JP6619278B2 - 絞りプレス成形金型解析モデル生成システム及びプログラム、並びに、絞りプレス成形解析システム - Google Patents
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Description
ダイと、パンチと、複数のクッションピンによって支持されたブランクホルダと、を備えるプレス成形金型を用いた絞りプレス成形を有限要素法によって解析するための前記金型の解析モデルを生成する絞りプレス成形金型解析モデル生成システムであって、
前記ブランクホルダを変形可能なシェル要素によってモデル化したシェルモデルのシェル要素データを取得するホルダシェル要素データ取得部と、
前記ブランクホルダの材料特性に関するホルダ情報を取得するホルダ情報取得部と、
前記クッションピンの位置、形状及び材料特性に関するピン情報を取得するピン情報取得部と、
取得された前記ホルダシェル要素データ、前記ホルダ情報及び前記ピン情報に基づいて、各クッションピンが曲げ変形せず、その基端部が仮想ジョイントを介して支持され、各クッションピンが鉛直方向に対して所定の曲げ剛性を持って傾動可能であり、かつ、その軸心周りを所定のねじり剛性を持って回動可能であるものとして扱われる前記仮想ジョイントを設定して前記ブランクホルダの解析モデルを生成するホルダ解析モデル生成部と、を有する
ことを特徴とする。
前記ホルダ解析モデル生成部は、
取得された前記ホルダ情報及び前記ピン情報に基づいて、各クッションピンの前記曲げ剛性及び前記ねじり剛性を算出するジョイント剛性算出部と、
各クッションピンの基端位置を、該クッションピンの傾動中心となる前記仮想ジョイントの中心節点として設定するジョイント中心節点設定部と、
該ジョイント中心節点設定部によって設定された各中心節点に、前記ジョイント剛性算出部によって算出された前記曲げ剛性及び前記ねじり剛性を定義するジョイント剛性定義部と、
前記ブランクホルダの前記シェルモデルに対して各クッションピンを鉛直方向に投影した位置にある複数のシェル要素の頂点となる節点群を、各クッションピンによって支持された前記ブランクホルダの節点群として設定するピン支持節点群設定部と、
前記ジョイント中心節点設定部によって設定された前記仮想ジョイントの中心節点と、該中心節点を傾動中心とする前記クッションピンを鉛直方向に投影した位置にある、前記ピン支持節点群設定部によって設定された各節点群と、を互いに対応付ける中心節点節点群間対応付け部と、
前記ブランクホルダのクッション力を各仮想ジョイントに分配してその中心節点に割り当てるクッション力割当部と、を有する
ことを特徴とする。
前記ブランクホルダは、上面層が補強リブを介して下面層に支持された構造を有し、該下面層が複数の前記クッションピンによって支持されており、
前記補強リブの材料特性を取得するリブ情報取得部を有しており、
前記ホルダシェル要素データ取得部は、前記ブランクホルダの前記上面層を変形可能なシェル要素によってモデル化した上面層シェル要素を取得し、
前記ホルダ解析モデル生成部は、
前記補強リブの配置線情報を前記上面層及び前記下面層の位置に投影するリブ配置線情報投影部と、
前記補強リブを変形可能なシェル要素によってモデル化したリブシェルモデルを生成するリブシェル要素生成部と、
前記下面層のシェル要素を生成する下面層シェル要素生成部と、
前記上面層及び前記下面層の各シェル要素に断面特性を定義する上下面層シェル要素断面特性定義部と、
前記補強リブの各シェル要素に断面特性を定義するリブシェル要素断面特性定義部と、
前記補強リブのシェル要素上下端と前記上面層及び前記下面層とをそれぞれ接合する前記リブ上下面層接合部と、を有する
ことを特徴とする。
前記ホルダ解析モデル生成部は、前記クッションピンをその軸心方向に所定のばね剛性を持って伸縮可能であるものとして扱われるように設定する
ことを特徴とする。
前記ブランクホルダは、そのしわ押さえ面に絞りビードが形成されており、
前記金型解析モデル生成部は、前記絞りビードによる抵抗力を数値モデル化した等価ビードを用いる
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
ダイと、パンチと、複数のクッションピンによって支持されたブランクホルダと、を備えるプレス成形金型を用いた絞りプレス成形を有限要素法によって解析するための前記金型の解析モデルを生成する絞りプレス成形金型解析モデル生成プログラムであって、
