いられる帯電装置414の構成を説明するための図である。図5は、帯電極収容部350と感光体ドラム413の配置関係を示し、図6は、気体入口が設けられる第1領域と気体出口が設けられる第2領域との位置関係を示し、図7は、図5のX−X線断面図であり、図8は、図5のY−Y線及びZ−Z線断面図である。図5において、帯電装置414の帯電極収容部350は、帯電極355とグリッド356を収容し、感光体ドラム413側に開口を有している。帯電極収容部350は、感光体ドラム413の軸方向に沿って延在配置される。
帯電極収容部350の中央部には、帯電極収容部350内に空気を吸引するための吸気ダクト351A及び吸引ファン351Bを有する吸気部351が設けられている。また、帯電極収容部350の一端部には、帯電極収容部350から機外へ空気を排出するための排気ダクト352A及び排気ファン352Bを有する排気部352が設けられている。また、帯電極収容部350の他端部には、帯電極収容部350から機外へ空気を排出するための排気ダクト353A及び排気ファン353Bを有する排気部353が設けられている。また、排気部352,353には不図示のオゾンフィルターが設けられている。
吸気部351の吸気ファン351Bは吸気部ファン駆動部90(図4参照)にて駆動され、排気部352,353の排気ファン351B,352Bは排気部ファン駆動部91(図4参照)にて駆動される。吸気部351の吸気ファン315Bの回転数、及び排気部352、353の排気ファン352B、353Bの回転数はそれぞれ、制御部100の制御下で吸気部ファン駆動部90及び排気部ファン駆動部91にて、排気風量が吸気風量よりも大きくなるように調整される。
吸気部351は、帯電極収容部350に気体を導入するための気体入口350Aが、所定の第1領域360に気体を導入するように、配置されている。排気部352は、排気部352、353により帯電極収容部350から取り出される気体の出口である気体出口350B1、350B2の位置が所定の第2領域361となるように、配置されている。
図6は、気体入口350Aが配置される第1領域360と気体出口350B1、350B2が配置される第2領域361との位置関係を示す。この図は、帯電極収容部350を手前に位置させて帯電極収容部350と感光体ドラム413とを重ねて見た図であるが、説明簡略化のためここでは吸気部351及び排気部352,353の図示を省略している。第1領域360は、帯電極収容部350の開口と感光体ドラム413の作像領域413Aとが対向する領域である。図6の記載より、この定義は、帯電極収容部350に対応する領域のうち感光体ドラム413の作像領域413Aと重複する領域、と言い換えることができる。気体入口350Aは、このような第1領域360の一部分に配置される。これに対し、第2領域361は、第1領域360に隣接する領域であり、例えば図6に示すように、第1領域360を包囲する領域である。本実施の形態では、気体出口350B1、350B2は、感光体ドラム413の軸方向において作像領域413Aから外れた位置にある、第2領域361の一部分に配置される。
帯電極収容部350において、気体出口350B1、350B2とは異なる位置で、かつ感光体ドラム413の軸方向において第1領域360から外れた位置には、予備開口部350C、350Dが配置されている。より具体的には、作像領域413Aに対応する領域では、感光体ドラム413の回転方向Hにおける帯電極収容部350の両端部と感光体ドラム413との間に形成される隙間が、帯電極収容部350に固定されたシール部材357で塞がれるが(図5、7参照)、その一方で、非作像領域413B、413Cに対応する領域では、シール部材が設けられず、帯電極収容部350と感光体ドラム413との間に形成される隙間GPが開放されたまま残される。このようにして予備開口部350C、350Dが形成される(図5、8参照)。シール部材357で作像領域413Aの隙間を塞ぐことにより、作像領域413Aでの不要な気体流出入を防止することができる。なお、シール部材357は、無視できる程度の微小な隙間が残るようにその先端を感光体ドラム413に近接させて配置されることが望ましいが、隙間が完全に塞がれるようにその先端を感光体ドラム413に接触させて配置されても良い。よって、後者の場合に備えてシール部材357は、感光体ドラム413を損傷しない柔軟性あるいは可撓性を有する材料(例えばポリエチレンテフタレートやウレタン等)から形成されることが好ましい。
次いで、帯電装置414における気体の流れについて図9、10を用いて説明する。吸気部351にて生じた気流W1によって気体が気体入口350Aを介して帯電極収容部350に導入されると、気体は作像領域413Aに対応する領域において帯電極収容部350から漏れ出すことなく軸方向中央部から軸方向両端側に向かって移動し(気流W2、W3)、非作像領域413Bに対応する領域に到達する。ここからこの気体は気体出口350B1、350B2を通って排気部352、353にて機外に排出されることとなるが、ここで、排気部352、352の排気風量の合計は、吸気部351の吸気風量よりも大きいので、非作像領域413Bに対応する領域には、気流W2、W3によって気体が流入するだけでなく予備開口部350C、350Dからも外部の気体が流入し(気流W4(気流W4a、W4b、W4c)及び気流W5(気流W5a、W5b、W5c))、これらの気体がまとまり、気流W6、W7となって気体出口350B2、350B3から機外に流出する。すなわち、吸気部351で取り込まれる気体は、作像領域413Aに対応する領域全域に満遍なく行き渡り、かつ途中で漏出することなく、確実に排気部352、353から排出され、予備開口部350C、350Dから取り込まれる気体は、作像領域413Aに対応する領域を通ることなく確実に排気部352、353から排出される。
