JP6624712B2 - マーキング機能付き工具 - Google Patents
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Description
また、実際にインパクトレンチを使用していると、使用終了後に使用者が蓋の装着を忘れてしまい、マーク芯が乾燥して使用できなくなる場合がある。すなわち、上記したインパクトレンチでは、マーク芯の乾燥を防ぐために蓋の装着が必要であり、使用者は、使用後の蓋の装着を意識する必要がある。このことは、使用者にとって負担であり、改善の余地があった。
本発明のマーキング機能付き工具は、塗布体部にボールペンチップの構造を採用しており、不使用時には、塗布体であるボールに対して塗布液を供給するための開口部分が、ボール自身によって閉塞されることとなる。すなわち、ボールペンチップのボールが、塗布液収容部を自動で密閉する蓋のように作用する。このことにより、不使用時に塗布体に塗布液が供給され続け、塗布体の部分で塗布液が乾燥蒸発し続けるといったことがなく、塗布体での塗布液の乾燥を抑制することができる。すなわち、塗布液の乾燥に起因する機能劣化を大きく抑制することができる。
加えて、塗布体にボールペンチップの構造を採用すると、塗布体に塗布液を含浸させずに塗布対象物に塗布液を塗布可能となる。このことからも、従来のフェルト、合成繊維、合成樹脂等により形成された塗布体に比べ、塗布体を乾き難くすることができる。
つまり、本発明のマーキング機能付き工具は、塗布体に塗布液を含浸させずに塗布液を塗布可能であり、不使用時に塗布液収容部が自動で密閉される構造とすることにより、不使用時に蓋を装着することなく塗布体での塗布液の乾燥を抑制可能としている。このため、使用者は、蓋の装着を意識する必要がなく、手軽に使うことができる。
つまり、本発明のマーキング機能付き工具は、塗布体と塗布液収容部を一体に形成し、塗布液の充填時に塗布体ごと交換可能となっている。このことから、塗布液の充填作業において、塗布体と塗布液収容部とを分離したりする必要がなく、塗布液の充填作業が容易に行うことができる。言い換えると、使用者の塗布液の交換作業における負担を軽減することができる。
さらに、塗布液を充填するたびに新たな塗布体を使用することとなるので、仮に塗布体が少々劣化していたとしても、塗布体が完全に使用できなくなるまで劣化する前に交換が行われることとなる。このため、塗布体が完全に劣化してマーキング機能付き工具が使用できなくなるという問題の発生を防止することもできる。
本発明では、前記塗布液は、チキソトロピー性が小さい又は無いものである。
詳細に説明すると、例えば、上側に位置する締付対象物を締め付ける場合、下側に位置する締付対象物を締め付ける場合と比べて、マーキング機能付き工具の姿勢を上下逆の姿勢とすることがある。この場合、下側に位置する締付対象物を締め付ける際に下方に向かって開口していた塗布液の吐出口となる部分は、上方に向かって開口した状態となる。ここで、塗布液の吐出口となる部分が上方に向かって開口している場合、重力に逆らう方向に塗布液を流す必要があり、塗布液が流れ難くなってしまう。
そこで、本発明のマーキング機能付き工具では、加圧機構を備える構成とし、塗布液を吐出口となる部分に向かって強制的に流すことを可能としている。このことにより、例え塗布液を重力に逆らう方向に流す場合であっても、塗布液を円滑に流すことが可能となる。このことにより、マーキング機能付き工具がどのような姿勢であっても、塗布液を塗布体に安定して供給可能であり、確実にマーキングを行うことが可能となる。
また、本発明によると、マーキング機能付き工具を安価に提供することができる。
そして、締付作業が開始され、所定のトルクで締め付けが行われると、マーキング部5の芯体7(塗布部)が先端側(図1における下方側)に移動する。このことにより、芯体7の先端部が締付対象物又はその近傍の部分に接触し、マーキングが行われることとなる。
トルク調整機構は、グリップ部2の内部に一体に固定される主軸部と、主軸部及びビット取付部4と連結する連結部と、メモリ部8で設定したトルクで締め付けられたとき、主軸部に対して連結部を空転させるためのトルクリミッタとを備えた構成となっている。
より詳細には、メモリ部8で設定したトルクで締め付けられたとき、芯体保持部が前側へと移動し、芯体7の先端部分が前側へと移動する構造となっている。
側壁面32は、先端屈曲部25の内周壁を形成する面であり、接続面33と略垂直に交わっている。また、接続面33は、側壁面32と座面34の間に位置しており、径方向における一端側が側壁面32と連続し、他端側が座面34と連続した状態となっている。そして、座面34は、インクを塗布するときにボール16が接触する面であり、ボール16を座打ちすることで形成されている。
この矢溝36は、ボールハウス27と、後方に位置する空間(図3等参照)との間に設けられ、軸方向に沿って延びている。つまり、ボールハウス27と後方に位置する空間とを連通する溝となっている。本実施形態では、3つの矢溝36が形成されており、この3つの矢溝36がそれぞれ周方向で離れた状態となっている。