コンピュータを
前記ブランクホルダを変形可能なシェル要素によってモデル化したシェルモデルを取得するホルダシェル要素データ取得部と、
前記ブランクホルダの材料特性に関するホルダ情報を取得するホルダ情報取得部と、
前記クッションピンの位置、形状及び材料特性に関するピン情報を取得するピン情報取得部と、
取得された前記ホルダシェル要素データ、前記ホルダ情報及び前記ピン情報に基づいて、各クッションピンが曲げ変形せず、その基端部が仮想ジョイントを介して支持され、各クッションピンが鉛直方向に対して所定の曲げ剛性を持って傾動可能であり、かつ、その軸心周りを所定のねじり剛性を持って回動可能であるものとして扱われる前記仮想ジョイントを設定して前記ブランクホルダの解析モデルを生成するホルダ解析モデル生成部と、として機能させる
ことを特徴とする。
まず、本発明の第1実施形態に係る絞りプレス成形解析システム及びプログラムについて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る絞りプレス成形解析システム1の中心となるコンピュータ10の構成を示す図である。図1に示すように、このコンピュータ10は、CPU等の処理装置11と、メモリ又はハードディスク等の記憶装置12と、キーボード、マウス又はCD−ROMドライブ等の入力装置13と、液晶ディスプレイ又はプリンタ等の出力装置14と、を有する。
図2は、図1の処理装置11の構成を示すブロック図であり、図3は、図2のホルダ解析モデル生成部200の構成を示すブロック図である。
図4は、図1の記憶装置12の構成を概略的に示すブロック図である。図4に示すように、記憶装置12は、プログラム記憶部12Aとデータ記憶部12Bから主に構成されている。
金型形状データDT1は、例えば、既存のCADシステムで設計されたCADデータ、現物の金型について三次元計測システムで計測して得られたSTL(Standard Triangulated Language)データなど、各種手法で得られた既存の金型形状データから構成されている。
ブランク材情報データDT2は、プレス成形される素材となるブランク材に関する各種データである。具体的には、図7(a)から図7(d)に示すように、ブランク材の外形線を構成する複数の節点のXY座標に関する外形線データテーブル、応力ひずみ特性データテーブル、曲げ剛性データ及び板厚データ等の属性から構成されている。このブランク材情報データDT2は、液晶ディスプレイやキーボード等の入力装置13を介して処理装置11に入力される。
金型シェル要素データDT3は、具体的には、絞りビードを除いたブランクホルダのしわ押さえ面及びダイフェース面に関するホルダシェル要素データ及びダイシェル要素データ、パンチに関するパンチシェル要素データが含まれる。
ビード情報データDT4は、しわ押さえ面及びダイフェース面に設けられた絞りビードに関するデータである。具体的には、ビード形状を示す絞りビード形状データ、ラインビード位置を示すラインビードデータテーブルを有している。図8に示すように、絞りビード形状データは、ビード番号、ビードタイプ、断面エッジ半径、断面中心半径、深さ、始点終点のXY座標及び長さ等のデータから構成されている。図9に示すように、ラインビードデータテーブルは、各ラインビードを構成する各節点の節点番号及びそのXY座標等のデータから構成されている。
ホルダ情報データDT5は、ブランクホルダの形状及び材料特性に関するデータである。本実施形態では、具体的には、図10に示すように、ブランクホルダを構成する上下面層に関する上下面層情報データ、上下面層と該上下面層に介在する補強リブと下面層を支持するクッションピンとに関する物性データを有し、上下面層情報データは、上面層の厚さ、下面層の厚さとZ座標等のデータから構成されており、物性データは、上面層、下面層、ホルダリブ及びクッションピンの物性(例えば、ヤング率(縦弾性係数)、ポアソン比)等のデータから構成されている。
ピン情報データDT6は、ブランクホルダを支持するクッションピンに関するデータである。具体的には、図11に示すように、各クッションピンのピン番号、基端部の位置に関する基端位置座標、直径等のデータから構成されている。