このように、本実施の形態によれば、吸気ダクト351Aから帯電極収容部350の開口と感光体ドラム413の作像領域413Aとが対向する第1領域360に気体を導入する気体入口と、排気ダクト352A、353Aから排出する気体を第1領域360に隣接する第2領域361から取り出す気体出口350B1、350B2とを、帯電極収容部350に設け、さらに、予備開口350C、350Dを、帯電極収容部350の、気体出口350B1、350B2とは異なる位置でありかつ感光体ドラム413の軸方向において第1領域360から外れた位置に設け、そのうえで、排気部352、353の風量合計が吸気部351の風量よりも大きくなるよう制御される。この構成により、前述したような気流が帯電極収容部350において形成されるため、画像形成装置1内のトナーや粉塵などの汚れが帯電装置414内、具体的には帯電極収容部350内に取り込まれることがないことは勿論のこと、帯電極収容部350内の放電生成物をここから漏出させることなく、確実に機外に排出することができる。
上記実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明の範囲は上記説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。本発明は、画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムに適用できる。複数のユニットには、例えば後処理装置、ネットワーク接続された制御装置等の外部装置が含まれる。
例えば、排気ダクト502A、503Aを通じて気体を機外に排出できる気体出口550B1,550B2を上記実施の形態においてシール部材357を設けた位置に設けることで、シール部材357を省略することができる(図11参照)。
最後に、上記実施の形態の有効性を確認する実験の結果について図12〜14を用いて説明する。
図1に示す従来構成と本実施の形態の構成に対して、帯電極収容部320,350の長手方向における帯電極321,355周辺のオゾン濃度及び風速を測定した。図12は、帯電極周辺のオゾン濃度を示すグラフである。また、図13は、帯電極周辺の風速を示すグラフである。図12及び図13において、実線で示すグラフは本実施の形態の構成による測定結果であり、2点鎖線で示すグラフは従来構成による測定結果である。なお、図中、長手方向位置「0」は、中央部であり、長手方向位置が正の値となっている範囲は従来構成において吸気ダクト側であり、長手方向位置が負の値となっている範囲は従来構成において排気ダクト側である。
風速の測定結果は帯電極収容部320,350から出る気流を正の値で、帯電極収容部320,350に入る気流を負の値で示す。従来構成では、吸気側の端部のオゾン濃度と風速が高く、帯電極収容部320内からオゾンが漏れ出している。また、従来構成では、排気側では風速が作像領域内まで負の値を示しており、帯電極収容部320内に気体を吸引していることが分かる。これに対して、本実施の形態の構成では、オゾン濃度は全体的に低く、風速の測定結果から非作像領域のみ引き込む気流が発生していることが分かる。
次に、従来構成と本実施の形態の構成に対して、実写耐久試験を行い、1000kp耐久後のハーフトーン画像を比較した。図14は、ハーフトーン画像スジムラランクを示すグラフである。図14において、実線で示すグラフは本実施の形態の構成による測定結果であり、2点鎖線で示すグラフは従来構成による測定結果である。従来構成では、排気側の端部に帯電極収容部320の汚れに起因するスジムラが発生した(画像ムラランク3以下の箇所あり)。これに対して、本実施の形態の構成では、ハーフトーン画像にスジムラは発生しなかった(画像ムラランク3以下の箇所なし)。
実験の結果から、従来構成では帯電極収容部320内の吸気ダクト340A近傍で一部の空気が排気ダクト340A方向へ流れず帯電極収容部320外へ漏れ出し、排気ダクト340A近傍では帯電極収容部320枠内の作像領域内で気体と共にトナーや粉塵も吸い込んでしまい、帯電極321とグリッド322を汚染してスジムラが発生したと考えられる。一方、本実施の形態の構成では不具合はなく、良好な結果が得られた。
1 画像形成装置
40 画像形成部
41 画像形成ユニット
90 吸気部ファン駆動部
91 排気部ファン駆動部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
350 帯電極収容部
350A 気体入口
350B1,350B2,550B1,550B2 気体出口
350C,350D 予備開口部
351 吸気部
351A 吸気ダクト
351B 吸引ファン
352,353 排気部
352A,353A,502A,503A 排気ダクト
352B,353B 排気ファン
355 帯電極
356 グリッド
357 シール部材
360 第1領域
361 第2領域
411 露光装置
412 現像装置
413 感光体ドラム
413A 作像領域
413B,413C 非作像領域
414 帯電装置
GP 隙間

Claims (9)

  1. 帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
    前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
    前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
    前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
    前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記気体入口は、前記感光体の前記軸方向に沿って延在する前記帯電極収容部の長手方向中央部に設けられ、
    前記気体出口は、前記帯電極収容部の長手方向両端部に設けられる画像形成装置。