ここで、上記したように、ボールハウス27は、中心孔28等を介して後方に位置する空間、すなわち、インク貯留管10の内部空間と連続する空間となっている。このため、ボール16と先端屈曲部25の先端側の部分との間に隙間が形成されると、ボールハウス27とインク貯留管10の内部空間とが連続して形成される空間が、外部と連続した状態となる。言い換えると、芯体7の内部空間が外部と連続した状態となる。このことにより、インク貯留管10の内部に貯留されたインクがボールハウス27側に流れ、ボール16にインクが供給されることとなる。この状態において、ボール16が塗布対象物となるネジの頭部に接触し、インクが塗布対象物に塗布されることとなる。つまり、ボール16と先端屈曲部25の先端側の部分との間に形成された隙間から、インクが外部に垂れ流れ、ネジの頭部に付着することとなる。
すなわち、芯体7を芯体突出孔38から引き抜いて分離し、新たな芯体7を芯体突出孔38に押し入れて芯体保持部に固定するだけで、芯体7の交換が可能となっている。このことから、芯体7の交換作業時に芯体7を固定している部分を分解したりする必要がなく、交換作業を簡易化できる。
例えば、図7で示されるように、塗布対象物に接触する部分よりも後端側に弁として機能する部分(弁機構)を設けた塗布具用チップ109(塗布体部)を採用してもよい。この塗布具用チップ109の構造につき、以下で詳細に説明する。
このため、リング部材132を環状凹部137に装着すると、リング部材132の表面と環状凹部137とが面接触し、密着した状態となる(図7参照)。
なお、本体部130は、樹脂又は金属材料によって形成された硬質の部材となっており、先端突起部135にインクを含浸することなく、インクの塗布が可能となっている。
例えば、図10(a)で示されるように、円錐状部136に替わって角錐状部146を設けた塗布体形成部147であってもよい。また、図10(b)で示されるように、断面形状が略三角形状で厚さ方向(長さ方向に直交する方向)に延びる塗布体形成部148であってもよい。すなわち、平面状の傾斜面149を互いに対向する位置に設けてもよい。
また、上記したボールペンチップ9のように、密閉する部分を1箇所としてもよく、塗布具用チップ109のように、密閉する部分を2箇所としてもよい。すなわち、1箇所で密閉する構造でもよく、複数個所で密閉する構造であってもよい。しかしながら、複数個所で密閉する構造によると、気密性の向上を図ることができるので、好ましい。
すなわち、図14で示されるようなトルクドライバー185(マーキング機能付き工具)であってもよい。
そして、芯体188の先端部分がネジを締め付けた壁の表面(塗布対象物)に接触し、マーキングが施されることとなる。
例えば、複数の芯体を設け、それぞれ異なる位置から突出させる構成としてもよい。すなわち、マーキング動作を実施する芯体を切替可能とし、マーキング位置を可変可能な構造としてもよい。
また、芯体7の先端を上側に向けた場合、芯体7の先端側からインク貯留管10に空気が流入してしまい、インクが逆流してしまう可能性がある。
そして、潤滑剤等195のさらに後端側から押圧片196、バネ197を入れ込み、インク貯留管193の後端部分に尾栓198を取り付けた状態とする。
すなわち、尾栓198の挿入長さを長くすると、バネ197はより縮んだ状態で配されることとなる。対して、尾栓198の挿入長さを短くすると、バネ197はより長く伸びた状態で配されることとなる。つまり、上記した構成とすることにより、バネ197の縮み量及び配置位置の設定が容易となる。
7,167,177,188,190 芯体(塗布部)
6 ビット(軸体部)
9 ボールペンチップ(塗布体部)
10,193 インク貯留管(塗布液収容部)
16 ボール(塗布体)
109 塗布具用チップ(塗布体部)
116 塗布体形成部(塗布体)
117 付勢部材(押圧部材)
Claims (2)
- 締付対象物を所定のトルクで締め付けたとき、塗布体が塗布対象物に接触して塗布液を塗布するマーキング機能付き工具において、
前記塗布体を含む塗布体部と、前記塗布液を貯留するための塗布液収容部とが一体に形成された塗布部を有しており、当該塗布部の全体を前記塗布対象物に向かって移動させる塗布部駆動機構を備え、
前記塗布部は、ボールペンレフィルであり、
前記塗布体部は、ボールと、ボールを保持したチップ本体を有するボールペンチップによって形成され、
前記塗布部が外部からの引き抜きにより分離可能であり、外部からの押し入れにより固定可能であり、
ボールが押圧されると、ボールとチップ本体との間に形成された隙間から、インクが外部に垂れ流れるものであり、前記塗布液は、チキソトロピー性が小さい又は無いものであることを特徴とするマーキング機能付き工具。 - 先端部分がネジと係合可能な軸体部を有しており、
前記塗布体は、前記軸体部の側方に位置し、前記軸体部の軸方向に沿って移動することを特徴とする請求項1に記載のマーキング機能付き工具。
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