リブ情報データDT7は、ブランクホルダの補強リブに関するデータである。具体的には、リブ配置線情報データテーブル、リブ断面寸法データを有している。図12(a)に示すように、リブ配置線情報データテーブルは、各リブの板厚中心を通る配置線を構成する複数の節点の節点番号とそのXY座標等から構成されている。図12(b)に示すように、リブ断面寸法データは、リブ番号と各リブの高さと幅等のデータから構成されている。
ジョイント情報データDT8は、各クッションピンを傾動及び回動可能に支持するものと想定される仮想ジョイントに関するデータである。具体的には、図13に示すように、各仮想ジョイントのジョイント番号、中心節点座標、曲げ剛性、ねじり剛性、クッション力等のデータから構成されている。
ピン支持節点群データDT9は、各クッションピンの先端が支持する支持節点群に関するデータである。具体的には、図14に示すように、各クッションピンの支持節点群を構成する複数の節点の節点番号、節点座標、ピン番号、ジョイント番号等のデータから構成されている。
金型解析モデルデータDT10は、絞りビードを除いたダイフェース面のシェル要素データと、パンチのシェル要素データと、ブランクホルダの解析モデルであるホルダ解析モデルデータと、から構成されている。
成形条件データDT11は、絞りプレス成形時の成形条件であるブランクホルダのクッション力(しわ押さえ力)、パッド荷重等のパラメータから構成されている。
最後に、成形解析部400において有限要素法によって数値解析されるFEM解析データについて説明する。FEM解析データには、積分点データテーブル、要素構成テーブル、材料属性データテーブル、節点座標テーブルが含まれている。以下、図15、図16を参照しながら各テーブルについて説明する。
入力装置13は、上述の各種データの入力、クッション力の設定値等の各種解析条件の設定または当該システムの制御等に用いられる。
出力装置14には、入力設定画面、板厚分布やひずみ分布等の解析結果等が表示される。例えば、出力装置14には、図17に示すように、成形解析の結果を示す絞りプレス成形品が三次元でグラフィック表示される。
上述の絞りプレス成形解析システム1によって解析を行う絞りプレス成形のための絞りプレス成形装置について、図18〜図21を参照しながら説明する。
絞りプレス成形解析システムによる絞りプレス成形解析方法について以下に説明する。
図22のフローチャートに示されたメインルーチンの処理手順に従って、絞りプレス成形解析方法の全体的な流れについて説明する。
次に、上述のフローチャートのサブルーチンであるホルダ解析モデル生成(ステップS6)について、図25から図27を参照しながら、図23のフローチャートに従って説明する。なお、図23は、図22のホルダ解析モデル生成のサブルーチンのフローチャートである。また、図25は、第1実施形態の金型解析モデルを示す斜視図であり、図26は、図25のホルダ解析モデルの内部構造を示す断面斜視図であり、図27は、図25のピンの先端部及び基端部のモデル構造をそれぞれ示す拡大斜視図である。
更に、図24のフローチャートに従って、ジョイント剛性算出部270によるジョイント剛性算出方法(ステップS14)について、図25を適宜参照しながら説明する。なお、図24は、図23のジョイント剛性算出のサブルーチンのフローチャートである。
本発明者は、本実施形態の絞りプレス成形解析システムによる解析結果に関して、流入量、たわみ量及び解析時間の観点で効果測定を行った。以下で、図28から図32を参照しながら、この効果測定について説明する。
図28(a)は、プレス成形前のブランク材Bの解析モデルであり、図28(b)は、ブランク材Bを所定のしわ押さえ力でプレス成形した後の解析モデルを示している。なお、ブランク材Bの周縁部にあるP1からP8は、十分なサンプル数が得られる個数の略等間隔に配置された流入量の測定点を示している。
本発明の解析モデルとソリッドモデルとでそれぞれ成形解析した際のブランクホルダのたわみ量の比較を行った。図31(a)と図31(b)は、本発明の解析モデルとソリッドモデルによるブランクホルダのたわみ量の等高線をそれぞれ示すブランクホルダの平面図である。なお、中央付近の8個の○は、ピンによる支持位置を示している。ブランクホルダのたわみ量の等高線は、各図の中央から外側に向かってたわみ量が小さくなるように分布している。
図32は、各解析モデルでの解析時間を比較したグラフである。図32に示すように、各解析時間は、本発明が16.8分、ソリッドモデルが21.9分、剛体シェルモデルが11.4分であった。すなわち、ソリッドモデルの解析時間は、剛体シェルモデルの解析時間の約2倍の長さであり、本発明の解析モデルは、これらソリッドモデルと剛体シェルモデルのおおよそ中間の長さであった。