  2. 帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
    前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
    前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
    前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
    前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記気体出口は、前記感光体の回転方向における前記帯電極収容部の両端部と前記感光体との間の隙間に設けられる画像形成装置。
  3. 帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
    前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
    前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
    前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
    前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
    前記感光体の回転方向における前記帯電極収容部の両端部と前記感光体の前記作像領域との間の隙間を塞ぐシール部材と、
    を有する画像形成装置。
  4. 帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
    前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
    前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
    前記帯電極収容部の、前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置であって、前記感光体の端部より外側の領域を含む位置に設けられた予備開口と、
    前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記気体出口と前記予備開口とは、前記感光体の軸に対し直交する方向において互いに対応する位置でありかつ前記感光体の軸に対する直交平面上で互いに異なる位置に設けられる画像形成装置。
  5. 前記気体入口は、前記感光体の前記軸方向に沿って延在する前記帯電極収容部の長手方向中央部に設けられ、
    前記気体出口は、前記帯電極収容部の長手方向両端部に設けられる、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体の回転方向における前記帯電極収容部の両端部と前記感光体との間の隙間に設けた他の気体出口を有する、
    請求項1、4、5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記感光体の回転方向における前記帯電極収容部の両端部と前記感光体の前記作像領域との間の隙間を塞ぐシール部材を有する、
    請求項1、4、5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
    帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
    前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
    前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
    前記帯電極収容部の、前記気体出口とは異なる位置でありかつ前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置に設けられた予備開口と、
    前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記気体入口は、前記感光体の前記軸方向に沿って延在する前記帯電極収容部の長手方向中央部に設けられ、
    前記気体出口は、前記帯電極収容部の長手方向両端部に設けられる画像形成システム。
  9. 画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
    帯電極を収容し、感光体側に開口を有する帯電極収容部と、
    前記帯電極収容部内に気体を吸引する吸気ダクトを有する吸気部と、
    前記帯電極収容部から機外へ気体を排出する排気ダクトを有する排気部と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記吸気ダクトから前記帯電極収容部の前記開口と前記感光体の作像領域とが対向する第1領域に気体を導入する気体入口と、
    前記帯電極収容部に設けられ、前記排気ダクトから排出する気体を前記第1領域に隣接する第2領域から取り出す気体出口と、
    前記帯電極収容部の、前記感光体の軸方向において前記第1領域から外れた位置であって、前記感光体の端部より外側の領域を含む位置に設けられた予備開口と、
    前記排気部の風量が前記吸気部の風量よりも大きくなるよう前記吸気部及び前記排気部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記気体出口と前記予備開口とは、前記感光体の軸に対し直交する方向において互いに対応する位置でありかつ前記感光体の軸に対する直交平面上で互いに異なる位置に設けられる画像形成システム。
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