次に、本発明の第2実施形態に係る絞りプレス成形解析システムについて、図33、図34を参照しながら説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の構成要素については、その説明を省略する。図33は、第2実施形態の金型解析モデルを示す斜視図であり、図34は、第2実施形態のホルダ解析モデルの生成方法を示すフローチャートである。
第1及び第2実施形態の絞りプレス成形解析システム10によれば、ブランクホルダを変形可能なシェル要素によってモデル化したシェルモデルと、ブランクホルダの材料特性に関するホルダ情報が取得されると共に、ピンの位置、形状及び材料特性に関するピン情報が取得され、更に、各ピンが曲げ変形せず、その基端部が仮想ジョイントを介して支持され、各ピンが鉛直方向に対して所定の曲げ剛性を持って傾動可能であり、かつ、その軸心周りを所定のねじり剛性を持って回動可能であるものとして扱われる仮想ジョイントを設定してホルダ解析モデルが生成される。そのため、ダイフェース設計時点で設計されるダイフェース面の形状と、ブランクホルダの構造の大まかな情報(厚さ、材質、クッションピンの配置、リブ)からホルダ解析モデルを生成して、このホルダ解析モデルを用いて成形途中のブランクホルダのたわみ量の変化をシミュレーションによって再現することができる。また、ホルダ解析モデルは変形可能なシェルモデルから生成されているので、剛体シェルモデルを用いる従来の解析と同等の比較的短い解析時間で、ソリッド要素を用いる従来の解析と同等の比較的高い解析精度を実現することができる。したがって、本発明によれば、通常の設計ルーチンの中で、工数の増加を抑制しながら、精度の高い解析を行うことができる。
図35は、変形例の金型解析モデルのうちのピン以下の構成を示す斜視図であり、図36は、変形例のホルダ解析モデルの生成方法を示すフローチャートである。
100: 金型解析モデル生成部
120: 金型基本モデルデータ取得部(ホルダシェル要素データ取得部)
130: ホルダ情報取得部
140: リブ情報取得部
150: ピン情報取得部
200: ホルダ解析モデル生成部
210: リブ配置線情報投影部
220: リブシェル要素生成部
230: 下面層シェル要素生成部
240: 上下面層シェル要素断面特性定義部
250: リブシェル要素断面特性定義部
260: リブ上下面層接合部
270: ジョイント剛性算出部
280: ジョイント中心節点設定部
290: ジョイント剛性定義部
300: ピン支持節点群設定部
310: 中心節点節点群間対応付け部
320: クッション力割当部
400: 成形解析部
Claims (7)
- ダイと、パンチと、複数のクッションピンによって支持されたブランクホルダと、を備えるプレス成形金型を用いた絞りプレス成形を有限要素法によって解析するための前記金型の解析モデルを生成する絞りプレス成形金型解析モデル生成システムであって、
前記ブランクホルダを変形可能なシェル要素によってモデル化したシェルモデルのシェル要素データを取得するホルダシェル要素データ取得部と、
前記ブランクホルダの材料特性に関するホルダ情報を取得するホルダ情報取得部と、
前記クッションピンの位置、形状及び材料特性に関するピン情報を取得するピン情報取得部と、
取得された前記ホルダシェル要素データ、前記ホルダ情報及び前記ピン情報に基づいて、各クッションピンが曲げ変形せず、その基端部が仮想ジョイントを介して支持され、各クッションピンが鉛直方向に対して所定の曲げ剛性を持って傾動可能であり、かつ、その軸心周りを所定のねじり剛性を持って回動可能であるものとして扱われる前記仮想ジョイントを設定して前記ブランクホルダの解析モデルを生成するホルダ解析モデル生成部と、を有する
ことを特徴とする絞りプレス成形金型解析モデル生成システム。 - 前記ホルダ解析モデル生成部は、
取得された前記ホルダ情報及び前記ピン情報に基づいて、各クッションピンの前記曲げ剛性及び前記ねじり剛性を算出するジョイント剛性算出部と、
各クッションピンの基端位置を、該クッションピンの傾動中心となる前記仮想ジョイントの中心節点として設定するジョイント中心節点設定部と、
該ジョイント中心節点設定部によって設定された各中心節点に、前記ジョイント剛性算出部によって算出された前記曲げ剛性及び前記ねじり剛性を定義するジョイント剛性定義部と、
前記ブランクホルダの前記シェルモデルに対して各クッションピンを鉛直方向に投影した位置にある複数のシェル要素の頂点となる節点群を、各クッションピンによって支持された前記ブランクホルダの節点群として設定するピン支持節点群設定部と、
前記ジョイント中心節点設定部によって設定された前記仮想ジョイントの中心節点と、該中心節点を傾動中心とする前記クッションピンを鉛直方向に投影した位置にある、前記ピン支持節点群設定部によって設定された各節点群と、を互いに対応付ける中心節点節点群間対応付け部と、
前記ブランクホルダのクッション力を各仮想ジョイントに分配してその中心節点に割り当てるクッション力割当部と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の絞りプレス成形金型解析モデル生成システム。 - 前記ブランクホルダは、上面層が補強リブを介して下面層に支持された構造を有し、該下面層が複数の前記クッションピンによって支持されており、
前記補強リブの材料特性を取得するリブ情報取得部を有しており、
前記ホルダシェル要素データ取得部は、前記ブランクホルダの前記上面層を変形可能なシェル要素によってモデル化した上面層シェル要素を取得し、
前記ホルダ解析モデル生成部は、
前記補強リブの配置線情報を前記上面層及び前記下面層の位置に投影するリブ配置線情報投影部と、
前記補強リブを変形可能なシェル要素によってモデル化したリブシェルモデルを生成するリブシェル要素生成部と、
前記下面層のシェル要素を生成する下面層シェル要素生成部と、
前記上面層及び前記下面層の各シェル要素に断面特性を定義する上下面層シェル要素断面特性定義部と、
前記補強リブの各シェル要素に断面特性を定義するリブシェル要素断面特性定義部と、 前記補強リブのシェル要素上下端と前記上面層及び前記下面層とをそれぞれ接合する前記リブ上下面層接合部と、を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の絞りプレス成形金型解析モデル生成システム。 - 前記ホルダ解析モデル生成部は、前記クッションピンをその軸心方向に所定のばね剛性を持って伸縮可能であるものとして扱われるように設定する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の絞りプレス成形金型解析モデル生成システム。 - 前記ブランクホルダは、そのしわ押さえ面に絞りビードが形成されており、
前記金型解析モデル生成部は、前記絞りビードによる抵抗力を数値モデル化した等価ビードを用いる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の絞りプレス成形金型解析モデル生成システム。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載された絞りプレス成形金型解析モデル生成システムによって生成された前記金型解析モデルと、設定された解析条件とに基づいて、有限要素法によって絞りプレス成形の解析を行う成形解析部を有する
ことを特徴とする絞りプレス成形解析システム。 - ダイと、パンチと、複数のクッションピンによって支持されたブランクホルダと、を備えるプレス成形金型を用いた絞りプレス成形を有限要素法によって解析するための前記金型の解析モデルを生成する絞りプレス成形金型解析モデル生成プログラムであって、
コンピュータを
前記ブランクホルダを変形可能なシェル要素によってモデル化したシェルモデルのシェル要素データを取得するホルダシェル要素データ取得部と、
前記ブランクホルダの材料特性に関するホルダ情報を取得するホルダ情報取得部と、
前記クッションピンの位置、形状及び材料特性に関するピン情報を取得するピン情報取得部と、
取得された前記ホルダシェル要素データ、前記ホルダ情報及び前記ピン情報に基づいて、各クッションピンが曲げ変形せず、その基端部が仮想ジョイントを介して支持され、各クッションピンが鉛直方向に対して所定の曲げ剛性を持って傾動可能であり、かつ、その軸心周りを所定のねじり剛性を持って回動可能であるものとして扱われる前記仮想ジョイントを設定して前記ブランクホルダの解析モデルを生成するホルダ解析モデル生成部と、として機能させる
ことを特徴とする絞りプレス成形金型解析モデル生成プログラム。
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